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2026.09.01
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ヨハン・グリモンプレ「叛逆のサウンドトラック」シネリーブル神戸 60年代 アメリカ での、さまざまな 社会批判 、公民権をはじめとする 抵抗運動 と、 同じ時期 ジャズ というか、音楽的シーンを絡ませた 回顧映画 かな、まあ、そんな、実にいいかげんな興味で見ました。​
仰天しました!
​ 凄い作品でした。先日見た​ 「美しく、黙りなさい」 ​も、そうだったのですが、まず、自分も生きていた同じ時代に、世界で起きていたことについて、あまりにもな、無知、無関心だったことをストレートに指摘される、実に厳しい映画でした。
 見たのは ヨハン・グリモンプレ という 1962年 ベルギー、ブリュッセル生まれ 監督 「叛逆のサウンドトラック」 です。
映画 は、出だしから、50年ほど前に、大学生になった頃のボクが初めて聴いて、​
「ああ、これがジャズいう音楽か、サイコーやん!」
​そう思ったことを鮮烈に覚えている メロディーとリズム が流れはじめ、 ルイ・アームストロング をはじめ、 マックス・ローチ、ガレスビー、コルトレーン、エリントン、ニーナ・シモン といった、まあ、ボクでも顔とか、音とかがわかる ビッグ・ネーム が、次から次へと登場します。​
「スゴイ顔ぶれやけど、音楽映画やんな?」
​ 焦点が定まらないまま、そう思ってみていると、 戦場化 している コンゴ という アフリカの国 写真 映像 が重ねられ、 はしゃいでいる としか見えない フルシチョフ が登場し、そして、 マルコムX、国連事務総長ダグ・ハマーショルド です。最後には アイゼンハワー カストロ も登場します。 映画 が、何を描こうととしているのか、なかなか理解できていません。​
で、この音楽と、この事件と、この政治家たちは?
​で後半に入っていきました。 座って見始めて40分くらい、まあ、時計で確認したわけではありませんが、 マルコムX が、繰り返し登場し始めるあたりからでしょうか、そういう、困惑が徐々に解きほぐされていきます。 監督 が何をやろうとしているのかが、何となくわかり始めて、 ドキドキ し始めました。​
抵抗のリズム
覚醒のリズム
革命のリズム
チラシ の裏 にあるウタイ文句ですが、​
「茶番に利用されたジャズ・ミュージシャンたち」
​がチラシの表にあったことも忘れたらあきませんね。
フルシチョフ がテーブルを叩くのも、 マックス・ローチのドラム も、 サッチモの懐かしいトランペット も、​
ある時代のBGMだったんですね。
​ スゴイ描き方でした。
マックス・ローチ アビー・リンカーン が国連で暴れる姿の映像に感動しながら、​
果たして、世界は20世紀の植民地主義、人種差別を本当に反省したのだろうか?
問い を突き付ける ヨハン・グリモンプレ監督 拍手!拍手! でした。
1903年 以来、 ベルギーの植民地 であった コンゴ 1960年 、一旦独立したのち、指導者である パトリス・ルムンバ 1961年 暗殺 されたということを、まず、歴史事実として知りませんでした。当時の 国連事務総長ダグ・ハマーショルド 良識派のスウェーデン人 だったらしいという理解でなんとなく記憶していましたが、 が、 アフリカの人たち の尊厳を本当に希求していた人だったかどうかも、この 映画 問い の一つでした。
ベルギーの監督 が、今、この映画を作る時代認識の鋭さに唸りました。スクリーンのアーカイブな映像も衝撃的でしたし、音楽も楽しいんですね。まだまだ、知るべきこと、気づくべきことが山ほどあることをいろいろな映画が教えてくれますね(笑)。 拍手!
監督・脚本 ヨハン・グリモンプレ
製作 ダーン・ミリウス レミ・グレレティ
編集 リック・シャウベット
ナレーション マリー・ドールン パトリック・クルーズ・オブライエン
キャスト
ルイ・アームストロング
ディジー・ガレスピー
アビー・リンカーン
マックス・ローチ
ニーナ・シモン
ミリアム・マケバ
ジョン・コルトレーン
デューク・エリントン
メルバ・リストン
エリック・ドルフィー
チャールズ・ミンガス
オーネット・コールマン
ル・グラン・カレ
ロック・ア・マンボ
ドクター・ニコ
マリー・ドールン
パトリス・ルムンバ
エディ・ウォーリー
ウィリス・コノーバー
ルネ・マグリット
アンドレ・ブルアン
ニキータ・フルシチョフ
イン・コリ・ジャン・ボファーネ
マルコムX
コナー・クルーズ・オブライエン
アレン・ダレス
ジョン・F・ダレス
2024年・156分・ベルギー・フランス・オランダ合作
原題「Soundtrack to a Coup d'Etat」
2026・08・28・no159・シネリーブル神戸no408


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最終更新日  2026.09.03 14:50:58
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