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10月31日(木) 情を尽くして 江戸時代の初期に生きた中江藤樹は、近江国(現在の滋賀県)出身の陽明学者です。近江聖人と称された彼は、生涯に多くの逸材を育て上げました。 藤樹の弟子に大野了佐がいました。藤樹は、生まれつき物覚えの悪い了佐のために、和漢の医書を再編集して『捷径医筌』を書き始めました。 一部ができると了佐に憶えさせ、次の分を渡す際に憶えているか否かを確かめ、質問を受けることを積み重ねて、了佐は医学を修得したのです。 弟子入りの際は、その覚悟を厳しく問うた藤樹でしたが、ひとたび弟子として迎え入れた後は、情を尽くして接しました。その姿に学ぶものは多くあります。 下位にある者にとって、上位の者はそれだけで脅威の存在です。それは江戸時代も現代も変わりません。両者の間に「情」という空間を設けることは、事を進める上で有効な手段と考えられます。人間の情愛は、人を動かす原動力です。 下位の者に尽くすことは、上位にある者として必須の心構えでしょう。情を尽くして接することは、チームの総合力アップに向けた大きな鍵です。 今日の心がけ◆恩情を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年10月31日
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10月30日(水) タクシー乗り場 大きな会場でのイベントに参加したMさん。イベント終了後の帰り道は、電車もバスも歩道も大変な混雑でした。 最寄り駅までタクシーで移動しようとしたMさんですが、乗り場は長蛇の列で、いくら待ってもタクシーは戻って来ません。 徐々に、列に並んだ人たちは苛立ちを募らせ始め、交通整理の係員に罵声を浴びせる人も出てきました。 ようやく、Mさんの前に並んでいた人の順番になりました。すると、タクシーに乗り込もうとしたその人が、「どちらまで行かれますか。同じ方向でしたら、ご一緒にどうですか」と同乗させてくれたのです。 長い時間待たされて疲れている中、他人を思いやれるそのやさしさに、Mさんは深く感動しました。 同時に、と心に刻んだのです。 今日の心がけ◆周囲への気遣いを持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。
2013年10月30日
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10月29日(火) 言い訳に潜むもの 「言い訳」とは、「身の潔白を証明するために、立場を述べて説明すること、過失や罪を詫びること。弁解」などの意味です。 一般的に「言い訳」は、要領よく取り繕おうとする印象を関係者や周囲に与え、見苦しいものであるとされます。だからこそ、部下や後輩の報告・連絡・相談に言い訳が含まれると、全体を否定してしまいがちな傾向が見られるのでしょう。 実は「言い訳」には、失敗の原因や解決への糸口などが含まれているケースがよくあります。なぜなら「言い訳」をする時は、自分を客観的に見つめた上で、「なぜ失敗したのか。なぜ事がうまく運ばなかったか」ということに、すでに本人が気づいている場合が少なくないからです。 さらには、その「言い訳」という言葉の奥には、反省と共に同じ失敗をしないための対策など、前向きな姿勢が潜んでいることもあるのではないでしょうか。 「言い訳」を含む失敗の報告は、決して耳に心地よいものではありません。しかし、まずは、その報告に対し静かに耳を傾ける余裕を持ちたいものです。 今日の心がけ◆言い訳に潜む真実に耳を傾けましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年10月29日
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11月 4日(月) 言った通りになっていく Kさんの二歳になる娘が、最近「大丈夫、大丈夫」という言葉を覚えました。 道端で転んだ娘に、母親が「○○ちゃん大丈夫!」と声をかけたことがきっかけでした。それから、何かある度に、「大丈夫」と言うようになったのです。 ある日、仕事が忙しく遅い時間に帰宅したKさんは、疲れ果てていました。その姿を見ていた娘が、「パパ大丈夫!」と言ったのです。 一瞬で疲れが吹き飛んだような気持ちになったKさん。それ以来、ことあるごとに、娘の言葉を思い出すようになりました。 仕事がうまくいかずに自信をなくした時、自分に向かって「大丈夫、大丈夫」と声をかけます。諦める感情が打ち消され、とたんにやる気が湧いてきます。 言葉は言霊といいます。言葉通りに自分の周囲が変わり、言葉によって自分も変わっていくのです。 プラスの言葉を使っていると、次第にその言葉通りになるものです。その言葉のうちにある愛情が、人の心に通うからです。 今日の心がけ◆プラスの言葉を使いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月28日
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10月28日(月) 配慮ある伝言 携帯電話に仕事上の連絡があった際、何らかの理由で出られない場合があります。その際、着信の履歴は、およそ次のパターンが想定されます。 1着信履歴のみが残っている、2「折り返し連絡をください」との伝言のみがある、3的確な用件が留守番電話に録音されている、の三点です。電話を受けた側に立って考えると、3が折り返しの連絡をスムースに行なえるでしょう。 電話に出られないということは、商談中や移動中など、それなりの理由があるからです。折り返し自社へ連絡をする際、内容がわかっている場合と、事前の情報がないのとでは、効率といった面でも大きな差が出ます。 電話をかける側としては、咄嗟に伝言をまとめるのは難しいため、「○○の件で」と要件を短く告げればいいでしょう。携帯電話を使う際のモラルやマナーをはじめ、受け手への配慮もしたいものです。 便利なコミュニケーションツールが、目まぐるしい勢いで開発されています。せっかく手にした文明の利器を大いに活かしたいものです。 今日の心がけ◆受け手の立場で考えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
2013年10月28日
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10月27日(日) 言葉は心の声 「口は災いの元」といいます。言葉は使い方によっては、人を不快にさせます。 例えば、何気ない一言が相手を傷つけてしまう場合があります。くどい話や自慢話などが、周囲に嫌な感じを抱かせることもあります。 人間関係を円滑にさせるには、相手に対しての気配りが大切です。そのためには、謙虚さを心がけることです。 私たちは、時としてわがままを出したり、妙に偉ぶったりすることがあります。髪型や服装などに気を配る人でも、「心のオシャレ」に注意を払わない人は意外と多いのではないでしょうか。 職場生活において、多くの言葉を発したり、人の話を聞いたりします。そうしたやり取りの中に相手を敬い、愛し、感謝する思いを込めてみることです。 明るくハッキリとした声で、相手の顔を見ながら美しい言葉を心がけましょう。また日によって、言葉にムラはないかも点検しましょう。 誰に対しても美しい言葉が使えているかを確認し、かつ習慣化したいものです。 今日の心がけ◆言葉に心を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2013年10月27日
