青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2024.04.28
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カテゴリ: イベント
この話、書くのに時間がかかり遅くなりましたが、
楽しい話だったので書いておきます。

何と特賞の宝塚のペアチケットが当選したので
(以前のブログにその時の状況を書いています)
いつもお世話になっている
知人を誘って見に行ってきました。

演目は全く知らなかった『RRR』なので
先に元の映画『RRR』を観て予習しました。
(こちらもブログに書いています)


映画を観る前は、どう宝塚と繋がるのか、
全く両極端なもののように思えるけれど
はたして面白い演目になっているのだろうか、
タイトルや筋書きを見た感じだけでは
全く思えませんが
宝塚がやるくらいだからきっといいのだろうな、と
宝塚を信じる気持ちだけで見に行きました。

場所はおなじみの日比谷の宝塚劇場。
ここは帝国ホテル等に行くのに通りかかるのですが、
公演時間の前後などは、出待ちのファンが
それはそれはびっしり並んで、大注目の中を

(後ろ側まで出待ちでいっぱいで前しか歩けない)
なんかすごいなあ、みたいな感じがいつもしてます。

今回は入り口前に劇団員の名前を書いた札と箱を持った
ファンらしい人達があちこちに立っていました。
多分、ファンクラブでのチケット販売なんだと思います。


ヅカファンの知人によると、この演目、大人気で
ファンでも入手困難だったそうです。

星組公演で、主人公は礼真琴・暁千星共演、
ヒロインは舞空瞳と詩ちづる (敬称略)
そして今年110年を迎えたことを題材にした
ヴィオレトピア。

大変失礼ですけど、事実として
私、宝塚のこと何も知らないので、
お名前等も全く存じあげておりませんでした。

劇場は広々として古くはなっていますが、
赤い布張りの椅子が華やかです。
でも最近のゆったりした映画館になれているので
通路がちょっと狭いかな、前の座席がもう少し高低差が
あったら良かったなと思いました。
トイレも少ないし狭いしで、大行列。
新しい歌舞伎座のトイレ等見てるので、
これは大変って思いました。

でもこの劇場が出来た当時は立派なゆったりとした作り
だったと思います。

座席はS席でしたが、私達の前の2~3列位は
ツアーで来ている人らしくて、開演前に
添乗員さんの簡単な説明を受けていました。

私の列は、抽選で当たった人達のようでした。
この一角はやっぱりお客さん達が普通ぽい感じでしたが、
他は圧倒的に女性、
それも慣れた雰囲気のファン達という感じ。

たまに男性や男性同士のファンみたいな方もいました。

服装は女性は強いて言えばやや乙女な感じ、
インドっぽいリボンやスカーフなどの方もちらほら、
でも暖かさ重視の上着とコートが必要な時期だからか
そんなに特別な感じではなく、
一人とってもおしゃれなパンダ柄セーターを着た男性が
いらっしゃいましたけど、一番前の方の良い席に
行かれていたので、ファンなんだと思います。

席はあの広い劇場が全席満員。

そして『RRR』が始まりました。
以前のブログに書いていますが、原作の映画は
森の中で猛獣と格闘する場面から始まります。
これをどう表現するのかと思ったら、
この部分は音と舞台への投影だけで表現され、
演技の部分はインドの街中の場面から入りました。

原作は3時間で長いし場面も次々変わるし
派手で奇想天外なアクション場面が多いので、
これを舞台でどう表現するのだろうと疑問でしたが、
はしょったり、場面を変えたりも多いけれど
なぜか原作に忠実な印象が強く、ちゃんと芯の部分は
表現されていました。それってすごいです。

原作の主人公二人はアクションヒーローでもあるので、
ワイルド感強いし、インド映画ならではの癖の強さも
かなりのものなのですが、
宝塚の男役スターが、最初は映画と全然違うと思ったのに
なぜか見ているうちにここもしっかりと
原作の雰囲気を出していました。

やっぱりトップスターは演技も歌も良いし
説得力があって観客を惹きつけるのだと思います。
特に礼真琴は出ずっぱりなのに(ヴィオレッタでも)
全然疲れを感じさせずにずっとセンターで
観客を惹きつけていました。

ヒロインは原作でも可愛らしい感じの方達なので
合わせやすいのだと思いますが、
舞空瞳のお茶目な感じと詩ちづるの可愛らしい感じが
原作に合っていました。

舞空瞳も礼真琴に常に寄り添って出ずっぱりだし
ダンスもお茶目で目を引くというか、華があります。
どんな衣装でも舞空瞳として着こなす、
衣装が似合う人だなと思いました。

あと小桜ほのかの歌唱力が素晴らしいと思いました。

歌唱力は、今更気がついたんですけど、
宝塚ってミュージカルなんだ、って
団員の歌唱力とダンスで気がついたんですけど、
その中でも小桜ほのかは良かったです。

舞空瞳はダンスのほうかな?
礼真琴も暁千星もオールマイティタイプ。

見所はやはりダンスのシーンが圧巻で、
ぱあっと舞台の袖まで広がって視界が広がったり
それから通路全部までいっぱいに来てくれたりと
とても楽しい演出がされていて、
客席みんなで手拍子で一体になったり
(ツアーのお客さん達はわけがわからず
手拍子していませんでしたが)
宝塚=ファンの愛情を感じてとても良かったです。

客席いっぱいまで広がって歌って踊っているとき
元団員さんも観にいらっしゃっているのに
気がついたようで、
「あ、○○ちゃん!」とか小さく声をかけあって
皆で手を振ったり軽く会釈したりしていました。

そして宝塚名物のレヴューがあって
ヴィオレトピアが始まりました。

思うに、これは110年の歴史を総括して、
現実世界で疲れた人が宝塚の夢のめくるめく世界を
知り、またその世界の中では、舞台制作があったり
代役があったり、夢のような世界が次々現れたりして、
そこから離れても、やはりまた戻ってくる、
そんな内容を、今までのヒットした演目の中で
表しているのではないかと。

ヴィオレット(すみれ)とユートピア(理想郷)で
ヴィオレトピア(すみれの夢の園)ですし。

全然違うかもしれませんけど。

とても楽しい一日でした。



画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2024.05.05 00:49:20
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