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さて今日は 2020~21主力株概況シリーズ です。
42位 7485 岡谷鋼機 (名1、2・8月優待) ◎◎
PF時価総額42位の上位銘柄は、江戸初期創業で中部財界のドン&名門商社の岡谷鋼機です。2015シーズン42位、2016シーズン34位、2017シーズン38位、2019シーズン42位と過去数年安定してPF上位で登場していますが、今シーズンもその地位を維持してここでゆったりと出てきました。
岡谷鋼機は
地元の名古屋では、
「嫁に出すならトヨタより岡谷の社員」と言われるほどの超名門企業
ですね。
(上記データは手持ちの週刊ポストの過去記事より引用)
ちなみにこれに関連して、2021年2月20日に東洋経済オンライン編集部による、「生涯給料の中部地区ランキング」という記事がありました。
このランキングの中で、岡谷鋼機の生涯給料は3億3950万円の3位であり、3億3570万円で4位のトヨタ自動車、3億0845万円で8位の豊田自動織機よりも上位に位置していました。
つまり、「嫁に出すならトヨタより岡谷の社員」という古くから地元に伝わる格言は真実だったということなんですね。!
(上記データは東洋経済オンライン編集部2021年2月20日の記事より引用)
そんな素敵な岡谷鋼機の現在の株価は8990円、時価総額874億円、PBR0.41、自己資本比率は47.5%、今期予想PER7.21、配当利回り2.5%(225円)、総合利回り2.7%(225+22=247円、優待米は1キロ440円で換算)で、優待は100株保有で2月株主に 愛知県産米5kgです。200株保有の場合は8月にも同じお米5kgが戴けます。更に長期株主優遇優待制度(100株以上の連続3年以上の保有で図書カードの追加)もあります。
愛知県のお米が美味しいなどとはあまり聞いたことがなかったのですが、この岡谷鋼機のはなかなかのクオリティです。
ちなみに
長期株主優遇優待の内容は以下となります。
100株以上を3年以上連続保有で、2月株主に2000円相当の図書カード
同じく100株以上を3年以上連続保有で、8月株主に1000円相当の図書カード
さて岡谷鋼機は指標的に強烈に割安で、かつ優待米も十分に美味しいエクセレントな銘柄です。また現在は名証1部所属ですが東証1部昇格への条件はほぼ満たしていると考えています。
しばらく前に「万年名証銘柄」で不人気の極み、陰の極だった
3232 三重交通グループホールディングス
が突然に「永い眠り」から覚めて名証1部から東証1部に昇格し、それに伴って株価が爆騰したことがありました。私はこの昇格イベントを狙い撃ちして超主力として勝負し、幸運にも巨額の利益を得たのですが、ここ岡谷鋼機も、
仮に東証1部への指定替えがあるようだと機関投資家の買い注文の殺到で株価急騰は必至
だろうと思います。(ただし現時点では残念ながら会社側にはその意思と意欲は1ミリも無さそうではあります。)
ちなみに先日も指摘した通り、現在名証1部に単独上場しているのは、
5461中部鋼鈑(PBR0.36×PER12.30=4.43)
6623愛知電機(PBR0.51×PER10.49=5.35)
7485岡谷鋼機(PBR0.41×PER7.21=2.96)
9402中部日本放送(PBR0.29×PER31.59=9.16)
の4銘柄しかないのですが、コロナ渦で業績を落としてPERが高くなっている中部日本放送を除くと、
「名証1部単独上場逆プレミアム」が効き過ぎており、 グレアムのミックス係数 が爆低で指標的に目が飛び出るほどに割安
です。ちなみに私は、 6623愛知電機
も先日紹介した通りポートフォリオ上位で保有しています。後の2つの
5461中部鋼鈑と
9402中部日本放送もせめてクオカードの500円でも優待でくれたら間違いなく大きく買えるのですが、優待新設をしそうな気配がないのが残念です。
さて、株式投資の世界では「大多数の投資家と同じ」発想と行動では決して勝ち残ることは出来ません。なぜなら、名著 マーケットの魔術師 システムトレーダー編
で、
マレー・ルジェーロ
が喝破した通り、
市場とは、大多数からお金を取り上げて、それを上位5%に与える仕組み。。。95%の人は人間本来の心理のせいでお金を失う。
とても厳しい所だからです。
その意味で、PFの一部にこういった超マニアック銘柄群の組み込みを検討するのは1つの良いアイデアではないかと思っています。いかがでしょうか?
2021主力株概況シリーズ 免責事項
2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
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