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朝ドラ「虎に翼」で、何かとお騒がせな少年が結局知り合いのお寿司屋さんに雇われることになってやーれやれになりましたが、お寿司の職人さんの修行は大変ですので、大丈夫なのかあーとドラマであることを忘れて思ってしまいました。そう、お寿司は高級品なのですよ、今日日は世田谷の有名寿司がスーパーで買えたりとリーズナブルになりましたが、もともとは普通の子供はハレの日しか食べられませんでしたよ、したがって皆大好きでしたよ。志賀直哉の名作で「小僧の神様」という著作がある。秤屋の小僧さんが先輩方の話に出てきたお寿司というものがどうしても食べたくなり、お使いを頼まれたとき、電車賃4銭を節約してお寿司屋さんにいって一かけ頼むのだが、最低6銭と言われ、すごすご撤退する、その一部始終を見ていた貴族院の代議士さんが、たまたま秤屋さんで小僧さんを確かめ、お寿司を食べることができる様手配して、代議士さんの住所を明記して、後で小僧さんがその住所を追っていくのですが、そこは祠だったそうです、そして小僧さんはあれは神様からのプレゼントだと思ったというハートウォーミングな話ですが、お寿司が神様からのプレゼントって!!今の子供さんたちは物心ついたら回転寿司屋さんが存在したわけでしょうが、私の年代はコレが噂に聞いていたアレねーという経験を回転寿司屋さんでいたしました。なーるほど発明した人すごーいというのが正直な感想でした。今の子供さんたちも初めて行ったときは、今はお寿司だけでなくサラダやらスイーツも出てきますので、思わずコーフンしたのではないか、そんな様子をピアノ曲にしたのが冒頭の♪まわるすしがいいなあ♪これに載っています。なんかお寿司食べたくなったあ。この現象ラーメンでも起こるのですよーって食に関しては全く成長していませんねえ
2024.06.24
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今日はすごい雨でした。たいがいこの手の豪雨は梅雨の終わり頃だった気がしますが、何がどうなっているのか、梅雨前なのにコレかぁ。フィンランドの作曲家のパルムグレンの作品で、三つのピアノ曲という作品op54~1に「雨だれ」という作品があります。パルムグレンは舘野泉さんが啓蒙してくれたような気がしますが、四季折々の風景を丁寧に曲にしてくれたようで、我々日本人の感性にぐっと来ます。雨といってもしょぼしょぼした梅雨時のような雨の曲ですね。雨だれ
2024.06.03
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昨晩 光る君へ見ました。関白様が多分糖尿病とストレスで他界されました。今際の際で出た言葉で 中国の思想家の荘子の言葉が引用されていました。同時に創作の喜びに目覚めつつあるまひろさんが紙に綴っていました。胡蝶の夢荘子が自分が蝶々になった夢を見るのですが、これはもしかして自分が蝶々で人間になった夢を見ているのかも-というような話ですね。胡蝶の夢に関してはクリエーターを刺激するらしく、司馬遼太郎さんの小説でも、コッポラ監督の映画でもありました。なるほど 才能のある方には想像力を掻き立ててくれるお題なのかもしれませんね。今の時期、お花と蝶々が盛りの時期ですね、これは某所の藤の花です。蝶々と言えばグリーグのピアノ曲、北欧の方の作品らしく春の喜びと華やかさに満ちていますよね。今の時期は薫風ですが昨日は熱風でした。近所の鯉のぼりもバテ気味?抒情小曲集より蝶々
2024.04.29
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今年2024年はフランスの作曲家フォーレの没後100年にあたるそうです。フォーレは近代フランスを代表する作曲家の一人ですが、たまたまラジオ番組でフォーレ特集を聴いていた大人の生徒さんが、すっかり魅せられ、「私でも弾けそうな曲ありますかね」とのリクエストで、冒頭の動画である即興曲OP84-1を紹介いたしました。2分ちょっとの曲で、こちらはフォーレ入門書ともいえる「ピアノ小品集」に載っています。甘く切ないのですが、それほど単純ではない。どこか突き放して俯瞰しているような冷静さをも感じられます。和音の形、曲想など、この曲はフォーレらしさ満載です。今回初めて知ったのですが、この曲はパリ音楽院の卒業制作だったそうです。学校の卒業時と言えば若造ですよね、なんか酸いも甘いも嚙み分けるというような曲をこの若造は作ったのですね、生来の才能なのでしょうか?いきなり春のような日があったり、グッと寒い日があったり、この異常気象では、三寒四温という従来のセオリーではなくなっている気がします。でも、季節は確実に春の方に向っていますよね。そんな今に妙にマッチしているような佳曲ですね。私の春のイメージは 春眠暁を覚えずフォーレの曲はお休みの日の昼寝のBGMとして優秀ですよ。
2024.02.26
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先日、何とも恐ろしい事件が起きた。家でピアノを教えていた四国の熟年女性が娘さんのストーカー男に刺されたそうだ。最近この手の事件多いような気がします。びっくりしたのはその事件はレッスン中に起こり、中学生の男子生徒は縛られたままだったそうです。ちょっとちょっとー、同業者としては見逃せないですな。画像で見ましたら、入り口が即玄関の一軒家。いきなり娘さんとストーカー男が並んで立っていたらしい都会だったら、娘さんたちに「今、レッスン中だから、駅前の喫茶店で待っていてくれる」などと言い、生徒さんには「今日はレッスン無理、あとで振替レッスンするから、今日は帰りなさい」と、ひとまず生徒さんを逃がすべきなのでないか。ただ、以前埼玉のストーカー殺人のドラマを見ていたら、普通に話し合いができない人が世の中にはいるそうだ。切羽詰まった状況でのやり取りだったのかあ?幸いにもけががなかったからよかったものの、生徒さんの親御さんは肝を潰したでしょうね。どうもこの親子さんには複雑な事情があったらしいので、詳しいことはわかりませんが、ピアノ教室を開いていたら、ピアノを教えるのはもちろん大切ですが、その前に生徒さんたちのガードはもっと大切ではないのか?以前ピアノ教室を開いていたところは、ピンポーン式でレッスン中でも玄関に呼び出されることがたまにあったのですが、その時、ちょっと練習していてねーと生徒さんに声掛けして玄関に行ったものですが、練習しているような形跡はありませんでしたね、戻ると不安そうに「誰!?」と言っていました、本能的に危機感を感じていたのでしょうね、かわいそうな事をしたもんだと今は忸怩たる思いです。それやこれやで引っ越ししてオートロック付きになりまして、煩わしさは本当になくなりました。玄関でロックできますものね。今回のような事件がありましても余裕で聞き流せますものね。例えば、今回のような事件で、一戸建てやオートロックなしの集合住宅では高性能のドアフォンみたいのを検討なさるべきではないのかと思いました。1回こういう事件が起こると往々にして模倣犯なるものが出てくる傾向があるのですよ。ピアノを続けている中学生の男の子ですと、私の経験からいくと、根っこの部分が繊細で自分の世界を持っている子が多いです、彼が変なトラウマを抱かずに生活できることを心からお祈りします。全く!イヤな世の中です事!!
2024.01.29
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昨年あたりだったろうか、ピティナでNHKの「ピアノのおけいこ」に関するアンケートをしていた。で、アーカイプで番組の紹介をしたそうだ。懐かしい!安川加寿子さんや中村紘子さんや館野泉さんなど、高名な方が講師として出られていた。それぞれ特徴がおありになったが、中村紘子さんの一音一音決して妥協せずに生徒さんに叩き込んでいた厳しさはよく覚えている。ピアノのおけいこというワードで検索していたら、冒頭の動画を見つけました。その昔ヤマハのポップコンというコンテストがあって、あの中島みゆきさんを生みだし、当時は大きな話題でした。当時、男の子でピアノをすると言ったら、おぼっちゃま君だったのだ。しかしこんな先生昭和にいたか?当時の男の子の生徒さんと言えば、眼鏡かけて発表会には蝶ネクタイというイメージが横行していたような気がする。ピアノよりもう少し裕福というイメージがあったのがヴァイオリンだ。ピアノのおけいこは初めて聞いたが、ヴァイオリンのおけいこというフォークソングがあったのだ。懐かしいなあ、ケメのヴァイオリンのおけいこ。動画:ケメ「ヴァイオリンのおけいこ」検索していたら、ケメさんは他界していました。合掌…ちなみに今は全く違いますので、悪しからず。
2023.09.25
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もう暑い暑い!!!以前もと生徒君が、部活のあとにレッスンに来ていて、部活の後はお茶や水じゃダメ!炭酸じゃなくっちゃ!とキリンレモンをグビグビ飲んでいたのを思い出しました。私も普段滅多に炭酸を口にしない、しかし今年の暑さにフラフラの時この話を思い出しました。自販で買って家でグビグビ、はるか昔の学生時代を思い出しました。スッキリ!!冒頭の動画は、最近PTNAで人気の安倍美穂さんの作曲で「パイナップルソーダ」こちらに載っています、シュワ―感を出すためにある程度のスピードは必要ですね。ものすごく暑い時は炭酸飲みを伝授してくれた生徒君は多分今頃社会人、シュワ―を飲みながら外回りなんぞやっているかも?しかし今年の夏はなんなんだ
2023.07.31
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今は6月、田んぼではカエルたちが楽しそうに鳴いています。冒頭の曲はキャロリンロリン作「ビーニー動物園」より私のカエル。ピアノを始めたばかりのお子さんたちの初めての発表会に使われることが多い。最近びっくりしたニュースでカエルの声が騒音だと地主さんに訴えた方がいらしたそうだ。ただ、文言が「うるさい、やめろ!!」ではなく、地主様何とかしてくださいみたいな口調で、地主さんも困惑しているそうだ。お稽古事だと体験レッスンというのがあるが、家を引っ越す時には体験住居みたいな取り組みがあったらいいのになーと単純に思う、この程度なら耐えられるのか否か。ところで騒音と言えば、認めたくないが楽器ですよね。以前のことだが、家電量販店のピアノコーナーに張り紙がしてあった「15分以上の試弾はご遠慮ください」ってことは20分も30分も電子ピアノコーナーで売物のピアノを弾いている人がいらっしゃるということだ残念ながらストピは撤退の方向性であるそうだ。確かに駅ピアノだと、通り過ぎる人はともかくそばで一日働いている人は苦痛以外の何物でもないと思う。ただ、懐かし気に佇んでいるかたや、楽しそうに聞き入っている方もいらっしゃるし、やはりやみくもに設置するのでなく、設置条件などの可能性や演奏者のマナーなどを明文化する時が来た様ですね。以前はピアノに興味を持つ子が増える絶好の機会ーだと単純に考えていましたが、このままだと毛嫌いする子も出てくるゆゆしい状況ですね。ただ、音楽はやはりいいものだと声を出して申し上げたい。カエルの歌と言えばカノン(輪唱)の最初のアプローチ。これを感動的に弾く動画見つけました。動画:カエルの歌を感動的に弾くカエルの声もピアノの音も自然に受け入れられるよのなかになりますように御願いいたします。
2023.06.05
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連休後半、チャールズ3世の戴冠式がありました。もうおとぎ話の世界!全く縁もゆかりもありませんが、このご一族の話は色々伝えられていますので、ついついテレビをチェックしてしまいました。今回国王の年を初めて知りました。74歳!!一昔前でしたら、楽隠居の御身分だと思いますが、衆人環視の中馬車に揺られて見るからに重量のありそうな王冠を被り、聖なる油を塗布され、お顔がアップされましたら、心底お疲れのご様子でした。お隣の王妃様はやっとここまで来たわ感がみなぎっておられました、考えてみれば、次男様は暴露本を書くわ、次男様のご夫人は好戦的でやたら元気そうで、あまりにも偉大なお母様とは否が応でも比較されそうですよね。モーツアルトのピアノ協奏曲26番に「戴冠式」という曲があります。こちらの曲はモーツアルトが人気が落ちてどん底状態で貯金が底をついておまけに娘さんを亡くすという最悪の時に書かれた曲です。のどから手が出るほどお金が欲しい時で、モーツアルトが最も人気があったころの手法で書かれたそうです、したがって人気はいまいち、モーツアルト弾きの名手内田光子さんも積極的には弾きたくない曲とはっきりおっしゃっているようです。でも、そのような背景を考えるとそのようなときにこのような明朗で軽やかで上品な曲を書くことのできるモーツアルトの美意識の高さが感じられて私は結構好きだったりします。新国王はクラシック音楽がお好きだそうです。ゆっくり音楽を楽しめる時間ができましたらいいですね。何があっても穏やかに何事もないように大英帝国をお治めください。例の国歌の文言ではありますが、神の御加護がありますように。ゴッド・セイブ・ザ・クイーン…ではなくてキング!!
