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このところ草木染めの講習や出張が続いて、老人は少し疲れてきた(--;、草木染めの講習では自然の良さとか魅力を伝えるのだが、染色が本業の身としては「化学染料でも草木染めでも、人間が工夫してきた積み重ねのうえで良いものが染められる」と言う。間違っても自然のものだから安全で、自然だから良いなどとは言わない。人が行うものだから個体別にバラつきはあるが、自然だから面白く不思議なもので良い、というような神がかりな話で終わってはイケナイ。もちろん全てのものに対してではなく、私の周囲の例えば食物であったり草木染めの話だったりするのだが・・・。なんだか、草木染めが神がかり的な話や信仰なのかな?と思われてはイケナイ。特に草木染めでは、不思議さとか奇跡的に色が出た話を積み重ねて神がかりな色になる・・・という話も聞こえて来るのだが、残念なことに我が工房ではそういう『奇跡』は起こっていない(笑公民館の文化祭展示の、もろはし草木染め教室作品草木染め教室も20年近く行って、第一世代は80歳を超えて今は60歳代が多くなった。周囲からは売りものを作ったら良いのに、との声も聞こえるがメンバーは基本、売ろうとしない。趣味で楽しく染めているほうが良いという。私も、誰のが売れたとか売れないだの、これは良いとか悪いとか言うのは楽しくない。その苦しみは自分の商品だけで良いわ(笑この教室の活動も基本データとなって工房から新しい草木染めを生み出してきた。カタログ通販で草木染めのストールの追加を数十枚と納品するのは、データを積み重ねて『同じような色』を染めて手絞りを加えて手描きで同じような模様を染め上げるが、正直なところ化学染料の仕事と比べると、ものすごくシンドイ!前回と同じ植物の重さを計り、データと同じ水に媒染剤を使い同じ時間だけ煮出した液で同じ火力で同じ温度で染め上げる。しかし、大体似たような染め上がりにしかならない。というか、だいたい似たような色になれば御の字だ(^^;・・・何枚ボツにしたことか!追加で同じような色が染められないのは、自然の不可思議さといえば楽なのだが、実際は私が未熟なだけだよ。植物や水の中の化学的成分を十分に把握して居ないからだ。全て化学や物理学という科学的な理論で証明が出来るものではないが、まだ私が知らないこと、分からないことが多すぎるということだけだ。自然の現象も科学が発達していないころ、理論付けが出来る前は自然が作り出すものは奇跡だったり神様の仕業だったりした。草木染めも『神様のなせる業』と言い切ると楽だろうな~(笑神様の奇跡は起こらないけど、偶然の面白さを必然に変えることも多くのデータを基にしてのこと、教室でも工房でも繰り返し改良を加え続けるしかない。草木染め教室の今年の活動は終わったけど、来年もまた、工夫を重ねて新しい染めを生み出せますように(^^▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Nov 27, 2014
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地域住民で運営する公民館の芸能文化祭も、今年で25回目。芝居や踊り、歌などの発表と、手づくり作品や草木染め絵画教室の展示などが行われる。今年も絵画教室は子供たちとアマの大人たちが、一年に一枚の作品を展示した。・・・みんな頑張りました!(^^)『第25回諸橋芸能文化祭』明日の夕方までの展示。絵画教室も草木染め教室も20年近く続いている。限界集落の地域の活動は、続けているだけでも意味があるのかもしれない。急激に人口が減っているけれど・・・せめて、この土地で生きている間は、続けよう(^^;▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Nov 22, 2014
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今年も文化祭の日がやってきた。このところ1年に1枚の絵を描いてきたが、今年も1枚だけ描いて出品した。タイトルは、『明日 土に還るから』・・・だから?それで何を、どうするの?って感じ(笑F6号 キャンバスにアクリル絵の具その後に続く言葉は?明日、土に還るから・・・今日は精一杯、頑張ろう。明日、土に還るから・・・今日はお休み。明日、土に還るから・・・静かに、見守っていたい。明日、土に還るから・・・今だけは、泣かせて。明日、土に還るから・・・もう、あきらめよう。明日、土に還るから・・・きっと、いつか、甦る。どれでも良い、と言えば投げやりに聞こえるだろうか?その、どれでも良いし、どれでなくても良いし、他の言葉でも良いし、何も無くても良いし、その時々、違っていても良いような気がする(^^いままでが、色々だったように。色々あって、みんな土に還っていくのだから。そんな想いが色々浮かんでは消えて、明日、土に還るから。30年ほど前に枯葉、落葉のスケッチをして、染色パネルにして、帯に染めて、着物に染めて、CGに描いて、そして今回キャンバスにアクリル絵の具で描いた・・・ん~作品にする順序が変かも?良くわからないけど、葉を描くことが多いのは、あとしばらくで僕も土に還るから(^^ゞ▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Nov 2, 2014
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