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先日、預かっている猫を連れて、原発事故避難中の義兄、姪を訪ねてきました。幸い、彼らは仮設住宅ではなく、一般の借り上げ住宅で暮らしていて、義兄は、最近まで村会議員を務めていて、村でも資産家であった関係もあり、割と裕福な暮らしができているのですが、仮設住宅に避難中の避難民で職を失った人たちは、そうは行きません。義援金をもらったことをきっかけに、逆に一家離散になった例も少なくないようで、端から見ればばかげているのですが、当事者はそこまで考える精神的なゆとりを失っている場合も多いようです。ニュースでも報道されましたが、就職するより、失業手当をもらっている方がお金になり、家族を抱えていると、逆にそうしなければ生きていけない例もあるのです。一方、働かずに金をもらえると、それに甘える例も出てきています。就労意欲を失わない配慮が必要だと痛感しました。幸い、妻の実家の村では、仮設避難民は、集落ごとに集まっていて、一種の大家族が形成されていますから、孤立が心配されることも無く、就労意欲の点でも、離散した地域の人々よりも失わずに済んでいるように思われました。みんなで何とかしようとする環境は大切です。さて、今回訪ねてみたら、妙な配給品を見せられました。被災者に配られたものだと言うのですが、中身は、消毒用アルコールのスプレー、消毒石けんのセット、普通の石けんのセット、風邪薬のセット、敷き布団カバーのセット、一般的とは思えない幅60センチのラップ、日本語表示ではないため、中身が何かわからない缶詰(英語表示の部分を私が訳してみたら、大きめのツナ缶でした。)等だったのです。風邪薬はともかく、消毒用アルコールスプレーと消毒用石けんのセットは、仮設住宅はともかく、普通の環境にいる者の場合、余り必要とは思えませんでしたし、他のものにしても、必要なものではないからいらないと言われ、もらって帰ることになりました。支援物資、何が本当に必要で、何が本当に役立つのか、避難している人々の環境もいろいろですし、難しいものだなと改めて考えさせられるできごとでした。当分我が家の避難猫たちが、本当の飼主の元に帰ることはできないようですが、一部の避難地域は帰村を発表していますし、放射線濃度自体は安全レベルまで低下していますから、生活環境を整備した上で、帰村が実現することを祈っています。画像は、震災後無人の村に放置された母猫から生まれ、昨年6月に母猫と一緒に保護してきた子猫たちの、現在(生後約8ヶ月)の姿です。(後ろの左側のキジトラ猫は、10年前にカラスに喧嘩を売っていたところを保護してきたコマチおばさんです。)
Jan 30, 2012
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広島、兵庫、北海道の12日間出張ツアーが無事終わりました。しかしまあ、晴天で気温10度を越えた広島県福山市から、気温8度ながら風で寒かった兵庫、大阪、そして、気温3度、みぞれの羽田乗り継ぎで、晴天ながら氷点下10度、積雪の北海道の帯広と、なかなかできない移動経験をしました。帯広では、4日の滞在中3日目は一日中雪で、最終日に帯広空港まで無事たどり着けるか心配でしたが、道路は見事に除雪されていました。しかし、そのために、帯広駅前などは一晩中除雪作業をしていましたから、ホテルに泊まっていても結構騒がしく感じました。この除雪、半端じゃなく経費がかかりそうなので、帯広市の職員に聞いてみたところ、今回のように多量に降ると、1日の除雪に1億かかるとのことでした。今回の寒波で、全国的に、除雪費用の確保が大変なようです。帰りの24日午前の帯広羽田間、気流の状態もよく、下界がよく見えました。見事な日高山脈の雪景色が見られましたし、途中福島まで雪景色でした。大震災1週間後に羽田から北海道に飛んだ時、三陸沿岸の平地が見事に更地になっていて驚きましたが、今回見ても、多くは更地ならぬ雪原になっていましたから、復興はまだまだのようです。面白かったのは、我が家の那須近辺は雪が無く、東京に近づくとまた雪景色に変わったことで、寒い那須よりも、東京の方が雪が多量に降ったようでした。東京から逆戻りする形で那須の我が家に帰ってみると、気温はプラスの3度、流石に帯広から帰ってくると暖かく感じましたが、室内は北海道よりも寒い。逆に、北海道って、なんであんなに暖房を効かせるのか、少々理解に苦しみました。仕事中も、余りに暑いので、私はせっせと暖房温度を下げて回っていました。もっと省エネを考えるべきではと考えさせられましたが、エネルギー問題で、一つ笑えることもありました。帯広競馬場、ソフトバンクの子会社が運営を請け負っており、孫社長が太陽光発電を北海道でとぶち上げた一環なのか、場内に太陽光パネルがずらっと並んでいました。ところが、雪が降ると見事に埋まってしまい、全く発電しません。雪を融かすためには、自然に雪が融けるまでに発電する量以上の電気を消費しますから、融けるまで放置されていたわけです。太陽光発電、暑くても発電効率が落ちるから駄目で、実際アフリカの砂漠地帯では、太陽光パネルの代わりに太陽熱温水器のようなものでオイルを温めて循環させる発電方式をとっています。太陽電池、寒くて日照が多いのが理想と、少々矛盾するわけで、単純に寒いから北海道がよいというものでもないのです。また、原発は40年はもちますが、太陽光パネル、今のところ20年ぐらいの寿命のようですから、まだまだ代替エナジーにはほど遠いのが現状のようです。まずは、精々節電を心がけるぐらいが現実的なのでしょう。画像は、帯広競馬場の太陽光パネル群です。ようやく雪が融けた状態ですが、1日前には完全に雪に覆われていました。
Jan 26, 2012
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大阪から、羽田乗り継ぎ便で北海道の帯広に移動してきました。しかし、温度差が凄い。今朝の大阪は雨がぱらつく曇り空、気温は10度、途中の羽田はみぞれで気温3度、帯広空港は、晴れの昼間なのに、何と零下10度。帯広市内でも、零下5度前後でしたが、風がないためか、それほど寒くは感じませんでした。15時頃着きましたから、その後1時間半ぐらい市内を歩き回ったのですが、周囲は雪原ですが、雪というよりは、氷の世界でした。歩道はある程度除雪されていましたが、半分ぐらいは凍結していました。しかし、岩手県奥州市の路面よりも、むしろ滑りませんでした。車と一緒で、零度から零下5度ぐらいまでが一番滑りやすく、それよりも低いと逆に滑りにくくなるようです。でも、冬の北海道、市内でも歩いている人は希です。10年ぐらい前のことですが、散歩している内に暗くなって、方角がわからなくなったので道を聞こうにも誰も通りかからず、犬の散歩に出てきた人に聞いてようやく駅の方角向がわかったことがありました。寒い冬に散歩しようなんて酔狂な人はいないと思いますが、散歩するなら、地図で確かめてからにしましょう。画像は、帯広郊外の雪原です。夏は畑ですが、冬は一面の雪原と化します。
Jan 20, 2012
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大阪に来て、昨日は1日休日だったため、娘を連れて京丹波の家の様子を見に行ってきました。山陰線の駅から歩いて20分ぐらいの所とは言え、山陰線自体が園部より先は1時間1本の世界ですから、時間節約のためにもレンタカーを利用せざるを得ないのです。昨年から愛用しているのはニコニコレンタカー、これ、車は中古車ですが、とにかく安い。免責補償を加えても、12時間3575円、ちょこっと借りるには最高です。今回も、というか、結構対象の中古車はヴィッツかマーチが多く、ヴィッツを借りて大阪から往復約180キロの旅をしてきました。折角娘を連れて行くのですから、まずは箕面の勝尾寺にお墓参り。見晴らしのいい山の中腹ですから、曇り空でも結構の寒さでした。その後京丹波の家に着くと、家の周りには雪が残っていました。玄関をふと見上げると、今時珍しい丸い磨りガラスのカバーのついた電球の付け根が外れてぶら下がっていました。LED電球に変えようと持ってきたのですが、この状態なら防犯用のセンサー付きLEDライトに交換した方がよさそうなので、とりあえずひもでくくってきました。枯れ草とは言え、一応草刈りもして、室内も少し掃除して、最後にお隣2件にご挨拶。皆さん70オーバーのご老人で、一人は結構お元気でした。しかし、もう一人は寒いし体が少し不自由になったからと、駅近くの診療所併設の老人健康施設に入っているとのことで、帰りに立ち寄ってご挨拶してきました。笑えるのは、二人とも30年前の私の妹と連れて行った娘が妙に似ているので、混乱したこと。娘ですと紹介すると、「ああ、そうやったわあ、昔の妹さんにそっくりやから、間違えたわ。」と笑っていました。夜、その妹に電話すると、昨年彼女が行った時、ずっと私の娘と思われていたとのことで、段々話がかみあわなくなり、娘さんと同級生ですよと言ってようやく私の妹と理解してもらったとのことでした。結局それだけで帰ってきましたが、帰ってきてから、水栓を閉め忘れたことに気付きました。まあ、凍結するとしたら、屋外水栓の部分だけだし、大したことにはなるまいと思いつつ、大阪在住の妹に、行く機会があれば締めて置いてくれと頼みました。(それで、人違いの話が出た。)なかなか機会がありませんが、行く度に、もっと手入れしなくてはと何時も思う家です。画像は、勝尾寺本堂近くから見下ろした光景です。名物のだるまみくじのだるまさんが、いろいろな所に並べられています。
Jan 17, 2012
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昨夜、広島県福山市から大阪に移動してきましたが、大阪は暖かく感じました。さて、昨日15日の午前9時15分、我が家の猫たちの最長老だったミュウが、18年の生涯を閉じました。私が出張に出発した13日の夜から急に具合が悪くなったと聞いていましたが、最後は妻に抱かれて静かに息を引き取ったとのことでした。ミュウの場合、大往生と言ってよい年齢でしたし、最後は右目が白内障で見えなくなっていました。それでも、飼主にそれほど負担をかけることなく、昨年のギャーコに続き、飼い主孝行の死に方だったと思います。我が家の猫たち、1匹減っても26匹の大所帯です。ミカンとボコタも17歳ですから、何時死んでもおかしくない年齢で、これからも、悲しいお別れが控えています。画像は、まだ元気だった頃のミュウです。し、
Jan 16, 2012
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今、広島県の福山市にいます。実は先週もこちらに来ていたのですが、ブログを更新しようかと思ったら、ホテルのインターネット回線が、電話工事をしたところ、全面不通になってしまったため、さぼりました。おかげで、大分広くていい部屋に変えてもらえてラッキーでした。(それでも使えませんでしたが)さて、今年は大変寒く、我が家、猫が27匹に増えたこともあって、ホットカーペット、エアコン、ストーブ使いまくりの生活です。ところが、今朝出がけに電気使用量のチェックが入ったので見ると、昨年比22%減の優秀な成績でした。以前にも触れましたが、我が家、そんなにこまめに節電しているわけではありません。昨年から変わったことと言えば、照明器具を9割方LED化したことと、この冬になってから、窓等の断熱対策を拡充したことぐらいです。照明器具については、LED電球と共に特価2万円前後の天井シーリングを取り寄せ、全て自分で交換してすら総額12万ぐらいかかりましたが、思った以上の効果があるようです。窓の断熱対策はと言うと、カーペットの下に敷くアルミ蒸着断熱素材を、窓のサイズに細工して夜、日が陰ったらはめこんで二重にカーテンを閉める、それぐらいのものです。ちまちまと節電コンセントを使ってもほとんど効果は無さそうですし、エアコンは、下手に電源を落とすと故障の原因になりますから、むしろこれらの方法をお勧めします。今週末こちらで仕事の後、来週月曜日に京都の実家に立ち寄り、その後3日間兵庫で仕事の後、何と北海道に飛びます。そのため、自分の断熱対策(防寒対策と言うべきか)で、ダウンのコートを着てきたら、少々効果がありすぎてあっちっちでした。去年から、北海道に出張した者が二人続けて倒れていますし、私自身も昨年、一昨年と、2年続けて北海道で具合悪くなっていますから、要注意です。無理しないように、のんびりすることにします。さて、明日からセンター試験ですね。私はセンター試験どころか、共通一次すら知らない世代ですが、国立一期、3日連続一発勝負試験でした。試験なんて、自分の実力を発揮する、それ以上でも以下でもありませんから、むしろ気楽に臨んでもらいたいと思います。画像は、日だまりの子猫たちです。正確には、子猫4匹と年増のコマチです。
Jan 13, 2012
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少しさぼっておりましたが、正月三が日は我が家でのんびり過ごし、4日5日と珍しく?東京の事務所に出勤、今日はようやく12月18日分の振替休日です。昨年を振り返って見ると、偶然と言うのか、ある種必然だったのか、家内の実家が福島第一原発事故の避難区域内だったことから、大震災とともに、原発事故関連での間接的関わりを持つ機会の多い一年でした。我が家の那須、むしろ避難区域よりも放射線量自体は高いのですが、それでも精々7マイクロシーベルトですから、別に気にする積もりはありません。ラジウム温泉に入っている、あるいは飛行機で飛んでいる状態が普段よりも長い程度の線量なのですから、気にする方がおかしいと思います。むしろ、人体に対する影響からいえば、携帯電話を使いまくっている人が電磁波から受ける影響の方が危険なはずで、騒ぎすぎとしか思えません。チェルノブイリ事故の被害者も、放射線量そのものよりも、親が不安になったり、騒いだりする方が子供に対する影響が大きいと証言していましたし、セシウムについては、アメリカまで飛んでいったぐらいですから、日本どこに居ても大した差はないとも思っています。