2023.05.08
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先日渋谷に行ったついでに寄ったところがあります。フクラス(旧東急プラザ)裏のイケベ楽器。建物からしてロック青年、少年が行ってそうなところですが、こちらの4Fに電子ピアノ専門店があります。あのぴあのそれほど広いフロアではありませんが、様々なメーカーの電子ピアノがぎっしり置いてあります。今各メーカーが力を入れているのがグランドピアノのタッチになるべく近づけたいハンマーアクション、で、これは実際弾いてみた方がわかりやすい。今首都圏の楽器屋さんでこれだけ種類のあるお店はほぼない。楽器屋さんあるあるでちょっと弾いてみると「お探しですか?」みたいな店員さんのアプローチはなく、ご勝手にどうぞという感じでした(あくまでその時はーですが)特筆すべきは楽譜の品ぞろえ、ビルの見た目では想像しにくいですが、様々なジャンルが充実しています。腰が痛くなるほど長居してしまいました残念ながら本屋さんと同じく楽譜屋さんも撤退が多く、わたしのように中身を見なきゃ買いたくない派はやりにくくなっています。時代の推移で電子ピアノに力を入れるのは世の定め、このようなショップができることを願っています。
2023.04.03
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2023年は作曲家ラフマニノフの生誕150年です。ラフマニノフはロシア生まれで後アメリカに亡命します。ラフマニノフというととにかく舞台映えする曲が多く、情熱的でロマンにあふれる曲が多い。ラフマニノフに初めて接する場合は、コンサートが多いのではないか。ピアノ協奏曲はとにかく有名、フィギュアスケートの常連曲ですね。ラフマニノフは神経をやみ,結構メンタル面で苦労が多かったらしい。よって、曲は人生の深みを感じさせる短調の曲が圧倒的に多い。しかしこの冒頭の曲は珍しく長調なのだ。(前奏曲OP23-4)これ実際弾くときは息継ぎを長くすることがポイントのような気がします。嫋々とした糸を引くようなフレーズが聞かせどころですね。長調でも素敵だあ、やれば出来るコ?ですね。今このご時世、ロシア系作曲家は嫌われているらしい、特にチャイコフスキーは曲変更が多いらしい。ラフマニノフはそれほど嫌われていないらしいが、戦争が長引くとどうなることやら。先の戦争でも、西洋の曲を聴いていると非国民と言われたーなんてことがないことを祈るだけです、
2023.01.16
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クリスマスも終わり、何やら新年を迎えるための準備で街が騒がしい。昨日、たまたま田園都市線に用事があり、溝ノ口を通過したら、期間限定でストリートピアノが出ていた。溝ノ口は音大が近くにありますし、音楽の街川崎の広告があちこちに出ていますが、ストピは期間限定ですかあ?結構緊張されていたようですよ。でも、皆さま忙しい様で、足早に過ぎ去っていかれたみたい。でも、首都圏でピアノと言ったら、大半がヘッドフォーンで電子ピアノ。こういうのびのびした空間で気持ちよく弾けたらいいのではないでしょうか?もうすぐというか、もう年末。年末と言えば第9と並び、新年のカウントダウンとして名高いラヴェルの「ボレロ」あのリズム、色々と感慨に耽ってしまします。ボレロと言えばスペインの民族舞踊で、その時の独特のリズムの曲ですね。何と若かりし頃のショパンが作曲しています。冒頭の動画ですね。これだいぶ前、どなたかのリサイタルで聴きまして、えーっこんな曲あるんだあと思いました一曲です。正しくは序奏とボレロOP19です。序奏が87小節もあり、3部形式のボレロが続く。もーっ、ものの見事にショパン風味!一応スペイン風、エキゾチックという事ですが、ショパン以外の何物でもない曲だと思います。何というか、妙に落ち着きますね。今年は数多くの訃報があり、物価の上昇が青天井、そして懸案の戦争もコロナも全く出口なしというカオスのような1年でしたが、来年はどうなるでしょうか?来年は生き生きした軽やかなリズムが似合う年であってほしいですね。どうか良いお年を!!
2022.12.26
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様々な規制なしのようやくのクリスマスといった風の季節ですね。もうだいぶ前の事ですが、モト生徒さんがバレエを習っていて、森下洋子さんの「くるみ割り人形」に出演するという事なので、行かせてもらいました。いやーブラヴォーでしたわ!師走の時期の素敵なギフトという感じでした。日本では第九ですが、欧米ではこのバレエを見るのが定番だそうですよ。♪おもちゃのチャチャチャ♪という曲がある。お空に星が浮かぶころ、おもちゃは箱を飛び出して、踊りだすというような内容でした。お風呂が沸きましたーの音楽である、発表会の定番曲「人形の夢と目覚め」でも、お人形さんが寝て起きて、踊りを踊りだすという内容をピアノ曲にしたものだ。話は「くるみ割り人形」に戻りますが、このバレエのあらすじは、クララという女の子がいて、親戚のおじさんにくるみ割り人形をもらうのだが、手が滑り落してしまう、しかし夢の中でネズミに襲われたくるみ割り人形を助けたら、王子様になって、二人で様々な国を旅するという壮大な内容でした。ところでくるみ割り人形って、わが国ではポピュラーでないですよね。このおじさんが王子様になるのかー冒頭の動画は我が国の実力派ピアノ王子?角野隼斗さんと亀井聖矢さんのデュエットで、とても華やかなシーンである「花のワルツ」です。まだまだ閉塞感がある年の瀬ですが、パーッと派手に行きたいですよね。
2022.12.12
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先週のEテレの「クラシックTV」を見ていたら、びっくりするような映像が流れていた。サッカーのメッシがピアノをつま弾いていた!ゲストの前回のワールドカップの番組の司会をしてた関ジャニの人も絶句していた。全く予想もつかないという類なのかも。動画:ピアノを弾くメッシ恐ろしいことに私はワールドカップデビューの10代のメッシを記憶している。既に近い将来アルゼンチンを背負って立つ逸材として解説者の人は絶賛していたのをよく覚えている。当時の監督がマラドーナさんで、メッシのプレー一つ一つに体中で喜びを表していた、まるで親バカ丸出しのお父さんのようであったその頃は物静かそうな青年であったメッシの近影を見てびっくりした。まるで古代ギリシャの哲学者のようである。いったいなんでワールドカップというものは老若男女を熱狂させるのだろう。日本人も、もしかしてミスった?と思える選手を極悪非道の罪人のようにあげつらってSNSで総攻撃!選手の皆さん、監督さんも大変ですよね。大人しいと思える日本人でさえこうなのだから、血気盛んな中南米の人たちは普通に大変なのではあるまいか、メッシは16年の間この渦中にいたんだよなあ。メッシも現在35歳、今回が最後かも?と周りに漏らしているそうだ。これはもうしょうがないのかも、でもすんなりとはいかないと思いますが。動画のピアノを弾くメッシは楽しそうでいいなあ、幼いころから名門サッカークラブの下部組織でサッカー一筋の生活を送っていたであろうメッシさん、いつ覚えたの?さて、日本ももうすぐ歴史を塗り替える一戦、やっぱり期待してしまいますわ
2022.12.05
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テレビで「美の巨人たち」を観た。特集は「不思議な国のアリス」このお話は多くの女の子を魅了しましたよね。イメージとしては、ディズニー映画のコレですが、原作はこんな感じです。特長はエプロンドレス。これは原作の挿絵を担当したジョン・テニエルという画家が、アリスはフツーの女の子だからという理由だそうです。当時のフツーの女の子はふだんはエプロンを着ていたのですね。以前ピアノのレッスンで、たまにはディズニーでもしましょうか、好きな曲ある?と聞きましたら「お誕生日じゃない日の歌」とリクエストされ<あわてて優しく弾けるディズニー名曲集みたいので、必死で探した記憶があります。この曲は「不思議な国のアリス」で、イカれた帽子屋と三月ウサギのティーパーティーで、誕生日は一年にいっぺんしかないからあとの364日でお祝いするーというコンセプトの曲でした。代官山のクリスマスカンパニーのクリスマス以外の364日はクリスマスイブというメッセージを思い出しました。動画:お誕生日じゃない日の歌多くのアーティストに影響を与えた「不思議の国のアリス」ですが、子供用のピアノ曲で木下牧子さんが連作集を作られました。以前は廃版になっていたようですが、復活したようです。カワイ出版から出ているようです。冒頭の動画は「白うさぎを追って」始まり始まりのお子さんたちがウキウキするような場面ですね。結局アリスの夢だったというオチですが、もう少し涼しくなったらこのような稀有壮大な夢でも見てみたい気がします。しかしまだまだ暑いですね。
2022.09.05
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「鎌倉殿の13人」、いやーまるでアガサクリスティの「そしてそして誰もいなくなった」のように、櫛の歯が欠けるように人が消えていきますね。義時殿も、なんか最近怖いです。当然ストーリーもシリアスですね。そのせいか鎌倉時代なのに、BGMがヴィヴァルディだのバッハだのとバロック音楽が使われている。こうすると物語に深淵さが出てきます、やっぱり音楽って大事。先の話になりますが、来年大河ドラマは「どうする家康」で、音楽が稲本響さんというピアニスト兼作曲家、お名前は聞いたことがあるようなないようななのですが、この方レコーディングだのコンサートだのに、マイピアノをお持ちになるのだそうな。他の楽器奏者と違い、ピアニストは楽器を選べないというのは定番だと思っておりました。20世紀最大のピアニスト・ホロヴィッツとか超変わり者でドタキャン魔のミケランジェロとか特殊な人を除き、会場のピアノに黙々と向かうのでしょうね。プロでしたらもちろん信頼している調律師さんと一緒に。もうだいぶ前の映画の「長い散歩」という映画で稲本さんが音楽を担当されていた動画見つけました。これもしかして会場はお寺?お寺にピアノを持ち込まれたようですね。大河ドラマと言えば、吉松隆さんが音楽を担当された「平清盛」が印象に残っています。テーマ音楽は「風林火山」の勇壮で切ない音楽が好きでしたね。ドラマももちろんですが、音楽も楽しみにしています。昨日百均で来年の手帳やらカレンダーを販売していました。2023年、遠くはない様です。
2022.08.22
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6月の終わりは水星 金星 火星 木星 土星が夜空にズラッて並ぶ天体ショーが空の上では繰り広げられているそうだ。もちろん我が家の狭いベランダからは拝めません。八ヶ岳あたりでは視られるのでしょうか?最も私はわかっても土星位だと思います。お正月のニューイヤーコンサートではこの曲がよく演奏されるのですよ。作曲者は、かのシュトラウスファミリーのヨゼフ・シュトラウス。天体の動きを大きなハーモニーとしてとらえたそうです。戦前の映画の「会議は踊る」でも使われていたそうだ。いいですね、雄大で、しかもワルツを踊るが如く軽やかで。昔聴いた話ですが、漫画ばかり読んでいて目が悪くなった男の子を信州の貸別荘に連れていき、来る日も来る日も星空を眺めさせていたら、驚異的に視力が回復したという親御さんの体験談を読んだことがある。ゲームだスマホだのに夢中の現代っ子には効果があるのでしょうか。コロナ罹患者は下げ止まりじゃないかという声が聞かれていたら、また増加しているという話ですし、ウクライナ情勢は全く先が読めない、おまけに殺人的な暑さです。星空に思いをはせたいものです。「天体の音楽」何とピアノ編見つけました。壮大ではありませんが、星たちの密やかな瞬きが感じられますね。
2022.06.27
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時の記念日というのが6月10日にありましたね。先日たまたま読んだ小説に「グランドファーザーズクロック」という言葉がありまして、あ、そういえば大きな古時計という歌がありましたが、アレかーと思い出した次第です。画像だとこんな感じですね。♪おおきなのっぽの古時計♪はしみじみとした名曲ですが、よく見るとこんな時計一般の家庭では邪魔くさい、ミステリーの嵐の中の山荘みたいなところで事件発生!みたいな感じがしますね。この曲を検索してみたら、何と続編が出てきた動画:続・大きな古時計結構身もふたもない内容ですね。主人公が、祖父の家に行きましたら、既に新しい家族が住んでいて、新しい時計が時を刻んでいると淡々と述べていました、ま、人生そんなものさ!私も平井堅さんの歌で最後まで聞いて、胸がジーンとした記憶がありましたので、コレなーと思いました。正直よいこの皆さんには聞いてほしくないかなあ。昨日、ヴァン・クライバーンピアノコンクールが終わりまして、韓国の18歳の天才少年がグランプリをゲットしました。私の「推し」であったウクライナの青年は3位でした、お疲れ様!来年のチャイコフスキーコンクールは中止ですし、しばらくは音楽界的には平穏な日々が続きそうですが、世界はもうどうなっていくのか時がたてば、ま、色々あったけどさーといえる日が本当に来るのでしょうか?
2022.06.20
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今月初めからヴァン・クライバーンピアノコンクールがアメリカのテキサスで始まりました。ヴァン・クライバーンと言えば、数年前に辻井伸行さんが優勝して有名になったコンクールです。第1回チャイコフスキーコンクールで優勝したヴァン・クライバーンさんを記念して1962年から4年ごとに開催されてきました。今年はコロナの影響で1年延びたそうです。現在セミファイナルの結果が出たところです。セミファイナルでは2名の日本人が残っていましたが、残念ながらファイナルに駒を進めることは叶いませんでした。数か月前のショパンコンクールでは純粋に音楽を楽しむことができましたが、今はご存じのようにウクライナ侵攻なんて物騒な事態になりまして、とりあえず来年開催の予定だったチャイコフスキーコンクールは、コンクール当局の除名により、白紙となりました。ヴァン・クライバーンコンクールはロシア人のコンテスタントの出場を認める声明を出し、結局ファイナルに残ったのはロシア2人、ベラルーシ1人、ウクライナ1人、韓国1人、アメリカ1人の計6人でした。まともに受験勉強をしなかったせいか、世界地図はほとんど頭に入っていませんので、今回改めて地図をリサーチしてみたら、ロシア・ウクライナ・ベラルーシみんな隣接しているではないですか!特にウクライナの方、家族や友人知人のことを考えると大変なのでしょうね。以前サッカーの香川選手がマンチェスターユナイテッドに入団された際、当時の日本代表のチームメイトであった長谷部選手が、自分が子供だった頃、日本人がマンUに入るなんて漫画の世界の事だったとインタビューで答えられていました。子供のころ絵空事だったことが現実に起きることがあるのですね。冒頭の動画は日本の至宝である弱冠20歳・亀井聖矢さんのセミファイナルの時の動画です。曲目を見て、目を見張りましたワルトシュタインソナタ ベートーヴェンラ・カンパネラ リスト夜のガスパール ラヴェルイスラメイ バラギレフ20世紀初めに発表されたバラギレフの「イスラメイ」はピアノ史上超ムズイ曲の一つとして有名です。「イスラメイ」を聴いたラヴェルがあれより難しい曲を書く!と言ってメラメラ?書いたのが「夜のガスパール」です。このような大曲二つとラ・カンパネラとワルトシュタインをコンクールでパーフェクト演奏してしまうのだ、しかしファイナルに残れない!韓国のイム・ユンチャンさんは18歳でセミファイナルでリストの超絶技巧練習曲12曲全曲演奏していた。名前からして恐ろしいこの曲集は神曲ともいわれる難曲数曲を含むプロのピアニストでさえレコーディングに躊躇するシロモノです。これを見事にコンプリートしたイムさん、あなた人生何周目?ファイナリストおめでとうしかし、芸術は曲芸ではない。人の心の奥深く響くこと肝要。ウクライナのドミトロ・チヨニさんのモーツアルトのコンチェルトは素晴らしかった、特に2楽章の清冽な真珠のような輝きはブラボーなのでした。動画:モーツアルトピアノ協奏曲20番今週はライブ配信は無理そうなので、アーカイブでしっかりチェックしたいと思います。来週の今頃は全ての結果が出ます。ご健闘を心よりお祈り申し上げます。
2022.06.13
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連休後、梅雨時のような天気が続いています。 もー スッキリしたい!このような気分のときはピアノを使いましょう。コンコーネという人がいます。もともと声楽教師ですが、生徒さんのためにピアノ練習のための曲集を上梓しています。これが結構キレイ(単純だけれど) 思えば、受験のためソルフェージュを個人レッスンをお願いしていたのですが、コールユーブンゲンという正しい音程をとるためのお経のような曲集を散々やらされたあとコンコーネの伴奏付きのメロディアスな曲を歌わせてもらってご褒美のように嬉しかった思い出があります。メランコリーという曲です。なぜこのような暗そうな曲を選ぶのかというと、ネガティブなときにやたら明朗闊達な曲はメンタルが受け付けないのだそうです。 今の気分に寄り添えるようなおとなしめな曲をセレクトするのがベターだそうです。同じくメランコリーという曲が北欧のグリーグにもあります。こちらは内面的な曲で、地味めですが心に優しく訴えかけてくれるようです。まず入り口はこのような暗めの曲で徐々にテンションを上げて行くのがベストだそうですよ。コロナ禍で、多くの人は、知らず知らずにメンタルが疲弊しているようです、こういうときは良い音楽♪♫特効薬ですよ!!
2022.05.16
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来週の月曜日はバレンタインデーですね。確かにチョコレート屋さんがショップの前面に出ている感じがします。以前と違い、様々な年代の方が足を止めている感じがします。ジョン・ケージという20世紀に活躍した前衛音楽家がいます。実験音楽家として様々なアプローチを行い、多くの芸術家たちに影響を与えました。私が知っているのは「4分33秒」演奏者が楽器を持って舞台に出て、文字通り4分33秒間何もせず、時間になったら退場するというコントのネタのような音楽?ですね。グランドピアノの弦に異物(ゴム・木片・ボルト)をはさんで、音色を打楽器的なものにするーというピアノ屋さんが唖然とするような「プリペアド・ピアノ」などというものを発明した。冒頭の動画はジョン・ケージ生誕100年にあたる2012年にイベントとして開催されたコンサートだそうです。題名が意外と抒情的、「季節外れのバレンタイン」まるでトレンディードラマ全盛期のようなタイトルですね。この曲は第二次大戦の末期、亡くなられた奥様へのオマージュとして作られたそうだ。戦争というのは爆音に満ちているので、あえて静かな音量の楽曲にしたそうだ。使われているのは、ご覧の様に、かの「プリペアド・ピアノ」決して感情に溺れることなく、淡々としているのですが、つらつら考えてみると、思い出って決して流れるようなストーリーでなく、ちょっとしたトピックの連なりというか、うまく言えませんが、線ではなく点のような気がしますね。たまたま手に取った品物を見て、懐かしい人や時代を思い出すって経験はどなたにもおありになるのかな?とこの曲を聴いていたら感じた次第です。どうも次の3連休は道が雪で覆われるようです、そしてオミクロン株もまだまだ収束は見込めません。ロマンチックとは程遠そうですね。
2022.02.07
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昨日、NHKのBSで、「ショパンコンクール・世界最高峰のステージ」という番組を見た。いい加減、飽きないの?という感じでしょうが、実は昨日の番組は最高に面白かった。今までは、人にスポットライトをあてたドキュメンタリータッチでしたが、今回はコンテスタントのパフォーマンス・音楽性を追求した中々グレードの高いプログラムでした。司会は東京藝大の楽理科出身でショパンを研究していたという林田理沙アナと中学時代に九州のピアノコンクールで入賞し、奈良放送で「ピアノ弾かせてもらえませんか」というコーナーを担当している吉田真人アナのお二方。ゲストとして今コンクールで審査員を務めていた海老影子さん、作家の平野啓一郎さん、月刊「ショパン」編集者の高坂はる香さんと内容の濃いお話があった。今回は本当に俊英ぞろいというのはどうも本当だったようだ。冒頭の動画の優勝したブルースリウさんはある意味お手本のような傑出したテクニックと豊かな音楽性を有していた、なんだかんだ言ってもやはり土台の基礎訓練って大事なのだなーと改めて思った次第です。ファイナリストとして17歳が3人残った、いい意味で恐ろしい限りです。特にロシアのエヴァ・ゲヴォルギャンなる女性の方、17歳とは思えない老成した風貌と揺るぎない才能をこれでもかと見せつけてくれました。先日フィギュアスケートで、氷上でコマの様にくるくる回る15歳だか16歳を見て度肝を抜かれましたが、ロシアの10代ー凄すぎ!!次回はグランプリを17歳トリオ狙ってくるのだろうな。日本でも新しい才能が芽生えている、国内最高峰といわれる日本音楽コンクール優勝とピティナ特級の2冠を制した亀井聖矢君、モスクワ音楽院に12歳で留学し、世界デビューを果たしている奥井紫麻さんと頼もしい10代が控えている。審査員でありリウさんのお師匠さんであるダン・タイ・ソンさんが、演奏は常に進化していますと言っていた。平野啓一郎さんが、ショパンの生演奏なんて聴いたことのある人なんていないのに、演奏技術は日々上達ってーと言われていました。ホントですね。たぶん優れた音楽作品はもう小宇宙という気がしますね、永遠に進化を繰り返していく生命体のような気がします。次回2025年大会までもう3年となりました。懲りもせずあの感動に再び巡り合いたいです。
2022.01.24
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新年あけましておめでとうございます。いやー、今年はいきなり積雪10センチ、オミクロン株感染倍増といきなりカウンターパンチですね。もうどうなるうことやらところで話を強引に音楽の方に持っていきます。今年のメモリアル作曲家といえばスクリャービン、生誕150年だそうです。普通に作曲家は変わり者が多いというのは定番ですが、このスクリャービンも変わり者ベストテンにはランクインしそうな方である。彼は音というか調性に色彩感覚を取り入れた。ハ調 赤ト調 オレンジがかったバラ色ニ調 黄色イ調 緑ホ調 青ロ調 淡い青、空色嬰へ調 スミレ色に近い青変ニ調 スミレ色変イ調 紫がかったスミレ色変ホ調 メタリックな光沢を持った金属的な色変ロ調 黒ずんだ赤このような記載を見た。スミレ色だのバラ色がよくイメージできない私は?????です。でも、音に色彩があるなんて素敵ですね。雪の次の日の空はとてもきれいな空色でした。その辺を思い出してスクリャービンの前奏曲ロ長調が冒頭の動画です。新年早々ネガティブにならず、感染注意を心掛けながら美しい音楽に触れあっていきたいですね。今年もよろしくお願いします。
2022.01.10
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土曜日の晩、BSで「ショパンに挑みし者たち」という秋のショパンコンクールで活躍した日本人5人のドキュメンタリーをオンエアしていました。あの時の興奮がまた蘇ってきました。演奏前、演奏後の彼らの素の部分、そして圧倒的な演奏、ムネアツでありました。いままたオミクロンとやらで渡航禁止になり、年明けの凱旋コンサートは中止になった。そして夏のころは、東京オリンピックは開催されたものの、無観客となりました。ワルシャワの方たちのご尽力でショパンコンクールは開催された、もちろんコンテスタント、事務局の方、そして観客の方の協力もあったと思えますが、まさに奇跡のような10月だったと思います。やはり、観客の方の演奏後のスタンディングオベーションは演奏者のモチベーションを最高に上げるものなのでしょうね。大袈裟になるかもしれませんが、音楽の神様が見守ってくれたような気がします。テレビでは一か月後の彼らをリポートしていました。新しい夢に向かい、進みだした方、世界を照準に見据えた方、次のコンサートに向けての練習に余念がない方、医師免許の取得に乗り出した方、ピアノを楽しみたいとマイペースに取り組もうとしている方、多士済々ですね、もうカッコいいんだから!インタビューで、コンテストの前の自分の映像を後で見て、とても自分とは思えなかったと言っている人がいた、何かが降りてきたのかもしれませんね。振り返ってみて、本当に素晴らしいコンテストでした、無事に終えられたことはもしかして彼らはショパンに選ばれし者たちだったのかもしれませんね。今年ももう少し、やはりショパンで締めくくりたいかな?はじめて聴いた時、その美しさに心臓を鷲摑みされたような心地がしました。ピアノ協奏曲第2番第2楽章、冒頭の動画です。皆さまよいお年をお迎えください。
2021.12.27
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先週NHKのクローズアップ現代でピアニストの小林愛実さんが出ていた。やはり思い入れのある曲としてショパンのプレリュードを挙げていた。ショパンコンクールの映像でも流れ、実際スタジオでも弾いていらした曲として、プレリュード最後の24番ニ短調が文字通りクローズアップされていた。24曲すべてに副題をつけたアルフレッド・コルトーによると24番は「血、熱情 そして死」という物騒なタイトルでした。楽譜がこうです。とにかく激しい曲で、中間部46小節目で一瞬訪れる静寂という部分があるのですが、ここは俗に「台風の目」と言われています。それ以外は台風が複数襲来したようなものでしょう。で、最後ですがD音(レ)が3回鳴らされますが、これはもうピアノの端っこでしかもfff(フォルティシシモ)ーフォルティシモ(非常に強く)よりさらに強くって腕もおれよというばかり強く弾けと小林さんは華奢な体で全体重をかけるように手は鉤型で弾いていました。しかも3回!!アニメ「ピアノの森」で同じような個所が出てくる、主人公の青年はここで拳をつかった。これにはモデルがいた。1980年のショパンコンクールでアジアで初めて優勝したダン・タイ・ソンだ。その時の映像が冒頭の動画です。しかし、実際これ練習するの難しいでしょうね、ヘッドフォンだったら限界がありますものね。高輪ゲートウェイ駅に駅ピアノが設置されたというニュースを見て、先日銀座まで用事があったついでに、有楽町まで歩いてJRに乗って駅ナカでしたので、途中下車して見てまいりました。どうも、アナウンスの音やら到着メロディーやらで、なかなかにぎやかな環境。でも、fffは心おきなく練習できるかも?
2021.11.22
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ショパンコンクール終わりました。いやー今年は熱くなりました。 たしか前回のショパンコンクールを題材にした、もう一つのショパンコンクールというピアノの調律師さんの側からの戦いを描いたドキュメンタリーを視たのですが、そのときは絶対王者スタインウェイに肉迫するヤマハという図式でしたが、今回はびっくりしました。 優勝者の選んだピアノはファツィオリ(イタリア)、2位はスタインウェイと日本のカワイと、入賞者はこの3社で分け合った感じでした。 カワイの調律師さんはもちろん日本人でしょが、ファツィオリの調律師さんも日本人だそうです、さすがあ。 日本人お二人本当に素晴らしかったです。 まず、反田さん。 セミファイナル演奏後、涙ぐんていらしましたが、後でじっくり聴いてみると、マズルカにいまいちノレなかったのかな、そして葬送ソナタを過ぎ、次のラルゴでものの見事に立て直されたのではなかろうか? 次の英雄ポロネーズは私の中ではベストに近い名演でしたわ。 小林さんに関しましては、お姿を拝見しまして結構びっくりしました。華奢なバレリーナ体型でした。ピアニストが圧倒的に男性が多いのはやはり体力的なことが関係しているとおもいます、いやー頑張られましたねえ。 セミファイナルのプレリュード集、生でじっくりお聴きしてみたいと心底思いました。 色々な意味で印象に残りましたのが審査時間、日本時間の朝6時発表のはずか、3時間延長の9時! 私のような部外者でもウンザリでしたので、御本人はもとより関係者の方もご苦労さまです。 ネットで拾った情報によると怒号が聞こえたそうです。 コンテスタント、調律師さん、審査員の方々それぞれの濃密なドラマを拝見したような気がいたします。 未だにアーカイブを見ながら余韻に浸っております。気がつけばめっきり🈳ですね。
2021.10.25
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ショパンコンクールいよいよファイナルです。 楽しみやらもうすぐ終わるのかとのさみしさやらで、複雑であります。 今迄は日本人限定で追っかけて来ましたが、ファイナル出場の12人、なかなか興味深い! よく言われるのが、浜コンショパコンの深いつながり。 両方グランプリのブレハッチ、チョ・ソンジンは言わずもがな、前回浜コン三位のイヒョクさん(韓国)、前々回優勝のカジェヴさん(イタリア)ともにファイナルに駒を進めた。 そして若い力! ハオ・ラオさん(中国) ジュン・リ・ブイさん(カナダ) エヴァさん(ロシア)ともに17歳!!! この17歳トリオ、コロナで1年延びたのはラッキーだったのでしょうね、この年代の1年の成長は目覚ましいのではないだろうか。 音楽とは楽しいものだと思いっきり表現してくれたスペインのガルシア・ガルシアさんも素敵だ。 イタリアのレオノーラ・アルメリーニさんもすごい、見た目は派手めだが、前々回のショパコンでセミファイナルまで進んだ方ですが、10年後29歳でファイナルにリベンジです。 審査員の多くがポーランド人という環境でのホーム感が半端でないポーランド人二人のマズルカは絶品でしたわ。 そして我らが日本人反田恭平さんと小林愛実さん、素晴らしいです。 セミファイナルの演奏後の動画で、反田さんがご自分の演奏がうまく行かなかったと涙ぐまれていたのを拝見して、こちらももらい泣きしそうでした。普段はポーカーフェイスで飄々としているようにお見受けしましたが、ギリギリのところで、色々なものを背負ってのバトルだったのだろうな。 小林さんも前回ファイナルまで行きましたので 演奏家としては充分なキャリアだと思うのですが、あえて退路を断ってチャレンジってカッコ良すぎますよ。 本音としては、日本人の入賞に大いに期待したいです。 反田さんは19日火曜日2:50から、小林さんは21日木曜日1:00から。 曲目はお二方ともピアノ協奏曲第1番、個人的に第2楽章に注目します。 歳のせいかライブ視聴は難しそうですので時間は若干ずれそうですが しっかりお見守りしたいです。
2021.10.18
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ショパンコンクール二次予選結果発表されました、5人の日本人の方が3次に進まれました。 ちょっとびっくりしたかな? マイ フェイバリット ピアノ ピースである舟歌を演奏された5人のうち3人がコンクールに別れを告げました。 もちろん舟歌のみでジャッジされたわけではないのでしょうが、この曲は最晩年のショパンが自分の波乱万丈の生涯に思いを馳せて作った曲、いつか行ったコンサートのプログラムの解説で、ワインみたいに少し寝かせた方がいい曲との事で、何らかの形で何年かあとこの方達の舟歌聴いてみたいなと心底思いました。 さて、3次予選、セミ・ファイナルですね。 14日(木) 20;20 進藤実優さん 15日(金) 0:00 反田恭平さん 1:00 角野隼人さん 20:20 古海行子さん 16日(土) 19:20 小林愛美さん 例年ですと、ここで日本人というか東洋人が数多振り落とされるステージなのですよ。 原因はマズルカ 現在、コンテスタントの方はポーランドに留学されたりして対策をなさっているようです。 独特のリズムとニュアンスを持つ形式で、どうも我が大和民族のDNAにないのではないかと思います。 一応前奏曲集という選択肢はありますが、大抵の方はポーランド人の魂?マズルカを選ぶようです。 今回5人中4人の方がマズルカを選択しています、しかも皆さん違う曲! これ結構興味ありますね、楽しみだあ。 昔、全音楽譜出版社の楽譜の最後のところで難易度一覧表みたいのが載っていました(現在は楽譜の種類が多く、一部しか載っていません) そこで、一番下段の左にショパンソナタ集なんて載っていて、あ、これが一番難しいのねと、思った幼いころを思い出しました。 そのソナタがここて課題曲として来ました。 やはり最高峰のコンテストですね。 まだまだ目が離せません!!
2021.10.13
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ショパンコンクール第一次予選終了いたしました。40人選ばれるはずが45人になりました。 やはり今回はレベルが高い!! 日本人8人残りました。 もうすでに第二次予選はじまっています。 日本人のスケジュールです! 10日(日) 0:40 沢田蒼梧さん 2:30 進藤実優さん 3:50 反田恭平さん 17:40 角野隼人さん 19:30 牛田智大さん 12日(火) 0:00 古海行子さん 20:10 小林愛美さん 13日(水) 0:40 京増修史さん 曲はもうリサイタル風の大曲ばかり。 今回はポロネーズとワルツが入ってきます。 日本人の方で選曲が多いのが、 アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズで、沢田さん、進藤さん、反田さん、小林さん、京増さんの5人が弾かれます。 これ10数分の大曲ですね。 映画「戦場のピアニスト」でエンデイングの平和の世の演奏会場面で流れていました。 そして舟歌 沢田さん、進藤さん、牛田さん、古海さん、京増さんの5人がエントリーされています。 これ私が人生の最後で聴きたい曲ナンバーワンなのですわ。 若い彼らがあの枯淡の境地をいかに表現するか今からワクワクです。 バラード2番 反田さん、角野さん、小林さんが弾かれるようです。これ楽しみ。 びっくりしたのが1985年のコンクールでブーニンが弾いて会場がコンクールではなくコンサートホールになったと言われる、もはやレジェンドとなっているショパンのワルツ4番、通称猫のワルツを沢田さん、古海さん、反田さんがチャレンジするそうだ。 と言っても1985年じゃ36年前、コンテスタントの彼らは生まれる前ですもの、知らんがな!なんてことでしょうね。 年々盛り上がっているのはyoutubeの影響が大きいらしい、たしかに自室でリアルタイムで充分楽しめますものね。 何かもうソワソワです、さ、あれこれ片付けますか。
2021.10.09
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このブログをupするようになってから15年近くになりましたが、別に理由はなく月曜日夜更新していましたが、今日は1日前倒しでupしました。原因はショパンコンクールの予選。月曜日は有名人と言うか有力候補が並びますので、落ち着けません。もう時間とか順番は決定していますので、とりあえず1次予選は小手調べのようになると思いますので、14人の順番と時間を。時間は日本時間です。10月4日(月) 4:00 沢田蒼梧さん 17:00 進藤実優さん 18:00 反田恭平さん 19:30 角野隼人さん 21:00 竹田理琴乃さん 5日(火) 0:30 牛田智大さん 6日(水)18:00 古海行子さん 7日(木) 1:00 原沙綾さん 3:00 五十嵐薫子さん 3:30 今井莉子さん 4:00 伊藤順一さん 17:00 岩井亜咲さん 20:00 小林愛実さん 8日(金)0:00 京増修史さんライブ配信はポーランド国立ショパン研究所の公式youtubeチャンネルで視聴できます。なお、多少のタイムラグがあるようで、時間は若干遅くなる様です。いきなり音が出ますのでご注意を!曲目も決まっています。任意のエチュードから2曲、ノクターン・ゆっくり目のエチュードから1曲、バラード・舟歌・幻想曲・スケルツオから1曲。このラインアップを見てもまず、小手調べ的要素が強いですね。注目はエチュード、ショパンのエチュードはきちんと練習を積み上げた人しか到達しえない厄介な曲ぞろいです。いわゆるコンクール向けの曲というのがある。エチュード10-1 ピアノの森で有名になった曲ですね、日本人出演者の半数近くがエントリーしています。エチュード10-10 妙にリズムがとりにくい、でもお洒落な曲です、センスが必要かも。 日本人4人が選んでいます。エチュード 25-6 はっきり言って難しい、3度の練習です。 日本人4人が選んでいます。エチュード 25-10 オクターブの練習、エチュードとは思えない華やかさ 日本人3人が選んでいます。今回のコンクールでの有名人、反田さん・角野さんは 10-1と25-10と全く同じ曲をセレクトしています。ガチですね。とにかく今回のコンクールは注目度が高いそうだ、ピアニストの青柳いずみこさんはいまだに日本人優勝者が出ない理由として、日本人は素直でお行儀のいい学生だらけだとおっしゃっていた、しかし今回は面白く従来にないイキのいい若者が多いから楽しみだとテレビのインタビューに答えていらした。いままで結果発表しか記事にしなかった新聞が事前に特集しているようだ。冒頭の動画は60年前の貴公子ポリーニです、見た目も演奏も若い!今年のコンクールはご存知のように1年延期した、コンテスタントの方々もひとかたならぬご苦労がおありになったと思う。遠い日本から応援したいと思います。どうか素晴らしいひと時を!
2021.10.03
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もう夏休みも終わりのようです。ただ、旅行に行くな、お盆の里帰りはするなーとダメダメの夏でしたね。当然合宿などは中止だったようです。私が学校に行っていた頃は、海へ行った臨海学校、高原に行った林間学校などがありましたが、今は色々メンドくさいらしく、あいまいに移動教室となっているようです。カッコーと言う鳥がいますが、音楽の時間に、♪静かな湖畔の森の影から もう起きちゃ如何とカッコーが鳴く、カッコー カッコー♪という歌を歌ったり、私は弾かなかったのですが「カッコーワルツ」という長閑なピアノ曲を発表会で聴いたりと、音楽先行で知っていた感じで、実際小学校時代の林間学校で初めてカッコーの鳴き声を聞いた時は妙に感動した思い出があります。動画:カッコーの鳴き声カッコーというと、前述のシンプルで楽しいヨナーソンの「カッコーワルツ」、しっとりしたダカンの「カッコー」と言った曲をまず思い出しますが、ベートーヴェンのソナタ25番がカッコーという名前だった、冒頭の動画ですね、実はレッスンで弾いているときは「はい、次はベートーヴェンの25番ソナタ見てきてね!」と先生に言われてはい分かりましたーとなんも考えず弾いていたので、こんなタイトルだったとは!と後年びっくりしたものです、もちろん他の人が名付けたタイトルですが、さすがベートーヴェン!上品で略動感のある曲ですね。このように人気のあるカッコーだが、実はブラックな本質がある、他の鳥の巣に卵を産み付け、そこで世話をさせ、成長するとヒナがもとの鳥のヒナをけちらすーという托卵と言うヤツですね。このへんをフューチャーした名画がある。「カッコーの巣の上で」何度でも見たい名画と二度と見たくない名画がある。この映画は私にとってはバリバリ後者です。オバケ映画でもあるまいし、夜ショックで寝付けなかった思い出があります。今でも、お金もらってもみたくないですね。また、話が逸れてしまいました。来年の夏は帰省でも旅行でも移動教室でも林間学校でも盆踊りでも花火大会でも楽しめたらいいですねーって去年も言っていた気がします、やれやれ😥
2021.08.30
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20年前以上昔の事ですが、この時期に京都に行ったことがあります。もう、暴力的ともいえる暑さでしたわ。折角だから京都のお盆行ってみたいよねーということで、六道珍皇寺というところに行ってきました。結構人がたくさんいらっしゃいました。まず、迎えの鐘というのを撞き、高野槇を買い、水塔婆といわれる木片に戒名を書いてもらい、奉納してお参りするというシステムでした(忘れていたので調べました)新盆の仏さまには水塔婆に小さな梯子を付けて奉納します、これは初めてだから迷わないようにという心遣いからだそうです、優しいですね。実は20年以上前、ここで観光客のガイジンさんに話しかけられた。確か英国人だった。どうもこちらの文化に興味があるようで、一応英文科出身の友人が必死で説明していた。英語に関しは全く自信のない私は何となく隣で聞いてていた。あれ??ガイジンさんがどこかに行った後、友人に尋ねてみた。「何か途中でゴーストとか聞こえたんだけれど、ご先祖様とかでしょう、まずくない?」「だって、ミタマ、霊でしょ、ゴーストよ!」これは、後で調べてみた、スピリットというのだそうだ。この、ボン・ウィークに亡くなられた方がゴーストとなって、梯子づたいに登ってくるーなんて、ホラーでしょうが!!ガイジンさんが変に誤解されていないことを祈るのみであった。仏さまにお供えする仏花の花束に蓮の花が入っていたのを思い出した。蓮の花と言えば不忍池のイメージが強い。きれいだけれど、寂しげではかない。イギリスにスコットと言う作曲家がいて、英国のドビュッシーと言われていたそうだ。動画はスコットの「蓮の花の国」というピアノ曲です。多分東洋のイメージなのでしょうね。幻想的で神秘的な曲ですね。もう会えない人たちの事を偲んで聴きたい時期ですね、今は。動画:蓮の花の国
2021.08.09
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ちょうどオリンピックが始まる頃、ワルシャワで延期になっていたショパンコンクールの予備予選が終了した。これにより87名の人の本選出場が決まった。日本人は14名、既に情熱大陸出場の反田恭平さん、角野隼人さんの有名人?も出場を決めた。私も時間の許す限りスマホにかじりついていたが、今年はこの人!という人が見当たらない、不作なのかと言ったらとんでもない!レベルが高くなったのだ。昔はそれなりのレベルの楽曲を学ぶには、それなりの偉い先生のところへ、仲介者をも交えて大枚をはたかねばならなかったが、今は動画と言うものがある。ある程度の技術は修得できるようになった。ネットにつなげられるピアノだと、音源を自宅のピアノでダウンロードすると、たとえばリヒテルのペダルの踏み方のタイミングを身に着けることが出来る、ITはピアノ部門でも活躍しているのだ。13才の女の子がスケートボードで金メダルを獲得したが、彼女は難しい技をYouTubeで学んだそうだ。凄い時代になったものだ。私が感じたのは、みなさんそれぞれご自分のスタイルでピアノに精進していることかな?東大の科学者とユーチューバーを兼任する角野さんはとにかく自分は好きなことをやってます感がハンパない。大手事務所から独立し、自分の事務所を構えた反田さんは音楽を通して、新しい可能性を探っているようだ、その目は完全に未来志向だ。今回のコンクールで最後の日本人だった沢田蒼梧さんは、何と名古屋大学の医学生、ピアノを学んでいる小さな子たちに二つの道を選ぶことが可能だということを伝えていきたいのだそうだ。医者の手慰みではない、2005年の第15回ショパンコンクールの4位入賞の関口昌平氏が師匠だそうな、狙ってますな?今回日本人14名と発表されたが、どう見ても13名しかいない、あれ?と思ったら、やっぱりそうだ、浜コン2位で予備予選免除だった牛田智大さん出場!もう愉しみしかない!今オリンピック中で頑張れニッポン状態のせいか、2000年ユンディ・リ(中国)、2015年チョソンジン(韓国)なのだから、そろそろほしいよね、ニッポンチャチャチャ!ショパンは数多くの名曲を残しましたが、私のナンバーワンは舟歌です。アジアとして初めて1980年にショパンコンクールで優勝したベトナム人・ダンタイソンの演奏いいんですよね。冒頭にアップしました。過ぎてしまえば、この曲のような一つの流れの中の1シーンなのでしょうが、コンクールの熱い戦い、とても楽しみです。
2021.08.02
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春秋社のバロックアルバムというのをたまに引っ張り出して弾いている。バロック時代のそこそこ有名な作曲家の曲集です。イメージとしてはフェルメールの絵ですが、17世紀くらいの人々の穏やかな日常を描いた作品が多く、おおいにリラックス効果があります。この猛暑だコロナだのの気忙しいの日々には重宝しています。この中にクープランと言うフランス人の作曲した「うなぎ」という曲があります。冒頭の動画ですね。えーっ、フランスにウナギがいるの?調べてみると、ベルギーのアントワープにうなぎのグリーンソースという伝統料理があるそうな。食べたことないので、何とも申し上げられませんが、ウナギと言ったら蒲焼一択の私としては微妙であります、で、冒頭の動画を聴いてみる、何か物悲しげで、ご馳走を食べているという雰囲気ではない。ウナギは川魚ですので、そのへんで泳いでいるのを描写したのでしょうか?なにしろ17世紀のフランスと言ったら、資料も少ないですし、想像力を駆使するしかありませんね。私は実物を捌いているのをテレビで見ましたが、申し訳ありませんが、気持ちのいいものではありませんでした。あれであのような美しい曲が作れるのだ、凄いというべきなのか?明後日は土用の丑の日ですね。最近のウナギは値段が上昇しっぱなしで、そのうちに河豚並みになるのかな?でも、話のタネで、ウナギのグリーンソースとやらをいっぺんくらい食べてみたいような気がします。
2021.07.26
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なんかもう殺人的な暑さですね。こういう時はかき氷やらソーメンやらがたべたくなります。最近本屋さんがめっきり少なくなったが、意外なところで本が置いてあったりする。某駅ビルの雑貨屋さんで、あれ?と思う本を見つけました。およそ200年前の本で、コナンドイルやルイスキャロルが属していたイギリス心霊協会とやら公認の本で、かの夏目漱石がロンドン留学中に夢中になって、「琴のそら音」の着想を得た本だそうです。5年くらい前に本邦初日本語訳となったそうで、雑貨屋さんで本購入。別に身の毛がよだつような類ではないが、寝苦しい夏の夜のお供となっている。例えばこの手の本を秋冬または春に読もうとは思わない、なぜか夏ですね。夏の風物詩と言えば、ピティナのコンペですが、去年はいつの間にやら終わっていた感じですが、今年は順調に予選が行われているようです。近現代の課題曲で、伊藤吟さんの「座敷わらし」という曲がある、冒頭の曲ですね。子供向けの曲のようですが、結構難しい。ショパンのとっつきやすいエテュードやリストのコンソレーションと同レベルになっている。座敷わらしとは子供の妖怪で、とにかく動きが早く神出鬼没的な傾向があり、そしてあれ、いない?と思ったら後ろにいたりなんて、何といってもこの世のものではない怖さもありますよね、その辺がとてもよく表現されたこの時期にふさわしい曲のような気がします。座敷わらしが居つく家は反映するといわれ、出ていくと没落すると言われています。1964年のオリンピック時は座敷わらしが我が国にいたような気がしましたが、2021年、やはり出て行ってしまったのでしょうか、とりあえず、無事息災でフィナーレを迎えてほしいものです。
2021.07.19
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今日は、音階についてーなんて学生時代、レクチャーを受けた時、5つの全音と二つの半音を持つ音階、全音全音半音で始まるのが、長音階そして全音半音で始まるのが短音階(図省略)オクターブは12の半音で構成される、これが半音音階そして6つの全音で出来ているこれが全音音階このあたりで学生はあくびを嚙み殺すーふあああ一呼吸おいて、教師はアニメの「鉄腕アトム」のイントロですねとのたまうは?えー?(この辺で目が覚める)冒頭の動画のオープニングの何とも無機質と言うか、都会的な音楽が全音音階で、ドビュッシーが好んで使っていた。「鉄腕アトム」のアニメがオンエアされたのが、東京オリンピックの前の年ー1964年で、手塚治虫さんを始めスタッフの方は、子供に夢を与えようと新しいものを取り入れて奮闘してくれたそうです。以前「アトムの足音が聞こえる」という映画が」あって、お茶の水博士の研究所をアトムやウランちゃんがピコーツ、ピコーツと歩く効果音(懐かしい!!)を作製するドキュメンタリー映画があったそうだ。働き方改革なんて言葉はなかった時代、多分徹夜作業だったのでしょうね。動画:アトムの足音が聞こえる 予告編「鉄腕アトム」オンエア1963年東京オリンピック 1964年そして1965年ショパンコンクールで中村紘子さんが4位入賞しました。なんか戦争で痛い目に遭った日本人が国民みんなで未来を夢見て頑張っていた時代ですよね。さんざん気をもみましたが、ショパンコンクール予選始まりました。ポーランド放送によるユーチューブプログラムが発表されました。ショパンコンクール2021オリンピックはコロナ禍もあり、どうも漏れ上がりに欠けるようですが、ショパンコンクールは10がつが本選!数か月しっかり見守っていきたいです。
2021.07.12
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ずっと気になっていたのですが、やっとお姿をとらえることができました。こちらは小田急線生田駅高架下のスーパーから100均に行く途中の階段の踊り場のあたりです。つばめがいました。ご覧になってお分かりになると存じますが、せまっ苦しくて、お世辞にも綺麗と言えない場所で楽しそうに飛び回っていました。もっともこの日は小雨模様、雨天遊び場のようなものかもしれませんね。つばめと言うとちょうどピアノの鍵盤のように黒と白のツートンカラーの渡り鳥という印象ですね。ブルグミューラー25番練習曲の24番に冒頭の動画の「つばめ」があります。このお手本のように弾くのはもちろん、手の素早い交差が出てきて、厄介な曲ですので実は以前は飛ばして「貴婦人の乗馬」に進んでいましたが、これ意外と子供は好物?なんだか知らないけれどカッコいい曲が弾けるようになったんだーの達成感があるようですね。17世紀から18世紀に活躍したダカンと言う作曲家がいます。「かっこう」という有名曲がありますが、「つばめ」という曲も残しました。時代的にチェンバロ用の曲ですが、生き生きとしてちょっと物悲しい優雅なつばめの様子が思い浮かべられますね。動画:つばめ(ダカン)多分オルゴール?つばめがいる家は栄えるとは言われますが、わが最寄り駅のスーパーも100均もこのつらい時代を乗り切って栄えてほしいです。
2021.06.21
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今使っているスマホニュースで何故か毎日漢字のテストをやってくれる。つい先日の事だが、「風琴」は?ふうきんーオルガンの事ですって!知らなんだ。中国から伝わってきた楽器が琴で、楽器全般を琴という漢字で表すのだそうです。ちなみにパイプオルガンが管風琴、アコーディオンが手風琴、ハーモニカが口風琴。そういえばヴァイオリンは提琴と言ったんでしたっけ?提は手さげとかいう意味があるのですよね、手に提げる楽器で提琴ってナベじゃあるまいしところで、ピアノと言えば洋琴なのですよ、何と江戸時代オランダ医師シーボルトが持ってきたーまさに西洋から来た楽器ですよね。何という安易なネーミング!!ピアノが日本で商品化されたのが明治33年、そして当時の売れっ子作家夏目漱石が「三四郎」の印税で、令嬢の為に奥様からせっつかれてピアノを買ったのが明治42年、勤め人の初任給が30円だった時代に400円!!「それから」で、高等遊民の主人公が兄の家で姪っ子のピアノを弾くシーンがありますが、ちゃっかり小説に入れていますね、たしかピヤノという表現だった気がします、手元にないのでウラ覚えですが。漱石の全集で、このころの事が書かれていたそうで、漱石自身はあまり乗り気でなかったらしい。びっくりしたのは、既にピアノの発表会のようなものが開かれ、売れっ子スターの漱石は挨拶みたいなものをやらされて、とても嫌だったそうだ。明治33年に発売されたとても高価なピアノが、十年足らずで発表会を開けるほど普及するなんて改めて凄い!当時の人々(もちろん資産家や華族サマでしょうが)にとって熱狂的に迎えられたのでしょうね。話をモトに戻しますが、オルガンを風琴と言うのは、風を使って鍵盤を鳴らす仕組みだからそうです。風が奏でるメロディー、素敵ですね、もう宮沢賢治の世界ですね。しつこいようですが、洋琴ー他に言い様なかったのですかね。
2021.06.07
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先日「題名のない音楽会」をみたらかてぃんさんが出ていた。で、冒頭のきらきら星を演奏していた。もと曲はかの「きらきら星」で、モーツァルトが変奏曲にしたのが有名ですが、かてぃんさんは最初のみモーツァルトと一緒ですが、あとは好き勝手に華麗なピアノを披露しているレベル0からはじまり、レベル7」まで。こういうのはゲーム世代なのかしらね。藤倉大さんという現代作曲家がいらっしゃる。40代の人だが、15才で単身渡英し、数々の受賞をされた方だそうだが、私が初めてお名前を目にしたのが、おととしのラ・フォルジネ音楽祭で、その時はふーんでしたが、その溢れる才能を感じたのが、映画「蜜蜂と遠雷」で、こちらはピアノコンクールの話なのですが、課題曲(もちろん架空ですが)を主要登場人物のそれぞれの個性に合わせ、4通りの曲を作られた、もうあの映画の白眉でしたね。その藤倉さんが「きらきら星」に伴奏をつけられた。動画:きらきら星これ、さらっと弾けたらかっこいいですよ、楽譜も出ていますしね。同じ素材を使っての名シェフ対決、音楽編!甲乙つけがたし
2021.04.19
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先日生徒さんに変奏曲の説明をして、変奏曲は言ってみれば着せ替え人形みたいなものかな?次々と色々なドレスやら何やら着るでしょう?と言っても、この子たちの着せ替え人形と私の思っている着せ替え人形では相当違うのでは?昭和のころの女の子の遊びで、紙製の着せ替え人形がありました。紙に印刷してある人形と服を切り取ります。冒頭の奥村一さんの着せ替え人形は時代的にもこの感じでしょうね。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」みたいな日本家屋で、静かにおかっぱ頭の女の子が遊んでいる感じかな?こちらに載っています。やはり昭和のころの話で、女の子のいる家はガラスケースに入ったフランス人形が置かれていたのが多々ありました。今では珍しいでしょうね。別にそこの家の子が愛でているわけでもなく、お家の方がたまにケースを布で拭いていたりするだけで、何だったのかあれはーと今にして思います。ただ、昭和生まれの私には懐かしいものです。そんな感じのピアノ曲が、湯山昭さんの曲集にあります。動画:フランス人形:湯山昭こちらに入っています。フランス人形と言えば、ギロック。ギロックは大変な人気ですが、その秘密はやはり何とも言えない懐かしさがあるのですよ。アメリカではお人形さんはどういう状況で置かれていたのかわかりませんが、ギロックのこの曲を弾くと、例えばスマホ片手に「うっせーうっせーうっせーわ」と生意気盛りの娘さんも、かつて可憐な少女時代があったのねなんて思い出に耽りたくなるような曲ですね。動画:フランス人形:ギロック子どものためのアルバムに載っています。、今の時代はやれジェンダーだの言われていて、もうお人形さん好きの男の子が出てきても、あ、そうーなのかもしれませんが、やはり女の子の方がお人形とお似合いなのかな?なんて私は ザ・昭和の人間です。、
2021.04.13
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先日楽器屋さんで何コレ?と思ったものがある。何と折り畳みができるピアノだ。とりあえずフル鍵盤の88鍵。USB端子がついていて充電して使うそうです。ヘッドホン端子もついていて夜中でも弾けるということですが、こればかりは環境の相違がありますので、一概には申し上げられません。全長132センチですので、専用のデスクがあったほうがいいかもしれない、床置きでは難しい。重さは1.6キロですので、2キロ入りの小型のお米の事を考えたら、女性でも持ち運びできそうですね、専用の布バックもついているようです。と言うのがチラシの文言ですが、実際はどうなのかとyoutubeで動画を拾ってみる。価格が18000円ですので、あまり大きな期待はしないほうがいいのかなというのが正直な感想です、まずキーボードの感じがパソコンのキーボードなのですよ、パソコンで文書を作成しているときのカチャカチャのイメージです。ピアノを学ぶ時の大きなポイントのタッチの勉強は難しいです、どうしても変なところに力が入ってしまいそうな気がします、音のニュアンスをつけるというのは無理目ですね。例えばピアノを始めてみたいというお子様にはやはり電子ピアノをお勧めしたいと思いますが、あくまでとりあえず、基本は習ったというピアノ経験者の方が使われたらどうでしょうとは思います。なにしろこのピアノコンパクトで本棚にも収まる。たとえば、なかなかピアノの前に座る時間が取れない学生さん、社会人の方が、気分転換にいかがなものか?ピアノと言うのはまず譜読みから始まりますから、そのくらいでしたら十分できるかな?部屋が狭くてピアノが置けないという方は、休みの日でもとりあえず譜読が済んだ曲をピアノレンタル室で弾きまくるというのもアリかな?以前からあるもので、ロールピアノというものがある。これはほぼ平面で、弾きにくい。実はコレ発表会に持ち込んだことがあるのですよ、発表会の場合、指ならしは本番前に数分と言うのが基本ですので、楽屋にヘッドホーンつきで置いていたら、指ならしというより本番前の緊張緩和というのには多少役立ったのかな?ま、ないよりマシというのが本音のような?このオリピアはどうなるか?冒頭の動画にもありますが、やはり最も向いているのが、ミュージシャンの方かな?私は今までもそして今後も経験することはないと思いますが、メロディーがいきなり天から降りてくるという方が存在するそうだ。オリピアはパソコンにも繋げることが出来るそうなので(詳しくはわかりませんが)、パットと閃いたメロディーをオリジナル曲として完成できそうですね(あくまで想像です)よく言われることですが、脳と言うのはあらゆるところを使った方が発達するらしい。このコンパクトピアノをうまく生活に取り入れるのもひとつの試みのような気がします。
2021.04.05
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桜開花宣言ですね。1年のうちたった2週間のみ人々を魅了する桜の季節の到来ですね。年を取ってもーと言うより年を取ったからこそ思いが募る心持がします。数々の桜の名所もこのご時世により2年連続宴会禁止になったようです。今更ながらピアノの鍵盤は黒と白で構成されている。こちらに花一輪手向けるととても華やかな差し色となり、美しい画像となる。この季節、桜の花びらを散らしたらさぞや綺麗になるだろうと思いますが、これやったら後が大変!鍵盤のわずかな隙間に花びらが入り込んだら、ピアノ屋さんをお呼びする羽目になるやもしれぬ。この時期、ストリートピアノでの人気曲となっているでしょうが、定番曲「千本桜」画像にピンクを使い、あたかも花吹雪を思わせるセンスは素敵ですね。背景が黒のせいか、夜半の強風に舞う桜吹雪という妖艶さもありますね。我が家の近所の神社のしだれ桜は、花がちらほらという感じです。この桜はライトアップしてくれるので、夜の画像のみUPしていたのですが、今年もライトアップ禁止の為、昼間の画像になりましたが、青い空に咲き始めた桜と言うのも、清冽な美しさがありますね。近所の幼稚園の帰りらしいママさんとお子さんの集団が嬉しそうに桜を見上げていました。こういう情景もいいのではないか…と
2021.03.15
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先週、びっくりしたニュースを聞いた。チックコリアの訃報です。一応ジャズピアニストとのポジションだが、色々なジャンルでの輝かしい業績を残された方だと思います。4才からピアノを始め、ジュリアード音楽院在学中にジャズに目覚めたそうで、基礎的にはパーフェクトな腕前ですので、小曾根真さんとのモーツァルトをテレビで見て恐ろしく安定していると感嘆したものです。冒頭の動画は「チルドレン・ソングス」という作品で、文字通り子供さんでもとっつきやすい曲集となっています。全体的にバルトークのミクロコスモスを思い出す曲が多い。昔ながらの子供用ピアノ曲集をやりたがらない男の子などに向いてるかもしれません。難易度としては子供用ピアノ曲集の後半(教本が横から縦に代わったくらいのレベル)からツェルニー30番の最初くらいまで。1番のわかりやすい動画挙げてみます。動画:チルドレン・ソングスNO1左手に注目していただきたいのですが、ほぼ同じパターンです。こちらの1番の楽譜は「ぷりんと楽譜」で手に入ります。え、1番だけ?という疑問が浮かびますが、実は日本の全音楽譜出版社から出版されています。が、絶賛絶版中なのですよ人気ピアニストの田部京子さんが「アンコール」というCDでチルドレン・ソングスの4番を収めています。確かにこれリサイタルのアンコールで弾かれたらオシャレですよね。バルトークのミクロコスモスはアカデミックにセオリーに忠実にという多少の味気無さがあるかもしれませんが、このチルドレン・ソングスはエモい、そしてショービジネスのトップランナーとしてのチックコリアのあざとさもありますね。子どもだけでなく、この外出自粛期間中にキーボードを購入してピアノを復活させた大人の方も十分対応できると思います。これは現場のピアノ教師の意見ですが、全音さん、「チルドレン・ソングス」の楽譜の復活、お願いします!
