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「お客さん0人のライブで」お笑い芸人Sさんから聞いた話。今ではテレビでその姿をよく目にするSさんですが、数年前までは都内のお笑いライブしかも素人同然の新人芸人も出演するような小規模ライブにも出ていたそうです。その日は、事務所に所属していないフリーの芸人が主催するライブで、Sさんのコンビも出ることになっていました。19時、開演。客席に誰もいないままライブはスタートしました。出番は進み、次はSさんコンビの番『どうも~』客席にだれもいないと聞かされていたが、もしかしたらお客さんがいるかもしれないと思った期待は見事に裏切られ、Sさんはネタを真面目にやるのがバカバカしくなった。そこで、お尻を出したり、へんなダンスを踊ったりと、ふざけはじめた・・・相方が『マジでやめろ!客に失礼だろ!』不思議に思ったSさんでしたが、相方の声のトーンが本気だったので、ちゃんとネタをやり直したそうです。そしてネタを終え、袖に下がると聞いた。『客に失礼って、0人だったじゃん』『は? 2人いただろう。最前列に老夫婦が。お前がケツ出した時、スゲー嫌な顔してた』その老夫婦は、Sさんの相方にしか見えていなかったそうです。
2019.04.30
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都会では、再開発以前の土地にとりついていた霊たちが行き場をなくして彷徨っているとのこと。
2019.04.29
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「都内納涼スポット巡り」霊能者によると、霊のふきだまりと言われている新宿御苑トンネルをタクシーで通った時にはこめかみをしめつける霊圧と重さを感じてしまいました。都内のスポットで最近霊気を感じているのはこのトンネルと、あと油断できないのは神社の古札納め所です。神棚に祀っていたお札が、そろそろ一年経つので霊験期限も過ぎたと思い、神社に納めに行きました。古札納め所はたいてい神社の裏側にひっそりとあり、それぞれの家から持ち込まれた古札には一年の邪気がしみ込んでいるようで、あたり一面は薄暗く感じられます。この日はふと油断した一瞬があり、何かが肩にのしかかってきた霊的アタックを感じて体がゆらぎました。ヤバイと思ったのですが手遅れで、その日はさまざまな怪現象に襲われたのです。車に乗っていたら、異様な睡魔に襲われ、まぶたの裏に『ヨウコ』と名乗る髪の長い女の顔が浮上。彼女は、こちらを見て『フフフ・・・・』と不気味に笑っていました。その後、カーステレオからは『外来患者のかたは・・・・・』という病院の放送のような不気味なアナウンス。久しぶりにぞっとした体験でした。古札納め所の邪気には要注意です。
2019.04.29
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「後ろ姿」Aさんには、エリコさんという一人娘がいた。そのエリコさんが、四年ほど前に結婚したときのことである。結婚式の当日、Aさんはエリコさんが2歳の時に亡くなった奥さんの遺影を胸に抱いて式場の人からの案内を待っていた。『本日はおめでとうございます。お待たせいたしました。どうぞ、こちらへ』式場の人から声を掛けられ花嫁の控室に入ると、目の前に純白のウエディングドレスを着た娘の後ろ姿があった。”この後ろ姿を見ていられるのも今日で最後か・・・・”と思った。その時エリコさんの動きが止まった。『申し訳けありません、皆さん。しばらくの間、父と二人だけにしていただけますか』式場の担当者も親戚も、エリコさんの願いに笑顔を浮かべて、控室を出て行った。二人っきりになっても、エリコさんは後ろ姿のままだ。『お父さん・・・・』Aさんが返事をしようと思ったそのとき『お父さん・・・・お父さん』エリコさんの呼びかけが、何度も何度も続く。エリコさんの声が、いつしか亡くなった奥さんの声になっていた。『母さん・・・・母さんなのか』エリコさんの後ろ向きのベールの中に奥さんの顔が浮かんでくる。『お父さん、今日まで本当にありがとう・・・』ニッコリ笑うと、エリコさんの頭の中に沈むように消えていった。唖然としていると、エリコさんがゆっくりとこちらに振り向く。『お父さん・・・・今日まで本当にありがとう・・・・』
2019.04.28
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「あいつ」Rさんには、かつて幼稚園からの大親友がいた。しかし、高校から進路が分かれ、Rさんは裏社会への道、親友は大手銀行へ就職した。そして親友が大抜擢の上、支店長へ就任した。その直後、前任者が裏社会と繋がっていたことが原因で親友は全責任を丸呑みさせられ、支店長を辞任。その後、降格、左遷。『全ては銀行ぐるみで決まっていたんだな。それが証拠に奴の前任者はその後ものうのうと中央に返り咲いているんだ。悪行の数々を知り尽くしているから切ることもできないわけだ。ひどい話だ』親友は暫くしてホテルで首を吊った。『遺書はないという話だが、俺は嘘だと思っている。様子を窺いに駆け付けた社員によって発見されたというけど、奴らはあいつが死ぬのを待っていたんだな。室内にあった告発書めいたものは全て持ち去ってしまったんだよ』Rさんはなんとかして仇を討ってやりたいと思ったのだという。『こっちの業界で上の人たちがお世話になっている霊能者というか、普通じゃ絶対に逢えないクラスの坊さんに頼んだんだよ。俺のルートで調べ上げた悪事を書面にして説明したら、国を危うくする連中ならばって・・・・・』Rさんの話ではここ三年の間に頼んだ三人は全員、病死したという。『でも、どうやって、その人たちが悪い奴らだとわかったんですか。親友の仇だと・・・・』Rさんはある大手銀行の社員名簿を取り出し、その上をゆっくり指でなぞり始めた。と、天井が”ドンッ”と踏み付けられたような音がした。部屋が揺れたかと思うほどだった。その氏名には、すでに横線が引かれていた。『奴は今でも俺を見守ってくれているみたいだ。だから、この話も筒抜けなんだよ』ほんとうですか・・・・と口にしかけた途端、今度は壁がトントントントンとリズミカルに叩かれた。『な』 Rさんが笑った。頷くしかなかった。
2019.04.27
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「外道」台風接近の真夜中、幾重にも積み重ねられたテトラポットの上で、谷中さんは数本の竿から釣り糸を垂れていた。周りには 『いせえび採捕禁止!』 『密猟は犯罪行為です!』 の看板があるが、彼には何の効果もなかった。突然一本の竿先が弾むような動きを見せてから、一気に折れ曲がった。『よっし! きたっ!』彼は急いで竿を掴み上げると、軽く合わせて鉤掛りを確認してからリールを巻き始めた。釣り上がってきたのはヒトデであった。谷中さんは舌打ちをしながら、鉤を外そうとヘッドライトでヒトデを照らした。それは、皮膚がざくざくに切り裂かれた手首から先の人間の掌だった。思いっきり悲鳴を上げた谷中さんだったが、その悲鳴に反応したのか小刻みに震えた掌は、下部に掛かった釣り鉤を器用に外すとテトラポットの上を素早く這って海の中へと消えていった。そして、次は三本の竿先が同時に跳ね上がり、海中へ向かって曲がりはじめた。今後こそ海老に違いない。谷中さんは適当に一本を選ぶと、リールを巻いた。しかし、獲物が大き過ぎてテトラポットの隙間に挟まっているようで釣りあげることができない。谷中さんはLEDライトでテトラポットの隙間を照らした。『あ!』彼は即座に釣り糸をハサミで切ると、その場から立ち去った。LEDライトが照らしたものは 『しゃれこうべ』 だったとのこと。
2019.04.27
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「カラスの神様」関西圏の大学に通う小山さんの体験。彼の実家のある地域ではカラスを祭った神社があるが、大学のゼミの研究対象に決定した。ただ、過去に別の大学の調査があった時、奉納してあった砂金を助手が盗むという事件があり結局、助手は車ごと崖から転落した状態で見つかった。しかも、遺体となった助手の両目がなく、周りにはカラスの羽が散乱していたことから呪いと噂された。そして、小山さん達の現地調査の時も、何者かが砂金を盗んだ。盗んだのは、調査に同行したアジア人留学生だった。彼は、カラスに見張られていて外出できないと、小山さんに電話で助けを求めてきたのだ。砂金を返すよう詰め寄る小山さんに、アジア人留学生は開き直った態度で砂金を渡した。さらに、神社と地域の人々をまとめて呪うと言い出した。数日後、小山さんの地元では何事もなかったが、アジア人留学生の両親が自動車事故で亡くなった。懇意にしていた呪術師も同乗していた。地元警察によると、事故直後にカラスの群れが車を取り囲んで近づける状況ではなかったがカラスが去った現場を確認すると三人の目がなかった。翌日、アジア人留学生はバイク事故で亡くなった。彼の周りにもカラスが集まり、両目が失われていた。
2019.04.21
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「通子」 原田空今年、三十路を迎える川村さんから伺った話。彼女は、現在のご主人と六年前に入籍した。彼女には習慣・・・というよりも変わった癖がある。トイレに入ると、ドアを開けていなければ用を足せないのだという。幼いころ、姉がふざけてトイレのドアを押さえ付け、閉じ込められたのがトラウマになったのだと川村さんは話す。『無論、家以外の場所では我慢して閉めますよ』しかしながれあ、ドアを閉めて用を足すと、動悸が激しくなり、未だに眩暈がして脂汗が出てしまうそうだ。ある朝、ご主人を会社に見送った後、トイレに行き、便器に腰を下ろす。いつものようにドアは開けっ広げにしていた。二人の幼い子供たちが、トイレの前の廊下を無邪気に戯れながら走って行く。柱の陰から顔を覗かせ、ドアを開けて用を足す川村さんを笑いながら根がめていた。彼女はご主人と二人暮らし。ご主人は子供が嫌いで、川村さんは結婚後に二度、妊娠した子供をいずれも堕胎している。
2019.04.14
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「異国のお坊さん」タイ在住の私が、ミャンマーにピザを取るために出かけたときのこと。手持ち無沙汰だった私は、近くの寺へ行ってみることにした。寺に着くと、一人の坊さんが片言の日本語を使って親しげに寄ってきた。坊さんの話では、この地がビルマと呼ばれていた時に日本兵から日本語を習ったという。そして、坊さん自身も戦争を体験しているという・・・・だが、その坊さんの年齢はどう見ても四十五歳くらい。もし、戦争体験者なら百歳ほどになっているはずだ。聞きかじった戦争の話をしているのかと思ったが、それにしては微に入り細に入った自身が体験したかのような口調。翌日も寺に行くと、その坊さんが寺の中を案内してくれた。次の日は移動日だったので、お礼とお別れの挨拶をしようと寺を訪れた。寺は葬式の真っ最中であったが、遺影の写真を見て驚いた。そうなのだ。昨日まで話していた坊さんの瓜二つなのだ。というか、写真の肖像はそのまま歳を重ねた感じだった。あまりにも不思議に思い、寺の別の坊さんに聞いてみると・・・・亡くなったのは寺の最長老の坊さんで、百歳だったとのこと。しばらく入院した後の他界だったらしい。
2019.04.09
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「撮影妨害」ベテラン監督のS氏がホラー映画の撮影で、海岸近くの廃墟でのことだった。リハーサルを終えて、いざ本番を始めると、これまで正常に作動していたカメラが急に止まってしまった。カメラマンがチェックするが、カメラには何の問題もない。しかし、本番に入るとカメラが止まる、その繰り返しだった。スケジュールが押していたため、誰も『幽霊のしわざ』とは口にできなかった。『くそ~! ふざけんなよ!!』ふだんは温厚なS氏が珍しく激高して、地下室のコンクリート壁を思い切り蹴飛ばした。『おい、幽霊! 見ているんなら黙って見てろ! このクソ野郎が!!』そう言って何度も壁を蹴った。(よし、あと一回だけカメラを回そう。ダメなら撮影場所を変えよう)S氏は祈る気持ちで再び本番に臨んだ。すると、今までのことが嘘のようにカメラが動き出した。(まさか、俺の声が幽霊に届いたのか・・・)その後もトラブルはなく、撮影を終えることが出来た。『問題は、その後だったんです・・・・編集をしようと、撮った映像をチェックしたら、どのシーンにもコーンコーンって壁を叩く音が入っていたんです。現場では誰一人聞いていない音です。聞こえたら撮影を止めています。完全にセリフに被っているから使い物にならない。』
2019.04.06
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