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(老朽化で言い訳をする道路会社) 中央道笹子トンネルの事故について、元道路公団の高速道路会社は、事故原因は設備の老朽化によるものだと説明し、マスコミをその通り報道している。私はこの道路会社の説明もおかしければ、それをおかしいと言わないマスコミ各社も不思議でたまらない。 設備の老朽化を言えば、新幹線だって老朽化だし、四十年以上経って問題なく使っている建物や施設はいくらでもある。古いか新しいかが問題なのではなく、それをどうメンテナンスをして、できるだけ長く問題なく使って行くかが、人間の知恵であるはずである。(最大の原因は設計) 今回、どうして事故が起きたかについて、素人目線で見ると、3つの理由が見えて来る。 最大の理由は設計上の問題である。幅1.5メートル、長さ5メートルで重さが1トンもあるコンクリートパネルを、片方は棚に乗せた状態、もう片方は左右1ヶ所の金具で留めただけであるという構造自体、大問題である。 この事について、設計の専門家は「設計上問題ない」という。しかし、それはおかしい。これだけ重いものなら、数ヶ所、金具で留めるという対応があってしかるべきである。 阪神淡路の大震災の時、一本足の高速道路が軒並み倒れた。 私はそれより以前、一本足の設計を見て、地震が来た時に倒れないかと担当者に聞いた事がある。この時、道路の責任者は「関東大震災クラスの地震が来ても大丈夫」と笑って言った。でも、現実は軒並み倒れたのである。 素人が考えても、一本足は不安定この上ない。土台を台形にするか、二本足にするという設計にするのが安全を考えれば当然なのに、そんな常識を彼らは持っていないのである。 自然は人間の予想を超える事を時として起こす。だからこそ、設計は計算に頼らず、素人が考えてもより安全という設計にしないといけないのは自明の理なのに、しないのだ。(手抜きメンテナンス) 2番目の事故の原因は、メンテナンスのお粗末さである。 設計工事した当時は、今の設計で通ったかも知れない。しかし、これだけ自然災害が起きている時に、40年前の設計を見直すという発想があって当然だし、点検も念入りに行わないといけないと考えるのが普通だと思うが、道路会社はそれを怠ったのである。 報道によると、点検は目視で行っていたという。目視とは何かと言えば、表面を見ただけという事である。鉄道の線路や橋脚などの点検では、スパナか金槌状のもので叩き、その音で異常を点検するという話を聞いた事がある。異常があると、音でわかるのだという。 少なくても、40年も経っている高速道路なら、それくらいの点検が日常行われていて当然なのに、それをしておらず、今回事故が起きて、慌てて、叩く検査をして行くという。考え方が基本的に間違っていると言わざるを得ない。 何故、そうなるかと言えば、旧道路公団のような組織は、工事や作業を何重もの下請けに出し、実際に作業をする担当者には経費の何分の1しか支払われない。だから、作業も手抜きになる。そこに今回の事故を起こした3番目の理由があるのである。
2012.12.03
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(橋下大阪市長に強烈なライバル意識) 未来の党を立ち上げた滋賀県・嘉田知事の記者会見の時の顔を見ていて、いやしく、さもしく、権力に対する強い欲求を感じた。少し人を見る目を持つ人は同じ事を感じたのではないだろうか。県知事としての評価についても、顔を見ると首を傾げたくなる。 そもそも、未来の党を作ったのは、小沢一郎と亀井静香の二人であるのは政界の常識である。この二人は、橋下大阪市長、石原前東京都知事、みんなの党の渡辺代表に働きかけ、皆に断られたので、党の顔として嘉田氏を担ぎ出したのである。 皆が断った理由は簡単である。小沢、亀井の二人は旧自民党の議員の中でも、最も金に汚れ、権謀術数に長けた政治家として知られており、誰も付き合いたくないと考えたからである。その二人が作った党に、党の顔として自分を置くという神経が理解できない。 しかし、それも政界通に話を聞くと、納得出来る。嘉田氏が滋賀県知事選に出ようとした時、周囲は猛反対で、それでも立候補するというので、京大教授だった夫と離婚している。そして当選後も、橋下大阪市長に対して強烈なライバル意識を持ち、「何故、自分に光りが当たらないのか」と強い嫉妬心を持つ権力志向の強い人だという。(顔は生き様の反映) 筆者は占いや易をする者ではない。長年記者として、万を越える人を取材して来た。そして、近年は十年以上にわたって企業の採用を担当し、三万人以上の学生を面接して来た。 その経験からすると、人間は生まれてから一定年数経つと、その人が人生をどう過ごして来たかが顔に出て来る。美醜ではない。人相、目つきの良し悪しである。 今売り出し中で、ドラマにも良く出ているし、TVCMでも毎日のように出ているある若手女優は、顔は間違いなく美形である。しかし、その顔付きを見ると、僅か十数年だが、どう生きて来たかが見て取れる。聞けば、学校ではいじめっ子、ヤンキーとして有名だったという。(生き方で変わる表情) 政治家でも財界人でも、官僚でも、会った事がなくても、顔を見れば、その人の行き方、心の持ち方が理解できる。小沢一郎は間違いなく、悪い事を散々やって来た悪人の顔だ。 かつて、NHKの実力会長として君臨した島、海老沢という二人も悪人の相である。以前、大きなスキャンダルを起こした野村證券の小田淵と言われた田淵元社長も同様だ。 元大蔵省事務次官で、今、郵政グループのトップに君臨する斉藤社長も散々悪い事をやって来たというのが顔に書いてある。彼は大蔵省時代、自分よりも後輩を麻雀に誘い、遠慮する相手から多額の金をむしり取り続けたという有名な逸話がある。小沢一郎と組んで福祉目的税を無理矢理導入しようとして、細川政権を潰した張本人でもある。 人間は醜い顔に生まれても、その生き方で、ああこの人は良い人だなと感じる人はいくらでもいる。また、元々、良い顔だった人がしばらくして、ひどい人相になったので、どうしたかと思ったら、悪い事をやっていたという話も結構ある。行動が顔付きに表れて来るのである。 政治家は選挙では良い事ばかりを言って本音が見えない。投票する時の一つの指針に、顔がいやしいかどうか見るのも一つの見方である。ポイントは目つきである。
2012.12.03
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