全481件 (481件中 1-50件目)

南アルプスから下山した翌週末、すかさず体を休める暇もなく、車に荷物を詰め込み、三重県のキャンプinn海山へ家族3人で出撃。 ここは銚子川の目の前にサイトがあって、気の向くまま川に飛び込めるので最高のキャンプ場なのである。 今回ちょっと笹濁りだったが、気になるほどでもない。 サイトは川のそばのリバーサイトと林間サイトがあって、2年前泊まったリバーサイトは広いのだが、今回テントを張った林間サイトは狭い。 でも、サイトが植林の中で、真夏の直射日光をまともに受けないというのがなかなか良い。 そもそも我が家はキャンプが目的ではなく、川遊びがメインなので、特に不満は無い。 だいたい、オートキャンプ用のテント自体が3人家族の我が家にはでかすぎるのが不満だな。夜寝るだけのためのテントがテントサイトの大部分を占めてしまうのが気に入らん。 貯金が貯まれば、そのうち山岳用の4テン(4人用テント)買って、それでオートキャンプしたいところ。 今回、職場の水陸両用カメラを借りてきて、試しに水中で撮影してみた。ペンタックスのWG-1。水中写真ってのがどの程度撮れたら綺麗と言えるのかよく分からないが、結構ちゃんと撮れてた。 夕方には4リットルペットボトルで作ったセル瓶を川底に沈めておいた。 夜は、脂ギッシュな焼き肉に舌鼓を打ち、ビールをこれ見よがしに飲んで、翌朝、セル瓶の回収に入ってみると・・・ 見事に、手長エビが入っていた。 生まれて初めてセル瓶を仕掛けてみたが、獲物が捕れて大満足。 この手長エビ、自宅に持ち帰って唐揚げにしたら、速やかに息子のK助の胃袋に吸い込まれていった。 2泊3日の海山のキャンプ、夏休みはなかなか予約が取れないほど人気のキャンプ場だが、出来れば、来年も行きたいですな。
2012年08月20日
コメント(0)

夕べ気象通報を聞いて付けた天気図は、太平洋高気圧はあいかわらずアリューシャンのあっちにあって変わっていないが、日本付近の等圧線が前日より混んできていた。 風が強くなる知らせだったのだろうか。 荒川小屋を5時前に出発し、大聖寺平の稜線に出る手前から、爆風烈風直撃ぶっとび状態になった。 今日の本来の予定は、南アルプススペシャル超だらけモードで、荒川小屋を出て赤石岳ピークそばの避難小屋まで、予定行動時間2時間半である。 避難小屋着いたら、日が暮れるまで南国よろしく日向ぼっこをやり、夕方は心清らかに夕日を眺め、日が沈めば満天の星空を健やかに満喫し、翌朝富士山の隣から昇る朝日に信心深く涙するという、登山者ならではの超豪華メニューてんこ盛りなのである。 ただ頂上の避難小屋は水が不足しているらしい。そのため、ザックには今晩の晩飯と明日の朝飯用に2.5リットルの水を余分に積んでいる。 重い。 さらに追い打ちをかけるように、稜線は爆風。さらに雨。 景色どころではない。ザックが風で振られるほど。 小赤石岳、なんも見えん。 赤石小屋分岐でザックをデポした。 決めた。 赤石頂上泊はやめて、本日赤石岳ピストンの後、椹島まで一気に下山だ。 自分で付けたええ加減な天気図でも天候回復の兆しが無い。 赤石岳のてっぺんに今夜泊まっても展望無ければおもしろくない。 よし、せっかくここまで担いだ水だけでも小屋に届けよう。 避難小屋には水が無い、そう荒川小屋にも張り紙がしてあったし。 ということでサブザックに2.5リットルの水を積んで赤石岳ピークへ。 20分ほどで、赤石岳ピークへ。 3年ぶり、遂に戻ってきた。 3年前は両足靴擦れがずる剥けで歩くことさえしんどかった。 そしてしんどかった分、一番思い出深く、大好きになった赤石岳に戻ってきた。 下山後間もなく44歳になるおっさん一人で、またジワ~っときてしまった。 だが、なんも見えん。 でもなぜだが、心晴れやか、満足しきりなのである。 赤石岳避難小屋の小屋番さんに水を託し、即下山へ。 赤石岳8:30発。 ガイド本の赤石岳から椹島までのコースタイムは約6時間。休憩無しでコースタイム通り歩けば、14:30分に椹島に着くことになる。 椹島から畑薙ダムへの最終バスは14時発。 本来なら間に合わないのだが、下りだけはコースタイムより早く下れるので、うまくいけばバスに間に合うかも。 デポしたザックを担ぎ直し、椹島へ激下りの始まりである。 といっても、雨降ってカッパ着てるし、地面も滑りやすくなってるし、富士見平までは狭く危なっかしい箇所もあるので、そんなにペースを上げられない。慎重かつ慎重に。 赤石小屋に11時着。 バス発車まで3時間。小屋から椹島までのコースタイムは3時間半。 膝がもてば、十分縮められる。 でもこれからが長い。 ある程度膝に負担をかけない歩き方はできるようになった気はするが、それでも大腿筋がプルプルし始めている。 無理せずゆっくりあせって急ごう。 唯一の救いは、赤石小屋で雲を抜け、カッパを外すことが出来た。 すでに汗で全身ぬれぬれになっていたので、カッパを脱いでかなり動きが楽になった。 樺段を過ぎると、椹島の気配が感じられる。 ロッジの屋根が見えたり、車の走る音が聞こえたり。 と言ってもここからが長い。足も油の切れたロボコップ状態となり、スムーズに動かせない。 これはぎりぎりになりそうかな、最悪、椹島にもう1泊してもいいじゃん、でも間に合えばバスに乗りたいなあ、と葛藤が続く。 ギーガシャン、ギーガシャン、ロボコップ歩きで必死に下る。 下りなのに、汗も吹き出し、呼吸も乱れる。 やっぱだめかな、と思ったが、13時45分、無事、椹島下山。 間に合った。 赤石岳ピークから2,000m一気に激下り。 「はぁ、はぁ、な、な、生ビールください。」 「バス、2時発ですよ。飲めます?」 「大丈夫です。一気にいっちゃいますから。」 「ではお待ちください。」 琥珀色に輝くジョッキに満たされたビール。 バスに間に合うと分かれば、もうこれしかない。 「えっ、もう飲んじゃったんですか!!」 胃袋に、血管に、そして心にきっぱり染み渡る生ビールなのである。・ガイド本の歩行時間 8時間45分(山と高原地図)・俺の歩行時間 7時間16分(休憩を除いた実質歩行時間)・俺の行動時間 8時間55分(休憩を入れた時間) 3年前、聖、赤石に登った時、向こうに見える荒川三山にテント担いで登りたいと思った。 それから2シーズン、仕事の予定と夏山のベストタイミングとがかみ合わず、涙を飲んだ。 そして今夏、3年ぶりに南アに戻ってこれた。 天気がもひとつだったため、超のんびり行程の予定のはずが、ごく普通の行程とはなったが、それでも満足。 山、やめられないなぁ。 無事椹島から奈良の自宅に戻り、浴びるようにビールを飲みながら、頭の中でもう一度今回のコースを歩き直し、次はどこを登ろうかと思いを馳せる、清く正しい真夏のひとときなのである。 「とうさん! 帰ってたの!」 ビールブリザードに見舞われ、リビングのフローリングにパンツ一丁で意識を失ってしまった俺を、遭難者捜索のため、明け方寝室から出てきた家内が偶然発見してくれたお陰で、俺も富山出張から4日ぶりにようやく布団に入ることができた。 こうして、俺の夏山も無事、幕を閉じたのであった。
2012年08月13日
コメント(0)

入山二日目。 今日は千枚小屋から荒川三山を越えて荒川小屋まで、3,000m峰3連発、今回山行のハイライトである。 夕べの夕立もすっかりあがって天気も悪くない。 出発前、千枚小屋から見上げる空も青くて気持ちええ。 コースタイムも4時間強なので、そんなに焦らなくてもいい。夕立までにテン場に着けばいいかなってとこ。 ただ、夕べの雨でテントがびしょ濡れ。 食料がちょっと減った分、ちょっとは軽くなってるはずという期待裏腹、ザックの頭の方がちょっと重く感じる。 振り返ると、笊ヶ岳、その手前には昨日登ってきた尾根筋が見えている。 よくもまぁ、あれだけ歩いたもんだなと、自分でも感心する。 雲が切れ、赤石岳が全貌を露わにし、その向こうに聖岳、上河内岳が見えてきた。 3年前、靴擦れで苦しみながら登った山々が見えてくると、なんとも感慨一入。 あのとき、次登るなら荒川三山って決めてたこともあるし、こうしてここを歩いていることがとてもうれしい。 いくら調べて勉強しても全く覚えられないので、高山植物の名前に拘らず、最近は目で楽しむことにしている。 北の方角には南ア北部、塩見岳がチラ見せしてくれるだけで、結局、それ以北の山々は拝めなかった。 花は可憐だ。 今回のハイライト、悪沢岳をあっさりパス。 本来メインのピークに着いたら、たくさん写真撮ったり、ピークラーメン食べたり1時間くらいのんびりするのだが、悪沢のピークに着いたのが、朝8時半。 ラーメン食うにはちょっと早いし、周りを見ると積雲がなんだが早めに発達し始めている。 今日の荒川小屋までで行動時間は知れてるのだが、夕立が来る前に小屋まで行っておきたい。 などと、一人だといろいろ考えてしまい、悪沢岳をさくっと通過して、結局のんびりしたのは荒川中岳のピークだった。 荒川中岳ピークにて、大物干し大会。 とにかく雨を吸ったテントが重いので、ここでザックの中身全開。 フライにテント本体にグランドシートを広げて全部乾かした。 なにしてんねん? 警戒心全開、だが好奇心も全開のオコジョが目の前50センチまで近付いてきた。 聖岳の向こうに見える積乱雲がちょっとずつ成長していってる。 そろそろかな夕立がこっちくるな、と荒川前岳をピストンして、一気に荒川小屋へ下った。 畑薙ダムからフォレストのバスで入山する方なら周知のルール、東海フォレストが指定する小屋で一泊しなければ、帰りのバスに乗ることができない。 ということで、今夜は荒川小屋へ素泊まりなのである。 宿泊者は確か12名。そのうち自炊素泊まりは俺一人。 食事付きの皆さんが旨そうに荒川小屋名物のカレーライスをむさぼり食ってる中、俺は一人で白米を炊き、鍋に干し椎茸、干しエビ、ジャガイモ、タマネギを炒めてからフリーズドライの中華丼をぶち込み、海鮮中華丼を作製していた。 と、このとき、同宿に昭文社の取材の方々がいらっしゃり、そのうちのお一人が今日誕生日だとのこと。小屋のサービスで食事付き宿泊者全員にデザートのケーキが配られた。 俺は素泊まりだから全然期待せず、飯を炊いてる鍋を確保しながらみんなと一緒にハッピーバースデーを歌っていた。 と、そこへ、天使が舞い降りてきた。 あの、「よかったらどうぞ」。 顔を上げると、そこには小屋のスタッフの衣装をまとった天使が、一皿のケーキを両手に持って俺の前に立っていた。 それがこの写真。 素泊まりの俺にもケーキを分けてくださった小屋スタッフの配慮に、ソロ登山の俺の心も温かくなったのである。 俺が小屋に着いた直後に降り始めた夕立もいつのまにか止んでいる。 慣れない小屋泊まりに明かりを灯してくれた、あま~いケーキなのであった。・ガイド本の歩行時間 4時間50分(山と高原地図)・俺の歩行時間 5時間23分(休憩を除いた実質歩行時間)・俺の行動時間 7時間27分(休憩を入れた時間)
2012年08月12日
コメント(2)

