笑ったり怒ったり・・・

笑ったり怒ったり・・・

2020年11月24日
XML
カテゴリ: 文楽
2020年11月23日(月・祝)


勤労感謝の日、祝日です。
先週金曜日に持ち帰ったメッセンジャー用の寝袋を、作製します。

去年8枚縫いまして、先週1枚縫いましたのでこれで10枚目。
手順もすっかり頭の中に入っています。
8時半ごろから昼食をとらずに13時半まで、ちょうど5時間でできました。
その後は、去年エクセルで作成した「寝袋作成手順」といレシピを補足したり改訂したりしました。

その間に、古典芸能の番組を2つ観ました。

先日亡くなられた坂田藤十郎さんの、特集。


そして追求したのは、近松門左衛門の歌舞伎。
近松門左衛門は文楽の芝居をたくさん書いていますが、初代坂田藤十郎が活躍していた時だけ歌舞伎の台本を書いているんですって。
初代のためにだけ書いて、初代が死んだらまた文楽の世界に戻ってしまい歌舞伎の台本はそれ以降書いていないんだそうです。

初代坂田藤十郎と近松門左衛門との共作である歌舞伎は、とってもセリフがむつかしくって今ではそのままのセリフで演じられることがないんだそうです。
その違いを、4代目坂田藤十郎が作った「近松座」で演じた場面と、他の役者さんが演じている場面を比較して見せてくれました。

これが同じ場面なのに、場面の流れから伝えることは変わらないのに、セリフが全く異なるのです。

近松門左衛門はもともと文楽の作家、浄瑠璃に合わせての語りはとっても言い回しが独特でむつかしいのですが、浄瑠璃語りは台本を見ながら三味線に合わせて語ります。
それを歌舞伎は台本なしで演技をしながら言うのですから、もう役者泣かせらしいのです。
中には、8ページものセリフを演技しながら言わなければならない場面もあるんだそうです。

今から14年ほど前に作られた「坂田藤十郎さん特集」を中心に、藤十郎さんの息子さんとその当時のNHKアナウンサーを迎えてのふり返り番組でしたが、4代目坂田藤十郎の歌舞伎にかける思いと気さくな人柄を知りました。

もう一つの番組は、岐阜県中津川市にある100年以上も昔に作られ、地元の人々が大切に保存している芝居小屋での中村七之助さんの公演。

あでやかな娘姿のお染。
水も滴るいい男の久松。
それに久松を追ってくる男。
二人を救わんとする粋な姿の女性(役名を忘れました)。

この4役を、クルリクルリと舞台上での早変わりを、まだお若い七之助さんが演じます。

久松に変わった!!
またお染だ!!!

などと、ミシンを動かしながら釘付けになって観ていました。
縫い目が多少曲がったのは、お許しあれ!!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年06月16日 06時18分56秒
コメント(11) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

naomin0203

naomin0203

カレンダー

お気に入りブログ

新しいもの ??? 見… New! ふろう閑人さん

ヒイラギの剪定、白… New! kororin912さん

三ツ石山の紅葉はま… New! ちゃげきさん

今日の昼食♪アメリカ… New! すえドンさん

10月 New! フクジュソウ2748さん

コメント新着

ふろう閑人 @ Re:1WEEK京都。(09/30) New! 京都紀行楽しみにお待ちします。 本当に精…
さえママ1107 @ Re:1WEEK京都。(09/30) New! naominさんこんにちは! いつもありがとう…
いしけい5915 @ Re:1WEEK京都。(09/30) New! 私のブログにコメントありがとうございま…
じゅん8008 @ Re:1WEEK京都。(09/30) New! 楽しみな京都の旅ですね 今回は滋賀まで…
kororin912 @ Re:1WEEK京都。(09/30) New! おっ、京都レポートが始まるんですね。楽…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: