おのづの介護奮戦記

おのづの介護奮戦記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

いえやす@ お疲れ様でした。 お久しぶりです。 長い間お疲れ様でした…
おのづ @ Re:追記(12/05) 皆さんコメントありがとうございます コ…
みうさぎ7240 @ 長い一日一日 今は後処理中で悲しみはあとからくると思…
つん@ お悔やみ申し上げます おのづさん、ご無沙汰していました。以前…
fk-sm @ おつかれさまでした 日記、復活されていたのですね。 私の母…

Category

Archives

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2008年09月24日
XML
カテゴリ: パーキンソン
今日は母の元へ行く日

私は五年間母の元へ通っていたのだが 時々こうして猛烈に行きたくない拒否反応がでてしまう
今までは 生命に危険性がなかったため 行きたくない日は無理をしていかず翌日にしたり翌々日にしたり 自分で勝手に変えていた
だが もう今の母はいつどうなってしまうか分からないし 院長先生からの診断書ができていたらというのもあって 何が何でも今日行かなければいけない

私がこうして行きたくなくなるのは大抵先週起こった事が原因でこうなる
先週私は母の吸引の補佐をした
そしたら 母は私をにらみつけて怒ってしまった
私は 母に嫌われたくないのである


レヴイになっても(痴呆)嫌だと感じたことは忘れない
まあ 人間ってそうだよね ものすごく嫌な体験をしたらずっと覚えている
だから母も私がとった行動が母にとっては裏切られたと思ってしまう出来事があったりするとそれをいつまでも覚えていて 事あるごとに「あのときも あんたにやられたよね 痛い目にあったよ あのときも あのときも あのときもそうだ 死んだらおまえに取り付いて呪い殺してやる」とまで言われたよ
母は世間体を気にするタイプだったのに病院へお見舞いに行って看護婦さんが「まあ おのづさんのお母さん 優しい娘さんが来てくれてよかったですねえ」と言うと「ふん この娘は鬼のように冷たい娘だよ」と言いふらしたのだ

正常に近くなったときでも過去の私のしてきたことを覚えていて 喧嘩(退院する させない)になるたびに言われ続けてきた

そういうことがあると 母との関係が悪化するので 又今日も同じことが起きたらと思うと行きたくないのである

今日も同じ時間に行ったら 又吸引の時間になって私は母を抑え 恨まれるのだろうかと・・

しょうがないので デパスを一錠追加して行く事にした
同じ時間に行くのはしかたがないこと
病院では決められた時間に決められた処置があるため 変な時間に行くと部屋から出されずっと待たなければいけなくなる だから 2時半頃から4時までの間が一番何もなくお見舞いに適しているのである

病院へつき 受付に診断書ができているかと尋ねると まだとのこと(やっぱり・・)

私は母の元へ行き顔のお手入れをして歯磨きをした
気持ち良さそうにしていたが 嚥下も良さそうなのでプリンを食べさせてみようと思ったので
「お母さん プリン今から食べようね だから寝ちゃだめよ^^」
と私が言うと 目をぱーっと明るくしてこっちを見た
やはり食べたいのだなあ

