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11月30日(土) 箸の持ち方 世界中で、日本食の人気が高まっています。 日本食文化と切り離せないのが、美しい箸の使い方です。最近では伝統的な持ち方ができない親世代も増えています。 内閣府・食育推進室は平成二十二年、十代~七十代の千八百二十人に対して、食事に関する調査を実施しました。その結果、正しい伝統的な箸の持ち方をしていたのは、約半数の54%でした。 伝統的でない箸の持ち方は、「食べにくそう」「食べ物をうまくつかめない」ように見えます。また、一緒に食事をする人に、不快な思いを与えるようです。 作法とはマナーのことです。マナーとは、お互いが気持ちよく過ごせるルールです。自身の食事をする時の食べ方は、いかがでしょうか。食べる姿に自分の育ちや品格が現われるものです。 楽しく食べることも食事には大切ですが、日本人としての伝統を今一度見直し、食事の作法を点検してみましょう。 今日の心がけ◆美しい箸を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2013年11月30日
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11月29日(金) 早合点の遠回り 職場では一人ひとりが先を読み、先手の行動を心がけることによって、生産力や効率を向上させることが大切です。 しかし、気づかないうちに自分を見失い、人間関係がこじれて、仕事の進捗を遅らせてしまう要因を作ってしまう場合があります。 例えば「早合点」です。物事の一場面だけを見て、あたかもすべてがわかったような気になり、真実を曲解してしまうというケースです。 早合点は、自分がイメージした通りにことが進まない時や、逆に、先読みのイメージが追いつかず、焦ってしまう時などに起こりやすいものです。 いずれも、思うようにいかなくなり、人や物に対して責め心が強くなります。知らないうちに、自分を見失っている状態といえます。早く済ませようと焦るあまりに責め心が湧いてきたならば、「急がば回れ」の精神でいきましょう。 責め心を捨て、「事実はどうなっているのか」という状況判断を、徹底的かつ確実に行ないます。それが結果的に、より良い成果を上げるためのポイントです。 今日の心がけ◆徹底して事実を確認しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
2013年11月29日
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11月28日(木) 身近な自然に心を配る 富士山が世界文化遺産に登録されました。静岡県内三つの登山口で、今年八月、約二千名の参加者によって一斉清掃が行なわれました。 一斉清掃は今年で三十四回目です。登山者の増加により、ゴミも増えるのではないかと懸念されましたが、最も登山者が多い富士宮口でも、昨年の夏に比べ、ゴミの量は微増にとどまっていました。 その一方、ある富士登山ナビゲーターは「山小屋前のベンチ下や登山道の隅などにゴミをポイ捨てする人が依然として多い。ゴミは持ち帰って、と粘り強く呼びかけていく必要がある」と登山者のマナー向上を訴えています。 大自然の様々な恩恵を受けて、日々の生活を送っている私たちです。自然の恩恵を思う時、不用意にゴミを捨てる行為は、あってはならないことでしょう。 世界遺産であるなしにかかわらず、自然環境の保全に努めていくことが大自然への恩返しです。身近な自然へ心を配ることが、人としての優しさであると肝に銘じていきたいものです。 今日の心がけ◆環境保全に心を配りましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2013年11月28日
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11月27日(水) 負けました 小学校教師の安次嶺隆幸さんは、日本将棋連盟の学校教育アドバイザーとして、将棋の持つ教育的意義を提唱しています。 一時はプロの棋士を目指したこともあるだけに、安次嶺さんは「礼」を大切にする将棋の魅力を次のように語っています。 「負けを自ら宣言しなければならない将棋は、日本人が忘れかけている大切な心に気づかせ、それを自然と身につけることができるメソッドを内包していると言っていいでしょう」 「負けました」と宣言することは自分の弱さやミスを受け止めて、悔しい気持ちを折りたたみ、負けの責任を自分でとることになる。それは「弱い自分に打ち克ったぞ」という能動的宣言でもある、と安次嶺さんは言うのです。 負けるのは悔しいことです。しかし、負けをきちんと受け止めてこそ、その先の成長があるのでしょう。「悔しいからやめた」ではなく、逃げずに自分の内面と向き合うことから、次の一歩が始まるのです。 今日の心がけ◆逃げずに取り組みましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2013年11月27日
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11月26日(火) 優先順位 さわやかに生活し、効率よく仕事をする秘訣があります。それは、気づいたことをうやむやにしないことです。 具体的には、気づいたらすぐ行なう「即行」と、気づいたら即やめる「即止」です。気づいたことをその場で実行するだけが、即行ではありません。 すぐにはできない場合に、「いつかやろう」とうやむやにせず、メモを取るなどして処理することも、即行に当てはまります。 気づきを実行に移すには、今行なっている事柄の手をいったん止めて、頭の中で優先順位をつけることがまず最初です。これも「即止」に当てはまります。 1今すぐやること、2その次でいいこと、3よく考えてからすること、の三つに分けて、1であれば、すぐに行ないます。2や3であれば、メモを取って処理をしましょう。この習慣を積み重ねて、実行していけば、仕事のスピードや判断力、決断力が飛躍的に磨かれていきます。 気づいたことをうやむやにせず、さわやかな気分で生活しましょう。 今日の心がけ◆即行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年11月26日
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11月25日(月) 一歩前へ 人間の体は前向きにできています。 顔は、前方からの情報をキャッチし、前に情報を発信しやすいようになっています。手は、前のものをつかみ、前で作業するのに適しています。足も、前に進むのに最適です。 一方、思考は容易に後ろを振り返ることができます。過去を反省することができ、感動もよみがえります。悩みが深くなったり、後悔したりもします。 もしネガティブな思考が強くなった時には、体の特長を活かして、意識して一歩前に出る工夫をしてはいかがでしょう。 例えば、普段より三十分早く起きてみる、エレベーターを使わず階段を上ってみる、マンネリになっている通勤・通学の道を変えてみる、大きな声で挨拶をする、などです。 湯川秀樹氏の「一日生きることは、一歩進むことでありたい」の言葉のように、等身大の一歩を踏み出す、大いなる実験を試みてはいかがでしょうか。 今日の心がけ◆一歩前に踏み出しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
2013年11月25日
