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2005年2月9日(水)、前回の技能試験からほぼ3週間が経過して、いよいよ第2回目の技能試験日です。午後に試験場に到着し、受付手続きをするとまたもや受験番号7番でした。 待合室で待つ内に試験官がやって来ました。今日も受験者は総勢8名で、2台のバスで試験を行います。簡単な注意事項があり、試験車両は9mサイズ、縦列駐車が試験課題とのこと。前回は方向変換だったので初めての縦列です。試験官の先導で発着場に降りて行きます。まずは5・6番の人達がバスに乗り込み、僕と8番の人はしばし待ちます。「今日は寒いから、順番が来るまで向こうの扉の内側で待っていて下さい。」と優しいお言葉。8番の人とそちらへ向かい、お互いどちらともなく「いやあ、緊張しますね。」等と会話を交わします。 余談ですが試験車両には9mサイズと11mサイズの2種類あります。下記URLに写真があるのでよろしかったらご覧下さい。ちなみに現在はほぼ9割以上の確率で、11mサイズが使用されています。 http://fuji.littlestar.jp/licence/juken/ogata2/ogata2index.html この8番の人には見覚えがあります。戸塚自動車学校で路上教習を受けた時に、見学で同乗していた人です。この人も今日が2回目の受験で、前回路上に出るには出られたけれども、試験場の周りを1周して終わったそうです。つまりその時点で減点超過になってしまったんですね。 ここで一人の救世主が登場します。僕らの待っている所のすぐ近くにおじさんがいました。何でも仕事の関係で会社の人の受験に付き添いで来ているとのこと。後方車体間隔がどうも苦手だ、という話をしたら、「実は裏技があって、縦列駐車で下がっていく時に、障害物ポールの上の部分に黒いゴムがあるんだけれども、これが後ろの窓から見えなくなるところで停車すれば、ほぼ間違いなく50センチ以内だよ。」とのこと。へーえ、そうなんだ。今日の試験課題はその苦手な縦列なので、早速試してみよう、と心に決めました。ちなみに障害物ポールの上部ゴムについては、下記URLを参照してみて下さい。一番上の写真がそうです。 http://fuji.littlestar.jp/licence/references/point1/point1index.html そうこうしている内に5番の人の運転が終わり、僕は見学者として同乗します。今日は寒いから、ということで運転を終えた5番の人も見学者として同乗します。そしていよいよ僕の番です。8番の人も見学者として同乗するので、このバスの受験者全員が同乗することになりました。いやあ、緊張します。 まず試験官に受験番号、氏名、生年月日を申告し、運転免許証を手渡して運転席に着席します。シートとミラーの調整をしたらシートベルトを装着。サイドブレーキを確認し、クラッチペダルを踏み込みギアをニュートラルに。メインスイッチを入れてエンジンキーを回してエンジン始動。「準備が出来たらスタートして下さい。」との試験官の指示でいよいよ試験開始です。 まずは試験コース中央の大通りを直進し、中央付近を過ぎた先にある坂道で停車して坂道発進。ところが最初は半クラッチの調和が上手くいかず、少し逆行。慌ててブレーキを踏み、もう一度やり直し。今度は上手くいったのですが、坂の頂点付近で「サイドが下がりきっていないよ。」との試験官のお言葉。なるほど、運転席パネルをよく見れば、確かにブレーキ警告ランプが点いています。バスの場合シート座面は高く車体床面は低い為、かなり体を傾けてレバーを戻さないと、サイドブレーキが残ってしまうのです。 またもやギクシャクし出したな、と思う間もなく坂を降りきったら左折し、車体を真っ直ぐにする間もなくまた左折、更に左に曲がって次の課題の鋭角に進入。今日は左折進入の鋭角です。ギアを2速に落とし、半クラ状態でゆっくり進みます。しかしこの試験場の左折鋭角は、教習所のコースと違い前述のとおりちょこまか左折を繰り返して入っていくためハンドルを切っては戻しの繰り返しで操作がせわしなく、ゆとりが全くありません。何とかクリアーして出ましたが、どうもぎこちなさばかりが気になります。 鋭角を出て左に直進して、突き当たりを左折して次の交差点を左折すると、いよいよ苦手の縦列駐車です。所定の位置に停車し、教習所で練習したとおりに下がっていきます。なお縦列の操作の基本は、乗用車と殆ど変わりません。車庫内に車体が入り、左側を縁石ギリギリまで寄せて、右ミラーがはみ出していないのを確認し、車体を直進状態のすれば、いよいよ最難関の後方車体間隔です。上体を振り返って窓越しに後ろを見ると、なるほど、さっきおじさんが言ったとおり、障害物ポール上部のゴムが見えます。バックすると段々上方に消えていきます。完全にゴムが見えなくなったところで止まり、ギアをニュートラルにしてサイドブレーキを引き、「入りました。」と試験官に申告します。試験官は左窓から顔を出して後方を振り返り、また縁石との位置関係を確認しています。数秒間確認すると窓を閉めて、「はい、じゃあ出てこの先の5番を右に曲がって発着所5番に着けて下さい。」とのこと。やった!ついにやりました!苦手の後方車体間隔をクリアー出来たのです!あのおじさんは、僕にとってはまさに救世主です!!! ちなみにもし50センチ以内につけられない場合はやり直しを命じられます。この時のやり直しは、切り返し回数としてカウントされます。1回の切り返しは問題ありませんが、2回目以降は減点対象です。3回を超える切り返しは試験中止です。 無事に発着場に戻り、8番の人と運転を交代します。この人は非常にスムーズな運転で、問題なく課題走行を終えました。全員の場内試験が終わり、試験官から「では6番の方と8番の方は路上試験を行います。5番と7番の方は残念ながら場内失格となりましたので、書類返却手続きをしますので受付窓口まで来てください。」とのこと。残念ながら今回も路上には出られませんでした。バスを降りるときに8番の人に「頑張ってください。」と声をかけてお別れです。 受付窓口に向かう途中、5番の人とも会話を交わしました。この人にも見覚えがあり、戸塚自動車学校で何度か見かけています。今日が初めての受験で、縦列駐車で失敗したとのこと。彼曰く僕の運転を評して、「どこかいけないところありましたかね?」「多分鋭角が問題だったんじゃないかと。それと坂道もちょっとまずかったもんで。」「それにしても、8番の人は運転うまかったですね。」「本当そうですね。」 実はこういったやり取りも試験場受験の楽しさのひとつです。これがもし入試だったりしたら、入学定員がある為、受験者同士はライバルです。相手を蹴落としてでも合格する必要がありますが、運転免許技能試験は違います。仮に受験者が1人だけだとしても、合格点に達しなければ合格できません。逆に100人受験して、全員が合格点ならば、100人全員合格するのです。つまり運転免許試験の受験者同士はライバルというよりは、免許取得という同じ目標に向かって努力する、いわば仲間同士といった感じです。目指すところは同じなので、会話も自然とはずみます。 受付窓口で書類を返却してもらうと、次回試験指定日は6日後の15日(火)です。ちょうど会社も休みなので、変更せずこの日程で受験することにします。試験官は5番の人に縦列駐車についていろいろと解説しています。僕に対しては顔を見て一言「鋭角、あれは危ないよ。」だけでした。やはり鋭角が問題だったのです。本当はどこが問題か詳しく聞きたかったのですが、試験官も路上試験を控えて忙しそうだったので、聞くに聞けませんでした。最後に「2人共ひっかかったポイント以外は問題なく上手いから、次の試験は頑張ってください。」と励ましの言葉をもらいます。5番の人と、「お互いまた頑張りましょう!」「お疲れさまでした!」と挨拶してお別れします。 2回目の技能試験も場内失格でしたが、自分としては大変な満足感に浸っていました。それは、絶対に無理だ、と思っていた縦列駐車と後方車体間隔を、切り返しを全くすることなくクリア出来たからです。これは今後の試験に向けて大きな自信となりました。失敗した鋭角は、教習所での練習では問題なく出来ていたのだから、落ち着いてやれば多分大丈夫でしょう。1回目の試験を終えたときは不安感ばかりでしたが、今日は一筋の明かりが見えてきました。 試験場を出て二俣川駅に歩いていく途中、先ほどのバスが路上試験に出ていくのとすれ違いました。”2人共頑張れ!”と心の中で叫びながらバスを見送りました。ちなみにこの時の試験官には、その後けん引一種2回目と、けん引二種5回目の試験でもお世話になり、けん引二種では合格を果たせました。
2006.01.31
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ちょうど1年前、大型二種免許取得を目指して、練習専門の戸塚自動車学校に通っていた時のことです。ここではバスの路上教習も行っており、更にそのバスに同乗して見学が出来るのです。試験場の全路上コースを走行して、指導員のアドバイスを聞けるので、なかなか有効です。その時運転していた人は、周囲の流れに乗ろうとするあまり、度々速度超過になっていました。指導員「今何キロ出ていますか?」教習生「あれ、ここ制限何キロですか?」指導員「40キロですよ!」教習生「そんなの書いてありましたっけ?」指導員「交差点を曲がった時、標識もペイントもありましたよ。」こんな会話を度々交わしています。最後の講評での指導員のひとこと。「それからスピード違反!ちゃんと標識とメーターを確認して走行して下さい。交差点で曲がったり、制限速度が変わる所には、必ず標識や路面にペイントしてあります。いいですか?試験場の試験官は、全員お巡りさんですからね。ということは、”こいつはスピード違反をしているけれども、運転はまあまあ上手いから、取り敢えず免許やっておこう”なんてことは、まかり間違っても有り得ませんからね!!!」そりゃそのとおりでしょうね・・・
2006.01.30
