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「趣味の問題」 DVDにて鑑賞。”味見役”という奇妙な仕事で雇われた男。雇った男は、大企業のオーナー。男に課せられた仕事は、単なる味見役から、嗜好、感性までも雇い主との同化を求められるようになる。サイコサスペンスえいがとしては、まぁまぁでしょうかね。この映画を見て、バリ・ウッド原作、クローネンバーグ監督の「戦慄の絆」を思い出した。互いに不可分な存在である双子の兄弟。しかし、ひとりが結婚を考えたとき、兄弟の深く微妙な関係が狂気に向かって壊れていくというものだが、この「趣味の問題」では、一体感を築こうと狂気に向かっていく。(もちろん、クローネンバーグ作品の方が上出来だが) 料理の味見役の仕事をもっとじっくり描くべきだったと思う。この奇妙な仕事の先に狂気があるのだから。フレデリック・ドゥラモン(ベルナール・ジロドー)は、大企業のオーナーで仏経済界の実力者。すべてに洗練された趣味を持ち、大変な美食家である彼が、ある日、レストランで働く美青年ニコラ(ジャン=ピエール・ロリ)に出会う。料理を的確な言葉で表現する才能を持った彼を気に入ったフレデリックは、自分の試食係になるよう多額の報酬を提示する・・・・・・。原題 Une Affaire de Gout 製作年 2000年 製作国 フランス 配給 クレストインターナショナル 上映時間 90分 スタッフ監督 ベルナール・ラップ 製作 カトリーヌ・デュサール 脚本 ジル・トーラン 、 ベルナール・ラップ 原作 フィリップ・バラン 撮影 ジェラール・ドゥ・バティスタ 美術 フランソワ・コムテ 音楽 ジャン・フィリップ・グード 録音 ポール・レーヌ 編集 ジュリエット・ウェルフリング 衣裳/スタイリスト マルティーヌ・ラパン 字幕 寺尾次郎 キャストFrederic Delamont ベルナール・ジロドー Nicolas Riviere ジャン・ピエール・ロリ Beatrice フローレンス・トマシン
2011.01.30
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「タクシデルミア」 DVDにて鑑賞。ハンガリー映画。これが実に個性的な映画で、独特の映像美をもって綴られている。ただ、好みが分かれる内容の映画である。3代にわたる奇妙な男たちの年代記だが、物語自体に深みはなく、エピソードを繋いだだけのものとなっている。もちろん、3代の年代記を描こうとすれば長時間映画となってしまう。まぁ、妥協点でしょうなぁ。でも、この映像感覚、僕は割と好きです。ハンガリーに生きる家族の3世代の男たちの数奇な物語。当番兵だった祖父が上官の妻と不倫で生まれた大食いの子供。そんな彼が成長し、生まれた息子は剥製師となる。その剥製師の夢は、自らの体の剥製であった・・・・・・。 監督 パールフィ・ジョルジ 原作 パルティ・ナジ・ラヨシュ 脚本 ルットカイ・ジョーフィア 撮影 ポハールノク・ゲルゲイ 出演 ツェネ・チャバ/トローチャーニ・ゲルゲイ/マルク・ビシュショフ/コッパーニ・ゾルターン 製作年 2006年 製作国 ハンガリー 時間 92分
2011.01.29
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「Dr.パルナサスの鏡」 DVDにて鑑賞。ギリアムはもっと独創的な映像美を見せてくれる監督だったはずだ。撮影中にレジャーが死んだことが響いたのかどうかは判らないが、あるいは期待が大きすぎたのかもしれないが、観終わった後の満足感がない。悪魔との賭けにより不死の命を手に入れたパルナサス博士。その代償として、自分の娘を16歳の誕生日に悪魔に引き渡さねばならない。彼は自身の率いる、他人の想像の世界を垣間見る鏡の見世物を巡り、パーシーら古くからの仲間とともに興行を続けながら、何とか悪魔との賭けに勝利する手立てを画策していた。そんな折、博士はタロット占いの「吊られた男」のカードが示した、橋の上から吊るされた若者トニーを死から救う。助けられたトニーは商才を発揮して見世物を繁盛させ、博士の助けとなるが、悪魔との賭けのタイムリミットは目前に迫っていた…。 キャスト トニー ヒース・レジャー 鏡の向こうのトニー#1 ジョニー・デップ 鏡の向こうのトニー#2 ジュード・ロウ 鏡の向こうのトニー#3 コリン・ファレル パルナサス博士 クリストファー・プラマー Mr.