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月曜に埼玉県桶川市のおうちに伺って、ハード(Hurd)社の掃出しサッシのロック金物を交換してきました。以前記事に書かせて頂きましたが、このロック金物はラッチを出し入れする為のロックレバーを差し込む穴が、標準的な斜め45度のタイプではなく、90度の角度で明いています。メーカーから供給された金物は45度のタイプだったものですから、先回その際現場で装着が出来ず、引き返してきたという苦い経験がありました。今回は、メーカーから供給は出来ないとの回答がありましたので、直接部品メーカーから適合する部品を調達して、再度交換に伺いました。当然ながら、今回はちゃんとロック金物の交換が出来て、写真のようにきれいに納まっています。その後、ドア自体の傾き調整とラッチの位置調整を行って、正しくロックが掛かるようになりました。恐らくロック金物が壊れたのは、こうした様々なディメンションのずれでロックを掛ける際に金物にストレスが掛かった為だと思われます。多くの業者さんの場合、壊れた金物を交換してそれで終わりだと思いますが、それではまた破損してしまいます。破損した原因を考えて、その根本原因を直してこそ正しい修理が完了します。遠く桶川まで2回出掛けた訳ですが、余分な時間と費用が掛かって損をしたと考えるのではなく、また更なる経験(ノウハウ)を積むことが出来たとポジティブに捉えるべきかも知れません。そうそう、以前にお話ししましたが、このドアハンドルは既に廃番ですから、大切に使って下さいね。交換は可能ですがデザインや納まりが変わりますよ。<関連記事>: メーカーも間違えます (2020年10月11日)<関連記事>: このハンドルは、手に入りません (2020年12月15日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月23日
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一昨日、リッチモンド(Richmond)社製の輸入アルミクラッドサッシの建具等の取付けに静岡県熱海市まで行ってきました。ボウウィンドウの大きなケースメント建具が5枚、ダブルハングサッシの上下建具合わせて4枚。合計9枚の建具を取り付けてきました。こちらの建具は、雨当たりの多い場所にあって、ガラスと建具枠との境目から雨水が建具内に侵入して、木部が腐ったりペアガラス内が内部結露したりした為、全ての建具を分解して補修すると共にペアガラスを交換しました。曇っていたガラスが美しく光って見えるのが、写真でも分かります。トステムが輸入・販売していたリッチモンドのサッシですが、今では輸入をされていませんから、新しく建具を取り寄せて交換するということは出来ません。ですから、建具をパーツ毎に分解して、既存のガラスの実寸サイズを計測して全く同じペアガラスをオーダーで製作しました。また、LOW-Eガラスにしていますから、通常のガラスよりも断熱性能や耐紫外線性能が格段によくなっています。建具を分解したと簡単に言いますが、これを破損させずにきれいに外し、ガラスを交換した後にまた組上げるのは、相当な労力と時間、そして特殊な工具が必要となります。勿論、専門知識もないと中途半端にしか修理が出来ませんから、普通のサッシ屋さんやリフォーム屋さんでは歯が立たないと思います。また、ガラス交換だけでなく、輸入のグリルピンを交換したり、網戸の固定ピンも付け替えたりしていますから、新築時のオリジナルな状態に近い状況にまでもっていっています。こういう芸が細かいことが出来るのも、私たちくらいかも知れません。それにしても、1枚30kg以上もあるボウウィンドウの建具は、脱着するのに本当に苦労しました。そうそう、ボウウィンドウの建具には、ロックが上下に2つ付いています。こういう場合下側のロックだけしか掛けないというお客さんもいますが、それでは上側の建具が十分に引き込まれず隙間が生じてしまいます。(よく見ると、建具が傾いて窓枠内に納まっているのが分かります)そこから雨漏れしたり木が腐ったりしますから、必ず全ての窓のロックを閉めておくように習慣付けて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月22日
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沖縄のお客様からキャラドン(Caradon、CWD)社のダブルハングの不具合についてご相談を頂きました。ダブルハングサッシの両サイドには、サイドジャムと呼ばれる樹脂製のレール部材が付いているのですが、そこに割れが入ってきてしまったというものでした。写真のように割れてしまうと、恐らく下窓を上げ下げする際に引っ掛かってきて、建具の可動がスムースに行かなくなっているのではないかと思います。取り敢えず、このくらいなら使えるだろうとは考えていらっしゃると思いますが、この割れが酷くなると建具の固定が不安定になったり、上げ下げに支障をきたしたりする恐れがありますから、放置するのは危険です。ただ、キャラドンというメーカーは、既に存在していませんし、そこを吸収合併したプライジェム(Ply-Gem)というサッシメーカーもアフターサービスは基本してはくれません。サッシメーカーが存続している状況であれば、ジャムだけを交換部材として取り寄せることも可能ですが、今回はそうは行きません。違うサッシメーカーのものを装着するというのは、建具の形状がメーカーによって違うので不可能ですから、シエラ・パシフィック社のアップグレード・キットを使って、ジャムと建具とを一緒に交換する以外に方法はありません。また、この場合窓枠そのものはそのまま使いますから、その窓枠に入るように詳細寸法を調査・計測する必要があります。でも、それが出来るのは日本でもホームメイドだけだと思いますので、沖縄に名古屋から出張しない限り修理・メンテナンスは難しいというのが現実です。ただ、それを行うと見栄えは変わらず、窓の開け閉めも新築時と同じように出来ますから、お金を掛けてやるだけの価値はあるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月19日
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本日、ペラ(Pella)ウィンドウ製ダブルハングの建具交換及び網戸の張り替え作業を行いました。何でも泥棒が侵入しようとガラスを割ったはいいが、ペアガラスだった為ガラスを建具から全て取り外すことが出来ず、途中で諦めて帰ってしまったとのことでした。国産サッシのシングルガラスと違って、ガラスの周囲が接着されているペアガラスだった為、割れ残ったガラスをサッシ枠から簡単に抜くという訳にはいかなかったようです。まあ、そういう点で輸入サッシは、泥棒や空き巣に入られにくいとは言われていますが、そこで気を抜いてはいけません。輸入のサッシや玄関ドアでも、何某かの一工夫を実施することで、更に抑止力となりますから、検討してみて下さい。今回は、上げ下げ窓の下窓の建具だけをアメリカから取り寄せて、室内側の木部の防水塗装と屋外側のガラスの周囲を防水対策してから取付けました。破れた網戸は、グラスファイバー製のスクリーンを張って、劣化していた取っ手部品も手持ちの部品で交換しました。本来、網戸の修理依頼は張替えのみだったのですが、引っ張れば千切れてしまう程の状態でしたから、取っ手もサービスで交換してあげました。普通のサッシ屋さんであれば、グラスファイバーの網も取っ手も在庫していないでしょうから、こういうのはホームメイドならではかも知れません。何れにしても、完璧に元通りになりましたから、お客様も満足されていたと思います。(ただ、コロナの影響もあって、海外からの納期は余分に掛かりました)年末年始は空き巣も多くなります。皆さんも十分にお気を付け下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月18日
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未明に降った雪が朝方にも残った状況でしたが、少し陽が高くなってくるのを見計らって、大垣市のお客様のおうちに修理へ伺いました。今回は、アンダーセン(Andersen)のダブルハングの下窓が腐ってきたということで、新しい下窓建具を6枚用意していきました。勿論、木部の防水塗装や屋外側のガラスの周囲を防水処理した状態で持ち込みました。(メーカーから出荷されてくる時は、木部は無塗装ですし、防水処理も十分かどうか分からないので、こちらでも作業を行います)このおうちのサッシは、すぐ下にアルミ製のベランダの床が接していて、これでは台風のような強い雨風の時は雨が吹き上がって、サッシに直撃してしまいます。そういう設計上の問題もあって、下窓や窓枠への漏水がひどく、今回建具を交換することとなりました。また、窓6ヶ所のうち、2ヶ所についてはバランサーのヒモが切れて窓が開かない状態になっていましたので、バランサーも交換しました。アンダーセンのバランサーは、やはり20年くらいが寿命のようで、以前にもこちらのおうちのバランサーを交換したことがあります。建具やバランサーの交換だけでなく、窓枠の下端も腐ってきている状態でしたから、余分な仕事ではありますが、防水コーキングを使って簡易に漏水対策も行いました。何れにしても、外壁等を塗り替えする際にでも抜本的な窓周りの防水対策を行う必要がありますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月17日
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こちらは玄関ドアのハンドル用ドアラッチ。ハンドルは、屋外側だけでなく室内側にも同じものが付いているタイプで、それぞれのハンドルに心棒が付いていて、それがこのラッチの両側に差さっているというものだそうです。心棒を差す穴が途中で仕切られているのは、それぞれの心棒が独立して動作するようにする為で、それぞれが右回転して開くという特殊なラッチです。現在北米で販売されているドアハンドルは、通常外側がハンドルで、室内側はドアレバーかドアノブが付いているタイプになります。それに心棒はラッチ穴を貫通していて、ハンドルとレバー(又はノブ)とをつないでいるのが一般的。そういった点で、どこのメーカーのものを探しても、同じタイプのものは見付けられないのが実情です。せめてドアノブ・メーカーの名前だけでも分かれば、交換部品を探せるかも知れませんが、品番や品名など全く分からないという製品の部品は探しようがありません。新築時にどういったものを使って家づくりをしたか、仕様書や図面、見積書などの記録を残しておくことって、本当に大切なことです。勿論、全く違う新しいものに交換するというなら、記録の必要性も少ないとは思いますが、取付け穴や取付け寸法などが合わないと施工は大変になるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月16日
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お客様から破損したので交換したいという相談を頂いたハード(Hurd)社製スライディング・パティオドア用のロックハンドル。無理に操作したら割れてしまったということで、窓メーカーに交換部材の供給を問い合わせしました。でも、このハンドルは、既に廃番になっているとのことで、同じものは供給出来ないという返事。調べてみると、形状の違うロックハンドルであれば入手可能ということでしたが、大きさ・形状が違うということは、取付け穴の位置も違いますし、ハンドルの周囲の塗り直しもしなければ、きれいに納めることが出来ません。お客様は単純に部材を調達して自分たちで交換すれば直せるだろうと考えていたようですが、取付け穴を明け直したり既存の穴を塞いだり、ドアの塗装をしたりと専門業者でないと出来ない仕事が必要となります。ただ、現場は福島県ということですから、愛知県からとなると出張旅費が相当掛かってしまいます。勿論、これをちゃんと直せるビルダーは、国内でも限られているでしょうから、私たちにご依頼頂くかそのまま放置するか二者択一です。国産サッシのようにサッシを交換する以外直しようがないという訳ではありませんが、工夫や加工が要るという点では少々面倒な案件ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月15日
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最近、網戸の固定ピン(スクリーンピン)についての問い合わせが多くなってきたように感じられます。マーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)といったメーカーは、網戸を窓枠に固定する際に写真のようなピンを使います。この写真をお送り頂いたお客様は、この固定ピンをマーヴィン用とご案内頂いていますが、古いものの多くは長いシャフトが樹脂製のものだったようにも思いますから、窓メーカーはよく分かりません。ただ、こうしたスクリーンピンは、規格的には同じサイズであることが多いですから、どこのサッシ・メーカーでも私たちが在庫しているもので大丈夫です。ただ、私たちのものはシャフトが樹脂製ですから、アルミ製をご希望される場合は取り寄せとなりますので、納期が少々掛かります。(写真のピンは、シャフトが鋳物で出来ているようです)でも、以前記事に書かせて頂いた通り、スクリーンピンで経年劣化を起すのはシャフト部分ではなく頭のつまみ(写真では白い部分)ですから、アルミ製に拘る必要はありません。また、アルミシャフトはつまみ部分の挿入には不向きで、かなづちで強く叩かないとつまみを装着出来ないという不便さもありますから、私たちは樹脂製のものに拘ります。(樹脂製のシャフトは、指で押し込むだけでつまみが装着出来、滅多に抜けてしまうこともありません)皆さんも新しい年を迎えるに当たり、古い輸入網戸をメンテナンスして家を気持ちよくしておきたいですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月14日
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お客様から収納折れ戸として使うバイフォールドドア用の部品が破損したので、調達出来ないかというご相談を頂きました。その部品はピボットと呼ばれる部品で、折れ戸を支える軸部分であったり、扉を開閉する際にレールの中を走る機能を果たしたりします。今回のものは、頭の部分にローラーが付いたローラーピボットなんですが、こちらはレールを走る方に使用して、20年以上前の輸入住宅ではよく使われた部材です。ただ、長年使っていると、カシメで固定した部分が割れて、ローラー部分が脱落してしまうという不具合がしばしばあります。まあ、プラスチックで出来ていますから、経年劣化は仕方ないですよね。今、このタイプのピボットは殆ど日本には入ってきていません。現在すぐに入手出来るものは、ローラーが付いていないタイプのものになっていて、それは比較的破損が少ないように思われます。でも、それはローラーが付いているものと互換性はありませんから、ローラーピボットが破損したら、国内で販売してくれる業者は殆どいないといった状況です。また、この部品もサイズが違うものがありますから、アメリカから取り寄せるにしてもちゃんとデザインが同じものを調達しないと、ドアに装着出来ないなんてことになってしまいます。私たちは、そういうことにも気を遣って調達するように心掛けていますから、余程間違えることはありませんが、お客様側で早合点して注文をされた場合はその限りではありませんから、注意して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月13日
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お客様からマーヴィン(Marvin)社の輸入サッシに付いていた網戸をメンテナンスしたいので、網戸のコーナー部品が欲しいという問い合わせを頂きました。写真がその部品ですが、黄土色がかったような特殊な色をしています。マーヴィンのコーナー材も形や色も様々あるのですが、この色のものは見たことがないですねぇ。網戸は、長年屋外で風雨や太陽の光に曝されていることが多く、グラスファイバー製のスクリーンだけでなく、網押さえのゴムや網戸を固定するスクリーンピンといったものも劣化します。掃除をする為に網戸を外す時には網戸を落下させたりして、アルミフレームが曲がってしまうこともしばしばです。サッシメーカーによって網戸の仕様も違いますが、20年くらいしたら網戸もメンテナンスをしてあげるといいかも知れませんね。私たちなら、サッシメーカーに依頼するだけでなく、メーカー不明やメーカーが廃業してしまったような場合には、適合する部材を取り寄せて同じ仕様・サイズの網戸を製作することも可能です。相談する住宅メーカーがない人でも相談を受け付けますから、お困りの際はご連絡下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月11日
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以前トステムの上げ下げ窓に輸入のスパイラルバランサーを取り付けて修理したという記事を書かせて頂いたことがありますが、今回同様の案件について福井県のお客様から相談されました。サッシメーカーは不明ですが、国産の窓に何故か輸入のスパイラルバランサーが装着されていて、バランサーやその周辺部品が経年劣化で破損しています。状況は、以前修理したものと全く同じですが、建具とバランサーをつなぐピボットシューという部品の色が異なっています。ただこの色の違いもサッシの色に合わせて変えてあるだけで、部品そのものは同じような気がします。以前修理した経験からすると、バランサーを違うタイプのものに変更して、それに適合する形のピボットシューを装着してやる必要があります。でも、ピボットシューを入れ込んである溝(レール)には現在入手出来るピボットシューは、少し小さめというのが欠点です。そうは言うもののちゃんと装着さえすれば、動作に支障のない状態にまで持っていくことが可能ですから、私たちなら直せるはずです。でも、このお客様は、結局私たちからは部品を調達せずに、他社から仕入れたバランサーと自分で補強するピボットシューを使ってご自身で直されるみたいです。しかしながら、ピボットシューは劣化して破損してしまうと、材質そのものの劣化によって補強が役に立たないような気がします。修理に挑戦されるのはいいことですが、プロにしか出来ない仕事というものがありますから、部品代や修理費だけで考えるのはあまりお勧め出来ません。だって、サッシメーカーは、どこにどんな部品を使ったらいいのかということを全く考えずにこの上げ下げ窓を製品化しているようですから・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月10日
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先日、お客様からご依頼頂いたアルメトコ(Almetco)社掃出しサッシ用のドアハンドルがアメリカから届きました。ただ、私共がオーダーしたものと若干違うハンドルセットが届きました。私共が注文したのは、ハンドル部分とロック・ラッチが飛び出す台座の部分が一体となったものだったのですが、届いたものは写真のように台座部分が2つに分かれていて、それを1つに組み合わせて使うというものだったのです。こういう場合、メーカーが違うものを発送してきたと思うのが普通ですよね。ですから、メーカーに写真を送って、オーダーしたものと違うので正品を送り直して欲しい旨伝えました。その後、メーカーから返事があり、これは正しい製品で以前のものは既に製造されていないということでした。いや、そういうことなら、出荷する前に事前にその旨を私たちに連絡して、新しいタイプのものを出荷してもいいかといったやりとりがあって然るべきと思い、クレームを言いました。ただ、アメリカ人の担当者は、全然悪いことをしたと思っていないようで、製品は更新されたの一点張りでした。まあ、アメリカではこういうことはよくあることかも知れませんが、私としてはお客様から注文を頂く前に製品の形状・寸法をお伝えしていますから、出荷後に言われても困ってしまいます。とは言っても、担当者が無理やり嘘を付いているということでもなさそうですし、実際にこの部材が出回っているようですから、使用には問題ないと思われます。恐らく、一体型だとドアの開き勝手が左右で違う時に、ハンドルを上下反転させなければならないので、ロック・ラッチも逆様になってしまいます。それを解決する為に、ロック部分とハンドル部分とを別々にして、ロック部分を反転させられるようにしたのではないかと思います。まあ、そのこと自体はいいことだと思いますが、もう少しちゃんと事前説明があるといいんですけどね・・・。お客様には発送する前にその旨説明をして、ご諒解を頂いてから出荷する段取りを取りました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月09日
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一昨日、愛知県知立市の輸入住宅でハーフサークルの半円ガラスを交換したという記事を書かせて頂きましたが、今日もそのお宅の話題です。2階にある2つ並んだウェンコ(Wenco)製ダブルハングサッシですが、ガラスからの雨漏れで木製の建具が腐ってしまい、外装のアルミカバーも脱落寸前という状態でした。ウェンコ自体は、既に会社がありませんから、普通であれば窓を外壁から外して丸ごと交換となりますが、ウェンコの窓枠は外さずそのまま利用して、中に挿入されている上下の建具のみを交換するという施工を行いました。この交換作業に使ったのは、シエラ・パシフィック(Sierra Pacific)社のアップグレード・キット。窓の寸法を正確に測って、それに基づいてメーカーがピッタリサイズの建具を製作してくれるというサービスです。ただ、これが使えるのは、シエラ・パシフィックの仕様に適合する窓枠のものだけですし、ケースメントのようなサッシも対象外です。ウェンコのサッシは、仕様に適合する形状の窓枠でしたし、今回のものはダブルハングサッシでしたから、寸法を間違って計測しない限りは交換することが可能でした。新しい建具は、木部が無塗装ですし、ガラスの周囲もメーカーで防水処理がされただけですから、既存の窓枠の色に合わせてティンバーケアで防水塗装を行った上で、ガラスの周囲も私たちで再度防水処理を施しました。また、シエラ・パシフィックのサッシは、木部に「コアガード」という仕様の防水木材を使用していますから、雨漏れで腐る心配はありません。手が掛かっている分少し費用は高いですが、雨漏れによる損傷リスクの心配を考えたら、安い買い物かも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月08日
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昨日、愛知県知立市の輸入住宅でハーフサークルの半円ガラスの交換を行いました。サッシは、ウェンコ(Wenco)のハーフサークルで、ペアガラスの周囲に回してあるスペーサーが経年劣化ではみ出してきていました。多分ガラスの周囲から水が入ったか、長年の気温の変化によってスペーサーが変形したのが原因だと思われます。写真は、不具合のあるペアガラスを外して、新しいガラスを装着する準備をしている処ですが、ガラスやその周囲がきれいに外れているのが分かりますね。でも、これを外すのが相当大変な作業でした。周囲の木製ガラス押えに何ヶ所か隠しビスが打ち込まれており、それを切断しないとガラス押えが外せません。当然、ガラスも外れませんから、太いビスを金ノコで切る訳ですが、殆ど隙間も空いていませんし、半円ですから大きな刃が付いたものも入りません。ほぼ手作業で金属を切らなければならず、今回ガラス交換をする半円窓は2ヶ所ありましたから、交換には5時間近く掛かりました。ただ、幸いだったのは、事前に実寸法を計測したガラスのサイズが、ほぼ正確であった為、製作した新しいガラスをスムースに挿入することが出来ました。恐らく普通のサッシ屋さんやリフォーム屋さんでは、絶対無理と言って見積もしてくれないでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月07日
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築25年の輸入住宅にお住まいの方から、マーヴィン(Marvin)社のケースマスター(ケースメント)のハンドルカバーが破損しているので交換したいというご相談を頂きました。まずは、状況を確認したいので写真を送って頂きたいとお願いして、お送り頂いた写真がこちらです。確かにハンドルを挿入する為の穴が明いている部分に欠損が見受けられますが、カバーよりもハンドルと一緒に引っこ抜けたオペレーターの回転軸の方が問題です。ハンドルの先に付いている軸パーツは元々オペレーターの一部で、これが折れてしまうとうまく開閉が出来なくなります。何か開閉に問題があって、力を入れてハンドルを思いっ切り回した結果、軸部分で折れてしまったということだと思います。形状や詳細寸法が分かれば、オペレーターもハンドルカバーも調達することは可能ですが、オペレーターの取り換えとなると少々厄介です。オペレーターの上に被っている木製窓枠を外さないと、オペレーターは外せませんから、これを外す際に木を割ったりしてしまう恐れもあります。一般の皆さんにも私たちと同じような道具があればいいのですが、そういったものをいくつも持っているという人はそうそういません。また、運よくそういったものを交換出来ても、その原因である開閉のしづらさを解消してあげないと、またオペレーターが壊れてしまうかも知れません。一番いいのは、私たちのようなプロの仕事をまずは観察して、どういった技術や道具が必要かを勉強してから、ご自身でトライすることだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月06日
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アンダーセン(Andersen)の販売代理店から、名古屋のお客様でドアパネルを交換して欲しいという相談があったので、私共で対応してもらえないかとのご依頼を頂きました。昔からそこから輸入部材の購入をさせて頂いておりましたし、アンダーセンのサッシの修理はお手のものですから、快く引き受けさせて頂きました。そのお客様からいくつかサッシの写真を頂きましたが、引き違いの掃出しサッシを2つつなぎ合わせて中央の2枚のドアを左右に開く感じの大きな4枚ドアでした。幅は3mを大きく超え、高さも通常の2mのものを少し高くした特別サイズの引き分けフレンチドアでした。ドアパネルの交換をしたいということですから、恐らく雨がパネルに侵入して木製ドアを腐らせてしまったことが原因だと思われます。適切なメンテナンスを行っていれば、こんなことになる前に対処出来たのかも知れませんが、一旦腐ってしまったら元に戻すことは出来ません。当時でも滅多に出ない特注サイズの高級品ですから、このドアを交換するにはそれなりの費用が掛かります。ただでさえ、4枚引き分けの大きな掃出しサッシは値段がべらぼうに高いのに、更にサイズが特殊となると通常の倍近い費用が掛かってしまいます。勿論、私たちは屋外側のガラスに防水処理を自分たちでもやりますし、無塗装の室内側の木部もティンバーケアで防水塗装を行った上で、交換作業を行います。そういった点では、他のリフォーム会社と比べて材料も手間も拘った仕事になりますから、修理費用も高くなるのは当たり前です。でも、将来同じ不具合が起るかもという不安を感じなくてもいいのであれば、私たちの仕事は反ってお値打ちなものとなるはずです。だって、このくらい大開口の窓となると、絶対マグサは下がってきていますから、ドア枠を上げてやるかドア自体を加工して高さを少し縮めてやる必要があります。そんな手間の掛かる作業が必要なんて、普通のサッシ屋さんやリフォーム屋さんでは思ってもいませんし、現場で修正するのはまず不可能だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月05日
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先日、アンダーセン(Andersen)製の両開きフレンチドアをスライディング・パティオドアに交換してきたという記事を書かせて頂きました。雨が当たって屋外側の化粧パネルが剥がれてきたことが、交換するきっかけでしたが、取り外してきたドアを廃棄する為に会社に持ち帰ってきたのですが、数週間程すると写真のようになりました。何度か雨に当たって、ドアの木部が水を吸ったのでしょう。室内側の木目の化粧合板が、ご覧の通り剥がれてきました。確かに大きな木製パネルですから、無垢材という訳にはいかないでしょうが、せめて無垢材を集めた集成材で作ってあって欲しいものだと思いました。でも、単板としては厚めの板ですから、国産のプリント合板のようにすぐにあんこが見えてみすぼらしくなるということはありません。まあ、高級なドア製品ですから、木目も美しい仕上げにしたかったのだと思います。ただ、屋外側のガラスの周囲から雨がドア内部に侵入するといったトラブルの場合、内部の木部が腐って、それが室内側の化粧合板にも影響してくるという不具合も少なくありません。そういう時は、室内側も黒く黒ずんだり、木が腐ってきたりしますから、外の状態に十分留意する必要があります。それを予防する為には、サッシのガラスやその周囲の枠を定期的に防水処理することが必要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月02日
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現在、装着前の防水作業を行っているペラウィンドウ(Pella)のダブルハング用下窓(ボトムサッシュ)建具。ティンバーケアで木部の防水塗装を行う前に、まずは屋外側のガラス面の防水処理を行いました。とは言っても、ペアガラスの近くまで行かないと防水処理がどこにしてあるのか全く見当も付きませんね。でも、人が気付かないくらいにきれいに仕上がっていますから、一見しただけでは分からないというのはいいことです。ただ、アメリカ人が作っているものは造りが大雑把ですから、白いアルミカバーのつなぎ目や水抜きの様子などをよく観察して適切に処理しないと、将来サッシの雨漏りが発生するリスクを払拭出来ません。そういうことは、サッシをたくさん見てメンテナンスをしてきた私共のような専門家しか分からないでしょうから、単に来たものを取り付けるだけという建築業者さんとは一味違います。サッシの雨漏れによって木が腐ったり、ガラスの中が曇ったりしたという経験のある人なら分かると思いますが、この経験と技術がサッシの寿命を大きく左右するかも知れません。それにしても、交換する新しい建具の入荷が毎週のように続いていますから、どんどんやらないと会社の中が一杯になってしまいそうです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年12月01日
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今回は、アンダーセン(Andersen)社製ダブルハングの下窓(ボトムサッシュ)のみを6枚防水処理します。こちらは、大垣市の輸入住宅に取り付ける予定の建具ですが、長年の使用でガラスの縁から建具の木枠に雨が侵入して、木が腐ってしまいました。特に南側や東側の外壁面に取り付けられた窓については、台風の風当たりが強いせいで、余計に雨が入りやすいと思います。当然、新品の交換用建具もメーカーが製造段階でコーキング等を入れて防水処理をしているのですが、アメリカ人の仕事ですからやっぱりある程度雑であることを考慮する必要があります。また、建具の木枠については、メーカーからの出荷時点で無塗装状態でやってきますから、こちらでの塗装も念入りに行う必要があります。普通の住宅メーカーや工務店だと、内装用のニスを着色して木部に塗るという方法が一般的ですが、ニスには防水性能がありませんから、万一の際に何も役割を発揮出来ません。屋外側のペアガラスの周囲やガラス押えのつなぎ目など雨漏れのリスクがありそうな場所は防水処理し、万一雨が入った時の逃げ道には敢えて防水処理をしないという工夫が必要です。また、室内側の木部には、木部専用の防水塗料 パラペイントのティンバーケアを使うなどして、雨などから木を保護してあげることも大切です。こうやって、交換用の建具を施工する前に防水作業を行うと、窓に付けた後では塗りにくい部分にも十分気を遣って施工が出来ますから、現場作業よりも丁寧な仕事が出来ますよね。それにしても、建具6枚を防水するのって、結構手間が掛かります。だって、全て手作業ですし片面を施工後半日以上は乾かさないと裏面の作業が出来ませんから・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月27日
