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2023.05.17
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​フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン 、シャルロッテ・ファンデルメールシュ
「帰れない山」シネ・リーブル神戸​
​​​  1970年代 の終わりころだったでしょうか、
​​ 「見てから読むか、読んでから見るか。」 ​​
​ ​ というキャッチ・コピーで 角川映画 が大騒ぎしたことがありますが、覚えていらっしゃるでしょうか。  
 今回は読んだから観た映画でした。​​​

​​​ 映画は ​フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン、 シャルロッテ・ファンデルメールシュ​ というお二人が、ご夫婦で、 監督、脚本 をなさっているらしい 「帰れない山」 です。​​​
​​​​​ この作品は パオロ・コニェッティ という、確か、 新潮社 ​クレストブック​ のシリーズで翻訳されているイタリアの作家の同名の小説の映画化ですが、原作を数年前に読んでいたこともあって、
​​ これは、SCC、ピッタリ、行けるんちゃうか!?
読んでから見る人と、見てから読む人と、ちょうどやん! ​​
 ​ まあ、そんなふうに期待して提案しました。もちろん、原作が面白かったからです。 第3回SCC(シマクマ・シネマ・クラブ) でした。​​​​​
​​​ 街の少年 ピエトロ と山の少年 ブルーノ の、 山と、父と、友情 を描いた作品でした。​​​
 で、見終えて、あの質問でした(笑)。 
「今日の作品は何点くらいですか?」
「なんだか、なあーですね。」
「えっ?30点とか?」
「イヤぁー、そんなことはないですが、なんか、納得いかないんですねェ。どうでしたか?」
​​​​​「あのォー、 村上春樹 『風の歌を聴け』 ってありましたでしょ。あの 主人公の僕 みたいだなと。真面目な 青春映画 かなと。結構、面白かったですよ。」​​​​​
「ふーん、そうか。なるほど、そうですよね。ねえ、ちょっとビールでもどうですか。」
​「いいですねえ(笑)。お茶で、おそばで、 第3回 は、いよいよ、ちょっと一杯ですね。」​
​​ というわけで、 元町商店街 金時食堂 のテーブルに座って再開です。​​
​​​「あのね、 読んでから観た感想 だとね、その 青春映画 というか、 友情映画 というかになっちゃってるのが不満なんですね。」​​​
「というと?」
「なんか、まあ、無茶苦茶な言いぐさなんですが、今、見終えて、原作読んでみようって、思います?」
「ああー、思いつきませんでしたね。」
​​​​​​​​​​​「 主人公の二人 に共通するのは 父親 との葛藤ですよね。で、葛藤のシンボルのように が目の前にそびえていました。生まれ育った アルプスの山 に残るのは ブルーノ 、宗教的なというか、なんか意味ありげな 山論 にかぶれて、父親から遠く離れた ヒマラヤ にやってくるのが ピエトロ でしたよね。で、数年後に再会して、 ブルーノが 山で破滅していく姿を ピエトロ が見守って映画は終わりましたよね。 二人 にとって山って何だったのかということが、ぼくにはピンボケなんですよね。」​​​​​​​​​​​
​​「作品の中で 『鼠くん』 山を抽象的に捉えるな と言ってましたね。」​​
「そうなんです。あのセリフはとても重層的というか、小説では、もっと分厚く描かれていたと思うのですが、映画ではちょっと、まあ、ボクが原作をそう読んだということですが、よくわからないんです。ウーン・・・なんだと思うんですね。」
「なんか、違う映画を見てたようですね(笑)。」
​​「まあ、山も美しいし、登場人物たちも悪くない作品なのですが、たぶん、脚本の段階で、ボクに言わせればですが、原作を読み損じてるような、なんだかありきたりに 青春映画 にしてしまったような気がしましたね。読んでから見たから、余計に、 なんだよ! なんでしょうね(笑)」​​
​​​​​​​​ ​というわけでした。蛇足ですが、映画そのものは 美しい風景 と、 人間の自然との親和、葛藤を人生に重ねて撮っている作品 で、悪くいう筋合いはありません。でも、 シマクマ君 の採点では、 残念ですが、 50点 を越えなかったんですよね。まあ、そういうわけで、やっぱり今回も、ちょっと残念な 第3回SCC映画会 でした。 さて、次はもう決まっています。 パルシネマ 「トニー滝谷」 です。二人とも 「読んでから見る」 作品ですね。楽しみですね(笑)。​​​​​​​​
監督 フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン
シャルロッテ・ファンデルメールシュ

脚本 フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン
シャルロッテ・ファンデルメールシュ
撮影 ルーベン・インペンス
編集 ニコ・ルーネン
音楽 ダニエル・ノーグレン
キャスト
ルカ・マリネッリ(ピエトロ)
アレッサンドロ・ボルギ(ブルーノ)
フィリッポ・ティーミ(ジョヴァンニ)
エレナ・リエッティ(フランチェス)
クリスティアーノ・サッセッラ(子供の頃のブルーノ)
ルーポ・バルビエロ(子供の頃のピエトロ)
アンドレア・パルマ(10代のピエトロ)
フランチェスコ・パロンベッリ(10代のブルーノ)
エリザベッタ・マッズッロ(ラーラ)
スラクシャ・パンタ(アスミ)

2022年・147分・G・イタリア・ベルギー・フランス合作
原題「Le otto montagne」
SCCno3・2023・05・15-no061・シネ・リーブル神戸no189
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最終更新日  2023.07.12 11:58:57
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