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失策の「オーバーシュート」を見抜く
トレンドには逆らわないよう順張りを基本としながらも、トレンドとは関係ないところで時折発生するオーバーシュートには逆張りで対処しているということです。
オリバー・ベレス&グレック・カプラの名著「デイトレード」の中に「トレーディングを成功させる能力とは、バカを探す能力である」という身も蓋もない、しかしながら真実を突いた金言があります。
筆者も全く同感で、相場巧者とは「失策に付け込む」のが上手い人だと考えています。
ここで改めて強調しておきたいのですが、トレンドには決して逆らわず順張りでいくのは大原則ながら、明らかなオーバーシュートによるミスプライスが起こった際には、逆張りで対処するという柔軟性が非常に重要になります。
換言すれば、順張りと逆張りという相矛盾する二つの手法を時と場合に応じて適宜使い分けられる者こそが上手(プロ)と言われるのがトレードの世界です。
そしてそれを可能にする「頭の切り替え」こそが相場巧者に共通する特質ですので、読者の皆さんにはこの「頭の切り替え」という言葉を常に意識していただきたいと思います。
良く
順張りと逆張りではどちらが良い投資手法なのか?
という議論がありますが、私は、
「市場心理に対して逆張りする」のが正解
だと考えています。
なので、
結果としての投資行動では、順張りする事も逆張りする事も両方ありますし、それが当然
だと思っています。
市場が悪材料に対して過剰反応していると思えば逆張りをする(≒バリュー投資)。
市場が好材料に対して過少反応していると思えば順張りをする(≒モメンタム投資)。
これが大切なことであると考えています。
市場心理に対して投資家として「正しく」反応できれば、順張りでも逆張りでも利益になります。
順張りの場合は分かりやすくそのまま
「モメンタム効果」
が発揮されるからですし、逆張りの場合は
「リターンリバーサル&フレッシュモメンタム効果」
が期待できるからです。両手法共に、
「生物としての本能に基づいた根深い、矯正することが困難な人間の行動バイアス」の弱点を突いた投資法なので、それで永続的な効果がある
んですね。
私は、
バリュー株として買い、グロース株として楽しくホールドし、モメンタムの消失と共に音も無く静かに去る
という
風と共に去りぬ殺法
を現在自らの投資の根幹理論としているのですが、これは言い方を変えると、
人間の根深い行動バイアスを利用して、その逆に、裏に裏に賭け続ける投資手法
であるということもできるんですね。♬
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