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shaquill

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これが学生の親の仕事なのか？

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January 3, 2004

ウリナラ崇拝者との忘年会については書いたんだけど､

３人で飲みに行った。
一人は前にも｢髪の分け目は千駄ヶ谷」で登場した
おい～っすと返事するスヨンちゃん、３０歳。
もう一人は超金持ち某財閥一族の主婦、ジヨンちゃん３２歳。
そして働く日本人妻・Shaq３２歳。
全然やってることも生活も違う３人なんだけど妙に気が合う
友達で、時々会っては酒飲んでストレス発散。

飲みまくり、しゃべりまくりだった。
この日はけっこうそれぞれの悩み相談会って感じだった。

まず、スヨンちゃん。
彼女の悩みはズバリ、結婚である。
彼女はキャリアをつんで、若いのに会社でも日本で言えばすでに課長。仕事も楽しくてずっと続けたいと思ってる。
ところが、韓国は女性の進出を褒めてくれても、結婚しない女性を褒めてはくれない気風がまだまだ残っている(笑）
彼女は去年｢結婚しろ｣プレッシャーにもまれまくったらしい。
韓国も女性の高学歴化が進み、結婚も晩婚化が進んでるとニュースではいつも言ってる。
ところが、実生活では独身女性は風当たりが結構強い。
かなり強行に見合いをセッティングされたり、盆暮れには
親戚連中に「まだ結婚しないのか、３０なのに」

私は３０代以上の独身女性の友達が数人いるが、みんな社会的地位を確立し、とても輝いて生活しているし､人間的にも尊敬できる人ばかりだ。でも　韓国社会ではそれをなかなか素直に認めてくれない。
スヨンちゃんは彼がいる。でも彼と結婚する気はないそうだ。
で超保守的なお兄さんが次から次へとお見合いを持ってくるらしい(笑）
彼女の会社は自由な雰囲気の会社で　誰も結婚しととは言わないが、なんと彼女は３０歳にして会社でうえから４番目の年になっているそうだ。上といえば社長とか重役だけ。
結婚したいと思ったときに結婚したい。

なかなかそれをよしとしてくれない韓国社会である。

次にジヨンちゃん。
韓国のドラマかい？と思ってしまったのだが､金持ち一族ゆえ
大学卒業と同時に某財閥の息子とお見合い結婚。
豪邸に住み、住み込みのお手伝いさんが２人おり、買いたいものは何でも買えるよって感じのうちの嫁である。
彼女の悩みは｢離婚」だ。
彼女は今別居中である。夫を愛してないんだそうだ。
じゃ、離婚しなよって私たちはいつも言うのだが
それがなかなかできないらしい。
韓国では結婚は二人だけの問題ではなく、家族と家族の問題でもある。彼らの家はそれぞれ韓国の名門？ゆえ、地縁関係は新たな利益を生み出すようで、泥沼離婚ともなれば
その協力関係にも影響が出るらしい。このご時世に冗談でしょ？と私は笑ってしまったが､話を聞けば聞くほど　韓国で地縁関係をもつことがどのくらい会社に影響を与えるか、どのくらい金が動くかわかって、庶民としてはアドバイスできる類いのものではなかった。
彼女も最近は留学することを決めたり、娘さんの勉強にかかりきりになったりで　別居だけでもいいかと思うようになってきたそうだ。でも恋ができないのが淋しいって言ってた。
儒教の国だとか言っても　韓国だって浮気も不倫も死ぬほどあるなかで、彼女がそういうことをしないで恋をあきらめてるのを見ると、結婚てナニさ？と改めて思ってしまう。

そして私の最近のストレスは｢こども」である。
結婚して３年、そして３２歳。
勘弁してくれと思うくらい、毎日言われた。
｢こどもは？」
聞く人は悪気があって聞いてるんじゃなくて、本当に自然な質問なんでそれ自体は気にならなかったが
最近は　ちょっと言い方が変わってきた。

｢今年中に決めた方がいいよ」
｢早くご両親に孫を見せてあげなきゃ」
｢最低でも一人は産まなきゃ」
｢年をとってから産んだら子供もかわいそうだよ」
｢なんで産まないの？」
｢産まないなら産まないでいいけど、それでいいの？」

って感じ。
これには返事の仕様もない。
たぶん日本でもそうだと思うけど、韓国でも結婚したら
こどもを産むのが当然、というよりは産むのが義務みたいに
なっている。
産みたくなくて産まないならそれを宣言して黙らせることが
できるが､私たちはそうではない。
相手が親切で言ってくれてることがわかるだけに　笑って
「そうですねぇ」と言うしかないのだが、これはけっこう
疲れる。久しぶりに会ったり、初めて会う人なんかは
｢絶対言われるぞ！」って身構えてしまう(笑）
実はナニがつらいって最近カマ夫の家族にいろいろ言われること。
他人からナニを言われても適当に返事できるが
家族から言われると　ものすごいプレッシャーになる。
それこそ家族会議状態(笑）
漢方薬を飲まされたり(不妊治療の意味らしい）
母性本能を刺激するためか？赤ちゃんの世話を任されたり
(赤ちゃんは好きだからかまわないけど）
家族の期待が高まるほど、こちらはテンションが下がって
ストレスになっていくのである。

おもしろいのは、｢犬か猫を飼いたい」と言ったら
｢こどもができなくなるからダメ！」と言われた。
いったいなんの関係があるってんだ？(笑）

というわけで、３人３様のストレスをぶちまけ、２時近くまで
飲みつづけたわけです。
おかげでちょっとスッキリしたけど。
去年の鬱憤を晴らしたって感じだったかな？
韓国は女が強いっていうけど、これだけいろいろやられたら
精神的に強くなるよ。
アジュンマ(おばさん）たちは本当にえらい。

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Last updated January 9, 2004 10:57:36 PM
コメント(48) | コメントを書く

■コメント

Re:韓国・女の忘年会それぞれの悩み(1/3)

春原おはなさん

あー！なんてタイムリーな話！ うちはほら、ご存知のとおり研究留学中なので今まで誰にも言われなかったんだけど、元旦に実家に電話したら、ついにはじめて母から「そろそろ、子供のことなんかは・・・」と遠慮がちに切り出されましたよ！！日記に書こうと思ってたんだけどさ。 これが四六時中となると確かにイヤになるだろうね。「神の御心のまま・・・」とでも言っておきなよ。それにしても漢方とかすっぽんとか、笑える･･･ごめん。 (January 3, 2004 01:52:09 AM)