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忙しい仕事を終え、いろいろ用事を済ませてやっと帰宅…と思ったら鍵がない! 家の前なのに家に入れない! バッグの外側ポケットになんか入れていたからこれは落としたな。最近バッグを変えたばかりなので、つい便利で外側ポケットを頻繁に利用していたことを後悔した。 どこで落としたかわからない。 娘に電話を入れたが出ない…今日も居酒屋バイト…ってことは帰りは深夜? 実家の母に電話をしてみた。 「あんたの鍵なんてないよ、返したでしょ」 「あれは私の鍵じゃなかったんだよー、違う鍵だったよ!本鍵を渡したのに」 「知らんわ、どんな鍵だか。引き出しに鍵がいっぱいあるけどどれだかわからんしねえ、ああ、疲れたわ、こんなこんなで…」 と自分の出来事を話始める。 「あのねっ、携帯の充電もほとんど残ってないの。このままじゃ野宿なの」 「知らんわあ、野宿なんて言われても。引き出しに鍵がいっぱいあるけどどれかわからんしねえ、あ、でも引き出し見てるわけじゃないよ、テレビ見てるんよ」 「あのねえ、もう電源切れちゃうからさあ」 「そうですか。ほな」 ガチャン❗電話が切れた。 パニクった私は娘に再度電話するものの、通じないしリダイヤルしたら母にかけちまった。しかもパニクっているのとスマホの扱いが下手なので電話を切ろうとしても切れない。もっと腹が立つのは母が着信を聞いているくせに電話に出ようとしない。 そっか、テレビを見てるんだよねえ。私が困っているとき、いつもこうだったな。変わらないな。年をとったから可哀想に思い始めていたけれど、こんな性悪ばあさん、二度と同情するもんかいっ。 バッテリーはあと少し。 利用していた会館に電話してみた。 「鍵の落とし物はなかったでしょうか」 時間外だし冷たくあしらわれることを覚悟しての電話だが、再雇用だかシルバー人材だかの年齢のおじさまはとても優しく、会館に見にきていいと言ってくださる。 自転車のバッテリーもあとわずかだが、行ってみよう。 おじさんは親切に一緒に私の座っていた座席を覗きこんで探してくださったがなかった。泣きそうな私に 「かわいそうだけど、鍵の救急センターとかに電話してみたら?その場で合鍵を作ってくれるよ」 とアドバイスしてくださった。このおじさまも帰らなくてはならず、時間外の私にこんな親切に…鍵は見つからなかったが実母にひどいことを言われたあと、アカの他人である方の優しさが身に沁みる。 とぼとぼ自転車を引っ張りながら探し物の時の魔法の言葉を唱えてみる。 「見つかりました、ありがとうございます」と七回つぶやく。呪文は「にんにく、にんにく…」 どれも本やインターネットで見つけた言葉で、娘に「ママのスピリチュアルばかみたい」と言われているのだが結構効くのだ。 ふっと、会館へ行く前にカフェに寄ったことを思い出した。時間は9時10分。お店は9時までだ。 残り少ないバッテリーを使って電話したらなんと店員さん、出てくれました。 「健康ドリンクのキーホルダーの鍵ですね。お預かりしております」 わっ、こっちだったか! 時間外なのに待っていてくださって駆けつけたら鍵を持って出てきてくれたのは若い女の子の店員さん。 もう神に見えました❗ 今日は肉親に冷たくされたけど、他人様には本当に親切にされたなあ。 鍵があって家に入れたら感動した。 これで猫に遅くなったけど夜ご飯をあげられる!足を伸ばして休める!スマホも充電できる! 母に電話なんかしやしません。問題を持ち込まれるのが大嫌いだからまず電話に出ないし、もしあったといったらカフェにおとしたことをなじるか、自分の愚痴を延々と話すだけだし。聞きたくもない。 呪文と他人様に助けられました。 思えばこうして生きてきました。 家族はいつも冷たく、困っていると追い討ちをかけたり雲隠れして避けてくるのだけれど、助けてくれるのはいつも血のつながらない友達や意外に通りすがりのような人にも助けてもらえます。 最近は母に隠れて親戚付き合いをしているけれど、意外に血縁にこだわらなくていいんだなあと再認識させられました。 しかし友達を親戚のように頼っていいかというとそこは、難しいですね。やはりちのつながりがないので、よけいなことを言ってしまったばかりに疎遠になることもあります。つまり、家族でもしんせきでもないので嫌われたら最後、縁を切られてももともと親族ではないからそこまで。 きょうだいもいないし、親はあんなだし娘はすっ飛んで歩いているからまるで頼りになりません。老後どうなるのかな。ま、心配したって長生きするわけでもないだろうから、ま、いっか。長生きしても母を見てると幸せに見えませんね。いつも文句大魔王、文句と愚痴と悪口ばかり、そしてどんなに、自分が不幸か自慢してんのかって思うほど。 「もう、嫌だ。死にたい死にたい」を連発するわりにはちゃっかり病院へ行って長生きしようとして、つれあいの父には「早く死んで」と面と向かって言ってるし、ありゃ、生き地獄。 「何の楽しみもない」 って、そんなもん、文句ばかり言ってたら楽しいはずないので、どんだけどん欲なんだよっ。あんたの楽しみなんて知りますかいな。 私がなんで親に薄情なのか思い出しました。私が困っているときはさらに困らせてくる、本当にいやなやつで筋金入りの意地悪です。祖父がだれも誉める人がいないったほど、意地悪だったそうで母はそんな自分の父親を「世界一嫌い。死んでも悲しくなかった」と言っておりますが…その祖父にそっくりなのは母です。 ああは、なりたくない。 でも友達とは節度を持って付き合わなくてはいけないので、つまり、甘える人のいなかった私は優しい友達にはとことん甘えることが、わかっているだけに距離を置かなきゃと思い直すのです。友達に嫌われたら生きていけませんからね。 今なら病気とか災害とか本当に大変なときには助けてくれるであろう友達に恵まれていますし私もそうありたいものです。 猫はごはんもらったら安心して寝てしまいました。 娘からは遅れてラインが来ました。 「バイトなんだ、ごめん」と短文で。 鍵がカフェで見つかり、店員さんが親切にしてくれたと書きました。あなたもお客様に親切にしてねと。 「へえ、良かったじゃん」 娘は淡々としていますが、母よりまし。追い討ちをかけるようなことは言いませんからね。 しっかし、疲れたあ。 明日はリフレッシュしたい。都内の温泉に急遽行こうかなあ。マッサージでも受けたら極楽極楽、でしょうねえ。後先考えずに行っちゃおうかな! みなさん、探し物のときの呪文、こんな風に効くんです。迷信だのとばかにするけどきっといつか科学的に証明されるかも。 気持ちが落ち着くというのもあるけどそれ以外のプラスアルファを感じますよ~。 自分のベッドで眠れて幸せです。 猫にごはんあげられて幸せです。 会館のおじさま、カフェのお姉さん、本当に本当に感謝です。 私も人が困っていたら親切にしよう。 そんな思いをこめてコンビニのチャリティー募金箱に小銭をチャリーン。 これも意外にご利益ありますよーん。
June 25, 2016
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私の母が親戚付き合いを嫌がるため、最近まで私も親族との交流がほとんどありませんでした。親族どころか親ともうまくいかず距離を置いています。 しかし、同級生従姉妹が娘も同級生、そして東京の大学へ進学したので最近はやりとりが増えて、会うようになりました。 私の親族で唯一穏やかなのは叔母と思っていたけれど、意外に穏やかで優しい人たちが多いとわかってびっくり。私の母のようなタイプは主流派じゃないと現実を知りました。 どちらかというと知的で繊細な人たちが多くて芸術家肌も多い分、メンタルが弱い。攻撃的な人は少ないとわかってきました。 でも私はその少数派の攻撃的母に育てられているので未だに精神、ヤバイですねえ。 私の場合、小心なだけで知性も芸術性もなく、むだに繊細? 我が娘にはこちらの家系の影響無さそうです。強すぎるところは気になりますが、それはもと夫の家系と思われます。 そして強い娘のキツイ言葉に泣かされています。 完全に私を奴隷のように思ってバカにしている。バカにされながらこの子のために頑張り続けられるでしょうか。 それともいじめられ体質な人生? 早く楽になりたいです。