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勉強会で知り合いの塗装会社の社長さんから、古い輸入住宅の外装の塗り替えをしている時に、輸入の木製サッシに付いている部品を誤って壊してしまったとの相談がありました。20年以上前に建てられた北欧系の輸入住宅ということで、どこにも相談する先がなくて困っていたら、ふと私を思い出してくれたみたいです。どんな部品か分からないので写真を送って下さいと依頼して、頂いた写真がこちらです。これは、金物の丸く明いた溝にプラスチックの細長い部分が差し込まれて固定されるという構造の金物です。細長い部分の上半分が割れて欠損した状態になっていますから、しっかり固定出来ず緩くなっている状況ですね。でも、実はこのサッシや部品は、以前別のお客様のおうちで見たことがありますし、これを調達するスウェーデン・ルートも持っています。そこのお宅のものは、まだ破損はしていなかったのですが、見る限り古くなれば樹脂が劣化して破損することが分かりましたので、そのお客様には破損に備えて今のうちに部品を調達しましょうというお話をさせて頂いたところでした。このサッシは、日本やアメリカ・カナダのサッシとは違って、普段閉まっている時は2つの建具がこの金物で1つになった状態で窓枠内に入っています。そして、一旦窓を開けると、これが分かれて三角の形状でサッシが固定されます。なかなか言葉だけで説明するのが難しいですが、三角形で建具が出っ張るので風は通るし建具も固定されて防犯上の心配も少ない状況を作り出します。ただ、このサッシは木製でガラスを建具枠に固定(防水)するのも、スウェーデン製の特殊なパテを用いなければなりません。ですから、サッシにパテを打ち直すという時には、この樹脂製の固定金物も一緒に海外から調達するのがお勧めです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月26日
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高さ2mくらいの輸入の玄関ドアなら、ドアヒンジが3枚装着されています。輸入のドアは頑丈に作られていますから、木製でもグラスファイバー製でもスチール製でも相当な重さがありますので、それを支えるヒンジ(蝶番)も肉厚なステンレスやスチールで出来ています。ただ、毎日頻繁に開閉する玄関では、蝶番同士の摩擦が大きく、合わせ目が徐々に摩耗してしまうのは仕方ありません。ですから、ドアヒンジの寿命は、おおよそ10~15年程度。それ以上使い続けると、ドア下が敷居に擦ってきたり鍵がうまく穴の中に入らなくなったりします。そうなるとドア自体の破損やロックの不具合につながりますから、早めに交換・調整することが大切です。そういう問題を出来るだけ先送り出来るように、私たちは蝶番の合わせ目に太いベアリング・ワッシャーを挿入したドアヒンジを調達しています。これが入ったヒンジだと、蝶番の摩耗が減りますし、摩耗した黒い金属粉も出なくなります。勿論、摩耗を完全に止めることは出来ませんから、ある程度使ったら交換はしなければならないのですが、15年くらいではビクともしません。普通のドアヒンジに比べれば、価格は高いものとなりますが、これを交換する期間が長くなれば、その分作業に係る人件費も抑えることが可能ですし、トラブルも少なくなるのですから、いいものを使う方が反って得だと思います。皆さんのおうちの玄関ドアや勝手口ドアを確認して、ヒンジの摩耗が進んでいるようなら、交換しておくと安心ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月25日
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先日、アルミクラッドのサッシを分解して、木枠とアルミ枠とが分かれた状態にしたものを記事でご覧頂きました。今回、新しいペアガラスを入れ直して、枠を組み上げて元通り復旧させた建具がこちらです。リッチモンド(Richmond)社のボウウィンドウに5枚入っていたケースメントの建具ですが、ご覧の通り美しく修理することが出来ました。(まだ、修理が必要な建具は残り4枚ありますが・・・)四方の枠を組み上げる時、ちゃんと対角線をみて組上げないと歪んだ四角になってしまいますから、そういう細かな寸法もチェックしなければなりません。勿論、一旦確認した寸法が狂わないように、コーナー部分にクランプを当てて角度を決めた上で各部材を装着していきました。今回、ガラスが曇ったということでペアガラスを交換することとなった訳ですが、アルミクラッドのサッシで分解出来るものは少数です。ただ、ガラスのみの交換が出来ないものは、建具自体をそのまま交換しなければなりませんから、海外のサッシ・メーカーに依頼して製作してもらう必要があります。その分、時間も費用も多く掛かりますし、古い建具はゴミになってしまうので、無駄も多いと思います。ガラス交換する為には、窓枠からの取外し・開口部の雨養生・建具の分解・ガラスの採寸・ペアガラスの調達・建具の組み直し・防水処理・木部防水塗装・窓枠への装着・窓調整といった具合に様々な手順や手間が掛かりますが、ガラス以外は廃棄物が出ないという点ではエコではないでしょうか。また、同じようなガラスのトラブルが出ないように、組み直ししながら雨対策が出来るという点でも、安心感はあるかも知れません。まあ、施工する私たちとしては、手っ取り早く建具を交換・修理が出来る方が楽ではあるんですけどね。勿論、メーカーが古い形式の交換用建具を作ってくれないという場合もありますから、そういう時は今回のように手間暇掛けて作業する必要はありますが・・・。でも、こんなに時間を掛けて窓を直す業者は、国内でも殆どいないかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月24日
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昨日、大治町にある輸入住宅のサッシ・メンテナンスを行ってきました。様々な作業を行ったのですが、今日はその一つをご紹介しましょう。写真は、2階のベランダに取り付けられたミルガード(Milgard)社製掃出しサッシの下枠レールの部分を写したものです。シルバーのレールの周辺が黒ずんでいるのが分かります。ここは元来白い樹脂で出来ていますから、こんなに黒くなることはありません。こちらのおうちは、周囲を畑に囲まれており、周りの家も少し離れた位置にあることから、風当たりも少し場所です。ですから、風に運ばれて細かな砂ボコリや排気ガスの油汚れなどが飛んできます。また、南東からの台風の強い風雨が、このサッシを直撃します。お客様曰く、台風や強い雨の時にサッシのレールに雨が溜まり、サッシ枠を乗り越えて室内側に水が溢れてくるそうです。普段、この部分を見ても水抜きの穴のようなものは見られないのですが、実は金属レールを外すとサッシの両サイドに小さな水抜き穴が見えてきます。そこから外に開けられたドレンホールへと雨水が流れていって、排出されるという仕組みになっています。サッシを開閉したりすれば、砂やホコリは自然と溜まっていく状況ですし、戸車が付いたドアの下はどうしても僅かな隙間が明いてしまいます。ですから、何も掃除しなければ、砂ボコリが徐々に下枠内に溜まっていき、そのうちレール下の水抜き穴を塞いでしまいます。その後、台風で雨が下枠内に吹き込んでくれば、自ずと雨が溜まってしまい排出出来ない水が室内へとオーバーフローすることとなります。輸入サッシが高性能な為に、高い気密性が反って雨を呼び込んでしまうということはあるのですが、それに加えて日頃の掃除不足が台風の際の大きなトラブルとなることを意識しなければいけません。レールを外して掃除するとレールを曲げてしまう恐れもありますから、素人の人にはお勧めしませんが、半年に一度レール枠だけでもきれいにして頂ければ、ある程度オーバーフローを防げるように思います。勿論、水抜き穴が詰まってしまいどうしようもないという場合は、私たちのような専門家に依頼して、分解掃除をしてもらうようにして下さい。あと、雨の当たりが頻繁だったせいか、ペアガラス内のスペーサーにヒビ割れや錆びが出てきています。取り敢えず、ガラスの周囲等に防水処理はしましたが、近い将来ペアガラスの交換が必要だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月23日
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最近、ヴァイスロイ(Viceroy)社製掃出しサッシのドアハンドルについて多くのお問い合わせを頂くようになりました。写真はお客様から頂いたものですが、ドアからハンドル等の部品を外して撮って頂いたようです。ハンドル自体には問題がなさそうですが、ロックレバーが折れたり曲がったりして、交換を希望されています。このお客様以外にも、ハンドルが破損したというお問い合わせを数件頂いております。ハンドルは、プラスチックで出来ていますから、鋳物で出来たハンドルと比べて、どうしても劣化が早くなる傾向にあります。特に、南向きの掃出しサッシだと、屋外側のハンドルは紫外線に曝されますから、割れやすくなると思います。ヴァイスロイのサッシは、セルコホームさんが標準仕様として新築する住宅用に使っていましたが、20年以上前の輸入住宅ブームの際はいろいろな住宅メーカーもカナダから調達していました。しかしながら、輸入量としては大手のセルコさんが断トツで、ヴァイスロイが急になくなるまでずっと調達していたように思います。ただ、ヴァイスロイはサッシ用の部材をオリジナルに近い形で装着していたので、なくなってしまってからは交換部品の調達にはお手上げの状態かも知れません。そういう状況ですから、末端のお客様も頼る処がなくて私共 ホームメイドに藁をもすがる思いでご相談を頂いているのだと思います。私共は独自のルートで様々な輸入住宅用の部材を調達していますが、小さな会社で出来ることは大きな会社ならもっと簡単に出来るでしょうから、輸入住宅産業発展の為にもアフターサービスはしっかりマンパワーを掛けてやっていって欲しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月22日
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昨日、リッチモンド(Richmond)社のダブルハングサッシの建具修理について記事に書かせて頂きましたが、今回は同社の開き窓、ケースメント。同じメーカーのものでも、サッシの形式が違うと構造も違います。ダブルハングの場合は、建具本体の木枠の上にアルミのカバーがぴったりと張り付くように作られていました。リッチモンドのケースメントは、室内側の木枠の部分と屋外側のアルミ枠の部分がそれぞれ独自の構造で出来ており、それが合わさることで1つの建具となっています。写真は、ガラス交換の為にその建具を分解して、合わさっていた木枠とアルミ枠とを分離させた状態です。中央部の幅が狭い部分が、それぞれの枠が組み付けられる部分で、それぞれの幅の広い部分が主要なフレームとなります。そういった点では、それぞれのフレーム自体が密着する構造ではないので、フレームからの雨漏れで木枠が腐るというリスクは低いかも知れません。ただ、ペアガラスをアルミ枠と木枠の双方で挟み込み、その固定の為に両面の防水テープをそれぞれに付けるというやり方をしますから、アルミ枠の防水テープが劣化すれば、雨がガラスの奥へと入り込みそこに接する木枠に腐りが発生するリスクは存在します。ですから、アルミとガラスが接する部分の防水をテープだけに頼らず、ちゃんと防水コーキング等で処理しておかなければ、将来の雨漏れには対応出来ないと思います。普段アルミクラッドのサッシを分解することはありませんが、分解可能なサッシをチェックすることで、窓の構造的な弱点や注意点を把握出来るということはいい経験と対策への知識を得る機会となります。それから、劣化した防水テープを中途半端に取ると、反ってそこから雨が侵入する隙間を作ってしまいますから、テープのウレタン素材は十分に剥がさないと意味はありません。ただ、これをきれいに剥がすには相当な苦労や時間、適切な道具が必要です。素人の人や下手な職人がやると、いい加減にやって失敗しますから注意して下さいね。まあ、実際にやったことがないと分からないかも知れませんが・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月21日