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久しぶりの過去ネタです。当時友人宛に出したメールに、加筆修正したものです。2005年1月20日(木)午後、ついに試験場にやって来ました。人生最初の試験場での技能試験です。努めて平静に、と思っていましたが、時間になり「大型二種を受験される方、お集まり下さい。」と試験官が登場すると、もうダメです。制服姿の試験官を見ただけで頭が真っ白です。 まず試験の進め方、採点方法等について説明があります。説明が終わると試験官の先導で発着場に向かいます。 今日の受験者は総勢8名で、1~4と5~8に分かれて2台のバスで試験をします。番号順に受験し、受験者の次の番号の人が同乗する、という方法です。まず5番の人が運転し、6番が同乗、7番の私と8番の人は、しばし発着所で待ちます。 5番の人が終了し、試験官に呼ばれ7番の私が乗車し、6番の人の運転を見学します。なかなか上手な運転で、所内の課題を問題なくこなし、試験官から「所内をクリアーしましたので路上試験を行います。」とのこと。 いよいよ私の番です。ミラー、シートの調整をしてエンジン点火。「準備が出来たらスタートして下さい。」との指示に従い発車。まず外周に入って時計回りに進みます。長い直線区間があるので、課題速度の40キロまでシフトアップしながら加速します。外周を半周したところで「右に曲がって坂の中腹に止めてすぐ発進して下さい。」との指示。第1の課題は坂道発進です。アクセルとクラッチを調和させてサイドブレーキを緩めて無事発進。坂を下りると左に2回曲がり、「23番を右折して鋭角通過。」との指示。右から入る鋭角です。これも問題なく無事通過。 ここまでは全く問題なかったのですが、ここからおかしくなり始めます。「外周を進んで黒の9番を右折して方向変換。」との指示。ところがその手前に赤文字の9番という角もあったのです。あれ、ここで曲がるんだっけ、と迷いが生じ、スピードが緩むと、「もっと元気出していきましょう!」との試験官の指示。そう黒文字の9番はまだ先なので、この直線区間で課題速度40キロを出す必要があるのです。 慌てて加速すると、右折場所の黒文字9番は目の前です。減速してギアを3速に落として右折しますが、何とも狭く感じます。そう感じたのはコースに全然慣れていないからで、1ヶ月後に同じ所を見たときは、特段狭いとは思いませんでした。でもこの時は違います。方向変換の為に車体を立て直す必要があるのですが、うまくいきません。方向変換場所を過ぎて車体に角度を付けて、左にハンドルを切りながらバックし始めますが、どうも練習どおりにはいきません。全然進まないな、と思っていたら「タイヤが当たっているの分かりません?」と試験官がボソッと一言。こりゃダメだと思い、もう一度車体を前に完全に出して、最初からやり直します。今度はいい具合です。右側に適度な幅も空けられ、右折にも支障ありません。車体を真っ直ぐにしてどんどん下がります。この辺だ、と思ったところで停車しギアをニュートラルにしてサイドブレーキを引き、「入りました。」と試験官に申告します。すると試験官がニヤッと笑いながら「ちょっと降りて後ろを見てきてごらん。」と言います。うん、これは嫌な予感。言われたとおり降りて見てみると、ありゃりゃ、バンパーが障害物ポールに当たって可動式ポールが傾いています。「どうだったい?」「完全に当たっていました。」「そうだろう、これは下がりすぎだね。さあ、気を取り直して右に曲がって出ましょう。」指示に従い右に曲がって発着場に戻ります。「残念ですが、今日は路上には出られません。」分かっています。そりゃそうでしょうとも。 何でこんなに下がりすぎたのか?それは試験課題に「後方車体感覚」というものがあるのです。縦列や方向変換で下がったときに、車体後部を後ろのポールから50センチ以内に停車しなければならないのです。これが結構難しいのです。お手元にメジャーでもあれば、50センチの長さを確認してみて下さい。以外と短いでしょう。試験車両は全長9mあります(この当時は)。9m先の所で50センチ以内、となると至難の業です。しかもバックですから、上体をひねった状態で見なければなりません。この基礎能力があるかどうかを測るのが、私がよくひっかかる深視力検査の狙いなのです。ただでさえ深視力が弱い私にとっては大変なのです。50センチ以内に詰めようとして、下がり過ぎてしまいました。 本日の試験はこれで終了ですが、「良かったら乗って行けば?」との試験官の勧めで、路上試験を見学することになりました。今日路上に出れたのは、4人の内2人でした。2人に話を聞いてみると、いずれも4回目位の受験とのこと。試験場から出るのがAコース、ルートを変えて戻ってくるのはBコースです。Bコースの人は、駐車車両を避けようとした時に、後方から来たトラックに15センチ位まで接近して、危険行為をとられた様です。Aコースの人の運転はほぼ完璧に思えました。しかしながら結果は不合格でした。 あれだけきちんとした運転でも不合格なのか!?何だか不安になってきました。あれだけの運転でも合格出来ないとは、自分は何か凄い大それたことに首を突っ込んでしまったのではないか?本当に大丈夫なのだろうか?とんでもないことに取り組んでいるんじゃないのか?そんな気持ちばかりが頭を駆け巡ります。 最後に窓口で申請書を返却してもらいます。次回指定日は1月24日(月)ですが、出勤日で来れないので変更してもらうと、あれやこれやで2月9日(水)になりました。ちょっと間隔が空いてしまいました。「練習してるんでしょう?方向変換以外は特段問題ないから。頑張ってね。」と試験官に励まされて試験を場を後にしました。 第1回目の技能試験はボロボロでした。こんなんで本当に大丈夫なのでしょうか?この時点では、今後どうなるのか、全く見通しがたちませんでした。
2006.01.29
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けん引免許挑戦記、あらため大特免許挑戦記となりました。その第一回目です。1月27日(金)午前の技能試験に合格し、午後1時20分頃に新しい免許証を手にすることが出来ました。午後の受験申請は1時から1時半まで、まだ残り10分あります。この日は午前中に合格出来た時の為に、あらかじめ写真を用意してきました。写真さえあれば、10分もあれば申請は余裕です。なにしろ渋滞に巻き込まれたけん引一種申請の時は、残り時間1分で申請を済ませた実績がありますので。まずは申請書受付で手にしたばかりの免許証を差し出し、受験申請用紙を用意してもらいます。必要事項を記入して、受験手数料3,300円の証紙を貼り、写真を貼り、受付Dの窓口に並びます。私の書類が受理された時点で1時半、午後の受験申請締め切り時間となりました。これ以上人が並ばない(並べない)様に、表の窓口は全て締め切り、カーテンを引きますが、既に並んでいた人達は、裏に回るように指示されます。この時点で10人程度の人がいます。どんどん名前が呼ばれていき、結局私が呼ばれたのは最後でした。どうもこの日はラストに縁があります。左目、右目、両目の順で視力検査が行われ、「はい、合格です。3時から3時半の間に放送で案内しますから、それまでお待ち下さい。」と案内されて適性検査終了。大特一種は苦手な深視力検査がなくて大助かりです。技能試験待合室でコースを眺めたり、持参した本を読んだりしている内、3時15分頃に放送が入りました。用紙を受け取ると、一週間後の2月3日午前が指定されました。受験要領等は分かっているので、説明はパスして終了。この日は県内の公立高校の前期試験の為、休みとなった高校生達が原付免許受験に訪れていて、一種異様な雰囲気でした。午前の発表の時は、大勢の高校生達がひしめき、電光掲示板で発表されるともの凄いどよめきと拍手の音が響き渡り、一体ここはどこなんだ?今日は20歳以上立ち入り禁止か?と思ってしまいました。午前の試験官の話では、前日は約800人、この日は約400人の原付受験者が来たそうです。さあ、いよいよ大特免許への挑戦が始まりました。といっても、頼みの綱の戸塚自動車学校では、大特の教習はやっていません。非常に不安ですが、練習なしで挑むしかありません。でもそんな人の為に、こんなホームページがあるのです。これを参考にして、試験に挑みたいと思います。http://menkyo.biz.client.jp/
2006.01.28
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1月27日(金)、5度目の挑戦の日がやって来ました。今日は気合いが入っています。「何が何でも合格してやる!」という強い意気込み・・・ではありません。朝6時55分発のバスに乗るため、寝坊せずに出かけよう!という意気込みです。おや珍しい、マイカーではないんだ、と思われた方もいるかもしれません。実はけん引一種申請日に、同じ位の時間にマイカーで行ったことがあるのです。多少混んでいる所もありましたが、試験場最寄り駅一つ手前の「三ツ境駅」までは順調でした。この付近の通過時刻が8時位。どんなに混んでも、通常15分もあれば到着出来ます。申請受付は朝8時半から9時までです。「よし、楽勝!」と思いました。実際に試験場に着いたのは、8時55分過ぎでした。そう、ほぼ1時間かかったのです。いくら交通費が惜しいといっても、1時間も余分にかかるのは御免です。電車バスと乗り継ぎ、試験場には8時少し過ぎに到着しました。今日は指定日ではなくキャンセル待ちでの受験なので、まずはキャンセル待ち名簿に記名します。けん引は誰もいませんでした。指定日の人の受付がまず始まり、8時35分過ぎ、「本日キャンセル待ちの方、全員乗車出来ます。」とのこと、まずは一安心です。受付を済ませると、右バック方向変換の2号コースで、受験番号は6番でした。9時過ぎに試験官がやって来ました。けん引一種2回目と、大型二種2回目の時に当たった方です。今日は大特4名、けん引6名、私は一番最後です。今日の大特はちょっと変わったパターンで、この4名の方達は「団体受験」という制度の方々です。神奈川県の大特試験の場合、一般受験とは別に、企業等の団体で受験出来る制度があるらしいです。この場合、試験車両も一般受験の後輪操舵式に対して、団体受験では中折れ式の試験車両が使用されます。上から見ていると、一般受験の試験車に比べてサイズも大きく、エンジン音も大きくて、「モンスター」とでも呼びたくなる感じでした。10時頃からけん引の試験が始まり、私は最後なので、ギリギリまで待合室で眺めることにしました。1番の人は方向変換失敗、2番完走、3番方向変換失敗、4番完走。ここで発着場に降ります。5番の人も完走して、ついに私の番です。10時50分頃でしたでしょうか。今日はお気に入りの1号車です。車に乗り込み、試験官に受験カードと免許証を渡して発車準備、エンジンを始動していざスタート。左折して直線路が続くので、まずは加速!と思いきや、目の前の信号が黄色に変わったので、慌ててブレーキ!ちょっと急ブレーキになってしまいましたが、何とか停止線手前でストップ。試験官が何やらペンを動かしていますが、敢えて意識しない。右折2回で方向変換場所へ。さすがに右バック6回目ともなると、どの辺で停車すれば良いのか、大体分かります。誰が作ったのか、目安になりそうな雪の塊が置いてありました。いざ方向変換開始。まず左に1回転回し、きっかけを作ります。台車が右に折れて時計の5時の位置なったらハンドルを戻します。そのままバックすると、台車が更に右に傾き、4時の形に近づいてきます。前回までよりも、台車後輪が縁石角から離れている感じですが、気にしない。水曜日の練習で、この位置でも入るだろう、というのは推測出来ます。台車が折れ過ぎない様に、上手く調整しながら右に更にハンドルを切って行くと、おお!素晴らしい!車庫のほぼ中央付近に収まって行きます。そして車庫に対してもほぼ平行です。後は手前縁石よりも内側に車を収めて、ヘッドと台車を平行にすれば完了です。微調整をしながらバックして、「入りました」と申告。「はい、左に出て下さい。」と試験官。やった!ついに切り返しなしで方向変換成功しました。水曜日の練習の成果がありました。方向変換を出て大通りを左折するのですが、右から普通車が来ているので一時停止。見ると右ウィンカーを出しているので、この交差点を曲がるみたいです。それなら出ても良いかな?と一瞬ブレーキを緩めたのですが、「いや、もう少し様子を見た方が良いんじゃないかな?」と天使の声が聞こえてきた様な気がして、再度ブレーキ。すると普通車はこの交差点は通過し、次の交差点で右折するべく、右に進路変更していきました。