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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。493位 9731 白洋舎 (東S、6・12月優待) ○ PF493位は、クリーニング首位の白洋舎です。 現在の株価は2237円、時価総額87億円、PBR0.92、自己資本比率は27.8%、今期予想PER4.86、配当利回り2.2%(50円)、総合利回り2.7%(50+10=60円、優待はクオのみを額面換算)で、優待は100株保有で(1)1枚および(2)1枚または(3)500円相当 ((1)クリーニング30%割引券、(2)クリーニング無料券、(3)QUOカード)です。 白洋舎は何故かずっと持っていなかったのですが、「1枚なら買える水準だな。」と思って2024年9月2日に新規参戦しました。こういう見逃している優待バリュー株って結構あるんですよね。(汗)
Nov 23, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 492位 3087 ドトール・日レスホールディングス (東P、2月優待) △ PF492位は、傘下にFC主体の喫茶ドトール、『星乃珈琲店』を展開する日レスなどを持つドトール・日レスHDです。 現在の株価は2252円、時価総額1027億円、PBR0.96、自己資本比率は77.0%と鉄壁、今期予想PER14.85、配当利回り2.0%(46円)、総合利回り2.5%(46+10=56円)で、優待は100株保有で自社ポイントカード1000円相当などです。 ドトール・日レスHDは指標的には実に妥当な株価位置ですが、優待券もとても使いやすいですし、ポートフォリオ中位としては特に問題はないものと考えています。
Nov 22, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第6弾です。 今日は、第7章 さまよう心 から。 トレードという旅を含む人生の旅は、自分の弱さを探すことでもある。 この仕事は、ほかに類を見ない心理戦だ。勝ちたければ、今重要なことに集中しなければならない。残念ながら、 エド・スィコータ の言ったことは正しかった。 私は積極的に自分の内面をコントロールしようとしている。そのために、自分が市場で今日も勝てると再確認するための十分な自信を自分自身に与えなければならない。 そしてこの挑戦をより現実的にとらえるため、私は自分のトレードを世界に公開している。これまでなぜそれをしているのか意識したことはなかったが、最近ある人に質問されて気がついた。私がトレードを公開しているのは、自分のトレードに責任を負うことで、集中を維持できるからなのである。 負けや失敗はエゴを打ちのめすかもしれないが、それは成長するためのロケットの燃料にもなる。 私が言いたいのは、「正直になる」ということである。自分に正直になれば、自分1人のときでも、40人のアルコール依存症患者の前でも、そのほかのどんな状況でも、99%の人たちが考えていない第一歩を踏み出したことになる。そして、そのときはもう勝利への道を歩き始めているに等しいのだ。 私も定期的に 「ポートフォリオ含み損ランキング」 をブログで全世界に向けて公開しています。これは自らの投資家としての過ち・恥部をビロビロにさらけ出す行為で、正直ちょっと恥ずかしさはあります。 ただ、これを書くとものすごく精神的に浄化されますし、自分のポートフォリオの問題点が明らかになりますし、投資への集中度がクッと増します。 まさに、ホウガードが言う通り、自らのトレードを公開することは「成長するためのロケットの燃料」になるんですね。(続く)
Nov 21, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。491位 8157 都築電気 (東P、9月優待) ○ PF491位は、独立系で通信と情報システムが2本柱の都築電気です。 現在の株価は2450円、時価総額494億円、PBR1.09、自己資本比率は53.6%、今期予想PER10.82、配当利回り3.7%(91円)、総合利回り4.1%(91+10=101円)で、優待は100株保有で1000円相当、300株保有で2000円相当、1000株保有で3000円相当などの自社オリジナルカタログ商品です。 今日は私の100株優待品の選択例を見ておきましょう。 忙しい日に助かります。↓ さて都築電気は指標的にもほんのり割安ですし、ポートフォリオ中位としては特に不満はない株価水準です。これからも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Nov 20, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。490位 9467 アルファポリス (東G、3月優待) ○ PF490位は、Webに投稿されたライトノベルから人気作選び編集、書籍化し出版しているアルファポリスです。 現在の株価は2689円、時価総額260億円、PBR2.23、自己資本比率は84.3%、今期予想PER15.79、配当利回り1.2%(33円)、総合利回り1.8%(33+15=48円、優待品はメルカリ価格を参考にして1500円で換算)で、優待は100株保有で自社刊行書籍2冊(要申し込み)です。 アルファポリスは漫画が稼ぎ頭になりつつあり、成長力を維持しています。総合的に見てかなり上質の銘柄と思いますし、もう少しPF上位で戦えそうな気もしています。
