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昨日の夜、日本人補習校の運営委員会が11時過ぎまであり、家に帰ったのは午前様だった。にもかかわらず、今日は特別早く出勤しなければならなかった。われわれ3人の職員グループがうまく機能していないことに危機感を感じた運営委員が、グループカウンセリングを行う心理学士を手配し、今日は第1回のカウンセリングを受ける日なのだ。彼女は売れっ子らしく、我々は朝1番のケースらしい。カウンセリングの実現に至るまでの背景はとても複雑なのだが、一つには1年間休職中のウラマイがJ.O.がいるのならば戻ってこないと宣言したことに対し、彼に退職を迫ることはとても無理なのでともかく現在いる3人の職員の動きがうまく行くよう調整し、今の体制を温存させて引っ張っていこうという、ある意味運営委員の逃げの対策でもある。もう一つは、三人がギクシャクしていることで子供たちの指導がまとまらず、グループで暴れん坊が野放し状態になっていることの改善策を探ることだろう。2時間のグループカウンセリングは、自分たちの自己紹介から始まる。次に聞かれたことは、現時点での問題と子供たちの状況。ここで、問題が起きたときに職員たちがどのように対応するかで既に1人の意見が大きく違うことが浮かび上がってきた。子供たちの現状、どのように変えて行きたいかなどを話していく中で、カウンセラーは意見を聞き、いろいろな質問を投げかけていく。大体の問題点を聞き終わったあたりで、彼女がどんなことをすれば現状を変えていけるのかを具体案を交えて話し、期限を決めてこちら側の改善の具体案を作るという宿題が出された。カウンセラーは20代後半の若い女性だったが、問題行動を起す児童の相談、そういった子供の通う学校運営、機能しない集団の問題点の発見と改善などを取り扱う専門家なだけあって、2時間という規定の時間内できっちりと問題点を浮かび上がらせ、それに対する改善策を提示し、行動を後押しするまでまとめ、その能力に感心した。彼女も職員間の不協和音に気付き、対児童へのわれわれ職員の態度への具体案だけでなく、われわれ三人がお互いのよいところをなるべく見つけあう努力をしようと言われる。今日の午後はゴルフ公園に行き、久しぶりに外でおやつを食べさせることにしていたので、その準備開始。気温が5度近くまで上がっているので、外で食べるのはちょうどいいだろう。野外コンロを使い、パンを焼くことを考えていたので、パン生地を作る。外で食べるのに必要なものを子供たちに持たせ、全員そろうのを待ってから出発。まだ残る雪でスキー。ソリ遊びなどをしたい子は、それぞれに道具を持って歩く。目的地のゴルフ公園に着き、野外コンロを設定しパン焼きを始めるが、子供たちに振り分けて渡した荷物をストロービスに忘れた子が続出。おまけにふきっさらしの場所だっただけに、なかなかパンが焼きあがらず、あっという間に帰る時間になってしまう。少しばかりプログラムを盛り込みすぎたと反省。
2006年01月31日
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今日はインターネットで手に入れた歩くスキーを試運転したくて、早起き。お昼に約束を入れてしまっていたので、午前中に足慣らしをするためだ。本当に気の抜ける日曜日には、思いっきり朝寝をするのが常なのだが、平日のごとくベッドから体を引っ張り出した。我が家の周辺は住宅地に加えて、起伏が激しく長く滑れるような場所があまりないので、地下鉄を使いよく行く場所へ移動。目指すはヘラスゴーデン。ヘラスゴーデンはストックホルムの中心からバスで20分ほどのところにある、自然休養林地域。以前触れたロングエンゲンのように、広大な緑地帯の中心にサウナが湖畔にある湖と宿泊施設をもつカフェ兼レストランがある。ここはロングエンゲンよりもっと町に近く住宅地と密接し、アクセスもしやすい。広大な地域の中にゴルフ場もあり、雪のある季節にはスキーのトレイルが作られ、湖にはアイスリンクが整備されと市民の野外リクレーションの場として愛されている。私たちは近接する地域にある地下鉄駅まで行き、そこからスキーを付けてヘラスゴーデンに向けて歩き始める。今日は0度前後の気温のようで、かなり暖かい。手に入れた中古スキーは、金具自体なかなか手ごわいが、すべりは悪くない。案外見っけもんだったかもしれない。ひとしきり滑り、コーヒータイムをとり、バス停のあるヘラスゴーデンに向かっていると白い雪原の上に広がる真青な空に虹が出ている。気温が暖かくなっているので、空気中に水分が多くなっているのだろう。きれいな景色を見て得した気分になり、冬の虹をバックに写真を取ってもらう。(文末にその写真を載せるので、虹を探してほしい)スキーを手短に終え、スキーと靴を彼に持って帰ってもらい、街中へ。私の友人が主催する、スウェーデンで結婚生活を送るお母さんたちがインターネットを通じてつながる会のオフ会に参加。私は母親ではないし年齢的にも離れすぎているのだが、その友人に頼まれてその会のお母さん方に補習校のお話をしたのが縁で、特別会員にしてもらった。日本語の本屋で働いていたころに比べ、スウェーデン社会のみを相手にするような生活をするようになると、子供のいない分ほとんど他の日本人との交流を持つ機会がない。補習校で働き続けてはいるが、補習校では先生という立場上、友人・知人を作る場にするわけには行かないので、機会があれば新しい日本の方々と出会ってみたいと常に思っていた。私がスウェーデンに来たころはまだ家庭にインターネットが普及している状況ではなく、インターネットを通じネットワークを広げ、うまく情報交換をしている今を思うと、その変化に隔世の感がある。スキーをしてうまい具合にバスがつかまらず、少しばかり遅れて入ったレストランには16人の日本人のお母さんが勢ぞろい。二十代後半から三十代のお母さんたちの会話は、私が体験し得なかった子育ての現実から出てきた話が多く興味深かった。近くに座られていた方々の中には、日本でノルディックスキーの選手をしていた方や栄養士の資格を取られるために大学に通っていらっしゃる方などもいて、そこにいらっしゃる16人それぞれにお話を伺えば、いろいろおもしろい話が聞けるのだろうと思った。
2006年01月29日
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出勤の前にやったメールチェックで、土曜日に補習校が教室を借りているインターナショナルスクールが土曜日に公開試験をやることが判明。急遽、教室変更をしなければならないので、大急ぎで電話を掛け捲る。インターナショナルスクールは、かなり高い授業料で有名な私立学校だが、それでも経営はなかなか大変なものがあり、土曜日に私たちを含め、校舎を会場としていろいろなところに貸し出す。それが例えば、ときには国際バカロレアの試験会場だったり、語学試験だったりするのだ。家を出る前に何とか交渉を済ませ、ストロービスへ急ぐ。ストロービスについたら、久しぶりに一人でゆっくりあちこちを点検できる時間があったのだが、電話の対応やスキーの整備、写真の整理などであっという間に時間が過ぎてしまう。やらなければならないことが多くあればあるほど、時間が短く感じてしまう。午後、子供たちがやってくるが、今日は週末前の金曜日ということもあり、人数が少ない。ホット胸をなでおろしたのは、昨日鼻血を出してくずった女の子が元気な顔を見せてくれたことだ。メールにお母さんから、彼女の事故は偶然のものではなく、男の子たちの力の弱い子達を軽視する姿勢にあるので、今後話し合いをしてほしいと強硬姿勢で書かれていたので、子供がどんな対応に出てくるかドキドキしていた。やってきた彼女は昨日のことなど全く触れず、もう一人の女の子と一緒にスキーをつけ元気に歩き回る。私も他の子供たちにおやつを食べさせた後、彼らと一緒に庭を駆け回る。私の足前では、彼女たちと一緒に歩き回るぐらいがちょうどいいのかもしれない。
2006年01月27日
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週に一度の計画の日。先週の運営委員会で、二人の暴れん坊将軍の話題が出され、どうもそれが変な方向に行きつつある。彼らがうまく抑えられないのは、私とJ.O.の指導力が弱い上に、3人の職員のチームワークがうまく行っていないからだという風に運営委員たちはとらえたようだ。三人がうまく連携を取って動いていけるようにと、運営委員の内の一人が率先して私たち職員の改善策を採ることになった。先ずは、3人の働き方がうまく行くようにとグループワークのコンサルタントと話し合いを持つことに。こういった動きを率先してまとめたのは、昨年引越し騒ぎのときに場所探しに精力的に動いた母親だ。彼女が何事も熱心に関わり、物事を粘り強く推し進めて言ってくれるのはうれしいのだが、時々運営委員の立場と母親の立場がごっちゃになるのには少しばかり辟易してしまう。運営委員が私たちの雇用者の立場なのだから、働き方に介入するのは当たり前のことなのだが、3人のあり方の現実をあまり知らないところで問題を指摘されるとやる気をなくす。なんだか問題の核心からどんどん離れていくようだ。ともあれ、来週にコンサルタントが来るので、こんな風な話し合いがもたれるのか興味が湧く。運営委員との話し合いが終わり、子供たちを迎えるための準備に入るが、ウルリカの体調がかなり悪そうに見える。二人で何とかなるからと彼女を帰す。スケート場で子供たちの靴紐を結んでやっていると、突然女の子の泣き叫ぶ声が耳に入ってくる。なんと、以前ストロービスの近くで唇を切ってしまった子が、又もや鼻血を押さえながら私の下へやってくる。血をぼとぼと流し、興奮しているために泣き叫んでいるのをなだめて何とか話させると、どうも男の子がふざけて突き飛ばされたらしい。突き飛ばされ、他の子にあたり、その子が彼女の上に倒れこみ、鼻をしこたま氷に打ちつけ流血騒ぎになったようだ。血はすぐに止まったので鼻血だけのようだが、鼻の痛さになき続けている子のために、突き飛ばしたと名指しされた男の子を呼び、ごめんなさいを言わせる。スウェーデンでは日本ほどごめんなさいを口にすることが無いため、それをすぐに口にするということは本人もかなり気にしていることの表れだ。すぐに両親に電話を入れるが、連絡がつかず、たまたまその子と仲の良い子を迎えに来ていたお母さんに託す。鼻血騒ぎが落ち着いたら、スケートをしたがらない子達に目を光らせ、りんごを切り分けたりとあっという間に時間が過ぎ、私が滑る時間は全くなかった。スケートの後、ストロービスに戻るとすぐにお迎えが始まりだす。そこへJ.O.が自分の子供を連れて最後に戻り、なんと迎えに来た親たちと出会うたびに、鼻血騒ぎのことを話しだす。自分がその場を見たわけでもなく、ましてやその女の子と話したわけでもないのに、彼女とそれに関わったであろうよその子のことを他の親に話すということが信じられなかった。彼はただ単に世間話として話題に乗せたのだろうが、子供たちをまとめる指導者としてはいかがなものだろう。誰かが来るたびに話にわって入り、彼になるべく話させないよう努め、早めに帰ってもらう。その後、女の子の家に電話を入れ、状況の確認。施設長としての立場のウルリカに報告し、男の子の母親にも連絡。いろいろなことの後始末でどっと疲れる。家に帰ると、インターネットで探した、店頭に出ていない旧式の歩くスキーの板の持ち主から電話。私は疲れ切って外に出る気がせず、彼に取りに行ってもらう。
2006年01月26日
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昨日、冷蔵庫にあまり生鮮食品がなかったので、出勤前に買出し。全部で10キロ以上のかさばった食料品を抱えて、雪道を歩くのはなかなかしんどかった。ストロービスにつくと、ウルリカもしんどそうに仕事をしていた。風邪が抜け切らない上に、問題を抱える子の親との話し合い、勤務体制などで今休むわけには行かないと気分を奮い立たせてきているのがわかる。おまけに自分の子供のことでも、頭の痛い問題があるようで、ポロっと子供の父親のことを話し始めた。彼女が、アフリカにいたときに出会ったエチオピア人で、どうも今はアメリカに住んでいるらしい。らしいというのは、彼女自身音信不通になっていて、風の便りで知り合いからそうらしいという話が舞い込んできただけだからだ。スウェーデンでは離別した親を持つ子供の養育費が、親から支払われない場合、社会保険庁が肩代わりをして払ってくれる。その肩代わり分は該当する片親へ請求が行くわけだが、彼女の場合、その相手の所在が不明なので、相手を探し出してくれるよう社会保険庁と粘り強く交渉している。彼女がそれにこだわっているのは、お金のためではなく、娘のために父親の所在だけでもはっきりさせたいとの思いらしい。望みは薄いようだが、こういったことまで扱うスウェーデンの福祉行政の懐の厚さを感じた。子供同士の小競り合いや言葉遣いがこのごろ話題に上ることが多いので、今日は外に出る前にみんなで集まり、少し話し合いの時間を設けようと決める。本当に久しぶりに、欠席が少ない中でみんなで輪になり、ストロービスでの過ごし方についていろいろな話をする。ウルリカは小学校の先生なだけあって、子供たちの話題を引き出すのがうまい。こうやって話しているときは、子供たちはそれぞれに良い子の見本みたいな発言をするのだが、実際はどうかというとなかなか難しい。こういう機会を頻繁に持って、注意を喚起するしかないだろう。話し合いが終わった後、外に出て、ストロービスの回りでスキー、そりなどの遊び。スキーをしたいけれど靴の無い子、スキーズボンが無い子・・・いろいろな子の対処でてんてこ舞い。今日は気温が上がり0度近くで、雪が降り始めるがかなりべとつく。下手をすると明日は雨になるかもしれない。
2006年01月25日
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朝出勤して冷蔵庫を開けると、半分に切られたりんごがたくさん。切られて少しばかり変色してしまったものを子供たちは食べないので、アップルパイにすることに。アップルパイ作りをしているところへ、子供が病気なのでいけないというJ.O.からの電話。ウルリカも用事があって遅れて出勤してきたが、かなり調子悪そう。今日は歩くスキーで遠出をすることを計画していたので、代替要員の保護者に連絡をするが、あまりに時間が遅く、なかなか都合がつかない。人の手配やおかし作り、午後の準備とバタバタしているところに、運営委員の母親一人がやってくる。いつも他の人や私たちといざこざを起し、集団の雰囲気を壊しがちの暴れん将軍2人にどういう風な対処をしていくかを話し合いに来た。彼らは私が働きに来る前からストロービスにいるのだが、最初のころはかわいいいたずらだったものが、このごろは周囲を振り回す脅威になってきているのだ。彼らは一人だとあまり問題はないのだが、二人になると相乗効果で回りを巻き込みながらやりたい放題をやってしまう。どうもそれは学校でも同じらしく、学校内で二人が一緒になることを禁止されているというのを今日知った。保護者は自分たちの子供のことが他の親の間(運営委員)で話されることに強い拒否反応を示していて、子供たちが変則的な行動にでるのは子供たちを統率する職員の方に問題があると言う様になってきている。彼らの問題は大人の側から出てきたものではなく、どうも子供たちが彼らについて家庭で話すことが積み重なり、それを保護者たちが問題化させてきたように思える。どうも噂話や陰口で物事を判断しているようで、あまり良い傾向ではない。みんなが集まったところで、今日は歩くスキー。やっと一人お父さんの援軍が手配でき、3人体制で動く。久しぶりの歩くスキーで、変なところが筋肉痛になってしまう。
2006年01月24日
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先週から寒さがぐんと強まり、雪がかなり降り積もっているので、この日曜にはスキー日和。問題は、スキー・スケートなどの用具を全て仕事場に置いているので、いざ自分の自由時間に自宅周辺でやろうと思うと全てのものを持って帰らなければならないことだ。道具を必要とする冬のスポーツは、道具のみならず服装から整えねばならず、かなりのものを必要としてしまうのが難点。スキーばかりは、毎週末職場とわが家を往復させるのは面倒なので、家用にもう1台買うことに。すぐ手に入れたいときに一番手っ取り早いのはお店で買うことだが、歩くスキーのことをあまり知らない私にもそれなりのこだわりがあって、先ずはネットで目ぼしいものがないかと探すことに。こだわりの一つは靴にある。私たち夫婦は登山靴の先に少しばかり突起のあるものを歩くスキー、長距離スケート両用にしている。これはスキー・スケートがスポーツとして特化してくる前からの形だろう。今やお店で売られている歩くスキーは、それ用の靴を使う止め具がついたものが主流で、昔の革靴を付ける止め具のついたスキーは姿を消してしまっている。それと、今年は運良く雪が多く積もっているが、雪の少ないときには下手をすると1・2回しかできないようなこともあるので、控えのスキーに大枚を払うのを躊躇したのもネットを頼った理由の一つ。ネット上にはそれなりの物件はあるのだが、電話を掛けてみるとすでに売れていたり、場所が遠かったりとやはりなかなか自分の手に入るまでには時間がかかる。ともかく、お店で買うことは見合わせ、今日はスキーが置いてあるストロービスを起点としてスキーをしようということに。休みの日まで仕事場に出向くのは、どうも気分が進まないのだが致し方ない。スキーをするので軽装で外に出たら、寒い!マイナス10度前後だと、流石に服装の差で寒さを感じる。地下鉄、バスを乗り継ぎ、ストロービスの前にやってきて、重大なことに気付く。鍵がない。スキーのことばかり考え、ストロービスの鍵を持つという一番大切なことが頭から抜け落ちていた。休みの気の緩みとしか言いようがない。ここまで付き合ってくれた彼に申し訳なく、彼はスキーを持っているので、私は歩いて彼に付き合い、私たちのお気に入りの場所まで行くことに。私たちのお気に入りの場所とは、リーディンゲ(ストロービスのある島)の中心近くに位置するロングエンゲン。広大な自然保護地区の中心に、そこで作られている作物を一部使ったケーキやオープンサンドなどを出す素敵なカフェがある。広大な森の中心に開ける草原の片隅にあるカフェは、1700年代にこの地で農家を営んでいた民家をそのまま使用したもので、森の中に人間が作り出した畜農景観の雰囲気を感じることができる。牧畜で開かれた草原という景観を維持するために、このカフェを中心として羊を飼いながらの細々とした農業が行われている。この自然保護地区は、自然を保護するだけという閉鎖的なものではなく、民家に近接する緑地帯の中にある人間の作り出した文化景観を保護し、その周囲でその自然を利用し、人々が享受できる野外活動の場を提供しようというものだ。難しい説明になってしまったが、手っとり早く言えば、広がる緑地帯で、散歩、ジョギング、オリエンテーリング、スキー、スケート、野外観察・・・普通の生活の中でだれでもができる野外活動ができ、疲れたら昔の雰囲気がするカフェでお茶を楽しむことができるという場所だ。緑地帯の中にあるため、車が入ってこれる狭い道が一本あるだけで、多くの人は歩いてやってくる。私はこの場所を使って、日本人の子供たちのためのムッレ教室を何回か開いたことがある。近くには火がたける風よけ小屋があり、少し歩けば野鳥を観察できる小さな湖が望め、春には羊などの動物が放されたり、いろいろなプログラムの可能性を持つすばらしいところの一つ。住居の近くにこういった場所をもてるのが、スウェーデンの良さだろう。
2006年01月22日
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昨日から降り続いている雪はいまだ止まず、降り積もるばかり。日本と違って乾いた雪なので、日本ほどの量にはならないが、15センチは積もっただろう。こんな状況の中、今晩は大使公邸へ新年会参加のために向かわねばならない。年に一度、この時期にスウェーデン社会で日本と関連のある仕事に携わる人々を招いての大使主催の新年会が行われる。その招待客の中に補習校の教師たちも含まれるので、年に1回はきちんとした正装が楽しめる。スウェーデンは普通の職場でもあまり服装にこだわらない上に、私の職場は外で汚れることがついて回るので、日本から持ってきたスーツなどほとんど着る機会がない。偶然にも我が家から歩いて5分ほどのところに住む同僚と、一緒に地下鉄に乗り、乗り換えのバス停のある駅で彼女の彼と合流。このパーティはもちろんカップルで招待されるのだが、わが家の場合、堅苦しいことの大っ嫌いな彼は1度参加して懲りてしまったので、私一人。きちんとコンピューターでバス時刻を確認していたにもかかわらず、時間になっても全く来ない。降り続く雪の性で、バスも乱れがちの様だ。結局15分近くの遅刻となり、楽しい大使のスピーチを聞き逃してしまった。パーティ会場には、年に一度ここでしか出会わない方々も多く、挨拶や近況報告などに忙しく、すんでの所で食いっぱぐれそうになる。新年会なので、鏡開きに始まり、餅つきの実演、おせち料理を含む御馳走と盛りだくさんだ。パーティ会場でおもしろい人と話が弾む。日本を皮切りにニューヨークで修行を積み、仕事で訪れたストックホルムに嵌ってしまったモダンダンサーの青年。もうここに住んで8年。今はスウェーデン人のパートナーがるため、活動の主流はストックホルムに移し、ここで自分のダンスカンパニーを主宰している。その彼が、今感心を持って進めていこうとしている夢を熱っぽく語ってくれた。スウェーデンは子供向けのダンスのワークショップが盛んなのだが、ダンス・バレーは見るもの、特別なものというのではなく、表現形式の一つとしてだれでもが楽しく取り組めると行った形式のものを日本の学校に広めたいというものだった。日本のダンス・バレー教室に通う子供たちのレベルはとても高く、スウェーデンの子供たちはとても及ばないらしいが、子供たちは様々なワークショップを通して、競い合うのではなく、自己表現のためにダンスと接しているようだ。海外に出て自由に自分の才能を伸ばし、日本をも視野に入れて大きな範囲で自分の道を築いていけるような、才能豊かな若い世代に出会うととても触発される。2時間ほどのパーティのあと、吹雪く雪の中急いで帰宅し、翌日の補習校の授業の用意。今晩は眠れそうにない。
2006年01月20日
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朝早くに三人が集まり、長期的な計画を立てる。私とウルリカはもう少し、環境教育の部分を強くした活動を取り入れていくための、詳細な活動計画みたいなものを考えられればと思っていたのだが、暴れん坊将軍の子供たちをどんな風にまとめていくかの方が重点になってしまった。現在の児童数24の内、女子8男子16と男子に偏り、その内悪ぶって力を誇示したい男の子が2人いるため、あまり雰囲気がよくなくなってきているのがこの前の運営委員会で話されたようだ。自我意識の強い低学年の子供たちの中、男の子たちは特に自分が強い、できる、というところを意識して行動している。それは遊びの中でも同じで、遊びながら他人との力関係を図り、それぞれの距離をとっていく。子供たちは2つの学校からストロービスに来ているのだが、キーの2人が通う学校は私立の9年生まである大きな学校で、もう一つは3年生までしかない小規模校だ。大きな学校で中学生までいる学校では、先生の目が行き届かない上に大きな子達の影響も大きい。反対に小規模だと先生の目も届きやすい。規模の問題だけではなく、いろいろな要素が関わってくるのだが、2つの学校の子供たちを比べると、明らかに行動様式や他人との接し方が違う。学校によってかなり子供たちの雰囲気が変わってくることが感じられるだけに、子供にとっての学校は大切な存在であることがわかる。計画を立てる時間は、正味2時間しかなかったので、あまり深く煮詰められなかったのが心残りだ。今日は久しぶりに寒く、マイナス10度近い。午後のメインプログラムはスケートなので、暖かいものを作り魔法瓶に用意。マイナス5度を下がると、かなり寒さが違い、普段はあまり文句を言わない子が、凍える!帰りたい!を連発。帰るときには、早く夏が来ないかなと叫んでいた。ロシアのマイナス30度には程遠いが、ここにも寒波の余波が来ているようだ。子供たちを迎えに来る人々が、皆同じように開口一番寒い!