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11月24日(日) 一念発起 「一念発起」とは、ある事を成し遂げようと決心することです。 しかし、人は、決心した大事な事を今すぐやらずに、「まあ、いいか」と、先に延ばす癖があります。そして、「あの時、やっておけばよかった」と後悔するのです。まさに「後悔先に立たず」です。 行動を起こす前に面倒がって、今やれない理由を、先に考えてしまうからでしょう。後悔を繰り返さないためには、「やれない理由」を考えるよりも、「どうすればできるか」を考えることが大切です。 創意工夫を凝らし、まずやってみるのです。そして、思い立ったら止めずに、簡単に諦めないことです。 思い立ったその瞬間が、最良のチャンスです。グズグズしないで、一気にやり抜きましょう。その行為が、今を充実させていくのです。 人生の行路には、早すぎるとか、遅すぎるということはありません。「思い立つか、立たないか」「やるか、やらないか」、ただそれだけです。 今日の心がけ◆「どうすればできるか」を考えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2013年11月24日
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11月23日(土) 収穫に感謝する日 勤労感謝の日は、一九四八年に制定されました。制定以前の十一月二十三日は、その年の収穫に感謝する、新嘗祭を記念する祭日でした。 私たちは、衣食住に関する多くの物に囲まれて、生活をしています。当たり前にある物がなくなってしまったら、困り果ててしまうでしょう。 日本には食べ物が豊富にあります。それ故に、食物を粗末に扱ってはいないでしょうか。食物が作られた由来を知ると、決して粗末にはできないものです。 「お米づくりには八十八の手間ひまがかかる」といわれています。種まきから稲刈りの収穫まで、目に見えないところで、多くの人の労力がかかっています。 あらゆる物には、それを作る人たちの心を込めた働きがあって、私たちが手にしたり、味わったりすることができるのです。 世界を見渡してみると、どれだけたくさんの人たちが、飢えと貧困に悩まされているでしょう。改めて、恵まれた国に生活していることへの感謝と、物への感謝を心に深く刻みたいものです。 今日の心がけ◆自然の恵みに感謝しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年11月23日
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11月22日(金) 集中と調整 日本能率協会総合研究所の広田薫氏は、残業のタイプを九つに分類します。 無駄な残業を見直す上で、個々の意識で改善が可能なのは、「生活型」「罰ゲーム型」「ダラダラ型」「なりゆきまかせ型」「自己満足型」の五つです。組織的な対処が望ましいのは、「付き合い型」「抱え込み型」「独りよがり型」です。 そして、一人前を目指す若手には、実力を養い、目標を設定する能力を習得するため、将来の貯蓄としての「がむしゃら型」を奨励しています。 残業をする際、仕事の締切りと計画を自ら定めて、その都度、進捗状況の報告をすることも、最低限のルールと心得たいものです。報告を怠ったため、やり直しや修正が生じて残業を増やすのでは本末転倒です。 業務に集中するため、外部をシャットアウトする手法も紹介される昨今です。しかし、自分の都合を最優先するだけで、お客様や上司との連携と調整を図る工夫を後回しにするようでは、正しい集中の仕方とはいえないでしょう。 集中力と調整力の養成を図りながら、無駄を削ぎ落としていきましょう。 今日の心がけ◆仕事の無駄を改善しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2013年11月22日
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11月21日(木) わかりません Mさんは、近所に駐車場を借りるため、管理しているB社に電話をしました。 すると「その駐車場は担当の者がおりますので、折り返し連絡します。その物件でしたら、だいぶ空きがありますから、多分大丈夫ですよ」との返答でした。 ところが、担当者から連絡があり「その駐車場を借りている人と、大家さんとの間でトラブルになっていて、今は貸せません」と言うのです。「いつになったら借りられますか」と尋ねると、「わかりません」との答えでした。 そっけない返答にピンときたMさんは、と思い、「わかりました、ありがとうございます」と、サッと電話を切ったのです。 数日後、Mさんは友人の紹介で、別の駐車場を契約しました。その一ヵ月後、B社が倒産したことが、地元紙で報じられました。 たしかに、「いつ貸せるかわからない」のは本当でしょう。しかし、お客様の立場に立ってみれば、あまりに自分本位の応対です。 わからない時にどう伝えるか。ここに信用を生むポイントがあります。 今日の心がけ◆お客様の立場に立った仕事をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2013年11月21日
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12月22日(日) 母の「名言」 K氏が人間関係について悩んでいた時のことです。 実家の母親に悩みを打ち明ける手紙を出しました。すると数日後、励ましの手紙と共に、一冊の本が送られてきたのです。本の内容は、世界の著名人による「名言集」でした。Kさんは母親の思いをかみ締めながら本を開きました。 「マイナスをプラスに変えることができるのは、人間だけがもっている能力だ」 最初のページには、オーストリアの心理学者であるアルフレッド・アドラーの言葉が紹介されていました。 と母が必死に本屋で探して、この本にたどりついたのだと考えたK氏。アドラーの言葉に、母の姿が重なって、K氏の心はスーッと軽くなりました。人間関係の悩みもいつしか解消されていたのです。 言葉は、受け取る状況、発せられる状況によって、言葉の持つ意味を超えて心に響くことがあります。K氏にとって、アドラーの名言は、母の言葉ともなって、人生を支える大きな力となったのです。 今日の心がけ◆言葉の力を確認しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2013年11月20日
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12月21日(土) 目標へのアプローチ 今年六月、富士山が世界文化遺産に登録されました。「弾丸登山」のような日帰りの強行軍も含め、今年は例年よりも登山者は多かったようです。 富士登頂を無事に果たした人の中には、という人はいないでしょう。 一定以上の努力が求められる高度な目標は、達成するための取り組みが不可欠です。「棚からぼたもち」は有り得ないのです。 実際、富士登山に臨むには、自身のスケジュール調整から体調管理まで、事前の準備を抜かりなく整えるのは最低限必要なことでしょう。それでも、登山中に高山病などの体調不良を起こし、下山を余儀なくされる場合もあるのです。 誰もが一度限りの人生を有意義に送りたいと思うでしょう。それには具体的な目標設定と、実現に向けた努力の継続が鍵です。 登山同様、山頂が近づく喜びをエネルギーに、足下の一歩をしっかりと踏みしめて目標に向かいたいものです。 今日の心がけ◆強固な意志で目標に向かいましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。実は、私自身「宗教団体ではないか」と誤解していた時期があります。倫理法人会を正しく知っていただく効果もあるはずと信じております。
2013年11月20日
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12月20日(金) 職場は家庭の延長 ある日のNさんと部下のやりとりです。 「A君、今日提出する報告書はできているか?」「できてません」 「B君、ここに置いていた書類を片付けたのか?」「私は知りません」 「C君、先日君に頼んだアポはとれたかい?」「私は聞いてませんけど」 「D君、この前言っていた販路はどうなった?」「僕そんなこと言いましたか」 Nさんの部署はこのところ士気が上がらず、業績も下降気味です。部内でのやりとりを聞いていた先輩が、Nさんにこう声をかけました。「職場も家庭も一緒と昔から言うが、夫婦の仲はうまくいっているのかい?」 Nさんはドキッとしました。部下たちの言葉が、家で妻に言われる言葉と一緒だったからです。という横着さが顔を出し、きっちり確認しなかったことをNさんは反省しました。 妻にも部下にも、その時その場で気づいたことを伝えるようにした時、家庭も職場も風通しが良くなっていったのです。 今日の心がけ◆足元を見直しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年11月20日
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12月19日(木) 一日十分の積み重ね 九州地方にあるH中学校では、昼休み終了後の十分間に、「三心清掃」を実施しています。 「心を清め、心を磨き、心を鍛える」ことを目的に、どうすれば美しくなるかを考えながら、一心不乱に清掃に取り組んでいます。 一日わずか十分間の取り組みですが、三年間継続すれば約百時間となり、真剣に清掃に打ち込んだ生徒は大きな収穫が得られるようです。 日々のこうした実践の積み重ねは、人としての磐石な土台を築き上げます。しっかりした土台があるからこそ大きな成長が図られるのです。 同じことを毎日繰り返し行なっていると、どうしても惰性になることはあるでしょう。嫌々ながらの、形だけの実践なら、効果はあまり期待できません。 慣れたことにいかに心を込めるか。始業前の職場内外の清掃、毎日の朝礼、型の決まった業務、定例の会議、そうした繰り返しの中にこそ、成長のチャンスは潜んでいるのです。 今日の心がけ◆定型作業に心を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年11月20日
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12月18日(水) 良い裏切り Mさんは人一倍寒がりです。寒さの厳しい地域への出張はできるだけ避けたいと思っていました。 ところが、朝の気温が氷点下十度近くまで冷え込む地方への出張が決まったのです。宿泊先は湯治場風の旅館でした。部屋の区切りはふすま一枚で、廊下との仕切も障子だけでした。 部屋に案内されると、全身が凍りつく寒さです。暖房は部屋の大きさに合わない小さな石油ファンヒーターが一台。壁のエアコンは壊れかけている様子で、とMさんは思いました。 夜、商談を終えて帰ると、寒いはずの部屋が暖かいのです。ファンヒーターがフル稼働されています。布団の電気毛布が冷えた体を包んでくれました。 トイレには、壁掛けの暖房器具が設置され、お風呂の脱衣所もガスファンヒーターが稼動しています。想像とは真逆の暖かさでした。 寒さへの不安を払拭してくれた旅館のもてなしに脱帽したM氏でした。 今日の心がけ◆想像以上の喜びを提供しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2013年11月20日
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12月17日(火) 受けっぷり 「成長し続ける人は強い」といわれます。その要件としては、学習能力やチャレンジ精神などが挙げられますが、受容力もその中に含まれるようです。 ある企業で海外事業を担当する新人のTさんは、何事も決められたことはその通りにやらないと気が済まない性格です。頼まれた仕事は完璧にこなす半面、突然の依頼や突発的な問題処理への対応が苦手でした。 ある日先輩から、「自分の都合や指示された仕事ができるかどうかを考えるより、まずは上司の指示をそのまま受け止めることが大切だ」と指導されました。 やってみると、受け止めようにも、言い訳や不足が先に立って返事ができません。しばらく「返事」と「言い訳」の競争は続きましたが、返事ができるようになるにつれ、Tさんの能力はグングン伸びていきました。 新しい仕事や慣れない仕事に不安はつきものです。しかし、その中に自分の器を広げてくれる宝が隠されているのです。 身の回りの出来事を受け切り、日々成長を続けたいものです。 今日の心がけ◆受けることから始めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年11月20日
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12月16日(月) 真似る効用 東邦大学医学部教授の有田秀穂氏は、他人の気持ちを思いやる「共感力」を育む実践の一つに、「模倣」することの重要性を述べています。 人の動作や話し方を真似すると脳のミラーニューロンという神経細胞が働き、相手の状態を追体験することで、その人がどういう感情を込めてその動作をしているのかをある程度イメージできると氏は言います。 職場の中で、やり遂げるべき目標に対し、気持ちがのらなかったり、行動がついていかない状態の時があります。そのような時は、「共感力」を育む実践として、尊敬する上司や先輩の仕事ぶりを徹底的に真似てみましょう。 電話の対応や表情、出社時間など、模倣することでその人の心の状態を汲み取ることができるでしょう。それが仕事の質の向上にもつながります。良い仕事をするには、職場内の人間関係を良好にし、団結力を深めることが必須です。 人の喜びを自分のことのように喜び、人の苦しみを自分の苦しみと受け止められる「共感力」を養っていきましょう。 今日の心がけ◆徹底的に模倣しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
2013年11月20日
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12月15日(日) 五感から始まる 結婚や子供の誕生、仕事を通じた様々な交流など、初めての出会いには誰もが感激するものです。しかし、共に過ごす時間が長くなるにつれて、馴れ合いやせめぎ合いが渦巻き、関係性が崩れることもあります。 その原因は、相手の行為を「当たり前」だと思ってしまう感覚が挙げられます。また、相手が思い通りにならないことへの苛立ち、あきらめなどもあるでしょう。結果として、家庭や仕事に支障をきたすことにもなりかねません。 人は人によって育てられ、成長できるものです。出会いに感謝を持ち続け、さらにより良い関係を築くためにも、相手に五感を向けてみましょう。 温かい眼差しで相手を見つめる、挨拶の声をかける、食卓を共にして共に食事を味わう、触れ合うといった行為を通して、次第に心の距離が縮まるものです。そして、支え合い、共に学び合い、わかち合う関係へと変容できるのです。 家庭においても職場においても、五感をフルに活用して、わかち合いの関係を深めていきたいものです。 今日の心がけ◆わかち合える関係を築きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2013年11月20日
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12月14日(土) 報告 何か問題が起きた時、どのような報告ができるかが試されます。 と報告をしなかったことで、さらに問題が悪化してしまう例はよくあります。 労を惜しんで失敗するケースもあります。建設業で営業マンのM氏は、集合住宅の外壁の状況を調査することになりました。しかし、現場に足を選ぶことを怠り、現地スタッフに調査を依頼したのです。 すぐに「多数のひび割れがあった」という報告がありました。本社としていち早く対応をするため、多くの職人と用具が必要との決断が下されました。 しかし、実際はそれほど多くの被害はなかったのです。購入した用具や集められた職人は必要なくなり、会社にとって大きな損失となってしまいました。 自分の怠慢が起こした結果を反省したM氏は、「忙しくても現地に足を運ぶこと」「急ぐ報告ほど焦らず丁寧にすること」を肝に銘じたのでした。 今日の心がけ◆誠実で正確な報告をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。実は、私自身「宗教団体ではないか」と誤解していた時期があります。倫理法人会を正しく知っていただく効果もあるはずと信じております。
2013年11月20日
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12月13日(金) 精神大国 昭和電工株式会社相談役の大橋光夫氏は、これからの日本は「技術大国」と「精神大国」を目指すことで、国際社会に貢献すべきだと述べています。 世界二十五ヵ国で共同実施された世論調査によると、「日本が世界に良い影響を与えている」との回答が「悪い影響」の回答をはるかに上回りました。 「精神大国」として日本人の高い精神性を発信することで、世界の人々に好影響を与えることができる、と氏は主張します。 一般的に、精神性の高さとは、倫理観や道徳観の高さとも言い換えることができるでしょう。それは何も特別なことではありません。伝統的に受け継がれてきた行動規範や、その行動を促す心のありように精神性はそのまま表われます。 それは例えば、他人への思いやり、つつましさ、清潔さ、緻密さなどでしょう。これらを私たち一人ひとりが大事にしつつ、自然に行動に移すことで、日本人全体の精神性はさらに高まるはずです。 身近な行動から、日本の精神を世界に発信していきましょう。 今日の心がけ◆日本の良さを世界に発信しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年11月20日
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12月12日(木) 笑顔と涙と T子さんが仕事帰りにスーパーで買い物をした時のことです。 レジで清算を終えると、店員から笑顔の挨拶を受けました。しかし、その笑顔に、どことなく無理をしている印象を受けました。 と店員の境遇を案じながら、切ない思いが込み上げてきました。 自宅への帰り道、店員の姿が脳裏に焼きついて離れません。その姿は、いつしか自分の普段の仕事の姿へと重なっていきました。 テレフォンオペレーターのT子さんは、ここ数日、消費者からクレームの電話が集中していたことで、心身共に疲れきっていました。と思うと涙が出てきました。 と決意したT子さん。時に人は、自分を写し出す鏡のようになって、より良い方向に導いてくれるヒントを与えてくれるのです。 今日の心がけ◆共感を自己の成長につなげましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年11月20日
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12月11日(水) 態度こそ力 「生産性は態度なり」という言葉があります。 生産性の高い会社は、働く人皆の態度も良いものです。人に対する態度はいうまでもなく、物に対しても同様です。 この話をあるセミナーで聞いたNさん。となかばあきらめていましたが、工場で働く仲間の姿勢を観察し、自分が機械に向かう態度も振り返ってみました。 気づいたことは、「物に対する態度の悪さ」でした。道具を丁寧に扱わず、設備機械には飛び散った油にほこりが付いて、汚らしく見えるのです。Nさんはと思いました。 その日からNさんは、職場の同僚に「道具類は丁寧に扱おう」と呼びかけました。整理整頓にも気を配りました。設備機械も心を込めて磨き上げる一方、機械も共に働く仲間だとの意識をもって、声をかけるようにしたのです。 皆が物を動かす道を学ぶことができ、生産性が着実に向上しました。 今日の心がけ◆物への態度を見直しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2013年11月20日
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12月10日(火) プレゼンテーションの大切さ 営業部のTさんは、自社商品の良さがお客様に伝わらず、成績が上がらないことに悶々としていました。 そのような中、東京オリンピック開催決定の朗報が入りました。Tさんがテレビで目にしたのは、招致に向けての素晴らしいプレゼンテーションです。 自然な身振りや手振り、流暢な英語やフランス語、爽やかで魅力的な笑顔などを見聞し、と思いました。 ところが、その過程を調べてみると、プレゼンなどのコンサルタントを英国の企業に依頼し、アドバイスを受けて、練習とリハーサルを何度も繰り返したことを知りました。行動一つひとつが、陰での練習と努力によるものだったのです。 いくら良いものでも、方法が劣っていては上手く伝わりません。良さを伝える工夫や準備をし、練習とリハーサルを何度も重ねることが成功の秘訣です。 Tさんは、すぐに尊敬する先輩に教えを請い、工夫をこらしてプレゼンテーションの練習に励みました。次第に自信を取り戻し始めたTさんです。 今日の心がけ◆準備や練習を念入りに行ないましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年11月20日
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12月 9日(月) ふられたマティーニ バーテンダーのSさんは、常連客と冗談を交わしながらでもカクテルを作れるまでに経験を積んでいました。ある時、一人の男性客がマティーニを注文しましたが、一口だけ飲んで帰ってしまいました。 Sさんが気に留めることなくグラスを片付けようとした時です。マスターが飲み残されたカクテルを一口飲んで、「ふられたマティーニを君はどうするんだ」と、ため息をついたのです。 と心の中で叫ぶSさんに、マスターは続けてこう言いました。「君のカクテルには心がない。お客様に喜んでもらいたいという気持ちをどこに忘れてきた?」 マスターの言葉にSさんは、仕事を始めた頃のという気持ちを思い出しました。そして、おしゃべりよりも、一杯のカクテルに精一杯の心を込めるよう努力したのです。 やがてカクテルの飲み残しが減るとともに、来店者も増え始めました。 今日の心がけ◆慣れた仕事にこそ心を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2013年11月20日
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12月 9日(月) ふられたマティーニ バーテンダーのSさんは、常連客と冗談を交わしながらでもカクテルを作れるまでに経験を積んでいました。ある時、一人の男性客がマティーニを注文しましたが、一口だけ飲んで帰ってしまいました。 Sさんが気に留めることなくグラスを片付けようとした時です。マスターが飲み残されたカクテルを一口飲んで、「ふられたマティーニを君はどうするんだ」と、ため息をついたのです。 と心の中で叫ぶSさんに、マスターは続けてこう言いました。「君のカクテルには心がない。お客様に喜んでもらいたいという気持ちをどこに忘れてきた?」 マスターの言葉にSさんは、仕事を始めた頃のという気持ちを思い出しました。そして、おしゃべりよりも、一杯のカクテルに精一杯の心を込めるよう努力したのです。 やがてカクテルの飲み残しが減るとともに、来店者も増え始めました。 今日の心がけ◆慣れた仕事にこそ心を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2013年11月20日
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12月 8日(日) 結び合う力 秋の彼岸に、H氏は家族で先祖の墓参りに行きました。広大な霊園は、墓の前で手を合わせる人でいっぱいでした。 春と秋の彼岸に毎年お参りをしているH氏は、いつものように、家族一人ひとりの状況を報告し、先祖のご加護により家族が健康に生活できていることへの感謝を述べ、これからも家族仲良く暮らしていくことを誓いました。 お参りを終えて、しばらく墓石をながめていたH氏でしたが、ふと次のような思いが浮かんできました。それは、ということでした。 先祖から子孫である私に注がれる愛情、子孫である私が先祖へ注ぐ愛情が、先祖と自分を強く結びつけている。家庭では、親子の愛情が親と子をしっかり結び合わせていると思うと、温かい気持ちがわいてきます。 職場においても、働く人と人の愛情が心を一つにするのだと、H氏の思いはさらに広がっていきました。 今日の心がけ◆周囲に愛情を注ぎましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年11月20日
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12月 7日(土) 実行こそ仕事の命 毎日行なう朝礼で、経営理念、社是、社訓、スローガンなどを斉唱している職場は多いようです。 斉唱するのは、自社が存在している目的を明確にし、職場で働く皆が進むべき方向を共有するためです。 社訓などを毎日斉唱していると、暗誦できるようになります。しかし、ただ斉唱するという形だけで満足していては、何の意味もありません。 社是、社訓、スローガンの文言は、実行して初めて意味のある「生きた言葉」になるのです。「お客様第一主義」「お客様からのクレームには即、対応します」とあれば、実行してこそ会社の信用が増すのです。 とはいえ、数多い項目のすべてを実行するのは大変なことです。「今日は、この一項目を必ず実行する」というプロ意識を持ってやり遂げれば、仕事がスムーズになり、働きがいを感じることでしょう。 「一日にひとつ必ず実行する」という目標を持って、仕事に向かいましょう。 今日の心がけ◆スローガンを実行しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。実は、私自身「宗教団体ではないか」と誤解していた時期があります。倫理法人会を正しく知っていただく効果もあるはずと信じております。
2013年11月20日
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12月 6日(金) 酒席での心得 忘年会シーズンの十二月です。普段よりもお酒を飲む機会が増えるでしょう。 江戸時代中期に、武士の心得として、佐賀藩士の山本常朝が書き残した『葉隠』には、酒席での心得を示した一文があります。 「酒といふ物は、打上り綺麗にしてこそ酒にてあれ。気が付かねばいやしく見ゆるなり」 ここでは、だらだらといつまでも飲むのではなく、綺麗に切り上げることの大切さを述べています。楽しい時間は過ぎるのが早いもの。しかし、時間にはケジメをつけることが社会人としての酒席のマナーでしょう。 また、お酒の飲み方で、その人柄がわかるとも記されています。お酒は陽気な気分にさせる一方で、冷静な判断を鈍らせることもあります。 酒は飲んでも、酒に飲まれないこと。『葉隠』には「公界物なり」として、酒席も公の場であることを示す文章もあります。 マナーをわきまえ、おいしく楽しく酒を味わい、一年の労を労いましょう。 今日の心がけ◆首席のマナーを心得ましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2013年11月20日
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12月 4日(水) 偉業達成の裏には プロ野球・ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティン選手が、四十九年ぶりとなる一シーズン最多本塁打記録を更新しました。 偉業達成の裏には、ある改心があったといいます。去年までは「怒られている時もキョロキョロして話を聞かなかった」「試合中のプレーについて説教を受けている時に、フライドチキンを食べていた」と、球団関係者は振り返ります。 しかし、今年は監督やコーチの指導を受ける時に、しっかり目を見て話を聞くようになった、と首脳陣も驚く変身ぶりでした。 もともと日本の野球に対応しようと努力していたバレンティン選手ですが、聞く態度が変わってからは、さらに飛躍的に成績が向上しました。今年のシーズン終了時には、六十本塁打の大記録を達成しました。 話を聞く態度は、そのまま仕事に取り組む姿勢につながります。失敗した時や注意を受けた時こそ謙虚に受け止め、話を聞くことから、日々の仕事も向上していくのでしょう。 今日の心がけ◆真正面から話を聞きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2013年11月20日
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12月 3日(火) 今が一番 脚本家・宮藤官九郎氏が、NHK連続テレビ小説に初挑戦した「あまちゃん」は、日本中に元気を届けてくれました。宮藤氏がヒロインを通じて伝えたかったことは、「徹底的に現実を肯定することの大切さ」だったといいます。 最近のドラマには「現状打破」をテーマにした作品もありますが、今いる場所や現実を受け入れ、そこでできることを探していくところに、宮藤作品の真骨頂があるのかもしれません。 仕事や家庭において、現状を改善することはもちろん大切です。しかし、現状を否定した先には、はたして良い結果が伴うでしょうか。 今の続きが明日であり、今の積み重ねが未来です。 職場においても、目前の自己の仕事に集中できず、他人が担当する仕事を羨んだり、他人の地位に嫉妬していては、何も進まないでしょう。 巡り合った人・仕事・環境を大切に思えた時、創造的な仕事は生まれてきます。世の中という大海を存分に楽しむポイントは、今を生きることなのです。 今日の心がけ◆今を受け入れましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年11月20日
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12月 2日(月) 愚痴っぽい人 愚痴っぽいイメージの人がいます。 「おいしいけど味が薄い」「景色はいいけど人が多すぎる」のように、マイナスの言葉を最後に言うので、そういう印象を持たれるのかもしれません。 例えば、部下から報告書を受け取った時、「ありがとう。短い時間の中でよくやってくれたね。まあ、だいぶ手直しは必要だけど」と労いのつもりで声をかけても、言われたほうとしては、という気持ちになります。 そこで、マイナス言葉を先に、プラスの言葉を後に、順番を変えてみましょう。「修正は必要だけど、短い時間の中でよくやってくれたね。ありがとう」と言えば、受け止める側にも感謝の気持ちが十分に伝わるでしょう。 脚本家の向田邦子さんは、子供の頃に聴いたという菊池寛の講演で、「他人にものを言うときは、嫌なことを先に言って、よいこと褒めることを後に言いなさい」と教えられたそうです。後味を良くする言い方を心がけたいものです。 今日の心がけ◆言葉の順序を考えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会ですので一般の方や社員の方にも好評です。参加は無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
2013年11月20日
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12月 1日(日) アスリートの食卓 「ビジネスアスリート」という言葉があります。ビジネスマンをスポーツ選手にたとえた呼称です。 様々な競技に臨むスポーツ選手は、日々、トレーニングを欠かしません。練習のみならず、栄養・休養面やメンタル面の強化も、今や常識となっています。 一方、ビジネスマンは、スポーツ選手のトレーニングに相当する学習や研修の時間を確保しているでしょうか。また、栄養面はいかがでしょうか。 今年、」東北楽天イーグルスの田中将大投手が歴史的連勝記録を打ち立てました。その陰には、妻・里田まいさんの食事面でのサポートがありました。 まいさんは結婚を機に、日本野菜ソムリエ協会が認定する、「ジュニア・アスリート・フードマイスター」の資格を取得しました。そして、「いつ、何を、どのように食べればパフォーマンスが向上するか」の食事学を日常に応用したのです。 たかが食事、されど栄養です。ビジネスシーンでは軽視されやすい食事と栄養面に目を向け、タフな精神と共に、健全な身体を維持していきたいものです。 今日の心がけ◆食事に留意しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年11月20日
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11月20日(水) 礼節を尊ぶ 今年も、夏の全国高校野球選手権大会では、熱い戦いが繰り広げられました。 青森県からは弘前学院聖愛高校が、県内の強豪校を破って初出場しました。甲子園では三回戦まで進みましたが、日本一への壁は厚かったようです。 創部十三年目の原田一範監督は、「野球で一番になることは目標だが、本当の目的は立派な日本人を育てること」と言います。野球をやる前に、高校生としてしっかりとした学校生活を送ること、精神面を強化することを方針に掲げます。 使用済みボールの縫い目を揃えて木の箱に入れるなど、整理整頓を徹底し、トイレ掃除、ゴミ拾いなどは、上級生が率先して模範を示します。 また、福祉施設でのボランティアや講演会など、野球以外の行事にも積極的に参加させています。 大会では、熱戦を繰り広げた対戦相手や、声援を送ってくれた観客席に対しての、美しい姿勢の挨拶が話題になりました。プレーもさることながら、野球部員たちの「礼を尽くす」姿が観客を魅了したのです。 今日の心がけ◆心も技も磨きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。
2013年11月20日
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11月19日(火) 小さな親切 人は思わぬ出来事に遭遇した時、どのような行動ができるでしょう。 Sさんは、通勤途中の道端で、買い物帰りの女性とすれ違いました。その女性は、自転車かごから買い物袋がこぼれ落ち、商品が道いっぱいに散乱して困っている様子でした。 先を急いでいたSさんでしたが、迷わず足を止め、すぐに散乱した商品を拾い始めました。すると、通りかかった若い男性が駆け寄ってきて、「僕も手伝います」と一緒に拾い始めたのです。 そのうちに、周辺にいた小学生や散歩途中の年配の女性も足を止め、五、六人の人たちが拾うのを手伝ってくれました。一緒に商品を集めながら、Sさんは、思わず心が温かくなりました。 もしSさんが、見て見ぬふりをして通り過ぎてしまえば、誰も手伝わなかったかもしれません。ほんの小さな親切ですが、咄嗟の行動が、周りの人の親切心も引き出したのです。 今日の心がけ◆まず自分から行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年11月19日
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11月18日(月) 情報を得るには 営業をしているNさんの体験です。 先輩からA社の担当を引き継いだ時に、「A社の主力は夏向けの商品だから、秋口は受注量が減るぞ」と言われました。そこでNさんは、秋になると、A社への訪問回数を減らしました。 ところが、A社では冬の新商品に向けて、この秋からキャンペーンを開始していたのです。Nさんが気づいた時には、受注機会を逃がしてしまいました。 部長に報告をすると、1情報は常に更新すること、2先手で情報を得る努力をすること、とアドバイスを受けました。 その後、Nさんは、顧客先で様々注意を払うようになりました。広報用のチラシや印刷物、会社の雰囲気、社員同士の会話などにも気を配りました。 求めなければチャンスは得られないことを知り、自ら意識して、最新の情報をつかむようになったのです。 今では誰よりも早く情報を得ることができ、効果的な営業を展開しています。 今日の心がけ◆先手で情報を得る努力をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
2013年11月18日
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11月17日(日) 明るく接する 人は誰でも精一杯、今日一日の仕事に取り組んでいます。しかし、うまくいかないことがあったり、自分を責めてしまったりする場合もあるでしょう。 「三つ子の魂百まで」といわれるように、幼心に「よくやった」「えらかった」と褒められたり、認められたりしたひと事は、心に残るものです。その後の人生においても、苦しい時に自分を支える大きな原動力となるのです。 部下と営業の出張をしたBさん。出張が終わるたびに、必ず部下のミスを取り上げて、あれこれ小言を言っては萎縮させていました。言わないでおこうと思っても、それが務めと思い込んで、叱責していたのです。 ある日、自宅に帰ったBさんに、四歳の娘が、Bさんに褒められた時の言葉を繰り返していました。わが子の姿から、人は小言で育つのではなく、褒められ認められる中で、成長していくことを知ったのです。 それからは、小言を言って萎縮させるのではなく、注意はひと言簡潔に、その後、プラスの言葉で良い面を伝えるフォローもしています。 今日の心がけ◆激励にはプラス言葉を使いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2013年11月17日
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11月16日(土) 成功は他人のお陰 人は心の奥に、という承認の欲求があります。 この欲求は、成功するとつい自分の手柄にしたくなり、反対に、失敗すると何かに責任を転嫁しがちという心理作用として働いてきます。 日本には、「俺が俺がの『我』を捨てて、お陰お陰の『下』で生きよ」という昔からの教えがあります。 成功した時は、自分のことを誇るのではなく、協力してくれた人たちを企画に出しなさいという教えです。「皆さんのお陰で成功することができました。ありがとうございました」と、感謝の心で頭を下げます。 失敗した時は、「私の力が及ばず、目標を達成することができませんでした」と頭を下げるのです。テレビをはじめ、マスメディアでの表彰やインタビューを見ても、言葉の中に人間性が現われるのがよくわかります。 自分の手柄を誇示するのは、自分を小さく見せるだけで、今後の協力も得られないことを知るべきでしょう。 今日の心がけ◆”お陰”の精神を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2013年11月16日
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11月15日(金) 自分ルール 物事に対する「慣れ」は、処理速度を向上させる一方、油断が生じたり、やる気を低下させてしまうことがあります。故に、ほどよい緊張感も大切です。 勤続十年のMさんは、仕事にマンネリを感じていました。先輩に相談すると、マンネリを防ぐため、「自分ルールを定めている」と言います。 例えば、「朝七時出勤のルールを作り、遅刻をした日は後輩の肩を揉み、十日以上連続で達成できたら昼食代を百円プラスしている」と、自分にペナルティや褒美を課しているとのことでした。 Mさんも早速「自分ルール」を定めました。それは、「言い訳をしたら五百円玉を貯金箱に入れる」というものでした。 ルールを定めたことにより、ミスをする度に言い訳が多かった自分を改善しようとする意欲が喚起されたMさん。仕事に対する心の張りが戻っていきました。 「より良くしようとする意識」がマンネリ脱却の鍵です。「自分ルール」を決めて、向上心を持って、仕事に臨んでみてはいかがでしょう。 今日の心がけ◆仕事にほどよい緊張感を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2013年11月15日
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11月14日(木) 信頼し合える関係 「報告・連絡・相談」を略して、「報・連・相」といいます。職場内での仕事の流れをスムーズにする、基本的なコミュニケーションです。 Nさんは急遽上司から、「明後日の式典で、お客様に振る舞うお菓子を、百人分用意してほしい」と依頼されました。早速、菓子屋を数店巡ったものの、人数分の用意ができません。諦めかけたNさんが、最後に訪ねた店での出来事です。 店員は即座に本店の上司に報告し、上司が各支店に連絡をとり、在庫を確認してくれました。その結果、百人分のお菓子を用意することができたのです。 感激のあまり心からお礼を言うNさんの姿に、店員も喜び、笑顔を分かち合いました。Nさんは、その菓子屋に信頼を抱き、その後、公私を問わず利用することになったのです。 実はNさんは、職場での報・連・相が苦手でした。店員の対応により、その大切さに気づいたNさんは、上司への現状報告や相談を密にするようになり、信頼関係を今まで以上に築くことができたのです。 今日の心がけ◆報・連・相で心をつなぎましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
2013年11月14日
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11月13日(水) 日にひとつ良いことを 「日にひとつ良いことを」というスローガンがあります。 一日一回、良いことを行なう。もちろん、三回でも五回でも、良いことを実行していいのですが、まず一日に一回は行なう。そして、それ以上を目指し、人のために尽くして、社会をより良くしていこうというものです。 Kさんは、ラッシュを避けて、早朝に通勤しています。ある朝のこと、いつもの始発電車に乗って席に座りました。ひと駅過ぎれば、もう空席はありません。 次の駅で、年配の婦人が乗ってきました。座りながら業務計画を練っていたKさんは、一瞬と躊躇しましたが、「どうぞ」と席を譲りました。 それからも乗客は増えるばかりです。降りるまでの約一時間、Kさんは混雑した車内で立ちっぱなしでした。Kさんが降りる時、婦人は「ありがとうございました」と会釈をしてくれました。 座っての通勤は楽だったでしょうが、それ以上に、なんとも爽やかな気持ちで出社したKさんでした。 今日の心がけ◆気づいたことはサッと実行しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。
2013年11月13日
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11月12日(火) 妻の絵 『万葉集』は、現存する日本最古の歌集です。中でも現代人に愛されているのは、日本の防衛のために、九州北部に向かった防人たちの歌です。防人の中には、愛する妻を描いた絵を持って、任地へ行きたいと思う人もいたようです。 わが妻も 絵に描きとらむ 暇もが 旅行く吾は 見つつ偲ばむ 歌の意味は、「私の妻をも絵に描きとる時間が欲しい。旅をつづける私はそれを見ながら偲ぼうに」というものです。「暇」は「いとま」の東国の方言で、「ひま、時間のゆとり」のことです。 また、夫を思う妻の強い思いが、面影となって現われる歌もあります。 わが妻は いたく恋いらし 飲む水に 影さえ見えて よに忘られず これは、「私の妻はひどく恋い焦れているに違いない。飲む水に影さえも見えて、決して忘れられないことだ」という意味です。「影」は「かげ」の東国の方言で、「姿、面影」のことです。 厳しい仕事に向かうからこそ、夫婦の心を一つにして乗り越えるのでしょう。 今日の心がけ◆夫婦の心を合わせましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年11月12日
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11月11日(月) 頼めない理由 仕事の進め方には、人によって様々なスタイルがあります。 自己完結型で仕事を進めるMさんは、「人の手を煩わさない」「周囲に迷惑をかけない」と、その仕事ぶりに多少の自負がありました。 ところが、異動により担当する営業先が十倍近くに増え、到底一人でこなせる仕事量ではなくなりました。不本意ながらも、周囲に仕事を依頼する毎日の中で、あることにMさんは気づかされます。 それは、格段に「ありがとう」と言う機会が増えたことです。そして、感謝の言葉が少なかった今までを振り返り、これまでの自分は、頭を下げて依頼し、結果に感謝を表わす謙虚さがなかったことにも気づいたのです。 もちろん、人を頼ってばかりでは、仕事の力量は上がっていきません。しかし、責任感でやり抜くことと、周囲を信頼せず独善的にやることは、同じ自己完結型でも、中身はまったく別物です。 謙虚さを忘れず、強い連帯感を持って仕事に臨みたいものです。 今日の心がけ◆つまらないプライドは捨てましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
2013年11月11日
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11月10日(日) 悔しさの先にあるもの 今年八月、ニューヨーク・ヤンキースのイチロー選手が、本拠地ヤンキー・スタジアムで行なわれたブルージェイズ戦で、日米通算四千本安打を達成しました。 試合後のインタビューで、イチロー選手は「四千のヒットを打つには、僕の数字で言うと、八千回以上は悔しい思いをしてきているんですよね」とコメント。誇れることがあるとすれば、ヒットの数より、悔しさと常に向き合ってきたことだと述べました。 天才と言われるイチロー選手であっても、何度も失敗を重ね、悔しい思いをし、そして一本一本ヒットを打ち続けて、この偉業を達成したのです。 失敗と言うと「思い出したくない出来事」と心が処理しがちですが、前に進むための大切な材料と捉え、反省し、次に活かしていくことが、業務を進める上で必要なことといえるでしょう。 失敗は、自分を高めてくれる貴重な経験です。失敗を失敗として受け止め、次の成功につなげていきましょう。 今日の心がけ◆失敗から成功を生み出しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2013年11月10日
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11月 9日(土) 小さな気遣い 営業部で二年目になるSさんは、仕事にも慣れ、自信を持って営業に出かけられるようになっていました。 ある日の休憩時間のこと、昼食を摂りに行く途中で、さりげなく道端の空き缶を拾っている青年の姿を目にしました。 Sさんはハッとしました。と、わが身を振り返ったのです。 職場に戻ってから、普段使っている机の周りや窓をじっと見つめてみたSさん。そこに、細かい汚れやゴミがあることに気づきました。その日から、小さなことに目を向けようと心がけて、清掃をするようになったのです。 清掃を続けるうちに、いつもちょうどよいタイミングでコーヒーを出してくれる同僚の気遣いにも、改めて感謝できるようになりました。 小さな気遣いや心遣いが、日頃、どのくらいできているでしょうか。小さな一歩こそ、自分の成長につながるのです。 今日の心がけ◆生活の細部に目を向けましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
2013年11月09日
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11月 8日(金) 愛とエゴ T社長は、ある言葉をきっかけに、人生観と経営観が一変しました。発達障害と診断された長男の躾と、会社経営に悩んでいた時期のことです。 ある講演会で、「尊敬なき愛はエゴ(我欲)である。子や孫も、社員や後輩も、さらに企業も、尊敬の念から生まれた温かい愛情を注がれてこそ、立派に育っていく」という言葉を耳にしました。T社長は、大きな衝撃を受けました。 先代社長の父親に、負けを許されない躾を受け、根性ドラマの主人公のような人生を歩んできたT社長。会社でも、毎日のように叱咤激励を繰り返すうちに、優秀な技術を持つベテラン社員が、次々に退職してしまったのです。 講演を聞いた翌朝から、出勤前に、子供と社員の顔を思い浮かべ、手をついて感謝の挨拶と語りかけを始めました。日を追うごとに、謙虚な心が養われました。 以来、十数年にわたり、知的なハンディキャップを持つ人を積極的に採用し、今では全社員の二割近くを占めています。 尊敬され信頼されるのは、その何倍も人を尊敬してきた証といえるでしょう。 今日の心がけ◆謙虚な心を養いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
2013年11月08日
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11月 7日(木) 耳の痛い話 誰しも人から褒められれば、嬉しいものです。 逆に、批判や忠告を受けると、落ち込んだり、腹が立ったり、反発心が生じたり、相手を恨んだりしてしまうこともあります。 昔から、「耳の痛い話ほど、本音が語られている」といわれます。自分にとっては不快であり、不都合な話であっても、冷静に考えると、核心をついたことを第三者が語ってくれている場合があります。 と前向きに捉えれば、耳の痛い話も、大いに自己の向上に役立つでしょう。 どのような話も、取捨選択の決定権は自分にあります。取り入れるか、取り入れないかを決めるのは自分自身です。 しかし、その時は理解できなくても、後になってみれば、と思えることは少なくないものです。 耳の痛い話を自己の成長に役立てる、心の深さを保ちたいものです。 今日の心がけ◆忠告には素直に耳を傾けましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2013年11月07日
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11月 6日(水) 包装紙の再利用 職場の皆にお茶を入れようと思ったA子さん。同僚のB子さんと相談し、いただき物の水羊かんをお茶うけに出すことにしました。 A子さんが急須にお湯を入れていると、水羊かんの箱の包装紙をきれいに剥がすB子さんの姿が目に留まりました。紙を留めているテープを指で丹念に取り、紙のシワを伸ばして、四つに折り畳んでいるところでした。 「なぜ、そんなに丁寧にするの?私だったらビリビリ破いて捨ててしまうのに」とA子さんが尋ねると、B子さんは「母がいつもそうしていたのよ。包装紙でも大切にすればまた使える、と教えられたの」と言うのです。 A子さんはと思いつつ、コピーはなるべく裏紙を使用する、一度使った封筒も再利用できるものはとっておくなど、日頃から物を大切に扱っているB子さんの姿を思い浮かべました。 一方、物の扱いがぞんざいで、後始末が苦手なA子さん。包装紙でも再利用を心がける同僚の姿に、物に対する向き合い方のヒントを得たのでした。 今日の心がけ◆物を大切に扱いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
2013年11月06日
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11月 5日(火) 不意の出来事 Kさんはタクシーに乗り、取引先へ向かいました。 商談のことで頭がいっぱいのKさんは、さっそく鞄の中から資料を取り出し、プレゼンテーションの手順を確認していました。 車内のスピーカーから「シートベルトの着用をお願いします」と、アナウンスが流れたような気がしましたが、特に気に留めることはありませんでした。 しばらくすると、運転手が急に「危ない!」と叫びました。Kさんが顔を上げると、交差点で右折してきた対向車の姿が、視界に入ったのです。 運転手は急ブレーキをかけ、急ハンドルを切り、何とか衝突は免れました。しかし、Kさんの体は反対側のドアまで飛び、思い切り打ち付けられたのです。 病院に行くほどではなかったものの、しばらくの間、体のあちこちが痛んで仕方がなかったKさん。いつも「大丈夫だろう」「何もないだろう」と、何事に対しても高をくくっていたことを思い改めたのです。 気を引き締めて、仕事に取り組むようになったことは言うまでもありません。 今日の心がけ◆気を引き締めて行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために2001年5月から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
2013年11月05日
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11月 4日(月) 言った通りになっていく Kさんの二歳になる娘が、最近「大丈夫、大丈夫」という言葉を覚えました。 道端で転んだ娘に、母親が「○○ちゃん大丈夫!」と声をかけたことがきっかけでした。それから、何かある度に、「大丈夫」と言うようになったのです。 ある日、仕事が忙しく遅い時間に帰宅したKさんは、疲れ果てていました。その姿を見ていた娘が、「パパ大丈夫!」と言ったのです。 一瞬で疲れが吹き飛んだような気持ちになったKさん。それ以来、ことあるごとに、娘の言葉を思い出すようになりました。 仕事がうまくいかずに自信をなくした時、自分に向かって「大丈夫、大丈夫」と声をかけます。諦める感情が打ち消され、とたんにやる気が湧いてきます。 言葉は言霊といいます。言葉通りに自分の周囲が変わり、言葉によって自分も変わっていくのです。 プラスの言葉を使っていると、次第にその言葉通りになるものです。その言葉のうちにある愛情が、人の心に通うからです。 今日の心がけ◆プラスの言葉を使いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
2013年11月04日
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11月 3日(日) 花を愛する心 今日は文化の日です。文化の日には皇居で文化勲章の親授式が行なわれます。 文化勲章は、学問や芸術などの文化の発展や向上に、目覚しい功績のある人に授与される勲章です。 昭和三十五年に文化勲章を受章した岡潔氏は、国際的な数学者です。浮世離れした、ユニークな人物としても知られています。 文化勲章の親授式の後、天皇陛下から、数学とはどのような学問であるかと尋ねられた際、「数学は生命の燃焼によって作るのです」と答えたといいます。 数学は無機的で抽象的な世界だと思われていますが、岡氏は「数学で大切なのは情緒である」と述べています。そして、情緒とは何かと問われて、「野に咲く一輪のスミレを美しいと思う心」と答えたといいます。 一輪の花を愛する心の余裕は、仕事に対する真摯な姿勢や、人と接する細やかな態度に反映するでしょう。 文化芸術に親しみ、心に余裕を持って生きたいものです。 今日の心がけ◆文化芸術に親しみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2013年11月03日
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