Nov 19, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第5弾です。ここも最重要回の1つです。 今日も、第5章 人間の弱さとの闘い から。 ひらめきをもらう 2007年に、私のトレードのやり方を根本的に変えることになるある人(デビッド・ポール博士)と出会った。 彼は私のトレードに対する見方を変える発言をした。 要約するとこんな感じだ。「勝ちポジションを持っているときに、どこで利食うかではなく、どこで増し玉するかを考えてみてはどうか」 彼は基本的にすべてをひっくり返せと教えてくれた。含み益を抱えているトレーダーのほとんどが、どこで半分利食うかと考える。そして次に、どこで残りの半分を利食うか考える。 彼は、90%のトレーダーがこれをしていると言った。要するに、トレードで利益を上げたければ、ほとんどの人にとって難しいことをする必要があるということだ。 心理的に難しいことをしろ ポール博士は、勝ちトレードにはプレッシャーをかけろと言った。この教えは、本当にトレンドが始まるときに彼自身が観察したことに基づいている。 くー、この章は本当に勉強になりました。目から鱗がポロポロポロと沢山落ちました。 95%のトレーダーはその「人間的特性」のせいで必然的に負ける訳ですから、勝つためにはすべてをひっくり返して心理的に一番難しいことをしなくてはならない、ということですね。 それにしても「勝ちトレードにはプレッシャーをかけろ」と言うのは素晴らしい表現です。覚えておきます。(続く)
Nov 18, 2024
さて今日は当ブログ1番人気の2024~25主力株概況シリーズです。32位 7185 ヒロセ通商(東S、9月優待) ◎◎ PF時価総額32位の上位銘柄は、独立系の外国為替証拠金取引大手で顧客は小口の個人投資家が中心のヒロセ通商です。 現在の株価は3825円、時価総額262億円、PBR1.25、自己資本比率は15.0%、今期予想PER7.31、配当利回り1.3%(48円)、総合利回り2.6%(48+50=98円、優待品はヤフオク平均落札価格の額面の50%で換算)で、優待は100株保有で10000円相当の自社キャンペーン商品(食品などの詰め合わせ)などです。 毎回、とにかくすごいボリュームです。 「もしも家が狭かったら一体どーするんだ、こんなのリアカーに乗せて行商に出るしかないぞ。」という凶悪過ぎる物量攻撃で、最高ですね。(笑) ヒロセ通商優待を総評すると、「質より量」の圧倒的なボリュームを誇る、イケイケドンドンな昭和的な価値観の、パワフルで極上の優待内容であると最大限に高く評価しています。。。。。。 、、、さて皆様、ウォーミングアップはそろそろこのあたりで終わりでよろしいでしょうか? それでは長めの前振りが終わったところで、次はちょっと真面目な話をします。 今日は私がヒロセ通商をポートフォリオ上位で戦っている理由を改めてまとめておきましょう。1. しばらく前にアレキサンダー・エルダーの名著 ザ・トレーディング を読んでいた時に、 FX会社は構造的に利益が出やすい ことを学んで、元々FX業界に強い興味を抱いていた。そして、中でもヒロセ通商は利益率が非常に高く、美味しそうなビジネスをしている クオリティ銘柄 であることも以前から認識していた。要は、「ヒロセは金になりそうだな。」と感じていた。2. FX業界は各社による手数料(スプレッド)競争が熾烈で、既に行き着くところまで行きついた感がある。そういう中で、ヒロセ通商は「取引量に応じてLION FXオリジナル商品を太っ腹にプレゼントする」という、他社とはベクトルが大きく異なる「参加者おもてなし企画」を武器にして力強い成長を続けている。 しかも、キャンペーン商品のためにわざわざ「巨大な冷凍冷蔵倉庫を自前で建てました。」と前社長がインタビューで誇らしげに語るくらいで、完全に頭がぶっ飛んでいておかしいところ、「愚直に、真面目に、全力でおふざけしている」ところが最高に気に入った。 そしてヒロセ通商のホームページを見ても、「本気の、金属バット脳天直撃フルスイングの悪ふざけ」振りがダイレクトに伝わってくる。「FX会社なのか、食品会社なのか、一瞬分からない」まである。 そしてこうした「迷いのない、振り切れたおふざけ」が功を奏し、下記の通り、口座数の増加と顧客預かり証拠金の増大による着実な成長が続いている。(上記データはかぶたんプレミアムより引用)3. FX取引と言うのは、 「胴元であるFX会社が勝つように出来ている」 ので、参加者は「全員を平均すると、残念ながら負ける」運命にある。そういう意味では、FXと言うのは実際には「カジノ」に近い仕組みであると個人的には理解している。 という事は、FX会社にとって一番大切なことは、「お客様に楽しく快適に、そして出来るならばなるべく長期間取引をして貰い、かつ同時に精神的に満足してもらう」事ということになる。 そして、この 「FX会社≒カジノ運営会社」という視点で見つめ直すと、ヒロセ通商は「悪魔的に凄い会社」である ことが分かる。それは前述の「キャンペーン商品徹底バラマキ大作戦」もそうだし、大負けした投資家に対して、豪華な食事付きの無料勉強会=「プレミアム大反省会」を定期的に全国各地で開催して、そのメンタルケア及び情報収集に余念がない姿勢にも端的に現れている。「美味しいカ●は絶対に逃がさない」という強烈な意思を感じる。4. こういった様々な施策により、FX業界で長年に渡って最高の顧客満足度を誇っている。 以上、 収益バリュー ・ 成長バリュー ・ 優待バリュー の3拍子が揃い、トリッキー&斬新な魅力に溢れた、昭和的パワフル銘柄のヒロセ通商を引き続き応援していく予定です。。。。。。P.S. 尚、ここ7185ヒロセ通商に関しては、 奇想天外でトリッキーかつ株主思いのボリューム満点な優待内容が、「企業としての本質的な凄さ」をすっぽりと覆い隠してしまい、逆に現在の株価的な過小評価に繋がっている可能性がある と考えています。 私は生粋の筋金入りの「元祖優待族」として、これからも多面的に優待バリュー株を見つめながら、日々楽しく戦い続けていきたいと考えています。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 17, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第4弾です。ここから2つが最重要回ですね。 今日は、第5章 人間の弱さとの闘い から。 私のヒーロー チャーリー・ディフランチェスカは、夢とわずかな資金を持ってCBOTのフロアに降り立った。大学時代は競争の激しいアメリカンフットボールの選手だったが、それ以外に、彼がシカゴのピットで最大の米国債トレーダーになることを示唆するようなことはなかった。 、、、ある午後、ピンとくるものがあった彼は上昇相場で2時間トレードし、5000ドルを稼いだ。そこからチャーリーDの快進撃が始まった。彼はトレーディングビットの伝説となり、活躍は急死するまで続いた。 ウィリアム・D・ファルーンが執筆したチャーリーDの伝記に、彼の言葉が載っている。 自分が良いトレーダーになったと分かるのは、勝ちポジションを保有し続け、増し玉して勝ち切ったときだ。トレーディングビットには、長年トレードしながら勝ちポジションに増し玉したことがない人がたくさんいる。 勝ちトレードに増し玉できることは、トレーダーとして成功するための絶対的なカギとなる。これによって正しい行動が強化されるし、利食いたい衝動の対抗手段にもなる。私が勝ちポジションを保有しているときは、利食うかどうか悩む代わりに、自分に次のように問う訓練をしている。「どうすればこのポジションをさらに大きくできるか」 ホウガードの「どうすればこのポジションをさらに大きくできるか」と言う言葉は、喉元に刺さる強烈な表現でした。「成功したポジションを更に買い増しするためには、そういう風な心の持ち方をすればいいのか。」と感じました。 自分が尊敬する投資精神科医の アリ・キエフ博士 も、 思惑通りに運んだらポジションを積み増したりしなければならない。 と言っていて、私は「うん、それは頭では分かるよ。分かるけど、実際にやるのはめっちゃ難しいんだよなあ。」と感じていたのですが、今回のホウガードの考え方はそういう「常人としての心理的限界」を超えるために極めて有用だな、ずば抜けて良い発想だな、と深い感銘を受けました。(続く)
Nov 16, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。489位 3291 飯田グループホールディングス (東P、3月優待) ○ PF時価総額489位の中堅銘柄は、戸建て分譲住宅のガリバー&全国シェア3割で、パワービルダー6社が13年に経営統合して発足した飯田グループホールディングスです。 現在の株価は2261.5円、時価総額6341億円、PBR0.65、自己資本比率は54.2%、今期予想PER13.72、配当利回り4.0%(90円)、総合利回り5.2%(90+28=118円、優待券はメルカリ平均価格の4枚2800円で換算)で、優待は100株保有で「江の島アイランドスパ」温泉・プールエリア利用券4枚です。 飯田グループホールディングスは十分な総合利回りも出ていますし、PF中位としては十分に許容できる銘柄であると考えています。
Nov 15, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第3弾です。 今日は、第2章 トレーディングフロア から。 普通では負ける 一般の投資家のトレードに対するアプローチは本質的に何かが間違っている。社会で暮らす人はほとんどが精神的に安定した普通の人たちで、性格の違いはあるとしても、行動パターンはかなり似ている。 ゆりかごから墓場まで、朝から夜まで、今年から来年まで、平均的な人の思考パターン、行動パターン、希望や夢のパターン、恐怖や不安のパターンは驚くほど似ている。私たちは、そういう人を普通と言う。 もし普通がよくあるパターンで、普通の人がCFDブローカーで口座を開設して遅かれ早かれ資金を失うことになるならば、普通は単純にみんなということになる。つまり、普通の人はみんな負けることになる。 これは言いすぎだろうか。実は証拠がある。まずは、個人トレーダーのなかで典型的なCFDトレーダーの平均的な行動を見てみよう。 世界的に知られている大手CFDブローカーが公表している失敗率を見てみよう。 図表2.1 世界でトップ10に入るブローカーの統計を見ても、内容は変わらない。CMCマーケットでも、IGマーケットでも、ゲイン・キャピタルでもそれ以外の大手あるいは準大手を見ても同じことで、失敗率が70%を下回っているところなどない。 いやあ、これは最高ですねえ。「マーケットでは普通の人は勝てない。常識人は皆負ける。」と言うことを歯切れよく明快に指摘してくれています。ちなみに私はツイッターで資産自由億以上の投資家をたくさんフォローしていますが、語弊を恐れずに言うと「ほぼ全員が奇人・変人・狂人のいずれか、もしくは全て。」です。 ちなみにこのホウガードの視点に関して、名著 マーケットの魔術師 システムトレーダー編 (アート・コリンズ著、パンローリング社)の中で、マレー・ルジェーロ がほぼ同じことを違う表現で語っていました。ちょっと引用してみましょう。 市場とは、大多数からお金を取り上げて、それを上位5%に与える仕組み。。。95%の人は人間本来の心理のせいでお金を失う。 そう、マーケットとはそういう不可思議で残酷で過酷なところなのです。でもほとんどの本はそういう「冷たい真実」には口を固く閉ざして決して語ろうとはしません。綺麗事だけ言ってお金持ちになれるという幻想を無責任に振りまいています。ある意味「悪意の塊」です。 でもこのホウガード本は「誰も教えてくれないマーケットの本当のこと」をズバッと指摘してくれる、実に読者思いの親切な一冊なんですね。(続く)
Nov 14, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。488位 3382 セブン&アイ・ホールディングス (東P、2月優待) ○ PF488位は、国内流通首位のセブン&アイ・ホールディングスです。 現在の株価は2422円、時価総額63043億円、PBR1.56、自己資本比率は33.9%、今期予想PER38.54、配当利回り1.7%(40円)、総合利回り2.5%(40+20=60円)で、優待は100株保有で2000円相当の自社商品券などです。 セブン&アイ・ホールディングスはカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けていてざわついています。またつい先日にはMBOを検討しているという報道も出ました。 今後がどうなるのか私には全く分かりませんが、1つ言えるのは他のコンビニに較べて食べ物が圧倒的に美味しいということです。なので、ワイはセブン-イレブンが大好きです。 一体どうなるのか、事態の推移を楽しく見守っています。
Nov 13, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第2弾です。 今日は元気で勢いのある まえがき から。 失敗をどう受け止めるかが、人生の多くの場面でその人の成長と人生の行く末に非常に大きな影響を及ぼすと言ったらどう思うだろうか。 トレーダーの99%が、答えを探すところが間違っていることに気付いていない。テクニカル分析、ファンダメンタル分析、指標、レシオ、パターン、トレンドラインはだれでも知っているが・・・・多くの人が負けている。1%の人たちを除いて。 この1%の人たちがやっていて、残りの99%がやっていないことは何なのだろうか。 私がトレードで成功するためにやっていることで、多くの人がやっていないことは何なのだろうか。 答えは簡単であり、複雑でもある。 私は負け方がものすごくうまいのだ。 そして、トレードはうまく負けた人が勝つ。 うーん、いいですねえ。のっけから引き込まれますねえ。 さてこのまえがきでホウガードは非常に重要な指摘をしています。それは、「トレーダーの99%が、答えを探すところが間違っている」ということです。 私はこれまで多くの凄腕投資家を見てきました。彼らの使う手法は本当にさまざまですが、ほぼ全員に共通していることがあります。それは、「考え方、世の中の捉え方が全く普通ではない。常人とは完全に異なる。」ということです。つまり勝てる投資家と負ける投資家の違いは何よりもその「頭の精神構造」にあるということです。 ホウガードによる本著は、その「勝っている1%のギフテッド」の秘密にフォーカスした実に素晴らしい1冊です。それでは次回からはその真実に迫っていきましょう。(続く)
Nov 12, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第144位は、ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) です。今年2024年に発売された投資本の中では間違いなくトップクラスの1冊ですね。 最初に述べておくと、この本はマーク・ダグラスの歴史的金字塔 「ゾーン」 に連なる相場心理学に関する1冊です。本書の随所にゾーンの影響が感じ取れます。言い方を変えると「ゾーンの新解釈」いやむしろ、「ゾーン 最新章」 という感じの本です。 でもゾーンが発売されたのは2002年の事であり、それから既に20年の時が流れました。著者のホウガードはその後の相場心理学や行動経済学の進化を取り入れて文章化しており、そこにこの本の値千金の価値があると思います。 恐らくですが、投資初心者の方が読んでも「???」ということになると思います。壁にぶち当たっている中上級者向けのハードボイルドな1冊です。イメージで言うと、「なかなか資産1億円の壁を越えられない。」とか、「平均すれば何とかインデックスには勝てているけど、突き抜けた成績を上げられない。」と言う様な悩みを持っている投資家の方々に刺さるだろうな、と言う内容ですね。 最初に一言だけ言っておくと、著者のトム・ホウガードは「ガチで勝ち続けているスーパートレーダー」です。この人、マジで本物です。その辺の「実際には勝っていないなんちゃって投資家」とは一線を画しています。内容にはポエムっぽいところもたくさんありますが、ところどころに「あぁ、コイツはサイコパスのガチモンだな。」と感じる、とんでもなく凄い言葉が散りばめられています。 それでは次回からは、この本のベストオブベストの部分を見ていきましょう。(続く)
