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「シマクマくん、そうやって、映画を見ててどうするの?」 で、 本日 、 シネリーブル316本目 は アイスランド の、多分、 50歳 にはなっていない監督、 ルーナ・ルーナソン という人の 「突然、君がいなくなって」 でした。
「いやー、とりあえず、1000本見たいなという気持ちで。」
「なんで、1000本なの?」
「弁慶が1000本集めたのが、まあ、彼は999本で、義経に出会ったんですけど、ボクもなんかに出会えるかなって(笑)」
「私を秘密にしたまま、恋人が死んだ。」 チラシにあるコピーの文句ですが、美術大学の学生である ウナちゃん には、同級生で、一緒にバンドをやっている ディッディ君 という恋人がいて、 彼 には故郷に クララちゃん という、もう一人の恋人がいて、
「別れてくるよ。」 と出発した日に、その ディッディ君 が死んでしまいます。
「いつからタバコなんか吸っているの?」 という、頓珍漢な質問をする お父さん より、もう 20歳 くらい年上で、
「で、どうするのかなこの子たち?」 という、ある意味、冷たい目線の老人なわけでしたが、 ウナちゃん と クララちゃん が、 降霊会 だか、だから、たぶん 葬儀の会場 から抜け出して、 教会 の前で、一緒にタバコを吸い、 コンテンポラリー・アートを否定するクララちゃん に ウナちゃん が アート の真髄を披露して、
空を飛ぶ!体験を実感させるシーンがあるのですが、この映像に至る以前に、 空にそびえたつ教会 の 全景 をなぜ移さないのか訝しんでいた老人は、ここで、初めて全景が映し出され、見事に 「空を飛ぶ」 シーンが構成されるのを見て、
拍手!、拍手!で、 納得! でした。
アイスランド
の レイキャビク
が舞台ですが、その 自然、、教会、登場人物たちのしぐさや、表情、
とどのつまりは、女性の公衆便所での トイレ
のシーンに至る(笑)まで、
映像勝負に徹している! という印象の画面がいいですね。セリフによるストーリーの説明がないのも好印象でした。
三宅唱「旅と日々」シネリーブル神戸no337 2025.11.28
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