一個取り出して母に見せる
母 わくわくしてそれを見る
「冷たいよ^^」と言って母のほっぺにプリンをくっつけると母笑う
でも 私は母に食べさせる前にたくさん注意を言った
「お母さん ずっと食べてないでしょう?私も手術したあと食べれず 流動食から始めたけれど急に食べると胃がびっくりして拒否反応して吐いてしまうの お母さん久しぶりだから 今日は一個だけね ゆっくり食べて ごっくんしてね 急いで飲み込んで気管のほうに入ったらげほげほやって出すんだよ 肺炎になったらだめだからね わかるね?」
本当は母の場合胃婁で毎食食べてるから拒否反応なんか出ないのだが 食道を通るのは久しぶりだからそっちのほうを心配してわざと言ったのだ
気管に入らないようにかなりの角度にベッドを上げる
リステリンの後だから 多分しばらく味が分からないだろうけれど 冷たいからおいしいと感じるだろう
母に少しずつスプーンですくって食べさせた
母も用心してプリンなのに口の中で何度ももぐもぐさせごっくんをがんばっていた
徐々にリステリンの味が消えてきたのか
「おいしい?」と聞くと「甘い^^おいしい^^」と答えた
が 1/4残ったところで口を開けるのを母はやめてしまった
口をとじ 呼吸が速い 気管に入ったのだろうか・・
すると母は大きなげっぷをした
そか 空気と一緒にごっくんしてるから胃が空気で一杯になって苦しかったに違いない
私は食べさせるのをやめて げっぷが3回でるまで待った
母も その間自分の意思でプリンを口元に持っていっても口を開けずげっぷが出るまで我慢していた
「お母さん ずっと食べてなかったから 胃がびっくりしちゃったのかもね もうやめてもいいよ まだ冷蔵庫にたくさんあるからね」
母は 「むり」 と言ったので 10分ほど胸をさすっていた
もう一度げっぷをしたら「食べる」というので 残りを全部食べさせた
どうやら気管には入らなかったようで 冷たいプリンが胃に入ったから胃腸がびっくりして 「きゅー」とか「ごろごろごろ」とか鳴り出した
良かった 胃腸に入ったのだ
「お母さん えらかったねえ 全部食べれたね それも気管に入れず胃に入ったから 音がなってるよ 活発に動いている証拠だ」
母は嬉しそうだった
「いきなり たくさんはだめだから 今日は一個だけね 慣れてきたら もう少しあげれるからね」
「うん」母は大人しく従った
しばらく母の胸をさすってげっぷをうながしていたが あんなに立派なお乳だった母の胸がぺったんこである
「あら お母さん あんなに大きかったおっぱいはどこへいっちゃったの?」
探してみてもよくわからない まあ大変垂れていたのでお腹の脇のほうをさぐるとかすかにあった
「あら これ?お母さんのおっぱい」
「うん」
「あらあら こんなにしぼんじゃったのかあ そうだねえ 一緒にお風呂に入っていたときお母さんのおっぱいお湯の中では浮かんじゃってたもんね 覚えてる?」
「うん」母笑う
「でも 私お父さんに聞いたのよ お母さんと私とどっちがおっぱい大きい?って そしたらお父さん お母さんのほうが大きいよって言ったのよ」
母にこにこ笑う

30分たったので ほぼ直角にしていたベッドを戻すことにした
だが 母は 吐くのをおそれ平行じゃ嫌だと言ったので少しだけ頭が上がってる状態にしておいた
そんな判断ができるとはねえ
まあ 説明したんだけどね^^;(食べると20分くらいで胃の幽門が閉じるから吐かなくなるけどそれ以前に横にしちゃうと食道からでて吐いちゃうおそれがあるよっていいました)

4時になりおむつ交換の人が来たので私は「今プリンを食べさせたので少し頭を上げています」と説明して母に来週また食べようねと約束して部屋を出た
一応ナースステーションへ行き「今日は歯磨きしてプリンを食べ30分ベッドを上げてましたが真横にすると母が吐くかもと嫌がったので少しだけ頭が上がっています」と説明して帰る事にした

今日は吸引なくてよかった^^
それに母の頭もしっかりしてた
株の名義変更の話もしておいた
電子化に伴い字が書けないから私の名義にしたけど母が買うとか売るとか言うまでそのままほっとくからねと言ったら わかった と言っていた

こういう日があるからね どうしても 昔の母に戻るんじゃないかなって淡い願望が生まれちゃうんだよね
でも 精神科の先生の言うとおり もう元には戻らないのだから 今日頭がクリアな日に色々お話できて良かったと それが先生でいうところの ラッキーだったのだと思うことにした

母の状態が良かったので抗不安剤は追加しなかった

院長先生の診断書がまだだから コピーを取るのはもう少し後にすることにする
できるだけ最新の預金通帳のコピーが裁判所は欲しいらしいから 他のコピーもそのときに一緒にすることにする

明日は休もう

明後日は 会社にお別れに行く日だ

休み休み やっていこう





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年09月24日 19時26分05秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: