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新入学シーズンも過ぎ、陽気も増して来ました。今月も住まいづくりついて学んで行きましょう。さて今回は、ようやくシーズン到来の「ガーデニング」についてです。この季節は特に下草(グランドカバー)や花を植えるのに最適です。自分で庭に手を入れたり、ベランダでプランターBOXをつくり、新緑や花を楽しみたいものです。その際にどの様にアレンジしたら良いか考えてみましょう。特に堅苦しい決まりは無いのですが、まず始めにガーデニングする場所の日照条件を確認してください。植物は日当たりの良い場所を好む植物と、日陰を好む植物に分かれます。それによって使う植物を大まかに選ぶ事が出来ます。日当たりの良い場所でも中低木の植栽で日陰をつくり、その根元に日陰を好む草木を植えると、より自然に近いガーデニングとなり、草木も健康に育ちます。また日陰が好きな植物を選べば、日中に光が差さない様な場所でも、それを活かしたガーデニングが可能になります。私は個人的に少し日陰の庭の方が、趣きがあるので好きな程です。特に夏場の「日陰の庭=シェード・ガーデン」は涼しげで、素晴らしいものです。話は変わりますが「ガーデニングは手間が掛かるので嫌い」という方も多いかと思います。しかし逆に、雑草などの手間を省く為のガーデニングもあるのでご安心ください。それが「グランドカバー・プランツ=下草」を中心としたガーデニングです。これらの植物は繁殖が早く、地表を這うように増えて行きます。これで一面が覆われれば、雑草が生えずらく、庭の管理がとても楽になります。中には常緑系の下草の種類も有るので、一年中青々とした地表を楽しむ事が出来ます。その中でも私のお薦めのグランドカバー・プランツは「リシマキア・オーレア」や「フッキソウ」などです。これらは日陰にも強く、繁殖が早いので雑草対策に最適です。また常緑ではありませんが「ギボウシ」などは葉の色が美しい為、和風や洋風の庭を問わず、海外でも人気が高いグランドカバー・プランツです。また洋風の庭に似合う植物と、和風の庭で使われる植物を7:3の割合で上手にミックスした庭が注目を浴びています。ちなみに和風の植物とは「クマザサ」や「ツワブキ」「ヤブラン」などです。これらをミックスすると、洋風住宅や和風モダンの住まいにも良く似合い、どちらも良い落ち着き感が生まれます。これらを参考にオリジナルのガーデニングにチャレンジしてみませんか?少しPRになりますが、ジョージアンのモデルガーデンにも上記が植栽してあるので、興味がある方は参考にご覧ください。
2008年05月11日

土地を探し始めた方の多くが「良い土地が全然見つからない!」と、お悩みの事と思います。そんな方のために「土地探しのコツ」をお伝えします。まずは、土地を探す期間は「約3ヶ月間に集中する」と、決めて下さい。なぜなら目標も無く、具体的な条件も絞らずに土地を探しても、良い物件は決して見つからないからです。次に一番大切な事は、物件の「相場感」をつかむ事です。なぜなら相場が分からなければ、買い得かどうかも判断できないからです。これではチャンスを逃します。また、中には「掘り出し物」しか買わないと、あちこち探し回る方もいると思います。しかし不動産業者さんの仲介で、本当の「掘り出し物」を手に入れる事は、まずありえません・・・。なぜなら本当の「掘り出し物」は、業者さんが自分で「自社買取り」してしまうからです。残念ですが当然の事ですよね・・・。また、土地に対して理想を持つ事は大切ですが、無理な条件を伝えても意味がありません。なぜなら業者さんに「あの人は、相場を知らないから、相手にしても無駄!」と思われてしまい、情報さえ入らなくなるからです。ですので、大切な事は、まず「相場を知り」流通している情報の中から、最適な「優良物件」を、一早く見つけ出す事なのです。なぜなら、誰でも土地を探す条件は「日当たりが良く」「広く」「安く」と、同じ内容なのですから。そして、相場を考え「妥協点は、どのラインが適切か?」を見極める事が重要です。その際には、必ず「プロのアドバイス」が必要です。しかし、仲介の不動産業者さんは、土地に関する知識は有りますが、住宅に対してはそれ程、関心や知識が無い場合が多いのですこの事を知らないと、土地を購入した後から「こんなはずじゃ無かった!」という事にもなりかねません。実際の話ですが、車好きで「ビルトイン・ガレージ付き」の住まいをつくりたくて購入した土地が、緑地指定区域の為に「乗り入れ口」の植栽を勝手に移動できずに、夢が不可能になってしまった・・・。などという出来事が、起こるからです。先方に苦情を言ったら、「重要事項の説明で、概略の内容は伝えてあるし、説明を受けた捺印をしているから・・・。」と言われたそうです。この様な事もあるので、始めから「住宅のプロ」に相談した方が、最終的な「住まい」まで見据え、アドバイスをしてくれるので安心です。もし土地にマイナス点があるならば、解決方法を聞けば良いのです。それが「住宅のプロ」の仕事であり「役目」なのですから。少し日当たりが悪くても「どの位置に窓を付ければ」採光が取れるか推測し、解決策をアドバイス出来るからです。それでも、だめなら次の物件を検討すればよいのです。その為には、まず自分で気になる土地を3ヶ所ピックアップして下さい。そして「住宅のプロ」と一緒に、検討している土地を見に行くのです。そして、プロのアドバイスを基に、どの土地が最適かを比較し、選考して下さい。なぜなら一般の方が、ただ土地だけ見ても、具体的な住宅のイメージまでは想像できないからです。その様に具体的イメージや、推察が無いと「土地は心配で、決められないもの」です。またその他にも「住宅のプロに相談する」事で得られる、大きな特典があります。それは「土地の売買契約に、同席してもらう」という事です。あなたは一生に一度前後の、土地の契約に不安を感じませんか?ましてや専門用語が満載の説明で「高額な不動産」の契約となると、なおさらです。でも「住宅のプロが同席」するなら、詳細や理解しにくい内容まで把握し、自分に代わって、注意点を細かく質問してくれるので、納得出来るし、心強いのではないですか?少し宣伝になりますが、私共では、始めて家を建てる方の為に、土地情報の提供から、物件のご案内、資金計画のアドバイス、そして契約に際しての「立会い同席」まで行っております。これは、土地探しが始めての方へのサービスなので、安心して、お気軽にご相談下さいね! 追伸 : あなたの大切な家族の為の「住まいづくり」が大成功に進みますように、お祈り申し上げます。
2008年04月06日

立春も過ぎ、徐々に日も長くなって来ました。今月も住まいづくりについて学んで行きましょう。今回は横浜の「山の手」に多く建っている、明治時代の西洋住宅についてです。私も年初の1月22日に視察見学をして参りました。改めて勉強になった点が多々あったので、その事をお伝えします。これらの洋館は、明治時代の初期に来日した外国人が、日本人の大工を使い、注文住宅として建築されました。その後、度々オーナーは変わった様ですが、築後100年以上経った今でも、大切に使用され続けています。現在はセンスの良い「カフェ」や「雑貨ショップ」へと変身し、活躍しているのでご存知の方も多いと思います。私がそれらの建物を見た第一印象は、「古いけど、ダサくない!」という事でした。壁などは何度もペンキで塗り直されていますが、デザインが「陳腐化」していないのです。今でも「買って住みたいなと」思わせる家があったくらいです。(もちろん買えませんが・・・。)つまり、これが「デザイン的な耐久性」が有るという事です。言い換えれば、古さが「味わい感」や「趣き」に変わるのです。だからと言ってそれらの住まいが、全てレンガ等の耐久素材のみでつくられている訳ではありません。横浜では公共建築の外壁はレンガ造ですが、個人の住宅はモルタルと木製の外壁にペンキ塗りでした。その事を考えると「建物の耐久性」も重要なのですが、それだけでは大切に残される建物には成り得ません。そこに多くの人から愛される普遍的な「家の美しさ」があるから、メンテナンスの手間を掛けても大切に残されるのです。そういう意味では大切にしたくなる「美しいデザイン」の方が重要なのかもしれません。そして、それが普遍性と伝統美を持つ「クラッシック」というデザイン様式なのです。話は変わりますが、仮にその洋館は曽祖父母が建てて、大切に暮らしてきた「住まい」だとしたら、あなたはどう感じますか?より以上の愛着や郷愁を感じますよね。英語で「家系」の事を「ファミリー・ツリー」と言います。それは「家」の存在が、家族の歴史や思い出を刻み込み、守ってくれた大きな「樹木」と同じ様に感じる為かも知れません。そういう意味で、代々住み継がれた「家」は、家族の「アイデンティティー」そのものだとも言えるでしょう。また逆に、その「家」を大切に思う事を通して「家族の絆」や「自身の存在価値」を知るきっかけとなる事もあるのです。ですから、いつの時代も愛着を持てる住まいの「デザイン的耐久性」は家族にとっても重要な要素です。確かに住まいのデザインには「流行」があるし、好みもあります。しかし、上記の事を考慮した上で、住まいづくりに取り組んで頂ければ幸いです。
2008年03月01日

朝晩の冷え込みが厳しい日が多くなりましたが、今年も家作りの勉強を共にして行きましょう!さて今回は昨年から続きの「200年住宅」についてです。前回の復習になりますが、長寿命住宅で大切なのは「耐久性のあるデザイン」だと述べました。もちろん物理的な強度や耐久性がある事が前提です。仮に100年後「雨風がしのげる」耐久性があっても、家のデザインが陳腐化して、美しさや歴史を感じさせる経年美がなければ、建物の価値が失われたも同然です。日本にも100年以上経過し、今でも愛され続ける住宅がありますが、それらは今日でも美しく、歴史の重みとしての品格さえ感じられます。(旧:岩崎邸等)仮に耐久性のあるコンクリートで、住まいとしての箱を作ったとします。100年後にそれ愛着を持って維持し、修復しながら住み続ける価値があるか?という事なのです。もちろん人には多様な好みと価値観があります。しかし時代や好みを超えた、普遍的な評価や価値観も同様に存在します。それが「伝統美やクラッシック」なのです。そこには歴史を通して確立された「様式美」という一定のルールが存在します。「様式美」と言うと堅苦しく感じられるかも知れません。しかし、それは人類が見い出した「美しさの法則」とも言えるでしょう。普遍的な「黄金比」などもその一例です。それらの法則は、世界中の優れた建築様式の中にも見い出す事ができます。もちろん和風建築も同様です。そこには安定感が有り、バランス的な調和が感じられます。全ての「様式」の根底に流れている「原理原則」の様なものです。これは何も建築だけに限った物ではありません。音楽や美術の世界でも伝統美やクラッシックは常に存在し、その評価は時代や人種を超えて愛され続けています。ですから、長寿命で陳腐化しない、価値のある住まいをつくるのなら、材料の耐久性の上に「デザイン的な耐久性」を重要視しなければなりません。それは「和風」を選択するのでも「洋風」でも、全く同じ事です。歴史や風土を通して培われた、それぞれの「様式」に重きを置き、参考にする必要があるのです。面白味は少ないかもしれませんが、世代を超えて愛され「愛着の持てる住まい」となる事でしょう!家には物質を超えて、家族の「アイデンティティー」が詰まっています。それを愛し大切にしていく事は、結果「自他共の存在価値」を認識する事にも通じます。それを通して、自己と他を共に大切にする心が確立されていくきっかけにさえ、成るのではないのでしょうか?
2008年02月05日

クリスマスシーズン到来で、寒いけれど何となくウキウキする季節になりましたね。さっそく今月も住まいづくりについて学んで行きましょう。今回と次回のテーマは、ズバリ「200年住宅」についてです。これはご存知の通り「福田首相」が就任する以前より掲げてきた政治指針です。欧米と所得基準が変わらない日本で、なぜ生活に「ゆとり」を感じられないのか?この理由の一つに、日本の住宅の「建替え年数」が関係しているのです。仮に三世代に渡り住める「ロングライフ住宅」をつくると、世代間トータルでの住宅費は減少します。その減少した住宅費の分だけ、実生活にゆとりが生まれるという事です。それを実現する為には、耐久性の高い建材を全体的に使用する必要があります。そうすれば「200年住宅」は技術的にも十分に可能な事だと思います。しかし、初期の建築コストがどうしても増えてしまいます。それを補うために、国が世代間に渡る長期融資を導入すれば、資金問題も解決できるでしょう。しかし「200年住宅」で一番問題になるのは、建材の耐久性や建築技術ではないのです。考えて見て下さい!技術的には「200年住宅」が出来たとしても、もし50年後にデザインが陳腐化してしまい、子供や孫たちが「住み続けたい」と思えない住宅だったとしたら、どうなるのでしょうか・・・。もちろん住宅としての耐久性は十分有り「雨風はしのげる」としてもです。そういう意味で「200年住宅」の一番の問題点は「デザイン的な耐久性」ではないでしょうか?つまり時代の移り変わりに風化しない「普遍的なデザイン」の住まいを見極めるという事が重要です。ではどんな住宅であれば、陳腐化せずに世代を越えて愛され続ける事が可能なのでしょうか?それを知る為には、日本国内で少なくとも100年前後「保存or使用」されている住宅を調べてみる必要が有ります。(神社・仏閣等は別として)そしてそれらを参考に、住まいづくりを検討する事が大切なのではないでしょうか?住まいづくりでも「温故知新」の知恵が十分活かされると思うのです。詳しくは次回にお話しますが、日本で住居として100年前後経っている建物の種類は多くありません。大まかに分類すると「古民家建築=農・商・町屋等」「純和風建築=大名・武家屋敷等」「西洋建築=明治前後の建物」となります。各々でタイプや好みもありますが、どの建物も時代を経て「経年美」が有る素晴らしい住まいです。これらを参考事例として、次号でより詳しく学んで行きましょう!
