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Rakugan is Kitten

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2008.06.10

２００７年９月２０日　（株）ワニブックスより

お笑いコンビ・麒麟の田村裕が書いた自叙伝です。

ベストセラーだし読んでおくかと思って、去年の１０月頃に図書館の予約を入れておいたら
いま来ました。(^^;
真田太平記が読みかけだし、途中で他の本を入れるのはあまり好きじゃないんですが、
まあ軽い本だし、読んですぐ返さないと次の人に迷惑になるしなー、というわけで
さらっといってみました。

中学２年の１学期に、恐らく自己破産されたのであろうお父さんが、田村少年と
大学１年の兄、高校３年の姉の前で「解散」を言い渡すところから話が始まります。

公園で野宿をしたり、落ちているお金を拾ったりしながらの生活。
兄と姉も別の公園などで野宿生活。
そんな暮らしから、他人の援助などで家を得て、再び兄弟で生活するようになり様子が
かかれています。

育ち盛りの身で、お金がないからいつもお腹を空かせているエピソードとか
テレビのトークでも話していた通り、深刻なんだけど、笑いを交えて書かれています。

一番感心するのは、田村氏の周囲への感謝の心が深いこと。
小学生の頃に亡くなったお母さんへの感謝、手助けしてくれた友人・知人への感謝。
いきなり解散を言い渡したお父さんに対してすら、恨みの心はなく、
「あの時できなかった親孝行をするために、今お父さんに会わなければならない」
という考え方ができるのがスゴいと思います。

生活に困ったことがないのに、親に対して不満を持ったりする私は感謝が足りないかも。(^^;
足ることを知り、今が幸せであることをよく自覚しないとなー、とちょっと思いました。