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10月26日(土) 一夜の虫 緊急に出張することになったKさん。いつも利用するホテルが週末で満室だったため、他のビジネスホテルを何とか見つけました。 夜中に体の痒みで目を覚ますと、虫に刺された跡があります。小さな虫が数匹見つかり、つぶすとシーツに点々と血の跡がつきました。 部屋を替えてもらった翌朝、Kさんが朝食をとっていると、フロントの担当者がやって来ました。支配人はまだ出勤していないことをKさんに告げ、「昨夜はすみませんでした。宿泊代はいりませんので・・・」などと言います。 数日後、ホテルから簡易な詫びの手紙が届きました。筆まめなKさんですが、すぐには返事を書く気になれませんでした。 お客様に迷惑をかけた場合は、担当者と管理責任者が即座に謝罪して誠意を示し、抜本的な改善につないでいくことこそが、企業発展に向けた必須条件です。 「失敗を繰り返さない」という強い意志と誠意は、企業に活力を漲らせます。それがお客様に「感動」を与え、やがて「信用」という資源へと転じていくのです。 今日の心がけ◆全力で誠意を示しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2013年10月26日
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10月25日(金) 人が輝く時 日常に起こる困った事柄を、私たちはどのように受け止めているでしょうか。仕事一つ取ってみても、ある程度の困難はつきものです。 平成二十二年六月に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。小惑星イトカワで試料を採取し、七年間の宇宙の旅を終えて大気圏に突入しました。その際、満月の二倍の明るさを放ち、機体を激しく焼き尽くして砕け散ったのです。 美智子皇后陛下は翌年一月、その瞬間を歌材にした御歌を発表されています。 その帰路に 己れを焼きし「はやぶさ」の 光輝かに 明かるかりしと 「はやぶさ」は、試料が入った耐熱カプセルを地球に持ち帰り、自身はバラバラになりながらも任務を確実に果たしたのでした。 探査機の無私の働きが明るい輝きを放ったと、皇后陛下が感嘆された様子は、私たちにも置き換えて捉えることができるでしょう。 苦しみの渦中にある時に、自身が輝いているとは思えないでしょうが、「苦難は人を最も輝かせる応援団である」と胸に刻み、前に進んで行きたいものです。 今日の心がけ◆苦難には喜んで立ち向かいましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2013年10月25日
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10月24日(木) 家庭こそ生活の基盤 路線バス乗務員のAさんは、朝の出がけに妻と喧嘩をしてしまいました。 いつものように運行表に従って運転をしていた時、突然、今朝の喧嘩のシーンが甦ってきたのです。その瞬間、思わずカーッとなり、追突事故を起こしそうになりました。乗客に怪我がなかったことは幸いでした。 と反省したAさんは、と心に誓ったそうです。このように家庭で何か問題があったりすると、仕事の面でも順調さを欠いてしまうものです。 会社員のYさんは、夫婦喧嘩の翌朝、妻に「おはよう」と声を掛けられましたが、わざと返事をしませんでした。しかし、妻の「行ってらっしゃい、気をつけて」と自分を明るく見送る姿に、ホッと救われたといいます。 毎日の生活は大きく仕事と家庭とに分けられます。両者は一対の関係であり、どちらだけでも人間生活は成立しません。家庭の比重はおろそかにされがちですが、憩いと癒しのベースキャンプとして他の何ものにも代えられないのです。 今日の心がけ◆明るく和やかな家庭を築きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年10月24日
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10月23日(水) 時間は有限 マネジメントの父と称されたビーター・ドラッカーの有名な言葉に、「時間は最も希少な資源である」があります。 私たちは「時間」というものを、いつまでもタダで手に入るものと勘違いしてしまうことはないでしょうか。時間は一定量を消費すれば、その後は誰であっても追加分が配給されることは絶対ないのです。 「時の刻みは、命の刻み」という言葉があります。「人生の充実度は、濃密な時間をどれだけ積み上げてきたかで決まってくる」という意味です。 例えば、通勤時間や待ち時間を、どのように過ごしているでしょうか。短い時間であっても、読書、スケジュールの確認、休息など、活用方法は様々です。時間は資源であると考えれば、その捉え方はガラッと変わるはずです。 日々の生活の充実度をレベルアップさせるために、まずは一日の中に生じる空き時間を大切にし、工夫することを心がけてみましょう。 そのような工夫から、仕事に活用できるヒントが見つかるものです。 今日の心がけ◆時間を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2013年10月23日
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10月22日(火) 万葉集 奈良時代に作られた『万葉集』は、現存する日本最古の歌集といわれています。 天皇から庶民まで、様々な身分の人々の作品が四五〇〇余首も収録されている点においても、世界に類例がありません。中でも、庶民の作った歌の代表として、現代でも人々に愛されているのが「防人」の歌でしょう。 天平勝宝七年二月(西暦七五五年)、九州北部に三年間派遣される防人たちが、東国各地から大阪の難波津の港に集結しました。そこで人々は、兵部少輔の大伴家持から和歌の提出を命じられました。その時の一首を見てみましょう。 父母が 頭かき撫で 幸くあれて 言いし言葉ぜ 忘れかねつる 「父母が私の頭を撫でて、無事であれと言った言葉は、忘れることができない」の意で、「幸くあれて」は「さくあれと」、「けとば(言葉)ぜ」は「ことばぞ」の東国の方言。頭を撫でるのは無事を祈るおまじないだったようです。 こうした方言もそのままに、庶民の心が素直に歌われています。『万葉集』は世界に誇る日本文化の一つといえるでしょう。 今日の心がけ◆日本の文化の深さを味わいましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年10月22日
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10月21日(月) 愚痴からは何も生まれない 物事がうまく進まない時、つい他人を責めたり、自分の力不足を悔やんだりと、様々な不満を抱くことがあります。 しかし、不満を抱いたからといって、周囲や環境が変わるわけではありません。同時に、自分の能力が向上することも絶対にありません。 ある日の夕食時、Mさんはお酒の勢いから、会社に対して、実家の家族に対して、自分に対しての不満を、次から次へと口に出してしまいました。 すると、妻から「色々あって大変ね。でも、今ある環境に感謝しないとね。会社があるから働けるし、家族がいるから頑張れる。自分の存在があるから人生が楽しめるのだから・・・」と言われ、我に返りました。 不満を抱くよりも、一つひとつの事柄に感謝し、と心に決めたMさん。その姿は、今までと違う輝きを放つようになったのです。 物事に不平不満を持ったからといって、一瞬のうちにそれらが解決するわけではありません。今ある環境に感謝し、自らの手で着実に好転させていきましょう。 今日の心がけ◆感謝の心を磨きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
2013年10月21日
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11月 6日(水) 包装紙の再利用 職場の皆にお茶を入れようと思ったA子さん。同僚のB子さんと相談し、いただき物の水羊かんをお茶うけに出すことにしました。 A子さんが急須にお湯を入れていると、水羊かんの箱の包装紙をきれいに剥がすB子さんの姿が目に留まりました。紙を留めているテープを指で丹念に取り、紙のシワを伸ばして、四つに折り畳んでいるところでした。 「なぜ、そんなに丁寧にするの?私だったらビリビリ破いて捨ててしまうのに」とA子さんが尋ねると、B子さんは「母がいつもそうしていたのよ。包装紙でも大切にすればまた使える、と教えられたの」と言うのです。 A子さんはと思いつつ、コピーはなるべく裏紙を使用する、一度使った封筒も再利用できるものはとっておくなど、日頃から物を大切に扱っているB子さんの姿を思い浮かべました。 一方、物の扱いがぞんざいで、後始末が苦手なA子さん。包装紙でも再利用を心がける同僚の姿に、物に対する向き合い方のヒントを得たのでした。 今日の心がけ◆物を大切に扱いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月20日
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11月 5日(火) 不意の出来事 Kさんはタクシーに乗り、取引先へ向かいました。 商談のことで頭がいっぱいのKさんは、さっそく鞄の中から資料を取り出し、プレゼンテーションの手順を確認していました。 車内のスピーカーから「シートベルトの着用をお願いします」と、アナウンスが流れたような気がしましたが、特に気に留めることはありませんでした。 しばらくすると、運転手が急に「危ない!」と叫びました。Kさんが顔を上げると、交差点で右折してきた対向車の姿が、視界に入ったのです。 運転手は急ブレーキをかけ、急ハンドルを切り、何とか衝突は免れました。しかし、Kさんの体は反対側のドアまで飛び、思い切り打ち付けられたのです。 病院に行くほどではなかったものの、しばらくの間、体のあちこちが痛んで仕方がなかったKさん。いつも「大丈夫だろう」「何もないだろう」と、何事に対しても高をくくっていたことを思い改めたのです。 気を引き締めて、仕事に取り組むようになったことは言うまでもありません。 今日の心がけ◆気を引き締めて行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月20日
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11月 3日(日) 花を愛する心 今日は文化の日です。文化の日には皇居で文化勲章の親授式が行なわれます。 文化勲章は、学問や芸術などの文化の発展や向上に、目覚しい功績のある人に授与される勲章です。 昭和三十五年に文化勲章を受章した岡潔氏は、国際的な数学者です。浮世離れした、ユニークな人物としても知られています。 文化勲章の親授式の後、天皇陛下から、数学とはどのような学問であるかと尋ねられた際、「数学は生命の燃焼によって作るのです」と答えたといいます。 数学は無機的で抽象的な世界だと思われていますが、岡氏は「数学で大切なのは情緒である」と述べています。そして、情緒とは何かと問われて、「野に咲く一輪のスミレを美しいと思う心」と答えたといいます。 一輪の花を愛する心の余裕は、仕事に対する真摯な姿勢や、人と接する細やかな態度に反映するでしょう。 文化芸術に親しみ、心に余裕を持って生きたいものです。 今日の心がけ◆文化芸術に親しみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月20日
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11月 2日(土) 喜んで叱られる 入社して一年未満のAさん。食品会社で営業の事務を担当していますが、時々ミスをしてしまいます。 失敗をするたびに上司からきつく叱られ、体の動きが重くなります。次第に、と思うようになりました。その様子を見ていたB先輩が、次のようなアドバイスをしてくれました。 「叱られるのは、君に見込みがあるからだよ。ミスを指摘してくれるから成長できると受け止めて、喜んで叱られたらいいよ」 叱られているのに喜べるだろうかと、初めは抵抗がありましたが、と、前向きに捉えるよう心がけました。 やがて、叱られることが苦ではなくなり、上司の厳しい言葉も、プラスに受け止められるようになりました。 「聞き上手」と同様に、「叱られ上手」も自己を成長させるポイントです。叱られることを喜べるようになったAさんは、不思議なくらいミスが減りました。 今日の心がけ◆「叱られ上手」を目指しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月20日
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11月 1日(金) お天道様は見ている 古来より日本人は、「正直に生きよ、お天道様は見ている」といい、他人が見ている・いないを判断の基準とせず、常に勤勉に生きることを奨励してきました。 A子さんが事務員として採用されたのは、三十代後半です。三人の子供の育児に専念し、事務の経験も資格もありませんでした。 一ヵ月が過ぎ、モタモタする自分に引き換え、年下の同僚たちがテキパキと働く姿を見て、焦りや劣等感から落ち込む日々が続きました。 そんな折、「あなたは出社がいつも一番だね。その調子で頑張って」と上司に声をかけられたのです。と目の前が開け、と勇気が湧いて、今では職場のリーダーになっています。 勤勉は、今日一日の生活の積み重ねです。真面目に努力をしている人には、大事な時に、目に見えないお天道様的なものが、「大丈夫だよ」と前に進む力をくれるのではないでしょうか。 勤勉に生きようとする姿勢と努力が、自己の本当の力を引き出すのです。 今日の心がけ◆勤勉さを大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月20日
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10月20日(日) 真摯に聞く態度 人の話をしっかり聞くことは、大切だと理解しているものの、つい聞いているつもりになってしまいがちです。 Fさんは、日々、夫として父親として努力しています。特に妻に対しては「よく聞く」「妻の意見に合わせる」よう努めています。 ある日、買い物へ出かけた時、店内で妻から「このスカーフ、どう?」と聞かれ、Fさんは妻に合わせようと、すぐに「いいんじゃない」と答えました。すると「どうしてそんな簡単な言い方をするの」と反感を買ったのです。 とFさんは思ったものの、帰宅後と少しだけ反省しました。 言葉で反応を示すだけではなく、相手を思いやる態度を示すことが大切なのです。「相手の言葉に合わせる」ではなく、相手の心にどれだけ寄り添えるかです。視線や表情などの態度も、その一つといえるでしょう。 Fさんは他人の話に対して、真摯に耳を傾けるようになったのです。 今日の心がけ◆聞く姿勢を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2013年10月20日
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10月19日(土) 声の力 接客業が中心のEさんの職場では、朝礼で挨拶や返事の練習、発声練習を行なっています。ところがEさんは、大きな声を出すことが大の苦手でした。 ある日、職場で朝礼内容を検討する会議が開かれ、Eさんが自分の正直な思いを告げると、同僚から発声の意外な効用について聞かされたのです。 それは、人が最大の力を出すのは息を吐く時だということや、声を揃えると動作が揃い、集団の力が最大に発揮できるといったことでした。重い荷物を数人で持ち上げることを例とした説明に、「なるほど」とEさんは納得しました。 私たちの仕事は、力仕事ばかりではありませんが、朝から朗らかな声を出すことで心肺機能が高まり、気分も仕事モードに高めることができるのです。 また、社是や社訓、経営理念などを言葉として声に出すことで、会社の方針を心に刻めるという効用もあります。 朝礼は、各人が心意気を合わせる場であり、声はその重要なツールです。チームワークを形成するゴールデンタイムとして、朝を充実させていきましょう。 今日の心がけ◆声に力を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年10月19日
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10月19日(土) 声の力 接客業が中心のEさんの職場では、朝礼で挨拶や返事の練習、発声練習を行なっています。ところがEさんは、大きな声を出すことが大の苦手でした。 ある日、職場で朝礼内容を検討する会議が開かれ、Eさんが自分の正直な思いを告げると、同僚から発声の意外な効用について聞かされたのです。 それは、人が最大の力を出すのは息を吐く時だということや、声を揃えると動作が揃い、集団の力が最大に発揮できるといったことでした。重い荷物を数人で持ち上げることを例とした説明に、「なるほど」とEさんは納得しました。 私たちの仕事は、力仕事ばかりではありませんが、朝から朗らかな声を出すことで心肺機能が高まり、気分も仕事モードに高めることができるのです。 また、社是や社訓、経営理念などを言葉として声に出すことで、会社の方針を心に刻めるという効用もあります。 朝礼は、各人が心意気を合わせる場であり、声はその重要なツールです。チームワークを形成するゴールデンタイムとして、朝を充実させていきましょう。 今日の心がけ◆声に力を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年10月19日
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10月18日(金) 褒め方名人 話し方教室を主宰する栗原典裕氏は、褒め方の基本を1モノを褒める、2相手自身を褒める、3相手の存在を褒めるという三段階に分類しています。 第一段階は、鞄やアクセサリーなど、相手の所有している「モノ」を褒めます。第二段階では、モノを選んだセンスや似合っている状態を褒めます。第三段階では、その人に対する感謝、すなわち「存在」を褒めます。 褒められれば誰しも嬉しく感じるものです。褒めてくれた人には好意を持ち、その後の人間関係も良好なものになるでしょう。 ただし、褒め方を誤ると、相手に媚びていると思われたり、何か魂胆があるのではないかと、勘繰られたりすることもあります。 褒め方のコツは、相手に関心を寄せて、観察してみるとよいでしょう。そして、「お陰さまで」という謙虚な気持ちで接することが出発点となるのです。周囲の人に対する尊敬の念や感謝の心を忘れないことも大切です。 褒め方に磨きをかけて、良好な人間関係を築いていきたいものです。 今日の心がけ◆褒め方上手になりましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2013年10月18日
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10月17日(木) 他人のせいにする Y氏は、太り気味な体質を改善するために日々ウォーキングに励んでいますが、なかなか成果がでません。気がつくと誰かの「せい」にしているのです。 家庭では、妻や子供に対して愚痴をこぼし、また職場では部下に「仕事が忙しいから」と、言い訳をする場面を作っていたのです。 休日のある日、ウォーキングを終えて家に帰ると、妻が言うことを聞かない息子に対して、「自分が正しいと思っていることでも間違っていることもあるのよ。そんな時は素直に言うことを聞かないとダメでしょ」と叱っていました。 Y氏は、自分が叱られているようで、家の中に入るタイミングを遅らせることになったのです。結果を求めすぎたために、自分のわがままを周囲のせいにしていたY氏。多くの人の支えがあって、今日の自分があることを痛感しました。 翌日から、と決心したY氏。食生活の改善とウォーキングに励んだ結果、体が少しスリムになったのです。 家族に感謝しながら、喜んで動くことの大切さを再確認したY氏でした。 今日の心がけ◆わがままを捨てましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
2013年10月17日
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10月16日(水) 壊れた家電製品 私たちは多くの物に囲まれて生活をしています。皆さんは身の回りの物を、大切に扱っているでしょうか。 Nさんは一人暮らしを始める時に、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなど一通りの家電製品を揃え、と心に誓いました。 それから三年後のことです。洗濯機に厚手の衣類や作業着を大量に入れて洗濯をしていると、突然、止まり動かなくなりました。 修理には、日数を要するとのことでした。仕方なくコインランドリーや手洗いで、三週間ほどを過ごしました。洗濯機が修理から戻ってくると、今度は冷蔵庫と掃除機が故障です。出費が重なり、Nさんは腹立たしくなりました。 しかし、後で冷静になり考えてみると、当初は家電製品を大切に使おうと思いながらも、その気持ちを忘れていた自分に思い至ったのです。 改めてと感謝し、現在もこれらの家電製品の世話になっているNさんです。 今日の心がけ◆物の恵みに感謝しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。
2013年10月16日
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10月15日(火) 我流から一流 どの業界にも一流の仕事をするといわれる人が存在します。では一流の人の仕事と、そうでない人の仕事とでは、どこに違いがあるのでしょう。 様々な見方や考え方がありますが、はっきりとした違いは「日常生活や業務の中で、人としての基本的なことができている」ということです。 人としての基本的なことはといえば、「同僚、お客様、取引業者に対して気持ちのよい挨拶ができる」「期日・締切日までに納品できる」「会社における共有物を自分の物のように大切に扱える」など、多くの事柄が挙げられるでしょう。 仕事は、色々な人と関わりを持ちながら、力を合わせ、一つの物事を完成させていきます。互いに気持ちよく仕事ができるかが問われるのです。 「俺が俺が!」のわがままな行動や、「自分だけが頑張っている」という自意識過剰ではいけません。仲間たちと一つのことを成し遂げるために、お客様に喜んでいただくよい仕事をするために、一流の仕事を目指していきたいものです。 まず日常生活の中で、人として当たり前のことに磨きをかけましょう。 今日の心がけ◆一流の仕事を目指しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年10月15日
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10月14日(月) 立場を自覚する 私たちには様々な立場があります。親の前では子という立場になり、子の前では親という立場であり、夫に対しては妻という立場となります。このように相手によって立場は変わり、果たすべき役割も変容していくのです。 立場と人間関係によって、言葉遣いも変えなければなりません。友人や家族には親しみを込めた言葉になるでしょう。方言を使えば同郷意識が深まります。 職場や社会においては、相手によって「尊敬語」「謙譲語」などを使い分ける必要があります。 例えば、「聞く」という言葉は尊敬語では「聞かれる」、謙譲語では「うかがう」、と表現します。「食べる」という言葉は尊敬語では「召し上がる」、謙譲語では「いただく」、と表現します。 言葉によって伝わり方は異なります。また、人格、品格、教養などが現われたりするものです。 立場をわきまえ適切な言葉で、良好な人間関係を築いていきましょう。 今日の心がけ◆適切な言葉を使いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