2007年12月25日
枯葉が舞う季節になりましたね。さて今回はガーデニング用の樹木について、説明させていただきますね。実は庭に使われる樹木にも流行があるのをご存知でしたか?これは建物のデザインに連動して変化しているのです。私はいつも建物と庭の関係を、料理に例えて説明しています。今回もこの例えを使って説明すると分かりやすいと思います。例えば日本料理に対して、西洋食器が似合わない事は当然ですよね!食器以外で付け合せの飾りも、松葉やもみじ等の和風の素材にします。これは西洋料理も同様です。住宅でも全く同じ事で、西洋風の建物が増えればそれに似合う樹木や植物へと流行が変化するのです。こだわって行けば西洋風建築の中でも、南仏スタイルには「針葉樹」より葉の感じが優しい「落葉樹」の方が良く似合います。反対に「北米系」の住まいには「針葉樹」を用いた方がイメージに合います。樹木以外でグランドカバー等に使われる下草も同じ事です。南仏風の住まい場合はハーブ等の植物を、自生した様に不規則に植栽した方がより感じが出ます。これはフランスの家庭では「料理に用いるハーブは自分の庭で作る」という事が、習慣や文化となっている為なのです。そういう意味で料理にこだわりがある方は「南仏系」の住まいが、ライフスタイルに適しているかもしれませんね。「北米系」の住まいには、コニファー等(主に常緑系)の下草が良く似合います。では「モダン系」の建物に対しては、どんな樹木や下草が似合うかと思いますか?「モダン系」の住まいには、上記の西洋風に合う樹木であれば大抵マッチします。しかしあえて言えば、モダン系の建物はどうしてもシンプルで無機的なイメージになりやすい為、逆に不規則で自然な感じが有る「雑木」がコントラスト的に良く似合います。例えば「アオハダ」「やまぼうし」「シャラ」系で「幹が細めで、株が多い物」が最適です!これらの樹木は葉の色や幹の色も柔らかい為、白系や反対の濃い「黒&茶系」の外壁にも良く映えます。実は上記の樹木は、建物のテイストを選ばず「和風から洋風・モダン系」まで全ての建物にマッチします。そういう意味で樹木の「マルチ・プレーヤー」とも言えるでしょう。次に常緑樹と落葉樹の割合と使い方です。以前、一般家庭の庭は「常緑樹」60%「落葉樹」40%ぐらいの比率でした。しかし、現在ではこの比率が逆転しています。これは以前「和風住宅」を始め、掃き出し窓が多く使われた為に、目隠し用として常緑樹が多く使用された結果です。現在はデザイン的にも洋風建築が多く、プライバシーや防犯重視の意味合いで、スリット系の窓が増えたので「落葉樹」が増えたと考えられます。当然ですが常緑と落葉の使い方は、場所や用途に適して上手く使い分けて下さいね!とにかく樹木越しに住まいが見えると、家は大変引き立ちますし、地球温暖化にも個人レベルで貢献出来るので、上記を参考に植樹して頂ければ幸いです。
2007年12月07日
オープン外構が主流の現在「門」と言われても「ちょっとね?」と思われる方も多いと思います。しかし「門」には、現代においても大切な意味合と役割が有ります。ですから「門」は、家の格式や家柄まで象徴し、系統や流派を意味する「門下」や「一門」「同門」などの言葉まであるのです。ではなぜ「門」が大切なのかと言えば「門」は、自他に対して内外の境界線と出入り口とを示す象徴となり、心理的影響まで持つからです。その為、大切な場所には必ず「門」が存在します。これは世界各国、人類共通の内容です。(フランスの凱旋門や韓国の南大門等々)日本の皇居には「大手門」「半蔵門」「桜田門」など数多くの「門」が有ります。ちなみに諸説有りますが、これらの門は高貴な方が外出する際に「吉方位」を取る為や「お方違え」(凶方位を回避する手法)を行う為に使われたと言われています。神社にある「鳥居」は神を祀る神域の空間と、人間の空間を繋ぐ一種の門です。また家相でいう「鬼門」は、俗界と冥界の境に存在する門と考えられています。そういう意味で「家の門」は、外部から家族を守る為の「結界」とも言えるでしょう。くりかえしますが「門」は人が緊張を強いられる「外界」と、守られた空間である「内界」の境界線を明確にします。ですので「門」は、外部より帰還した際、心の「緊張を解き」スイッチを「OFF」にする為の、心理的な役割が有るのです。また逆に、外出時には「気を引き締める」スイッチを「ON」にするのです。つまり「門」は、そこを通過する事で「緊張」と「弛緩」のスイッチをON/OFFし、意識の切り替えを図る為の物なのです。日々の生活の中で、心の切り替えをスムーズにする事は大切だと思いませんか?ですから、人はそこに「お守り」や「厄除け」として「門松」から「鰯の頭」等々、様々な物を配します。だからと言って仰々しく考える必要は一切ありません。「門」には自分の好きな木や草花・レリーフ等を配置して、楽しく演出して頂ければ、それが何よりです。ちなみに最近の傾向では「門柱」や「塀」のみのタイプ(扉なし)が主流になっています。もちろんそれで十分です。家自体も大切ですが「門」にも少し意識を持って頂ければ幸いです。
2007年12月07日
女性はインテリア等に興味があると思いますが「床材と建具」には関心が薄いかもしれません。でも家の質感とグレードを決定的に決めてしまうのが「床材と建具」なのです。洋服のコーディネイトで言えば「床」は「靴」に相当します。どんなに上の服を決めても「靴」がイマイチだと締りませんよね!つまり家具やインテリアがどんなに良くても「床材」が悪いと見栄えがしないのです。また将来にリフォームするにしても「床」を変えるには、多くのコストや手間が掛かります。なぜなら「床」は常に加重が一番掛かる場所なので、釘と木工用ボンドでがっちり施工されているからです。それを全て剥がして張り替えるのは一苦労です。またそれに伴い床と壁の間に付ける「幅木」も付け替えになる事も多いのです。またドアの下の隙間も、床の仕上がりに合わせる為、床の厚みが違う時は「ドアを削るか付け替え」になります。「床」は壁紙や照明と違い、簡単に変える事が出来ない物なのです。ですから新築の際にはしっかりと「床材」を吟味しておいた方が良いでしょう!実際に住まいを長く使う「欧米」では、家の資産価値を計るのに「床材」を重要なポイントにしています。自分でリフォームを手掛ける人が多い欧米では、上記の内容を身をもって知っているからです。特に来客や使用頻度が高い一階の「床材」は、しっかりした物を選んだ方が良いでしょう。また「建具=ドア」もインテリアの印象を大きく左右するパーツです。よく芸能人の豪華な住まいを、テレビで公開していますよね。さすがに高そうでセンスの良い家具を置いている家が多く「ウン万円」した、などと自慢しておられます。でもよく見ると「室内ドア」とのバランスが悪い(=貧弱)な場合が多いです。その為に残念ながら、一点豪華主義のように見えてしまうのです。もちろん家具も大切なのですが、家具は後で買い替えも可能な物です。しかし「建具ドア」は床と同じで、後で付け替えるのは大変です。サイズが同じなら比較的楽ですが、違う場合は壁や柱を壊さなければなりません。ですから「建具ドア」は慎重に選んで頂きたいパーツの一つです。女性はキッチンや風呂等の設備の方に興味があると思います。でも水周りは正直な話をすれば「消耗品」に入るのです。設備は日進月歩で進化するし、汚れや痛みも早い物だからです。どこに予算のウエートを掛けるかは、その人の価値観ですが「床と建具」も少し意識して頂ければ、長持ちして質感の良い住まいになるのです。
2007年12月07日
むかし外国から「ウサギ小屋」と言われた日本の住まいも、面積は別にしてずいぶん向上したと思います。でもイマイチなのが「ライティング=照明」ではないでしょうか?その原因は照明プランの時に、安易に天井からの照明だけで済ましている為です・・・。海外では天井からの照明は、逆に補助照明かアクセントに過ぎません。天井からの照明は室内を均一に照らす事は出来るのですが、副作用として「奥行き感」や「広がり感」を殺してしまうからです。なぜなら人が奥行きや広がりを感じるのは、光や色の「陰影」と「濃淡」が有るからなのです。それを上手く演出するコツは「手元は明るく」「中間は暗く」突き当りの「壁やコーナーは明るく」する事です。つまり手元から順に「明⇒暗⇒明」とするのです。すると空間に陰影が生まれ「距離」が感じられる様になるのです。それをより強調し味わいを出す第二のコツは、光源の高さを手元から順に低くして行く手法です。そうする事で、なぜ奥行き感が強調されるのでしょうか?それは「遠近法」による作用で、遠くの物ほど実際の高さより低く見えるからです。これを利用して奥行き感を演出したい場所に「フロアー・ライト」等の、低めの照明器具をレイアウトするのです。すると少し狭く、壁との距離が無い場所でも、圧迫感が少なくなります。この「フロアー・ライト」は天井が低い空間にも有効に活用できます。天井が低い部屋で天井から床に向けて強い光を照射すると、余計に低さ感が強調されます。その場合は「フロアー・ライト」等で「少し暗め」に床から天井に向け光を当てて下さい。これは「近くの物は明るく見え、遠くの物は暗く見える」という、遠近法の「光の透過率」を利用したライティング手法です。こうすると上手く「天井の高さ感」を演出できるのです。故意に室内に「陰影をつける」効果は上記だけではありません。人間の思索やイマジネーションは「はっきり見える」物に対しては作用せず、「はっきり見えない」物や場所に対して、より活発に作用する効果が有るのです。つまり少し薄暗く「陰」の空間は、想像力や創造性を活性化するのです。ですからアーティストや仕事上で創造性を要求される方は、少し「室内に陰陽」のメリハリを持たせた方が良でしょう。実は日本の昔の住まいには、自然に「室内に陰陽」の場が形成されていました。というか、上記の内容の全てがあったのです。なぜなら光源は「囲炉裏の炎」や「和ろうそく」の燭台であった為、奥行き感・陰影濃淡が自然に演出されていました。庭の灯篭なども敷地全体の空間に広がり感を持たせます。それがいつの間にか、室内全体を均一に明るくする事が「文明的」であると、誤解してしまったのはとても残念な事です。ここらでもう一度、上記の室内の「照明法」を、みなさんの住まいに取り戻してみてはいかがでしょうか?
2007年12月07日
「とにかく部屋は広い方が良い!」と考えている方が多いのではないかと思われますが、一概にそうとは言えません。最適な部屋の広さは、その用途と住む人によって変わります。それを証明する面白い実験があります。その実験とは、同じ大きさの二部屋に、男性と女性を別々に入れて「単純なゲーム」をさせます。そして部屋の人数を一定時間ごとに増やして行きます。そこで被験者のストレス度を検査し平均値を算出します。ちなみにストレス度を計る検査とは、次のような内容で分析します。人間の唾液中には「アミラーゼ」という酵素が含まれています。アミラーゼは、食事の時に必要な消化酵素ですが、ストレスを感じても増える事が分かっています。その「アミラーゼ」の増加度を計測するのです。その結果、男性の方が一定のスペースに人数が増える事に対して、高いストレスを感じる事が解りました。これは心理学的な「パーソナル・スペースの浸食」が原因と考えられます。このパーソナル・スペースの大小には個人的な差異がありますが、一般的に女性より男性の方が広いと言われています。また面白い事に、この逆の実験も行われています。つまり少し広めのスペースから人数を徐々に減らして行く実験です。この実験の場合は、女性の方が逆に早くストレスを感じ始めます。これは女性の方がパーソナル・スペースが狭い為、孤独感や不安感を早く感じ始めると言う事です。これは男性でも、広い山寺の「お堂」に一人で寝かされたら、不安感を感じるのと同じ様なものです。この様に「パーソナル・スペース」には個体差が有り、性別や気力・体力・年齢・病気の有無が、最適な広さに影響します。お年寄りや病弱な方は「少し狭い部屋」の方が、自分の「気」が部屋に満ちて安心出来るのです。逆を言えば体育会系で「気が強い」男ばかりを、狭い部屋に押し込めたらストレスで「ケンカ」が始まる様なものです。ですので一概には言えませんが、家や部屋の大きさも、家族構成や気質によって「最適なサイズ」が違うという事です。あまり知られてはいませんが、これは住まい作りにおいて、大変重要な事なのです。是非これらを参考に「最適なサイズ」の住まい作りを計画してみてはいかがでしょうか?
2007年12月07日
さて前回は、子供部屋の風水についてお話しました。その中で照明の及ぼす影響の話をしましたが、今回はもう少し詳しくお話したいと思います。室内において、照明がもたらす「光」は風水に大きな影響を与えます。では何に影響を与えるかと言うと、人の「エモーショナル=感情」に変化を与えるのです。極端な話をすればポケモン騒動ではないですが、ストロボの様な光は身体にまで悪影響を及ぼします。逆にキャンドルの光はリラックス効果が有り、脳からアルフアー波が出やすいのが特徴です。(キャンドルの光は10メガヘルツで、アルファー波の周波数と同じ為。)この様に照明の種類や光度によって室内のイメージは大きく変わり、人間の感情に影響を与えます。特に住宅は日中の仕事や学校から解放され、家族団らんで「リラックス」する意味合いが強いので、それに合う照明計画が大切です。ではリラックス出来る照明とは、どうすれば良いのでしょうか?まず使用する光源の種類ですが、なるべく電球色が良いでしょう。(蛍光灯でも電球色と蛍光色が選べます。)蛍光色の光は仕事や勉強には向いていますが、リラックス感は有りません。好みもあると思いますが、室内に「やわらぎ感」を演出するなら電球色を選んでください。照明方法には「直接照明」と「間接照明」の二つが有ります。間接照明は状況に応じて、室内の光量や光のレイアウトを調節出来るので最適です。また天井からの照明で室内を均一に明るくするよりも、間接照明で明暗のメリハリを付けた方が、室内の「広がり感」が演出できます。その他、ある程度室内に明暗があると、人間の脳にイマジネーションや想像力等のクリエイティブ性が高まると言われています。(暗く目に見えない部分は、脳が想像で補填しようとする為の影響。)また目線と同じ高さの照明は、人間の脳が「夕焼けの光」と同じ認識をして、リラックス効果が高くなります。これは睡眠をコントロールする脳分泌ホルモンが、光により調節されている影響です。(脳内の松果体から分泌されるメラトニンの影響。)この様に店舗などでは光による演出効果しだいで、店のイメージや集客に大きく影響が出るため、照明専門のデザイナーが活躍する時代です。大切な家族が集う住宅にも、リラックス効果のある照明演出を計画してみてはいかがですか?
