おのづの介護奮戦記

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カテゴリ: パーキンソン
実は~水下痢をしたあとから うんうんがでません・・


さて 昨夜ふと考えて 水曜日に東京法務局へ行こうかと思っていたのだけど 考えてみたら郵送やり取りのほうが時間はかかるけどお金はかからない 電車賃のほうがはるかに高いので郵送やり取りにすることにしました(どうせ院長先生の診断書遅いと思うから)
で それには登記印紙を購入して貼ってから郵送するのだ
その登記印紙を売ってる場所は法務局 法務局に近い郵便局などとあったので とりあえずお香典を送らなきゃいけないし逗子にも行かなきゃだから最寄の駅前の郵便局に行ってみる 残念でした 本局へ行かなきゃないそうです 本局かあ・・駐車場4台の遠いところなんだよねえ・・ それなら法務局のほうがいいなあ・・ 法務局においてあるかなあ・・
というわけで明日午前中に地元の法務局へ電話して登記印紙を販売しているか聞いてみてそれから動くことにする

本日は午前中雨でした
もうなくなっているだろうなと思っていたので追加のプリンと院長先生にお渡しする成年後見制度の診断書と難病援助金の書類を持っての逗子入りです

逗子についてから 軽く今日初めての食事 すぐにバスに乗りました

で そのとき院長先生から母の生い立ちについてレポートにまとめて書いて欲しいと言われました 普通は院長先生と面談するらしいのですが私はもう5年もいますのでレポートで大丈夫ということでした いつどこで生まれ どこの学校を出て どこに就職して 結婚して出産したのか 要するに過去母は全く脳が正常に機能していて痴呆や知力障害などがなかったということを証明しないといけないそうです
これ 以前 親戚のおじさんに聞いたのだけど 二人とも戦時中のこともあり あやふやだった・・ まあ 4月に年金お知らせ版が届いて母の過去の職歴が書いてあったからそれをそのまま書けばいいだけだ 書いたらすぐに郵便で送ることになった

で ナースステーションに行きプリンを渡そうとすると あの30円請求した人がきて 看護婦からは食べさせられないので家族の人が食べさせてくださいとのこと
あれえ?この間の看護婦さんは様子を見てよいときに看護婦が食べさせますって言ってて私はもうあげちゃだめって言われてたのになあと思いそのことを言ってみると 喧嘩中の婦長登場・・
結局 家族の人意外 胃婁手術した人にはあげちゃだめってことをきびしく言われ 又 母は歯磨きや吸引を大変嫌がるので口腔内の状態が良くないことも言われました
なんでも 母は看護婦さんが近寄ると歯を食いしばっててこでも開けないし 無理やり開けたら自分の歯だから折れてしまう危険性もあり困っているとのこと 吸引も二人係で一人が身体を押さえつけもう一人が吸引作業をするというような状態で大変だと言われた
でも 昔みたいに暴力をふるったり 歩き回ったりしなくなったから 今は穏やかですけどね と言ったところをみると 母は暴力をふるっていたことが判明・・
ま まあ 母の性格ならありえるな・・
どうりで 看護婦全員が私にきつく当たると思ったら 相当母は問題児だったようだ
私は リステリンとスポンジでできるときはやります と約束し 調子が良かったら私が食べさせますそのときにはお知らせします とも約束した
「大変ご迷惑おかけしてきまして誠に申し訳ありません お手数でしょうがこれからもよろしくお願いいたします」私は頭をたれた


母はぱっと見てみると両手をあげて眉間にしわを寄せて何かを訴えようとでもしているようだった む あまりよくない状態なのだろうか・・
それでも「お母さん 雨だったけど きちゃったよ^^」と声をかけると私の顔をじっと見ていた
さっそく母のお手入れ開始である お顔の手入れをしていると気持ち良さそうにしていた でもここで寝てしまってはいかんのである 今日は歯磨きもしたいのだ
ので 母に「歯磨きするから寝ちゃだめよ^^ 虫歯はお母さん嫌だもんね^^」と言うと「うん」とうなづいてにっこりする
今日は調子がよさそうだ^^

やはり検温と吸引の途中だったようだ
検温に関しては全く問題がなかったが その間私が歯磨きをしてあげてるのを見て 看護婦さんが 胃婁患者への口からの栄養摂取について悩んでいると私に言ってきた
在宅で胃婁なさってる方は 食べたいという本人の要求があれば 例え胃婁でもある程度はあげているそうだ
もちろん肺炎になる危険性は高いが 食べたいというのは三大欲求の一つである
だから 家族は本人が望むことをしてあげている 
でも病院は 本人が望んでいたとしても それを与えたため肺炎になってしまったとき病院側に責任がでてきてしまう
昔はそうでもなかったけれど今では簡単に病院側を訴える訴訟問題が多い
よっぽど虐待なんかしてるのならともかく
その患者にとってよかれと思ってやった行為が例え死に繋がったとしても それを責めるのは筋違いじゃないだろうか と私は思う
亡き父の時だって4ヶ月何も食事をとらなかった状態で看護学生が担当になってやってきた 栄養がいきわたらず軽い痴呆のような状態の父は「そうめんが食べたい」と言ったそうだ そこで看護学生はそうめんを食べさせ 4ヶ月食べてないからもちろん胃は拒否反応 吐いたものが肺に入り肺炎となって死んだのだ
直接の原因は看護学生さんだよ
でもさ 悪気があってやったことじゃない
父が望んだから そうめんを注文して父に食べさせてあげたのだ
それって好意だよね
父はそのとき もう手の施しようがない状態だったから 私はそう思えるのかもしれない

というような話をして看護婦は怖くて食べさせられないということを分かったので今後は私がしますと約束した
で 歯磨きも充分して終わった頃 隣の患者の吸引が始まった
吸引の音は 歯医者の歯を削る音に似ている
その音を聞いて母の表情はみるみる曇り 手をあげて不穏になっていった
その人が終わって看護婦さんが
「おのづさんのお母さんもこれからするんだけど おのづさんは見ないほうがいいんじゃない?」と言って来たので「いえ 父のときも毎日見てましたから全然平気ですよ」と言ったら
「あら お父さんもうお亡くなりになってるの?」「もう8年前のことですねえ」とかお話になって私が父も母も看病してきたことを始めてその看護婦は知ったようだった
母の吸引は口からだと歯をくいしばってチューブをちぎってしまうので鼻からだ
私は婦長に言われていたから多分全身を抑えなければならないだろうと思い状態をみつつ母が手をあげてチューブをとろうとしたとき手を押さえた
私は補佐をした形になったのだが吸引は父のときよりも長く奥に入れているようでとても痛そうで辛そうだった
終わると 母は大きなげっぷを二回して私をにらみつけた
私は「お母さんよく頑張ったね 辛かったね 痛かったね でもそれしないと肺炎になっちゃうから お父さん肺炎で死んじゃったの覚えてるでしょう?それは絶対さけないといけないから ごめんね」と何度も謝って身体をさすろうとすると
ものすごい力で跳ね除けられる
多分母が今口を聞けたならこう言っただろう
「おまえは実の娘のくせに母親がこんなに苦しんでいるのを助けようともせず看護婦の味方をして私の身体を押さえつけた なんてひどい娘だ」
それが容易に思えてしまうから余計悲しかった
今までさんざん言われてきた言葉だもの・・
結局 母は吸引する前は調子もよかったが吸引後は怒って手がつけられない状態になり 私が誰だかもわからないような興奮状態になってしまった
バスの時間はとっくに過ぎている でもこのままでは帰れない
せめて母が穏やかになって眠るまでそばについていてあげよう
吸引を怖がっているのは分かっているから 上から手を母の顔に近づけたり 身体にさわったりすることはやめた 懐かしい思い出話をたくさんして 泣いて抵抗していた母の目に目薬をさしてあげた
そしたら 少し落ち着いたから 顔をマッサージしてあげた
母の興奮は徐々におさまり やがて せん妄状態になっていった
こうなったら もう何を話してもわかるまい

私は帰宅することにした

帰りに受付で婦長にあったので「歯磨きだけしましたが 吸引後せん妄状態です」とお伝えして病院を出た

入院していればさ こういう辛い目にもあう
でも 辛いけどしてもらうことで肺炎になる危険性は低下する

在宅をしていればさ 吸引自体私は母がかわいそうで多分できないだろう
だから往診の先生とか たまに吸引という形になるだろうし
食べさせることも続けるだろうからすぐ肺炎になるだろう

どっちが幸せなのだろうね
入院にも在宅にもメリットデメリットがある
メリットだけの環境なんてないんだよ
もう少し 家から近かったら 週に2.3回は来れるのになあとふと思った
亡き父のときは家のそばの病院だったから半年の間一日しか休まなかった
看護婦さんが歯磨きするのを母は嫌がって抵抗するという
私が食べさせたらきちんと歯磨きさせないと(食べる前にもしますが)危険性が高まるということだ

もう 私が誰だか分からなくなったら 食欲もなくなっていくかもしれないし
味覚もわからなくなるだろう
それまでの間は できるだけおいしいものを食べさせてあげたいと思った

明日法務局に電話して印紙があるなら午後に行こう 午前中は院長先生に母の生い立ちのレポートを作成して二つともポストにいれよう

疲れちゃったので今日はこのへんで・・





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Last updated  2008年09月16日 20時44分22秒


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