2013年10月14日
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10月13日(日) 席を譲る Kさんは朝の通勤電車で吊り革につかまり、立っていました。 しばらくすると、Kさんの前に座っていた真新しいランドセルとブレザーに身を包んだ男の子が、おずおずと席を立ちました。そして、Kさんの斜め後ろに立っていた、初老の男性に近づいて行きました。 とKさんがぼんやり見ていると、男の子は「どうぞ」と言い、席を譲ろうとしていたのです。 男性は驚いた顔をして、「いや、次の駅で降りるからいいよ」と答えました。その瞬間、車内に温かな笑いが起き、殺伐とした空気が一転して和んだのです。 またおずおずと席に戻り、緊張した面持ちで座っている小さな男の子を見て、と、Kさんは深い感銘を受けました。 Kさんは、男の子の行動から、と思いました。 小さな男の子の行動から、大きな勇気を分けてもらったKさんでした。 今日の心がけ◆勇気を持って行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2013年10月13日
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10月12日(土) 好印象となる条件 働きやすい職場環境は、職場人として仕事の能率を高め、良い成果を挙げるためにも必要なことでしょう。そのためにも、働く仲間やお客様に、自分がどのような印象を与えているかを知ることは大切です。 好印象の条件は、明るい挨拶・返事をはじめ、親切・ていねいな対応、エチケットやマナーを守る、約束を守るなど、いろいろと挙げられます。 ここで注意すべきことは、態度のあり方の前に、心の持ち方です。同じ行為でも、心の持ち方一つで、周囲に与える印象は、大きく変わっていきます。 例えば、「自分をよく見せるため」といった利己的な心では、周囲の人には嫌味な印象を与えてしまいます。ましてお客様からは、「利害に基づいた態度」での接客は、すぐに見透かされてしまいます。 大切なことは、働く仲間やお客様が喜ぶようにとの心配りを、常に忘れないことです。その上で、好印象の条件となる態度を意識し、その時その場に応じた働きをすることなのです。 今日の心がけ◆周囲の人に好印象を与えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年10月12日
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10月11日(金) 美の創造 人には、美しいと感じる心が備わっています。 私たちが感じる美しさには、風景や芸術などばかりでなく、振る舞いや感情など、人間としての心や行ないに関わるものがあります。 「美」という言葉の意味について、辞書には「美しいこと、綺麗なこと」の他に、「良いこと、立派なこと」という説明もあります。 敬う、感謝する、親を喜ばす、家庭を和やかにする、清掃する、物を大切に扱う、後始末をする、ていねいな言葉を使うなど、「良いこと、立派なこと」は、みな美しいことであり、人々を感動させ、喜びを与え、幸せにします。 美の反対は「醜」です。「醜いこと、良くない行ない、調和や均衡を乱すこと」という意味ですが、昨今は醜いと感じられる行為や事件が頻発しています。その背景には、美しさに対する意識の低下があるのかもしれません。 私たちは誰でも、美しさを創り上げる可能性を秘めています。美の創造者が一人でも多くなれば、社会も家庭も職場も、さらに良くなっていくでしょう。 今日の心がけ◆美しさを心がけましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
2013年10月11日
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10月10日(木) ワクワクする自分 物事に対して「緊張したことがない」という人が世の中にいます。 心の強さを「鈍感力」ともいいますが、鈍感という表現は、一般的にはマイナス的な意味合いに取られがちです。 しかしプロスポーツの世界では、「鈍感」のほうが一途で、一つの物事に集中し、良い結果を招くこともあると評されます。 日々の業務において、緊張の場面は何度も訪れます。その時に、焦れば焦るほど結果が良くなかった経験は、誰しもあるでしょう。 緊張しやすい人が鈍感になろうとしても、それは努力してなれるようなものではないでしょう。むしろ苦しむことになるかもしれません。 緊張しやすい人は、緊張しないように考えて行動するのではなく、緊張したと感じたらと自分を客観視してみることです。 自分自身を第三者の視点で見ると、気持ちが楽になり、緊張がほぐれてきます。緊張をドキドキ・ワクワク感に変えて、楽しく業務にあたりたいものです。 今日の心がけ◆緊張感を受け入れましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年10月10日
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10月 9日(水) 気づいたほうから Kさんは昼休みに、気のおけない同僚と話をした時に、後輩に関する愚痴をこぼしてしまいました。 「出勤の途中、後輩が自分の脇をすり抜けて、さっさと行ってしまった。『おはようございます』の一言ぐらいあってもよいのではないか」 「もっと言えば『お先に失礼します』と言うべきだ。それくらいのこともできない後輩の、これから先が思いやられる」とKさんは捲し立てました。 すると同僚は、「なぜKさんから先に挨拶をしなかったのか」と言ったのです。「気がついたほうが先に挨拶をすればいい。後輩だから先にする、部下だから先にする、というものではないよ」と諭したのです。 Kさんは、と、自身にも非があることを知りました。 一歩進めて、とKさんは決心したのです。 今日の心がけ◆挨拶は気づいたほうからしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2013年10月09日
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10月 8日(火) 案内看板 施設の設立十周年を機に、路上の案内看板の表記を、再検討するプロジェクトが立ち上がりました。それを否定的に聞いていたのはB氏です。 B氏は、と他人事でしたが、プロジェクトメンバーの発表を聞いていると、自分の名前が呼ばれたのです。 しかたなく、メンバーと最寄りのインターチェンジや駅から車を走らせ、お客様と同じ視線で、市街地の看板を見て回りました。 そこで目にしたのは、新設した建物や道路の影響で、陰になっていたり、道なき道へ案内するなど、お客様を迷わせている案内看板でした。道を知っているB氏は、初めてこの土地を訪れる人への配慮が、なかったことに気づきました。 経験は、成長の糧や自信に、つながることばかりではありません。馴れを生じさせ、商売をする上で大切な、お客様視点を忘れてしまうこともあります。 時には、初めて訪れるお客様になったつもりで、職場内や周辺を眺めてみると、そこに、お客様が笑顔になるヒントが、隠れているかもしれません。 今日の心がけ◆お客様の視点で見ましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年10月08日