朝3時起床。 アルファ米の五目ご飯を食べ、椹島を5時出発。 3年ぶりの南アルプス。 3年前は相棒と二人だったが、今回はソロ。 いよいよ椹島からの標高差1,500mの千枚小屋への登りの開始である。 平らなのは、この吊り橋まで。 この後はひたすら登りあるのみである。 木立の隙間から見える悪沢岳は、やたら遠い。だが、ガスらず展望があるのは救いである。 清水平の湧き水。 これ、むちゃくちゃ冷たくて旨かった。30秒も手を浸けてたら痛くなるほど。 思わず、かぶっていたキャップを外して、頭にぶっかけた。 展望のほとんど無い登山道。 蕨段の手前でちらっと見せた千枚、悪沢方面。 今日の目的地、千枚小屋は千枚岳のすぐ下なのだが、まだそれも見えない。 ただ、千枚岳に続く稜線を目の当たりにして、愕然。 まだ、あんなにあるの・・・。 マジで心が折れそうになる、それほど遠い。 もう、無心で歩くしかない。というか、歩き続けなければ着かないので、いつの間にか無心になっていた。 いつもなら、もっと写真も撮るのに後から見たら、ほとんど写真も撮ってなかった。 千枚小屋へ荷揚げするロープウェーまで来ると、聖岳の向こうに積乱雲がにょきにょき首を上げてきている。 こりゃ、夕立も来るな、それまでに小屋に着きたいし。 ま、歩き続ければ、目的地に必ず到着するのが登山のいいところ。 午後2時、無事千枚小屋に到着。 小屋からちょっと離れたテン場にテントを建て、午後4時の気象通報までの時間がゆっくりできる時間。 小屋へ戻り、500ml800円の超高級ビールを買って、またテントに戻って隠し歩荷のやきとり缶詰を開け、つかの間の至福の時をのんびりと。 午後4時から気象通報で天気図作成。 今時、大概の山域でdocomoであれば、天気図や天気予報をチェックできるのだが、アナログ人間の俺は、未だに天気図作成をモットーとしている。 天気図作ったところで、大した予報も出来ないのだが、山に入った以上、なんにもかんにも人任せにせず、自分の判断に全ての自分の行動を委ねたいと思っているし。 ついでに、俺の携帯はAUで、こんな山奥では滅法弱い。 天気図つけたら、晩飯作成。 今夜は白米0.8合とマルちゃんのワンタン。 これもワンタンだけだと味気ないので、ジャガイモとタマネギとサラミを炒めて、そこにワンタンをぶち込んで軽く煮込んでいる。 マルちゃんのワンタンは俺のキャンプでの定番で旨さはお墨付きで、よく朝のスープ替わりに使っているのだが、ほかの具材を入れることで、ボリュームたっぷりのおかずに変身したのであった。 そうそう、天気図つけてるとき、空がゴロゴロ言いだし、ラジオからもザザッとノイズが頻繁に入ってくるようになった。 やがて、真上に雷がやってきて、土砂降り開始。 下界での雷は1カ所からとどろくが、山では線です。ゴロゴロがあっちから鳴りながら真上を通ってあっちへ通り過ぎる感じ。 テン場は樹林帯の中にあるので、直撃はそうそう無いだろうが、やっぱ気持ち悪いもんですな。 夕立だからそのうち止むだろう、などと考えならシュラフに潜り込み、結局雨が止んだことを知ることもなかった。・ガイド本の歩行時間 6時間50分(山と高原地図) ・俺の歩行時間 6時間38分(休憩を除いた実質歩行時間)・俺の行動時間 8時間45分(休憩を入れた時間) ガイド本の歩行時間って、小屋泊まりの装備のコースタイムなので、元々足が遅い上に20キロの幕営装備を背負って歩く俺にはそのまま参考にはならない。 ガイド本のコースタイムを1.2~1.5倍程度にしたら、大体自分の出発から到着までの全行動時間ってのが、荒削りな目安かな。 それにしても今日のコースは長かった。
2012年08月11日
コメント(0)

8/9は、出張で富山へ。 愛車にはビジネス鞄と一緒にザックと登山靴が積んである。 9日はしっかり仕事をやっつけ、市内のホテルにチェックイン。 明けて翌日8/10、富山を朝5時出発。 東海北陸道、東海環状、東名、新東名と走り、島田金谷ICを降りて、大井川をひたすら上流へ。 午後1時、たどり着いたのは畑薙第一ダム下の駐車場。 盆休み直前だというのに、週末の天気予報が悪いせいか、車は少なかった。 ここから、東海フォレストの送迎バスに乗り、登山基地の椹島へ。 3年ぶりの椹島である。 テントを建てて、一段落。 入山前日に突然富山出張が入り、入山をやめようか延期しようか結構悩んだが、テントを建てて、ようやく深呼吸。 ここまで来れば、もう仕事に追っかけられることもない。会社の携帯電話も車の中に置いてきたし。 一人で富山から椹島まで500キロ近く車の運転なんぞ、自分の中では暴挙なのだが、無事到着できて一安心。 晩飯は、白米0.8合と、アマノフーズのフリーズドライ親子丼。ただこれだけだと、淡泊なので、ジャガイモとタマネギを炒めて、そこにサンマの缶詰をぶちまけ、フリーズドライ親子丼をぶっ込んでちょっと煮込んでいる。初めて試したが、意外に旨かった。さて、明日はいよいよ登山開始、千枚小屋までの長丁場である。気象通報聞いて付けた天気図では、ぱっとしない天気。せめて、行動中だけでも雨に会いたくないもんだと考えながら、19時就寝。標高1,000mの空気は肌に心地よく、足の指先から深い淵に沈んでいくように眠りについていった。
2012年08月10日
コメント(0)

今年の1月の写真。8歳のK助を鹿撃ちに行ったときの1枚。生憎の天気で雪は降るし寒いし見通しは悪いし、コンディションはあんまり良くなかった。でも1頭鹿を見ることが出来て、K助も喜んでくれてた。山を下りたら定番のカップラーメンを食べて満足満足。そんな冬の1日の記録でした。
2012年05月13日
コメント(2)

GW前半は、伊賀のOKオートキャンプ場に家族3人で2泊のオートキャンプ。 一応オートキャンプ用の2.7m四方のでかいテントとスクリーンタープを持って行って、頑張って設営しているのだが、でかいテントは寝るときしか入ることが無い。 スクリーンテープも雨が降らない限り入ることが無く、倉庫状態。 周りのオートキャンパーの皆さんは、飯食うときは、きちんとタープやスクリーンタープなどの屋根の下にテーブルをセッティングして、きちんとテーブルに向き合ってお食べになっているが、うちは空の下の方がどうも幸せのようだ。 もともと、20~30代に、登山やバイクツーリングで宿泊手段のひとつとしてキャンプはやってきてたが、キャンプそのものが目的としたことが無いせいか、オートキャンプって概念が自分に無いのである。 結局二泊三日、ずっと空の下で飯食ってました。 オートキャンプのカタログ的スタイルから比べるとずいぶんええ加減なセッティングなのだが、開放感抜群、全然快適です。 ちなみに、夜のメニューは、初日は焼き肉で、二日目は串カツでした。 オートキャンプだろうとなんだろうと、空の下のビールは旨い。 二日でショート缶16本飲んで、かなり幸せな二日間だった。
2012年04月28日
コメント(0)

かなり久しぶりの投稿だが、4月21日は達っちゃんクラブで山菜天ぷらつくりだった。あきつの小野公園の桜もええ感じ。この日、吉野山の桜もピークで、朝、川上村に行くときも相当車が多かった。肝心の山菜だが、今年は少し季節が遅いようで、現地調達が困難。事前に集めた山菜がメインとなった。いつもなら俺も事前に集めて持っていくのだが、その暇がなく、その代わり、鹿肉を4kg持っていって、揚げたり焼いたりして、参加者の皆様に振る舞った。防備録程度の日記でした。
2012年04月21日
コメント(0)
今日は頑張って歩いて、ちょっと遠い奥山まで行ってみたい、ということで、4時起きの6時発で師匠と忍び猟に出発。 ちなみに、忍び猟とは、猟犬を使わず人間だけで山を歩いて獲物を探して撃ち取る猟のこと。 犬を使わないということでは、車に乗って林道を流して、道のそばで出会った獲物を撃ち取る猟もあるのだが、こっちは流し猟と呼んでることもあるようだ。また人によっては、歩きもしない楽ちんな猟ということで、林道猟師と呼んでいるのも聞いたことがある。 ま、俺はそんなことどうでもよいのだが。 さて、本命の奥山に行く前に、ちょっと気になる山を覗いてみた。 山中を貫通する幹線道路のそばだが、水飲みに鹿が必ず通るところがある。その通り道をたどって、ちょっと山を登ってみると、やはりいた。 逃げる鹿に発砲するも、残念。外してしまった。 そして、今度は1時間ちょっとかけて、標高1,000m程度の山へ直登。植林が伐採されて、見晴らしが良くなっている伐採斜面へ向かった。 師匠が斜面のてっぺんから鹿を追い出し、俺が斜面の一番下の鹿が逃げるであろう場所に待って、挟み撃ちにしてやろうという作戦である。 俺が配置についたところで、師匠が「行くよ~」と無線で連絡。 すかさず、師匠のライフルの発砲音が連続して谷にこだまする。 6発くらい聞こえたかな。そして、ちょっと間を置いて、また1発。 最後の1発はとどめでしょう。 しかし、こっちには1頭の鹿も出てこない。 「ごめん、渓遊ちゃん、モノは出たけど、全部、渓遊ちゃんの反対に行っちゃった。でも、ひとつは大丈夫やで。」 ということで、俺は仕留められなかったが、今期初の獲物、鹿1頭を得ることができました。 うちに帰ってから、GPSの奇跡を確認したら、今日歩いた距離は約9km、登った標高を全部足しあわせた累積標高は1,200mだった。 登山並に登ってますな。 この日、山の稜線の生えている木々はは霧氷。気温は0.3℃。積雪は5センチ程度。 本格的な冬が近づいてきているなあ、と感じる1日なのであった。 年内に俺も1頭は仕留めたいもんだなあ。
2011年12月10日
コメント(0)
今日も師匠と二人で忍び猟。 ごりごり山を歩いて、出会いは、まず、鹿2頭。 俺たちが近づいたので、すぐ逃げの体制を取り、ちょっと走ってから、植林の杉の木の向こうでいったん立ち止まり、こっちの様子をうかがっている。 俺からは、鹿の下半身しか見えていない。 俺の銃の1発目は9粒の散弾を入れていたが、仮に撃って当たっても、致命傷にはなりにくい。 ということで、撃たずに見送った。 そのあともごりごり歩き続け、さらに2頭の鹿と出会ったが、撃つに至らず。 歩き始めて6時間、GPSのログで見たら、11kmを歩いていた。 猟期はまだまだこれから。 一通り山の様子が見えてきたら、今度は獲りたいとこですな。 それにしても、奈良の山中、9月の台風のお陰なのか、土砂崩れまでには至ってないが、あちこちで、斜面がずれて、クレバス状にひび割れている。 割れ目の幅は10センチ程度だが、ちょっと気を付けて歩かないと足を突っ込んでしまう。 今回の台風と同じような雨が降ったら、今度こそ土砂崩れになっちゃうんだろな、なんて考えながら歩いた2回目の忍び猟であった。
2011年12月03日
コメント(0)

11/19に開催予定だった達っちゃんクラブは、雨のため、急遽日程変更で本日開催。 日程が変わったためか、いつもより参加人数も遠慮気味。その上、ちびっ子参加者は我が息子のK助一人。 奈良県は吉野川源流を歩いて遡ること1時間弱。 かつて、まだよちよち歩きのK助をおんぶして歩いたこの道を、今や自ら軽やかに歩いている。 彼も大きくなったもんだ。 さて、源流域のそれほど広くない河原に降り立ち、さっそく薪に火をつけ、まずはがんがん燃やしていく。 俺はお手伝いとして参加させていただいているので、この火の番も俺の仕事。 たき火が熾きになるころに、銀紙に巻いたサツマイモを投入。 ほんとはもっと低い温度でじっくり芋を焼きたいのだが、時間の限られたイベントではそうもいかない。かといって、強火で芋を焦がすわけにもいかないので、常に火のそばにいて、芋の面倒をみていると、遠赤外線にまみれて、例年通り汗だくである。 そして、しばらくして、焼き芋のできあがり。 K助も、焼き芋を楽しみにしていて、ばくばく食べてくれた。 そして、参加者の方々もおいしゅうございますと召し上がってくださっている。 やっぱり秋は、焼き芋ですな。 さて、9月の台風のおかげで土砂崩れを起こした、川上村の国道169号線。 ご覧のように村の幹線である国道を完全に寸断してしまっている。 しかし、工事の方も進められていて、来年の春には橋が架けられると聞いている。 今は対岸の道路を交互通行しています。
2011年11月27日
コメント(0)

今期初の猟は、師匠と二人で、忍び猟。 ところが、道すがら見える川は、土砂が入り込んで淵が埋まり、河床が平坦となっている。今朝まで雨が降っていたが、その程度じゃ濁らないはずなのに、濁っている。 こりゃもしかするととドキドキしながら、いつもの上流部で車を降りて歩き始めると、なんと橋が無くなっていた。 そこで沢に降りて渡渉してさらに奥へ進むと、今度は地図が書き変わるくらい谷はえぐれているわ、尾根が無くなっているわ、斜面が崩れ落ちているわ、のえらい変わり様。 もちろん道なんて吹き飛んでどこにあったのかすら分からない。 人的被害が無かったから報道されなかったのだろうが、9月の台風の影響のようだ。 それに、鹿の方も、大抵姿は見えなくても鳴かれることはあるのだが、今日は鳴き声どころか、最近の足跡すら無い状態。 どうも大移動をしてしまって、もぬけの殻状態。 とうことで、まったく何の出会いもない1日なのであった。 紅葉だけは、まあまあ綺麗でした。
2011年11月20日
コメント(0)

奈良に旨い物無しという格言があるらしいが、それに反して奈良名物の柿の葉寿司は実に旨い。 俺も大好物なのだが、如何せん買えば高い。 しかし、食いたい。 ならば自分で作るしかない。 というわけで、3年か4年前にたまたま干し柿作成中に落っこちた実の中の種から芽を出した渋柿の苗を、これはラッキーと大事に育て、今年ようやくまとまった数の柿の葉を採集できたので、柿の葉寿司を作ってみた。 柿の葉は渋柿の葉っぱ。40枚。 鯖はスーパーで買った塩鯖まるまる1本を三枚におろし、ちょっと塩を振って水分を抜き、軽く水洗いしてから三杯酢に10分。 ご飯は5合炊いて普段より甘めの寿司酢で寿司飯に。 思ったより柿の葉っぱが小さくて、売ってあるようには寿司全体を包めなかったが、なんとか形にして、ケースで圧迫。 ほんとは一晩ならしてからの方が味がなじむらしいが、我慢できずに即日夕げの食卓へ。 驚いたのが家内と息子。 素人の初挑戦にもかかわらず、お店で買ったのと変わらぬくらい旨いのだそうだ。 作った俺も試食してみてオッタマゲーション。こいつはマジで旨い。 いつもは家族で、「父さんと母さんは二つずつもらうから、K助は三つ食べてええよ」などと言って、買った柿の葉寿司を質素に仲良く分けて食べていたのだが、今日は遠慮はいらぬ。 まだ30個以上あるぞ。 K助、好きなだけ食えよ。俺もわしわし食ってやる。いや、こんなに食い切れぬ。 夢のような柿の葉寿司食い放題が三日も続いた幸福の週末なのであった。
2011年10月15日
コメント(0)

たまに旨い刺身が食いたくなるのだが、海の無い奈良県で、なかなか旨い刺身になる魚が手に入らない。 いや、決して近所のスーパーのモノが悪いわけでは無く、俺が食い慣れたふるさとの魚を扱っていないだけかもしれない。 となると、我がふるさとの鳥取県から通販で魚を取り寄せることとなるのだが、俺がゆっくり酒が飲める時間と、食べたい魚が入荷する時期と相場のタイミングが合う時ってのが、なかなか無い。ま、年に1回か2回かな、迷わずクリックできるのは。 今回取り寄せたのが、白イカ、モサエビ、トビウオの三種類。 これをさばいて刺身にするのは、家内では無く、常に俺の仕事。 家内が出来ないのではなく、俺が自分の食いたいようにさばいて切って盛りつけるのが楽しいからなので念のため。 これは白イカ(剣先イカ)とアゴ(トビウオ)。 中学校の時の美術の点数が最悪だった頃から、盛りつけの美学などの美的センスには見切りを付けているので、見た目は最悪だと自負している。 というか、全然盛りつけには気にしていない。 こちらはモサエビ(クロザコエビ)。 生きているうちは綺麗で旨そうだが、いざ死んでしまうと色変わりが早くて、そのうち黒くなってしまうので、地元以外ではなかなか流通していないエビである。 ただ、食感、甘さは他のエビ類を寄せ付けないくらいすばらしいので、俺のお気に入りの一つなのである。 色変わりの早さから都会に流通しないので、逆に地元でも旨いくせに安く買えちゃって実にありがたいエビである。 これを食うと、正直甘エビを買って食うのがアホらしくなるくらいである。 でも、今以上に冷凍技術とか鮮度保持のテクニックが進化していくと、このモサエビは確実に値段が上がる食材だと思うので、今のうちにきっちりしっかり食っておくべきだと思っている。 白イカ4杯、モサエビ30尾、トビウオ2本で送料含めて3,000円強。 へたに居酒屋に行くよりよほど家族全員幸せになれてしまうのである。 イナカもんに生まれてよかったなあ、と、鳥取のある北西の空を眺めながら、清く正しく鳥取産の純米酒をぐびぐびあおる秋の1日なのであった。 ああ、酒が止まらない。
2011年10月01日
コメント(0)

9/11のタチウオ釣り初挑戦では、息子のK助は見事初タチウオ。 俺はといえば、何度か当たりもあり、竿先に魚の動きを感じることが出来たものの、ボーズだった。 で、本日再挑戦。 仕事が終わってあたふたと帰宅して布団に入ったものの、一睡も出来ずに午前0時に出発。 前回と同じ二家族での出撃。 結論から言えば、なぜか俺だけ、タチウオを2匹釣ることが出来た。 1匹はお隣のパパさんへ、タチウオ釣りを教えてもらったお礼に献上。 持ち帰った1匹はさほど大きくはないが、頑張って刺身にしてみた。 ほんのり甘みのあるいいお味でした。 明るくなってからまたまた小アジが入れ食いで、約180匹。 ちょっと型のいいやつを選んでこっちも刺身にしてみた。 いやあ、三連休の初日、明日も休みだと、酒も進みます。 純米酒を冷やでクイックイッと。 秋の夜長は実に味わい深いのであった。
2011年09月23日
コメント(0)

