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松本大洋
を追いかけています。アニメにもなって、傑作の誉れ高い 「鉄コン筋クリート」(小学館文庫全3巻)
にたどり着きました。傑作でした。
第1巻
の巻末にある ミニ・シアター
のページに主人公二人と舞台である街が写っています。この絵によれば舞台である街は、明らかに 大阪
ですが、マンガの中では 「宝町」
と呼ばれている街です。ヤクザが跋扈し、チンピラ高校生がうろつく 「宝町」
は、 1970年代のヤクザ映画
を彷彿とさせますが、 大阪
と具体的に固有名詞化したのは映画化されたときの発想のような気がします。 レトロ・フューチャーな街が都市再生開発によって変貌していくその軋みの中で捉えられる、この手短には語れない二人の孤児の物語 「鉄コン筋クリート」 は、僕が出会った他のほとんどの芸術作品に無いものを描いていた。更に重要なことに、この作品は、圧倒されるほど 映画的だったのだ! まあ、ズバリとおっしゃっているので、付け加えることはありませんが、 松本大洋初心者 としての驚きはもう一つあります。
シネマスコープ的な意味で映画的だったし、サラウンド・サウンド的な意味で映画的だった。
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