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征野三朗さん
わくわく303さんKeyword Search
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神話とは昔から伝えられてきた物語で、多くは神や英雄の行動を元にして、自然現象や文化的慣習を説明するものと定義できる。私が受ける質問の数の多さから言うと、最も人気のある神話は、いわゆるドルコスト平均法(DCA)だと思う。

学術的に考えれば、このどちらかが勝てる戦略かという質問の答えは昔から決まっている。
ザ・ジャーナル・オブ・ファイナンシャル・アンド・クアンティテーティブ・アナリシス誌の1979年6月号に、シカゴ大学のジョージ・コンスタンティナイド教授が「ア・ノート・オン・ザ・サブオプティマリティー・オブ・ドル・コスト・アベレージング・アズ・アン・インベストメント・ポリシー」という論文を発表した。 コンスタンティナイドはこのなかで、ドルコスト平均法は1回で投資するよりも劣る戦略だということを示した。
そして、このことは、1992年にジョン・ナイトとルイス・マンデルの「ノウバディ・ゲイン・フロム・ドル・コスト・アベレージング」という論文でも確認された。
、、、どれもドルコスト平均法よりも、最適なリバランスとバイ・アンド・ホールド戦略を支持している。

S&P500は1926年1月~2010年12月に月ごとで見ると60%がプラス、年ごとで見ると70%がプラスのリターンだった。2022年まで更新しても、それぞれ63%と73%がプラスだった。
つまり、勝率を高めたければ、答えは明らかである。

残念ながら、たくさんの証拠があっても、投資家やアドバイザーがドルコスト平均法を勧めるのをよく耳にする。彼らは、証拠について知らないか、単純な理論を分かっていないかのどちらかだ。

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