ニック トム・ウェイツ ヴァレンティナ(パルナサスの娘) リリー・コール アントン アンドリュー・ガーフィールド パーシー ヴァーン・J・トロイヤー Dr.パルナサスの鏡 The Imaginarium of Doctor Parnassus 監督 テリー・ギリアム 製作総指揮 ディヴ・ヴァロウヴィクター・ハディダ 製作 ウィリアム・ヴィンスエイミー・ギリアムサミュエル・ハディダテリー・ギリアム 脚本 テリー・ギリアムチャールズ・マッケオン 音楽 マイケル・ダナジェフ・ダナ 撮影 ニコラ・ペコリーニ 編集 ミック・オーズリー 配給 ライオンズゲート ショウゲート 公開 2009年10月16日 2010年1月23日 上映時間 124分 製作国 イギリス カナダ 言語 英語
2011.01.24
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「気狂いピエロ」 DVDにて鑑賞。ゴダールである。その作風を長らく保っている唯一の作家である。セリフと映像からゴダール作品は作られている。映画だから、当たり前だと思われるかも知れないがそれが違うのだ。絵になる映像。詩となり音楽となりリズムとなるセリフ。セリフと映像は映画を作る素材であり、素材の使い方が素晴らしいのだ。「気狂いピエロ」、読みは「きちがい」が正しいようだが、差別用語となることから「きぐるい」と日本のメディアでは読まれることが多いようだ。古い映画だが、映画ファンなら好みは別としてゴダール作品は見るべきだろう。気狂いピエロPierrot Le Fou 監督 ジャン=リュック・ゴダール 製作 ジョルジュ・ド・ボールガール 脚本 ジャン=リュック・ゴダール 出演者 アンナ・カリーナジャン=ポール・ベルモンド 音楽 アントワーヌ・デュアメル 撮影 ラウール・クタール 編集 フランソワーズ・コラン 公開 1965年11月 上映時間 110分 製作国 フランス、イタリア 言語 フランス語
2011.01.22
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「ミッション・トゥ・マーズ」 DVDにて鑑賞。「アンタッチャブル」以降、デ・パルマの作品で面白いものってあるんだろうか? 才能のある監督だとは思うが、なんか物足りない作品が多い。これもそう。キューブリックの「2001」を意識したんでしょうかね、もちろん、遠くおよびませんが。ミッション・トゥ・マーズ Mission to Mars 監督 ブライアン・デ・パルマ 製作総指揮 サム・マーサー 製作 トム・ジェイコブソン 脚本 グラハム・ヨストジム・トーマスジョン・トーマス 出演者 ゲイリー・シニーズティム・ロビンス 音楽 エンニオ・モリコーネ 撮影 ピーター・シャシスキー 編集 ポール・ハーシュ 配給 ブエナビスタ 公開 2000年3月10日 上映時間 114分 製作国 アメリカ合衆国 言語 英語
2011.01.20
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「屋根裏の散歩者」(完全版) DVDにて鑑賞。監督: 実相寺昭雄出演: 三上博史, 宮崎ますみ, 加賀恵子, 六平直政, 嶋田久作少し期待が大きすぎましたねえ。実相寺監督はもっと切れのある作品を作る監督のはず。好みの問題と言われればそれまでだが、個性も、凄みも、見応えも感じないのだ。
2011.01.16
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「シルク」 DVDにて鑑賞。見どころが何もない、退屈な作品。しかしこれは酷いなぁ。シルク Silk 監督 フランソワ・ジラール 脚本 フランソワ・ジラールマイケル・ゴーディング 出演者 マイケル・ピットキーラ・ナイトレイアルフレッド・モリーナ役所広司芦名星中谷美紀國村隼本郷奏多 音楽 坂本龍一 撮影監督 アレイン・ドスティ 編集 ピア・ディ・チアウラ 公開 2007年上映時間 112分 製作国 カナダ フランス イタリア イングランド 日本 言語 英語日本語 製作費 30億円
2011.01.15
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「運命のボタン」 リチャード・マシスン著 早川書房読了。キャメロン・ディアス主演で映画化された表題作をはじめ、マシスンの短編小説を収録。マシスンといえば、アメリカ代表するストーリーテラー。「地獄の家」と「ある日どこかで」を読めば、その実力が判ると思う。片や、ホラーの傑作、片や(ラヴ)ファンタジーの傑作、である。収録された作品は、実に多様で、さまざまな内容の短編小説で楽しめる。個人的には「小犬」という作品が、これがかわいい内容なのだけれど、怖くて好きだ。
2011.01.14
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「仮面の男」 DVDにて鑑賞。趣味でもないし、観るつもりはなかったのだけれど、フィギュアスケートのヤグディンがこの「仮面の男」の音楽で金メダルを取ったときの演技を観たのをきっかけに鑑賞。もちろん、ヤグディンの演技の方がはるかに勝るのだが。まぁ、映画はこんなもんでしょう。ディカプリオのファンなら別かもしれないが、特に観るべきところもないような感じ。「ベストハウス123」で、荒川静子さんが選ぶフィギュアの名演技という特集が以前にあった。その荒川さんが選んだベスト1が、ヤグディンのオリンピックでの演技で、これは必見ですぞ!最大のライバル・プルシェンコがミスにより後退。ミスさえしなければ金メダルという時に、守りに入らず、最高難度の演技で挑んだヤグディンに荒川さんは感動して、ベスト1に選んだのだ。映画は見ずとも、ヤグディンは見るべし。
2011.01.11
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「ミレニアム2」 静岡シネギャラリー 16:10-の回、鑑賞。「ミレニアム3」 静岡シネギャラリー 18:45-の回、鑑賞。「ミレニアム」シリーズもこれで完結。非常に良くできた映画だ。サブタイトル(「火と戯れる女」など)はどうも創作のようで、スウェーデン語の映画タイトルを読めるわけではないが、これは違うんじゃないのか?と思っていたのだが、公開作に付けられた邦題のサブタイトルはスウェーデンのオリジナル版のものではないようだ。かといって、日本オリジナルという訳でもなく、英文ペーパーバックのサブタイトルは日本語版と同じである。ま、それはおいといて映画である。実際、良くできている。1~3まで、観て損のないものである。ただし、1は、大富豪の少女失踪事件と、主人公ふたりの出会い。2と3は、リスベットの物語となっていて、1のように謎の事件をふたりが追うものと思っている人は肩すかしを食うことになる。ただ、原作である小説の作者は5部作を予定していたとのことで、4,5話でどのような展開を予定していたのか非常に興味深いのだが、作者の死によりこれを知ることは不可能だ・・・・・残念! 映画HP
2011.01.09
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「女中たち バルコン」 ジャン・ジュネ作 岩波文庫読了。「女中たち」の舞台はだいぶ前に観た。確か鐘下さんの演出だったと思う。この「女中たち」は面白い作品だとは思うが、初見の人間には判りにくい舞台でもあった。舞台は女中姉妹が、奥様と女中に扮して演戯をしているところからいきなり始まる。その”ごっこ”であることがわからないと、苦痛の舞台となる。しかし、今後、上演されることも少なくなるのではないだろうか?と思う。
2011.01.08
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「P2」 DVDにて鑑賞。アレクサンドル・アジャの監督作品だと思って観たのだが、脚本を書いたものだった。しかし、この手の低予算B級作品(死語?)としては意外と良くできている。クリスマス・イブに仕事に追われる女性。残業を終え、ビルを最後に出ることになる。地下2階を示す“P2“の駐車場に向かうが、車のエンジンがかからない。彼女はビルの中に閉じ込められてしまう。彼女は監禁されたのだった。
2011.01.07
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姪っ子が唄っていた歌で知ったのだが、NHK教育の5分間の番組が面白い。0655と2355で、am6:55とpm11:55からの5分間の番組である。0655のおはようソングが面白く、11月、12月の歌である「2度寝注意報発令中」は傑作! 一部だけれど、紹介すると下のような歌詞の歌。「かえって おいでよと 毛布に呼ばれる・・・・」心に染みますなぁ~、ホント。二度寝 二度寝すてきな 二度寝二度寝 二度寝きけんな 二度寝二度寝注意報 発令中~ふかふか ふとんへこんだ まくらかえって おいでと毛布に よばれるあと もう5分ほんの 一瞬だけもぐってみればうっとり 天国
2011.01.06
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1月4日の日経新聞に、うさぎの専門医である斉藤久美子先生が開業に至った経緯を書かれていた。マンションで飼われる方が増え、病院にもペットである兎の診療依頼が来るようになったが、兎については臨床データがなく断っていたところ、海外のうさぎの医学書の翻訳きっかけに(業界では異例のヒット本となった)、専門病院を開業。当初は、快挙とも暴挙とも言われたようだ。1日平均50羽を診るというから、都内とはいえ、うさぎをペットにするひとも多いのだろう。うさぎをペットにというと、最近ドラマ化もされた、マンガ「闇金 ウシジマくん」が頭に浮かぶ。闇金の経営者でありながら、マンションに沢山のうさぎを飼っている。僕の家も僕がガキの頃に妹が兎を飼っていた。7~8年生きたでしょうかね?いま思えば可哀そうなぐらい小さな小屋に飼っていたけれど、室内犬のようにあるていど自由に飼えば、うさぎも人になつくんでしょうかね?
2011.01.05
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「デスルーム」 DVDにて鑑賞。映画会社のスタジオをツアー客が見学する。そのスタジオの片隅に、ホラー映画「ヒステリア」のセットがあることを知った見学者らは、ガイドを無理強いて、セット内に立ち入る。そのセット内のある一室に閉じ込められてしまう。映画「ヒステリア」では、登場人物たち各々の恐怖体験を語るのだが、見学者たちも映画と同じように自身の恐怖体験を語り始めるのだが・・・・・・。ひどい映画です。よくまぁ、ここまで粗悪な映画を作ったものです。見学者たちの恐怖体験を、オムニバスで別々の監督が描いた作品。アイデアはいいと思うのですがね、しかしこれは、ホント、ひどい映画でした。
2011.01.04
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「検死審問」 パーシヴァル・ワイルド著 創元推理文庫読了。ミステリーファンには、古典作品の傑作として知られているようだ。女性作家の誕生日を祝うパーティーで殺人事件が起こる。この小説は前編が、この事件の裁判(検死審問)記録から構成されている。古さは否めないが、内容、構成ともに面白い作品であると思う。
2011.01.03
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「ディア・ハンター」 DVDにて鑑賞。鑑賞リストに載せながら長らく見ていませんでした。今回が、初見。あまりに有名な、後半のロシアンルーレット。その残酷性、異常性、そして緊迫感。若き日のデ・ニ―ロ、ウォーケン、ストリープにびっくり。個人的にはウォーケンが特にいいと思いました。脚本、映像、俳優、とてもいい作品です。70年代アメリカ映画最後の傑作といっていいのでは。ディア・ハンター The Deer Hunter 監督 マイケル・チミノ 製作 マイケル・チミノバリー・スパイキングスマイケル・ディーリージョン・リヴェラル 脚本 デリック・ウォッシュバーン 出演者 ロバート・デ・ニーロクリストファー・ウォーケンジョン・カザールジョン・サヴェージメリル・ストリープ 音楽 スタンリー・マイヤーズ 撮影 ヴィルモス・スィグモンド 編集 ピーター・ツィンナー 配給 ユニバーサル映画 ユナイテッド・アーティスツ 公開 1978年12月8日 日本1979年3月17日 上映時間 183分 製作国 アメリカ合衆国 言語 英語ロシア語ベトナム語フランス語 製作費 1500万$[1] 興行収入 $48,979,328[1]
2011.01.02
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あけましておめでとうございます。今年高校を卒業する姪っ子から、年賀状代わりのデコメ。女の子ですなぁ。妹夫婦と三人の子供が遊びに来て、元旦からとてもにぎやかです。今年は、”読書”に力を入れたいと思います。
2011.01.01
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