青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2026.04.02
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以前書きかけたままのをアップしておきます。

衣替えの衣装ケースの中に
母にプレゼントした綿ローンのブラウスが
入っていました。

母が入院先の病院で脳梗塞になったけど
まだそれがわかっていない時、
お見舞いとして
お花のアレンジメントと一緒に持って行った
ブラウスです。


デパートの婦人服ブランドのお店で
素敵だなあ、母に似合いそうだなあ
母も気に入りそうな色合いだなあって一目惚れして
購入を検討していたブラウスですが、
母が骨折して緊急入院したので
これを着て退院しようという
明るく前向きな気持ちになればと
お見舞いにすることにしたんです。

ベッドの背を上げた状態で横になる母に
退院する時に着ようねって渡しました。

母は救急搬送されたばかりで、

夏の間3ヶ月も入院しそうだったので、
退院の頃にはまた涼しくなって
このブラウスが着られる時期になっているかなと
大変だけどがんばろうと考えていました。

ところが母はブラウスの包みを受け取ったものの

視点が合わず
リボンもほどけないし、包みも開けられません。

おかしいなと思いながら、開けるのを手伝い
ブラウスを取り出して見せると、
ふるえる片手指先で生地を触り続け、
状況がよくわからないようだし
発語も出来ないみたいだし、
同時に持って行った
生花のアレンジメントに対しても同じで
お花ということがわかっているのかどうかも
わからない感じでした。

これがデイサービスの人達が心配していた
せん妄というものなのだろうか?
でも何かすごくおかしい、と思い
看護師さんに相談しました。

「骨折して入院した日は元気で普通に話していたのに
翌日にこんな感じになってしまったんです。
目もすごく良かったのにあまり見えていないようだし、
話すこともできないようだし、おかしいんです。
これはせん妄というものなんでしょうか?」

もう夕方過ぎていたんですけど
看護師さんの判断で先生を呼んでくださって
急遽CTを取ることになり、
9時過ぎにCT検査、結果が出たのが12時頃で
とりあえず脳梗塞ではないけれど、
明日午後にMRIを取りましょう、とのことで
安心しながら終電で家に帰ってきたのが午前2時でした。

脳梗塞ではない、という言葉に、「ああ良かった、
とりあえず大事ではないかもしれない。」って
ほっとしました。

しかし翌日、急遽朝一番でMRIを取ってくださることになり
結果、脳梗塞だという事がわかりました。

そこからは沢山のいろんな事があって、
一部はこのブログに、同様の状況の方のために
暗中模索、孤軍奮闘されている方のために
少しでもお役に立てたらと書いていますが、
それはそれは沢山の事があったので
また少しづつ別に書いていく予定です。

ただ、このブラウスを見ると、
まだそんな大変な状況ではない
母の退院時期を考えて
母にぴったりだな、喜ぶだろうな
これを着てもらって、また沢山お出掛けしようって選んだ
明るい気持ちを思い出すんですね。

その後母は毎日のようにいろんな事があって
数日ごとに母の状況も病院の対応も
次々変わるので
とても大変だった6ヶ月の入院後に退院し、
要介護5で車椅子でも
できるだけ(1~2ヶ月に1~2回ですが)
外出や旅行をしていたので、
その時1~2回着ることができたので
大切にとってあります。

当時は医師から、2度と立ち上がる事は出来ないと言われ
おむつ替えもベッドの上で
会話も意思表示もできなかったので、
このブラウスが着られるような状況になれるとは
誰も思っていませんでした。

なので、普通の洋服が着られて
車椅子でも外出できるようになったのは
夢のような事で
そんな嬉しい気持ちや安堵感も思い出せるけど
でもやっぱり寂しい気持ちにもなるブラウスです。

下:薄手で涼しくて洗っても皺になりにくく
場所もとらないリバティの綿ローン生地。
(柄だけコラボして、生地は普通の綿もあるので
要注意)


洋服が多く掛けられる裏技品。

画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2026.04.04 05:27:15
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