June 13, 2016
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体調不良が続く理由がわかってきた。 私は交感神経ばかり働いて、自律神経失調症なのだ。 どうやってリラックスすればいいのかなー。テンパる日々。 休日に寝溜めをしようとして時差ボケを起こす。 月曜日からダルい。 薬? そういうのにばっかり頼るからダメなんだよなあ。 やっぱりヨガがいいかなあ。 思うだけで帰宅後は疲労感に押し潰されて動けず、目だけギンギンしています。 ハーブティーもいいらしい。アロマもいいらしい。しかし、そういうものでくつろぐ前に片付けなくちゃ。 そしてなにもかも面倒になる私である。 私の癒しは猫だけ。 もっとも猫の方も私が交感神経バリバリなのに気付いて、せいぜい足元にしか来ない。最近は風呂の蓋の上でばかり寝ている。そこが、くつろぎなのか。かわいそうになっ浴室のドアが閉められない。 入浴中も蓋を半分閉めてやっているので狭苦しいったら。 猫に見守られ、いや、見張られながら体を洗い、縮こまって入浴する。 しかしさくらが帰ってくると猫は無情にも風呂場から追い出され、仕方なく私の足元にいるってわけだ。 さくらは帰宅が遅い。今日もオールとかラインが入るだけまし? 一応生存確認くらいはしたいと伝えているので、「今日も帰らない」などというとんでもないラインばかり入ってくる。 何しに大学へ通ってるんだよっ! さくらは今までも比較的自由度の高い高校に通っていたが、そこはまあ、真面目なお家のお嬢ちゃま達が通っていたのでさすがにオールはなかったのだ。したくても一緒に付き合ってくれる仲間がいなかった。 そして共学の大学へ入って弾けているのだ。絶賛青春謳歌中。 もう知らん。 講義内容など聞くととたんに機嫌が悪くなるので聞かないことにした。聞かれても話す内容がないってこと? あたしはやるだけやりましたっ! 今後はあたしが自分のやりたい勉強を…心理学のセミナーに夏は行こうかなあ。 副交感神経優位になりたいのだ。 それって心理学じゃないか… そして明日もテンパりながら働くのであろう。
June 8, 2016
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熊本から帰ってきたらいっぺんに現実に戻り、休んだりしたもんだから仕事が山積みで、結局体調を崩して週末寝込んでしまった。 昼間寝ていたから夜中にこうして眠れずにいる。 なのでツラツラ書いてみる。 テレビを持っていないが先週奨学金について特集番組があったようだ。奨学金という名の教育ローン地獄。 実は私はいざとなったらさくらは奨学金で大学へ行けばいいと考えていた。 「いざ」というのは想定外に、たとえば浪人せざるを得ないとか、どうしても留学したいとかいう場合、あるいはあり得なかったけど理系に進む場合、あるいはどうしても自宅から通えない大学を選んだ場合などである。 しかし、この奨学金ってかなり怖いローンみたいだ。 今の子達は私の頃みたいにバブル景気ではないから就職しても賃金は高くない。あるいは正規で勤められるかわからない。最初は正規でも離職率が大変高いから、2度めからは非正規ということもあり得る。 非正規はボーナスもないし、雇用が不安定で会社が不景気になれば真っ先に切られる。しかし、若い頃は目先のことしか考えられない。 さくらもいずれ結婚したらパート程度にと考えている節があるが、アマいっ。今や男性に寄りかかって生きること事態が不安定な時代なのだ。3人に一人は離婚するというがいずれ二人に一人という時代になるだろう。そういうことばっかりアメリカ並みなのだ。(人のことは言えません) いや、それどころか二人に一人は結婚しないと言われている。 だから職業的に自立していることはセーフティネットにつながるのだ。 だから資格をとっておけと言ったのに、全然その気のない娘を見ていると不安である。 で、そのように雇用の安定しない若者たちが社会に出たとたんにローン返済が始まるのだ。自分名義で。 最近知ったがわたしの父は奨学金で高校や専門学校へ行ったので40才過ぎまで返済があったらしい。父の時代は景気が良かったし、専門学校で経理をやっておいたのはその後会社の立ち上げなどに大変役立ったから良かったのだが、とにかく時代が違うのだ。 さくらに留学させてやりたかったな。 資格を取らないさくらが語学くらいできれば資格がわりになったのに。 留学は一年で400万円くらいかかる。大学の学費で精一杯の私にそれは無理だ。行くなら奨学金で行ってもらうしかない。そういったらさくらはあっさり「留学しなくていいや」と諦めてしまった。 かわいそうにも思ったが留学して勉強するのは根性がいる。奨学金でもいいから行きたいくらいの志は必要だろう。それがないならそれはそれでさくらの選択である。 まあ、大学の一般教養過程で英会話はやってくれているし…四人の学生に一人のネイティブ教師だからかなり恵まれていると思う。それを生かしているかかなり怪しい。まあ就職に役立つレベルではなかろう。 子ども一人でもこんなに学費がかかる。 二人、三人といたら奨学金に頼りたくなるのは当たり前だ。 せめて無利子にしてくれないか。 できないなら奨学金と言うな、教育ローンだとはっきり、言ってくれ。というか、借りる方はそういう自覚で借りなくてはいけないのだ。 新生児の赤ちゃんは可愛い。この可愛い赤ちゃんを抱きたくて、何人も生む人がいる。新生児を抱くあの至福のとき。 私もさくらが二才くらいのとき、やはり二人目が欲しいなあと思った。諦めたのは別に学費のためではない。 私は体が弱くて切迫流早産で入退院を繰り返す妊婦だった。 もし私が入院したら、保育園の送迎は当時の夫には時間的に無理だし親にも頼めない状況だったので、おそらくさくらを乳児院に預けざるを得なかっただろう。そういう母親を知っている。つまり二人目を生むためには二才のさくらを乳児院あるいは養護施設に預ける覚悟がいるということだった。 そういう施設に偏見はない。そうやって一時的に預けられても子どもはたくましいからちゃんと育つだろうし、現にそういう人たちを知っている。 でも二才のさくらを当時めちゃくちゃに可愛かった私はそこまでして、という思いがあった。その他にもいろいろな協力を得られない自分が悲しく、情緒不安定だったので、私は子どもは一人でいいと諦めたのだった。新生児をまた抱きたい気持ちはわたしとて十分にあったけれど。 結果、もし、きょうだいがいたらさくらの性格もまた、違ったものになったかなあと残念に思うことは確かにある。小さい子への思いやりというものは経験して育つからだ。 それでもとにかく奨学金を借りずに済んだのでその点だけは一人で良かったかなあ。 留学しなくても海外旅行くらい行っておけと言っているのに、さくらはこれまた興味なし。サークルの合宿代が高いからそれで、精一杯なのだそうだ。スキーサークルなんて金のかかりそうなサークルを撰ぶからだよっと言いたいが、そのスキーすら真面目にやるのかどうか怪しい。 一応、強化訓練で走り込んだりはしてるようだが、久しぶりの運動で悲鳴をあげている。 何を言うか、五年間ダンス部で鍛えた体力でがんばれーっ。 もうわたしはメチャメチャでさくらが頑張るならそれが、勉強じゃなくて居酒屋バイトでもスキーでも、応援したくなってくるのである。 そしてうざがられている…
June 5, 2016
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