ああ、良かった!!!もしここで最初の判断で飛び出していたら、優先進行妨害で試験官に補助ブレーキを踏まれ、試験中止になっていたでしょう。くわばらくわばら。もっとも試験官何かペンを動かしていましたが・・・よくタイヤをこするS字は、慎重に通過してセーフ。短い区間でも思い切り加速し、見通しの悪い交差点はきちんと徐行。右折左折と短い距離でこなして踏切へ。ここでも試験官のペンが動く。踏切ではサイドブレーキをしっかり引き、窓を開けて左右確認、坂道発進の要領で発進して、右に曲がって最終課題の課題速度へ。発進後すぐ3速にして、直線路手前で4速へ。40キロの標識が見えたら、アクセルを踏み込みメーターを確認。40キロに達し、調子に乗って更に加速しそうだったので慌ててアクセルを戻すと、今度は30キロまで落ちてしまったので、再度加速。交差点手前で徐行して3速にシフトダウン。右折して発着場に戻り、停車措置を行いエンジン停止。試験終了後試験官からは、「最初の左折、少し大回り気味。それと方向変換出てからの左折、多分右から来た車が気になったと思うんだけれども、ちょっと大回り気味だったね。それから踏切に向かうところ、あそこまでヘッドを振らなくても大丈夫、もっと自然な形で曲がれるはずです。そういった点に気を付けなくてはいけないですよ。」とのこと。全て試験官がペンを動かしていた所ばかりです。何だか注意事項ばかりで、「またダメだったか・・・」とこの時は思いました。受かったとも落ちたとも何とも言いません。とにかく「ありがとうございました。」と車を後にして、合否発表窓口に向かいます。合否発表までの30分間、今日の走りを振り返ってみます。自分としては、そんなに悪い走りではなかったな、と思います。ギアはシフトノブをニュートラルの動かすと、次に入れたいギアに自然に入ってくれました。指先で軽く押すだけでOKです。加減速もまあまあ。減点箇所が試験官の指摘したところだけならば、合格もあり得ます。それにしてはあんまり良いことは言われてないな、とか、色々思案します。11時半頃、放送が入り発表窓口へ向かいます。まず大特の発表があり、続いてけん引「Aさん、Bさん、それからihisakiさん、以上3名合格です。1,650円の証紙を購入して、12時50分頃に2階の4番窓口へ行って下さい。」とのこと。やった!ついにやりました!!!ようやく合格です。写真撮影時に点数を見ると、85点だったので、まさに試験官に指摘された3カ所が減点ポイントだったのでしょう。こうしてみると、方向変換を減点なしでこなせた成果が大きいです。それにしても試験官は何故問題箇所ばかり述べたのか?これはあくまでも私の勝手な推測ですが、「今日の試験で合格となるけれども、こういったポイントが問題だから、路上を走行する場合には、十分に注意して欲しい。もうあれこれ指図出来る機会はないから、とにかく事故を起こさないためにも、注意してくれよ。」という意図が込められていたのではないでしょうか?戒めとしたいと思います。午後1時20分頃、全ての手続きが完了し、「け引二」と印字された免許証を手にしました。現在使用中の免許証とは、1か月も経たずにお別れです。さて、けん引二種免許取得に要した費用をまとめてみましょう。 22,000円(受験手数料、車両使用料5回分) 6,000円(戸塚自動車学校練習料金1時間分) 1,650円(免許証交付手数料) 29,650円(合計)5回もかかったのですが、こうしてみると意外と割安ですね。もし教習所に通えば(厳密に言うと、けん引二種の公認教習って聞いたことがないので、一種との比較になりますが)13万円はかかるはずですから。昨年12月から始めたけん引免許への挑戦は、約2か月で終わりました。終わってみればあっという間でしたが、やっている時は結構大変でした。特に一種に比較的簡単に合格してしまったので、二種は本当にしんどかったです。実を言うと、一種に受かれば二種だって同じ課題だし、簡単に受かるだろう、と考えていたのですが、とんでもない間違いでした。二種を受験して2回目位から、これは結構厳しいぞ、そう簡単には受からないな、と意識を切り替えました。3・4回目は方向変換すら出来ず、どうなってるんだこりゃ!?と落ち込みましたが、25日(水)の練習で再び自信がつきました。落ち着いてこなせば、何とかなるのではないか、と。過信はいけませんが、自信は大事だと思います。ブログのタイトルの「けん引免許挑戦記」はこれで終了です。しかし!私にはまだ暇があるのです。今度は「大型特殊自動車免許」に挑戦したいと思います。次回からはタイトルだけ変えて、中身はこんな感じで引き続きやって行きたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
2006.01.27
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本日1月26日(木)は、午後技能試験の指定日でした。けれども、本日技能試験は受験しませんでした。ついにあきらめたか!?いいえ、そうではありません。今日は午後から雇用保険の説明会があったのです。雇用保険の給付手続き等された方ならご存知かもしれませんが、「説明会」とか「認定日」には、余程のことがない限り、出席しないと後々面倒なことになります。欠席が許されるのは、当日就職試験とか、親が死んだとか(ちょっと極端すぎ!病気でも大丈夫です)本人急病とかの場合のみです。試験は後日、キャンセル待ち制度で受験したいと思います。神奈川県では指定日に受験出来ない場合、窓口で再指定を受けるか、指定日以降にキャンセル待ちで受験するか、どちらかとなります。再指定を受けると、当初の予定日より最短でも3日以降位になるケースが多いです。そこで、可能なら明日、キャンセル待ちで受験しようかと思っています。ただしキャンセル待ちの場合、当然のことながら指定日受験者多数の場合は受験出来ません。どうなるかは、当日出たとこ勝負です。受験に先立ち、昨日1月25日(水)に、戸塚自動車学校で1時間練習してきました。これまでの悪い癖とかも確認出来たので、何とか今度は方向変換も成功するのではないかと思います。練習していて感じたのは、試験場よりもコースが狭いので、余りスピードが出せない。しかも方向変換を集中的に練習するので、その移動距離も短いため、3速にすら入れずに走行するパターンの多いこと。思い返すに、一種試験や二種第1回目の試験で指摘された加速不良は、ここでの走行パターンが知らず知らずに身体に染みついてしまっていたからだと思います。加速の練習にはなりませんでしたが、方向変換はポイントを掴めたので、この間まで感じていた「今度も失敗するかも・・・」という不安はすっかり解消されました。後は本番でどうなるか?そればかりは、やってみなければ分かりません。
2006.01.26
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1月24日(火)、山梨県山梨市にある「ほったらかし温泉」という名の立ち寄り湯に行って来ました。以前から横浜ウオーカー等で紹介されていて、一度は行ってみたいと思っていた所です。「あっちの湯」「こっちの湯」と2つの湯がありますが、新しく出来た「あっちの湯」の方に入りました。とにかく景色が雄大です。露天風呂の浴槽から、甲府盆地を挟んで反対側の山並みと、更に向こうに雪化粧した富士山を望めます。この日は晴天、雄大な景色を堪能出来ました。普通露天風呂だと、周囲を葦簀とかで囲ってある場合が多いのですが、ここの場合山の斜面にあるので、正面には一切囲いがありません。これだけ開放的な露天は初めてです。浴槽は露天が3つもあり、それぞれかなりの広さです。それから内湯1つと、シャワーがあります。内湯の方が湯温は高めでした。この日の気温、湯の周囲は4℃位だったと思いますが、湯に浸かっていれば関係なし。どんなに北風が吹こうが、快適そのものです。雨除けのかぶり傘も常備されていました。昼食にそばを食べたのですが、麺の太さが不揃いで、逆に一目で自家製手打ちと分かるもの。結構美味しかったです。自宅から高速道路を一切使わず、片道4時間かかりました。参考までに、中央道相模湖IC付近からここまで、約2時間かかりました。入浴料は500円と、良心的なお値段です。なおURLは下記のとおりです。お近くの方、是非一度行かれてみてはいかがでしょうか?http://www.hottarakashi.com/
2006.01.25
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これまでのけん引免許試験、方向変換に限って振り返ってみると、1回目、左失敗。2回目、右切り返し2回で成功。3回目、右切り返し2回で成功、一種合格。4回目、右切り返し2回で成功。5回目、右切り返し1回で成功。と、2回目以降はいずれも成功し、しかも段々とスムーズにこなせつつある感じでした。ところが最近2回は、6回目、右失敗。7回目、左失敗と、2回連続で失敗しています。5回目をピークに下降気味の為、この苦境を脱出すべく、ひとつのプランが思い浮かびました。それは・・・「自動車学校で練習すること」なあ~んだ、普通すぎてつまんないの!という声が聞こえてきそうですが・・・私にとっては、これが一番の打開策ではないかと思います。これまで1・2回目の試験では、午前中に1時間練習してから午後の試験に挑みました。3回目は自動車学校が休みだった為、当日練習なしで受験しましたが、一種合格を果たすことが出来ました。これに気をよくして、4回目は練習パックの残り時間が1時間あった為、午前中練習しましたが、5回目以降は練習なしで受験しています。それでも5回目は方向変換成功しました。6・7回目に共通して言えるのは、最初のきっかけづくりのスタート地点は間違っていないのです。その証拠に、いずれも後輪は良い感じで縁石角を通過しました。問題はその先で、6回目はハンドルを早く切り過ぎて台車が流れ、7回目は逆に遅過ぎて台車が食い込んでしまいました。試験終了後に試験官にアドバイスしてもらい、その場では理解しているつもりです。が、残念ながら試験場ではここまでで、復習をすることが出来ません。自動車学校で練習すれば、例え失敗しても、すぐにその場で復習し、何度も実践することが出来ます。今一度、ハンドルを切るタイミングを練習して、体で覚えてしまいたいと思います。勿論自動車の試験ですから、鉄道とは違ってレールの上を走る訳ではないので、ピッタリ決まった正解なんてないのですが、それでも何度も練習してタイミングをつかめば、どんな形になっても修正が効くと思うのです。何事も基本をマスターした先に応用があるでしょうから。それと、練習をして成功すれば、単純ですが自信につながります。今の状態は、2回連続で方向変換失敗した、今度もヤバイかな?また失敗するかな?という気持ちが強いです。これが練習後ならば、練習してちゃんと成功した。右でも左でもどっちでも大丈夫だ!と自信を持って試験に挑めます。メンタル面での効果も大きいです。何時間も練習すれば効果も大きいのでしょうが、財政面の都合もあるので、取り敢えず25日(水)に1時間練習する予定です。試験は金曜日にキャンセル待ちで受験しようと思います。なおこれは、あくまでも私にとっての最良策ですから、万人に当てはまるものではありません。イメージトレーニングだけの方が良い、という方もおられるでしょう。それはそれで良いと思います。人それぞれ、自分に適したやり方があると思います。ただ私の場合、自転車でもそうですが、ただ他人の乗っているのを見てたり、想像だけするよりも、実際に自分で乗って覚えた方が手っ取り早いと思いますので。それにしても、日本の免許制度はありがたいです。一度取得してしまえば、飲酒運転とか、人を轢き殺したとか、よほどのことがない限りは、剥奪されることはありませんから。二種試験で失敗しても「何だこの運転は!一種の合格点にも達していないから、けん引一種免許取消!!!」ということはあり得ませんから。