すげぇ歯ですな。 日曜午前0時にうちを出て、和歌山方面へ。 今夜は、息子のK助と同級生のお隣さん親子とタチウオ釣りへ。 俺もK助もタチウオ釣りは初挑戦なのである。 お隣のパパさんは去年からタチウオ釣りにはまっていてるのだが、俺は深夜の釣りは疲れるからと敬遠していた。 しかし、K助も小学校2年になったし、ちょっと夜遊びしてもいいかな、と出かけることにしたのである。 そして、お隣のパパさんに教えてもらいながら、K助が初当たりを見事にモノにして、1匹ゲット。 釣ったタチウオは、塩焼きとなって食卓を飾ったのである。 自分で釣った魚だとバクバク食う息子のK助。 俺は一口しか食えなかった。 明るくなってからは、サビキで小アジの入れ食い。 2家族4人で約200匹。 ちょうど南蛮漬けサイズで、いやはや旨いのなんの。 食って旨い魚を釣るのは楽しいな、とビールが進む秋の1日なのであった。
2011年09月11日
コメント(0)
猛威を振るった台風12号のお陰で、我が奈良県も甚大な被害に見舞われており、未だ安否確認さえままならぬ状況。 そして、ネットニュースで初めて知った、川上村役場の近くで土砂崩れがあって、国道169号が寸断。役場も近くの施設に役場機能を移して避難。 固定電話も携帯も繋がらなくなり、ネット回線もアウトらしい。 奈良県のホームページで被害状況報告を見ると、川上村は人的被害は出てないようだが、やはり気になる。 で、達っちゃんクラブ主催者の達っちゃんに連絡を入れるが電話がつながらない。お互い携帯を教えあいこしている達っちゃんクラブのスタッフや村の友達にもメールを入れてもすぐには反応無し。 大丈夫だとは思うが、気になる。 が、結論から言うと、みなさん、しばらくしてからメールで返事を返してくださったり、直接電話をくださったりで無事を確認。ただ、道が落ちた日は自宅に帰れなかった方もいらっしゃった。 達っちゃんも暗くなってから復旧した固定電話から連絡をくださり、お声を聞くことができて一安心。 奈良県でも多くの方々がまだ安否確認すら出来ない中で、自分の知り合いだけが無事だったからといって、諸手を挙げて喜べる状況ではないのだが、知り合いの無事を確認できただけでもちょっと肩が楽にはなった。 こんな気分は、11年前、我が生まれ故郷で起きた山陰沖地震の際、両親と全く連絡が取れなくなってしまった時以来である。無事を確認できるまでの時間は半日程度だったが、ほんとに長く感じた。 今回、奈良、和歌山の俺が何度も通ったことのある道や、行ったことのある町が、全く異なる風景となって報道されているのを見ている、何ともいえない気分である。 大自然を相手に無力な人間であることを実感しつつ、果たして自分に何が出来るのか考え込んでしまう1日なのであった。 1日も早い復旧を望みます。
2011年09月06日
コメント(2)

高知出張二日目。 高知から西へちょっと走ったとこにある須崎市で朝から仕事を済ませ、あとは大阪へ帰るだけ。 次、いつ来るかも分からないので、須崎を離れる前に、地元を知る方から教えていただいたお店へ。 国鉄須崎駅の真ん前にあるどこでもありそうな大衆食堂ちっくな店。 昔からありそうな店なのだが、実は今日あたりがオープン1周年らしく、オープン記念セールをやってるらしい。 お目当ては、須崎名物の鍋焼きラーメン。 土鍋でぐつぐついっている鶏系のあっさりスープのラーメン。 ぐつぐついっても麺は堅めに仕上げてあるので、最後までしっかり噛みしめて食うことが出来る。 派手さはないが、町の雰囲気と相まって、時間が止まってしまうようなのんびりとした気分にさせてくれるラーメンである。 定価600円が1周年記念で半額の300円。 まだまだ灼熱真夏の真っ昼間、ガンガンに効いたクーラーにあたって、タオルで額の汗をぬぐいつつ、はふはふずるずる食べるラーメンも、なかなかええもんじゃないかと、激しく納得しながら、何度もタオルで汗をぬぐってしまう須崎市の昼下がりなのであった。 また食いたいな。
2011年08月27日
コメント(0)

泊まりがけで高知出張。 仕事を済ませ、他のメンバーと別れ、以前お邪魔したことのあるバーの扉を一人で叩いた。 そこで頂いたお酒。 25年も経つと、あの独特の荒々しさが消えて、まるでワインのようにまろやかになるもんですな。 縁あってバーのマスターにごちそうしていただいたのだが、なんだがすごいモノを味わうことが出来た、ちょっと秋の気配の感じる高知の夜なのであった。
2011年08月26日
コメント(0)

日曜の夕方、家族3人で奈良を出発。 暗い中を車で走り続け、夜中に長野県王滝村の御嶽山登山口のひとつ、田の原へ到着。 車中泊の後、月曜早朝、日の出とともに御嶽山へ登頂開始。 一時的に雲が途切れ、晴れ間が見えることがありつつも、基本的に頂上は雲の中。 初めて3000m峰に挑戦する息子のK助に、最高の景色を見せてやりたかったのだが、その願いも叶わず。 頂上直下では完全に雲の中。 雨のにおいを感じていたので、早めに下山したかったのだが、頂上着いたら、「ラーメン食べたい!」とK助が言う。早速湯を沸かしてカップラーメンを作製。 山登りとはしんどいもの、それをK助も分かってきているのか、たとえそれが一杯のカップラーメンでも自分なり自分の中で登る目的を作っているようで、俺もうれしい。 しめしめ、俺の山頂儀式であるピークラーメンが、しっかりと息子にも受け継がれている。 下山中ににわか雨にも降られ、登山でいうところの、ちっともおもしろくない山行の典型的パターンとなった。 しかし、帰宅してから、御嶽山には二度と登りたくないと言いながらも、TV録画した北アルプスの空撮番組にちらっと写った雲一つ無い雄大な御嶽山を勇姿を見て、結構満足げにしているK助の顔に、次は一緒にどこに登ろうかとわくわくするバカな父親なのであった。
2011年08月15日
コメント(0)

お盆休みウィークの最初の土曜日、この日はここ数年毎年続いている、ご近所さんご一行様川遊び大会。 4家族、大人8人、子供7人、総勢15人、車4台で奈良県内の川へ出撃。 これだけの人数がまとめて出撃して、冷たすぎない程度の川があり、なおかつきれいな流れで、川辺に座って飯が食える場所もあり、車も近くに置けて、許せる範囲内(車で10分以内)にトイレもある場所というのは滅多に無いので、案内役というか場所決め担当の俺も悩むところである。 特に今日はもっとも人手が多くなる盆休みなので、場所が空いているかどうかは運次第となるが、なんとか空いていた。 水中めがねを付けて水中を覗けば、アユがアマゴがあわてふためいて逃げまどう。 釣り糸を垂らせば、カワムツやウグイが簡単に食いついてくる。 そんな退屈しない環境である。 そしてご婦人方は、ついに最初から最後までいすに座って川端会議をやっていた。気持ちいい環境だと、会話もよりいっそう弾むのであろう。 みんな思い思いの方法で清く正しく清流を楽しむ、気持ちいい夏の一日なのであった。
2011年08月13日
コメント(0)

本日の達っちゃんクラブは毎年恒例の素麺流し。 そしてこれは去年から始まったことだが、村のいろんなイベントを一切合切まとめてやっちゃいましょうということで、いろんなブースを集めて遊水フェスタと銘打たれた。その中の一つとして達っちゃんクラブのそうめん流しも開催されたのである。 昨年は当日申し込みで早いもの勝ちという状態であったが、今年は昨年の様々な反省を糧に、事前申し込み&抽選という体制が取られた。 そうめん流しはこの日3回開催。1回に100人で、合計300人を募集。そこに500人の募集があったらしい。川上村の人口2000人に対して、その4割にあたる人間がそうめん食いたいとのろしを上げたことになる。 そうめんを流すのも手作りのそうめん流し台。総延長50m。 自分で作ったわけじゃないが、これ作るのは相当大変ですぞ。 人間がそうめんを食うことが出来る高さの範囲内で、竹のたわみも計算に入れて50m延長に微妙な傾斜を付けなければならないのは、一筋縄でないないのである。 水が流れていない竹はまっすぐでも、いざ水を流すとその重みで竹がたわむからね。 写真を撮り忘れたが、そうめんを食べていただく器も、スタッフが竹を切って削った完全手作りなのである。 そうめんは1回100人分で250把(250わと読む)。 このそうめんを一本につなげたいわゆる総麺長は、ざっと計算したら、15km程度になることが俺の計算で判明している。3回やれば45kmですな。 そうめんのつゆは主催者の達っちゃんの奥様の手作り。2リットルペットボトルで約30本。こんぶ、かつおからきっちり出汁を取ってきっちりうまい。 そうめんを湯がくのは地元のおよそ60年前のコギャル達が汗を流された。 そう、ほとんど手作りで成されたこのそうめん流し、そうめんを食べていただくここまでの過程でもっとも高度な道具といえば、おそらく湯を沸かすとき、プロパンガスに火を付けるために使った100円ライターではないだろうか。 現場でそうめんを流すのは、自分も含めたスタッフ7~8人なのだが、そうめん流すにも実はこつがある。 というのも、この人数で50mに等間隔で分散して流したとしても、参加者に流れ着くそうめんには微妙にむらが出来てしまうのである。 そこで、自分の担当区間の上流下流にくまなく目をやり、箸を片手に上流を眺めた状態で静止している参加者の方を発見するやいなや、その場に移動してすかさずそうめんを流して差し上げるのだ。そうすることで、参加者の顔も素早く笑顔に変わっていただけるのである。 それと今回感動したこと。 こういう事前予約のイベントだと、突如参加できなくなる方もいらっしゃる。 同じドタキャンでも、きっちり連絡をくださる方もいれば、連絡無しという方もいらっしゃる。 今回も連絡無しで会場での受付を未だされていない状態の参加予定者が3回目を流し終える頃に数名いらっしゃった。 もう連絡も無いのならしゃあないやん、と村外から来ているスタッフである俺は思っていた。 ところが、村のスタッフ達は異口同音、「もしかしたら来てもらえるかもしれへんから、待っとこや。」 と、いつ来るかも分からない方のために、そうめんを残し、しばらく待っていたのである。 俺はますます川上村を、そして村の人々を好きになってしまうのである。 300人分のそうめんを流し終えたあと、そうめんで腹一杯になった方々の、「ごちそうさま!」という笑顔が、なんとも気持ちのいい夏の1日なのであった。
2011年08月06日
コメント(2)

このブログを始めたとき、まだ2歳だった一人息子のK助だが、今や小学校2年生、今日から8歳なのである。 そのうち小学校高学年にもなれば、クラブ活動もあるだろうし、友達との遊びにも忙しくなっていくだろう。 あと何年K助と一緒に遊べるのか分からないが、それまではきっちりと遊んでいきたいものである。 ま、あと12年待てば、表立って一緒に居酒屋行けるようにから、別の楽しみも増えるわけだし、それまでひたすら俺も肝臓機能を強化するべく、今日も頑張ってビールを飲んでしまおうかな。 などとくだらんことを考えながらも、息子を溺愛する清く正しいバカ親なのであった。
2011年07月29日
コメント(0)

空気がきれいだと空も青い。そんな川上村は今日も実にええ天気なのである。まずは山奥の滝へ。御船の滝。前日降った雨で、水量は多め。水しぶきも多めで、汗も引くほど涼しいこの空間。この後に待つ大仕事のために、俺はここでしっかり体を冷却しておくのである。滝見学のあとは、子供達が捕まえたあまごを焼いて食うのみ。約100匹、50人分のアマゴをひたすら炭火で焼き続ける俺。煙まみれ、汗まみれ。参加者のみなさんに、うまいあまごを食べていただくために、炭火の遠赤外線は必須。きっちり上手に焼けば、あまごきっちりうまいのである。それが、今日の俺の仕事。川魚はくさいなどとは言わせないぞ、という意気込みである。しかし、炭火の遠赤外線は、あまごだけでなく、俺にもしっかり効いていて、俺も骨までこんがり熱くなり、体の中から暑さがにじみでてくる感じがして、照りつける太陽の暑さとは全く異なる暑さなのである。 熱気でぼーっとしている俺の頭の中には、きんきんに冷えたビールの映像がうごめいている。うわごとのようにびーるびーると口から漏れてしまう状態。 灼熱の達っちゃんクラブなのである。 脱水症状寸前意識朦朧意味不明状態で自宅に帰り着き(ちょっと大袈裟だが)、青色吐息でシャワーを浴び、最後の力を振り絞って冷蔵庫まで這っていき、きんきんに冷えた金色に輝くあの液体を一気に飲み干して、やっとのことで俺は生き返った、そんな清く正しい夏の一日なのであった。
2011年07月23日
コメント(0)

猟期が終わって次の楽しみと言えば、山菜採り。 これまでの記録を頼りに時期を見定めて近所の山に入ってみたが、まだ早かった。 日当たりの良い場所でようやく見付けた食べ頃のコシアブラ。 こちらはタラの芽。 10年くらい前の台風のお陰で植林された杉がごっそり倒れたり枯れたりしてしまった日当たりの良い斜面に一斉に生えてきたタラの木を見付けて、ここ数年採っていたのだが、他の灌木が成長して、タラを追い越してきた。その結果、タラの樹勢が衰えて、今年はほどんど芽を出す気配が無い。山が成長すると、タラは枯れる運命なのである。 またタラのある山を探さないといけなくなった。 ゼンマイもちょっとだけ顔を出していた。 結局採れたのはうちのおかずになんとか間に合う程度。 とにもかくにも、今年の初物、しっかり天ぷらにして頂きました。 写真手前は、ご近所さんが釣ってきたお裾分けの小イワシ。 今夜の食材費はゼロ。 だが、この食材の味わい深さは、いくらお金を出しても得られない満足感があるのであった。
2011年04月17日
コメント(0)

奈良県民となって10年以上経つのだが、やたら人が多い所が得意でない俺にとって、桜で有名な吉野山の桜が満開の時期というのは、遙か遠い異国みたいな場所であった。 しかし、一度は行ってみたいもんだから、半ば強引に平日休みを取り、職場用の携帯電話の電源をオフにして、近鉄電車に揺られて吉野山へ。 吉野の桜は大きく分けて、標高の低い方から下千本、中千本、上千本、奥千本とエリア分けされているが、下が満開、中が8分咲き、上が2分といったところだったかな。 ま、とにかくきっちり見事な桜で、これでもか!と堪能させていただきました。 実はあまり人には言っていないのだが、俺は、日本の古来からの木造建造物と大塚愛ちゃんが大好きなのである。 愛ちゃんの方はカーステでCDを流していれば、それでシアワセなのであるが、木造建造物の方は、たとえば朝早く人が居ない時に法隆寺の若草伽藍のひっそりとした空気に囲まれると、ココロが浄化されてたような気分になって、なんだか自然に背筋がしゃんとなってたまらなくなるのである。 金峯山寺の蔵王堂、桧皮葺きのこの建物、優雅且つ豪快でなんともたまらんですな。 吉野山に寄り添うように集まる旅館や土産物屋の中で、ひときわ目立つ蔵王堂、絵になりますなあ。 そもそも、この吉野山の建物は、谷筋じゃなくて、尾根筋に集まっているってのもやけに特殊なんですな。だからこんな絵になるんだよな。 さて、ただ吉野の桜を見ただけでは、道中道いっぱい横一列に広がってがに股で歩いているオヴァンゲリオンと同じでつまらん。 せっかくここまで来たのだからと、上千本から更に奥へ大峰奥駆をちょっと歩いて青根ヶ峰方面へ。 ここで吉野町から川上村へ越境し、青根ヶ峰から東へ派生する尾根を歩いて、仏ヶ峰へ。 そこからずどんと谷底へ下りたのが、あきつの小野公園。 こっちも見頃には数日早かったのだが、それでもええ感じ。 吉野はのんびり桜を見ながら歩くのがいいが、こっちはゴザを敷いて口をぽかんと空けて桜を眺めるのに適している、と勝手に思っている。 このバスを逃せば次は2時間後、というレアなバスの発車時刻の2分前にバス停に到着。 帰宅後、シャワーを浴びてビールをごきゅごきゅっと飲んだら、そのまま意識不明。 前日残業帰りで寝たのが2時過ぎの2時間睡眠での花見だから、しょうがないよなあ。 とはいえ、ちょっと足早ではあったが、身も心も春を満喫できた清く正しい平日のお花見散歩なのであった。 (参考までに、青根ヶ峰-仏ヶ峰-蜻蛉(せいれい)の滝のルートは、仏ヶ峰までは問題ないが、蜻蛉の滝の手前は、道の崩落、倒木などで、あまり楽しくはない状態です。行かれるならお気を付けて。もしくは青根ヶ峰から音無川の谷にさっさと下る方が無難です。)
2011年04月14日
コメント(0)

久しぶりの山登りである。目指すは、奈良・三重県境の台高山脈の西部にある高見山。この山、奈良と三重を結ぶ国道から近いので、アプローチが楽な上に、麓から虎視眈々と登るルート、台高の稜線まで車で上がってから、エイヤッと単刀直入に登るルートがあるため、体力に応じてコース選択が出来ることから、便利な山なのである。さらに、頂上からの眺めがエエこともあり、家族で登るのに、もってこいの山なのである。ということで、俺は今年2回目。10月に肉離れをやっちまってから、しばらく山から遠ざかっていたため、山の様子がわからなかったのだが、どうやらええタイミングの紅葉に巡り会えたようだ。ええですなあ。台高西部、三峰山方面。今回のルートは、7歳のK助もいることから、国道の旧道で高見峠まで車で上がり、そこから1時間ちょっとかけて高見山ピークに達するというお手軽コース。冬型の天気のため、頂上は爆風、気温は5度。俺としては、早く下りて、麓の温泉に浸かりたかったのだが、K助の目当ては、頂上で食うカップラーメンなのである。俺がピークラーメンをこよなく愛しているという中国四千年の由緒ある伝統を、K助もしっかり受け継いでくれている。 K助の今日のピークラーメンは力うどんでした。 最近、燃費が安いことから、ホワイトガソリンを燃料とするMSRのドラゴンフライを使っているのだが、こいつは寒い所でも火力がいつでもクライマックスなので、実に頼もしい。 この日、ノーマルガスカートリッジの通称エピガス(EPI)を使われていた老夫婦は、結局湯が沸かなかったみたいと、あとで家内から聞いた。 ガスも高価なカートリッジを使えば大丈夫なのだが、値段が高いしね。 さて、K助がうどんを食べ終えたら、のんびり下山である。 上の方はだいぶん葉っぱが落ちているが、木漏れ日が気持ちいいですな。 こちらは台高中心部方面。 下りは高見峠まで45分ほど。 峠では、道ばたにひょっこり鹿が出現。 鹿ものんびりこっちを眺めていたとさ、というコメントにしたいところだが・・・。 実はこの写真、よく見ると、鹿は後ろ足をきっちり広げて、いつでも逃げの最初のひとっ飛びが出来る体制でこっちを見ているのですな。 さすが、野生の鹿。 無事下山、そして麓の温泉施設にまっしぐら。 きっちりと体をぬくめてから帰路へ。 朝から夕方まできっちり楽しめた、久々の清く正しい家族3人でのハイキング登山なのであった。
2010年11月03日
コメント(0)

息子のK助は、運動会の振り替え休日。 俺はしばらく有休を使っていなかったのでK助に合わせて久々有休取得。 そして早起きして和歌山の田ノ浦漁港へ魚釣り。 本当は肉離れで3週間安静のはずだったが、なんとも驚異的な回復を見せ、運動会の翌日には、痛みはあるものの松葉杖無しで歩けるようになったのである。 ただ、決して飛んだり走ったりもせず、いつもよりゆっくり気を付けて歩いているが。 さて、釣りの方だが、サビキで釣れるのは、ウリボウ(イサキの子供)ばかりで、おもしろみには欠ける。 ただ、ウリボウと侮るなかれ。 ちょっと手間はかかるが、10センチを超える程度のウリボウをきっちり3枚におろして、皮を引いて刺身にしてやれば、かなり旨いのである。 平日の海は人も少なく、のんびり穏やかで、K助と二人で実に気持ちよく過ごせたのであった。
2010年10月12日
コメント(0)

かねてから、子供の運動会で足がもつれてずっこける間抜けな父親にはなりたくない、と、日々ジョギングやら筋トレやらをやったりしていた。 ま、俺の趣味自体が体力勝負になるやつが多いのもあるが。 ところがなにやら忙しく、7月からトレーニングがストップ。恒例の県外への夏山登山にも行けず。 そして、この日、小1の息子K助の運動会。 たまたま親が出る競技があって、張り切って全力疾走で走ってみたら、先頭を絶好調のぶっちぎり。 おっ、俺って結構走れるじゃん。 ところが、ゴール手前で突如足の力が抜けて、前転1回転の大転倒。 足がもつれた訳でもないのに、なんで突然力が抜けたのか、理解不能。 あわてて立ち上がろうとしたのに、右足がまったく言うことを聞かず、再度転倒。 なんとかゴールはしたものの、そのあと右足の付け根あたりが痛くて歩くのもままならない状態。 結局、あまりの痛さに夕方になって医者に言ったら、中臀筋というケツの筋肉の肉離れと診断され、3週間は安静。そして松葉杖を2本おみやげに持って帰ってきた。 40歳を超えてから全力疾走をするのがバカなのか、日々のトレーニングを怠ったことがバカなのか、まあ、身の程知らずといったところだろうか。 いやはら、あまりに情けないバカ親をやっちまった、みっともない1日なのであった。 来年はきっちりトレーニングで体を鍛えて、ぶっちぎりでゴールして、かっこええところをK助に見せてやろうではないか。
2010年10月10日
コメント(0)

先週に引き続き川遊びである。 家族みんなで楽しめて、日々の疲れからリフレッシュできて、お金がかからなくて、気持ちよく疲れることが出来る条件からスクリーニングしていくと、川遊びが残るのである。 ただ、俺が日々の疲れをリフレッシュできる場所といえば、山とか川とかしか無いので、自ずと行く場所は限られてしまうが。 K助と魚探し。 水中の俺の手にはヤスが握られているのだが、厳密に言えば内水面漁業調整規則云々の話になるので細かい事は書かない。 が、ゴーグルを付けて水中を見れば、鮎とかアマゴとか、たくさん泳いでいるので、流れに浮かんで眺めているだけで楽しくなるのである。 昼飯は川に浸かってカップラーメン。 川遊びと言えば、無条件にバーベキューというのが、かけそばに無条件に七味を振る関西人的常識のようであるが、俺は川に来たら川でしか出来ないことをやりたいので、バーベキューに興味は無い。 1秒でも川に浸かっていたいのである。 ちょっと体が冷えたら、ダム作り。 実はこれ、結構はまる。 こっちに石を積めば、水位が上がってあっちがあふれるので、あっちに石を積む。 あっちに石を積めば、水位が上がってこっちがあふれるので、こっちに石を積む。 延々この繰り返しに飽きたら、一部ダムを決壊させてミニ鉄砲水が発生するのを楽しむ。 ってな繰り返し。 これをやってるときのK助と俺は親子ではなく、お友達である。 風と空は秋の気配。 でも気温はいまだ余裕の真夏日。きっぱり速やかに川へ飛び込むのが正解ですな。 うちに帰ってから、程良く疲れた我が肉体に、きっちり冷えたビールと天然アマゴの唐揚げは、清く正しく染み渡っていくのであった。
2010年09月11日
コメント(2)

あ゛っと気付いて青くなった。 人がいるはずのない自動車専用の高架道路で、おっさんが一人、ガードレールにうまい具合に隠れているのを車のバックミラーに発見しまった。 脇の下からほとばしる脂汗。道理で周りの車がとろとろ走っていたんだな。それらのとろい車の車列をを縫うようにぶち抜いて絶好調で走ってしまった。 あぁ~、免停やぁ~、罰金やぁ~、今年はエアコン壊れたし、テレビも壊れてビエラとディーガも買ったし、車検もあるし・・・・・。 案の定、数百m先のパーキングスペースには、お巡りさんがうじゃうじゃ固まっていた。最高に心臓に悪い、あの「止まれ」マークの旗を持っているお巡りさんも見える。あぁ~、人生やりなおしたい・・・。ところが、チェッカーフラッグを振られることもなく、お巡りさんの集団の横を通過してしまった。あれ・・・?後厄の俺にも神様はまだいたのかな?理由は分からないが、とにかく命拾いした。というわけで、今年3回目の川遊び、脇の下の気持ち悪い汗を、綺麗に川に流してきました。 K助も川を怖がることなく、流されて歓喜の雄叫びをあげている。 膝より深い水の中に入れなかったK助が、この夏で大きく成長したのを眺めて、バカ親の俺も実に嬉しい。 あちこちで積乱雲が頭をもたげているのを気にしながら遊んできたが、運良く川で降られることも無く、水位が増えるといったことも無かった。(自分のいる場所が降ってなくても、上流で降られて水位が増えることもあるので、結構気は使っているのだ。) ところが、山から離れてうちの近くまで戻ってきたら、ゲリラ豪雨で道路が冠水し、通行止めになっていた。ま、町中の道路なので、ちょっと迂回すれば済む程度だが。 それにしても山でゲリラ豪雨に遭わずとは、今日はついてるなぁ。 そう思いながらも、やはり自然相手の川遊びも、そして車の運転も、清く正しく謙虚でいなければならない。 改めてそう思い返した残暑厳しい一日なのであった。
2010年09月05日
コメント(2)

三重県は北牟婁郡(きたむろぐん)紀北町の銚子川。 銚子川の川辺にキャンプinn海山というキャンプ場があり、テントサイトから10秒で川に浸かることができる。そしてキャンプ場から車で10分程度で、魚飛渓(うおとびけい)という渓谷があって、こっちも川遊びを楽しめる。 キャンプ場は最低限、水とトイレがあればなんとかなるので、キャンプ場の施設そのものに全然興味が無かったのだが、ロケーションに興味があったので、盆明け翌週の週末、家族3人で1泊して楽しんできた。 カメラの色具合が良くないが、水は透明度抜群で、道路からのぞき込めば、川底のヨシノボリなどが泳いでいるのがよく見える位の透明度である。 ライフベストに水中マスクとシュノーケルを新調した途端、それまで水を怖がっていた7歳になったばかりの息子のK助が、河童に変化(へんげ)した。 俺はといえば、3m程度なら耳抜きを気にせず素潜りできるので、水中の鮎と一緒にこれまた河童状態。 夜はキャンプ場のアマゴつかみのイベントでK助がつかまえたアマゴを焼いて、のんびりまったり。 天然のアマゴをこよなく愛する俺としては、養殖アマゴは理に反するが、家から持ってきたおフランス産の岩塩をまぶして、炭火でじっくりあぶれば、それなりにおいしく食えるのである。 テントを設営して汗をかけばすぐ目の前の銚子川にどぼん、炭火で暑くなったら、またどぼん、朝起きてさっぱりしたくなったらまたどぼん、テントを撤収して汗をかいたら懲りずにどごん。海水パンツだけで過ごせるテントサイトなのである。 クーラーボックスには贅沢にビールがたんまり、そして川も泳ぎ放題。 本当は2泊予約をしていたのだが、仕事の都合がつかず、1泊にはなったが。 盆休みも取れない状態の激務が続く中、束の間の清く正しい真夏の1日なのであった。
2010年08月22日
コメント(1)

高見山。 奈良と三重の県境に鎮座していて、とかく巷では霧氷が有名である。 冬になると霧氷バスなる特別便が出て、霧氷を見に登る人を運んでいるらしい。 しかし、鹿を追っかけるために雪の降る山に出掛けることはあっても、霧氷を見るだけのために山に行くことは、たまたま縁が無かった。 でも、地図で見る限り周りに高い山が無いので、眺めがええんじゃないかと、一人出掛けたのである。 もっぱら一般的なルートもあるのだが、人がたくさんいたらのんびりできないので、車を置いた所から、いきなり台高山系の縦走路へ直登してみた。 稜線の縦走路に出るまで道は無く、植林の中を地図を見ながら歩くのだが、煙の如くひたすら上に登るだけなので特に迷うことは無い。 こんな感じのヒノキの植林の中で、間伐してほったらかしの木があちこちにあって、歩きにくいのが難点。 稜線に出ると、ブナやヒメシャラやカエデやら、落葉広葉樹の森になり、新緑が目にまぶしすぎる。 高見山頂上に向かう最後の急登は、登るほどに風景が広がって実に気分が良い。 そして、てっぺんに着くと、360度の風景が広がっていた。 曽爾村方面。 遠くに大峰山系。 大宇陀方面。 こっちはその向こうは大阪の平野部なので雲が少なく、大阪・奈良の府県境界まで見えた。つまり、奈良県の東の端から奈良県の西の端を見渡していることになる。 頂上ではお約束のピークラーメン。 猟期が終わってから、久々の山であったが、殺伐とした冬の山から一変、目にも優しい新緑の鮮やかさと、山ではちょうど心地よい塩加減のカップヌードルが、清く正しく体に染み渡る1日なのであった。
2010年05月30日
コメント(0)

今更ながら、ゴールデンウィークは、家族で2泊3日でキャンプに行ってきた。奈良のうちから車で1時間程度で行けるオートキャンプ場なので、結構お手軽である。今回新調したスクリーンタープ。左がスクリーンタープで、右が寝るテント。合体が出来るのである。 雨露や風が凌げるという点では重宝であり、我が愛妻はお気に召していたようだった。が、風通しは普通のタープよりは劣るので、真夏はかなり暑くなるだろうな。 で、俺は夜風にあたって酒を飲む方がええので、結局の所、このスクリーンタープの中にいるより、外で焚き火に当たって、風を頬に感じながら酒を飲んでる時間の方が圧倒的に長かったような気がする。 わざわざ家から出てきて屋外でキャンプやってるのに、スクリーンタープ張って、その中で酒を飲むなんぞは、うちの庭で酒飲んでる方がまたマシじゃん・・・。 ただ、まあまだ夜風が涼しいこの時期にはファミリーキャンプの道具として重宝するのは否定しないが。 さて、我が息子K助、遂に今年小学校に入学したのだが、そろそろ刃物を使わせてもいいかな、と、キャンプ2日目の朝、俺の鉈を使って薪割りに挑戦した。 そして、鉈の刃を薪に入れるため、左手に薪を持ち、右手に鉈を持って、コンコンと薪をたたいているときに、力加減を誤って、薪から刃ががずれて、K助の左手に。 切れた左手の人差し指の付け根は、こりゃ素人の手には負えぬ。 即、救急車を呼び近くの病院へ。 3針縫う大怪我となったが、神経を切ることもなく、1週間で抜糸もし、今は普通に日常を過ごしている。 ま、全て俺の責任ですな。 傷跡は残ったが、指に障害が残ることなく済んだ今だからこそ、エエ経験になったなどと周りの人に話せるようにはなったが、我が息子に俺が目の前にいたにもかかわらず怪我をさせてしまって、ほんとK助に申し訳ないというか、情けないというか、俺自身相当へこんだキャンプなのであった。
2010年05月03日
コメント(0)

先週下見をしておいた春の山菜、コシアブラ。 今日あたりは採り頃だろうと山に入る準備。「K助ぇ、一緒に行くか?」 1年生になったし、そろそろ連れて行ってみようかなと誘ったら、行くとのこと。 いつもはピンポイントの場所へバイクで林道を登っていくのだが、今日は車を麓に置いて、下から二人でのんびり歩いて探してみた。 ちなみに道は歩いてません。ウサギの付けた獣道をたどって歩いて登った。 K助ぇ、これがコシアブラだぞ。 ちょっと教えたら、覚えて自分で探せるようになった。 コシアブラの木はとても粘りがあってよく曲がるので、子供でも幹を曲げて、先っちょの芽を採るのも簡単。 「あっ、父さん、あっちにもあるでぇ!」 そう、目が慣れてきたら、どんなヤブの中でもコシアブラばかり目に付くようになるのである。 「K助、よぉ分かるようになったなあ。それよりまずその右手に持ってるやつを採っちまえよな。」 たんまり確保出来たので、山を下りてお食事タイム。 車の中に常にストーブとインスタントコーヒーとカップラーメンを入れてるので、いつでもどこでもティーアンドランチができる。 うららかな春の日射しのもと、K助はどん兵衛で、俺はコーヒーを。 今日の収穫。 さて、晩飯で早速コシアブラの天ぷらを。 「K助、今日採ったやつだで、食ってみぃや。」 「うん、食べる。・・・うげぇ~!」 小学校1年のちびっ子には、まだ理解できぬ味だったようだ。 いつかK助が大きくなってから、父さんと一緒にコシアブラを採ったことを思い出してくれるかなあ、などど遠い目をしながら苦みの効いた天ぷらを口に放り込み、これまた苦みの効いたキリンビールを喉に流し込むバカ親なのであった。
2010年04月17日
コメント(2)

もともと俺のやってるキャンプは、登山でのキャンプとか、バイクツーリングでのキャンプから端を発しているから、荷物は最低限、キャンプというよか、野営とか野宿に近いもんである。 寒かろう、暑かろうは当たり前、雨が降ったり、嵐が来たりすれば、山であれば臨機応変に山小屋に逃げ込んだり、下界であればテントを撤収して、JRの駅に逃げ込んだり、まあ不便さを楽しんでるようなもの。 それに、キャンプが目的というよりは、旅の宿泊手段としてキャンプをやってるから、特にそれで不満も無かった。 ところが家族と一緒のファミリーキャンプとなると、そうも言ってられないので、先日遂に買ってしまった。 スクリーンタープなるもの。 10年ほど前に在庫処分店頭投げ売り状態の5,000円タープは持っていたが、生地のコーティングがぼろぼろになってきたので買い換えを考えていたのである。 タープってのは屋根と柱があるだけのものが普通と思っていたが、こいつは虫除けにメッシュの横壁がついていて、さらにメッシュだけじゃなくて、普通の布も横壁についていて完全にクローズできるものらしい。 虫除け、風よけ、日よけなんでごござれってやつですな。 俺から言わせれば、これは最早グランドシートが無いことを除けば、タープじゃなくてテントだな。 張る手間を考えたら便利とは言い難いが、張ってしまえば快適だろう。ただ、学生の時から風に吹かれながら、星を見ながら、地べたで調理して、地べたに食器を置いて、地べたで飯食ってビールを飲むという地ベタリアンをやっていたで、この過保護道具に囲まれたキャンプっちゅうのは、星を見ながら酒も飲めないし、風も感じることができあい。 どんなもんだかなあ・・・って感じで、ちょっとすっきりしないのであった。
2010年04月12日
コメント(0)

猟期が終わった後に、次に待ち受けるのは、春の山菜採りである。 今年の出具合が気になるので、今朝、バイクを走らせ近所の山の中へ。 おっ、今年は去年よりだいぶん早いぞ。 コシアブラである。 日当たりのいい所は、既に食べ頃のサイズに育って、俺に採られるのを待ちかまえているではないか。 リョウブは、もうじゅうぶん食べ頃ですな。 リョウブはいくらでも採れる。 コシアブラは、ビニール袋にたんまり収穫するにはまだちょっとばかり早かったが、食べ頃を少しだけ持ち帰ってきた。 で、天ぷらがめんどくさいので、片栗粉だけ付けて揚げてみた。 噛みしめると、ウコギの仲間独特の春の香りが口の中いっぱいに広がる。 嗚呼、春ですなあ。ビールが旨くなる季節ですなあ。 でも、やっぱ、天ぷらの方が旨いかな。
2010年04月11日
コメント(2)

我が息子、K助は今年で7歳になる。 そして、今日は遂に小学校に入学。初めて親から離れて行動することになった幼稚園入園に続いて、子供にとっては絶対的に不安だらけのイベントである。 K助も多分に洩れず、さらに今年から学童に預ける予定でもあることから、相当不安のよう。 見た目は元気に見えるK助だが、結構ナイーブな面を持ち合わせながら、それを人に気付かせないように振る舞う性格。 ま、なんとかうまく小学校になじんでくれればええのだがなあ。 バカ親の俺は、細かいことをごちゃごちゃ言わず、珍しく俺に甘えてくるK助と、黙っていつも通り遊んでやるばかりなのであった。
2010年04月07日
コメント(2)

お~、気が付けば4月ですな。 年が明けてから仕事が忙しくなり、仕事のある日は深夜帰宅の連続で、うちに帰ったら風呂入って飯食って寝るだけの生活。 そして週末は、5時に起きて、鉄砲担いで山に入って鹿と追っかけっこをやって、うちに帰れば、風呂入ってビール飲んですかさず意識を失っていた。 よくもまあ、倒れずに体がもつもんだわね、と、我が家内も呆れかえっている。 だが、仕事でストレスを溜めて下手に鬱病にでもなったら、今度は銃の許可を取り消されかねないので、週末の気分転換は絶対必須。 だから、週末の気分転換だけは思う存分やらねばならぬと、3月15日までの猟期の間は、必死に山に出掛けていたのである。 というわけで、うちに帰ってからパソコンとにらめっこする暇も体力も到底無かった、というのが、ブログ放置の言い訳である。 さて、3/14の猟期最終週末の最終猟は、6歳の息子のK助と二人で山に入ってみた。 俺の銃と、K助のBB弾の鉄砲の親子2丁体制。 採取猟だし、息子もいるし、無理せずのんびりハイキング気分で山に入ったのだが、うっかり鹿を4頭も見付けてしまい、ついつい本気モードで5発も発砲してしまった俺なのである。 それを見たK助、彼も本気モードで空き缶を置いて射撃練習をやっていた。 今期出猟回数23回。撃ち取った獲物の数は去年に比べると格段に少ないのだが、いろいろ山を歩き回り、来期につなげることが出来そうな、いろんな収穫はあったシーズンでした。 猟期中、家族をほったらかしだったので、しばらくは清く正しい家族サービスに勤しむとしましょう。
2010年04月04日
コメント(2)
先週末、四つ足(鹿とか猪とか)狙いで山に入って、運良く獲れた鴨。 鳥の処理は、羽を取り除くことと、腹を出す事が必要なのだが、これをうちでやると、とかく羽の処理が大変なのである。 なんてったって、彼らはそのまま水に浮かんでも平気でいられるほど高級なダウンウエアを着ているのだ。 このダウンウエアをむしると、うちの周りがダウンだらけになってしまうのである。 だから、山で獲ったらすぐに羽をむしって、内臓を出すようにしている。 そして、うちに帰ってから、胸肉とか手羽とかモモとかささみに分けて、完了すれば後は食べるだけ。 台所で切り分けているとき、はたと気が付いた。 何かが足りない。 あ~、砂肝忘れてきた~! 山で処理しているとき、砂肝を取り出して、岩の上に置いたまま、そのまんま忘れて帰ってきてしまったのだ。 刺身にしようか、塩焼きで食べようか、楽しみにしていたのになあ。 ま、後の祭り。 きっと狸とかイタチとか、思わぬごちそうにありつけて喜んでいるだろうな。
2010年02月01日
コメント(2)
今猟期、俺のお世話になっている猟隊は、解禁してしばらくはボウズ続きだったが、12月に入ってパタパタっと獲れて、今のところ鹿4頭。なんとか例年並みのペースに乗ってきたところかな。 で、俺個人はというと、これまた悲惨で、1頭も獲っていない。 犬無し一人忍びで山に入れば、そこそこ獲物の姿も見て、矢も掛けてはいるが、如何せん当たっていない。 一番ひどいのは、地面のエサを探しながら獣道を俺に気付かずこっちに向かって歩いてくる鹿を、銃を構えて待ち伏せし、10mの距離まで縮めてから発砲して外した、というケース。 石を投げた方が早いんじゃねぇかと、鹿の走り去った方向を呆然と放心状態で眺めながら、自分にあきれかえってしまった。 そんなすっとこどっこいな鉄砲撃ちなのだが、今日、一人で山に入って、ようやく獲物をゲット。 といっても鹿じゃなくて、カモだが。 風が強いと、カモは谷川に入る習性があるらしく、俺が行っている源流域でも、流れがゆるやかな所にたまにカモがいることがある。 これまで何度か挑戦して、そのたびに外していたが、本日ようやくカモを撃ち取ることができた。 現場で処理をして持ち帰り、胸肉を塩焼きにして食ってみたら、これまた旨いのなんの。 カモ自体生まれて初めて食べるのだが、肉自体に味があって、味付けに凝らなくても十分旨いもんなんだな。 幸せは分かち合わねば、と、ご近所さんにも少しお裾分けしたら、旨い旨いと喜んで頂いた。 自分で獲って、おいしく食べる。猟で漁でも共通だが、ええもんですな。 ガラも捨てるのはもったいないので、ネギと一緒にことこと煮込んでスープを取っております。 さて、スープは何に使おうかなぁ。
2010年01月30日
コメント(2)
12/23に年内のグループ猟参加は終わりにして、あとはのんびり単独忍び猟で。そして、年越しは我がふるさとでゆっくり過ごそうと計画していた。 ところが、12/24の夕方、なんだか熱っぽくて熱をはかれば37度を超えている。夜には38度を突破。 12/25には40度を突破。発熱してから12時間を経過したので、わくわくしながら近所の病院に行ったが、インフルエンザ検査は陰性。タミフルをもらえず抗生剤をもらって帰ってきた。 12/26も40度超えを維持。 夜、夜間救急に駆け込み、今度こそと、鼻の穴を最大限に広げて綿棒を突っ込んでもらったのだが、またもインフルエンザ検査は陰性。先生曰く「どうする?」俺「タミフルくれ!」 12/28にようやく熱が下がり始め、37度台に。 12/29にようやく平熱付近まで戻ってきた。 が、車を運転して田舎に帰省する体力も無く、結局今日1/3まで、病院以外に外に一歩も出ることなく、布団を温めるだけの冬休みとなってしまった。 参った。
2010年01月15日
コメント(0)
今日も備忘録程度に。1ラウンド目は待ちを抜けられ誰もモノの姿を見ず。2ラウンド目、待ちに付くときに親子2頭の足を見付け、無線で勢子に連絡。勢子が犬を入れて5分もしないうちに、親子2頭の鹿が飛び出し、勢子が仕留めあっさり終了。そのあと2時間くらい犬探しをやってたけど、今期2頭目の獲物。まあ、結果良しということで、今期の俺の巻き狩りはおしまいにしました。冬休みはゆっくり単独忍び猟でもやりたいものですな。
2009年12月23日
コメント(0)
備忘録程度に。今日の待ちは、飛んで渡れるくらいの狭い沢筋で、両岸は10年未満の若杉がびっしり植えてある見晴らしの無い所。ここぞという所に待ちを張ったまでは良かった。犬が鳴き、その植林のなかをごそごそとモノが近付いて来たまでも良かった。そして飛び出してきたのはでっかい三ノ叉。あっと思い、かまえていた銃をモノに向けるも、ポンポーンと2歩ジャンプ!引き金を引くも、ケツに撃ったような感じ。あっという間に視界から消えていってしまった。明らかに撃ち遅れ。くやしい一日だった。ため息ですな。
2009年12月20日
コメント(0)
12/13の日記 今日は6人体制。 2ランドやって、1ラウンド目は勢子が発砲。 2ラウンド目は、待ちも1発、勢子が1発発砲。 ボーズだったが、ちょっと獲物に近付いたかなってな1日だった。 我が隊の老齢の諸先輩方は、怪我無く安全に山で遊んで、鹿も見ることが出来たから、まあ良かったじゃん、とジジくさいこと言っている。 矢を引いて外した人を慰めるには必要な言葉だと思うが、隊全体の雰囲気がそんなジジくさくなってしまっている。 怪我無し、安全は当然の事、鹿を見たいだけなら奈良公園に行くし。やっぱ鉄砲担いで山に入る以上はモノを獲りたいなってのが俺の本心かな。 今日獲れなかったのはなんでやろ? 次はどうやって攻めたらええんやろ?って誰も考えないしな。去年獲れなかった山で、去年と同じ待ち配置、勢子入れをやろうとするし。 この隊、いつまでたってもモノ獲れないんじゃないかな、という気がしてきた。
2009年12月13日
コメント(2)

12/12の日記 いつも家族をほったらかしで山に入っているので、我が愛妻は大変である。 今日は愛妻を解放し、俺が息子のK助と遊ぶ日である。 K助も2歳か3歳の時から達っちゃんクラブに参加させて頂いているので、もう慣れたもの。 のはずであるが、このつるかごやしめ縄を作る日は、全く参加せず、その辺で遊んでいるので、何かを作った試しが無い。 ところが今日は作ってみると言うので、俺と一緒に作ってみた。 参加者の皆さんも真剣である。 今日は珍しく主催者達っちゃんが急用のため不在であったが、ちゃんとスタッフ先生が付いてくれてるので問題なし。 6歳のK助とのコラボ作品である。 K助の発案。とっくり型おもちゃ入れ。だそうな。 ようやくK助も作ってくれる気になったのは嬉しい限り。 来年は自分一人で何かを作ってくれるだろうか。
2009年12月12日
コメント(2)
12/6の日記 今日は7人体制。 待ちに付くまでに先起きの鹿を2頭発見。だが、逃げた方向に待ちがいるので発砲せず。 で、犬を入れた後、モノは出るには出た。 が、すぐに待ちを抜けられ、別の山へ。 犬を入れて30分足らずで今日の猟は終了。あとは延々犬探し。 さらに隣の猟場でやってた別のグループの犬がモノを追って、俺らがやってた山を通り抜け、さらに飛んでしまった我が隊の犬と合流して、一緒になって全然違う山でモノを追ってるらしい。 もう勝手にしてくれ状態。 今日も犬探しに明け暮れた1日であった。 ただ、せっかく山に入ってるのだから、指定された待ちでじっとしているだけじゃもったいない。 犬探しが始まった時点で待ちを離れ、道無き山を歩いて登って、別のルートで入った待ちの所まで行ったりして、山を覚えることに専念していた。 そうすることで、どこを鹿が走って待ちの間を抜けたのか、犬がどこを走ってモノを追ったのか、そんなことが手に取るように分かるし。 とりあえず、山を覚えて次に生かさないとね。
2009年12月06日
コメント(2)
12/5の日記 「渓遊さん、俺、鹿を見てみたい。」 「奈良公園になんぼでもおるじゃん。」 「じゃなくて、渓遊さんが山で撃って持って帰ってくる野生の鹿よ!」 と、隣のご主人が、俺が取ってきた鹿の刺身を食いながら訴えた。 「あっ、俺も見てみたい!鹿が走ってるところ!」 すかさず、うちの裏にお住まいのご主人が、俺の獲ってきた鹿の竜田揚げを頬張りながら追い打ちを掛けてきた。 ってな会話が、ご近所仲良し同士の飲み会の席で交わされ、今日はご予約第1号であるお隣のご主人と山に入ってきた。 ただ、ご近所さん達はもちろん銃の許可は持ってないので、獲物を見ても、撃つことは出来ない。俺が撃つのを見ているだけである。 もしくは、木の枝を振り回して大声を上げながら走って鹿を追っかけ回して貰う分には一向に構わない。 そして、俺の居るところに鹿を追い出してきてくれて、俺がドスンと倒すことが出来ればなお良いのだが。 夕べから雨が降ってて期待薄だが、俺のよく行く谷の、鹿がいそうな場所を順々に回っていってみようかな。 最初の谷、15分ほど歩いたが、獲物無し。気配も無し。 その後、雨の中、車で流していると、“ピーッ!”と鹿の警戒鳴き。 「鳴いたで!」 すかさず相棒が車から降りて谷を覗き込むと2頭の鹿が逃げていくのが見えたそうな。俺は車から銃をぴっぱりだすのに手間取り、目撃できず。 「渓遊さん、鹿のケツって白いやんなあ?」 「うん、真っ白や。」 「じゃ、鹿に間違い無いわ。」 ひとまず目的達成。野生の鹿を見ることが出来た。 再び車に乗り込み、 「とりあえず雨にもかかわらず、目標達成。運がええなあ。そういえば、この辺、ヤマドリも出るで。」 「ヤマドリってなに?」 「おととしによぉ、おれが刺身にして持ってって、あんた旨い旨いって食べてくれたじゃん。山吹色のキジよ。」 「ああ、あれね、見てくれは知らへんけど、刺身はごっつ旨かったわ~。」 「出た出た出た出た!ヤマドリ!」 「え、全然見えん、どれ?」 「車の前2mよ」 銃を持ってヤブに突入。が、ヤマドリはヤブの中で歩かれると皆目見えない。結局見失って撃つこともできず。 「ヤマドリって全然見えへんなあ。なんで渓遊さん、あれが見えるん?」 「おなかを空かせた家族が待っとるんよ。こっちは生活かかっとるけぇ、真剣なんや。」 「なんでやねん!(笑)」 この後、下流に下ってからはカモも目撃。これも矢を引いたが、クレー射撃をやったことの無い俺の下手っぴぶりが露呈しただけ。 獲れはしなかったが、獲物の姿をいろいろ見て、一通り追っかけて、猟らしい姿をお見せすることができたかな。 下手に鹿を撃ってしまって、一日解体処理に使ってしまうより良かったかも。それに解体現場を見せて、どんな反応するかも心配だったし。 「渓遊さん、鉄砲の免許ってどうやって取るん?」 帰りの車中で彼が一言。 ん~、俺はこの人の人生を狂わせてしまうのだろうか? 猟期になると、毎週末、家族をほったらかしにして山に行く生活。あまり他人に薦められるものではないな。 うちなんか、ご近所さん達から「週末母子家庭」と呼ばれているし。 ちょっと悩ましい狩猟見学ツアーなのであった。
2009年12月05日
コメント(4)

12/2の日記 ちょっと早めに仕事を切り上げて、うちに帰ってみたら花が生けてあった。 今日は14回目の結婚記念日ですな。 K助が生まれてからは、あんまり記念日外食は行かなくなったが、それでもやっぱり記念日なので、K助が寝た後、ビールで乾杯した清く正しい夫婦なのであった。
2009年12月02日
コメント(6)
11/29の日記 2日連続で出猟である。 昨日は忍びだが、今日は5人で共猟。 最近待ちの配りを任されるようになり、ここぞと思う場所に待ちを置いて歩きたいのだが、どうもモノが歩いてる形跡が無い。やむを得ず、以前犬を入れた時にモノが走って逃げたであろうコース上に待ちを配置。 そもそもまだまだ初心者の俺が配りをやるなんて、生意気にも程があると思うのだがなあ。 疑問はさておき、一番高いところで待ちを張る俺が、稜線寸前まで上がって行った。 すると、遠くでパキッっと地面の枝を踏む音が。 どっかにおるなあ・・・。 じっとして辺りの気配を探っていると、案の定、ゆっくりこっちを気にしながら歩き去る鹿の姿が。 ドッカ~ン! 残念。外しちゃった。が、犬を入れる方に逃げたので、また会えるはず。 で、犬を入れると、モノが出るには出た。が、なんと想定外に、待ちの付いている斜面の裏側にモノ尾根越えしてしまった。 尾根で待っていた俺は猟場の反対側のヤブの中、20m程のところをパッカパッカ走っている鹿の足音を聞いているだけであった。 想定外だが、悔しいなあ。次は反対側も狙える場所に居ることにしよう。 さて、犬はそのまま遠くへ旅立ってしまい、いったん待ちを解除し、今度は犬探し。 2時間くらいたって、ほとんどの犬が帰ってきたが、1頭だけ帰ってこない。だが、マーカーは近いし、移動していない。 もしかして、罠にかかったか、鹿ネットにかかったか? で、結局一番年少者の俺が、また山を登り返していくと、犬の生声が。 えっちらおっちら声の方に二つほど小さな谷を越えて行くと、鹿ネットに首を突っ込んで情けない声を出している最後の犬を発見。 犬探しがメインの1日となってしまった。 ということで、今日もボーズ。 ま、朝イチにモノの姿を見て矢を引けただけでも良しとしよう。 それにしてもよく歩いた1日だった。 昨日と今日の2日合わせて、標高差軽く1,000m以上登っている。 ここで帰宅後のビール!といきたいところだが、それより疲れてすかさず寝てしまったのであった。
2009年11月29日
コメント(4)
全481件 (481件中 1-50件目)