2006年01月19日
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昨日土台を作っていたケーキの仕上げを早めに出勤して行う。希望のケーキは、プリンセスケーキというスウェーデン独特のクリームたっぷりのものとイチゴケーキ。プリンセスケーキは土台のスポンジケーキにクリームやジャムを挟み込んで積み上げ、一番上にたっぷりクリームを乗せ、薄いマジパンの皮で包んだもの。このマジパンが甘いのとクリームいっぱいのボリュームなので、私はちょっとパス。イチゴケーキの希望を出されたときには、今の時期は売っていないからと売っていたらとやんわりだめだしをしたのだが、普段余り自己主張をする子ではないのでイチゴ探し。10年前はこの時期にイチゴというのは考えられないことだった。いまや、この真冬の北欧でもイチゴが手に入る。ギリシャ産1パック大粒の12個入りで500円ぐらい。高いので1パックのみにし、きれいに飾り付けた。お誕生会には2種類のケーキが並んだので、子供たちは目を輝かす。普段あまりあまり物を口にしない生活をしている子供たちなので、ここでやるささやかなお誕生会が楽しみなのだ。お誕生日を迎えた子供たちが、他の子供たちの座る席を決め、お誕生日の歌を歌い、ケーキを食べて終わりという超簡単なお誕生日会だが、子供たちはウキウキして楽しそうにおしゃべり。台所に山と積もった皿を片付けている間に、子供たちを外に出す。今日はまた雪が降り出し、ケーキでお腹がいっぱいになっている性か、子供たちは元気いっぱいに外を走り回っている。長かった冬休み後、初めて20人以上がそろった日だった。外が暗くなり中に入ってきた子供たちの数人は、ナイフで木を削り、バターナイフを作っていた。
2006年01月18日
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明日のお誕生日会を控え、ケーキ作り。今回は男の子と女の子が主役で、2種類のケーキの注文。最終的な仕上げは明日に回すとして、土台のケーキなどできるところを準備しておく。ここで働くようになって、ずいぶんいろいろなケーキやお菓子が作れるようになった。約1時間オーブンにケーキを入れている間、スーパーで1週間分の食料の買い物。ウルリカが子供の病気であまり当てにならない分、開いている時間に色々なことをやってしまおうと欲張る。彼女からの連絡がなかったので家に電話を入れると、様子を見に現れるとのこと。ケーキ作りと午後の準備で悪戦苦闘しているところに、娘を伴いやってきた。その娘が病気なのだが、だれも面倒を見ることができなければ連れてこざるを得ない。ストロービスの責任者としての立場上、今夜運営委員会があるのでいろいろ書類などの準備をして置かなければならず、やむを得ずの出勤となったのだろう。流石に子供たちの相手をすることはできないので、子供たちが来る前に帰って行った。母子家庭は大変。休みの彼女の代わりに、代替要員の家庭のお父さんがやってくる。運営委員、職員が不在の際の代替要員、大掃除・・・ストロービスの運営を維持していくため、3人の職員以外の助けが必要なとき、父親も母親同様かなり積極的に活動に加わっている。子供たちを連れ、ゆるやかな大きなスロープの広がるゴルフ公園へ行く。そりをここでやったことが無かったが、開放的に広がる場所は子供たちが自由に遊ぶにはもってこいだ。夕方、6時半から運営委員会だったが、補習校の会議があったので抜ける。
2006年01月17日
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今日はめずらしく3人体制での週の始まりのはずだったので、今学期の初めにストロービスでの過ごし方をみんなで確認しようという計画だった。ところがウルリカの娘が熱を出してしまったため、ウルリカお休み。三人がそろわなければ効果がないので、ルールの確認は延期。長期の休みが中に入ると、どうしても彼らの生活態度がだれてきて、傍若無人の態度をとったり、けんかが多発したりしがちだ。子供たちが来出す前に、ある母親の訪問。近くにあるもう一つの学校に娘が通っているのだが、そこの余暇活動センター(日本流学童)にあまり満足していないので、ストロービスに来させたいのだがという問い合わせだった。他にも女の子をよこしたいという保護者を知っているという話しで、女の子の数が少なくなっている現在願ってもないことなのだが、2校の子供たちの出迎えでも大変なところで、3項相手でうまくやっていけるかという問題が残る。なんで不満なのか聞いてみると、回りに森があるのにあまり子供たちを外に連れ出さず、屋内活動が中心だからだそう。一度、その学校の余暇活動センターの子供たちとソリすべりでかち合ったことがあるが、職員が5・6人いたので、恐らく50人前後の子供たちがいるのだろう。それぐらいになるとなかなか小回りが聞かず、外での活動がとり難くなってしまう。先週はまだまだ休み気分がいっぱい残っていたが、今日から本格的に学校、余暇活動センター、家という3角点をつなぐ彼らの生活が始まる。一つの学校は、今日は博物館見学だったよう。低学年の内は、博物館、美術館、ハイキング、スケート・・・・といった学外での活動がけっこう多い。月曜日に、テニス教室、柔道教室に通っている子供がかなりいるので、お休みがけっこう多くいる。今日から顔を出した子供もおり、雰囲気が落ち着かない。特にいつも問題を起しがちな子供たちが、他の子供たちにちょっかいをかけまくり、ざわついていた。おやつを終え、外へ子供たちを送り出すと、大半は近くの坂にへばりつくように残っている雪でそりをしていた。先週の半ばから寒さが緩み、0度前後が続いていて、めっきり雪が少なくなってしまった。今年はまだ全員でスキーをしていない。帰る途中で見かける海には氷が張り出した。これであんまり温度が上がることがなければ、湖の上での長距離スケートが十分楽しめるだろう。長距離スケートは、きっと北欧独特のものかもしれない。5センチくらいの高さだが、靴より10センチくらい長い刃を革靴につけ、湖や海にできた氷の上を何十キロと走る。自然にできた氷の上を滑るので、例年、氷にはまり亡くなる人が出るという大人のスポーツだ。下の写真は、ストックホルムしない近くにあり、多くの人が集まる自然休養林の湖でこの長距離スケートをやっている姿。足元に御注意。
2006年01月16日
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今日の補習校はなかなか盛りだくさんだ。年始を祝っての餅つきを、保護者協力の下に行う。10人の教員たちはそれぞれの授業があるので、ただでさえ手間のかかる餅つきの準備、実践には手をかけることができず、材料の手配、準備など全般は校長主導で行われた。餅つき機を使って仕込みをし、大使館で借りてきた臼と杵で子供たちに持ちつきの真似事をさせるだけなのだが、餅を初めて食べるような子もいる中、なかなかおいしくて楽しい時間になる。少しずつずらされた時間枠にそって、各クラスが持ちつき会場である講堂に出向き、試食と体験をするのだが、行動のすぐ側にある私の教室には時折餅つきの音が聞こえてきた。中学部の番はお昼の時間とぶつかっていて、皆お腹いっぱい気味ながらも案外お変わりをしていた。つきたてのお餅はつけるものが何もなくても本当においしかった。その後の午後の授業では書初め体験。たまたま、国語の授業で漢詩の単元を扱うことにしていたので、漢詩の素漢字を筆で書くことも組み入れた。昼休みに入る前に、それぞれに今年の抱負を表す漢字を選ばせた。彼らの選んだ漢字は、生、曲、無、笑、泉。みんなが餅つきをしている間にお手本を作成し、漢文の基礎の授業を行った後に書初めを開始。お習字などほとんどしたことのない子供たちだが、お手本を見ながらけっこういい字が書けていた。こういう機会があると、小さいときには否でたまらなかったお習字もお手本を書けるくらいにはやっていて良かったと思う。新年の行事いっぱいだった一日を終え、買い物をしようと思いかばんを抱えて町の中を歩き回る。クリスマスを終えた後、バーゲンの第一陣があるが、新年が開けお休みの雰囲気も一掃しようというこの時期、最後の冬物一掃バーゲンが繰り広げられる。ストロービスでかなり活動着を消耗するので、仕事着を探そうと思っていたのだが、補習校の後の疲れた体と重い荷物という状態には買い物は相応しくなかった。収穫もなく、疲れきった体を引きずるようにして家路をたどりながら、今日は久しぶりにお寿司を買って帰ろうと決心。帰る地下鉄沿線にある、外のおすしを食べるのはここでと決めているおすし屋さんへ。おすし屋さんのご主人も話していたが、寿司をファーストフードのように手軽に食べられるものとしてだす寿司バーが雨後のたけのこのごとく増えているらしい。それらはほとんどが中国系のオーナーで、日本人がやっていて、日本人の口に合うものを出すところは少ない。日本料理の寿司が流行ってくれるのはうれしいが、日本で食べるものとは似て非なるものが寿司だと思われるようになると複雑な気持ちがする。そのオーナーが、通行税が導入されるようになって、ずいぶん客足が落ちたと言っていた。車で気軽に立ち寄れる場所にあるため、遠くに数でいる人でも帰りがけに車で立ち寄ってくれていたのが、減っているのだろうということだ。まだ、2週間くらいなのでなんともいえないだろうが、確かに中心部にあるお店には少なからず影響があるのかもしれない。
2006年01月14日
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ストロービスに出勤する前に、街中でコンピューターのインクなどの事務用品を買い入れる。あちこちをまわらなければならず、案外時間がかかる。ストロービスに顔を出して、今日の午後の計画を立てる。13日は、クリスマスの雰囲気に終止符を打つ日で、モミの木の飾りを外す。モミの木の周りで歌を歌ったりゲームをしたあと、子供たちは飾りとしてつけていたお菓子を奪うことができるという名目で、お菓子がもらえるという寸法だ。ウルリカと相談し、子供たちをグループに分け、それぞれのグループに課題の書かれた紙を渡し、得点を競わせた。それぞれの課題ごとに得点が違い、グループで相談してできるものをやろうという計画だった。課題の中身は、雪で城を作ろう。雪のランプシェードを作ろう。50センチの枝を見つけよう。私の靴のサイズはいくつ。マツボックリを見つける。ごみを五つ見つける。ある単語からできる言葉をできるだけたくさん見つける。おもしろい話を作って、私たちを笑わせる。私たちの目論みは子供たちがグループ内で話し合い、協力し合ってグループの成果をまとめることだったのだが、ふたを開けてみると、なんと彼らはそれぞれ一人一人課題を行い、いちいち物を見せにくるのだ。成果を見せに来た子供たちは、すぐに判定を下してほしく、待っていることができない。子供たちが外を駆け回っているときに、ある子が「こんなものを葉っぱの中に見つけた」と紛失していたアドベントカレンダーのプレゼントを入れた小さな袋を持ってくる。昨日から見かけず、どこに行ったのだろうと探していたもので、どうも誰かがいたずらして外に隠したらしい。今となっては犯人探しが難しく、どう対処したらよいか困る。彼らが課題に熱中している間に、私は以前に作り飾っていた名前を入れたジンジャークッキーを下げ、お菓子袋作りをしていたのだが、独りで子供たちの対応をしていたウルリカは右往左往することになってしまう。課題を一通り終わらせ、部屋に入ってきた子供たちに、それぞれ笑い話を話させるころにやっと落ち着いてくる。それぞれの名前の入ったジンジャークッキーと、乾燥させた果物を入れたお菓子袋に子供たちは大満足。
2006年01月13日
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新年初めて第1回目の職員会議。といっても、三人が集まって自習は何をどこでやるのか、何か想定街のことがあるのかといったことを手短に話す場だ。話し合いの時間は正味1時間もない上に、お昼を食べ、おやつの仕度も徐々にし、電話連絡が入ったりと始業前の忙しい時間なので、いつも一番必要なことだけを決めるか、決まったことをウルリカが伝えるという簡単なものになりがちだ。今後2週間の予定はすんなり決まり、話題はもう2月末のスポーツ休暇の勤務体制に集中。何だかスウェーデンではお休みのことばかり考えているような気がする。おやつが終わり落ち着いた時点で、子供たちにアイススケート場に行く準備をさせる。子供たちはみんな滑れるのだが、中に運動神経がよく2年祭からアイスホッケークラブに入っているような子がいて、どうも自分があまり滑れないということを知られたくなくて、スケートをパスしたがる子供たちもいる。男の子たちはそんな傾向が強いので、下手な子はいつまでも下手なままになりがちだ。私たちが週に1度通っている屋外スケートリンクはいろいろな体育施設と併設していて、すぐ横にサッカーグランドがある。先週は寒く雪が硬く降り積もっていたのだが、昨日今日と気温が緩み雨も少し降ったため、実は絶好の自然アイススケートリンクが出現した。やんちゃな男の子たちは早速そちらに目が移り、私たちがスケート靴の紐と格闘している間にそちらに移ってしまう。ホッケー場に出現したリンクの方が大きくて開放感があり、子供たちが好むのはわかるのだが、リンクは時間を決めてお金を払って借りているため、呼び戻す。リンクで小1時間を過ごし、ストロービスに戻るともうお迎えの時間が始まりだす。子供たちがいなくなり、後片付けを済ませたところで、ウラマイ登場。実は今夜はウルリカのところに御呼ばれ。3人でストロービスの今後のことを含めて話し合おうと、12月に忘年会を含めて計画していたのが新年会になってしまったのだ。ウラマイの車で彼女のアパートへ。海が見渡せる高台の上に建つアパートの10階で、海が前面に見える絶好の眺望だった。もちろん彼女の娘も一緒だが、なにしろ活発な子で、客人が来たためか一層興奮し、9時過ぎまでなかなか会話が成り立たなかった。3人の会話の中心はどうしても、J.O.の動向になってしまう。彼とは金輪際一緒に仕事をしたくないというウラマイは、彼がいる限り復職しないと運営委員会に宣言し、それを取り下げるつもりはサラサラない。J.O.が職にとどまり、彼女が戻って来ないと、私は彼とまた位置からの出直し体制を作らなければならない。それは荷が重すぎる旨を私も運営委員長に伝えた。最終的な人事決定権は運営委員にあるので、いろいろな要望や希望は運営委員長に出すことになる。J.O.がいなくなれば、ウラマイは戻ってくるし、ウルリカも娘が大きくなるまでの間仕事を続けても良いといっているので、女性3人体制でやって行こうと話が落ち着く。話し始めたのが遅かったため、彼女の家を出たのは10時半近く。家に連絡を入れようと携帯をかけるのだが、いくら鳴らしても現在使われておりませんの案内がむなしく響くだけ。やっと家にたどり着くと、なんと家の周辺は真っ暗。停電していたのだ。久しぶりに家の中でろうそくをともし、すぐにベッドに直行。
2006年01月12日
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出勤する地下鉄の中で見た新聞に、通行税についての記事が載っていた。ストックホルムでは1月3日から、6ヶ月の通行税の試運転が開始されたところで、開始1週間の状況についてだ。様々な環境破壊の元凶ともなる車の量を減らして行くことを目的に、6時半から18時半までの間にストックホルムの中心部に出入りする車に税金という名の通行料が課せられるのだ。ここに至るまで長い議論が続いたが、ともかくやってみてから本当に導入するかどうかの決定をくだそうという試行段階の始まりでもある。課せられる金額は、その時間帯により10,15,20と一律ではなく、1日最高60クローナという上限が決まっている。往復を考えると、最低20クローナ(約300円)だが、仕事のために毎日車を使わねばならない人にとってはかなり手痛い出費になるだろう。この税金の回収は、関門所のようなところで払うのではなく、関門に取り付けられた機械がナンバーを読み取り、それが統括本部に登録され、銀行と連動させた自動引き落とし装置を入手した家庭の銀行口座から引き落とされるのが一般的だ。装置を入手していない人は、駅のキオスクかセブンイレブンで5日以内に支払わねばならない。この方法で厄介なのは、車ナンバーは登録され金額ははっきり記録に残るものの、請求書が発行されるわけではないので、各自がしっかり記憶しておく必要があることだ。うっかりしていると追徴金が加算され、駐車違反のような嫌な思いをすることになる。通行税の試行が始まる前の12月は、どんな混乱が起こるのだろうかというおっかなびっくりな雰囲気が漂っていた。始まってみると、通行料の少ない新年明けということもあって、意外と混乱も少なく1週間が過ぎて行った感じだ。スウェーデンでの国内移動のピークはクリスマス前後なのと、年始は2日から通常の生活が戻ってくる (学校を除く) のが当たり前なので、この時期の開始が的を得たのだろう。普通でも交通量の少なくなる時期での1週間の結果なのだが、やはり交通量は40%近く減少しているらしい。おまけに毎日何らかのまとまった金額が国に返ってくるのだから、6ヵ月後の最終決定までの今後の動きが気になるところだ。我が家は車を持たないので、お気楽に客観的に考えているが、小さな子供をたくさん抱える家庭、障害者を抱える家庭、仕事に車がどうしても必要といった人々からの不満や思わぬ不手際も今後出てくることだろう。ストロービスの方は、今日が本当の冬休み最終日。明日からは全員、学校生活が開始し通常のルーティーンに戻る。昼前に出勤すると、みんなの団欒の場には積み木の道が床に描かれ、全員がテレビを見ていた。冬休み最後の日とあって、ウルリカも好き放題にさせたのだろう。彼らが見ていたのは、画面に書かれている電話番号に掛けて、綴りのある一部が書かれた言葉を当てるという簡単な内容なのだが、正解すると賞金がもらえるというところが味噌の番組。簡単な言葉遊びだけに興味を示しているのならばいいのだが、子供たちは賞金のお金の方ばかりが気になる。いろいろな言葉を思いつく子供たちは電話をしてくれと騒ぐのだが、18歳の年齢制限があることをたてに突っぱねる。おやつが済み、子供たちがそろったところで、午後をスキーで過ごすか、そりにするかを決めさせる。全員がスキーを持参していないので、そろってスキーの日とできないためだ。スキー組4人にJ.O.が着き、あとはそりなどを持ってIBM坂へ。坂に張り付いた雪は踏み固められ、ソリすべりには最高の状態。他にだれもいないところで、人が少なくてよかったとウルリカと話していたら、他の学校の生徒たちが大勢やってくる。40人近くの子供たちに膨れ上がり、大騒ぎとなる。スキーを走りこんできた子供たちと合流し、ストロービスへ戻る。スキーの足前の達者なJ.O.は、それぞれに能力に差がある小さな子供たちを誘導していることに対する配慮が欠け、後を見ずに先に進んでいく。後に残され、様々動きをしている子供たちに対応するため、あちこち走り回ってしまった。
2006年01月10日
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今日から学校が始まるところが多く、本当に冬休み気分が払拭されそうだ。実は子供たちが通う2つの学校の内の一つは明日まで冬休みなので、今日明日と朝から明けねばならない。まだ休み気分の子供たちと学校が始まってしまった子供たちが、午後からは混在するのでなかなか厄介だ。8時に開所したら、15分過ぎからバタバタ子供たちがやってくる。保護者たちの仕事場も普通に戻っているのだと実感。久しぶりに顔を合わせる子供たちは、やはりどこか興奮気味で落ち着きがなく、目を離すといたずらばっかりする。朝早くから、ここで音楽セラピーの勉強に来ている学生さんが実習のために訪れる。実習の可能性を探るため、昨年末に一度こちらにみえたのだが、実習にはいろいろな道具が必要で、その道具を入手するまでにずいぶん時間がかかり、実地までに時間が経ってしまった。人間を相手にする仕事に着くための勉強には実習がつき物だが、道具を必要とするものは大変だろう。私の夫がマッサージ師の資格を取ったときには、簡易式のマッサージベッドを買い、インターンとしてあちこちで実習したときにはエッチラコッチラと運んでいた。彼女が荷物を解き、道具の準備を始めると、子供たちが何気なさを装いながら興味しんしんに近づいてくる。中でもシンバルは興味をそそる代物だったようだ。そんなこんなをしている最中、女の子が助けを呼びに来る。なんとある子がでんぐり返しをしようとして、誤って足を棚の角にぶつけてしまい、泣き叫んでいる。当たった所がくるぶしのすぐ下の弱い部分で、少しばかり腫れていたため、大事を取って母親に電話を入れ、病院に連れて行ってもらう。くるぶしの辺りは案外簡単にひびが入るというのを自分自身が経験しているので、母親にすぐ対処してもらった。食事の前に子供たちを外に出すが、冬休み気分の子供たちはだらけて外になかなか出ようとせず、攻防を繰り返す。学生さんが実習を始めようとするのだが、子供たちはお互いが久しぶりの性もあって、子供たちがなかなか集中せず、手こずったよう。ただ、人数が少なかったので、試しとしてはもってこいだったかもしれない。あまり面識のない子供たちを集中させ、活動させるというのはただでさえ言葉にハンディのある外国人にはなかなか難しいものだ。この国で大変でも実習の回数をこなせば、きっと日本に帰ったときには言葉のハンディが無い分、楽しくできるだろう。ミートボールのお昼を食べさせたあと、子供たちを外に。やっと昼食の片づけが済んでひと段落をしたあたりで、今度はおやつの準備。1時半過ぎには、学校が始まった子供たちがやってくるので、それ以降は通常通りの活動だ。おやつ後は、周囲でソリすべりや雪遊び。ある子が昔から使われている、簡単なそりを持ってくる。外遊びで疲れ切った子供たちが中に入ってきて、今度は工作を始める。熱で固まる粘土を使い、冷蔵庫につける飾りのついた磁石やブローチを作る。男の子たちが器用にお母さんに上げるんだといって、ブローチや髪留めを作っている姿はなんともほほえましい。
2006年01月09日
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明日はクリスマスから数えて13日の祝日。これは、純然たるキリスト教教会の伝統行事の意味合いを持つ祝日だ。明日が祝日なのと、いまだ学校も冬休み中なので、今日は半ドンの2時終い。本来は4人来る筈だったが、朝に3人になること判明。半ドンなため、特別なプログラムを組むこともできず、周囲での外遊び中心。雪がたくさんあるので、雪像を作って品評会をしようと持ちかけるが、人数が少なすぎると不評。とはいえ、外に出て雪で何かを作ろうとシャベルと水を持って外に出る。雪は水分が少ないのでパサパサしてまとまりにくい。男の子たちはシャベルと使ってかまくらの巨大なのを作っていた。お昼にパンケーキを焼く。一人の子は昨日の夜も食べたというくらい、パンケーキが好きだ。スウェーデン式パンケーキは、日本のクレープのように薄型のもので、ジャム、クリーム、砂糖などをつけて食べる。私にとってはおやつとしか考えられないのだが、ここの人たちはこれを昼食や夕食に食べることがけっこうあるようだ。満腹した子供たちを食後外に出し、ふんわり雪が降り積もっている庭で、相撲をしようと持ちかける。けっこうおもしろがってやっていた。そうこうしているうちにお迎えがやってきて、あっという間に一日が終わってしまった。来週からはストロービスに子供たちの声があふれる毎日が始まる。帰りに補習校の事務所に立ち寄り、3学期と次年度の計画について校長と話し合い。明日が休みという気安さに、夕飯の仕度も忘れつい8時過ぎまで話し込んでしまう。7日からは補習校も始まり、本格的に2006年の忙しい毎日が始まろうとしている。本当にそろそろ休み気分を払拭しなければならない。
2006年01月05日
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実は、昨日今日と幸か不幸か休日をもらっていたので、やっと体調が復興。明日も含め子供が3人しか来ないので、明日は私が出勤するのだが、この二日は休みをとることのできないウルリカが一人でストロービスの子供たちの相手をしている。昨日はボーリング、今日は博物館へ行くといっていた。たまっていた書類などを必死に片付けながら、メールをチェック。なんと昔の教え子からのメールが入っていた。義務教育課程の教師としては、あまりできのよろしくない私だが、時折思い出したように昔の生徒たちと連絡を取ることができたりすると、補習校に携わらせていただいていてよかったと思う。これからの未来に立ち向かう若人からのメールに刺激され、今の現状にとらわれてばかりではいけないと、少しばかり新しいことに挑戦するのを思い立つ。ページを見てお分かりいただいたと思うが、これから充実していきたいと思っているフリーページの体裁だけを作ってみた。これから中身を充実させていけるかどうかは私の技量次第といったところか。気長にお待ちいただきたい。
2006年01月04日
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謹賀新年!こちらは二日から普通の日が始まるので、学校のない間の子供たちの場としての私たちの職場は今日からが仕事始め。といっても、ここの地域の保護者たちは生活にゆとりのある人々が多く、子供たちにはなるべくなら自由に過ごせる休みの環境を与えたいと思っているところがあり、休みの間は家で過ごさせる方が多く、やってくる子供の数は少ない。今日は私が8時に開所。実は、新年早々、元旦から非常に体調悪く、昨日は一日中寝ていて、いまだ優れず頭がふらふらしている。8時半にトップバッターにやってきた兄弟は元気いっぱい。彼らと話していることで少し元気を取り戻す。10時過ぎにウルリカ出勤。彼女もあまり調子がよくなさそう。彼女のはどうも心理的ストレスの方が大きいよう。子供、仕事、自分のこと、新年においてかんがえることが膨らみ、心に重くのしかかってしまったというところだろう。お昼には子供たちの大好きなホットドッグを用意したが、どうも食いつきがよくない。クリスマス料理続きでみんな飽食の限りをつくしたからだろう。午後は年末にウルリカと博物館へ行こうかといっていたのだが、雪がたくさんあるのでそりをすることに。温かなココアと菓子パンを用意。私は体調悪くてあまり自分の洋服について考えていなかった性か、外に立っていると寒さが身に沁みてしまい、体調の悪さを増長してしまった。ウルリカが子供の数も少ないからと早退を勧めてくれる。彼女も体調悪いのに、もう形振りかまっていられないところに来てしまい、速攻家へむかい、バタンキュウ。どうも新年幸先から、あまり気持ちのよい出だしではないが、悪く始まったのでこれ以上悪くならないよう気をつけるようにしたい。
2006年01月02日
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