2021.02.15
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2021年、アニバーサリー作曲家として、没後100年のサン=サーンスがいる。多分学校の音楽の時間に「動物の謝肉祭」のCDをお聴きになった事がある方が多いと思います。時代としては近代に差し掛かる方ですが、音楽としては昔ながらを貫いた方です。2才でピアノを始め、3才で作曲と当時は神童扱いだったそう。作曲家として、教育者として、オルガン奏者として86才の生涯を音楽に捧げた。しかし、現在作曲家としてはそれなりの作品を残したが、専門家または音楽愛好家以外の方にはご存じない方の方が多いと思う。まさに同時代のフランスでは印象派という金字塔をうちたてたドビュッシーと完全にかぶっていたせいもあるかもしれない。作曲家というのは、ただでさえ面倒くさい人が多いため、歩み寄るのは難しかったようで、正統派サン=サーンスと革命家?ドビュッシーは不仲だったそうだ。ドビュッシーが楽壇にデビューするころフランス音楽界を牛耳っていたのはサン=サーンスで、教職の座などはできる限り阻止したそう、なんかもう映画「アマデウス」のようですね、男の嫉妬の方がタチ悪いというのかな?後世の人間としては、ポジションとしてはドビュッシーの方が抜きんでていますが、やはり正統派のサン=サーンスも捨てがたいのですよ。冒頭の「アレグロアパショナート」も非常に骨組みがしっかりした曲というか、勢いで弾き抜くのはちっとムズい、きちんとした基礎力が必然となる。この曲はパリ音楽院でのコンクール用に作曲された曲で、本人の力量をきちんと評価できる曲で、確かに時代的に面白味に欠けるのかもしれませんが、ゆるぎない技量を感じますね。現代においてはピアノの発表会のトリを飾る曲のような気がします。華やかさ、腕のみせどころ、中間部の抒情的な旋律…若いときには目新しさに飛びついた人も、年を重ねると温故知新的味わいを楽しむようになりますよね。
2021.01.18
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秋が深まってきました、やはり芸術の秋を楽しみたいです。ロベルトシューマンのピアノ作品で[子供の情景]という作品集があります。こちらは子供用ピアノ作品と言うわけでなく、大人が見たこどものあれやこれやが美しいメロディーで綴られています。有名なのがトロイメライですが、こちらの意味は夢心地や短い夢という意味たそうです。ベッドでなく椅子でうたた寝するこどものイメージですね。20世紀最大のピアニストと評されるホロヴィッツの演奏をはじめて、吉祥寺のこんつぇるとでレコードで聴いたとき、結構衝撃を受けましたね。この曲は、ピアノを習って多少弾けるようになった頃、有名な曲弾けるようになって嬉しい😆なんて時代の思いでの曲のような気がします。したがってあまり突っ込んで弾いていない。芸術として完成させるとこうなるのかという驚きでした。当時もうおじいさんであったホロヴィッツが子供の純粋さを丁寧に表現している感じなのですよ。こういう譜面ヅラ楽勝、弾いたら苦戦って曲以外とあるんですよ。トロイメライ繋がりで、グルリットの子供音楽会という曲集のなかに何と[トロイメライ]って曲があるんです。楽譜はこんな感じ。シンプルで可愛らしい曲です。今のご時世、大人はもちろん子供も先が読めない状況に 忸怩しているのではないかな?どうか穏やかに夢の世界を楽しむことができますように!
2020.11.23
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ちょうど春先の自粛期間のころ、買い物+運動で、近所を歩いたものだが、段ボールの集積の日、多少ですが、キーボードが入っていたと思われる段ボールを見た。気にはなっていたが中々時間が取れずーという方々が始められたのかな?楽器屋さんが営業を始めてから、ボケ防止のために等と高齢化社会らしいポップとともに入り口に近いところにドーンと置いてあった。なるほどターゲットは大人世代ですな。キーボードで次に弾くべきところのキーが光ってナビゲートしてくれるという大昔は信じられない性能を開発したのはcasioさんだと思う、何と40年近い前だ。私が衝撃を受けたのが、ジャイアント馬場さんのyamahaのCMだ。1980年代の「ぼーくにも、ひーけーる!」たぶんテレビの画面を凝視したのだろうな。キーボードに関しては、興味があっても触れる機会が中々なく、あまり詳しくはないのだが、これを機会にyoutubeで検索してみたら、いやはやいやはやものすごい進化しているようです。冒頭のcasioのLK515のプレゼンです。以前、お年を召した生徒さんで、脳の手術のリハビリのためにお孫さんのキーボードを借りて練習しているという方がいらっしゃった。脳のリハビリ訓練はグーパーを1日1万回というもので、あまりの冗長さに気が遠くなっていたとき、娘さんにピアノはどうかというアイディアを出され、近所のピアノ教室であった我が家にいらしたのでありました。その様子を近くで見た限りでは、表情がとても柔らかくなったなあ、楽しそうだなあと心から思いました、1万回のグーパーよりいいよね?ミステリーの女王・アガサクリスティーの生んだ老嬢名探偵?ミスマープルが編み棒を動かしながら名推理を展開するパターンがありましたが、これも脳トレの一種だったのかな?
2020.11.02
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先日の事でした。レッスンに来ていた生徒さんが「先生が持っていた本で、コックさんの絵が描いてあって、お菓子の曲ばかりの本」うーん、これかな?湯山昭さんの「お菓子の世界」ですね。「やっぱりそうだ、キメツだ!!」は?もしかして今大変な話題のアレですか?鬼滅の刃の主人公の羽織のカラーですね、ま、似てるっていえば似てるかな。ビミョーですが。楽譜をレッスン室に持ってきたら、パラパラめくって、「鬼があったー!」と絶叫、見てみたら「鬼あられ」という曲でした。たしか、以前発表会の曲選びの時、候補曲数冊抱えて持ってきた曲集の1冊でしたが、なんなんだ、あの記憶力は?昨日おとといは覚えているがその前に食べたゴハンのメニューは思い出せない私は、アンビリーバブル!なのでした。たしかにこの格子模様は最近あらゆるところで目にしますものね。映画「鬼滅の刃」は、とんでもない人気で、すでにレジェンドの域だそうだ。アマプラで全て観たという生徒さんに話を聞いたことがあるが、首は飛ぶわ、血しぶきは広がるわのスプラッタ系なのだそうで、ビビりの私はもう無理、無理で一切作品には近づかないようにしていますが、やはり生徒さんのリクエストで「紅蓮華」は楽譜屋さんでさがしたことがあります。話を戻します、この曲集「お菓子の世界」は今から50年前くらいに発売されたロングセラー楽譜で、版を重ねて昨年150刷を超えたそうです、これって奇跡に近いことだそうだ。ちゃんと子供向けののテキストとしても機能し、なにしろ斬新、ワクワクする曲、しかも題材がお菓子とちゃんと子供の興味をくすぐっている。私がこの曲集を手にしたのが、ピアノ教師として仕事を始めたころでしたが、一応弾いてみて、冒頭の「チューインガム」にびっくりしたものです、「カッコいいー!」子どもが興味を持ったことに関しては、信じられないくらいの情熱を傾けるのは周知の事ですが、何とかコレ使えないだろうかと教えるということを生業とした方々は思っているのではないか、でも、難しい、おまけに「鬼滅の刃」はグロい、せいぜい言えることは「全・集・中して弾きましょうね!」かな?
2020.10.26
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先月の4連休で、NHKのFMでショパン三昧というオールショパンのプログラムをやっていた。ゲストにフォルテピアノの演奏者である川口成彦さんが出演されていて、お好きなショパンと言う質問に前奏曲集を挙げていた。川口さんによればこれは感情図鑑だそうです、24の曲それぞれにありとあらゆる感情が表現されているそうだ。おすすめはノンストップで聴くのがベストとの事。この曲集で1番有名なのは15番の雨だれですが、全体的に静かで中間部がやたら暗い、でも最後に希望を残すように終わっているーとの事、しかし次の16番は奈落の底に突き落とすような身もふたもない音楽、ショパンって恐ろしくシビアな人ではないか?とおっしゃっていました。これ、私も納得します。思えば祖国ポーランドは大変な目に遭い、ショパン自身も病身で、床に臥せる日も多々あり、ちょうどパトロンに当たる貴族階級は時代の節目に瀕し、晩年に近いころはお金の心配もしなくてはならなかった。とても「♪ケセラセラ、なるようになーるーわ」というような楽観主義者には到底なれなかったのではあるまいか。ところで、その16番、前奏曲集の中でも1,2を争う難易度です。これをまるで食後のルーティンのように軽やかに弾いてしまうユンディ・リの動画見つけました。これって、例えば100メートルを10秒台で走ることが出来る人限定みたいなハードル高い曲ですよお。昔「知ってるつもり」というテレビ番組で瀬戸内寂聴さんの特集の時のBGMがこれだった記憶があります。ピアニストのコルトーが前奏曲すべてにオリジナルでサブタイトルを付けたのですが、この曲は「混沌の奔流」でした。ちなみに15番雨だれは「死はすぐそこの影の中」でした、意外何せ感情図鑑ですので、様々なバラエティに富んだ曲があります。昔、大人の生徒さんに、短めでそれほど難しくなく、あまり有名じゃないカッコいい曲ーというお題に前奏曲集の9番と20番をお勧めしたことがあるのを思い出しました。9番はコルトーによると「予言の声」同じく20番は「「葬送」そんなこんなで、最近、脳トレの意味合いも込めて前奏曲集弾いています。若い時と違い、♪あんなことこんなことありました♪の思い出のアルバム状態になりますよ。
2020.10.05
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今朝、NHKの「あさイチ」を見たら、お箸特集でした、何でもコロナ禍で、マイ箸をバッグに入れて持って歩く人が増えたそうです。びっくりしたのは箸の持ち方の多様性!ざっと6種類はあるそうだ。箸の持ち方なんて1種類じゃないのーというのは昭和生まれの発想かもしれませんね。箸といえばピアノではチャップスティック、これは19世紀に英国で出来たというか採譜された曲だそうで、もともとはピアノを使ったお遊び曲のようです。動画:チャップスティックちょうどお箸2本を使ったように見える二本指のようにみえるからなのかもしれませんね。ピアノの練習ウンザリ!なんて言っている子は試してほしいな。最近手に入れた楽譜がある、楽しそう!と思いまして。ジャンルの違う曲を連弾で掛け合わせるのですね。チャップスティックは何とショパンの子犬のワルツとマッチングしていました。 動画:お箸と子犬のワルツ以前、全く違うジャンルの曲を一人で弾く人がいらっしゃいましたが、これは実際難しい。連弾だと楽ですし何よりも楽しそう、まだまだコロナ禍ですが、たまにはピアノでお遊びもいいんじゃないかな?
2020.09.14
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先々週の「らららクラシック」で、現代音楽家の渋谷慶一郎さんが出ていらして、音楽の未来に関して言及されていた、この手の話でもはや避けては通れないのがAI(人工知能)だと思います。ちょっと前に美空ひばりさんの微妙なAIを作り出したヤマハのチームが今は亡き天才ピアニストであるグレングールドの演奏をAIで再現し、彼のデータを入れ込んだ自動演奏ピアノをかつての友人たちを呼んで聴かせるという試みをしていた。結論:驚きを隠せず聴き入っていた。動画:ゴールドベルク変奏曲(グレングールド編)ところで、番組に一緒に出演していたオルタ3というロボットがいる。もう今のロボットは演奏者のクセや力量を正確に把握して忖度までするそうです。ロボットは伴奏から指揮から作曲までするのだそうですNTTドコモの話題の5GのCMにオルタ3が使われていたそうです。動画:G線上のアリア(オルタ3指揮編)ゴールドベルク・G線ー両方ともあの偉大なバッハ先生の作品ですね先生!事件ですよ!!しかしオルタ3とやら、もう少し見た目はなんとかならぬものか。これだと、バ〇モノにしか見えませんが
2020.08.03
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