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2020/01/14
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一つは、「奥田元宋・小由女美術館」で開催中の「安西水丸展」。
もう一つは、平成の大合併で三次市に編入された、三良坂町にある「三良坂平和美術館」で開催中の「斎藤清版画展」。

「奥田元宋・小由女美術館」 ​は、とってもきれいな美術館で、中央には、満月の日だけは夜間も開館して月見の会も催されます。
この水を張った中庭に、満月が昇ります。

奥田元宋と言えば、日本画の巨匠ですが、「元宋の赤」という言葉があるくらいに、印象的な赤を使った作品が有名で、当然、美術館にも展示してあって、とにかく圧倒されます。

作品の撮影はできないので、買ってきたポストカードで雰囲気だけでも・・・・。
奥田元宋の作品には、印象的な月がつきもの、ということもあって、美術館も「観月」をテーマに作られているようです。


前回は2017年で、その時は「山下清展」を見に行きました。

そして、今回は、イラストレーターの​ 「安西水丸展」
おそらく、どこかで目にしたことがあるであろう、味のあるイラストが特徴ですね。

500点もの展示がしてあって、なかなか見ごたえがありました。
挿絵から、本の表紙、ポスター、絵本、漫画など、いろんな作品がありました。

なんというか、いわゆる「上手」ではないのですが、とにかく味わいがあります。
誰でも書けそうなのに、誰にもかけない世界がありますね。
10時ころに入館したときは人も少なかったのですが、12時過ぎて帰るころには、駐車場もいっぱいでした。
1月19日までの特別展なので、今週末まで。
興味のある方は、ぜひ。お勧めです。



一本の水平にひかれた線の重要性がよく分かります。
一本の線が、二次元の空間を一気に三次元にしてますね。


奥田元宋・小由女美術館で、「味」のあるアートを堪能した後、近くにある「コニリア」という、カフェ&雑貨屋さんで昼食。
こちら、デザートとエスプレッソ。


そこから、15分くらい車で走ったところにあるのが「三良坂平和美術館」。


斎藤清という方は、版画ファンが選ぶ人気投票でダントツの第一位という人のようですが、実は私も知りませんでした。
出勤途中に聞くラジオで、パーソナリティーの本名正則という私と同世代のアナウンサーが「よかった」と言っていたので、行ってみることに。
なにしろ版画なので、どの作品も100枚くらい刷られたものですので、原画とか、日本画や油絵のような一点しかないものではないため、この機会を逃すと二度と見れない、というたぐいのものはありませんが、こうして、まとめて見ることができる機会もないと思います。

こちらも撮影禁止なので、買ってきたポストカードで・・・。
とにかく、構図の素晴らしさに感嘆いたしました。
もちろん、構図と、刷りのテクニック、紙を含めた版画の質感というのは、やはり、実物を見てみないと分からないですね。
ご興味のある方は、こちら、ご参照ください。
⇒​ やないづ町立斎藤清美術館
「斎藤清版画展」は、前期と後期に分かれていて、現在、前期を開催中で、100点あまりの作品を展示中です。
作品を入れ替えて、1月30日から後期が始まります。

肌寒い山間部で、アートを堪能した成人の日となりました。





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Last updated  2020/01/14 12:58:34 PM
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