ワインと絵画がある生活

ワインと絵画がある生活

2006.07.18
XML
テーマ: 京都。(6125)

そうだ京都に行こう!



 とはいえ、何も理由がなかったわけではなく、一番の理由は京都近代美術館で開催されている藤田嗣治展を見るためだ。東京でも開催されていたのだが、見に行こうと思っているうちに京都に巡回してしまったのだ。

 また京都好きということもある。最近は2年に1回のペースで訪問している。

 そして、わざわざ京都に行くならば、倉敷の大原美術館にも行きたいし、徳島の大塚国際美術館にも行きたい。さらに調べると瀬戸内海の直島にベネッセアートサイトという美術館の島があることも発見。

 結局6泊7日の旅行を決めてしまった。

 それにしても欲望のパワーは恐ろしい。今回は転々と移動することもあり、プランニングは大変だったのだが、各種予約も含めて1日でほぼすべてを終えてしまった。スイッチがONになったときと、OFFのときのパフォーマンス差が大きいことをあらためて実感。仕事でもつねにスイッチをONにできるようになればよいのだが...。

<初日>

 きょうは寺社巡り。今回は美術館巡りがおもな目的なのだが、月曜日が祝日だったので、火曜日は休館日。そのため寺社巡りをすることにした。まずは有名寺社では一番好きな銀閣へ。

銀閣寺の参道
Dsc_0004.jpg

 ファインダーを見ると中央が少し白くなっている。レンズ表面を見ると、大きな指紋がべったりと付いている。あーー。レンズクリーナーは部屋に置いてきてしまったので、これで標準レンズは活躍するまもなく戦力外。あとはTokina AT-X124PROに。このレンズを持っていて命拾い。

教訓「レンズクリーナーはつねに持ち歩くべし」

銀閣寺入り口
Dsc_0007.jpg

銀閣寺入り口2
Dsc_0054.jpg

 下の写真で、右上と左下に黒く見えるのはレンズフード。広角レンズを使っていたので視界に敏感なのだが、レンズフードが完全にセットされていなかった。しまったー。ファインダーを見ていて途中で気づいたのだが、このあともレンズ交換ののちに、同じ失敗をしてしまった。

教訓「広角レンズを使うときには、レンズフードが完全にセットされていることを確認すべし」

Dsc_0022.jpg



向月台
Dsc_0026.jpg

銀沙灘
Dsc_0030.jpg

雨の銀閣
Dsc_0050.jpg

展望台から
Dsc_0043.jpg

 次は詩仙堂へ。詩仙堂は銀閣寺から北に2キロ弱行ったところにある。今回訪問するのは初めて。友人からお勧めといわれて訪問することにした。

 表通りから詩仙堂に行く途中には、宮本武蔵と吉岡一門が決闘したといわれる一乗寺下り松がある。周りは立派な家が多いながらも、これだけぽつんと存在しているので何か不自然な感じは否めない。

一乗寺下り松
Dsc_0108.jpg

詩仙堂へ向かう
Dsc_0057.jpg

京都の地名はかっこいい
Dsc_0059.jpg

詩仙堂入り口
Dsc_0106.jpg

 詩仙堂の本堂はふすまが全面開放されていて庭を眺められる。みんな座り込んで眺めていて、まさに心が洗われるよう。ずっと動かない人もいたので、ここに何時間もいる人もいるのではないだろうか。

 いやー、良いところを教えてもらった。

 詩仙堂の内部は撮影できないが、部屋の中から庭を撮影できる。ポスターは、もっと引いた広角画像で美しい。人が写ることを覚悟して、同じアングルにチャレンジすれば良かったかも。

Dsc_0074.jpg

Dsc_0083.jpg

雨に濡れる木々
Dsc_0076.jpg

 部屋から庭を眺めたあとは、細い道を通って庭に移動。庭は思ったより奥に広がっている。

庭に続く道
Dsc_0086.jpg

庭には、池や小さな竹やぶがある
Dsc_0089.jpg

 あまりに雨がひどく、今日は2カ所だけで帰還。帰路の途中に、錦市場のそばにある扇子の専門店「宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)」へ。ここにはセンスの良い扇子がおいてある。