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10月 7日(月) 勇気ある行動 人間関係が希薄になっている昨今です。しかし目の前に困っている他人がいたら、何とかしてあげたいと思うのは、人としての自然な感情ではないでしょうか。 今年七月、埼玉県のある駅で、電車から降りようとした三十代の女性が、車両とホームの約十センチメートルの隙間に落ちた事故がありました。 その状況に気づいた乗客とJR職員ら約四十人が、一両の重さ約三十二トンの車両を押して、電車とホームとの間を広げたのです。女性が引き上げられると、その場で大きな歓声が湧いたといいます。 「困った人に手を差し伸べる」「お年寄りに席を譲る」など、思いを行動や言葉へと移すには勇気がいります。しかしその勇気が、人を助けます。 大きな出来事だけでなく、身近な中にも様々な支援があります。職場では、日頃、自分の業務以外に雑用などを当たり前にやっている人へ、感謝の気持ちを持ち、自らも率先して行ないたいものです。 行動や言葉で表わすなど、一歩の勇気を踏み出してみてはいかがでしょうか。 今日の心がけ◆勇気を出して行動に移しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
2013年10月07日
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10月 6日(日) 心をつかむ伝え方 「DJポリス」と称された、警視庁の警察官の話術が話題になりました。 今年六月、サッカー日本代表が、来年ブラジルで開催される、ワールドカップ出場を決めた夜のことでした。東京・渋谷駅前のスクランブル交差点に、歓喜するサポーターたちが殺到し、騒然となりました。 そこへ登場したのが、警視庁第9機動隊広報係に所属する、二十代の男性隊員でした。車両の上から拡声器を握って、お祭り騒ぎの群衆に呼びかけました。 「サポーターのみなさんは12番目の選手でもあります。ルールとマナーを守ってフェアプレーで今日の喜びを分かち合いましょう」「怖い顔をしたお巡りさんも心の中ではワールドカップ出場を喜んでいます」 これらの軽妙な言葉を聞いた若者たちから、笑いや喝采の声が上がり、暴徒化を防ぐことができたのです。相手を思いやる優しさと、ユーモアに溢れた言葉が、見事に人の心を動かしました。 言い方によって、相手を不快にさせずに言葉を伝えることができるのです。 今日の心がけ◆人の心を和ませる言葉を発しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2013年10月06日
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10月 5日(土) 思いに応える 地域のコミュニティ団体に所属するKさん、周囲には能力に優れ、精力的に社会貢献をしている人が多くいました。 役付きの人たちを羨望の眼差しで眺め、と思っていた矢先、役付きの辞令を受けたのでした。 Kさんは当然の出来事があまりにも嬉しく、ニコニコして家へ戻りました。そして、辞令を神棚に上げ、拍手を打ち、先祖に報告をしたのでした。 その様子を見ていた妻は、Kさんの背中に向かい、と念じたのでした。 私たちは普段、会社でも地域でも様々な役を受けます。家庭でも、それぞれに役目があります。 働きの違いはありますが、どの働きも尊いものです。そして、Kさんの妻のように、周囲には自分を応援してくれる人がいます。 今日一日の役割を自覚し、世に尽くして、溌剌と生きたいものです。 今日の心がけ◆役割を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月05日
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10月 4日(金) 笑顔の挨拶 挨拶が苦手な人は、人間関係が良好に進まない場合があります。 さらに挨拶のできない人は、周囲の人から嫌われることにもなりかねません。挨拶は、人と人とを結ぶ大切な基本事項なのです。 F氏は、新幹線に乗車した時や、飛行機に搭乗した時に、隣の人に心をこめて明るい挨拶をするようにしています。 挨拶をされると、相手も悪い気持ちにはならないものです。「相手も自然に笑顔で、挨拶を返してくれる」とF氏はいいます。 まさに、「振り子の法則」なのです。これは、たんに物理的な現象のみにとどまるものではなく、世の中のあらゆる動きに通じています。 挨拶は先に進んですることが大事です。気づいた時に自ら声を掛け、良いお手本を見せていきましょう。 世の中の事象は、すべて先手が勝ちであり、後手は負けといわれています。何事も先手で行なっていきたいものです。 今日の心がけ◆先手の挨拶を行ないましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2013年10月04日
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10月 3日(木) 使用済みストロー Aさんは友人との待ち合わせのために、珈琲店に入りました。その時、店内を見たAさんは、床や壁の汚さに驚き、思わず「ハズレだ」と呟きました。 という苛立ちを感じながら、店員の働きに目を向けると、テーブルを拭き、ごみの片づけを機敏にこなしている姿が目に留まります。と不思議でなりません。 Aさんはその時、客が使用済みのストローを床に投げ捨てている光景を、まさに目の当たりにしたのです。店内を汚しているのは、来店者のようなのです。 飲食をする空間が汚れてしまうのは、大なり小なりあることです。しかし来店者一人ひとりが、その場に対する礼儀を果たさなくてはなりません。もしも汚したとしたら、綺麗にすることは、社会人として当然のマナーだからです。 次に使用する他者を思って動く大切さを、あらためて噛み締めたAさん。座った席のテーブルや、周囲に散乱したゴミを拾い集めました。 入店時よりも綺麗にすることに努めて、Aさんは友人を待ったのです。 今日の心がけ◆公共の場を綺麗に使いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2013年10月03日
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10月 2日(水) 伝統から学ぶ 十月は、三重県・伊勢の神宮で、一千三百年以上続いている、二十年に一度の式年遷宮が予定されています。 式年遷宮では、正殿や御垣内の建物全て、御装束神宝などを新しくします。その理由は、建物を清々しく保つには、二十年を限度に建て替え必要、伝統技術を伝承するには二十年が適当であるなど、様々な説があります。 長い歴史のある遷宮には及びませんが、私たち職場人も時には「新調」が必要です。長く使用している物を変えたことで、何か新鮮な気持ちになった経験はあるでしょう。 いつまでも若々しくあることは、多くの人の望みであり、永続的な繁栄のための大切な要件といえます。それら実現のためには、変えるべきものは大胆に変えることが、心の曇りをなくし、溌剌とあるためには効果的です。 業務で使用する備品や機器をはじめ、自分自身の過去にとらわれる気持ちなども、変えるべきはものは積極的に変え、常に初々しくありたいものです。 今日の心がけ◆変えるべきものは積極的に変えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月02日
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10月20日(日) 真摯に聞く態度 人の話をしっかり聞くことは、大切だと理解しているものの、つい聞いているつもりになってしまいがちです。 Fさんは、日々、夫として父親として努力しています。特に妻に対しては「よく聞く」「妻の意見に合わせる」よう努めています。 ある日、買い物へ出かけた時、店内で妻から「このスカーフ、どう?」と聞かれ、Fさんは妻に合わせようと、すぐに「いいんじゃない」と答えました。すると「どうしてそんな簡単な言い方をするの」と反感を買ったのです。 とFさんは思ったものの、帰宅後と少しだけ反省しました。 言葉で反応を示すだけではなく、相手を思いやる態度を示すことが大切なのです。「相手の言葉に合わせる」ではなく、相手の心にどれだけ寄り添えるかです。視線や表情などの態度も、その一つといえるでしょう。 Fさんは他人の話に対して、真摯に耳を傾けるようになったのです。 今日の心がけ◆聞く姿勢を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2013年10月01日