2006.01.23
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ついに当ブログへのアクセス数が1,000を超えました。これも読者の皆様の支えあってこそ、感謝いたします。一昨年12月に、楽天市場での買い物ついでに訳も分からず開設し、ほぼ1年間ほったらかし。昨年12月より本格的に始めて、ここまで辿り着きました。不思議なというか、当然というか、日記の更新をしない日のアクセス数は微々たるものですが、更新し終えると途端にアクセス数が増加し始めるのです。それだけ気にかけて下さる方々がいらっしゃるのでしょうか?殆ど私の独り言みたいな内容にも関わらず、関心をもって下さる皆様に感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。タイトルのけん引免許、二種挑戦は苦戦中ですが、途中であきらめない限り、いつかは実現出来ると思いますので、引き続き頑張りたいと思います。
2006.01.22
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この日記を書いている本日、1月21日はここ神奈川県も雪が降っています。朝起きてみると、道路や庭には約5センチ程度の積雪。雪国の人からみれば、全然大した量ではないかもしれませんが、この近辺でこれだけ積もるのは、約5年ぶりです。午後になって少し小止みになってきました。さあ、本題です。20日(金)午後、4回目の技能試験を受けました。そして落ちました。(アッサリ)この日は久方ぶりの左バック方向変換ということもありましたが、またもや方向変換通過不能で、がっかりです。当日の様子を記していきますと・・・この日は大特5名、けん引6名が受験でした。昨年12月14日の一種1回目以来37日振りとなる、左バック方向変換の1号コースです。受験順は3番です。今日は誰が採点担当かな?と待っていると、かつて大型二種3回目に当たった、ちょっと苦手なタイプの試験官です。その試験官が大特の説明をしている途中で、けん引二種2回目に当たった、無愛想な試験官がけん引の説明にやって来ました。この場合、採点担当はあくまでも大特の担当者がけん引も合わせて担当し、けん引の説明をする人は、単に説明するだけです。説明の時間短縮の為です。それにしても、説明の中で何度も「短い距離でもしっかり加速すること。加速はアクセル操作のみではなく、きちんと適したギアを使用すること。」と言っていましたが、それって私に対する当てこすりか???1時半過ぎに大特の試験が始まり、終わったのが2時半過ぎ。「お待たせいたしました、けん引受験者の方、発着所までお越し下さい。」とアナウンスが入りますが、何故か大特担当の試験官ではなく、二俣川名物のI橋試験官の声です。この人凄く甲高い声なので、一発で分かるのです。発着所に降りてみると、「これから試験車両を取ってきますから、しばらくお待ち下さい。」と言い残してI橋さん、バスに乗って走り去ります。なるほど、分かりました。I橋さん、この日は大型二種の採点担当でしたが、受験者全員場内失格で路上試験がなかった為、予想外に早く試験が終わってしまい、けん引試験のヘルプに回るみたいです。しばし待つ内、けん引車が2台やって来ました。1号車にI橋さん、2号車は大特から引き続き担当の試験官。「では私は最後の方から担当します。6番の方、1号車に乗って下さい。」とI橋さん、車から降りて案内します。それにひきかえ2号車は、助手席の扉だけ開けて「はいっ、1番!」と何とも対照的。それはともかく、1号車は最後から、2号車は最初から、ということは、3番の私は2号車の一番最後?うわあ、最低!またあのギアの入りにくい車でやるの???勘弁してよ!というのが正直な気持ち。試験官もちょっと苦手、と書きましたが、それは大した問題ではありません。この人、口が悪くてちょっと短気なところがあるのですが、人柄はそう悪くはないのが分かっているからです。ある程度リラックスして挑めるのは確かだと感じたからです。さて、いよいよ自分の番が来ました。乗車してエンジンまでかけましたが、1号車が方向変換をやっている途中だったので、団子状態にならない様しばらく待つべし、との試験官指示。3分程待っていざ発車。相変わらず入りにくいシフトノブです。1号コースはまず外周道路に出て課題速度40キロ走行。曲がり角付近で徐行し、右折して踏切へ。ここでの発進時、2速に入れたつもりが入っておらず、危うく逆行するところでした。本当に嫌な車!踏切を渡り、左折、右折して大通りへ。20m程走行して信号を左折し、更にその先左折で方向変換へ。1か月以上振りとなる左バック方向変換です。まず右にハンドルを1回転してきっかけ作り。ヘッドと台車が時計の7時の角度がついた所で左に1回転して中立へ。そのまま下がって行き、ヘッドと台車が8時の角度になった所で左にハンドルを切り足します。左後輪は縁石から20センチ程度の所を通過して、なかなか良い感じです。しかし・・・ヘッドの右前輪が怪しくなって来ました。右ミラーで見ると、まもなく接輪しそうです。このまま下がってもダメなので、前に出て切り返しました。今度も左後輪は良い感じ、右前輪も大丈夫です。しかし!!!今度は台車が左に食い込み始め、どうにもこうにもならなくなって来ました。勿論切り返しもしたのですが、アウト!!!食い込みはちっとも直らず「おい、これ当たってんじゃねえか!?」と試験官。降りて確認しに行こうとしたところで、何故か1号車のI橋さん、単独でけん引車でやって来て、降りて後ろを見に行き両手で×印。この時の両試験官のやり取りを観察して、どうやらI橋さんの方が立場は上みたい。それはどうでも良いのですが、とにかくここで試験中止。しかしながら最後の受験者ということもあってか、「せっかくだから、S字だけ通って帰ろう。練習だ、練習!」とありがたいお言葉。この試験官、口は悪いですが、そういうところは結構親切なのです。しかし、S字に向かう途中短い距離で右折左折を繰り返す所で台車左後輪が接輪してしまい、「こらあ、何やってるんだ!」と一喝。過去2回接輪の前科があるS字は無事通過し、試験官の叱責もこれ以上はなし。発着所の戻ってきて開口一番「何であんな風になっちゃたの?」「ハンドルを切るタイミングを間違えました。」「そりゃそうだろうけれども・・・ハンドルを左に切り始めるのが遅い。だから台車が食い込んできてしまうだよ。もっと早め早めに切らないとダメだね。」「最初のきっかけ作りはあのタイミングで良かったんでしょうか?」「うん、まああれで大丈夫だと思うよ。問題はその後なんだよ。」てなやり取りを終えて試験終了。今日はサイドブレーキもしっかり引いています。振り返って反省してみると、前回右バック方向変換失敗で、「ハンドルを切るのが早過ぎ」と指摘され、そのことが印象に残りすぎ、今度はハンドルを切り遅れてしまいました。また、10日に練習したときのことを思い出してみると、私のパターンとして、右バックの時はハンドルを早く切りすぎ、左バックの時は遅すぎる傾向があるみたいです。今週の2回の試験では、その悪い面が両方とも出てしまいました。それにしても、二種の受験を始めて、4回の内2回方向変換失敗、成功率50%というのは、ちょっとまずいな、と思います。一種2回目から二種2回目まで、4回連続で成功していたのに、ここに来て2回連続失敗とは、この日が不慣れな左バックだったことを考慮に入れても、何だか下げ調子みたいな感じで・・・例えるなら、今場所の朝青龍の連敗、あるいは、昨年2位に入賞して、それ以降2本目のジャンプに進めずにもがいている、スキージャンプの原田雅彦選手の様な状態か?ちなみにこの日の試験結果、大特合格ゼロ、けん引1名と、大変低い合格率でした。次回指定日は、26日午後になりました。これまで金曜日に受験した場合、翌週火曜日が指定されていたのに、今度は6日後の木曜日です。間隔が開いてきて、いよいよ試験場が混み始めたのでしょうか?26日午後はどうしても外せない用事がある為、最短でも1週間後の金曜日です。さあ、何だか泥沼というか、負の連鎖にはまり込んだというか、この苦境から逃れる術はあるのでしょうか?帰りの車中、その打開策が頭に浮かびました。それは次回記したいと思います。今日はこの辺で。
2006.01.21
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1月17日(火)午後、3回目となるけん引二種技能試験を受験しました。受付は午後1時からですが、12時から40分間、所内コース開放が行われるので、けん引のコースを歩いて確認しました。1・2号合わせて約2.4キロあるので、良い運動になります。受付を済ませると、今日も右バック方向変換の2号コース、順番は前回同様2番目です。1時半過ぎに試験官がやって来て、今日は大特5名、けん引3名です。今日の試験官Sさんは、直接担当になったことはありませんが、大型二種受験の時の事前説明で2回程お見かけした方です。内心、前回のあいつが来たら嫌だな、と思っていたので、ひとまずホッとしました。大特のコース説明時に、「何か質問ありますか?」「踏切に向かうコースの所で、右折はどうすれば良いのでしょうか?けん引の様な形で曲がって良いのですか?」Sさんニッコリ微笑んで、「それは試験内容に関する質問なのでお答え出来ません。だってそうでしょ?ああして、こうして、って言った通りにやったら、試験にならないじゃない?あくまでも道交法にのっとり、自分で判断してやって下さい。」とのこと。なるほど!次にけん引のコース説明を行い、「大特が5名いて、多分1時間はかかると思うから、今日は寒いからこの部屋で待っていて下さい。大特が終わったら車両を戻して、けん引車を取ってきたりして時間がかかるから。放送で案内するから、この部屋以外には行かないで、待っていて下さい。」と、とても親切です。1時40分過ぎに大特の試験が始まり、終わったのが3時頃。3時10分頃に案内放送が入り発着場に向かうと、Sさんがホームに降りていて、「じゃあけん引の試験を始めます。まず1番の人乗って下さい。2・3番の人は、自分の番が来るまで、あそこの扉の内側にいて良いですよ。寒いですからね。試験車両が戻ってきたら、またここに来て下さい。」と本当に紳士的です。これまでの試験官にはない親切さで、大感激です。前回とはうって変わって親切な試験官で、5回目の走行となる2号コースで、すわ合格か!と思われた方、いやいや、世の中そんなに甘くない!もとい、俺の運転上手くない!まあそれはおいおい記しますが、まずは1番の人の運転を観察します。ぱっと見て感じたのは、随分ゆっくりだなあ、ということです。大通りでも20キロ程度しか出ていないのではないでしょうか?それでもコース完走して戻ってきました。いよいよ私の番です。車に乗り込みいざ発車。発進後すぐ3速に入れて・・・うん?入れて・・・入らない!何じゃこりゃ!!!ギア固っ!!!そういえば今日の試験車両「2」と書いてあったけ?そう、これまでは全て1号車での受験で、2号車というのは、今日初めて乗ったのです。とにかくギアが固い!クラッチを床いっぱいに踏み込んでいるのに、かなり力を入れないと入ってくれないのです。1号車は軽くシフトノブを押してやるだけで入ったのに・・・最悪!!!何だかドタバタしながら、最初の交差点を大回りに注意して左折。短い距離でも加速を心がけ、右折2回で方向変換場所へ。まずハンドルを左に1回転してきっかけ作り。台車が右に傾き、ヘッドと台車の角度が時計の5時になった所でハンドルを戻します。右後輪は縁石から20センチ位の所を通過して、なかなか良い感じです。ヘッドと台車が時計の4時の角度になったら、ハンドルを右に切ります。ここで余計な思考回路が働きます。過去4回の右方向変換で、いずれも台車が車庫に入ってかなり右に食い込んで来たので、それを避けたいと思い、そうだ、早めにハンドルを切ることにしよう!と思い立ったのです。そこで意識して普段よりも早めに右にハンドルを切ると、台車が左に流れ始め、まずい!と思い修正しようとしたのですが、どう頑張っても収まり切らずに縁石に当たりそうです。もちろん3回切り返ししてやり直したのですが、結局最後まで形にならず、方向変換通過不能です。これで1回目の試験の左方向変換通過不能と合わせて、左右両方向変換通過不能達成です・・・ってバカモン!左右両方向変換通過達成ならともかく、そんなの自慢になるかい!方向変換を出るときにSさんが、「惜しかったね、最初の時に良い形で入っていったじゃない?あの後のハンドルを切るのが早かったね。もう少し我慢していれば、綺麗に入ったよ。」とニッコリ。が~ん!やっぱり前のやり方で良かったんだ。台車が食い込むのは、その後段階での切り遅れの様です。よく考えれば、右に食い込んだとしても、一度左に切り返して、左バックの要領で入れていけば良かったのです。1回の切り返しなら減点されないし、左に流れるより余程マシでした。残念!初めて通る経路で(コースアウトなのだから当然)発着場へ戻ります。もう試験終了なので、「はい、左オーライ。」とSさんも安全確認を手伝ってくれます。発着場に戻ってからの指摘事項は、「メリハリと走行の仕方は良いですよ。次回頑張って下さい。」とのアドバイス。というか、方向変換、S字、踏切通過、課題速度のいずれの課題も何一つやらず、やったことといえば左折1回、右折2回、信号通過1回のみ、全体の5分の1も走らず終了では、試験官もコメントのしようがなかったと思います。1号コースの場合は、方向変換に辿り着くまでに、課題速度、踏切通過をこなし、約半分程走るコースなのですが、2号コースの場合、まず方向変換が最初にくるので、それがダメだとこういう悲惨な結果になります。車を降りるときに最後の大失態。「ありがとうございました。」とフットブレーキを緩めると、車が前に動き出します。「おっと、サイドブレーキね。」「あっ、申し訳ございません。」そう、意気消沈した為か、最後の駐車措置でサイドブレーキを引き忘れていました。それにしても、明らかに不合格確定での失敗で、本当に良かったです。これがもしコース走行を終えて、合格点ギリギリの段階で、最後にサイドブレーキを引き忘れて、はい、駐車措置不実行で減点超過!また次回頑張って下さい。なんてことになったら、泣くに泣けません。そう、車に乗ってから降りるまでの全てが試験ですからね。最後まで気を緩めてはいけません。4時15分頃に発表があり、「本日は大特2名合格、けん引は残念ながら合格者はいませんでした。」とSさん。不合格者に書類を返すとき、けん引1番の人には特に熱心にアドバイスしていました。「あなた、せっかく方向変換1回で入ったのに、その他であんなにゆっくり走っていたらダメだよ。加速出来る所はきちんと出さないと。」その言葉にはすごく暖かみが感じられました。さて、まるで受験料を捨てたような結果になってしまいましたが、その中で何か収穫はあったのか?コース説明時にSさんが、「二種受験の人はそれらしい走りをして下さい。一種と同じ走り方をしていたら、合格は難しいです。短い区間でもきちんと加速、減速すること。一種と同じ走り方で合格したら、一種、二種分けている意味がないですからね。」と言っていましたが、そのSさんにメリハリは良い、と言われたのだから、それは大きな収穫です。また今まで何度となく指摘されてきた左折大回りも、今日はあれで良いと言われたのだから、次回以降は自信を持って取り組めます。次回は1月20日(金)午後。さあ、頑張らないと!!!今日の教訓。1.方向変換のみが試験ではない。しかし、方向変換が出来なければお話にならない。2.サイドブレーキは忘れず、しっかりかけましょう。
2006.01.18
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この免許は、運転免許試験場で技能試験を受験して取得した、最初の免許です。それまでは、原付以外の免許はいずれも、公認の自動車教習所で取得しましたので。そもそも何故大型二種を取ろうと思ったのか?もちろん運転が好きだから、上位免許を極めてみたい、という思いもあったのですが、人生の先行きに不安を感じていたのもひとつの要因です。(ちょっと大袈裟ですけど)2004年11月、当時の仕事内容は賃貸物件の家賃送金事務でしたが、それに付随する滞納家賃回収の業務が増え始め、かつ直属の上司が訳の分からないことばかりホザくので、こんな所はさっさと辞めちまおう!と思い、次の職場を探すことにしました。その一環として、あるバス会社の運転士養成制度なるものの説明を聞きに行きました。その概要は、20万円までの教習費用を負担するので、それで練習専門の自動車学校で練習し、試験場受験にて免許を取得せよ、といった内容でした。結果として、その時は私が直属上司にブチ切れ、更に上の役員も交えて話し合いを行い、改善すべき点をお互いに認識し合い、引き続き業務に励む、ということで落ち着きました。それならば大型二種免許にチャレンジする必要もなかったのですが、今後また何かあった時に、ないよりはあった方が良いのでは、と思い、元々バスにも興味があったことから、よし、とにかく挑戦してみよう!と思い立ったのです。養成制度の説明時にバス会社の人が、「7回受けても落ちちゃう人もいるんだよね。」と言っていたので、とりあえず7回以内での合格を目標にしました。ちなみに当時の勤務先は、毎週水曜日と第1・3週の火曜日が定休日、かつ月に1日、業務に支障のない範囲内で休みを指定出来る、という、いわゆる平日休みの会社なので、試験場受験にはうってつけの環境でした。2004年12月20日過ぎに戸塚自動車学校に入校し、年内に4時間練習し、年明けに5時間練習して、受験申請を出しました。申請当日にまず学科試験を行い、97点で合格出来ました。次はいよいよ技能試験です。その模様はまた次回以降に綴ります。
2006.01.16
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以前にも書きましたが、「けん引の試験は方向変換が全て」とよく言われます。それはけん引車特有の操作方法から、そう言われるのでしょう。しかし、試験官は「方向変換だけが試験ではない。」と言います。まさにそのとおりです。まあ、採点する本人がおっしゃっているんだから、間違いあるはずがありません。けん引二種の受験を始めて、そのことが実感として強く感じられる様になりました。少々極端な表現ですが、方向変換というのは、ギアをバックに入れて、安全確認をしっかりやって、ハンドルを切るタイミングさえ間違わずにゆっくり下がって行けば、間違いなくクリア出来ます。それに比べれば、右左折の方が遙かに難しいのではないか?もちろん、ただ曲がるだけなら簡単に出来ます。しかしなるべく大回りをしない様な右左折を心がけると、結構注意しなければなりません。特に連続して曲がって、かつ道路も狭い所となると、困難を極めます。もし右左折の度に減点されていけば、あっという間に不合格です。練習に通っていた戸塚自動車学校の指導員からも言われました。「方向変換は慎重にやれば、多分出来ると思うんですよ、一種に受かっているわけだし。それよりも左折大回りとかで減点されてしまう方が、余程注意しないと厳しいですよ。」まさにその通り。振り返ってみても、これまで5回受験して、方向変換出来なかったのは、最初の1回だけでした。もっとも最初の1回は左バックだったんですね。これもちょっと不安ですが・・・もう一度基本に立ち返って頑張らないといけないな、と思っている今日この頃です。
2006.01.15
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1月13日(金)午後、2回目の技能試験を受けました。が、なんか今回の試験は最悪!!!いつもの様に受付を済ませると、今日の受験番号は2番。この日は小雨交じりの天気だったせいか、全体的に受験者は少な目でした。普段は1時5分頃にはやって来る大型二種の試験官も、1時20分になっても来ません。多分キャンセル待ち受験者をギリギリまで待っているのでしょう。さて、各種目試験官がやって来ているのに、大特・けん引だけなかなか来ません。他種目より遅れること約5分、ようやく試験官が来ました。ぱっと見、感じたのは、「うわ、なんかこいつ嫌なタイプ!」これはもう理屈ではなく、感性です。以前何かで読んだ記事で、「人間の第一印象は、最初の数十秒から1分以内に決まる」とあったのですが、なんかそれを実感してしまいました。今日の受験者は大特5名、けん引4名。待合室で大特の試験を眺めていると、何と完走率の低いこと。5人中完走はわずか1名のみでした。お陰で普段より30分近く早く、けん引の試験が始まりました。今日は2番目なので、発着所で1番の人の様子を眺めます。ちなみに今日も過去3回と同様、2号コース右バック方向変換です。1番の人は、方向変換に入ったな、と思ったらあっという間に戻ってきました。うわ、早い!切り返しなしで通過したみたいです。その後もS字、踏切通過と難なく課題をこなし、10分もかからず終了しました。お見事!としか言いようがありません。さて、私の番です。前回注意された左折箇所、意識してハンドルの戻しを遅らせると、良い感じでキープレフトが出来ました。加速もアクセルを踏み込み、なるべく速度を出す様にしました。しかし、試験官に「もっとギア使いましょう。」と言われてから、何となく落ち着かず、思った様な走りが出来なくなりました。方向変換、車庫に少し斜めになりましたが、珍しく1回で入りました。がしかし、申告すると、「曲がってますよ、真っ直ぐにしてください。」とボソっと一言。うわ、なんか感じ悪!!!と思いましたが、とにかく一度前に出してバックし、微調整をして再度申告すると、面白くもなんともなさそうな顔で、「じゃ左出て。」ここから先はもう全然ダメです。交差点の寄せ具合も甘く、S字では何だかまたもや後輪が怪しい感じ。踏切に向かう途中で加速すると、「もっとギアを使ったら?」とまた一言。使うったって、この間距離にして20mもない内に見通しの悪い交差点に差し掛かって、徐行しなきゃならねえだろ!バタバタ変速したって意味あるのかよ!と内心思ってますが、もちろん口にはしません。最後までギクシャクしたまま、何とか完走は出来ました。終わってまず言われたのは、「最後の課題速度、40キロ出した?」「ええ、わずかな時間ですが、40キロに達したはずです。」「そうかな?まあ、そうか。」何なんだよ!あんたの目の前にメーターついてるだろうよ!そんなこと聞いてどうすんだよ、自分で見てただろうよ!と内心思っています。「えっと、右左折で大回りした所がいくつかある、それからタイヤをこすらない様に、以上。」最後まで感じ悪いままです。もっとも例の記事続きがありましたっけ。他人に対して嫌だという感情を持つと、それは何気なく伝わるってね。4時過ぎの合格発表では、大特の完走した人と、華麗な運転のけん引1番の人の2名が合格しました。さて、何だかムカムカしたまま終了しましたが、冷静に考えてみれば、採点試験官が誰であれ、不合格なのは自分の実力不足。それは素直に認めなければなりません。今日の進歩としては、過去最低2回の切り返しをしていた方向変換が、1回の切り返しで入ったこと。というか、ヘッドと台車の平行合わせを慎重にやれば、本来なら切り返しなしで入ったパターンでした。左折時小回りも、少なくとも1回目はある程度形になった(と自分では思っている)のだから、2回目以降もっと慎重にやれば良かったな、と思います。課題点としては、シフトアップ。確かにもっとテンポ良くやれば良かったかな。あそこまでエンジン回転が上がったら、やはり1段シフトアップしないと、燃料の無駄遣いだし、騒音まき散らしですね。それからS字通過、これは冷静に振り返ると、最初にコースに入って左に寄せるのは問題ないのですが、次のカーブで右端に寄せる時、寄せが甘いから、左後輪がこすってしまうのでしょう。過去4回S字を通過して、内2回接輪というのは、確かに褒められたことではありません。しかし2回は無事通過しているのだから、出来ないはずはありません!と思いたい・・・次回は17日(火)の午後が指定されました。とにかく至らなかった点は反省して取り組みます。しかしながら免許制度上は、これから今すぐ12mのトレーラーを公道で運転しても何ら問題はない訳で、(実際にすぐ乗れるかは別問題ですが)自信を持ちつつ、かつ謙虚に取り組みたいと思います。
2006.01.14
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1月10日(火)午後、いよいよけん引二種技能試験の試験日です。今日も12時50分頃には受付を済ませました。今日の受付担当者もユニークで、免許証を確認しながら「けん引二種が取れれば、今度は大特二種も取らないとね。それからバイクも残っているね。」等おっしゃいます。この試験官は二俣川の名物的存在で、何度か通っている人なら必ず知っているI橋さんという方です。ちなみに二輪はセンスがないので、とりたてて取得予定はありません。いつもどおり、1時半頃に大特の試験が始まりました。今日の大特受験者は7名、けん引は4名です。またもや待たされ、けん引の試験開始は3時をまわっていました。私はけん引の1番目、担当試験官は前回と同じ人です。この人にはよくあたり、何と4回の試験の内、3回までがこの人です。まるで大特・けん引専門なのかと思う程です。今日は2号コース、右バック方向変換です。試験がスタートし、まずは方向変換場所へ。いざ方向変換開始です。これまで最初のハンドルの切り始めが早過ぎたので、今日は少し遅らせてみました。するとこれが裏目に出て、左後輪が接輪しそうになります。前に戻って最初の切り返し。今度はさっきよりも少し前に出て、バック開始と同時にハンドルを切ると、上手い具合に右後輪が右縁石ギリギリに通って行きます。これは順調!と思いきや、ハンドルを右に回すタイミングが遅れたため、台車が右に食い込み始めて、右後輪が車庫内縁石に接輪しそうです。これはマズい、さてどうするか?もうこの位置からだとバックしての修正は不可能なので、切り返しをするしかありません。そこで思い切って左側に出ることにしました。今まで停車していた位置とは反対方向に出るわけですが、切り返しは「元の方向に戻らなければならない」と決められているわけではありません。逆方向に出た方が楽ならば、遠慮なく出れば良いのです。左にいっぱいハンドルを切り、ヘッドを左に少し傾けてハンドルは中立に、この状態でバックすれば、台車は自然に左方向に傾くはずです。つまり今度は左バックの要領で車庫入れしていくわけです。バックすると、思ったとおり、台車は左に曲がり始め、右縁石からは約50センチ位の場所に収まっていきます。めでたく車庫に対して平行になり、ヘッドと台車も平行になり、縁石内側にヘッドが入ったところで停車してニュートラルにサイドブレーキで「入りました。」と申告。「うん、よく入りましたね。では左に出て下さい。」とOKをもらい左に出ます。今日は左側がタップリ開いているので、余裕で出せます。S字を通過して踏切に向かう途中、「本当はここまでの間にもう少し加速して欲しいんだよね。残念ながら減点超過になったので、この交差点を右折して発着場に戻って下さい。」おやおや、完走はなりませんでしたか。さて、ここからどうするか?不合格になって喜ぶ人はいないでしょう。でも、ここから発着場の戻るまでの数十メートルを無駄にしてはいけません。緊張感が取れたこともあり、交差点を右折してから3速、4速とシフトアップをして思いっきり加速します。すると試験官が、「そうそう、そういう走りをして欲しかったんだよね。」と満足げにうなずいています。前回の日記に書いた「試験も練習に活用すべき」というのは、こういうことなのです。不合格になった、あ~あ、残念、ガッカリだなあ、と意気消沈してタラタラ戻ったのでは、何の意味もありません。明らかに指摘された問題点を、すぐに改善しなければ面白くないでしょう。現にそうやって走れば、試験官もちゃんとそれに応えてくれます。そうすれば、そうか、次回からはこの走りで良いんだ、ということも分かります。発着場に戻ってきてから、更に詳しい説明を聞きます。まずは交差点での左折時にハンドルを戻すのが早い為、台車の後輪が縁石から離れてしまう。それが2カ所。もっとヘッドをかぶせる様な形で曲がらないと大回りになってしまう。と丁寧にいイラストを描いて教えてくれました。この試験官はいつもそうで、失敗した所を指摘する時には、必ずイラストを描いて、とても分かり易く説明してくれるのです。最初の試験で左バック方向変換を失敗した時もそうでした。ここまで丁寧に解説してくれる試験官は、とても貴重な存在です。それから方向変換で左前輪がこすったこと、加速不良を指摘されました。「メリハリをつけて、短い距離でも出すべき所ではしっかり加速して、減速すべきところはきちんと速度を落とす、それを心がけて頑張って下さい。」と激励され試験終了。完走はなりませんでしたが、これはやむを得ません。大特・けん引合わせて11名の受験者ですから、減点超過になったらさっさと終わらせないと、全体の発表がずれ込んで、他の受験者にも影響してくるからです。その代わりに丁寧に説明してくれるので、この試験官には好感を持っています。試験官の指摘をもとに、今日の試験を振り返ってみると、まず最初の左折大回りで5点減点、方向変換接輪で5点減点。これはしまった!と気付いたのですが、軽くこすって通過してしまったので、修正のしようがなかったのです。というか、接輪する前に気付かないと意味ないですね。方向変換で2回の切り返しで5点減点、出て次の左折大回りで5点減点、加速不良を取られて5点減点、そこで試験中止となったのでしょう。詳しく教えてもらったお陰で、何がダメでどう改善すれば良いのかも分かりました。次の試験は13日(金)の午後です。なんか試験場が少し混んできたみたいです。12月の時は2日後とか、午後受けて翌日午前指定、なんて時もあったのですが、こんどは3日後です。せっかくヒマになると間隔が開いて、世の中うまくいかないもんですね。とにかく次頑張ります。
2006.01.11
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今日のタイトル、まずは誤解なき様に。試験はあくまでも試験であり、練習ではありません。しかしながら試験場の技能試験の合格率は大変低い、それならば、同じ不合格になるにしても、少しでも次につながる成果を得ましょう、という意味です。けん引の場合、受験手数料は車両貸車代も含めて1回4,400円、大型二種なら6,650円もかかります。決して安くはありません。もちろん1回で合格出来れば言うことなしですが、現実はなかなか厳しい。それならば、途中で試験中止にならない限りは、まずは完走を目指しましょう。コースも何度か走れば段々熟知してきます。基本中の基本たる右左折にしても、全く初めて走る道路と、何度か走る道路とでは違うはずです。何度か走った方が、当然タイミング等もつかめるはずです。試験官の中にもそういう考え方の人もいる様です。大型二種を受験中のことですが、ある受験者が鋭角の通過に失敗、明らかに不合格となったのですが、その時の試験官は「せっかくだから、残りの課題、縦列駐車だけやってみよう。」と言ったのです。本来なら試験中止、そのまま発着所に戻っても構わないのですが、せめて場内課題位はやらせてやろう、という親心でしょうか。その縦列駐車にしても「この状態では左の寄せが足らないから、入ったことにはならないね。もう少しこのタイミングでこうしてああして・・・」と非常に詳しく解説してくれていました。勿論全てのケースでこういった温情措置が期待出来るとは限りませんが、試験中はせっかくコース走行出来る絶好の機会なのですから、決して無駄にしてはいけません。そして試験後の試験官のアドバイスをしっかり聞いて、問題点は次の試験では直す様にしましょう。ただし、受験する以上は、最低限の運転操作は出来る様にしておきましょう。発進停止、右左折は勿論、例えばけん引ならば方向変換、大型二種であれば場内課題の鋭角、方向変換もしくは縦列駐車、といった課題くらいはある程度出来る様にした方が良いでしょう。それすら出来る当てもなく受験しても、受験費用の無駄でしかなく、かつ試験官に対しても失礼だと思います。
2006.01.09
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試験場で技能試験を受験中に、試験官から何か言われると、ついドキッとしてしまいますが、そんなに慌てることはありません。落ち着いて普段どおりの運転を心がけましょう。昨年12月28日の日記でも書きましたが、私自身けん引一種の技能試験中に、「もっとスピード出して。」とか「こすっているから注意して。」とか言われましたが、結果は合格でした。東京都で技能試験を受ける場合、事前に「受験の手引き」なる冊子が渡されるそうです。私は神奈川県民の為、その実物を見たことはありませんが、その中にこんな一節があるそうです。「試験官は常に公平な立場で一人でも多くの合格者が出ることを願っております。」これは何も警視庁ばかりでなく、神奈川県警でも同じなのではないかと思います。私が推測するに、試験官が試験中に注意を与えるのは、あなたは今のところ合格ペースの走行をしている。けれども、加速すべきポイントで加速しなかったり、こんな所で接輪したりしていると、減点が嵩んで合格出来るものもダメになってしまう。これ以上変なミスをしないで、慎重に走ってくれよ。という気持ちの表れではないかと思います。立場上試験中に細かいアドバイスをすることは出来ませんが、一人でも多くの合格者が出ることを願っている、気持ちがこうした短い注意の言葉になるのではないかと思います。もちろん直接試験官に聞いたわけではないので、あくまでも私の推測にすぎません。しかしながら過去の受験体験と照らし合わせてみても、よく言われる「教習所は合格させる為の所、試験場は落とす為の所」という色分けは、決して正しくないな、と思います。どの試験官も、試験後には必ず改善すべき点を詳しく教えてくれました。直接試験官と接して感じたことは、「試験官も合格して欲しいと願っている。」ということです。ただし、その為には勿論、技量もそれなりに仕上げなければなりません。技能試験中に試験官から何か言われても、もうダメだ、なんて勝手に諦めず、最後までベストを尽くしましょう。
2006.01.08
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普通免許取得からほぼ9年後の1996年1月、大型一種免許を取得しました。今ならば当然、戸塚自動車学校で練習をしてから二俣川で受験したでしょうが、その頃はまだ試験場受験に対して、とてつもなく難しいもの、という印象しかなく、かつ当時は道路事情が悪く、戸塚自動車学校に通うには、頻繁に渋滞する道を1時間半かけて行くか、あるいはスレ違い困難な細い道を行くか、という状況だったので、迷わず公認校に通うことにしました。まず最初に考えたのが、川崎駅近くの関東自動車学校でしたが、教習生が多くなかなか乗車出来ない、とのことでしたので、東急東横線綱島駅近くのコヤマドライビングスクール綱島に通うことにしました。自宅から電車を1回乗り換えて約40分程度です。さて、最初に最も戸惑ったのが、なんと運転の基本たる変速操作でした。なにしろ普通免許取得以来、MT車に乗ったのはほんの数度きり、つまりMT車の運転に関しては、全くのペーパードライバーと化していたのです。最初はとにかくヒドイもので、2速に入れたつもりが4速で、ノッキングとエンストの嵐。4速から3速にシフトダウンしたつもりが、5速に入ってエンストとか、今では到底考えられない様なミスばかりしていました。指導員の先生からは、「どこかのギアに入れようとして、力が入り過ぎているから変な所に入っちゃうんですよ。ニュートラルから各ギアへの位置関係をよく把握して、なるべく力を抜いて軽く押してやるようにすれば大丈夫ですよ。」とアドバイスを受けまして、なるほど、言われたとおりにやれば、問題なく操作出来ました。ペーパードライバーで運転に復帰しようとしている方へ。実際に運転する前に、一度教習所でペーパードライバー教習を受講されることをお奨めします。例え数時間の教習でも、受けるのと受けないのでは、全く違います。受講することにより、自分の命が守られ、他人を傷つけない運転が出来るなら、受講料なんて安いものです。変速操作に慣れてしまえば、後は余裕です。やることは普通車の時と殆ど同じ。コースは全車種混じっているので、おお、あの車ノッキングしているな、とか、あのバイク飛び出しそうだ、危ないぞ、ほら、後ろの指導員に注意された、とか周囲を見渡す余裕が出てきます。この時の教習で今も印象に残っているのは、「進路変更の合図は早めに出しましょう」ということです。当時の私は進路変更の合図が遅めだった為、よく注意を受けました。ある夜間の路上教習の時、片側2車線道路を走行中、前方に駐車車両がありました。右車線は車がひっきりなしに走ってきます。「とにかく、まず右合図を出しましょう。」と言われ、かなり早めの段階でウインカーを出していると、何台か後方の郵便輸送大型トラックがライトを消しました。入って構わない、との意思表示です。「ほらね、早めに合図を出していれば、見ている人はちゃんと見てくれているんですよ。」と先生したり顔です。それ以来、車線変更時の合図は早めに出す習慣になりました。普通免許の時とは異なり、教習時限はオーバーすることなく無事卒業。学科試験もないので、二俣川で適正検査だけで免許交付です。が、やはり引っかかりました、深視力。実はこの時も、教習所入所時は問題なかったのですが、仮免取得時の検査では引っかかったので、二俣川でも引っかかるのは半ば予想されていました。この時は再検査でもなかなか合わず、かなり苦労しましたが、何とか合格、無事免許交付と相成りました。この時大型免許を取ったきっかけは、思いがけぬ余暇が出来た為です。それまで約6年間勤めた会社が、業績悪化とやらで全従業員解雇の憂き目に遭いまして、とは言いつつも知人の紹介で2月から別の会社に就職することが決まっていたので、前の会社を退職した前年12月10日から1月末まで、まるまる休暇期間みたいなものでした。会社都合の退職なので失業保険はすぐ出る、再就職の支度金も交付される、退職金も一応それなりに支給される、と実に結構づくめの時期でした。普通これだけの自由時間があって次の仕事も保証されているならば、海外旅行にでも行くところでしょうが、自分としては前から興味のあった大型免許取得へ、と動いたわけです。「仕事で使うわけでもなし、物好きだね。」と周囲からは言われましたが、この時大型免許を取得していたお陰で、後の大型二種取得が容易になったのも事実です。人生何が幸いするかわかりません。ちなみにこの時解雇された事業所跡地ですが、私たちの退職後も一昨年12月半ばまで、事業自体は系列別企業で運営されていました。それも一昨年に完全閉鎖となり、現在跡地はこの春開学を目指している「横浜薬科大学」という6年生薬科大学のキャンパスとなっています。
2006.01.07
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試験場での注意点について。といっても、ここでは意外な注意点を挙げたいと思います。それは・・・感染症に注意しましょう!というと大袈裟ですが、要するに風邪やインフルエンザにかからないように、とのことです。これは私の体験なのですが、昨年1月12日に大型二種の受験申請をした日のこと。初めて二種免許を取得する場合は学科試験が義務づけられています。神奈川県の場合、二種学科試験は午後のみの為、午後1時に受付、それから適性検査、学科試験と滞りなく進行し、午後3時50分に結果発表、その後技能試験の手続きに関する説明、と午後4時半頃まで試験場で過ごしました。その日は問題なかったのですが、2日後位に寒気と発熱が襲ってきて、結局その週の土曜日は会社を休む羽目になってしまいました。思うに試験場の人混みの中にいたので、風邪の菌をもらってしまったのだと思います。色々な人達が出入りしていますからね。そこで注意点ですが、簡単に出来るのは、口をピッタリ閉じて、常に鼻呼吸を心がけましょう、ということです。まあ新聞の健康欄の聞きかじりでしかないのですが、口で呼吸をすると、冷えた外気が喉を直撃します。またこの季節は非常に乾燥していますので、喉がカラカラに乾いてしまいます。インフルエンザウィルスは湿気にとても弱いのですが、乾燥したところは奴らの絶好の住処たりえます。その為、乾燥した喉はウィルスの攻撃を受けやすいのです。そしてバタンキュー、というパターンです。それにひきかえ鼻呼吸の場合、鼻から息を吸うことにより、喉に達するまでに適度な湿度が加わり、冷えた外気も暖められます。喉は寒気及び乾燥した外気の直撃を受けずに済みます。ウィルスも繁殖しにくい、というわけです。またこの季節、外は寒いですが室内は暖房がよく効いています。試験場に出かける際も、当然ジャンパーやコートを着用すると思いますが、室内にいるときは、それらは脱いでおきましょう。ずっと着込んだままだと、室内では暑さで汗をかき、寒い屋外に出ると一気に体が冷えてしまい、非常に不健康です。脱ぎ着はきっちりしておきましょう。以上、当たり前のことを実行するだけで、全然違うと思います。わざわざ手間と時間をかけてやって来て、試験は不合格で病気だけもらってきたんじゃ、全く割に合わないですからね。
2006.01.06
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今日は寒いです。私の住んでいる所も、昼11時頃に小雪が舞いました。箱根界隈は大雪だったみたいですね。しかしながら、この辺りは積もることもなく、すぐ止みました。ということで、その小雪舞い始めた頃に家を出て、二俣川の運転免許試験場に12時少し過ぎに到着しました。今日は昨日とうって変わって、入庫待ちの車なし、駐車場も10台以上空きがありました。でも油断大敵、午後1時の受付時間近くになると、あっという間に満車になり、入庫待ちの列も出来てしまいました。今日はけん引二種技能試験の申請です。まず2号館1階、入って左手コピー機のあるところが申請書交付場所です。ここでは係員に運転免許証を渡し、受験したい種目を伝えて申請書を作ってもらいます。申請書の一部に、手渡した免許証がコピーされて返却されます。本来なら本籍地とか、いろいろと記入しなければならないのですが、免許がある場合は、氏名、生年月日、性別、電話番号を記入し、受験種目に丸印をつけるだけです。その他過去の処分歴や、身体上問題がないかどうかを問う質問項目もあります。用紙を受領したら、受験手数料3,300円分の証紙と写真を貼り、指示されたDの窓口に並びます。D窓口では申請書と免許証を渡して質問に答えます。裸眼視力と、本籍地、現住所に変更がないかどうか等を確認します。この質問は聴力検査も兼ねています。係員の質問に答えられれば、聴力問題なし、という判断です。続いて視力検査に移ります。が、ここで問題発生、通常の視力は問題ないのですが、深視力検査に引っかかりました。深視力検査とは、前方に並んだ3本の棒の内、中央の1本が前後にスライドし、3本平行になった、と思った所でボタンを押して停止させる検査で、誤差前後2センチ以内にならないと不合格です。二種免許と大型、けん引免許に義務づけられています。実はここで引っかかるのは、半ば予想されていました。というのも、今使用中の眼鏡は約5年前に作成したもので、作成直後の免許更新時こそ問題ありませんでしたが、昨年1月の大型二種、12月のけん引一種、いずれの申請時もここではダメだったのです。となると不合格か?いえ、そういう人の為に救済措置があります。ここでダメだった場合、右手奥の再検査室で再度検査して、OKなら大丈夫です。この再検査測定装置の方が、比較的見やすいのです。ですから自分としては列に並ぶ前に、「すいません、再検査の方でお願いします。」と言いたかったです。しかしながら検査官も手慣れたもので、「この検査苦手ですか?」「はい、苦手です!」「じゃあ、右手奥の再検査場所へ行って下さい、見やすい機械でどうぞ。」と即効、再検査室行きを命ぜられました。ここでは3回測定し、いずれも基準値内であっさり合格。受付整理カードを渡され、「3時から3時半の間に書類を渡しますので、それまで館内でお待ち下さい。」とのこと、只今1時半なので、最低1時間半の待ち時間です。この間に恐らく、過去の違反歴や処分歴、免許取消になっていないかどうかを調べているのだと思います。時間はたっぷりあるので、ひとまず1号館の技能試験待合室を覗いてみると、ちょうど試験官による各コース説明が行われているところでした。何度も来ていると、この人見たことあるな、という受験者もいました。今日は大特が3名位、けん引は6名位いました。しばらく待合室から、大型一・二種や大特の試験風景を眺めて過ごします。大型二種2台の試験車の内、1台は女性試験官でした。今まで普通二種を担当しているのは見たことがある人ですが、大型二種を担当しているのは初めて見ました。ハスキーボイスの、ちょっと姉御風のタイプです。2時頃には、いつ呼ばれても良い様に2号館に戻り、持ってきた本を読んだりしてひたすら待ちます。試験場はひたすら待つところ、と心得たし。3時少し過ぎに案内放送が入り、総合受付付近に集合します。各自書類が手渡され、間違いがないかどうか確認します。その後技能試験についての説明となるのですが、「指定日に変更の希望がなく、受付手順等承知されている方は、これでお帰りいただいて結構です。」とのこと。指定日は1月10日(火)午後で、別に問題なく、かつ手続きその他はもう3種目目で全て承知しているので、これで失礼しました。5日に申請して10日というと、一見すると日にちが開きすぎている様にも感じますが、間に3連休が入るので、実際には2営業日後、ということになります。これが大型一種なんかだと、10日後位の指定になることもあるみたいです。試験場を出て駐車場に向かう途中、試験コースのけん引方向変換を見学できる場所があります。次回の参考にと思い待っていたのですが、2台方向変換通過不能で試験終了となり、全然参考になりませんでした。10日は午前中に戸塚自動車学校で1時間練習して、午後の試験に挑むつもりです。