2007年12月07日
さて今回は、前回との関連で「集中力が付く子供部屋作り」です。子供部屋で重要になるのが机と照明プラン、そしてベットの位置です。まず勉強机の位置ですが、目的によって少々異なります。勉強に集中出来る環境づくりを目的にするなら、窓に向かって机を置かない方が良いでしょう。当然ですが子供は好奇心が旺盛なため、外の景色に対して意識を奪われるからです。例えば、車や動物・空の雲まで様々です。それらが否応なしに目に入れば、机の上に集中するのは難しいでしょう。特に暗記が中心の受験対策などには向きません。風水ではこれを空亡の配置と呼びます。(自分の意思で物事に集中出来る年齢になれば問題は少ないでしょう。)しかし、その事が一概に悪いとは言い切れません。なぜなら、観察力や想像力は逆に増す可能性がある配置となるからです。それが、目的によっては適正条件が異なるという事です。また机がドアの近くや、ドアを背にする配置もあまり良いとは言えません。なぜなら人間は自分の身を守る為に、目視が出来ない背後の気配や音に対して、過敏に反応するように造られているからです。これでは部屋に入ってくる人や音に対して無防備になる為、集注力が途切れやすい環境なのです。次に照明プランですが、子供部屋の光量を調節可能な仕様にすると、集中力が増す環境づくりが出来ます。つまり机の上のみをデスクライト等で明るくし、それ以外の場所を暗くした環境です。そうすると、部屋にある様々な物が視界に入りづらくなる為、机の上のみに意識が集中しやすくなるのです。演劇の舞台でもスポットが当たっている人や場所に対して、意識や視線が集中しますよね!これと同じ原理を、子供部屋にも応用するのです。最後にベットの位置です。ベットを部屋に入ってすぐ見える位置には、配置しない方が良いでしょう。なぜなら、部屋に入ってすぐにベットが見えれば「まず休んでから、その後で勉強しよう!」という習慣が、知らずに出来てしまうかもしれないからです。人間の思考回路は、目に入った物に対して、知らずに反応し、行動してしまいがちです。それでは連想ゲームのように「ベット」⇒「疲れた」⇒「休憩が先!」という、思考の条件付けがされやすい部屋なのです。もしそれが毎日365日となれば、固定化された習慣になるかもしれません。これらを少し参考にして、子供部屋を考えて頂ければ幸いです。
2007年12月07日
さて今回は「頭のいい子の育つ家」です。今でもこの本が売れているそうです。またこのノウハウを取り入れた住宅会社も出てきています。ちなみに弊社の風水の小冊子を読んだ方はご存知かと思いますが、5年程前からすでにこの内容はお伝えしています。(少し自慢。)またサンタフェという弊社の住宅には、このノウハウの一部を取り入れているんですよ。先日、東京でこの本の著者にお会いする機会がありました。この方は住居学の研究者として「難関の学校」に進学できた子供の居る家庭を訪問調査し、そこから住まいの共通点を見出すという方法を取りました。結論からお話しすると、専用の子供部屋で一人勉強するより、家族とコミニュケーション出来る環境で勉強している子供の方が、合格率が高いという事が分かりました。これは現在の入試試験の内容や傾向にも影響を受けているそうです。つまり、今の難関進学校の入試問題は、以前の暗記詰め込み型から、時事問題に対する自分の考えや、判断を論文形式で問う形式になった為、机の上で勉強しているだけでは高得点が取れないのだそうです。ですからテレビや新聞等で取り上げられる時事的な内容を、家族で話し合ったりして、自分なりの解釈や見方を論じられる力が測られている訳です。結果として、家族のコミュニケーション量が多い家に住んでいる子供達の合格率が高まったという事です。具体的に言えば勉強のために子供部屋で篭るのではなく、LDK等の家族が居る場所で勉強している方が結果が良かったと言う事です。(あくまでも学校の入試内容により差異が有ります。)たしかに勉強や宿題だけを行い、後は一人でゲームでは、この様な試験問題は通らないでしょう。この事は、現在の様な情報過多の時代では、情報を単に暗記する能力より、情報に対する判断能力の方が重んじられているという事です。ある意味、パソコンが主流の時代では当然の事でしょう。いま家を建てられる方の大半が、子供の為である場合が多いので、是非このポイントを重要視した家作りを参考にされると良いと思います。少しPRになりますが、弊社のサンタフェのコンセプトは「家族のコミュニケーション」なので、上記の内容が多く盛り込まれた住まいになっています。是非参考にして頂きたいと思います。(風水の詳細については小冊子をお読み下さい。)
2007年12月07日
さて今回は緊急報告で「ついに宇都宮もバブルにGO!か?」です。「何を寝ぼけたこと言ってるの?!」と思われる方も多いと思います。しかし私共は不動産事業も行っているので、現実の事例からお話しします。実はいま、宇都宮市内で分譲用の土地を手に入れるのがとても困難になっています。例えば市の保留地販売や関東財務局の土地販売などで競争が激しく、好条件の土地では一物件に25件の応募があり、非常に高い価格で売却がなされています。宇都宮市全域では無いのですが、特に宇都宮市の東側近郊でその傾向が強いのです。実はそれには訳がありまして、すでに皆さんもお気付きかと思いますが、いま街中に多くの分譲マンションが建設中です。以前の分譲マンション業者は、A社とN社の大手二社だけでした。しかしいま現在、宇都宮には新規参入の業者が進出して合計5社にもなりました。分譲マンションの場合は戸建住宅と違い、土地に対して建物を高層に作るので、販売世帯数が多くなります。そのぶん戸建業者より土地を高めに仕入れられるのです。つまり300坪の土地に50坪×6世帯の戸建分譲に対して、同じ300坪でも30世帯のマンションでは、土地の仕入れが多少高くても採算が合うのです。それが5社で競って土地を仕入れすれば、地価が高騰するのも当然の結果です。(新規参入の業者は首都圏や大都市で地価が先行して上がった為、地方都市にまで進出して来たのです。)結果として中心市街地では戸建用の土地を仕入れする事が難しくなりました。中心地から押し出された分、郊外での戸建用地の仕入競争も激しくなっています。(分譲マンションさえも徐々に郊外へ移り始めています。)当然、競って高く買った土地を分譲すれば、販売する土地の価格も高く設定せざるをえません。また利益ぎりぎりでの仕入れなので、土地の値引きも難しいはずです。いま市内の水面下で、その様な事が現実に起こっています。不動産は冬場に土地を仕入れ、春先から分譲開始するので、そろそろ皆さんも気付き始める頃でしょう。その背景には日銀の金利の引き上げによる、住宅のローン駆け込み予測もあります。けして慌てる事はないのですが、土地も株式と同じで適切な相場感を持っていないと、正しい判断や意思決定は出来ません。私共では土地相場を知るのに役に立つ「宇都宮全域売り地情報」を無料で土地情報会員の方に郵送しています。これを見れば学区や町名別で販売されている土地の相場が明確につかめます。もちろん興味があれば物件詳細と現地ご案内も無料で致します。土地選びで後悔しない為にもご利用する事をお勧めします。
2007年12月07日
今年も終わりに近づき寒さも厳しくなってきましたね。さて風水や気学の世界では、節分を起点とし新しい年周りとなるのですが、年周りや吉方位などの話をしたいと思います。よく「今年は建築には良い年」とか、「悪い年周り」といいますよね。およそこれは九星気学の星回りで判断している内容です。よく九紫火星とか、五黄土星の産まれという「あれ」です。これは産まれ年から東西南北の八方位+中央方位の九つにタイプを分類し、今年は自分がどの方位に位置するかで吉凶を判断するものです。ちなみに「北=真冬」「北東=晩冬」「東=春」「東南=初夏」「南=真夏」「南西=晩夏」「西=秋」「北西=晩秋」「中央=土用」となります。これで北の方位に自分の星が移動すれば、その一年は冬の特徴や兆候に似た年になると判断するのです。ちなみに「土用」とは年四回あり、季節を分けて陽から陰へ、また陰から陽へ変転する時期の事です。夏にうなぎを食べる「土用の丑の日」もこの時期です。つまり一年の中に四季が有る様に、人の運気にも季節のライフサイクルが有ると観るのです。そしてその時の季節の流れに合った生活を送る事が、自然に沿ったスムーズな生き方であると説いています。また吉方位や凶方位を観るには、自分の星と相性の良い星が位置している方位に行くと、その良い「気=祐気」を得るので運が開けるとします。逆に相性が悪い星が位置する方位に行くのは好ましくないと観ます。これは五行陰陽という内容から出ています。例えば九紫火星という「火」の性の人が、「一白水星」という「水」の性の方位に行くと、「火」が「水」により消されてしまうという事です。これを「相克」と言います。逆に九紫火星の人が良い方位は、「火」を産み出す「四緑木星」「三壁木星」という「木」の性が有る方位に行く事で、自分の運気が強くなるという解釈です。詳しく話すとページが足りないので省略しますが、土地を選ぶ際に自分の家からどの方位が良いか参考にする事も出来ます。詳しくは書店で「九星気学」の本として毎年更新され出版されています。しかし、あまりこだわると動けなくなるので、参考程度にした方が良いかもしれませんね!
2007年12月07日

新健新聞社さま主催の『ビジネスマッチングセミナー』にて講演させて頂く機会を得ました。私たち中村ハウジングでは、数年前より、アメリカ・イタリア・中国から商社を通さず独自のルートで建材を安く仕入れてまいりましたが、最近の国内建材の価格高騰などもあり、中国建材に目を向ける方が増えてきているようです。
2007年04月27日
さて今回は、風水的「健康に関わる色」の第二回目です。前回に話した通り「色と健康」は、すごく関係が深いのです。西洋医学では、光や色の効果として紫外線による殺菌等の治療法等がすでに確立されていますよね。その他にも色には内臓等の各器官と相対して共鳴する「検知色」があります。この検知色は体の外部の「色味」を観て、健康状態を推察する際に用います。例えば「肺」は「白」と相関していますが、肺が悪い場合には、肺と相関している「皮膚」が白味を帯びてきます。よく「色白の美人は薄命だ」といいますが、この場合は「肺」に疾患が有る場合が多いのです。また「心臓」は「赤」と相関しており、心臓が不調の場合は「顔に赤味」を帯びる傾向があります。これは西洋医学の検診でも一部共通する内容です。東洋医学や風水ではこの様な「検知色」とは別に「逆ルート的なアプローチ法」として、各臓器を活発化させる「活性色」が確立されています。風水ではこの「活性色」を積極的に活用します。つまり家族の体調や体質に応じた、各臓器の「活性色」をインテリア等に取り入れ、健康増進に役立てようという訳です。西洋医学と違い即効性は少ないですが、家で過ごす時間が長い方には有効です。今回は間違えないように「活性色」のみ掲載しますので、住まいの風水に活用して下さい。各部位の活性色をそのまま利用する場合は、アクセント色としてポイント的にご活用になることをお勧めします。また室内で広い面積に活用する場合は、同系色のソフトな色味にして下さい。*但し、心理的な要因に色を用いる場合は、下記とは別の色彩活用の手法を利用します。各部位 ・・・・ 健康活性化色頭部 ・・・・・・ 紫・ビオラ 胃 ・・・・・・・・ 黄色・ライトアプリコット目耳 ・・・・・・ 紫・ビオラ 小腸 ・・・・・・ くちなし色甲状腺 ・・・・ 青・ターコイズブルー 大腸 ・・・・・・ くちなし色心臓 ・・・・・・ 緑・グリーンリリー 膀胱 ・・・・・・ 橙・マンダリンオレンジ肺 ・・・・・・・・ 青緑・バロットグリーン 子宮 ・・・・・・ 赤・金赤・シグナルレッド肝臓 ・・・・・・ 橙・マンダリンオレンジ 卵巣 ・・・・・・ 赤・金赤・シグナルレッド腎臓 ・・・・・・ 橙・マンダリンオレンジ 精巣 ・・・・・・ 赤・金赤・シグナルレッド胆嚢 ・・・・・・ 橙・マンダリンオレンジ 前立腺 ・・・・ 赤・金赤・シグナルレッド
2007年04月06日
お久しぶりです。本格的に寒くなってきましたが、風邪などに気を付けて、今月も張りきって行きましょう。さて今回は「健康に関わる色」の風水の話です。でも「色と健康」に何の関係があるの?と思われる方も多いですよね。しかし「色と健康」とは、すごく関係が深いのです。実際に寒色系の部屋と、暖色系の部屋では、同じ室温でも体感温度に1~2度程の差が出ます。結果的にその部屋に長時間居ると、脈拍や血流に数値的な差が出てきます。色の効果はこれだけではありません。風水では体の「臓器」に対しても「色」が影響を及ぼすと考えています。話が少し難しくなりますが、全ての「色」には固有「光のスペクトル=波」があります。この波の差異で色が変わります。これと同様に、物質にも固有振動数という「波」が有ります。これは打楽器を思い浮かべると、分かり易いと思います。形と材種が違う物を叩いた時に、それぞれに音色が違いますよね。これは物の出す音の「波長・波形・振動数」の違いです。物質や臓器にも特有の「波」が有るというと、奇異に感じられるかも知れません。しかし「脳波」などは物質が出す「波」の一つです。脳波は聞く音や音楽の種類により影響を受け、変化します。同様に色の持つ固有の「波」と、物質の持つ「波」が類似した場合、その間に「音叉」の様に共鳴現象が起きると考えられています。この現象を応用して、臓器ごとに実験を行い、色との共鳴する器官を探し出して活用するのです。これは東洋医学や漢方の「どんな体調の時に、何を食べると良いか?」という医食同源の内容と共通性があります。効果のある「食物の色」と「臓器」の関連性が一致するのです。説明が長くなりましたので、実際に何色がどの臓器を活発化させ、健康増進につながるかは、次回の新年号で詳しく説明します。この色の理論を家族の健康状態に応じて、住まいに活用するのが、風水のコーディネイトなのです。では、次回の新年号をこうご期待!!「どうしても内容を早く知りたい!」という方の為に、色と臓器の活性化の相関チャートのページをUPしておきましたので、興味のある方はご覧下さい!
2006年12月23日
さて今回は、現在大変な問題となっている「耐震強度とデザインの風水」の話です。今世間を騒がせている今回の事件は、業界関係者としてとても遺憾な出来事です。決して許されるべき行為ではありませんが、事件の背景には過度のローコスト競争や、強引なコストダウンがその要因となっています。建築業のコストは基本的に「材料費」と「人件費」に二分されます。しかし双方とも建築にとって大変重要な要素なので、コスト削減したくありません。当然といえば当然ですよね。しかし建築主としては一円でも安く、しかも丈夫な家を建てたいのが本音だと思います。ではどうしたら、その矛盾する問題を両方とも満たした上で解決するか?難しい問題ですよね!実はそのヒントは伝統的なデザインに有るのです。温故知新と言う言葉が有りますが、まさに昔の住宅(特に西洋建築)を観察する事により、全てが解決出来るのです。しかも現代でも通用する素敵な家づくりが可能となるのです。そしてそのデザイン要素は風水のセオリーと見事に一致します。それでは西洋建築の構造とデザインを考察して行きましょう。まず西洋建築の構造ですが、基本的に「礎石」という長方形の切石と「レンガ」から出来ています。工法的にはブロックを組み立てるような造りになります。双方とも大変重く体積が有るので、変形した間取りには向きません。必然的に各階とも壁の位置が揃った、総乗りで箱状の建物になります。また窓やドアなどの開口部が上下階で揃っていないと、その部分が極端に弱くなり崩れてしまいます。ですので開口部の位置を垂直ラインで揃えて設計が成されます。結果的に建物のデザインが、左右と上下が対称形の「シンメトリー」となり、耐震バランスが向上します。上記のような形状の建物は、コスト的にも強度を損なう事無く「価格」を抑えられます。西洋のクラッシック建築デザインにも、様々な種類がありますが、上記の内容を忠実に満たして確立されたのが「ジョージアン様式」なのです。(様式の説明は次回詳しくお話します。)その上このデザインは驚くべき事に、風水のセオリーにピッタリと一致しているのです。 そこで言える事は「歴史の経過に受け継がれてきた物は、シンプルで共通点が多い」という事です。その他、多くのメリットが秘められているので、次回より詳しくお話ししますので、楽しみにして下さい。必ず家作りの良いヒントになりますよ!
2006年08月03日
さて今回は、易(風水)に関する話です。一年の半分が過ぎましたが、2006年度は易学の九星占術でいう「三碧木星=さんぺき」という年回りです。これは、古代中国の陰陽五行でいう「木」の年回りです。ではその陰陽五行を分かりやすく説明したいと思います。中国では古来より、自然界は五つの要素(エレメント)から成り立っており、それらが相互に循環して存続していると考えられて来ました。その基本要素とは「木」「火」「土」「金」「水」五つです。これらを五行と呼び、互いに作用し影響していると考えたのです。五行の循環として「木」が「火」を産み出します。そして「火」が良い「土」を産み出します。(これは焼き畑農業の様に灰が土を肥やす事です。)次に「土」の中では「金」金属が産み出される。「金」金属の鉱脈が有ると「水」が産み出される。(土中の鉱脈が冷えて結露して水脈となる事。)「水」が「木」を育て産み出す。この様に相互循環するという観方です。これを「相生=プラス」の関係と言います。しかし、この五つの要素は互いに「相克=マイナス」の関係も生み出す場合もあるのです。つまり「木」は「土」から養分を吸い上げ「土」は流れる「水」をせき止め吸収する。「水」は「火」を消し止めて「火」は「金属」を溶かす。「金」鉱脈が露出した土地は酸化して「木」の成長を阻みます。この様に五つの要素は互いにプラスとマイナスの関係を維持し、相互循環していると観たのです。そこから五行の要素を象徴する特性や相性を観立てているのです。ちなみに各自の五つの要素は色彩として「五色」に象徴されています。「木=青・緑」「火=赤」「土=黄」「金=白」「水=黒」です。風水によって創られた都「江戸」では、皇居を中心に五色の色の名前の付いた不動尊が、今でも祭られています。有名なのが、目黒不動や目白不動として地名にもなっています。これらは易学として年回りにも象徴されており、今年が「三碧木星」の年となるのです。そして象徴する色が五行の「木」で、紺碧の様に緑が入った「青」なのです。この色が基本色になります。そして「相生関係プラス」で「木」を産み出す「水」の色「黒」が俗に言う幸運の色となるのです。これらをうまく活用して、色づかいの参考にして頂ければ幸いです。
2006年08月03日
今回は家の防災と風水の関係についてのお話です。防災と風水に何の関係有るのと思われますが、色々なところで関係が有るのです。幸い栃木県では大きな被害は出ていませんが、風水的にも防災に強い家作りをして、万一に備えたいものです。まず風水的に、地震や災害に弱い家の特徴をお伝えします。それは極端に窓が広くて数も多く、窓の配置も上下間でバランスが悪い家です。当たり前ですが、窓には建物の重みや揺れを支える力が全くありません。それが不必要に大きかったり、数が極端に多いと耐震強度は必然的に悪くなって行きます。もちろんある程度の耐震強度の計算をクリアーしなければ、建築確認が降りません。しかし比較すれば窓面積が多い方が、物理的に悪いのは事実です。また窓の配置バランスも重要です。例えば建物のどちらかの面だけに特別大きな窓があると、その他の壁面が揺れに抵抗し、そのシワ寄せが反動となり弱い窓面に集中してしまいます。するとその弱い面から崩壊が発生する可能性が高くなります。最近雑誌やテレビに登場する、壁一面が「開口部=窓」の家はとても格好が良いですが、風水や耐震的には決して良くありません。もちろん著名な一級建築家の方が計算をして建てた物でしょうが、物理的に良いか悪いかと言えば「悪い」と言わざるをえません。最終的には「見栄え」を優先するか「安全」を優先するかの判断になってしまいますが・・・。しかし人間の予測を超えるのが自然ですので、あまり計算や数字を鵜呑みにしないほうが良いかもしれませんね!何度も話していますが、風水には統計学的な要素や、意味合いもあるのです。歴史を通じて自然災害に対し、どの様な建物が壊れやすく、どの様な建物が被害が少ないのかを教えているのです。上記の事は、地震だけではなく台風や洪水に対しても、同様に弱い建物と言えます。また窓等の開口部面積が広ければ広い程、外気温の寒暖の影響を大きく受けます。いくら窓の性能が向上しても、壁よりも断熱性は格段に悪いのです。実際に建物の熱欠損は、窓などの開口部からが75%以上を占めるのです。確かに冬期に日当たりの良い窓は暖かいですが、そのぶん夜間には放射冷却してしまいます。その他に、開口部が多いと防犯面でもリスク度合いが高まります。私は何も「窓が悪い」と言っている訳ではないのですが、極端に広い開口部は多くの面でデメリットが有る、という事をご理解頂きたいのです。そして防災性の高い住宅は、コストを不必要に掛けなくても作れる事を知って頂きたいのです。
2006年06月13日
さて今回はキッチンの風水についてお話します。風水は家を機能的に人間の体と相対させて観る手法です。するとキッチンは役割的に「食物を食べられる様に調理する場所」ですから、体では「胃・腸」と相対していると観ます。胃腸は人が生きる上で必要な栄養素を消化吸し、エネルギーを生み出す大切な部分です。家のキッチンも全く同じ役割を持っています。ですからキッチンは効率よく調理が出来て、料理をスムーズにサーブ出来る事が大切なポイントです。「腸ねん転」ではないですが、家事動線や収納レイアウトが悪いとこれらの一連の作業がうまく流れません。ですから風水ではキッチンが乱雑だったり不衛生だと、家族の中で胃腸系の調子が悪くなる人が出ると観立てるのです。(我が家も、チョットまずいかも・・・。)余談になりますが、胃腸薬の箱に緑色系や黄土色が多いのは、風水的な意味合いが隠れています。まず胃腸の調子が悪い一因として、消化を助ける胆臓・脾臓の分泌能力が弱っている可能性があります。そしてこの臓器に相対する色が風水的に言うと「緑=木気」と「土色=土気」なのです。そして薬の成分も「キャベジン=緑野菜」や「漢方植物の根=土」が主成分だったりするのです。この事から消化不良等、胃腸系が悪い方がご家族にいる場合には、キッチンを「緑系」の爽やかな色でコーディネイトすると良いと言われています。だからと言って実際にキッチンを緑色にする必要はありませんよ!手軽なところでテーブル・クロスやランチョン・マットの色を「緑系」でコーディネイトするだけでも十分OKです。話は変わりますが、最近「IHクッキングヒーター」がオール電化の普及で、大変多くなってきました。しかしIHを採用する前には、必ず一度ご家族で試し使いをして下さい。ご存知のようにIHクッキングヒーターは、マイクロウェイブの力で調理加熱する機械です。これは機能的に大量の電磁波が放出されています。大半の一般の方は問題無いのですが、時として電磁波過敏症の方がIHクッキングヒーターを使用すると、気分が悪くなる場合が有ります。(実は私の父がこの電磁波過敏症なのです・・・。)特に敏感な方などは、携帯電話やパソコンにも反応してしまいます。ですからIHクッキングヒーターを検討される時には、事前にご家族で一度チェックしてみた方が良いかと思います。(また特にペースメーカーを使用されている方は、メーカーにご相談下さい。)ちなみに風水的にはIHよりも、家の気を浄化し循環させる為に「火力コンロ」を使う方が良いと教えています。キッチンを選ぶ際に参考にしてくだされば幸いです。
2006年06月08日
さて今回はご質問の多い「マンションVS戸建住宅どっちが良いの」の「経済編」です。弊社は戸建の注文住宅を販売している会社ですから、考え方に多少の偏りが有るかもしれませんが、なるべく事実と客観性に基づいて比較してゆきたいと思います。まずマンションのメリットですが、何といっても「利便性の高いエリア」にマイホームが持てるという事でしょう。普通マンションが建築されるエリアは、交通網や公共施設・商業施設などの生活利便施設が近い場所が選定されます。俗に言う、土地の「坪単価」が高いエリアです。またその様な場所は一般的に、土地の有効利用率の「建ぺい率や容積率」が大きいエリアです。すなわち建築面積が広く、高層の建物が建てられる場所です。(逆を言えば、その様な地域でないとマンションの「世帯数」を多く造れないので「採算」が合わないのです。)逆に最大のデメリットはと言うと「資産価値が目減りしやすい」という事です。なぜなら分譲マンションの資産価値の約85%以上が「建物」による価値だからです。(マンションの1所帯当たりの土地の権利は、何百分の1程度です。)建物は、人が一日でも使えば「中古」になってしまいます。極論すると建物は、たとえ未使用でも、契約した翌日に販売すれば「新古扱い」です。これは戸建住宅でも同様です。しかし、そこで差が出るのが「土地の価値」の特徴です。土地の資産価値は「中古」になっても変化しません。土地の資産価値はあくまでも「時価評価」です。分かりやすく例を上げれば「土地=\1,500万円+建物=\1,500万円」合計\3,000万円の戸建住宅が、仮に中古で販売されたとします。しかし、土地の資産価値は\1,500万の時価で、建物分の資産価値だけが、使用年数に準じて目減りするのです。しかしマンションの場合、建物の資産価値が大半なので、これが全て「中古扱い」となり、価値が大きく目減りする事になるのです。言い換えれば、マンションは「自動車」の資産価値と似ています。車の価値は、運転すれば即「中古車」となって半減します。でも、駐車場の価値は何回使用しても変わりません。ですから、転勤などでマンションを販売すると、戸建よりもローンの残債が残りやすい傾向にあるのです。わたしは実際に、この様な事例のお客様と多く接してきました・・・。だからと言って、無理をして戸建住宅を買う必要は無いのですが、検討する際には上記の事はきちんと理解しておいた方が良いと思います。
2006年04月25日
かなりご無沙汰の更新。楽しみにして頂いている方ゴメンナサイ。世間を騒がせている耐震強度偽装問題。未だ収束には向かっていないようですが、改めて、法令順守を肝に銘じて日々の業務をこなしている所です。こんな時期ですから、マンションが良いのか、戸建の家が良いのか質問される事が多々あります。きっちり施工されているという前提のもと、これを住環境的に考えて見ましょう。(今回は経済的な視点は省略します。)基本的にマンションは高層階のため、建物全てが鉄筋コンクリートで作られています。もちろん地震や火災には強い構造です。しかしコンクリートは有機的な素材ではない為、人や動植物には最適とは言いづらい素材です。これは一般的なマウスの成育実験ですでに検証されています。(実験の内容はコンクリートのゲージと木製のゲージで、環境に敏感な子供のマウスを飼育し、発育や発病の経過を調べる実験です。)もちろん現在のマンションはコンクリート壁がむき出しで作られている訳ではないので、極端な影響が出ることはありません。しかし人間の子供でも、鉄筋コンクリートの学校と木造校舎では、風邪やインフルエンザによる学級閉鎖率に差異が出ています。これは構造による温度環境が大きく影響しています。一般的に鉄筋コンクリートは冬暖かく、夏涼しいという様なイメージがあります。しかしこれは少々違います。まず冬ですが、外気にさらされた木材とコンクリートの温度を比較してみて下さい。木材の上に寝る事は出来ますが、コンクリート上では凍て付いて寝られません。これは素材自体が持つ外気温度による影響の差異です。もちろん暖房が有りますが、長期間留守にした後などでは、壁芯まで凍て付いたコンクリートを温めるのは容易ではありません。暖房を消した途端、壁からの冷気で室温が急降下します。夏は一見涼しそうですが、長時間にわたり直射日光で焼かれたコンクリートの上に立つ事は出来ません。部屋も同じ事でエアコンを切った途端、焼けた壁に冷気を奪われて室温が上昇します。もちろん壁には断熱材が入っています。しかし発砲系断熱材の場合は、中の空気が温まってしまったら、熱を遮る事が出来ません。(コンクリート用の断熱材は大半がこの発砲系が使用されています。)これらの影響は冬や夏の季節でも特に、最上階や角部屋で顕著です。つまり外気に面している壁が多い部屋ほど影響が生じます。ではなぜ「コンクリートは住み心地がよい」という様な誤解が生じたかといえば、マンションの形態が原因です。つまりマンションは上下階と左右の世帯が、お隣と隣接している為に、外気の影響が緩和されているだけなのです。つまり全世帯が寄り添うように隣接している為に、外気環境の影響が緩和されているのです。戸建は各世帯が完全独立しており全面が外気に接しています。またマンションの方が戸建と比較して、圧倒的に窓数が少ない為、より外気の影響も少なくなります。またそれにより気密性も必然的に上がります。また一般的に、戸建住宅の方が面積が広い為、空調に時間が掛かるのは当然です。これらが原因で木造よりコンクリートマンションのほうが冬暖かく夏涼しいと誤解されています。(私は今実際に鉄筋コンクリート造の建物に住んでいるので、実感が有るのです・・・。)建物の形状や形態が違うのに比較をしても意味がありません。ましてや現在の木造住宅は、気密断熱性が向上した為に快適性も上々です。比較検討の参考になれば幸いです。
2006年03月11日
冬の気配が感じられ、お肌が乾燥しやすい季節になってきましたね。という事で今回は、湿度と風水の関係についてお話します。風水では一般的に湿度が高い環境を「陰」湿度が低い環境を「陽」と分類します。これもいつもと同様に「陰」だから「凶」で「陽」だから「吉」と単純に比較するべきではありません。常に「陰/陽」のバランスが大切です。例えば梅雨は、湿度が高くうっとうしい季節ですが、もし季節に「梅雨」がなければ作物は発育せず、夏には水不足となり全ての作物が枯れてしまいます。逆に湿度が低いこの時期は、うっとうしさはありませんが、お肌がカサカサになったり、火事が多かったりしますよね。ですから風水を活用し、家の中の「湿気」コントロールする事が大切です。「湿気」は強く人間の「体調や感情」に影響を与えるので、特に気を配る必要が有ります。神経痛の人などは環境(特に湿度)に敏感です。低気圧や雨が近づくと「痛む」という方が多いし、怪我の後遺症なども同様です。また「低気圧」になると「低血圧」の人は通常より朝起きるのが大変になります。逆に高気圧の場合は比較的楽に早起き出来ます。天気の良い朝に、自然と早く目が覚めるのも「湿度と気圧」が関係しています。また実際の体だけではなく湿度や気圧は人の「気分や感情」に強く影響するのは周知の通りです。この様な観点から、いかに家の中の「湿度」をコントロールして、快適な環境を作るかが、ひいては「運気」を善くする事につながるのです。なぜなら湿度が原因で体が痛んだり、気分が悪ければ、人付き合いや人間関係にも大きく影響を与えますよね!ですから、住まいの「湿度環境」の善し悪しが、運気の善し悪しに直結するという事です。また実際に湿度が高すぎる場合、室内の細菌が増殖し、空気環境が悪化するのも事実です。しかし室内の湿度コントロールは、それ程難しい事ではありません。現在では住宅用の「調湿建材」が豊富に発売されています。その中でも使用面積が広い商品の調湿効果は大きくなります。まず壁に使用する材料の「珪藻土」や「漆喰」系は面積が広く効果的です。(無垢の木製床材や調湿タイルも同様です。)特に気密性の高い家であれば、より効果が実感しやすいでしょう。商品や面積にもよりますが、外気と比較して約4~5%湿度を低くコントロール出来ます。新築後の場合には、特に湿気の溜まりやすい床下(湿気は低い場所に滞留する性質)に炭の調湿材を多めに入れると効果を実感できます。より手軽なのは調湿機能の付いた室内空気清浄機の有効です。押入れなどの密閉された場所では市販の調湿材を利用してください。これらを活用し、快適な梅雨時期を過ごせる環境を整えましょう。注):観葉植物は風水的に良い物ですが、量が多過ぎると室内の「湿度」を上昇させたり、細菌の繁殖元になるので梅雨時にはご注意下さい。