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10月19日(土) 声の力 接客業が中心のEさんの職場では、朝礼で挨拶や返事の練習、発声練習を行なっています。ところがEさんは、大きな声を出すことが大の苦手でした。 ある日、職場で朝礼内容を検討する会議が開かれ、Eさんが自分の正直な思いを告げると、同僚から発声の意外な効用について聞かされたのです。 それは、人が最大の力を出すのは息を吐く時だということや、声を揃えると動作が揃い、集団の力が最大に発揮できるといったことでした。重い荷物を数人で持ち上げることを例とした説明に、「なるほど」とEさんは納得しました。 私たちの仕事は、力仕事ばかりではありませんが、朝から朗らかな声を出すことで心肺機能が高まり、気分も仕事モードに高めることができるのです。 また、社是や社訓、経営理念などを言葉として声に出すことで、会社の方針を心に刻めるという効用もあります。 朝礼は、各人が心意気を合わせる場であり、声はその重要なツールです。チームワークを形成するゴールデンタイムとして、朝を充実させていきましょう。 今日の心がけ◆声に力を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2013年10月01日
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10月18日(金) 褒め方名人 話し方教室を主宰する栗原典裕氏は、褒め方の基本を1モノを褒める、2相手自身を褒める、3相手の存在を褒めるという三段階に分類しています。 第一段階は、鞄やアクセサリーなど、相手の所有している「モノ」を褒めます。第二段階では、モノを選んだセンスや似合っている状態を褒めます。第三段階では、その人に対する感謝、すなわち「存在」を褒めます。 褒められれば誰しも嬉しく感じるものです。褒めてくれた人には好意を持ち、その後の人間関係も良好なものになるでしょう。 ただし、褒め方を誤ると、相手に媚びていると思われたり、何か魂胆があるのではないかと、勘繰られたりすることもあります。 褒め方のコツは、相手に関心を寄せて、観察してみるとよいでしょう。そして、「お陰さまで」という謙虚な気持ちで接することが出発点となるのです。周囲の人に対する尊敬の念や感謝の心を忘れないことも大切です。 褒め方に磨きをかけて、良好な人間関係を築いていきたいものです。 今日の心がけ◆褒め方上手になりましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2013年10月01日
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10月17日(木) 他人のせいにする Y氏は、太り気味な体質を改善するために日々ウォーキングに励んでいますが、なかなか成果がでません。気がつくと誰かの「せい」にしているのです。 家庭では、妻や子供に対して愚痴をこぼし、また職場では部下に「仕事が忙しいから」と、言い訳をする場面を作っていたのです。 休日のある日、ウォーキングを終えて家に帰ると、妻が言うことを聞かない息子に対して、「自分が正しいと思っていることでも間違っていることもあるのよ。そんな時は素直に言うことを聞かないとダメでしょ」と叱っていました。 Y氏は、自分が叱られているようで、家の中に入るタイミングを遅らせることになったのです。結果を求めすぎたために、自分のわがままを周囲のせいにしていたY氏。多くの人の支えがあって、今日の自分があることを痛感しました。 翌日から、と決心したY氏。食生活の改善とウォーキングに励んだ結果、体が少しスリムになったのです。 家族に感謝しながら、喜んで動くことの大切さを再確認したY氏でした。 今日の心がけ◆わがままを捨てましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2013年10月01日
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10月16日(水) 壊れた家電製品 私たちは多くの物に囲まれて生活をしています。皆さんは身の回りの物を、大切に扱っているでしょうか。 Nさんは一人暮らしを始める時に、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなど一通りの家電製品を揃え、と心に誓いました。 それから三年後のことです。洗濯機に厚手の衣類や作業着を大量に入れて洗濯をしていると、突然、止まり動かなくなりました。 修理には、日数を要するとのことでした。仕方なくコインランドリーや手洗いで、三週間ほどを過ごしました。洗濯機が修理から戻ってくると、今度は冷蔵庫と掃除機が故障です。出費が重なり、Nさんは腹立たしくなりました。 しかし、後で冷静になり考えてみると、当初は家電製品を大切に使おうと思いながらも、その気持ちを忘れていた自分に思い至ったのです。 改めてと感謝し、現在もこれらの家電製品の世話になっているNさんです。 今日の心がけ◆物の恵みに感謝しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
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10月15日(火) 我流から一流 どの業界にも一流の仕事をするといわれる人が存在します。では一流の人の仕事と、そうでない人の仕事とでは、どこに違いがあるのでしょう。 様々な見方や考え方がありますが、はっきりとした違いは「日常生活や業務の中で、人としての基本的なことができている」ということです。 人としての基本的なことはといえば、「同僚、お客様、取引業者に対して気持ちのよい挨拶ができる」「期日・締切日までに納品できる」「会社における共有物を自分の物のように大切に扱える」など、多くの事柄が挙げられるでしょう。 仕事は、色々な人と関わりを持ちながら、力を合わせ、一つの物事を完成させていきます。互いに気持ちよく仕事ができるかが問われるのです。 「俺が俺が!」のわがままな行動や、「自分だけが頑張っている」という自意識過剰ではいけません。仲間たちと一つのことを成し遂げるために、お客様に喜んでいただくよい仕事をするために、一流の仕事を目指していきたいものです。 まず日常生活の中で、人として当たり前のことに磨きをかけましょう。 今日の心がけ◆一流の仕事を目指しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年10月01日
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10月14日(月) 立場を自覚する 私たちには様々な立場があります。親の前では子という立場になり、子の前では親という立場であり、夫に対しては妻という立場となります。このように相手によって立場は変わり、果たすべき役割も変容していくのです。 立場と人間関係によって、言葉遣いも変えなければなりません。友人や家族には親しみを込めた言葉になるでしょう。方言を使えば同郷意識が深まります。 職場や社会においては、相手によって「尊敬語」「謙譲語」などを使い分ける必要があります。 例えば、「聞く」という言葉は尊敬語では「聞かれる」、謙譲語では「うかがう」、と表現します。「食べる」という言葉は尊敬語では「召し上がる」、謙譲語では「いただく」、と表現します。 言葉によって伝わり方は異なります。また、人格、品格、教養などが現われたりするものです。 立場をわきまえ適切な言葉で、良好な人間関係を築いていきましょう。 今日の心がけ◆適切な言葉を使いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
2013年10月01日
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10月13日(日) 席を譲る Kさんは朝の通勤電車で吊り革につかまり、立っていました。 しばらくすると、Kさんの前に座っていた真新しいランドセルとブレザーに身を包んだ男の子が、おずおずと席を立ちました。そして、Kさんの斜め後ろに立っていた、初老の男性に近づいて行きました。 とKさんがぼんやり見ていると、男の子は「どうぞ」と言い、席を譲ろうとしていたのです。 男性は驚いた顔をして、「いや、次の駅で降りるからいいよ」と答えました。その瞬間、車内に温かな笑いが起き、殺伐とした空気が一転して和んだのです。 またおずおずと席に戻り、緊張した面持ちで座っている小さな男の子を見て、と、Kさんは深い感銘を受けました。 Kさんは、男の子の行動から、と思いました。 小さな男の子の行動から、大きな勇気を分けてもらったKさんでした。 今日の心がけ◆勇気を持って行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
2013年10月01日
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10月12日(土) 好印象となる条件 働きやすい職場環境は、職場人として仕事の能率を高め、良い成果を挙げるためにも必要なことでしょう。そのためにも、働く仲間やお客様に、自分がどのような印象を与えているかを知ることは大切です。 好印象の条件は、明るい挨拶・返事をはじめ、親切・ていねいな対応、エチケットやマナーを守る、約束を守るなど、いろいろと挙げられます。 ここで注意すべきことは、態度のあり方の前に、心の持ち方です。同じ行為でも、心の持ち方一つで、周囲に与える印象は、大きく変わっていきます。 例えば、「自分をよく見せるため」といった利己的な心では、周囲の人には嫌味な印象を与えてしまいます。ましてお客様からは、「利害に基づいた態度」での接客は、すぐに見透かされてしまいます。 大切なことは、働く仲間やお客様が喜ぶようにとの心配りを、常に忘れないことです。その上で、好印象の条件となる態度を意識し、その時その場に応じた働きをすることなのです。 今日の心がけ◆周囲の人に好印象を与えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2013年10月01日
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10月11日(金) 美の創造 人には、美しいと感じる心が備わっています。 私たちが感じる美しさには、風景や芸術などばかりでなく、振る舞いや感情など、人間としての心や行ないに関わるものがあります。 「美」という言葉の意味について、辞書には「美しいこと、綺麗なこと」の他に、「良いこと、立派なこと」という説明もあります。 敬う、感謝する、親を喜ばす、家庭を和やかにする、清掃する、物を大切に扱う、後始末をする、ていねいな言葉を使うなど、「良いこと、立派なこと」は、みな美しいことであり、人々を感動させ、喜びを与え、幸せにします。 美の反対は「醜」です。「醜いこと、良くない行ない、調和や均衡を乱すこと」という意味ですが、昨今は醜いと感じられる行為や事件が頻発しています。その背景には、美しさに対する意識の低下があるのかもしれません。 私たちは誰でも、美しさを創り上げる可能性を秘めています。美の創造者が一人でも多くなれば、社会も家庭も職場も、さらに良くなっていくでしょう。 今日の心がけ◆美しさを心がけましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2013年10月01日
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10月10日(木) ワクワクする自分 物事に対して「緊張したことがない」という人が世の中にいます。 心の強さを「鈍感力」ともいいますが、鈍感という表現は、一般的にはマイナス的な意味合いに取られがちです。 しかしプロスポーツの世界では、「鈍感」のほうが一途で、一つの物事に集中し、良い結果を招くこともあると評されます。 日々の業務において、緊張の場面は何度も訪れます。その時に、焦れば焦るほど結果が良くなかった経験は、誰しもあるでしょう。 緊張しやすい人が鈍感になろうとしても、それは努力してなれるようなものではないでしょう。むしろ苦しむことになるかもしれません。 緊張しやすい人は、緊張しないように考えて行動するのではなく、緊張したと感じたらと自分を客観視してみることです。 自分自身を第三者の視点で見ると、気持ちが楽になり、緊張がほぐれてきます。緊張をドキドキ・ワクワク感に変えて、楽しく業務にあたりたいものです。 今日の心がけ◆緊張感を受け入れましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2013年10月01日
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10月 9日(水) 気づいたほうから Kさんは昼休みに、気のおけない同僚と話をした時に、後輩に関する愚痴をこぼしてしまいました。 「出勤の途中、後輩が自分の脇をすり抜けて、さっさと行ってしまった。『おはようございます』の一言ぐらいあってもよいのではないか」 「もっと言えば『お先に失礼します』と言うべきだ。それくらいのこともできない後輩の、これから先が思いやられる」とKさんは捲し立てました。 すると同僚は、「なぜKさんから先に挨拶をしなかったのか」と言ったのです。「気がついたほうが先に挨拶をすればいい。後輩だから先にする、部下だから先にする、というものではないよ」と諭したのです。 Kさんは、と、自身にも非があることを知りました。 一歩進めて、とKさんは決心したのです。 今日の心がけ◆挨拶は気づいたほうからしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月01日
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10月 8日(火) 案内看板 施設の設立十周年を機に、路上の案内看板の表記を、再検討するプロジェクトが立ち上がりました。それを否定的に聞いていたのはB氏です。 B氏は、と他人事でしたが、プロジェクトメンバーの発表を聞いていると、自分の名前が呼ばれたのです。 しかたなく、メンバーと最寄りのインターチェンジや駅から車を走らせ、お客様と同じ視線で、市街地の看板を見て回りました。 そこで目にしたのは、新設した建物や道路の影響で、陰になっていたり、道なき道へ案内するなど、お客様を迷わせている案内看板でした。道を知っているB氏は、初めてこの土地を訪れる人への配慮が、なかったことに気づきました。 経験は、成長の糧や自信に、つながることばかりではありません。馴れを生じさせ、商売をする上で大切な、お客様視点を忘れてしまうこともあります。 時には、初めて訪れるお客様になったつもりで、職場内や周辺を眺めてみると、そこに、お客様が笑顔になるヒントが、隠れているかもしれません。 今日の心がけ◆お客様の視点で見ましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年10月01日
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