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March 2, 2008
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カテゴリ: 教授の映画談義



しかし、おっそろしいですな、痴漢冤罪! 誤解だろうと何だろうと、駅の事務室か何かに連れて行かれ、警察を呼ばれたが最後、もうほとんど逃れる手だてもないまま裁判で「有罪」にされてしまうというのが、現在の司法システムというものらしいのですけど、映画を見ながら、もし万が一、自分がこういう騒ぎに巻き込まれたらどうしようという不安に苛まれ、映画を見ている間中、変な胸騒ぎがして、ドキドキしっぱなしでした。

昔、アメリカ映画に『危険な情事』というのがあって、世の殿方の胆を冷やしたことがありましたが、あれは浮気映画ですから、ひどい目に会う奴には確かに罪がある。しかし『それでもボクはやってない』の場合は、罪のない人間に罪がきせられる話ですからね。ある意味もっとコワイですよ。

それにしても、痴漢に間違えられた場合、あくまでも無罪を主張すると、それは警察・検察を敵に回す行為となり、裁判ではほぼ確実に有罪となる。よくて執行猶予、場合によっては実際に刑務所送り、というのですから、変な話です。一方、罪を認め、示談に持ち込めば、さほど苦労しなくて済むとはいえ、それだって随分癪な話ですし、多少なりとも経歴に汚点が残りますからね。

つまり、進むも地獄、退くも地獄。「この人、痴漢です!」と疑いをかけられた時点で、もうその人の社会的生命には終止符が打たれたようなもんなんですな。

でまた、無罪を主張すればするほどどんどん状況が厳しくなり、保釈が認められるまで留置所で他の犯罪者とまったく同じ扱い、つまり、無辜の人間としてはかなり屈辱的な扱いを甘んじて受けなければならないのですからねえ・・・。特にこの映画の前半は、逮捕された人間が受ける扱いをかなりリアルに描いているのですが、「逮捕されると、こうなるんだ!」というのがよく分かって、面白いやらコワイやら。

でもね~。満員電車に乗るなんてことは、少なくとも都市部に住んでいる人間にとっては毎日のことであって、それはつまり、男は毎日、痴漢冤罪に巻き込まれる可能性に身を晒しているということじゃないですか。ひゃ~!

ま、私は現在のところクルマ通勤の身ですから、その意味では痴漢に間違われる可能性は少ないですが、その私とて、たまには東京出張で混んだ電車に乗ることもありますからねえ。こんな映画見たら、もう怖くて電車になんか乗れませんよ。

とにかく、せめて冤罪被害を受けないための自衛手段として、多少とも混んだ電車に乗る時は両手で吊り革にしがみつき、周囲の人間に「この人ではない」と証言してもらえるように心がけないといけませんな。世の男性諸君、ご用心、ご用心!





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Last updated  March 2, 2008 07:19:23 PM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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