2005年11月25日
さて今回は「ガーデニングと風水」の話です。(庭いじりが億劫になる季節になってきましたが・・・)一般的に「ガーデニング」などのエクステリア工事は、家を建築した後に施工されますが、「家」と「庭」の関係は「お料理」と「食器」の関係と同じで、合わせ方により見映えや印象が大きく異なります。ですから、新築の場合は「ガーデニング」の計画も事前に考慮しておいて下さい。(しかし、新築時に庭を全て完成させる必要はありませんよ!)風水的に「ガーデニング」は家族に良い影響を与える仕掛けでもあります。その主たる効能は「ヒーリング」や「癒し」です。(自宅でくつろいでいる時に、庭の木々をのんびり眺めているとリラックス出来ますよね。)植物は「色・香り・音」などを通じ、人の「視覚・嗅覚・聴覚」から癒してくれます。また自分でガーデニングをして、「土をいじる事自体が、癒し効果を持つ」とも言われています。これは定かでは無いですが、電子機器を頻繁に使う人は「時々素足で土の上に立ち、体に帯電したプラスの電磁波を、地面にアースさせると良い」と聞いた事があります。その他に、フィトンチットが多い樹木などは、家の空気を浄化する効果も有ります。また庭木が広葉樹であれば、季節に合わせ夏の強い日差しを優しく遮ってくれます。また人の往来が多い場所であれば、自然に人の視線も遮ってくれます。(人の視線や車のヘッドライトは殺気の一つです。)また、家の形状で「欠け」を補う為に、そこに少し高めの樹木を植えて「欠け」を補う事も出来ます。もちろん植物でも育てる手間は掛かりますが、それ以上に与えてくれるものが多いのです。ところで「ガーデニング」に使用する植物にも、「陽木」と「陰木」が有るのをご存知ですか?でも決して「陽木」が吉で「陰木」が凶という事ではありません。ちなみに「陽木」は一般的な所でマツ・サクラ・カエデ・ウメ・シャラ・カシワ・タケ・ハナミズキ・モクセイ・エンジュ等々。「陰木」はシュロ・ソテツ・バショウ・サルスベリ・ボケ・ザクロ・ナシ等です。また果実のなる樹木は土地の養分を吸い上げてしまい、落ちた実が腐ると土地を汚すと考えて一般的にはあまり使用しません。(しかし、これも手入れ次第です。)庭の風水にこだわれば、どの木種をどの方向に植えた方が吉相であるとか、花の色で植え込む方角を決める方法も有ります。(でも、そこまでしなくてもOKです。)以上の様に、植物や樹木の活用法は多岐に及びますので、うまく活用してガーデニングをご家族でお楽しみ下さい。
2005年11月18日
さて今回は「屋根の形状と風水」に関するお話です。風水の善し悪しは間取りだけでなく、屋根の形状にも関係があるのです。屋根は、家を風雨から守ってくれる重要な所ですが、ではその屋根を、風水でどの様に観るのでしょうか?基本的に風水は「家」を「人の体」に当てはめて吉凶を観ます。すると「屋根」は人の「頭」に相対し、「瓦」などの材料は「髪の毛」と見立てます。黒い色の屋根は「重厚さ・伝統」を感じ、茶色系の屋根は「明るさ・若さ」等の印象を感じます。人の印象と同じでしょ!屋根の材質でも「瓦」と「コロニアル」などでは印象が異なり、「和瓦」と「洋瓦」でも全く印象が違います。屋根は、建物のデザイン様式や印象に、最も大きく影響するのです。そして、屋根の「勾配=傾斜」の角度によっても、印象と運気が大きく変わってきます。屋根の勾配が急な家は、他の家より屋根が高くなり、勢いが有る「印象と運気」を受けます。特に自営業や会社を経営している方には最適です。何故かといいますと、まず目立つし、商売に勢いが出る「家の相」と観るからです。それとは反対に、屋根勾配が緩やかな家は、安定感がある「家の相」と観るのです。見た目にも、落ち着いた印象になります。年配の方などには最適な「家の相」です。軒が深く伸び、緩やかな勾配の屋根は、水平のラインが美しく、和風住宅の伝統美です。つまり、安定感が有る「印象と運気」を持った屋根なのです。またガルバリュウム鋼板等で、緩やかな半円を描いた屋根は、人間関係等が「円満」な「家の相」です。「角が無く、丸く収まる」と言う様にですね!「円形」は地と天体に相対し、調和を生み出す「家の相」と観るのです。(この半円形の屋根は、瓦やコロニアルでは雨漏りしてしまう為、作れません。)このように、屋根には様々な「形」や「材料」が有り、風水的な見立ても異なります。ただし、「陸屋根」と言って「平らな屋根」は、風水の観立て上で、あまり好ましくないとしています。平らな屋根では「うだつ=棟の材料」が上がらないから。などの言い伝えもありますが、これは迷信だと思います・・・。ただ、降雨量の多い日本で平らな屋根の場合、雨漏りの確率は物理的に上がってしまうのは事実です。昔は防水工事のレベルが、良くなかった事も一原因でしょう。また屋根を考える際の注意点として、あまり複雑な形に造ると「棟と谷」が多く出来てしまい「コストアップ」した上「雨漏り」の確率も上がります。(雨漏りの原因は、屋根の棟や谷の部分からが大半の為)これらを参考に、外観も素敵な♪家づくりを目指してくださいね。
2005年11月07日
かなり更新をサボってしまいました。楽しみにしていた方ゴメンナサイm(__)mさて今回は、住まい吉相の見分け方です。これは簡単な法則なので、誰でもすぐに使えますよ。では、どんな家が吉相なのかを、一言でいうと『左右対称の家』です。もっと分かりやすく言うと、建物の中心線から、右と左が同じ形の建物です。これを英語で『シンメトリー』と言います。この形状通りに作られた物や建物は、人間に安心感を与えます。なぜならば、人間や動物の『体の形状』も『左右対称=シンメトリー』に創られているからです。例えば自動車でも、フロントマスクにはヘッドライト(目)が左右に二つあり、人間の顔の様でしょ!もしも、ヘッドライトの位置が左右バラバラに付いていたら、気持ち悪くて売れないですよ。この観点を、住まいや建物に置き換えても、同じ事が言えるのです。例えば玄関を『口』に、窓を『目や眉毛』。屋根を『頭や髪型』に置き換えてみましょう。すると、その家の個性や顔立ちを感じる事が出来ます。やはり家にも『シンメトリーの法則』が、自然と働き、左右対称でバランスの良い家には『好感や愛着』を感じるはずです。しかし、現代の日本の住まいの外観は結構バラバラです。もちろん個人の建物ですから、勝手ですよ。しかし、世界中の『歴史的に価値有る建物』は、全てと言って良いくらい『シンメトリー』に出来ています。日本でも『平等院鳳凰堂』や『神社仏閣』はシンメトリーに出来ています。西洋でも『ベルサイユ宮殿』や『ミラノ大聖堂』等々。インドの『タジマハール宮殿』も同様です。では、何故これらの建物は悠久の時を超え、人々に愛され、大切に保護されているのでしょう?この答えは、人間の心理学から来ているのです。それは、人間や動物は、自身の形状と『類似性や共通点』が多く見出される物に、『関心や愛着』『安心感』を感じるからです。逆に、形状が大きく違うと『違和感やギャップ』を感じます。もちろん、奇抜な形状の建物も否定はしませんが、流行と供に廃れて行く事は、歴史が証明しています。(アントニオ・ガウディーの建物は奇抜でが、シンメトリーの法則に沿っています。)この法則は、それだけではありません『シンメトリー』的な形状の建物は『加重バランス』に優れている為、耐震性も最優秀です。だからこそ地震等の災害も乗り越え、歴史に健在しているのです。(風水は統計学的な要素も有るのですよ。)皆さんも、この法則を覚えて住まいに活用してください。インテリアのレイアウトも共通で、応用出来ますよ。
2005年09月25日
さて今回は、風水的な視点で「部屋の広さ」の吉凶を考えて行きましょう。「えっ?部屋は単に、広い方が良いに決まってるじゃないか!」と思う人が大半ですか?では、その人に質問です。「あなたは、たった一人で、お寺の本堂みたいに、何十帖も有る部屋に寝る事になりました。そこで夜中に、安心してゆっくり休めますか?」大半の方はあまり居心地が良くないと思います。原因を風水的に説明すると「広い部屋に自分の気が、満ちていないから。」となります。現在の心理学的に言うと「パーソナル・スペースが広すぎる為に、不安を感じる。」という説明になります。人間は、一人で広すぎる空間にいると、不安感や孤独感を感じます。特に「寝室」などが広すぎると、不安感を感じやすいのです。これは人が睡眠中に、とても無防備な状態になる為です。この事は人間に限った事ではありません。犬や猫などの動物も同じです。なぜなら動物は、胎児期に母親の腹中という「狭く、守られた空間」で発育成長するからだそうです。そのせいか動物は実験でも睡眠の際、広い部屋であっても、部屋の壁沿いや隅の方にわざわざ寝床を寄せます。そして少しでも囲まれた空間を作り、休む習性が有るそうです。これは人間や動物が、古代より様々な外敵から身を守る為の無意識の知恵なのでしょう。その為、人間や動物は巣や住居創りに様々な工夫をしました。ご当地、宇都宮の長岡にも、古代の横穴式住居が有ります。これなどは、今の「カプセルホテル」とそっくりですよね!あっ、誤解しないで下さいよ!だからって寝室はカプセル状が良いと、言いたいのではありません。私は、何事にも「適度な広さが有る」という事を、お伝えしたいのです。上記の「パーソナル・スペース」では、各個人により「快適な広さ」に差異があります。一般的には子供より大人の方が広く、女性より男性の方が広いのです。これは風水的な観方でも同じです。風水では「気が強い人の部屋は広め=狭いとイライラする。」「気が弱い人の部屋は狭く=広いと不安になる。」と教えています。また病気などで、気が弱っている人は、少し狭い部屋の方が「気が満ちて良い」と言われます。歳を取った方も通常、若い時より気が弱る為に同様です。ちなみに、寺の本堂でもへっちゃらな人は「大物」かもしれませんね。間取りを考える際には、是非参考にしてくださいね!
2005年06月18日
さて今回は、「家相と風水」の違いについて調べてみましょう。家相のルーツは、中国から伝播してきた風水が源です。風水は生来、時の為政者が国を治める為の学問でした。それが日本の為政者にも伝播し、風水を基に平安京などの都が作られました。後に、その知識の一部が民間にも伝わり、独自の進化を遂げたのが現在の「家相」です。当時その理論や観法が複雑すぎては、民間にまで広まる事は不可能でした。(民間の識字率が、当時はとても低かったから)その為、風水の理論の一部がデフォルメ(誇張)されたり、画一的な観方に変化した部分が有ります。例えば、家相で玄関は画一的に「巽の角=東南の角」が吉相と判断されます。もちろん「東南の角」の玄関は、風水的にも朝日が入りとても良い方位です。しかし、土地の道路付けが北道路だった場合はどうでしょう?道路から家のすき間を通って玄関に入るのでしょうか?また東南の角にゴミステーションや廃墟が有ったらどうするのでしょうか?風水で見る場合には、単に吉方位だからと画一的には観ません。その現場や土地の状況・環境に合わせて対処して行きます。また家相では個人の個性や運気に関係なく吉凶方位が一律的に固定されています。しかし元来の風水では、家族であっても各個人の生まれ年により、吉凶方位が皆違います。(これを風水では本命気を観ると言います。)つまり、人と人には相性が有るように、家と人にも相性が有ると考えると分かりやすいでしょう。家相は万人共通の家の吉凶ですが、風水は各個人に相性の良いオーダーメード的な観方です。各個人には吉方位の(生気・天医・延年・伏位)凶方位の(絶命・五鬼・六殺・禍害)があります。そして吉方位に、玄関や寝室を配置します。凶方位は水周りや収納として使用します。これは凶方位の悪い気を「水」で洗い流したり、コンロの「火」で焼き清める為です。収納は戸で「ふさぐ」という意味です。風水ではこの様にして、吉方位と凶方位をうまく使って家作りをします。もちろん家相にも、自然の理にかなった良い点も多いのです。しかし住宅事情が大変な現代で、家相にのみ縛られると、家作りは難航しがちです。ぜひこれらを参考に、理想の住まいを目指しましょう。
2005年05月31日
私は仕事がら年末に、必ず来年の暦(こよみ)を買いに本屋に行きます。(地鎮祭等の日取りを観る為に必要なんです)今年は本屋の占いのコーナーに「細木数子」さんをはじめ、数多くの「占い」の本が並んでいました。きっと社会や経済が、転換の時を迎えている為、占いの本がヒットしているのでしょう。また地震などの天災が起きれば「運命」などに関心を持ちやすくなります。そこで今回は、「占い=占術」の起源や仕組みを見て行きましょう。占星術の起源は古代バビロニアと言われています。当時の古代人は100%自然と共存して生活を営んでいました。今も昔も、太陽が昇れば昼となり、太陽が沈めば夜が来ます。古代人は、そこから1日という「時の単位」を計りました。また、夜空に輝く「月の満ち欠け」から1ケ月の時の単位を計りました。そして星々の形(星座)が、季節と共に一巡する事から、1年という時の単位を計りました。つまり天体の運行が、古代人に「時」の概念を教えたのです。その後、古代人は天体の運行と「気候の関連性」を発見します。つまり、太陽の光が短くなれば、作物が枯れる冬が来る。長くなれば作物が実る夏の季節が訪れると。また天体は、日照りや洪水に影響し、作物の良否や、動物の群れの移動にも影響すると知ったのです。それらは古代人の命にかかわる問題です。そして古代人は、徐々に天体の運行が「地上の環境や出来事を支配する」と考える様になったのです。結果、天体と地上の関連性に、神秘と脅威を感じたのです。それが発展して、天体の配置が、国や人々の「運気の吉凶」にまで影響すると考え始めます。そして星や星座の配置を元に、古代の占星術の基礎が創られて行ったのです。古代の占星術は、中近東からインド、そこから中国にも伝播されました。そして東洋にたどり着いた占星術は、暦(こよみ)となり独自の発展をします。東洋では「太陰暦」(月の周期)を基準に「十二支」(えと)に発展したのです。(宿曜経や四柱推命・等々)西洋の占星術は「太陽暦」を基準に「12星座」へ展開しました。ちなみに細木数子さんの「六星占術」も同じく「12年周期」で運気が一巡すると観るのです。(大殺界は四柱推命の「空亡」と、ほぼ同じ周期です。)大半の占いは「天体=マクロ・コスモス」と「人体=ミクロ・コスモス」が相関していると考える「照応論」から展開されており、世界でも共通項が多いのです。また西洋・東洋占星術ともに「幸運期」を占うのは、約12年で一巡する「木星」の運行を観て占い、双方共通しています。(西洋・東洋とも木星=ジュピターは拡大・発展・幸運の星です)みなさんも「木星」の動きを知ると「幸運期」の波が読めますよ!(ちなみに05年10月26まで「天秤座」に木星が来ています!)