2006.01.05
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1月4日(水)は官公庁の仕事始め、運転免許試験場も今日から業務再開です。けん引二種免許の申請でも出すかな、と思って二俣川に行ってみたのですが、人、いや車の多さにビックリ。試験場手前から路上駐車が何台も見え、嫌な予感はしていたのですが、立体駐車場入庫待ちは10台近く、その先の平面駐車場の入庫待ちは5台位。時間は12時を5分程過ぎたところ。よし、20分程過ぎれば少しは空くかな?なんて甘い期待を抱きつつ、二俣川駅前、国道16号バイパスと遠回りして1周して戻ってきたのが12時25分頃。なにこれ!さっきよりひどい!そう、入庫待ちの列は、立体は変わらず、さっき5台位だった平面は10台以上の待ち。こりゃダメだ、とすごすご帰宅しました。神奈川県警のHPには、「1月4日の受付は、大変な混雑が予想されます」と明記されています。そのとおりでした。「なるべく公共の交通機関をご利用下さい」とのお願いにも納得。どうしても試験場に用がある、という場合には、試験場向かいに1日700円の有料駐車場があるので、そちらを利用するのも良いでしょう。私の場合、年明けからは暇はいくらでもあるが、金は先細り、の状況なので、有料Pは使いません。同様に公共の交通機関も、自宅から往復で1,300円かかるので、これも使いません。ガソリン代は、燃費から計算するに、約520円程度なので、これが一番割安なのです。マイカーを減らして公共交通機関の利用を促進するなら、こういった矛盾点を直してもらわないとね。さて、これから申請しようとしている「けん引二種」免許について書いていきます。二種免許とは、旅客を乗せて運転する際に必要な免許で、普通二種ならタクシーや運転代行、大型二種ならバスを運転できる免許です。ではけん引二種なら何が運転出来るのか?実は現在の日本では、けん引二種を必要とする車両は殆ど存在しないのです。その昔、昭和30年代頃までは、トレーラーバスというものが存在しました。これはけん引車両のトレーラー部分が客室になったものです。私が小学生の時に使っていた国語辞典にも、トレーラーバスとひくと写真入りで解説が出ていました。今となっては最早死語ですね。その後諸般の事情でトレーラーバスは姿を消しました。構造的に運転台と客室が完全に分離されているので、ワンマンバス全盛の現在、トレーラーバスが復活することはまずあり得ないでしょう。しかしながら免許制度ではこれが残っているのです。技能試験はどうかというと、試験コースはけん引一種と全く同じです。違いは合格点が一種の70点に対して、二種は80点と10点高いだけ。ただ試験官が「当然二種は採点基準は厳しくします。」と言っていたので、私が合格時に体験した、方向変換完了の自己申告前に試験官がOKを出したり、S字コースでの接輪警告等は、多分期待出来ないでしょう。さて、けん引二種免許を必要とする車両ですが、「殆ど存在しない」のですが、「全く存在しない」わけではありません。では何があるでしょうか?ちょっとバスに詳しい方、あるいは近隣にお住まいの方なら、京成バスが千葉市幕張地区で運行している、神奈川中央交通が湘南台地区で運行している、旭川電気軌道が運行している、連接バスを思い浮かべるのではないでしょうか?しかしながらこれらの連接バスは、けん引車と被けん引車が切り離し出来ない構造の為、特例として大型二種免許のみでの運行が認められています。純粋に昔のトレーラーバスの様なタイプの車両は、東京の奥多摩、日の出町の「つるつる温泉」というところにあります。ヘッドは機関車を模した形になっており、後部は客車風になっています。ここには2台あり、青色が運賃を収受する本当のバスになっており、ちゃんと緑ナンバーがついています。赤色は近隣の特産物販売所との間の無料送迎バスで、こちらは白ナンバーです。なおつるつる温泉のURLはhttp://www.gws.ne.jp/home/hinode/index.htmlです。あと神奈川県の宮ヶ瀬ダム付近で、ダム上の園地と、ダム下の愛川公園でも同様の車両が運行しているのを見たことがあります。というわけで、取得しても殆ど役に立たない免許、それがけん引二種免許なのです。それでも試験場では結構受験している人がいます。その殆どが、趣味的興味が動機の人ではないかと思われます。まあけん引二種の教習なんてやっているところはないはずなので、取ろうとしたら試験場で取るしかないですからね。
2006.01.04
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原付免許取得から約1年後、1987年3月6日に普通免許を取得しました。殆どの人がそうする様に、公認の教習所に通って、技能免除、学科受験で取得しました。教習所は世田谷区岡本にある「東京日産自動車学校」(現東京日産ドライビングカレッジ)に前年11月から通い始め、2月末までかかりました。修了検定、卒業検定共に1回で合格出来ましたが、教習間隔があいたりしたこともあり、規定27時限のところ、5時限オーバーで終えました。世田谷の狭い住宅街があるかと思えば、片側3車線の環八や、以外とアップダウンのあるコースに、結構四苦八苦しました。当時はAT限定制度はなかったので、当然のことながらMT車です。よくエンストしたっけ・・・試験場では適性検査と学科試験のみ。この時も朝早く着いて、帰宅は夕方でした。学科試験監督官の不愉快さは相変わらず、こいつらどういう育ち方してるんだ?と思いたくなる程口のきき方のなっていない連中ばかりの中で、唯一書類受付の窓口にいた警察官は、とても丁寧でした。というか他の連中がヒド過ぎるので、至極普通の受け答えをしているこの人が、まるで天使の様に輝いて見えました。その隣では対照的に些細なことで声を荒げているジジイがいました。この世界は、これが当たり前なんだな、と自らに言い聞かせました。普通免許を取得してしまえばもう用はなく、今後ここに来ることは二度とないだろう、更新は地元警察署で出来るし、と思いつつ試験場を後にしました。
2006.01.03
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今日は昼前から雨が降り始めました。今は止んでいます。薄日もさしてきました。私の居住地は、箱根駅伝のコースからほんの数キロの地点です。でも見に行ったことはありません。結構そこまで行くのはかったるいんですよね。バスとかもあまりないし、自転車で行くにしても以外とアップダウンがあるし、沿道に辿り着いても人混みが凄いし、自転車なんか邪魔になるし、寒いし、選手はあっという間に走り去ってしまうだろうし。だから今年もテレビ観戦です。それにしても雨の降りしきる中の山登りは見事です。小田原から芦ノ湖まで、車で登ってもかなりの勾配を実感するのに、そこを走って上がる、それも結構な高速で、いやあ、ホント偉い!!!明日はいい天気になると良いですね。少なくとも山下りの路面が凍結しないことを祈ります。
2006.01.02
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皆様、新年明けましておめでごうとざいます。本年もよろしくお願いします。さて、今日は過去に取得した免許の想い出です。私が初めて取った免許は原付で、あれは忘れもしない1986年3月5日・・・嘘です、日付なんかすっかり忘れています。免許証に記載されているから分かるだけのことです。それはさておき、この年の3月1日は高校の卒業式でした。当時受験した大学はここまで全敗、残り1校の合格発表と、新設学部で妙に遅い試験日だった大学の受験待ち、という状況でした。卒業式を滞りなく終え、もはや浪人間違いなし、と覚悟を決めていたこの日の夕方、予想だにしなかった奇跡の合格通知が届きました。一転して受験勉強から解放された為、原付免許でも取ろうか?と思い立ち、早速本屋さんで問題集を購入し、住民票を用意し、この3月5日の受験、と相成ったわけです。もう昔のことなので詳しくは覚えていませんが、1日仕事だったのは覚えています。朝受付して、当日試験場を出たのは夕方でした。当時は今よりも免許証作成の時間がかかったんですね。学科試験の会場で、試験監督官の警察官がとにかく尊大で横柄で、不愉快の塊だったのは、はっきりと覚えています。白髪交じりで定年間近と見受けられるジジイが怒鳴りまくっていたっけ。あれからほぼ20年、あのジジイももはやこの世の人ではないでしょう。それとも憎まれっ子世にはばかる、という位だから、まだピンピンしているかな?学科試験の合格発表後は、合格者を集めて実技講習会が行われました。当時この種の講習は必須事項ではなく、雨の日に受験すれば実技講習をパス出来る、なんて言われていたものです。現在は法定講習になったみたいですね。この時のインストラクターは、多分警察官ではなかったと思います。試験監督官と比べて、とても愛想が良く親しみやすかったですから。人生最初の免許証を手にしたときは、ちょっぴり大人になった様な気がしました。それと、警察官の尊大さ、横柄さを身にしみて感じました。その時に思ったのは、普通免許取得時は仕方ないが、こんな不愉快な所には、二度と来るもんじゃないな。といったところです。技能試験を行っているところを上から見たりしましたが、あの陰険な警官を乗せて、よくこんな大変な試験を受けたりしているな、といった程度の感想しかありませんでした。これが運転免許試験場とのファーストコンタクトです。その約20年後に、まさかここに自分が入り浸ることになろうとは、その時には夢にも思いませんでした。
2006.01.01
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