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社運を賭けて開発中のフィリピンの巨大カジノリゾート(マニラベイリゾーツ:以下MBRと略す)での暫定カジノライセンス取得時の贈収賄疑惑に関しては、フィリピン司法省の1年以上の調査の結果、嫌疑不十分で不起訴となり何とか逃げ切った状況ですが、それ以外にも米ウィンリゾーツとの泥沼の訴訟合戦は未だに続いています。
ここで改めて復習をすると、ユニバEはかつては米ウィンリゾーツ社とラブラブの蜜月関係であり、仲良く手をギュギュッと握りながらハートトゥーハートでカジノホテルを経営していました。ところが、その後 ユニバEがフィリピンで単独でのカジノホテル運営を志したことから急激に、劇的に関係が悪化 しました。
そして2012年2月18日、ウィンリゾーツ社はユニバEの連結子会社であるAruze USA Inc.を株主として不適任であるとして、Aruze USA Inc. が保有するウィン・リゾーツ社株式(24,549,222株、発行済株式に対する持分割合:当時19.66%)を、同日のウィン・リゾーツ社株式時価の約30%の割引価格(つまり70%)で10年満期の長期受取手形(19億ドル=約2300億円)を対価として償還することを決定し、即日勝手に実行しました。 当然ユニバE側は「激おこぷんぷん丸」で提訴 し、現在地獄の法廷闘争が繰り広げられています。
つまり、 ユニバEがその蜜月時代に持っていたウィンリゾーツの株券は突然に一夜にしてシンデレラの魔法が解けてカボチャの馬車に変身してしまった のです。
そして 勝手に30%減価されて19億米ドル相当の債券にされてしまった この馬車は現在仕方なく取得原価の545億3400万円でバランスシート上に計上されています。ただ、今から7年後には ウィンリゾーツさえ元気ならば仮に裁判に負けても最低19億米ドル(約2300億円)がユニバEの元に戻って来る わけであり、かぼちゃの馬車には 実際には1700億円超の、これだけでカジノを1つオープン出来るくらいの巨大な含み益がある 状況に変わりはありません。またその問題の19億米ドルの債券の利息(年2%)も、ここまで3年間で裁判所に預けられたままではありますが合計で約135億円に積み上がってもいます。
ただしユニバEの絶対迷宮はもちろんこれだけではありません。昨年2015年にはMBRの開発資金に関して
を出したのですが、その 利率がなんと年12% という目を疑うほどに高いものであり、それが マーケットに「こんなに高い利率でしか資金を調達できないのか!!」 と 驚きと失望 を持って受け止められたことから株価が大暴落 しました。 そのダメージは極大かつ甚大 であり今に至るまで株価は全く回復していません。なおこのときの状況については、
にIRへの突撃取材の様子をまとめていますので未読の方は是非御覧下さい。
免責事項 : 当ブログは私が投資家として少しでも成長するための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。特にこのユニバEはやんちゃ度MAXです。また市場の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため本記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれもご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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