2005年05月11日
今回は風水の力の影響力についてお話します。以前『風水』との上手な付き合い方の中で、「風水の力」より人の持つ「心の動き=気の持ち方」の方が、強く健康や運気に影響するとお話しました。それは事実なのですが、では風水の力はどの様に私たちに影響するか考えてゆきましょう。風水の効力を例えるならば、東洋医学の「漢方薬」の効き方に近いと言えます。つまり、すぐには効果が現れないのですが、時間を掛けて徐々に効いてくるタイプです。良い漢方なら、徐々に体質改善されて健康になります。しかし悪い漢方(古来の毒薬)なら「七年殺し」の様に徐々に毒が体に回り発病します。私たちの健康や運気が「風水=環境」に影響されるのも、同じタイプの表れ方です。例えば、健康な人でも日光が当たらないジメジメした部屋に何年間も住めば、病弱になります。気持ちも消極的=(陰)マイナスに変化するでしょう。そうなれば、幸運もつかみづらくなるのです。逆に良い環境に住み、心身ともに元気になれば、良縁も増え幸運を招くのです。(だからこそ病弱な人は、良い環境に住み、心身を(陽)プラスに保つ必要が有るのです。)元気で積極的な人なら、多少マイナス的な環境でも、影響は少ないでしょう。しかし、人にはバイオリズムが必ず有るので、体力・気力が落ち込んだ時にはマイナスの環境が、ボディーブローの様に徐々に効いてくるのです。(湿気が多い悪い空気の中には、カビや細菌が増えるでしょ!)それだけ「環境の力=自然」(太陽や空気)は時間をかけて、人に強い影響力が有るのです。根拠の無い迷信的な事柄や、不必要なマイナスの情報などは「サッサと聞き流し」てしまえばよいのです。しかし、現実的なマイナス(陰)の環境は極力プラス的(陽)に解消した方が良いのです。だからと言って、極端に大げさにする事はありませんよ!例えば照明を利用したり、除湿機等を活用して健康的な環境を心掛ければ十分に改善が可能です。なにはともあれ、住環境が健康や運気に大きく関係が有る事をお忘れなく!
2005年04月28日
さて今回は、住まいの風水が「仕事運」にどの様に影響するかのお話です。もちろん「職場の風水」も重要ですが、私はそれ以上に「住まいの風水」がより「仕事運」に大きく影響すると考えています。なぜ職場より住まいの風水の方が重要なのでしょうか?それでは考察してゆきましょう。「仕事運」に大きく影響する「発想やインスピレーション」の産まれる仕組みに、風水が関係してきます。右肩上がりの時代なら、与えられた仕事の役割さえこなせば、それでOKな世の中でした。しかし、現在は仕事に対する「付加価値」が、より求められる時代です。すなわち業績や効率を向上させる「発想やアイデア」が職場でも強く求められています。では、それらはいかにして産み出されるものなのでしょうか?職場で仕事の課題を考えている時の脳は、主に「左脳」のスイッチがONになり、活発に働いている状態です。左脳は「分析や理論」をつかさどり、その発想にはコンピューター的な限界が在ります。職場で「左脳」のスイッチがONの状態だと、一般的には「右脳」のスイッチはOFFである事が多いのです。(右脳を使ってボーッと考え事していると、サボってる様に見えて誤解されますよね!)結果として、職場での発想は「ありきたり」になりがちなのです。しかし、検索エンジンの役割をする「左脳」から発せられた「質問のキーワード」は「創造性や感性」をつかさどる「右脳」へと伝達されます。その後、職場から帰宅して「お風呂」に入ったりして「リラックス」した状態になると、今度は「右脳」のスイッチがONになります。「右脳」が活性化した状態では「アルファー波」が多く検出され、感性や創造性がとても豊かになります。この時に、職場で「左脳」的に考えていた事が、時間を経て右脳で「熟成」されて「アイデアや発想」として産み出される事に成るのです。(もちろん内容により時間差が有りますが。)ですから、住まいは風水的に「リラックス」出来て、ちょっとオシャレに「感性」が刺激される様に造ってあげる事が重要です。そうする事で仕事上でも、より「創造的アイデア」が「住まい」で産み出されるのです。アルキメデスやアインシュタイン等も、職場や研究室で「インスピレーション」を受けたのではなく「お風呂や寝室」で「リラックス」している時にひらめいた事の方が多い、と記述している事からも証明されています。是非そんな住まい創りを心掛けて下さいね。ちょっと宣伝になりますが、昨年オープンさせたモデルハウスは、そのような観点から工夫してデザインされています。きっと御主人の仕事の為にも、参考になると思いますよ!
2005年04月05日
今回は『風水』との上手な付き合い方についてお話します。これは、とても重要な事だと思います。風水は確かに私達の生活に大きく影響します。しかし、風水にこだわり過ぎるのはあまり感心できません。いつも風水の話をしている私が言うのも何ですが、何事も程々が良いと思います。ずばり「とらわれ過ぎない」事が大切です。中には家相でも風水でも「マイナス的な事ばかりを指摘する」人がいます。確かにそれなりの理由が有る場合もありますが、嫌な事は「サッと聞き流す」程度で、あまり気にしないように心掛けて下さい。なぜなら人の「運気」は心や感情に大きく左右されるからです。例えば自転車でスピードを出してカーブを曲がる時、心配でガードレールばかり観ていると、引き寄せられるように突っ込んでしまいます。しかし、カーブの出口をしっかりと見据えると、うまくカーブを曲がりきる事が出来ます。それとか「怖い怖い」と怯えてばかりいると「すすき」が「お化け」に見えてしまう。などという事も同じ様な事です。これは風水でも同じ事で「あそこが悪い、こちらが良くない。」と、とらわれ過ぎると、物事をマイナス的に考え、本当に悪い事を自分で引き寄せてしまいます。もしくは、良い縁や出会いを自分から遠ざけてしまいます。すなわち、風水の良い悪いよりも「人の心の持ち方」の方が、強く「運気」に影響を及ぼすのです。だってどんなに環境の良い場所でも「怒りっぽい人は、怒る」でしょ!また、どんなに嫌な場所でも「いつも明るい人や、元気な人」っているじゃないですか!(ちなみに自宅の玄関は、私にとって最悪と言われる「絶命」という方位に在りますが、12年以上も元気に生活していますよ!)ですから、風水の知識は知っていた方が良い事ではありますが、必要以上に「こだわらない」事が大切なのです。お釈迦様も「中道」=「程々」が良いといっていますよね。もしかしたら、あまり「こだわり過ぎない」事が「悟り」に通じる道なのかもしれませんね?ぜひ皆さんも、良い所をしっかり学んで、風水をプラスに活用して行きましょう!
2005年03月05日
今回は、ちょっと季節外れかもしれませんが「風と風水」についてのお話です。昔から高温多湿の日本では「家は夏を考えて建てなさい。」と言われてきました。これはエアコンのない時代の話ですが、今でも家を建てる際にはとても重要なことです。それはどういう事かと言いますと、夏の「風の通りを計算して、家の間取りを考える」という事です。日本の夏は一般的に南より風がふきます。この南風をうまく家に取り込んで、北にスムーズに抜けるような通風の計画をします。その際、風がうまく室内を循環して抜けるように、窓を配置することが重要です。そこで注意点があります。それは風を取り込む南側の窓位置と、風を抜けさせる北側の窓位置を「一直線上に配置しない事」です。この窓配置だと、風が部屋の中心部だけを直線的に流れてしまいます。これでは部屋の「壁際や隅」の空気が循環出来ません。ですので、部屋全体の風の流れと換気を良くする為、窓は一直線上には配置せずに、少しずらして付けます。そうする事で「風のうねり」が生まれ、隅々まで風が流れて行きます。それにより、室内の場所による気温のムラが解消して、快適に通風できます。それと、部屋が暑いときは早く換気をしたいので、一気に窓を「全開」にしがちです。しかし、熱い空気を早く抜きたい場合は、窓の左右を15センチぐらい開いておく方が、早く換気できます。これは窓の隙間が狭いほうが、風の流れ込む「流速」が早まり、換気が早く出来るからです。また「吹き抜け」が有る家の場合は、なるべく上階の窓を複数開放して下さい。上部の窓を開ける事で、天井付近に溜まった暑い空気を効率よく排気することが出来ます。その際には天井のプロペラファンは止めておいたほうが効果的です。「風水」というぐらいですから、家の中の「風の通り」は家にとっても、住人にもとても大切です。風通しがよい家は湿気や汚れた空気が溜まりません。これにより家も長持ちするし、湿気を好むダニやカビも発生しない為、家族も健康に住まえます。これを参考にして、プランを考えると健康に省エネ出来ますよ。
2005年02月23日
さて今回は、「湿度と風水」の関係についてのお話です。人の生活環境に最適な湿度は60%と言われています。湿度が70%以上だとジメジメして不快に感じます。また湿度が高いと、カビやダニが発生しやすい環境となり、人体にも悪影響を与えます。逆に湿度が50%以下だと、ドライ過ぎて「過乾燥」になります。皮膚が敏感な人などは「カサつき」を感じます。すると過乾燥が皮膚や粘膜に悪影響し「アトピー」や「ドライアイ」等々、の原因にもなります。そこで湿度を60%前後に保つ事が、住環境にはとても重要な意味を持つのです。住まいの「風水」にも湿度が密接に関係しています。風水では低い場所の土地より、高台の土地の方が「吉相」と判断します。この事は、土地の「湿度の高さ」に起因するのです。土地が低い場所は、湿度が高くなりやすい環境です。なぜなら、湿度を多く含んだ空気は、比重が重いため、地面の低い所に滞留します。また低地は「風の谷間」に入りやすく「換気」が悪くなり、湿度が上昇するのです。逆に高台の土地は、比較的に風通しも良く、換気も良好です。また湿度も「高低差」がある為、適度に保たれます。これにより高台の湿度環境は、快適な数値に近くなるのです。(だからと言って「山のてっぺん」では風あたりが強過ぎて、住むには適しませんよ!)また住まいの湿度を最適に保つ為には、木造で住まいを建て、内装に珪藻土などを使用すると快適です。つまり「調湿機能」のある素材で家を造るのです。珪藻土や木質で内装を仕上げると、室内の湿度は常に55%~59%以内で安定して、最適な湿度をキープします。これらの素材は湿度が高ければ自動的に吸収し、低くなれば勝手に放出して、調湿してくれます。木造の「調湿素材」で造られた家は、約300L前後の水分を吸排出する性能が有ります!また気温が高くても、湿度が低ければ「エアコン」をかけなくても体感温度や、不快指数は上がりません。これは家族の「健康」と同時に「省エネ」にもつながる事です。これらを配慮して、快適な「木質の住まい造り」を検討してみてはいかがでしょうか?
2005年02月14日
以前に、住まいの「形」と風水について簡単にお話しさせて頂きましたが、今回はもうちょっと突っ込んだ話しをさせていただきます。家相でも、建物の「張り出し=凸」や「欠け=凹」の良し悪しが指摘されています。風水では住まいの「凸」が「陽」で「凹」を「陰」と観ます。地形では「山=陽」で「谷=陰」と観る事と同じです。地形でも多少の「起伏」は、活力があって「吉相」とします。しかし極端な「凸凹」や起伏が激しい所は、人が住むには適しておらず「凶相」の土地です。「住まい」もこれと同じ事で、極端な「凸凹」は良くないと風水や家相では教えます。いま奇抜な建築家の「デザイン住宅」で見られる、中庭付きの「凹」形の住宅はその典型かも知れません。確かに中庭から光を取り入れたり、外からは見えない「プライベート空間」が取れるというメリットは有ります。街中で南からの太陽光が取れない場合はしかたないと思いますが、それ以外は考慮すべきです。風水では、住まいの「四隅」を線で結んだ中心の点を「太極点」と呼び大切にしています。昔の「田の字型」の家屋では、ここに「大黒柱」が在り、一家を支える「柱」として大切にされていました。「大黒柱」は「太極の柱」が語源です。そこから家の中心である「御主人」を「一家を支える、大黒柱」と呼ぶようになったのです。物理的にも家の「中心点」は「重心」とも重なり、家のバランス上とても大切です。しかし「凹」形の住宅では「重心点」が家の「外」にはみ出してしまう事が大半です。風水ではこの様な家だと、一家の「大黒柱」である御主人が、不在がちで、家族の中心が無く、家族が「個別化」しやすいと観ます。(誰です?その方が良いと、つぶやいてる人は?)その真偽は別として、「重心点」が外に出ている「凹」形の住宅は、耐震バランスが問題点です。それは「凹」の口が開いている部分の外壁面が「分断」している為、他と比べ弱くなるからです。(開いている部分の外壁を、つなげれば軽減されます。)また中庭の部分は「オシャレでかっこいい」のですが、角に吹き溜まりが出来て、ほこり・ゴミが溜まりやすいので、掃除をまめにする必要があります。人間の体でも、おへそに「垢」が溜まりやすいのと同じです。体の中心である「おへそ」は、服の中にしまっておいた方が、体には良いのですが、ファッションの「へそ出し」と同じで、住まいも「へそ出し」が流行りなのですかね?
2005年02月11日
さて今回は、「天然木材と風水」についてお話したいと思います。いま家づくりに「木」使いたい方が大変増えています。これは、住まいの風水的に見ても大変良い傾向です。しかし、天然の木を使う場合にはユーザーが事前に木の特長を十分理解しておく必要が有ります。木は有機素材で「調湿作用」や「自然な肌触り」等のメリットが多いのですが、有機素材ゆえのデメリットも有るのです。それは乾燥による「収縮」「割れ」「反り」などですが、これは人口乾燥をしても全くゼロにする事は不可能です。逆を返せば、それが可能になった木材は「その機能を失っている」と言っても過言ではありません。しかし私達は「新建材」等の利便性と引き換えに、家の「ぬくもり」や「やすらぎ」を失った気がします。なぜ木の家が落ち着くかと言うと、木の表面の「光の反射率」は人間の皮膚と同じ50%で、光が乱反射せず目に優しいのです。また木目は「f/1のゆらぎ」というパターンで出来ており「均等な模様」と比べ緊張感を和らげるそうです。また木は「適度な柔らかさ」があり足腰にも負担が少なく転んでも怪我が少ない上、木自体にも断熱効果が有るので極端に凍てついたり、熱くなったりせず「ヒートショック軽減」にも効果的です。また、「風水小冊子」にも書きましたが、「木」は「天の気」と「地の気」の両方を吸収して育つ為、人にも家にも「運気」を呼び込みます。だからと言って床・壁・天井など全てに木を使えば良いかと言うと、そうではありません。それでは木から出る「フィトンチッド」が室内に多く発散されすぎて「過敏な人」は何らかの反応が出る場合が有るからです。また「フィトンチッド」には気分をスッキリさせる森林浴効果がある為、寝室などでは眠りが浅くなる場合も有ります。森のログハウスでは早起きになるのと同じ要因です。ですから、内装には50%以内で「木」を使うのが適量です。いくら良い香水でも、付け過ぎてはクラクラしませんか?何事にもバランスが大切です。これらを理解して木を使い、安らぎのある家づくりを目指しましょう。
2004年12月16日
今年もついに残すところあと一カ月。師走の月になりました。皆さん風邪など引いてないですか?さて今回は、バリアフリーと風水についてお話ししたいと思います。バリアフリーは高齢化社会に突入する日本にとって大変重要なことであります。が、ただ単に家の中を平坦にする事だけではないと思うのです。そもそもお年寄りが家の中で転倒し、事故を起こしやすいのは、階段などの大きな段差よりも、敷居やドアの床枠など3~4cmの高さで、目で認識しづらい段差が一番危険です。お年寄りは逆に階段などでは手すりにつかまり、慎重に上り降りするため、スリップしづらい階段材を使えば事故は未然に防げます。むしろ「足は第二の心臓」とも言われ、階段などの昇降運動はお年寄りにとって大変良い運動になるのです。なぜならお年寄りは血液の循環が緩慢になり、特に足の新陳代謝が悪くなります。なぜなら足は心臓から一番遠く重力も影響するので、老廃物がたまりやすく血液循環も悪くなります。しかし、階段などでの足をあげての昇降運動は、踏みつける事で足の裏がポンプの役目を果たし、血液が押し上げられ、次に足をあげる事で、ふくらはぎ等の筋肉伸縮の力で血液を心臓へと戻していきます。ですから、気候の寒暖であまり家から外出しないお年寄りなどは、家の生活の中で無理なく適度な運動することが健康を保つ為に大変重要なことになります。また足をあげる事は同時に、反射神経やバランス感覚などを鈍らせない刺激訓練にもなるのです。これは余談になりますが、完全なバリアフリーなどの老人施設に長くいたお年寄りは、障害の認知やバランス感覚などが悪くなり、施設から出てから事故を起こすことが増えているのが実状です。ある意味において人間には一定の刺激反応が必要なのかもしれません。以前テレビで「みのもんた」さんがやっていた「世界の長寿村」という番組では104歳になったお年寄りが、平気で崖を登ったり、干した杏を取り込むため、はしご階段をのぼって屋根の上に昇り降りするのを見ました。年齢の割に驚くほど活達なのです。きっと日々の生活の中で適度な刺激と運動がなされているためなのでしょう。それを見ると、私はある言葉を思い出します。世界的に高名な生物学者の言葉ですが、「すべての生物は、一定の刺激や逆境の時に進化順応し、順境の中で退化衰退して行く。」という理論です。風水においても人によい土地や環境とは、何もない平坦な場所ではなく、山紫水明が豊かで、穏やかな起伏があるところが良い環境であるといっています。風水では高きを陽、低きを陰と観て、その高低陰陽のバランスが取れた場所が見た目にも人が暮らすにも良しと、とらえています。風水的観点でも、別に「つまずく様な段差」は必要ありませんが、現時点の平坦にするだけが支流のバリアフリーに対しはアンチテーゼを掲げているといっても過言ではありません。安全な暮らしと健康の維持いう大きな対極から物事を捉え、観る必要が有るのではないかと思うのです。
2004年12月03日
十一月も終わりに近づき、寒くなってきましたね。皆さん風邪など引いてないですか。さて今回は、風水と家の形の関係についてお話したいと思います。はっきり言って住宅は、お金をかけ始めればキリがありません。しかし、お金をかけたからといって、家相や風水的に良い住宅ができるとは限らないのです。じつは、お金をかけなくても風水的にも良い住宅の作り方があるのです。家相や風水で悪い間取りの原則は、極端な「欠け」や「張り」があることです。たまに聞きませんか?北西の欠けは主人に不幸が多いとか。では家相や風水的にどういった建物が良いのかといえば、左右対称(シンメトリー)の建物が一番良いとされています。すなわち欠けや張りが少なく、一階と二階の重なり具合が良くシンプルな建物のことです。このような建物がよい理由は、建築学上にも根拠があるのです。というのは、どの建物の形状がいちばん耐震性に優れているかといえば、先ほどの様に左右対称で上下階がきちんと重なって乗っている建物がいちばん耐震性に優れています。なぜなら、欠けや張り出しができると、揺れの伝わり方のバランスが崩れて、いちばん弱い所に負荷がかかってしまうからです。また、凹凸が少ない間取りは、屋根の形状もシンプルになり谷や棟が最小限で雨漏りに対するリスクも下がります。逆に上下の重なり方が悪いと、その分いろんな所に屋根が出来て、それだけ雨漏りの可能性が増えてしまうのです。それと同時に、建物の形状が複雑になれば不必要な建築材料や仕上げに手間がかかりコストアップの原因になります。同じ仕様で同じ坪数の家でもシンプルな建物と形が複雑な家ではコストは大きく変わってきます。その上、耐震バランスも悪く、雨漏りや破損の原因のが大きく増えていくのです。風水はある意味統計学とも言えるのですが、どういう家が長く繁栄し、どういう家が早く壊れ落ちぶれるのか、歴史の時間軸で導き出された結果の集計なのです。ですから、歴史的建造物はほとんど左右対称でバランスよく作られています。見た目にも安定しており風化しないデザインが施されています。ぜひみなさんもこれらの事を参考に、耐震性耐久性に優れ、コスト的にもお得な風水にかなった家を作って頂きたいと思います。
2004年11月20日
風水を考える上で、土地の「道路づけ」は大変重要です。土地がどの様な道路に付いているかによって、土地の価格や価値も変わってきます。またそれだけではなく、住み心地や土地の使い勝手も大きく変わってくるのです。それではここで、土地の道路の付き方による価値の順位を見ていきましょう。まず、一番価値があり、よい土地と言われるのが東南の角地です。東南の角地は、東からの朝日が良く入り、南からの日差しも日中一杯入ってくるからです。2番目は南西の角地、3番目は南道路、4番目は東道路、5番目が西道路、そして北道路の順です。北西の角地や北東の角地は、その土地の状況や地形・広さによって異なります。角地の方が「建ぺい率」が大きくなりますし、車庫のスペースも取り易いのですが、水廻りの配置や、外からのプライバシー対策を考える必要性が有ります。道路の広さですが、住宅用で言えば、6Mあれば十分です。それ以上で、道路が二車線だと、住宅用の土地には若干交通量が激し過ぎて、落ち着かないかも知れません。また信号機のある角地の土地は、住宅用には、あまり適していません。なぜなら、信号で車が止まると、「人の視線」や、「ヘッドフライトの光」などが、家の中に入ってきてしまうからです。そうすると、あまり落ち着きのある住宅地には、ならないのです。「人の視線」や、「ヘッドフライトの光」「建物の鋭角な角」などは、その影響が強すぎると、「殺気」になると考えるからです。「殺気」とは物騒ですが、いったい何なのでしょうか?そして、どの様に人に影響を及ぼすのでしょうか?ちょっと調べて見ましょう。それでは、あなたに「殺気」の実験材料になって頂きましょう。想像してみて下さい。今から強制的に「刃渡り30センチの鋭利な包丁を、針金で天井から吊るして置いて、その真下で、あなたが一ヶ月間寝なければいけない」事になったとします。あなたは、「絶対に、刃物が落ちては来ない」と、分かっていても、果たして、毎晩ぐっすりと安眠する事ができるでしょうか?また、そこで一生、生活するとしたら、どんな気分でしょうか?きっと、安眠できずに神経が磨り減ってしまいますよね。これは「ノルエピネフリン」と言う神経ホルモンの影響なのです。それが、強かれ、弱かれ「殺気」と言う人間に対する「負のエネルギー」の影響力です。それは、じわじわと効いて来るのです。また道路付けの話に戻りますが、いくら南に道路が有ると言っても、道路が、土地に対して、直線的に突き当たる土地は、風水的判断では「路中」と呼び、良しとしません。(短ければ問題は、ありません。)確かに南に障害物がない為、日当たりは最高なのですが、先程の様に「人の視線」や、「ヘッドフライトの光」「直進して来る風」などが、「殺気」となり、建物や住む人を傷め付けてしまいます。これは、きついカーブの外側の土地も、同じ様な影響を受ける事になります。もしも、「カーブが曲がり切れず、車が飛び込んで来たら・・・」という、精神的不安をいつも抱えている事になってしまうのです。これらの「殺気」を中和させる方法が有ります。それは、その土地の「殺気」の当たる場所に、高めの塀を作ったり、植栽を植えて「光」や「視線」「風」を遮る事で、ある程度緩和させる事が出来るのです。なんだか、まとまりの無い文章になってしまいました。またね!(^^)!
2004年10月28日
日本全国で、台風による被害が相次いでいますね。私が住んでいる栃木県は、それほど影響は無かったのですが、テレビのニュースを見ていると自然には逆らえないと、改めて感じます。自然の力に比べれば、人間の力なんてちっぽけかもしれませんが、出来る事をコツコツと頑張っていきましょう。という訳で、今回は風水的二世帯住宅の成功の秘訣をお話しします。二世帯住宅の成功の秘訣はズバリ!『プライバシーとコミュニケーションの両立』です。これを家の間取りで作り出すことが出来るのです。なによりも、親と若夫婦の生活の時間帯の違い等、ライフスタイルの習慣を考慮する事が重要です。それでは具体的にポイントを説明していきましょう。(1)若夫婦の寝室は東側、親は西側にすべし。人間は年を取ると、たいがい朝早起きになります。原因は睡眠をコントロールするメラトニンというホルモンの分泌量が減るからです。メラトニンは脳の中の松果体で作られますが、その生成スイッチは太陽光線を浴びることによりオン・オフがなされます。ですから朝仕事に出たり家事を行なう若夫婦は、朝日を浴びすっきりと目覚められる様、東側に寝室を持ってくるのです。また親は朝方もゆっくり安眠できる様、あまり朝日の入ってこない西側に寝室を持ってくるのです。そのことにより上下間の寝室のプライバシー性も向上します。また親も年を取ってくると体の新陳代謝が悪くなり、寒さが身にこたえるので日照時間の長い西側の方が温かく過ごせます。(2)お嫁さんの居場所を作るべし。二世帯住宅でいちばん大切なのは母親とお嫁さんの人間関係です。ご主人や子供たちは会社や学校に出かけてしまうので、日中はお母さんとお嫁さんの二人きりになりがちです。ここで大切なのが、お嫁さんが家の中でプライベートな時間を過ごせる居場所を作ってあげる事です。なぜならお嫁さんは立場上、義理のお母さんの前ではあまりのんびりした姿を見せられないからです。しかし生活の中には必ず息抜きが必要です。そのためにも狭くても良いので二階の階段ホールなどをうまく利用し、お嫁さんのプライベートな空間を作ってあげることが重要です。ご主人も書斎が欲しいでしょうが、家にいる時間が一番長い人を中心にした間取りが大切です。仕事も「家和して万事成る」という言葉があるように、家を守ってくれる奥さんの事を配慮した間取りが二世帯住宅の真の成功の秘訣と言えるでしょう。以上、二つのポイントをご説明させて頂きましたが、もちろんこれだけで「二世帯住宅大成功!!」とは残念ながらいきません。この他にも当然それぞれのご家庭にあった、間取り作りというものが必要になってきますが、是非参考にして下さいね。
2004年10月21日
さて今回は、『家族が親密になる間取りの秘訣』と題してお話をしたいと思います。家の間取りでそんなことができるの?と思われる方が多いと思いますが、昨今の家庭内暴力や家族のすれ違いの原因は、家の間取りに大きく影響を受けているのです。結論からいうと家の間取りの違いによって、家族の一日のコミュニケーション回数が絶対的に違ってくるのです。それが原因の一端です。それでは日本の伝統的な農家の家を例にとって考え見ましょう。昔の農家の家は大黒柱を中心に「田の字型」に間取りがつくられていました。大半の家が玄関から土間に入り、居間を通って他の部屋に入っていく間取りになっています。このような間取りだと外から帰ってきた家族は、必ず家の誰かと顔を合わせるような間取りになるのです。そうすることによって家族の顔色や様子を頻繁にうかがうことができます。そのような間取りなら、家族に異変があれば誰かが早めに察知ことができます。すなわち家族が顔を合わせる回数が増え、コミュニケーションが親密になり、結果的に家族の絆が深まる間取りと言えるのです。それでは現代の標準的な家の間取りはどうでしょうか?大半の家が玄関から階段が直結していて、こっそり外から帰ってくれば、家族の誰とも顔を合わさずに自分の個室に直行できる間取りではないでしょうか?二世帯家族や子供が大きければ問題はないのですが、これから思春期を迎える子供がいる家族の場合、子供が意図的に家族を避けることもできる間取りなのです。これでは物理的に家族のコミュニケーションの回数も減り、引きこもりの原因にもなる可能性が有ります。もちろん夜にこっそりと家を抜け出すことも可能だし、悪い友達のたまり場になる可能性も増えるのです。それではどうしたらよいのでしょうか?答えは簡単です。別にお金もかかりません、「リビング階段」にすれば良いのです。(数年前からはやっていますよね)つまり家の間取りを、玄関を入ったら必ずリビングを通って階段を上がり、二階の個室に行くような間取りにするのです。そうすることによって昔の「田の字型」の家と同じように、家族が家の中で顔を合わせる回数が確実に増えます。それが結果的にコミュニケーションを増し、家族の絆を深めるのです。たとえ喧嘩をしたって、顔を合わせる回数が多い方が、仲直りするきっかけだって多いですよね。リビング階段にすると、暖かい空気が二階に上がってしまいやすいのですが、気密断熱性の良い家ならあまり問題にならないと思います。家を立てる際にはぜひ参考にしていただいて、より家族の絆を深めて幸せになってください。
2004年10月06日
今回は「頭の良くなる子供部屋の作り方」をこっそりあなただけに教えます。「え~っ!そんなこと嘘でしょ。」と思ったかもしれませんが、実はお金をかけず簡単にできるのです。結論からいえば、「いかに子供が机に向かって集中できる環境を作るか」ということなのです。それでは分りやすいように例をあげてお話しましょう。私は昔とても落ち着きのない子供で、よく先生に注意されていました。家で宿題をするために机に向かっても勉強に集中できず、すぐ外のことを考えたり、別のことをし始めたりしてしまいました。実はそれには一つの原因があったのです。その原因とは、小学生の頃、私の勉強机は窓に向かって置かれていたのです。これは風水的にいうと「空亡(くうぼう)」という「気」が抜けてしまう机の配置なのです。理由はとてもシンプルで、窓に向かって座っていれば、いやでも視界の中に好きなスポーツカーや友達が窓から見えたり、飛行機が飛んでいたり、電線に鳥やトンボなどが目に入り、気になって見てしまいますよね。つまり外の刺激や情報が嫌でも目に入り気がそれて、集中できない環境になるのです。これは大人でも同じ事です。ましてや子供であれば色々な事に興味があるので、それらを無視して集中しろというのが無理な話です。また日当りがいい窓であれば、髪の毛は黒いので光をどんどん吸収し熱をもち、頭がヒートして「ぼーっ」としてしまうのです。また、冬であれば窓を伝って冷気が足元に降りてきて、寒さで血流が悪くなります。ヒーターなどで部屋を温めても暖かい空気は上に上がり、頭寒足熱と逆な状態になってしまうのです。特に窓際はその影響をもろに受ける場所です。しかし眺めがいいからと、机を窓に向かって置いている子供部屋が多いのではないでしょうか?その他にも注意点があります。机が入口のドアを背にして、その直線状に机を置いてはいないでしょうか?ドアに対して背を向けて机を置いていると、人間は常に緊張状態にさらされます。部屋に入ってくる人に対して目視ができない状態なので、集中している状態で背後のドアが開く音がすると、緊張ストレスホルモンと呼ばれる「ノルエピネフリン」が分泌されます。そのような状態に頻繁にさらされると、子供でもイライラやストレスがたまってしまいます。結果、集中力が低下し、「キレ」やすくなってしまうのです。ですから、子供部屋の机は窓の向かいには置かず、壁を背にして座り、入口のドアが目視できるところに机をおくことがポイントです。単純なことのように思いますが、人間の精神状態や思考は環境や状況に大きく影響されるのです。些細なことですが、それが365日の事だと、とても大きな影響力を及ぼします。ぜひ気をつけてくださいね。
2004年09月25日
いやー!またまだ宇都宮は暑いです。(-_-;)皆さんの住んでる所はどうですか?さて今回は、スキップ・フロアーと風水のお話です。『スキップフロアー』とは、リビングやダイニングの間に、二段ほどの段を付けた間取りです。今のバリアフリーとは相対的ではありますが、色々と良い点も有るのですよ。まず子供は「スキップフロアーが大好きです。」そこに座って絵を書いたり、ミニカーを走らせたり、ジャンプしたりします。子供は、スキップフロアーを創造力豊かに、遊び場に変えてしまいます。なぜ楽しいのかと言うと、目線の高さが上下し、視点が変り、生活に変化が生まれるから楽しいのです。またスキップフロアーは、大人の生活にも想像力や変化を与えます。効能はそれだけではありません。うまく計算して、スキップフロアーを造れば、家族が家の中のどこにいても、目線の高さが揃います。つまり、椅子に座るダイニングと、ソファーに座るリビング、畳に座る和室の目線が、どこに居ても、ほぼ同じ高さに揃うのです。これはとても大切な事です。子供好きな人なら「目線を揃える事が大切だ」という事が、直感的に分ると思います。ですから、保母さんなどは子供と話をする時に、必ずしゃがんで、目線を揃えるのです。大人と子供の目線の高さは、約三倍ほど違います。立ったままの視線だと、子供は山の上から見下ろされている様で、心理的に圧迫感や強制感を強く感じます。これは大人でも同じ事です。もしもあなたが、身長2mもあるボブサップ(最近活躍してないですね)から見下ろされたら、萎縮して対等には話出来ないですよね!それと同じ事です。この事は特に子供が、大人になるまでの期間、心理的発育において、とても重要です。ですから、スキップフロアーで目線を合わせる事で、家族のコミュニケーションがより豊かになり、家族の心を合わせる為の、大切な場となるのですね。
2004年08月26日
皆さんお元気ですか?今回は水周りについて、家相や風水で度々問題となるポイントをお話します。一番多い質問が「鬼門に水周りが入ってしまうのだけど、どうしたらよいか?」という質問です。特に「表鬼門」つまり「北東」の方位にキッチンが入りやすいものです。何故なら今は、キッチンとダイニングの続き間が大半です。そしてこの部屋を、朝日の入る東側に配置するのが一般的です。しかし最近は、対面式キッチンやアイランド式が主流なので、結果的にどうしても「北東」の方位にキッチンの配置が来てしまうのです。「じゃあどうすれば良いの?」と、ご心配でしょう!でも私は、この件はあまり心配しなくても良いと思います。なぜなら、この「鬼門」の語源の漢字は「気の門」や「来る門」なのです。これが中国から日本に入ってきた際に「鬼門」と変化したとも言われています。また、この北東の方位は大陸の国によっては「強い気」つまり、シベリアからの北風や「蒙古人」が侵略して来た方角だったのです。また「南西」の「裏鬼門」は乾燥時期に黄土や砂漠の黄砂が南西風と共に吹付けて来たからだと言われています。しかしこれは当然、国の位置によって変化するものです。このような局地的な見立ての一部分が、日本に「家相」として伝わり、忌み嫌う様に変化したとも言われています。その為か本場の風水では、日本の「家相」で言う「裏・表鬼門」などは、それ程問題視されておりません。「それでも、やっぱり気になる!」と言う方は、掃除をこまめにして、場を整えると言われる「水晶」をコップの水に入れて置くか、「観葉植物」か「鏡」を置いてみてはいかがでしょうか? なんにせよ、国や建物の造りが違うので、あまり気にしない事をお勧めしますね。
2004年08月09日
さて今回も風水アイテムの使い方です。風水アイテムと言うと「うそ臭~い!」と思われる方もいるかもしれません。そこで、中国の皇帝などがなぜ昔から様々な風水アイテムを用いてきたのかを解明したいと思います。風水の七つの神器は、「水晶」「炭」「金」(これは前回お話しましたね)「鏡」「シルク」「植物」「水槽」です。これらは「場」の悪い場所に置いたり、「場」を良くする目的で使用します。では何故これらが、「場=環境」を良くするのでしょうか?それを理解する為には「気」の特徴を知る必要があります。では「気」を動かすものは何かと言うと、「風」「光」「色」「音」「熱」「匂い」「水」の七つの要素です。そして、これらは環境の中で、人間の体調や精神に影響を与えます。それに関係する物質が七つの風水アイテムなのです。まず「水晶」ですが、クオーツ(水晶)時計にも使われる様に、水晶に圧力や熱を加えると一定の「周波数」を発信し始めます。これが時を刻む基になります。同じ様に人間の脳も、想念や感情などの働きで、微弱な「脳波=周波数」を発信します。そして水晶の持つ特徴は、清い水のごとく、悪い気や波動(ある種のマイナスの周波数)を調和したり、良い気や波動(プラスの周波数)を引き寄せる効果が有ると言われています。太古より占いや宗教儀式・お守りに水晶が用いられるのも、何らかの意味や効果がある為なのでしょう。光や情報は水晶と似た特徴を持つ「光ファイバー」の中を透過し発信します。その事を考えると、科学的にも水晶の持つ効果や特徴は、不思議ではないでしょう。突き詰めれば、脳の出すアルファー波等や、テレビの周波数・光の持つ色彩も、ある種の「波」なのですから。(まだ解明されていない事が大半ですが・・・。)また水晶の分子構造は、生物のDNAと似た二重らせん構造をしており、生物と共鳴現象やシンクロニシティーが起き易いとも言われています。水晶は鉱物ですが名前のごとく、生物の命の源である「水」の波動を持った石なのです。ちなみに水晶の浄化の方法は、二ヶ月に一度ぐらい、満月の日に水晶を食塩水に浸し、月明かりの下にさらして置くと効果が回復すると言われています。そこで物は試しに、家で「陰気」な場所や、良い気を集めたい場所に水晶を置いてみたらいかがでしょうか?気分も変わるかもしれませんよ!(長くなってしまいましたゴメンナサイ)
2004年07月26日
さて今回は、風水アイテムの「金」についてお話します。風水を広めた中国の王様「始皇帝」の寝室には、黄金・シルク・水晶がいたる所に飾られていました。これらは「気」を呼び込むアイテムとして、とても珍重されています。もちろん「金」は資産としての価値もありますが、なぜ「金」が風水に用いられるのか、考えて見ましょう。まず「金」は人間の生体に一番なじむ金属で、歯の治療等にも使われます。ピアスでも「金」は金属アレルギーが一番起きにくい素材です。(でも、今どき金歯はちょっとね・・・。)もちろん「金」は加工しやすいし、純度が高いので腐食しにくい事も原因です。しかし、それ以上に「金」が体にやさしいのは、電気抵抗が極めて良い事が原因です。(高級なオーディオ用の配線プラグにも「金」が使われます。)ご存知のように人間の生体は、微弱な電気信号で筋肉や体を動かしています。つまり通電性の良い「金」は、体の発する電気信号の抵抗が少ないので、体になじむのです。通電性の良い「金」は、電気を始め、様々な「気」を引き込む力があるのです。また昔から「金」が体に良い事は、一般に良く知られていました。ですから、良い「気」を体に取り入れる為、お酒や料理の上に「金箔」を入れたりもします。日本の将軍も「金」が「気」を引き込む効果が有る事を知っていました。ですから、城のふすまや屏風に「金」を多用したのです。名古屋城の「金のしゃちほこ」は、城に天の「運気」を呼び込む風水的な仕掛けです。(もちろん権力を示す意味も有りますが、ただの成金趣味だけではないのです。)女性などが金のアクセサリーを使うのも、「金」が人の「気」=「人気」を自分に引き込む効果が有る事を、無意識に知っている為かもしれませんね。なんでも、行き過ぎは頂けませんが、住いのアクセントに「金」を使うと「幸運」や「財運」を呼んでくれるかもしれませんね。昔から「金が金を呼ぶ」と言われていますしね。<今日の一言>「類は類を呼ぶ。金は金を呼ぶ」資本主義の世の中、これも真実なり。
2004年07月21日
うっとうしい梅雨も、もう終ったのでしょうか?毎日暑くて大変ですね。さて今回は、風水アイテムの使い方で「炭」のお話です。今は一般の家でも「炭」を置いている家庭が大変増えました。ご存知の様に「炭」には湿気を調整する働きがあるので、梅雨の時期には役立ちます。特に湿気の溜まりやすい、床下に置くのが効果的です。(少量では効果はあまり期待できません。)しかし、これは最近に始った事ではないのです。昔の豪商や大名屋敷の床下には、大量の「炭」を敷いたり、埋めたりしていました。これは単に湿気対策の為だけではないのです。当時の権力者は、自分の屋敷を建てる際、風水師(陰陽師)に見立てをさせ、建築をしました。風水師は屋敷を見立てる際に、何を見るかと言うと「土地に良い気=エネルギー」が集まっているか?を見るのです。そして、敷地をよりパワーアップしたり、浄化する為に「炭」を用いました。では「炭」にはどんな効果があるのでしょうか?まず土地に炭を埋めると、地磁気や地電流(大地には微弱な電流が流れている)の流れが良くなると言われています。「炭=カーボン」は電池に使われる程、電気の流れが良い素材です。農作物が豊作になる良い土地は、地磁気や地電流の数値が高い土地です。植物に良い土地は当然、人が住むにも適しています。炭にはその他にも、「シロアリ防虫効果」「マイナスイオン効果」「消臭効果」「遠赤外線効果」等々、人の健康に有効な効能が満載です。最近では、シックハウスの原因となる「ホルムアルデヒド」の吸着効果も見逃せません。ぜひ、あなたも風水アイテムでもある「炭」を使って、住いの環境改善にお役立て下さいね。
2004年07月03日
さて今回は、『江戸は風水で造られた』というお話からしてみたいと思います。なんと「江戸」は徳川家康が風水を見立てて、巧妙に築いた都市なのです。風水では四神相応(ししんそうおう)の土地を吉相とします。四神相応とは、東西南北の四方が守護神に守られた土地の事です。具体的には、東に「青龍=河川」西には「白虎=街道」南に「朱雀=海」北には「玄武=山」が有り、これに四方を囲まれた場所が、繁栄を産む土地と言われます。江戸は見事にそれに当あてはまるのです。広域で解説すると、江戸城=現在の皇居の東には「荒川・利根川」があり、西に「東海道」南に「江戸湾」北には家康を祭る「日光連山」が配されています。これで四方が相応して、繁栄が守られるという風水的見立てです。この様な当時の都市計画を見立てたのは、密教や禅と共に風水を修めた、家康のブレーンである僧「天海」です。今でも慈眼大師「天海」の像は、日光東照宮の御神橋・東側に、江戸を見据え立っています。その他にも「江戸」は様々な風水的な仕掛けが多々ほどこされているのです。現在の「東京」の繁栄の陰にも「風水」が影響しているかもしれませんね。歴史的な話で、少し難しいかもしれませんが、江戸の周辺の位置関係を覚えておくと「土地選び」の際にきっと役立ちますよ!
2004年06月17日
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