全2件 (2件中 1-2件目)
1
「ハムレット」 (AM 12:01) 蜷川幸雄さんが「ハムレット」を年末に演出する。2年ほど前だったか、新演出として、さいたま芸術劇場で「ハムレット」を上演している。新演出といってはいたが、たいした新しさは感じなかった。むしろ、昔の真田広之のハムレットで、「ハムレット」を上演する俳優たちを舞台にした演出作品の方が僕は好きだ。 今回の作品では藤原竜也、鈴木杏ら主要人物に若手を起用。「父親を亡くした若者たち」という視点での舞台にするという。いわれてみれば確かに、ハムレットも、オフィーリアも、レアティーズも、フォーティンブラスも父親を亡くしている。20ぐらいの若手を中心にした「ハムレット」。そして、新たな視点から演出される「ハムレット」。 楽しみな舞台だ。
2003.09.03
コメント(0)
「ゼロの神話」 (AM 12:03) 松本修さん主催のMODEによる舞台。MODEは昨年の現代日本戯曲再発見シリーズで初めて舞台を観たが、とても良かった。今回はそのVOL.2。時間が取れなくて、観劇を断念していたが、タプローズの中田さんから案内をいただたので、千秋楽の8月31日19:00の回を観た。 非常に面白い舞台であった。千葉大女医殺人事件をモチーフにした山崎哲さんの脚本「ゼロの神話」。繰り出される日常的なセリフが積み上げられていき、舞台の終局に向かって、その積み上げられてきた言葉が効果を出してくる。ひとつひとつでは意味がないが、それが堆積されてくると舞台上に独特の世界を築いている。 役者陣、石村実伽さん、中田春介さん、が熱演している。このMODEの現代日本戯曲再発見シリーズは今後も是非とも続けて欲しいと思う。
2003.09.01
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1