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親子喧嘩になりました。 子育ては大変難しいです。 私の育った時代は家庭も学校も体罰が容認されていました。 体罰という名の虐待に近い育てられ方をした私は、親を反面教師にしようと奮闘してきました。 しかし、体罰当たり前の夫との戦場と化してしまい、さくらにはとても辛い思いをさせました。 優しい子どもに育てることは勉強のできる子を育てるより難しいことでした。何しろ経験が体験的にない。浅い知識だけで綺麗事を言うのは簡単ですが、実際にやるのはとても、難しかったです。 今、猫のここちゃんを育てながら、大切にされた子はやはり、愛されぐせがつくなあと思っています。 この愛されぐせを娘につけてやれたかどうか。ぞんざいに扱ってきたことが悔やまれますが、それでも私の精一杯でした。 さくらがどう荒れようとも、そしてその荒れにどう翻弄されようとも最終的に私が娘を大切に思っていることか伝わりますように。 いいお母さんじゃなかったよ、ごめんね。 でもどんなときも味方します。揺れ動いてヒステリー起こして実は荒くて冷たい遺伝子が顔を出そうとも。 そんな祈りを胸に今日もワインでおとなしく就寝します。 明日こそのりこえられる私になれますように。 私が私の母を乗り越え、卒業できますように。 私にも励ましや癒しが必要です。 ここちゃん、よろしくね。
February 15, 2017
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下克上の中学受験がドラマ化されて話題になっている。何年か前にネットで話題になっていたので少し知っていたけど、最近また話題になっているので本を読んでみることにした。またビリギャル系かな? 父親の受験本はすごく多くて娘が小学生の時に何冊か読んだ。それはたいていエリートお父さんが書いたものなので、参考にしたくても、氏も育ちも違いますってな感じで読み物として面白かったけど真似のしようがなかった。 なに、今度のお父さんは中卒だって?勉強苦手だったと? それにしちゃずいぶん文章がうまい。 まだ途中までしか読んでいないがこのお父さんは読書家だったようだ。なるほどね。 もともと頭のいい方なんだが、貧乏のために勉強する環境に恵まれず、高校進学も諦めたようだ。いや、中退かな? バブル世代の方なので、高校進学率は100%近い時代だ。どの時代でもそうだが高校に進学しても中退する子は意外に多い。 娘に貧乏を連鎖させまいと必死で一緒に勉強する姿、これ、並大抵ではない。だからドラマになるんだろう。 また娘さんが素直に一緒に勉強するんだな。学力と素直さは相関性がある。しかし素直でないから頭が悪いというわけでもないので難しい。 私も娘に中学受験をさせようと思い、一緒に勉強しようと少しは試みたがすぐに挫折した。 中学受験の勉強は恐ろしく難しい。国語は中学生や高校生並の読解力を必要とし、算数に至ってはもうパズル。難問に至っては現役の東大生ですら解けないものもあるそうだ。 理科、社会も高校受験並みの膨大な知識を必要とされる。 私には無理だった。 少なくとも算数など歯が立たない。そして中学受験は算数力でほぼ決まる。いや、その土台としての国語力があるのは当然のこととされる。 これを塾なしでこのお父さん、やったんか。 だから誰でもできるなんてあり得ない。このお父さんだからやれた。もともとの能力プラス娘への愛情と貧乏を連鎖させまいという意志の強さ。 今、算数の章を読んでいるがやはり私は算数が苦手だなと改めて思う。わかりやすく書かれても数の概念が頭に入らないのだ。 すごい、すごい。ある意味学歴関係ないじゃんと思えた。娘は大学生だけど相変わらず算数が嫌いだもの。 いや、これ、算数力の話じゃなくて、努力を続けられるか、学問への意欲を持ち続けられるかという話だ。 私と同じく算数が苦手だった娘には中学受験はきつかった。小学生に必要かと言われれば、必要ではないのかもしれない。 しかし私立中高は私には憧れだった。華がある。貧乏連鎖については学歴だけでは言えないものを大きく感じて生きてきたのでなんとも言いがたい。幸せ連鎖という意味では人間関係力の高さ、ポジティブさ、穏やかさが家系的にあるように思う。 それは学歴や学力だけでは手に入らないのだ。 今日はその私立中高時代のママ友達との飲み会だった。それはもう、私よりずっと経済的に恵まれていて温かい家庭で育ち、現在も温かい家庭を築いている優しい人たちだ。私も娘もその中で異端であろう。こういう人たちは素直に違うタイプの人を受け入れてくれるので私や娘に居場所があったわけだ。いいなあ、もし生まれ変わったら今度はそういう家庭に生まれたい。 きっと、下克上の娘さんも温かく友達や先生に受け入れられ、能力を伸ばしていることだろう。下克上のお父さん、よく頑張りました!学力と幸福度の相関性についてはなんとも言えないのですが、思春期の友達は一生の財産なので、頑張られて良かったと思います。 そして今やママ友も難しい時代ですから、私にそういう友達ができるなんて、奇跡的のように思います。 私は高校まで公立でしたが、思春期の友達はやはり財産。家庭に恵まれませんでしたが友達には恵まれてきたと感謝しています。友達でいたいと思ってもらえるように生きていかなくてはいけませんね。 そして次世代に伝えていく義務もあります。自分の子だけいい思いをさせようとしてもうまくいかないと痛感しています。良い教育を受けたのならやはり社会に還元しようとしたとき、やっと身に付くように思います。 でもいつも頑張っていたら疲れちゃう。 わたしは今は幸せです。 暴言、暴力のない家庭はやはりありがたいです。 家族って人間じゃなくても家族ですからね。 桃太郎もここちゃんも大変気立ての良い子達で、動物愛に包まれて私は幸せ。だからできることを私もしていこうという気持ちになります。
February 11, 2017
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娘ネタがなかなか見つからず更新できませんでした。 一月末に後期の試験を終わらせた娘は私と母子温泉旅行へ行って一休みしたあとは全然家にいないので何をしているのかよくわかりません。 たまに来るラインは可愛らしいスタンプと共に「金くれ」ばっかり。 バイトもしていると思いますが、遊びまくっているようです。 大学のサークルはすべてやめてしまいました。 春にはどのサークルにしようか夢を描いていたのに 第一志望英語劇のサークルになんと落とされてしまい、いっきにやる気モードをなくしました。抽選と言われたようですがそんな宝くじのようなものだと娘も甘くはとらえられなかったようでスタートから失速。人気サークルだし、舞台も大がかりなので、それはもう、抽選といってもオーディションのようなものでしょうね。 娘の大学は男子が圧倒的に多いので、ここで男子にがっくり。 ある先輩に 「でもそこの大学の文化祭を取り仕切っている子の出身高校はさくらの出た高校の女の子たち。男の子なんかいずれケライになるんだから気にしなさんな」と慰められましたが… ま、そのサークルでもやめていたかもしれませんしね。 ゼミも第一志望落とされてたし。それは容貌ではないですよ、落ちたのは。張り切って書いた志望理由の作文を見せてもらいましたがこりゃ、ちょっと… 何せ人気ゼミなんだからどうしてそれを研究したいのか、文章が下手でも熱い思いが伝わらないといけません。 私が見る限り、その研究がやりたいというより、自分には力があるという自己ピーアールに見えました。それも、自分は劣等生と言われていたけど、短期間で頑張ってこの大学へ入れたのだから今度も力を出せる、みたいな… 私なら、自分の経験からこの学問にとても興味がありぜひ調査に加わらせて欲しいという熱意を書くと思うのですが… 黙っていましたけど、やはり第一希望は通らなかったようです。 第二希望であってもやる気を失わないで欲しいなあ。地道に頑張れば道は開けるのだから。 私は短大でしたがゼミはありました。私の第一希望はやはり人気ナンバーワンゼミで、志望理由を一生懸命書きました。障がい児の研究ゼミで、私は高校時代から施設のボランティア活動に参加していて、体験だけでなく学問としてちゃんと勉強したいと熱心に書いたので入れていただけました。 短大で期間が短かったせいもあり、内容は今一つ…ボランティア活動で実際に行っていることの方がよほど実地体験で勉強になったように思います。短大のサークルはボランティアサークルだったのでゼミよりこちらのほうが有意義でしたね。忙しかったですけど。 あの頃はハードでした。 月曜日に肢体不自由児施設で夕方、学校の宿題を手伝い、金曜日に脳性麻痺のお子さんの訓練をドーマン法というやり方でお手伝いに行き、火曜日と土曜日に喫茶店でアルバイト。日曜日もサークルに来た依頼はみんなで振り分けて出かけました。交通遺児育英募金で街頭に立ち、10月10日は目の愛護デイなので視覚障がい者の方たちと一緒に街頭募金に立ち、盲導犬と一緒にデモ行進で歩きました。 夏休み冬休みは喫茶店のアルバイトもしましたがサマーキャンプ、スノーキャンプへ障がいを持った子どもたちを引率して出かけて行きました。 こういうことがゼミよりずっと体験的で勉強になりました。 ゼミでも施設見学とか行ったのですがただ見学するよりボランティアとしてはたらいたほうがずっと理解できるのです。 私が博愛精神に満ちていたわけではありません。私はいつかこういう仕事をしたいから現場にどんどん行きたくて先走っていたのかもしれません。 なのであのゼミでなくもっと少人数で教員との距離が近いゼミにすれば良かったかなとちょっと後悔しました。担当教授がなんていうのか、心理学者なんだけど、お金持ちの人というか、別世界の人なんですね。苦労人じゃなかったんです。のちのち、その教授の姪っ子さんが皇室にお嫁入りして、教授も婚礼の儀とかでテレビに写っていました。 上流階級の方だったんですね。 下流の私には理解できないことが多かったのです。 話が飛びまくりましたが、さくらも第一希望じゃなくてもいいことがあるよと言いたいのですが… サークルですら第一希望落ちるとやる気を見せないとかちょっと残念です。ゼミでは頑張って欲しいです。 後期試験の前に、久しぶりにさくらが勉強する姿が見られました。 けっこうユルい課題が多いようでしたけど。 読書感想文を書くのに世界文学を指定されていて結局カフカの「変身」を読んで感想文を見せてくれました。「変身」を買ったのは私です!感想文も書かされそうになり 丁重にお断りしましたけどね。 さくらは今回は選ばなかったけどドストエフスキーにも興味を少し持ったようです。しかし興味を持ち始めたところで残念。長い冬休み。もう読書どころではありません。 今回専攻していたのは沖縄の歴史など、歴史関係を多くとったようです。前期に9単位しかとれなかったので、今度は得意の歴史関係を増やしたらしいです。 なんとか合計で23単位数くらいになるのかな。奔騰は一年生で31単位とれてないと二年生以降が大変なのですが、ま、少しは勉強もするようになったのでよしとしましょう。好きな科目が、もっと見つかるといいのですが。 世界文学を読んで感想文書いたら単位くれるなんて羨ましい。私もそんな学生生活したかった気もしますが、あっちこっち施設や障がい者の団体の方々と出会えたことは私のその後の生きる姿勢を決めてくれたことなので自分の短大時代も大変良かったと思っています。 さくらは環境が整っているだけに有効利用できていなくて本当にもったいない。いつか気付くのでしょうか。
February 11, 2017
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