Nov 11, 2024
さて今日は当ブログダントツ一番人気の2024~25主力株概況シリーズです。31位 9057 遠州トラック(東S、3月優待) ◎◎ PF時価総額31位の上位銘柄は、住友倉庫の子会社で、東海、南関東地盤の総合物流を手掛ける遠州トラックです。前回の2022シーズンは6位でしたが、この1年間株価がヨコヨコで推移したことと、他の自分の主力株と較べた場合に相対的な戦闘力がやや劣ると判断して持ち株の1部を売却したことから、少し順位を下げてようやくここで出てきました。 現在の株価は2442円、時価総額184億円、PBR0.85、自己資本比率は55.9%、今期予想PER8.69、配当利回り3.9%(94円)、総合利回り4.3%(94+10=104円、優待メロンは実は超高級品で楽天市場で調べると1つ5000円!)で、優待は500株保有で2000円相当のクオカード、1000株保有で(1)4000円相当のクオカードもしくは(2)クラウンマスクメロン2個または(3)静岡産煎茶または(4)「治郎柿」などです。 遠州トラックの優待メロンは滅茶苦茶甘くて美味しいです。♬ 正直に言って、これまでの人生で食べた中で一番です。以前初めてもらった時に「これは異常にウマい。まるで口の中で超新星爆発が起こっているようだ。何かおかしいぞ。」と感じ、後で調べて「1つ5000円」もする超高級品だと分かったのですが、「ガツガツ食わずに、もっと味わって一口一口噛み締めて食べればよかった。」と激しく後悔しました。 そのためそれからはゆっくりと舐める様に味わって戴いていますが、毎回非常に美味しいです。口に含んだ時のあり得ないほどの水分量と甘み。これは異次元ですね。 今日はメロン以外の選択肢である治郎柿についても見ておきましょう。 「皇室献上指定園」って書いてある。高級そう。 なんか、厳かにおがくずみたいので覆われています。高級カブトムシみたいですね。 ハリがあってつやつやしてる。 とても美味しい柿だけど、ワイはやっぱりメロンの方がいいや。柿をディスってるんじゃなくて自分は凄くメロンが好きなんだな、と改めて思いました。 さて遠州トラックは成長力があり同時に指標的に割安ではあるものの、このところ株価推移は軟調です。その理由はアマゾンのデリバリーサービスプロバイダー(Amazonの日本法人「アマゾンジャパン」が提携する地域限定の配送業者のこと。)としての成長がついに止まったためです。 また超ドライで情け容赦のないアマゾンが荷物を個人事業者に直接委託する 「アマゾンフレックス」 を今後急拡大する方針であることから、逆に将来的にはバッサリと切られる可能性すらあるのではないか?とマーケットから不安を持って見られているためです。実際そういう論調の記事を多く見るようになっています。 下記の通り、アマゾンとの取引は高レベルを維持してはいるものの142億円程度で頭打ちとなっています。(上記データは第59期有価証券報告書P21より引用)(上記データは週刊東洋経済2021年8月28日号より引用) ただこれだけ取引量が増えたデリバリーサービスパートナー(DSP)をいきなり切って、アマゾンフレックスですべてを個人に直接委託するというのは全く現実的ではないでしょうし、遠州トラックの業績が急激に悪化することは無いのではないか?と個人的には考えています。(上記データは週刊ダイヤモンド2024年10月26日号より引用) EC(ネット通販)市場の拡大は悠久の大河の様な時代の流れですからね。また工業製品用部品や日用品軸に配送センター業務が増大していることもあり、下記の通り足元の業績推移も全く問題はありません。と言うか、むしろ売上高はジリジリと伸び続けています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 更に指標的に割安かつ業績好調な遠州トラックは、親会社で60.0%の株を持つ住友倉庫から見ても極めて魅力的な存在であると推測されるので、今の様な株価低迷が続けばいずれはTOBの可能性もあるのではないかとも感じています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 以上、成長力・指標的な割安感・優待力の「3種の神器」を併せ持った遠州トラックを引き続きポートフォリオ上位銘柄として愛でながら、楽しく戦って行く予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 10, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。487位 3196 ホットランド(東P、6・12月優待) ○ PF487位は、たこ焼き『築地銀だこ』が主柱のホットランドです。 実は結構いろいろなブランドを持っているんですね。最近は「おでん屋たけし」が増えている印象があります。↓ 現在の株価は2364円、時価総額512億円、PBR4.33、自己資本比率は46.2%、今期予想PER18.61、配当利回り0.4%(10円)、総合利回り1.6%(10+27=37円、優待券はメルカリ平均価格の額面の90%で換算)で、優待は100株保有で年2回1500円相当の株主優待券などです。 