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2012/09/21
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もめる少し前のことですが、「そうだったのかアメリカ」と「そうだったのか中国」を読みました。
ともに、ブックオフで買ったものですので、安上がりです。

確かに、アメリカのことも、中国のことも、知っているようであまり知らないですね。
特に現代史というのは、学校の授業でも尻切れトンボの犠牲になる部分ですし、断片的な情報が知識をなっているだけです。

その意味で、整理して理解してみるにはいい本でした。
池上彰さんの本は始めて読みましたが、とても分かりやすいですね。

中国のデモの際に問題になる「愛国無罪」という言葉。
国を愛するがゆえのあらゆる行動は罪にはならない、という意味ですが、この言葉が生まれたのは1936年。


既存の秩序を護ろうとする勢力に対し、それを打破しようと勢力が掲げたスローガンであったものが、いつしか、反日(=愛国)のためなら、何をしてもいい、という意味に置き換えて使われるようになったといいます。

今回のデモは、単純に反日とか、尖閣問題というだけでなく、「格差社会」に対する抗議だという見方もありましたが、「愛国無罪」という言葉は、中国にとっても諸刃の刃なんですね。

今後、どうなっていくのか、気になります。

アメリカの「銃社会」というのがしばしば問題になりますが、なんで一般人に銃を持たせるのだろう?と日本人なら誰もが思います。

武器は「権力」の専有物であって、一般人には持たせない、というのが専制国家においてはあたり前でした。
民衆に武器を持たせれば、反乱が起こります。
民衆に武器を持つ権利がないということが「階級支配」の象徴でもありました。

しかし、自由の国アメリカでは、国の始まりから「専制的なもの」がありません。
そのため、「武器を持つ権利」=自由の象徴、階級支配からの解放の象徴でもあるんですね。
だからこそ、アメリカ建国の際に、自らの手で自らを守るために「武器」を持つこと、というのは「権利」として憲法で保障されたということです。
「銃」の問題というのは、アメリカという国の成り立ちそのものと深く関連したデリケートな問題なんですね。


本日もご訪問ありがとうございます。









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Last updated  2012/09/21 12:24:20 PM
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