また、実際に6月に避難区域を訪れた経験から言うと、どこぞやの政治家が言った言葉と反対で、自然は本当に生き生きとしていて、人間が居ないことが如何に自然に優しいかを証明したような状況でした。つまり、たった3ヶ月間人間が居なくなっただけで、豊かな自然が戻っていたのです。これまで、都会から来た人による大変迷惑な乱獲によってとれなくなっていたキノコも、昨年は誰もよりつかなくなった結果、大豊作だったのです。もっとも、キノコは周辺の腐葉土から栄養分を吸収した結果生体濃縮しますから、放射性セシウムは2万ベクレルといった数値を記録していたそうです。でも、収穫して食べた人は、「何時もの年よりもうまみがあっておいしかった。」と証言していました。除染も変な話で、大して危険でもない放射線量の土砂を集めたらどういう結果になるか、頭で考えればわかりそうなものなのですが、何故するのでしょう。放射性セシウム、広島、長崎の研究から、3年も放っておけばほとんど外部には移行しなくなるし、8年もたてばほぼ無害化されるのですから、金かけてまで掘り返す必要性があるのか、疑問に思います。まして、自分の所には貯蔵施設を作らせない、他からの受け入れも駄目などと大変自分勝手なことを全国の住民が言い出せば、そもそも除染作業自体できなくなると思うのですが。原発停止も同じで、エナジーレベルの高い燃料ほど事故が起こったら大変なことは認めますが、再生可能エナジーは、狭い日本で、これから対策したとしても十分な量を確保できるのははるか先の話です。ドイツは、元々風力や太陽光発電についてかなりのインフラを持っていたから、原発を何基か止めたら割合こそ逆転しましたが、足らない分はフランスから原発の電気を買い込んで賄うわけですから、正直意味があるのか疑問です。今までの原発事故の頻度からして、原発を停止するよりも、当面の代替エナジーを石油天然ガスに変える事の方が、大量のCO2を発生させ、大きな環境汚染を引き起こすと思うのですが、何故その辺まで考えないのか、これまた不思議に思っています。民主党政治については、正直あほらしくて見ていられない状況です。沖縄の普天間基地移設問題などは、国家間の合意事項である日米合意をひっくり返す非常識なマニフェストを掲げること自体問題ですし、それを真に受けて支持する方もアホですし、アメリカに行って、合意通りにするからトラスト・ミーと言ってきて、帰国したら反対のことを言う某首相たるや、嘘つきとしか言いようがありません。アメリカ議会は、普天間基地の辺野古移設が明確にならないと、海兵隊グァム移転の予算も計上しないと言っているだけなのに、それを普天間移設反対であるかのようにねじ曲げて報道する新聞社までいることも大きな問題です。八ッ場ダムについても、関係都県の民主党議員の多くは建設に賛成していたのに、党内の合意もへったくれもなく、建設反対のマニフェストを掲げたことも非常識です。また、関係もないのに、わざわざ地元の人たちに苦情電話をかけまくったり、嫌がらせをしに地元に押しかけた人々の常識も疑います。労働基準法を無視して、国家公務員の給与を削減するとの公約を掲げ、それを予算に充当するから、子ども手当も高速無料化も可能と、取らぬ狸の皮算用マニフェストを掲げたことも非常識です。大震災というアクシデントもありましたが、散々批判していた国債依存予算を更に推進してしまっているのですから、これも公約違反としか言いようがありません。それ以上に、それを信じて民主党を支持した国民が馬鹿ですが。さて、今年はというと、実は私の予知?上は来年以降の存在は微妙なところなので、何と表現したらよいのか、よくわからないでいます。元々、3年前に死ぬのが当初の運命だったようですから、生きてるだけで丸儲けと思って感謝しつつ過ごしている毎日なのです。12月にマヤの長期暦が終わるのが少し不気味なところで、私の前世記憶で、天使達が2012年には決断させると言っていたことが気がかりです。ただ、天使よりも上、この世を自由に作り替えることができる全能の女神セイシさまは、「人間の過半数が未来に希望を持たなくなったら、この世界は終わりかな。」とぽろっと言いましたから、そちらの方が気になるところです。未来に希望を持つこと、それは政治に頼るものでも何でもなく、自分自身にしかできないことです。子ども手当が無ければ子育てしないなんてことはあり得ません。今年こそ、他者に責任転嫁することなく、自分で自分の人生決めて生きましょう。画像は、ヤドリギです。他の木に寄生する木で、冬でも緑を保っています。生命力を表すとしてか、古代ケルトでは、万能薬として、ドルイド僧が秘伝の処方をしていました。縁起の良い木ですので、今年最初の画像にしてみました。
Jan 6, 2012
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