みきまるの優待バリュー株日誌

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Sep 19, 2025
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カテゴリ: 投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト150位




 ブラックスワン(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社、2009年)




 の好評第7弾です。



















 ​
人間の本性、幸せ、そしていちどきに報われる



 9年に渡ってまったく稼げず、それに続く1年で100万ドル稼いでも、同じ額を同じ期間にわたって毎年等金ずつ、つまり10年に渡って10万ドルずつ稼いだ場合ほどには嬉しくない。同じことが逆の順番でも成り立つ。最初の年にがっぽり稼ぎ、その後まったく稼げないと、喜びはかなりの速さで衰える。税金の還付と違って、快楽の残高は将来にあまり持ち越せない。



 実際のところ、幸福はいい気分の強さより、いい気分になった回数のほうにずっと強い影響を受ける。



 だから、楽しく暮らすには小さな「ポジティブ感情」をできるだけ長い間にわたって均等に配分するのがいい。まあまあのいいニュースがたくさんあるほうが、ものすごくいいニュースが1回だけあるよりも好ましいのである。



 だから、「快楽計算」と呼ばれる狭く定義した会計的な観点でいえば、大勝ちを狙いに行くのは割に合わない。母なる自然は私たちを、こっちでちょっと、あっちでまたちょっと、といったような、安定した少額の報いが頻繁に続いて起こることのほうに喜びを見出すようにつくった。何千年もの間、私たちが得る満足といえば、飲んで食べて(ついでに、もっとこっそりやる例の営みに精を出して)といった、より原始的なことだった。私たちはそういうことを頻繁にやらなければならず、しかも満足感はすぐ消えてしまう。












 はい、これはそのまま優待バリュー投資手法の魅力の源泉の説明になっています。





 たくさんの銘柄を保有し、届く封筒を「あー、めんどくさいなー」とボヤキながらぼんぼん開けて、クオカードや各種優待券をちょこちょこ回収し続ける、年中常に頻繁に少額の報酬を受け取り続ける、そして届いた果実を消費するためにこれまた忙しくせわしなくお出掛けしてコマネズミのようにちょこまかちょこまか行動し続ける。





 こういう「マイクロバブルみたいな小さな幸せ」が日々絶え間なく発生し続ける「優待族の生活習慣」は人間にとっての幸せの発生装置である、だから楽しいし長続きするということなんですね。(続く)










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Last updated  Sep 19, 2025 01:09:37 PM


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