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昨日、リッチモンド(Richmond)社のダブルハングサッシの木製建具枠の補修の様子を記事に書かせて頂きましたが、ペアガラスを入れ換えて、アルミカバーを装着したのがこの写真。内部結露を起して、ガラスの中が曇った状態でしたが、見事に美しくなっていますでしょ。アルミクラッドのカバーも、濡れた手ぬぐいで汚れをきれいにしてから、元通りに木枠へ取り付けました。当然、アルミカバーのつなぎ目やペアガラスの周囲には、防水コーキングを入れてありますし、ペアガラスの屋外側と室内側のそれぞれに防水テープも付いています。建具を一度分解して構造も十分に理解していますから、どこが雨漏れの弱点になるかをチェックして、木枠が腐らない対策も施しています。ですから、オリジナルの状態よりもより一層雨漏れに強い建具に変わっているのです。ただ、万一雨が建具内に侵入した時のことも考えて、ちゃんと水抜きになり得る箇所は敢えて防水処理をしない状態にしてあります。(当然、オリジナルの状態でも防水処理はされていませんでした)解体作業を始めてから組み上がるまで、1週間以上の時間を掛けて仕上げていますから、修理原価は度外視ですね。でも、こういうことをすることで経験も積めますし、輸入サッシについて理解を深めることも出来る訳ですから、トライする価値はあります。ただ、道具や材料の準備もしないで闇雲に修復を行えば、破損や復旧不能なんてことにもなりかねませんから、素人のお客様がいきなりやってみるというのはお止め下さいね。また、防水処理はあくまで一時しのぎですから、10年毎にガラスの周囲等の防水をやり直す必要があることをお忘れなく。(お客様の中には、これでもう一生大丈夫と勘違いされる方もたまにいらっしゃいますから・・・)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月20日
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こちらは、熱海のお客様からご依頼を頂いて、ペアガラスの交換をしているリッチモンド(Richmond)社製のアルミクラッド・サッシ。通常、アルミクラッドの窓は、建具に不具合が生じたら建具ごと交換という形なんですが、輸入販売していたトステムでは交換建具の調達はしてくれないので、建具を分解してガラス交換をしなければなりません。お客様からは単純にガラスを交換して欲しいというご依頼でしたので、交換作業を請け負ったのですが、実際に建具を取外しに行ってみると建具の一部が雨漏れで腐っているという状況でした。そんな話は聞いていないと言って、別途そういう作業費も見積もればいいのでしょうが、簡易の修復であればやってあげると現場でお客様にお話ししてしまいました。交換用のガラスを手配するに当たり、建具を分解してガラスの実寸法を計測しなければならないのですが、フタを開けてみると木部の腐りは予想以上に広がっていました。ご覧の通り、左下の大きな部分が欠損した状態になっていましたから、木用のパテを使ってある程度成形したのがこちらです。本来であれば、新しい木材を使って、木枠自体を加工したりするのがいいのでしょうが、木枠が全て悪くなっている訳ではないので、アルミカバーがしっかり装着出来るくらいまで修復をしました。この後、ペアガラスを装着する訳ですが、専用の防水テープや防水コーキングを丁寧に使いながら、元通りのサッシュに組み上げていきます。こういう陰ながらの努力は、組み上がってしまえば見えなくなってしまいますが、私たちは手間暇掛けて輸入住宅の修理を行います。それにしても、お金にならない作業なのによくやりますよね。但し、その分時間は掛かりますので、ご了承下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月19日
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こちらは、昨日交換して取り外した輸入掃出しサッシ用ロックケース。モーティスロックとかモーティシーロックと呼ばれる防犯性の高いロック金物ですが、防犯性が高い分破損してロックが掛かったままになると解除するのも厄介な代物です。マーヴィン(Marvin)社インテグリティ(Integrity)シリーズのスライディング・パティオドアに使われていたものですが、マーヴィン以外の窓メーカーでも多く使われています。このロックケースは、ロックレバーをキーホールに差し込んで操作することで、小さなバネが鍵爪(ラッチ)をアクションさせる仕組みです。本当に小さなバネですから、10年以上使い続けているとそのうちバネが弱くなったり、劣化して外れてしまったりします。そうなると、鍵爪の出入りが制御出来ず、鍵が掛かったままになったり逆に鍵を掛けられなくなったりします。写真のようにラッチが中途半端に出るといった状態は、バネが既に不具合を起していることを意味します。ロック金物は、破損すると即防犯の問題に直結しますから、最近調子が悪いと感じたら、調子が悪いものを含めて家中の掃出しサッシ全てで交換することをお勧めします。また、その際はドアの建て起こし調整や鍵の掛かり調整、ハンドル部分のビスの緩みなどをメンテナンスすると、また長く使えるようになりますよ。トラブルのタイミングは、点検をする絶好の機会です。単純に部品交換するだけなら、素人の皆さんでも出来ますからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月18日
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今日は、マーヴィン(Marvin)社製インテグリティ(Integrity)の開き窓、ケースメントの不具合確認をしてきました。木部の腐りで建具交換が必要なサッシですが、建具以外にも不具合がないか確認する為にお邪魔しました。開閉金物については、錆びやビスの欠損が見受けられるものの、概ね良好ですから、付属の金物以外は必要ないかと思いました。そして、確認を終了しようと窓を閉め掛けた処、窓のヒンジ側のサッシ枠に何やらビス穴のようなものが2つ明いていました。よく見ると、建具側に付いているインターロック金物と対になっているはずの金物がサッシ枠にはないようです。インターロック金物とは、窓を閉める際に建具のヒンジ側の方が、屋外側へと逃げていかないように吊元を保持する部材です。建具の戸先側については、ロック金物でサッシ枠へ引き込む機能が付いていますが、ヒンジ側には引き込む動作をするものがありません。窓を閉める際に、自然とそれをさせる金物がインターロッキングなのです。どこの輸入サッシ・メーカーのものでも、ケースメントサッシにはそういう金物が付いていますから、是非ご自宅のものもご確認下さいね。今回、この部品が欠損していますから、改めて部品調達をしたいと思います。やっぱりちゃんと現場を確認しないと、お客様だけでは見逃していることがありますねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月17日
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20年以上前にお客様の輸入住宅に取り付けられたドライブイン・ラッチ。頭の部分に四角いフェースプレートが付いておらず、円筒形の形をしたデザインになっています。こちらは、タイタン(Titan)というブランドで販売されていたクイックセット(Kwikset)社のドアノブ、ドアレバーに取付けされていました。この金物の鍵爪の部分には、金属の突起のようなものが付いていますが、勝手口ドアなどキー付きのドアノブ用に作られたものとなります。この突起があるとドアを閉めた時に鍵爪が動かなくなり、泥棒が何かで鍵爪を引っ込めるという操作を出来ないようにしてくれます。ただ、玄関ハンドルや室内ドア等に用いられる空錠タイプと違い、このキーロック・タイプは非常に僅かしか使われていませんでした。また、頭の部分が丸いドライブイン・ラッチ自体も、近年国内の輸入住宅では使われていませんから、一般の皆さんが手に入れるのは難しいかも知れませんね。こうしたラッチ部品は、普段よく使うドアに装着されていますから、10~15年程度で消耗・劣化してきます。私たちなら、このタイプのドアラッチでも調達することは可能ですから、ラッチが破損して困っている方は相談して下さい。あと、ラッチだけでなく、長年の使用でバネが弱ってきているドアレバーもあるでしょうから、その場合はラッチと一緒に交換するといいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月16日
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とあるお客様からサミット(Summit)社製と思われる掃出しサッシ用網戸の戸車の調子が悪いので、部品を入手したいという相談がありました。どういったものか分からないので、網戸から部品を取り外して、戸車単体での写真や詳細寸法が分かるものを案内して欲しいとお伝えしました。それで頂いた写真がこちらですが、戸車を外すのに少し時間が掛かるらしく以前撮った写真をお送り頂いたそうです。ただ、単純に網戸の戸車と言っても、車輪の直径や装着ビスの位置、部品の構造・デザインといった差異で部品が様々存在します。ですから、網戸から戸車の一部が見えているだけという写真では、適合する部品を特定することは出来ません。この状況で多分この部品だろうと適当に判断したら、きっと間違った部材を調達してうまく網戸に取り付けられなかったなんてことになるはずです。ちゃんとした部品を入手するには、もう少ししっかりした情報に基づいて適合するものを特定する必要がありますね。また、こうした部品は単純に網戸のフレームに装着されているというものではなく、網戸フレームの別の部品と一緒になっているケースもあります。そういう場合は、網戸自体を分解しないと戸車が外せないなんてこともありますから、取外しが結構厄介なことになるかも知れません。勿論、これを交換することで網戸の開閉が見違えるようにスムースになるとは思いますから、挑戦してみる価値はありますよ。そして、戸車だけでなく、網戸の水平バランスや高さの調整、レールの掃除といったことも一緒にやらないと、完璧な仕事にはなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月15日
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今日は、名古屋市昭和区の輸入住宅にて、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のハンドルやロック金物の交換を行いました。輸入サッシのメーカーはよく分からないのですが、屋外側のハンドルがプラスチックで出来ていて、劣化して脱落してきてしまいました。ハンドルだけでなく、モーティスロックと呼ばれるロック金物もバネが弱ってきていましたから、交換するタイミングです。内外のハンドルやロックケースの形状は、以前お伺いした際に確認済みでしたから、同じ寸法・形状のものを探すのには然程苦労はありません。このサッシは2ヶ所ありましたから、ハンドルやロックも2つずつアメリカから取寄せて取付けを実施。ハンドルの取付けビスが変に抜けなくなっていましたから、金ノコで切断しなければならないといったアクシデントはありましたが、このように無事施工は完了しました。部材の交換だけでなく、ドアの建て起こしを調整したり、ロックラッチの出方の調整をしたり、潤滑剤を塗布してドアや金物の動きをよくしたりと、いくつか余分な作業も行いましたから、以前とは見違えるようなドアになっているはずです。(但し、戸車やレールが傷んでいる場合は、完璧には修整出来ませんが・・・)こういうほんのちょっとした仕事の気遣いが、お客様にとっては嬉しいことでしょうし、家を長持ちさせる秘訣でもあります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月13日
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ミルガード(Milgard)の古いタイプの開き窓には、開閉の為の持ち手とロックの機能が一緒になったカムロックと呼ばれるレバーハンドルが付いています。このロック部品は、鉄の鋳物と樹脂のパーツが組み合わされて作られているのですが、樹脂の部分が劣化したり、鋳物のハンドルが折れてしまったりして、欠損することがあります。経年劣化であったり、建具(障子)の開閉金物の調整不足であったりして、破損するようですが、この部品の寿命は15年程度ではないかと思います。多くの場合、それ以上に長持ちしているようではありますが、やはり定期的に交換すべき部品のような気がします。窓の内側に付いている網戸には、開閉する樹脂製のスクリーンの小窓が付いているのですが、この小窓も樹脂のフレームが劣化して割れてしまうなんてことがありますね。こういうトラブルを防ぐ為には、汚れやホコリを定期的に取り除いてやるということが必要です。また、可動部に潤滑剤のシリコンスプレーを塗布することも、寿命やトラブル防止には大切な作業です。でも、20年以上経つような輸入サッシでも、これらを交換する部材が今でも手に入るという点で素晴らしいことだと思います。人間の作るものですから、長い使用の中で壊れることは当然です。それに対応してこそ、メーカーが役割を果たせるのではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月12日
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岐阜県瑞浪市にある賃貸物件に取り付けられたミルガード(Milgard)製掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵の不具合です。お客様はサッシ屋さんで、不動産屋さんから輸入サッシの修理の依頼を頂いたとのこと。写真は、不具合のあるロックケースですが、ダブルラッチの片方の鍵爪が出てこなくなったようです。こちらのロックケースは、先日記事に書かせて頂いたサーティンティードの掃出しサッシのものと同じタイプのようですね。ただ、ラッチは2つある訳ですから、1つがちゃんと機能していれば鍵は問題なく掛かるはずです。ですから、然程緊急性があるようにも思わなかったのですが、中央部の小さめの穴から出てくるはずのロック固定解除用のボタンもないようです。これが付いていないと、鍵爪のラッチが自由に出入りすることが出来なくなりますから、もしかしたらこのボタンもなくなったことで、ロックケースが適切に作動しなくなったのかも知れません。見ての通り、非常に丈夫そうなロックケースですが、中に入っている部品は繊細なものも存在します。小さなパーツは長い時間使っていれば消耗しますから、丈夫で防犯性も高そうと思っても、15年程度で定期交換をした方が安心かも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月11日
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先日、長野のお客様から輸入の掃出しサッシのハンドルが破損したから交換部材が欲しいというご相談を頂きました。窓メーカーは、アルメトコ(Almetco)。ハンドルは台座部分にヒビが入り、それを補修しながら使い続けた感じがしますハンドルの素材は鉄なんですが、そういうものでも何度も力が加わると徐々に変形・破損してくると思います。この割れ方を見ると、ドアを引いた時というより閉めた際の力が大きかったのではないかと推察出来ます。つまり、思いっ切りドアをドア枠の方にぶつけてからロックをしないと、鍵が掛からなかったということかも知れません。そういう場合、ハンドルの問題というよりも、ドアの高さや水平の取り方が狂っていて、ロックのストライクの穴に十分ラッチが入り込まなかったというのが原因ではないかと思います。そういうことを調整した上で新しいハンドルを取り付けないと、鍵がうまく掛からない問題からまた同じようなトラブルが発生するかも知れません。私たちのような輸入住宅の専門家にとっては、然程難しいことではないのですが、今までやったことがないお客様にとっては、ドア全体の状況やバランスを見ながら調整していくのは結構大変な気もします。一番いいのは、まずは私たちに取付け・調整をご依頼頂いて、どのように調整するのかを実際に見て覚えて頂くことではないかと思います。そこで分からなかったことは、その場で質問も出来ますし、どんな道具が必要かやどんなことに注意すべきかも分かるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月10日
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栃木のお客様からサーティンティード(CertainTeed)社製掃出しサッシのロック金物が破損したという相談を頂きました。写真がそのロックケースですが、ダブルフックの鍵爪の間に小さめの穴が明いていますが、通常そこから金属製の突起が出ています。ドアを閉めるとその突起がドア枠に当たって、金物内に押し込まれます。その状態になると、ロックの鍵爪を固定する機能が解除されて、ロックレバーが上下に動かせる(フックが自由に出入りする)状況になります。ですから、その突起部分が欠損してなくなってしまうと鍵が掛けられないし、もし鍵が掛かってしまうとロックを解除出来ない状況になってしまうのです。このタイプのロック金物は、ミルガード(Milgard)のスライディング・パティオドアに取り付けられていることがありますが、防犯性能は比較的高い印象です。ただ、一旦トラブルとなった場合には、それが反って仇になって不安な状況になるかも知れませんから、早めに交換をしておきたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月09日
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一昨日、トレーラーハウスに施工されたアルメトコ(Almetco)社製のシングルハング・サッシのペアガラスの交換をしてきました。既存のガラスは、写真のようにペアガラスの中に雨が入り込んで水滴で外が見えないくらいになっていました。このように内部結露を起してしまったペアガラスは、交換する以外に直す方法はありません。ただ、輸入サッシのペアガラスはインチで作られている為、国産のガラスと厚みが違ってしまいます。厚みが違うものでは交換が出来ませんから、輸入サッシ用のペアガラスを調達する必要があるのです。しかしながら、輸入サッシ用と言っても窓メーカーによって、サッシの形式の違いによって、ガラスの厚みが変わってきます。ですから、既存のペアガラスの実寸法を測らなければ、注文することは出来ません。それがうまくいけばあとはガラスを交換するだけとなるのですが、それだけで完了という訳にはいきません。今回のサッシは、ハメ殺し(FIX)の上窓のガラスが不具合を起していた訳ですが、このメーカーのものは屋外側からしかガラスが外せない構造になっています。ということは、外からの作業となりますから、脚立か足場がないと作業が出来ませんし、ペアガラスを建具枠に固定する粘着性の防水テープは室内側の枠にしか付けることが出来ないのです。(屋外側は、脱着可能なガラス押えが来ますから、防水テープは付けられません)その為、ガラス押えを建具に装着した後に、ガラスの周囲に防水処理をしてやらないと、また雨が建具の中に入り込んでしまいます。そうした一連の作業を行っている間も、建具枠やガラス押えに付いた油汚れを拭き取ったり、ハケで砂やホコリを払ったりしてきれいな状態にすることを意識します。どんな細かな作業をするかは、見積の項目には出てきませんが、そこが輸入住宅のプロの仕事となるのです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月08日
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先日よりアンダーセン(Andersen)の掃出しサッシの交換の様子をお伝えしていますが、それとは別に両開きのフレンチドアを片引きのスライディング・パティオドアに交換するという作業についてもご紹介しましょう。写真左側がまだ何もしていないフレンチドア。そして、右側がドアを外してドア枠だけになったフレンチドアです。先日交換した掃出しサッシと同様に、化粧の木製外装パネルが剥がれてしまい、メーカーからは交換する以外に修理は出来ないと言われたフレンチドアのサッシでした。観音開きフレンチドアは並びで2ヶ所存在していましたが、開いた状態ではドアが風に煽られる状態になりますし、網戸も納まりがよくないという状況から、片引きのスライディング・パティオドアに変更したいとの要望がありました。幸いアンダーセンのフレンチドアは、スライディング・パティオドアと全く同じ開口寸法のものが存在しましたから、交換は比較的しやすいという寸法的なメリットもありました。ですから、単純にフレンチドアのドアだけを交換するのではなく、施工はすこし大変でも枠ごと交換して掃出しサッシにすることは、これから先の使い勝手を考えたらいいことかも知れません。ただ、ドア枠がどのような外壁構造の中で固定されているのか、サッシの防水上の問題が発生しないかなどといったことを確認しながらの作業が必要ですから、気を遣いながらの施工となりました。雨漏れの問題は、今回ドアのガラスの周囲や屋根にあったという状況でしたから、お客様にも現状や今後のリスクを説明しながら、方向性を決めていきます。では、また交換施工が完了した様子を、ご期待下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月06日
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一昨日、掃出しサッシのドアの交換作業について記事に書かせて頂きましたが、こちらが交換後のアンダーセン(Andersen)製スライディング・パティオドアです。既存のサッシ枠をそのままに、新しいドアだけを入れ替えたという状況です。ドアハンドルやロック金物、網戸などは、古いドアに付いていたものを付け替えました。そういった意味では、交換費用も経済的だったかも知れません。ただ、ペアの強化ガラスが入ったドアは、1枚100kg近くありますから、2枚をアメリカのメーカーから輸入するとなると、相当な金額であることは確かです。でも、雨漏れ対策・防水処理をいくつも施した新しいドアを入れて、サッシ枠も防水メンテナンスを施し、ドアの開閉調整・ロック調整までこの機会に行いましたから、今後の手入れは相当楽になったはずです。20年近く経った輸入住宅にお住まいの皆さんは、新築以来サッシの手入れをしていないというのが殆どでしょうから、不具合の修理を好機と捉えて、私たちのような専門家にメンテナンスをしてもらうというのはいいことかも知れません。実際、掃出しサッシには建物の重量が掛かって、サッシの上枠中央が下がってきたり、サッシの両サイドの床がめり込んできたりしてサッシ自体に歪みが生じています。そんな状況だと、ドアの開閉が固くなったり、鍵の掛かりが悪くなったりしてきているでしょうから、メンテナンスをしないでそのまま使い続けることは破損の原因にもなりかねません。輸入の掃出しサッシは、どこのメーカーのものも定期的な調整を必要としていますから、長く使いたいなら一度専門家に相談すべきかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月04日
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土曜日に愛知県大治町でアンダーセン(Andersen)製スライディング・パティオドアのドアの交換を行いました。幅が1.8mの掃出しサッシですから、2枚の引き違いドアの重量は合わせて120kgはゆうに超えるくらいになろうかと思います。今回ドアを交換する原因となったのは、サッシのガラスの周囲からの雨漏れでした。ペアの強化ガラス自体には特に問題はなかったのですが、ドアの中に入り込んだ雨が外装の薄い化粧パネルの接着を剥離させてしまいました。そうなると、化粧パネルが反ってしまったり、一部が欠けてしまったりして元に戻らなくなる為、ドア枠を残してドア自体を交換しなければならなくなります。新しいドアは、製造時に防水処理を実施していますが、施工する前に私たちで更にガラスやパネルのつなぎ目に防水処理を施し、室内側の木部にも木部専用の防水塗料 ティンバーケアを塗りました。そこまで事前準備をした上で、今回ドアの入れ替えを行ったのですが、既存の掃出しサッシにはイレギュラーな施工がしてあって、結構作業に苦労しました。通常、作業の最初は可動するドアを室内側に外すということを行うのですが、和室の鴨居がドア枠に重ねてあって、鴨居が邪魔をして室内側へドアを倒すことが出来ません。仕方がないので、屋外側にあるもう1枚のFIX(ハメ殺し)ドアの方を先に外して、可動側を屋外側に外すという方法を取りました。皆さんは、どっちから外しても外れるならどっちでもいいとお考えになると思いますが、サッシの防水施工をやる場合、新しい可動側ドアを先に入れてFIX側を後から入れるというのでは都合が悪いことが起るのです。そうは言っても、和室の鴨居を外すとなるともっと大掛かりなことになりますから、施工手順を変えてもドアから雨が入らないように何とか工夫して施工をしなければなりません。恐らく見た目にはお客様も全く気付かないとは思いますが、手順変更による余分な手間が掛かっているのです。後からメンテナンスをする時のことを考えて、新築をしなければいけないのですが、輸入サッシの構造や作りを知らない大工さんでは仕方ありません。そういった点でも、新築やリフォーム・修理の際は、出来るだけ輸入住宅について専門知識のある業者さんにお願いして頂くことをお勧めします。でないと、適当な施工で納めていってしまうなんてことになりますから・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月02日
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千葉県のお客様から、カナダ ローウェン(Loewen)製のダブルハングサッシについてご相談を頂きました。写真のように、上窓(アッパーサッシュ)の外側を覆っているアルミカバーが脱落して、その内側の木製建具枠もコーナーの合わせ目が外れてきてしまっています。これは、雨がガラスの縁から建具内に入り込んで、中から木を腐らせてしまったことが原因です。こうなる前に、ガラスの周囲やアルミのつなぎ目等に防水処理をしていればよかったのですが、建築屋さんも塗装業者もそんな知識は持っていません。当然、お客様もそんなことは分かりませんから、そのうち気付いたらこんな状況になってしまったということだと思います。ここまで行くと、建具を新しいものに交換する以外に方法はないのですが、ローウェンに問い合わせした処、下記のように製作出来ないとの回答がありました。・ケースメント(開き窓)は、1997年以前のサッシュ(建具)製作不可。・ダブルハング(上げ下げ窓)は、2000年以前のサッシュ(建具)製作不可。・スライダー(引き違い窓)は、2011年以前のサッシュも製品も製作不可。最近ローウェンに交換用建具の調達について聞いたことがなかったので、少し前からこんなことになっていたとは気付きませんでした。古いローウェンのサッシは、雨仕舞が悪いものがあったと感じておりましたから、メーカーもいつまでも対応することが出来ないと判断したのではないかと思います。ですから、ローウェンをお使いの輸入住宅では、外壁の塗り替え等で足場を組んだ際にサッシ自体の防水処理を必ず実施して下さい。もしこうなった場合には、ダブルハングならもしかしたらシエラパシッフィック社のアップグレード・キット(リプレースメントサッシ)を使って、窓枠をそのままに建具だけを交換することが可能かも知れません。ただ、実際に可能かどうかは、ダブルハングの詳細形状や寸法確認を行って判断する必要がありますから、それはまたご報告したいと思います。ケースメントサッシやスライダー(グライダー)については、腐った木枠をカットして新しい枠材に入れ替えるという作業で対応する以外になさそうです。ただ、窓の構造的な欠点は直すことが出来ませんから、直した後でも常に雨が入らないかを注意する必要があります。(シエラパシッフィックの新しい建具は、木枠に腐らない処理をした木を使っていますし、入荷した後に私たちでもガラス等に防水処理や木部に防水塗装を施しますから、リスクは相当なくなります)何れにしても、日頃の手入れやメンテナンスを怠らないようにして頂くと共に、万一変だなと感じたら早めに相談頂くことをお勧めします。(今後、他の輸入サッシメーカーでも、同様のサービス中止がないとも限りませんよ)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月31日
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千葉のお客様から浴室に取り付けられた樹脂サッシの開き窓(ケースメント)が破損しているので、修理出来ないかとの相談を頂きました。サッシ・メーカーはよく分からないようですが、地元の工務店さんにも前から相談していてもなかなか進まないという感じのようです。お客様から破損したオペレーターの写真をお送り頂いたのですが、これに近いものがアメリカには数種類存在します。ただ、オペレーター・アームの大きさや形状が、これだけだとよく分かりません。また、オペレーターだけが本当に悪いのか、建具の上下にあるウィンドウヒンジも同様に悪いのか、私たちでは判別出来ません。更に、鍵を掛けるロック金物も悪いとのことで、全てをお客様側でチェック頂くというのは結構大変な気もします。以前見て頂いた地元の工務店さんにも相談されるとのことですが、不具合箇所を全て把握した上で、その一つひとつの部材の特定が出来る業者さんかどうかは私共では分かりません。単純に部品を交換すれば直るのか、調整も必要なのか、はたまたペアガラスの防水処理までやってもらえるのか、ハードルは高そうですね。何れにしても、お風呂のサッシは、湯気や水に常に曝されていますから、ペアガラスの内部結露や金物類の劣化は他の場所に比べて早いものです。交換するだけでなく、手入れの仕方を啓蒙したり、窓がスムースに開くように調整してあげたりしないと、また同じトラブルが発生しますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月30日
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先日、ハード(Hurd)社の掃出しサッシのロック金物が間違っていたという記事を書かせて頂きましたが、正しい金具の写真がこちらです。一般的な掃出しサッシ用のロック金物は、ロックレバーを差し込む穴の明き方が斜め45度なんですが、ハードのものは垂直方向に明いています。鍵爪ラッチが出たロック状態で垂直ですから、鍵を掛けない状態の時は穴は水平に向いています。たまにこうした穴が明いたモーティスロックを見掛けるのですが、その割合は5%にも満たないくらいの確率です。でも、角度が45度のものだと勝手に決めつけて調達したりすると、取付け作業の際に施工出来なかったなんてことになりますから、早合点は禁物です。スライディング・パティオドアのロックに不具合がある場合には、こうしたことをちゃんと確認してから注文するようにして下さいね。でないと、また取付けに来てもらうのに作業工賃が余分に掛かってしまいます。ほんの少し確認の手間を惜しむと、時間と費用の無駄が発生しますからご注意を。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月27日
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今日は、滋賀県のお客様のおうちに伺って、窓メーカー不明のケースメント・サッシのペアガラスの調査を行ってきました。以前記事に書かせて頂きましたが、ペアガラスの内部結露を起していて、水滴がガラスの内側に付着している状態でした。ガラス押え(ビード)を外して、隠れている部分のガラスまで見えるようにした処で、幅・高さ・厚みを計測。建具が窓に付いた状態で作業をしましたから少しやりにくい仕事でしたが、それ程手こずることなく採寸調査を完了出来ました。その後、輸入住宅で困っていることや質問がないかお伺いした際、ケースメントやオーニングのクランクハンドルの先が取れてしまうというトラブルにどう対処したらいいかとの相談がありました。ハンドルの先の部分は、ビス等で留めているのではなく、カシメで圧着させていることから、外れた頭のパーツをウォーターポンププライヤーで押えて入れ込んでやれば修理出来る旨お話ししました。もしそれでも外れるようなら、カシメの部分に少し接着剤を付けてやって押し込んだら直せます。ただ、長く使い続けていると、塗装が剥げてきたり、遊びが多くなったりしていますから、新しいものに交換してやるのもいいでしょう。修理出来るものは修理して、劣化が進んできているものは思い切って新しくすれば、気分もよくなりますし部屋も明るくなるかも知れません。何もしないで放置することは、家への愛着をどんどんなくす要因にしかなりませんし、将来の修理費を大きくするだけです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月23日
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今週金曜に滋賀県大津市のお客様の処に伺って、輸入サッシのペアガラスの交換調査を行います。サッシ・メーカーははっきりしませんが、樹脂製の窓枠の樹脂サッシです。ペアガラスの内部に雨や湿気が入り込んでしまい、中でガラスを曇らせているので交換したいというのがご希望でした。通常寒くなってくると、石油ストーブの暖房を付けたり加湿器で室内の水分量を調節したりします。そういう時、外が寒く、室内が暖かくて湿った環境になりますから、室内側のガラスの手に触れる部分で結露を起します。でも、内部結露はペアガラスの中ですから、通常の冬の結露とは原因が異なります。内部結露は、雨や夏場の湿気った外気がガラスと建具枠との隙間から入り込み、それが気密を保たれているはずのペアガラスの中に何らかの原因で入り込んでしまったことで起こります。接着剤でガラスをくっつけて中に水分が入らないように作ってあるペアガラスですが、接着部分の劣化等によってピンホールのような隙間が生じてしまうのは仕方のないことです。そういう場合は、ペアガラスの交換をするだけでなく、防水テープや防水コーキング等で屋外側からの雨や湿気の侵入を防ぐ複数の対策が大切です。単純にペアガラスを交換しただけという施工は、素人同然ですから将来同じトラブルに見舞われるかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月21日
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こちらは、先日入荷したミルガード(Milgard)製オーニングサッシ用のロックレバーです。建具の下側が外に開いていくオーニング窓ですが、ミルガード以外のメーカーでもこのロック金物は多く使われています。このレバー・ロックは、写真のような状態で固定されていなければならないのですが、古くなると固定が緩くなってレバーが自然と下がってしまうという状態が起ります。レバーが下がると鍵が掛かる状態になりますから、いざ窓を閉めようとした時にロックのラッチ部分が建具に当たってしまい、窓が完全に閉まりません。手で写真のようなロックを開けた状態にしたままにすればいいのですが、このロックが窓の両サイドに付いている場合、開閉ハンドルを手で回しながら2つのレバーを同時に持っているということは出来ませんから、最低2人で操作しないといけなくなるのです。これって、家を守る主婦にとっては、相当面倒なことになります。ですから、最近固定が緩くなってきたなと感じたら、ロックレバーを交換するということをお考え下さい。この部品は交換しさえすれば、全く支障なく窓の開け閉めが出来るようになりますから、サッシのどこかを調整するという作業は必要ありません。ただ、このロックレバーも似たようなものがありますから、間違えないように同じものを調達して下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月20日
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愛知県にお住まいのお客様から、窓メーカーが分からない輸入サッシのハンドルが破損したので交換出来ないかという相談を頂きました。こちらのハンドルは、ドア内部にロックケースが内蔵されたタイプではなく、ハンドル自体にロック金物が入っている外付けロックという珍しい形状です。こういうタイプはアメリカでもあるのですが、国内に入ってきている輸入サッシではあまり存在しない状況です。また、ガラスがアメリカでは滅多にない網入りになっている状況からすると、日本の防火規定に対応する為にオーダーで製作されたサッシだと思われます。そこで、このハンドルロックをいろいろ探してみたのですが、全く同じものはどこにもない状況で、多少の違いがありますが似たようなものは存在しました。でも、微妙に違うということは、取付け穴の位置や取付け方法が異なるということでもありますから、ドアの穴を明け直して位置を変えたり、受け側のストライクも何らかの加工が必要かも知れません。何れにしても、部材を調達すればだれでも簡単に取り換え出来るという代物ではなさそうですから、私共が部材を調達してお客様に取付けをして頂くという方法は取れない状況です。勿論、私たちも写真だけではどう納めたらいいかがはっきりしませんから、実際に現地に伺って状況を把握しないと、どの部材が一番納まりがいいかを把握出来ないと思います。こういうイレギュラーな案件に対応出来てこそ、輸入住宅専門ビルダーの面目躍如ではないでしょうか。それにしても、これだけ破損が酷い状況だと、ドアの調整をしてやらないとまたハンドルに大きな負担が掛かるでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月19日
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エクセルシャノン製のテラスドアがロックしたまま、ドアが開けられなくなったということで、大垣市のお客様の処に伺ってきました。田園地帯が広がる場所にある輸入住宅ですが、輸入住宅を修理・調整出来る業者がいないということでお声が掛かりました。製造番号や年代も特定出来たので、マルチロックの金物を一式メーカーから調達していざ鍵の解除をスタートさせました。輸入住宅の勝手口ドアやテラスドアは、防犯性が高く鍵も強固に作られていますから、解除するのも至難の業。それは、エクセルシャノンだけでなくローウェン(Loewen)やハード(Hurd)などの輸入サッシでも同様です。ただ、今回はハンドル等を触った時に何か簡単に外れそうな感じがして、ラッチの掛かり具合を音や手の感覚で想像しながら動かしてみました。そうしたら、何と見事にロックが解除されて、ドアを開けることに成功しました。今まで何度となくドアのロック解除をしてきた経験とは恐ろしいもので、やってみると何とかなるものですねぇ。お客様はその瞬間、「おぉ」と声を上げてビックリされた様子でした。ただ、今回用意してきた新しいロック金物は、既存の金物と形状が違っていて使いものになりませんでした。ただ、不具合があると思っていた古い金物は、錆びて動きが渋くなっていたことと、付けられていた部品類が外れたり引っ掛かっていたりしていただけでしたので、それらを調整して組み付けたらちゃんと機能するようになりました。新しいロック金物は無駄になりましたが、もしこれを準備しないで作業をしたら、交換が必要な時には何ともなりませんから、保険の意味でも準備しないでいくことは出来ません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月17日
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こちらは、岡山のお客様のバイフォールドドア(折れ戸)を修理する為に取り寄せたドアストッパーです。折れ戸の上に付いている開閉金具の突起をバネとバネとの間に入れて、開閉時に突起に掛かる力を分散させて、折れ戸が静かに閉まるようにする部品です。こちらは左右引き分けの4枚折れ戸に使う為、左右それぞれにこのストッパーを用います。このパーツを使ったバイフォールドドアは、20年近く前によく使われていたのですが、最近日本の輸入住宅では見なくなりました。ですから、この部品を含めて、これを使った折れ戸の金物を国内で調達することは難しいのですが、北米では普通に使われています。欧米の製品は本当に息が長いものが多いのですが、これもそのうちの一つです。ただ、国内流通がないものですから、古い輸入住宅にお住まいの方はメンテナンスで相当苦労されているかも知れません。私たちは、国内で昔流通していた輸入部材を今でも手に入れるルートがありますから、余程のものでない限り調達することが可能です。勿論、デザインが少し変わってしまったというものもあるかも知れませんが、既存のものに適合する形状やサイズのものもありますから、その点でも安心出来るかも知れません。但し、部品を交換してもドアの調整を一緒にしないと開閉はスムースになりませんから、専門家に調整を含めてお願いするのが一番です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月15日
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東京都の住宅会社さんから、お客様の家の浴室の輸入窓が破損して開けなくなったので修理して欲しいというご相談を頂きました。当該サッシは樹脂製の上げ下げ窓で、開けた建具の下から切れた吊りヒモやチャネルバランサーの下端が顔を出しています。浴室に取り付けられた樹脂製のシングルハングは、窓そのものは温度や湿度・水分に対して強い素材ですが、そこに付属している開閉金物やロック金物、網戸といった類のものは、劣化が進みやすい傾向にあります。それは鉄などの金属が使用されている為ですから、日頃から雑巾で水分を拭き取ったり、ゴミや汚れを除去したりすることが大切です。当初、このサッシのメーカーがどこかは不明でしたが、窓に付いていたマークなどからミルガード(Milgard)の製品であることが分かりました。バランサーのサイズやデザイン、製品に付いている刻印などを確認して、交換部品の特定が完了しました。あとは、お客様からのオーダーを待って、部材の調達及び取替・取付けを行うといったプロセスになりますが、最近の修理依頼は遠くからが多いですねぇ。まあ、それだけ私の仕事が広く皆さんに認知されてきているということでしょうし、丁寧な仕事をしてくれるという期待感があるのでしょうね。そういった意味では、その期待に応えなくてはいけませんし、出来ればそれ以上の仕事を目指すという使命があると思っています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年10月14日
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