私は幼少の頃からたこ焼きが大好きだったので、その意味ではホットランドの優待券は実にありがたいです。ただ、ここのたこ焼きはカリッとさせるために表面に油をまぶしてあるのですが、これがワイの「THE初老」の胃袋には厳しくて一度に沢山は食べられないのが悩みの種です。ほんとだったら何舟でも行きたいんだけどなあ。。。 色々食べ比べたけど、シンプルな奴が一番うまいと思います。↓ さて2023年末の事ですが、近所のイオンを散歩していると銀だこの数量限定の福袋が売っていました。 しかもこの福袋、なんと優待券で買えると言うのです。! 使用期限も延ばせるしお得だし、これは正に「優待券ロンダリング」や。 世の中にこんなに美味い話があっていいのでしょうか? これが福袋の実物です。↓ 中身はたこめしの素+たこ焼き券など。↓ たこめしを作ってみました。 おいしーい。 たこめしお握りも抜群。たこと海苔が実によく合うんだよ。 さてホットランドは指標的には明白に高いですが、同時に優待パワーもめちゃめちゃ高いです。トータルで考えるとPF中位で余裕でホールドしていけるものと考えています。
Nov 9, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト143位 シュワッガーのマーケット教室 (ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2013年) の最終回第8弾です。 今日は、第5章 リスク以外にも関係するボラティリティ、レバレッジ型ETFの場合 から。 ほとんどの投資家は、ボラティリティが高くなるほどリターンが減るということを認識していない。 レバレッジ型ETFー期待したリターンが得られるとは限らない ボラティリティがリターンに悪影響を及ぼすことを理解していないと、投資家は突然、不快な目に遭うこともある。レバレッジ型ETFを買う多くの投資家がよい例だ。一般的に、2倍のレバレッジ型ETFを買う投資家は、相場が上昇すれば、レバレッジをかけていない同種のETFよりも2倍稼げると思い込んでいる。 しかし、この種のETFをある程度長く保有すると、相場が上昇したときのリターンは2倍に達せず、下落したときには損失が2倍以上になる。同様のことは、レバレッジをかけた空売り型ETFにも当てはまる。相場が下落しても利益は上昇分の2倍に満たないことが多く、相場が上昇すると2倍以上の損失が出がちだ。 この重要な点が良く分かるように、最も注目される株価指数であるS&P500のETFに焦点を合わせよう。図5.1を見ると、S&P500指数のETF(SPY)で2倍のレバレッジを効かせた投資は、2007~2011年にー4%だった。 一方、2倍のレバレッジ型ETFであるウルトラS&P500ETF(SSO)のほうは、同じ期間にー41%になっている。 つまり、レバレッジ型の指数ETFを買った投資家は、レバレッジをかけない指数を50%の証拠金で買った投資家よりも37%も損をしたのだ。両者が取っているリスク額は等しいように見えるのにもかかわらずである。 さらに驚くべきことは、ウルトラショートS&P500ETF(SDS)に投資した場合だ。相場が全体として下げていれば、このETFでは利益が得られると思ったかもしれない。 しかし、図5.2で示すように、レバレッジ型でかつ空売り型のETF(SDS)は、指数連動型ETF(SSO)でレバレッジをかけた場合よりもさらに損失が大きく、-58%になっている。指数の空売りでレバレッジを2倍にした場合は+4%の利益だったので、62%もマイナスだったことになる。 いやあ、レバレッジ型のETFの中長期パフォーマンスが悪いことは以前から良く知られてはいますが、それにしても酷いですね。 ただ不思議なのは、ここ日本でもレバレッジ型のETFを買って逆境にただひたすら励ましあいながらじーっと耐えるという「謎の友の会」に参加している投資家の方々が未だに散見されることです。新種の罰ゲームの一種なのでしょうか? さてこれでこの本の紹介は終わりです。シュワッガーらしい、クリアカットで知的に誠実な1冊です。未読の方は是非。(続く)
Nov 8, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。486位 6463 TPR(東P、3月優待) ◎ PF486位は、自動車用ピストンリング日系向け大手の一角のTPRです。 現在の株価は2393円、時価総額821億円、PBR0.51、自己資本比率は54.6%、今期予想PER9.44、配当利回り4.2%(100円)、総合利回り4.7%(100+13.2=113.2円)で、優待は100株保有でお米券3枚などです。 TPRは指標的に割安ですし、十分な総合利回りも出ていますし、PF中位としては非常に良い銘柄と思います。それにしても自動車関連の銘柄は今の市場ではとことん人気が無いですね。
Nov 7, 2024
色々忙しくて遅くなりましたが、11月の抱負です。アノマリー的には最高の季節の始まりですね。 さてマーケットでは昔から 11月は、1年で最高の数か月の到来を告げる。 11月は機関投資家の第4四半期の資金が市場に入ってきて、最高の3か月の初めとなるので、最もパフォーマンスが良い月のひとつに位置づけられる。 (出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P150) と言われています。また、 11月、12月、1月は最も良い3か月だ。株価が着実に上昇する可能性が高いだけでなく、上昇自体もほかの月に比べて圧倒的に大きくなることがある。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P149) こともあり、11月と言うのは、 「1年で最高の3か月」の始まりを告げる、祝砲轟く(とどろく)素敵な1か月 となります。 ということで、私は11月が大好きです。株が上がることが多いだけでなく、温暖化が進む現代では気候もちょうど良くて過ごしやすいですし、ご飯も美味しい季節ですから猶更ですね。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Nov 6, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 485位 1965 テクノ菱和(東S、3月優待) ◎ PF時価総額485位の中堅銘柄は、空調工事中堅のテクノ菱和です。 現在の株価は2333円、PBR1.00、自己資本比率は71.0%と良好、今期予想PER9.43、配当利回り4.3%(100円)、総合利回り4.6%(100+7=107円、優待品はメルカリ平均価格の700円で換算)で、優待は100株保有で3月株主に静岡県新茶(例年は30グラム、ただし極上品で実に美味しい。)です。 テクノ菱和は指標的にもまずまず安いですし、財務状態も良いですし、十分な総合利回りも出ていますし、とても魅力的です。ポートフォリオ中位としては全く問題のない銘柄です。それにしても空調工事関連にはいい銘柄が多いですね。
Nov 5, 2024
今日は通常の2021~24ポートフォリオ概況シリーズです。 484位 3395 サンマルクホールディングス (東P、3月優待) ○ PF484位の中堅銘柄は、全国にサンマルクカフェなどを展開するサンマルクHDです。ここは2013年27位、2016年24位と過去には準主力級で戦ったことのある銘柄ですが、この数年かつての輝きが見られず、無念の「優待株いけす堕ち」となりました。 現在の株価は2291円、時価総額522億円、PBR1.55、自己資本比率は63.6%と良好、今期予想PER21.29、配当利回り2.3%(52円)、総合利回り3.6%(52+30=82円、優待カードはメルカリ平均価格の3000円で換算)で、優待は100株保有で「ほとんどのお店で飲食代金20%割引になる魅惑の株主優待カード」です。 毎年、こんな感じで優待カードの色が美しく移ろっていくのもとても魅力的ですね。♪♪♪ さて、サンマルクカフェは全国各地にたくさんあるので、財布に株主優待カードを入れておくと、 いつでもどこでも誰とでも、お得に気軽に小粋にお茶が飲めて本当に重宝 します。「株主であることの御褒美」を日々しみじみと実感しながら幸せに暮らせるんですね。 当然これからも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Nov 4, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト143位 シュワッガーのマーケット教室 (ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2013年) の第7弾です。 今日は、第4章 間違ったリスク評価 から。 何も測らないほうがまし 投資家が破滅的な損失を被ったときはたいてい、リスクを測る尺度を持たなかったからではなく、リスクを正しく測っていなかったことが直接の原因だった。 不完全なリスク測定は、リスクを何も測らないときとは比較できないほど、とんでもない事態を引き起こすことがある。 VaRの問題点 VaR(バリュー・アット・リスク)は、最悪の状況で被る可能性が高い最大損失を推定した値である。VaRは、ある高い信頼水準(通常は95%か99%)で一定期間に被る可能性がある最大損失、と定義できる。 例えば、99%の信頼水準で1日のVaRが3.2%の場合、1日の損失が3.2%を超えるのは100日のうち1日だけと予想される。 VaRは将来のボラティリティや相関水準が過去と変わらないという前提に立ったうえでの推測値である。しかし、この前提が著しく不適切になることは珍しくない。例えば、VaRで判断するかぎり、高格付けのサブプライムモーゲージ債から成るポートフォリオは、2007年前半でも非常に低リスクだった。それらの債券価格が当時は極めて安定していたからだ。VaRは過去の値動きから分かるリスクしか反映しないため、これらの債券に固有の破滅的なリスクについて、当時はわずかな手掛かりさえ示さなかっただろう。 VaRは、車を時速60キロ以下で走らせているときには極めて正確だが、それを超えると低い数字しか示さないスピードメーターに似ている。正確さが最も要求されるときに、危険なほど間違えるのだ。! VaRは最大riskの尺度を統計学に基づいて提供するため、ポートフォリオのリスクについて、投資家に根拠のない安心感を与えるかもしれない。この意味で、リスクを測るのにVaRに頼りすぎるのは、まったくリスク尺度を使わないときよりも危険なことがあるのだ。 このVaRに関するシュワッガーの説明は滅茶苦茶分かりやすいですね。VaRが「いざと言うときに役に立たない怪しい数字」であるという認識は以前から持っていたのですが、今回改めてそのカラクリを学ぶことが出来てとても良かったです。(続く)
Nov 3, 2024
* 今日の日記は、プライベートな備忘録となります。投資とは直接の関係はありませんので、読み飛ばして頂いて構いません。 * お酒を飲むのを止めて4か月が過ぎました。これは健康寿命を少しでも伸ばして投資家として一番大切な「複利のマジック」を最大限享受するため、そしてその手っ取り早い目標として体重を管理する・少しでも減量することが大きな目的でした。 きっかけは複数あったのですが、1つには敬愛していた経済評論家でそのウイスキー好きで知られていた山崎元先生が若くして食道がんで亡くなられて大きな衝撃を受けたことがありました。先生はブログを拝読していると以前からウイスキーをストレート(原液)でぐびぐび飲まれていたようで、「うーん、これはやっぱり可能ならばお酒は止めた方が長生きに繋がるか。」と痛切に感じたのです。 人間が口にする物の中で体に悪いよ、発がん性があるよ、とされているものにはハム・ベーコン・ソーセージなどの加工肉製品や赤身肉、糖分が多かったり精製具合が過剰な白パンや白米がありますが、それらと較べてもアルコールの加害性・障害性は煙草と並んでダントツ&レベチであり、ついに観念したということです。 後自分が凄腕だと思う投資家の方々がほぼ全員スリムで締まった・節制の効いた体型をしているのに、自分だけ長州力的なフォルムなのは純粋にカッコ悪いな・ダサいなと思ったこともありました。「自分の体型のコントロールも出来ないのに、そんなやつにポートフォリオのコントロールが出来る訳ないよな。」としんみりと感じたのです。 さてやっているのは以前は1日に2本飲んでいた350mlの酎ハイを止めただけです。ご飯はいつも通りに食べています。ただ以前は夜飲むお酒の事を考えて白米をほんの僅かしか食べない日もあったのですが、今はお酒を飲まないのでその分いいかなと思ってむしろたくさん食べているくらいです。 さて次に投資家にとっての必須科目とも言える筋トレに関してですが、禁酒以前からずっと週2回、合計100~120分程度の中強度のマシントレーニングをしています。お家に業務用のオールインワンラックやレッグプレスマシン、可変式ダンベルやトレーニングベンチなどを置いているので、それらを使って毎回全身を鍛えています。 ローイングやバービースクワットなどの有酸素運動も組み入れ、毎回持ち手を様々に変えて懸垂をするなど、必ず10種類以上のトレーニングをメニューを変えながら行って、飽きが来ないように楽しく続けています。この中でも懸垂は特にコスパが高いと思っていて、最近では「持つ位置を変える×それぞれ順手と逆手」の合計8種類くらいのいくつかを毎回ランダムでやるようにしています。 ちなみにトレーニングの時間ですが、 週に130~140分を大きく超えると逆に寿命が縮まるというデータが出ている ようなので、それも考慮に入れて最適な時間を設定してます。そこにギリで届かない所、100~120分くらいを目安にしています。 最後に肝心の体重ですが、4か月で日によるけど平均で2.5キログラムくらい瘦せました。ズボンのベルトの穴が大体1穴手前で入る様になりました。 イメージで言うと、「大長州力から中長州力」くらいになりました。お酒を止めた以外のライフスタイルには変化はない訳なので、これは純粋に禁酒の効果ということになります。お酒のカロリーっていうのは本当に高いんだな、と日々実感しています。 禁酒直後に較べると体重の減り方がマイルドになってきている感じがします。限界が近いのでしょうか? また1か月後にどうなったかを報告する予定です。
Nov 2, 2024
さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP30銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位21位 4365 松本油脂製薬 「THEいぶし銀」の実力派ですね。22位 7516 コーナン商事 コーナン商事からは良い意味での「ケダモノ臭」がするのがいいですね。23位 9305 ヤマタネ カタリスト豊富で非常に良い銘柄ですね。24位 9027 ロジネットジャパン まずまずの成長力・指標的な割安感・実用的な優待の3拍子が揃った最高にクールな銘柄ですね。25位 8119 三栄コーポレーション 業績の回復した三栄コーポレーション。元々高い優待パワーを誇る銘柄ですからこれで「鬼に金棒」ですね。26位 7485 岡谷鋼機 ワイが笑顔で岡谷家家臣から離脱できる日は果たして本当に来るのでせうか?27位 7614 オーエムツーネットワーク ここは「食肉小売業」として見てもまずまず安いですが、「外食優待株」として捉えると破格に安いと思いますね。28位 255A ジーエルテクノホールディングス 旧ジーエルサイエンスも旧テクノクオーツもとても良い会社でしたし、統合後の新会社の更なる飛躍に期待しています。29位 8341 七十七銀行 私の「優待地銀株バルクプロジェクト」の中で最上位の一角を占める大切な銘柄ですね。30位 7551 ウェッズ 私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄ですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP30銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 1, 2024
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