宮脇賣扇庵
Dsc_0112.jpg

 晩ごはんは和食にしようと思っていたけれど、あまりの天気の悪さに外出する気が起きない。するとホテル内のフレンチに、宿泊者向けの特別価格コースがあることを発見。フレンチに方向転換。

Dscf0342.jpg
2004 Thornbury Sauvignon Blan Marlborough
ソーンベリー ソーヴィニョン・ブラン マールボロ
Marlborough, New Zealand

 目鼻立ちくっきりのソーヴィニョン・ブラン。こういう蒸し暑い日にはこういうのも良いかも。それにアペリティブに妙に甘いカクテルを飲んでしまったので、ソムリエのリコメンドに従ってよかった。

このワインを探す>


Dscf0345.jpg
2002 Chablis(Francois Servin)
シャブリ(フランソワ・セルヴァン)

 ビラージュとしてはかなりイケてるシャブリ。ソムリエの説明によると古木らしい。かなりお勧め。

このワインを探す>


Dscf0352.jpg
2002 Ch.Lagrange
シャトー・ラグランジュ




アミューズ
Dscf0335.jpg

カルパッチョ(何の魚か忘れた)と京都地野菜の取り合わせ
Dscf0341.jpg

ハモの落としと賀茂茄子・夏野菜のマリネをガスパッチョとともに
Dscf0343.jpg

メダイ(?)のポワレとオマールのソース
Dscf0348.jpg

レモンのグラニテ

備長炭で焼き上げた国産牛フィレいろいろな茸のソテー添え、トリュフのソース
Dscf0354.jpg


パート2に続く>

気が向いたら投票お願いします→ banner_01.gif





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.07.25 13:09:02
コメント(4) | コメントを書く
[国内、国外美術館を巡る旅] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


懐かしい風景を  
3glasses  さん
楽しませて戴きました。学生時代、この近くに居りました。
銀閣・詩仙堂は定番のコースで記憶のページを紐解く気分でした。
一乗寺下り松のすぐ近くから友人の下宿に向かう坂の名が「雲母(きらら)坂」。時を越えた記憶はbusuka-sanさんのレンズを通して、透明な雲母のように剥がれても剥がれても消えないものなんだな…と感慨に耽っております。 (2006.07.20 00:02:28)

Re:懐かしい風景を(07/18)  
busuka-san  さん
3glassesさん、こんにちは。

>楽しませて戴きました。学生時代、この近くに居りました。
>銀閣・詩仙堂は定番のコースで記憶のページを紐解く気分でした。
>一乗寺下り松のすぐ近くから友人の下宿に向かう坂の名が「雲母(きらら)坂」。時を越えた記憶はbusuka-sanさんのレンズを通して、透明な雲母のように剥がれても剥がれても消えないものなんだな…と感慨に耽っております。

雲母坂とは美しい名前ですね。それにしても、こんな場所に住まわれていたとはうらやましい。 (2006.07.20 08:29:43)

Re:西日本美術館紀行(1) - 詩仙堂&銀閣寺 -(07/18)  
風竜胆  さん
こんばんは
私も、このあたりに昔住んでおり、先日久しぶりにあたりを歩いてみました。
その時の記事をトラックバックさせていただきました。 (2006.07.27 22:50:36)

Re[1]:西日本美術館紀行(1) - 詩仙堂&銀閣寺 -(07/18)  
busuka-san  さん
風竜胆さん、こんにちは。

>私も、このあたりに昔住んでおり、先日久しぶりにあたりを歩いてみました。

ブログは意見させていただきました。同じような時期に行かれていたのですね。雨には苦労しました。
(2006.07.28 10:21:48)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

サイド自由欄


キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

busuka-san @ Re:エチケットが美しいシャブリジェンヌのロゼ(11/17) お気遣いありがとうございます。Yahooメー…
ねこまんまねこ @ Re:エチケットが美しいシャブリジェンヌのロゼ(11/17) ブースカ様 何らかの方法でお教えいただ…
busuka-san @ Re[1]:今年はひどいブショネによく出会う(06/12) shinakunさんへ ごぶさたしています。返事…
shinakun @ Re:今年はひどいブショネによく出会う(06/12) こんばんは!お久しぶりです🙇‍♂️ 今でも…

プロフィール

busuka-san

busuka-san


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: