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漠風吟偽りの公主、熱砂の愛＃26（最終話）あらすじ
漠風吟偽りの公主、熱砂の愛＃25 あらすじ
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漠風吟偽りの公主、熱砂の愛＃23 あらすじ
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【現代劇】マリアージュ・ブラン～嘘つき弁護士の愛の法則～全40話

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じんつー@ Re:漠風吟偽りの公主、熱砂の愛＃25 あらすじ(12/02) New! !(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ次回が最終回なのに… あらすじあ…

ぽんぽん@ Re:漠風吟偽りの公主、熱砂の愛＃25 あらすじ(12/02) New! ココさんへあらすじありがとうございます…

ココ＋ @ Re[1]:漠風吟偽りの公主、熱砂の愛＃24 あらすじ(12/01) New! ぽんぽんさんへ (*ﾟ▽ﾟ)*｡_｡)*ﾟ▽ﾟ)*｡_｡)ｳﾝ…

ぽんぽん@ Re:漠風吟偽りの公主、熱砂の愛＃24 あらすじ(12/01) ココさんへあらすじありがとうございます…

ココ＋ @ Re[1]:漠風吟偽りの公主、熱砂の愛＃22 あらすじ(11/29) ●じんつーさんへ＞(やっぱりハニーちゃん…

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第23話

霍擎雲(ｶｸｹｲｳﾝ)は那戦(ﾅｾﾝ)に刺された皇北霜(ｺｳﾎｸｿｳ)を連れて脱出。
防具と迅速な処置のお陰で命に別状はなかったが、医官は血虚の症状と傷痕が一生残ってしまうと伝えた。
一方、追撃を諦め、汾天(ﾌﾝﾃﾝ)に戻った若問(ｼﾞｬｸﾓﾝ)たち。
格心微(ｶｸｼﾝﾋﾞ)は若問の背中の傷を手当てしながら、若問が自分を巻き込まぬよう突き放し、万が一に備えて黄天狂(ｺｳﾃﾝｷｮｳ)兵団の令牌を託したと気づいた。
「こんな大事なこと、なぜ黙っていたの？私を追い出してまで…」
「お前まで死なせたら誰が俺を墓に入れる？」
そんな若問に天都(ﾃﾝﾄ)の霍擎雲から文が届いた。

15年前、私・那延興(ﾅｴﾝｺｳ)の命を守るため、あなたは私の身代わりになった
そのせいであなたは両親を失い、申し訳なく思っている
幸い叔父の容豁(ﾖｳｶﾂ)を助け出し、今は天都にいる…

格心微には何の話か分からなかった。
すると若問がやっと自分の過去を明かしてくれる。
「俺の母親は三疆(ｻﾝｷｮｳ)で死んだ、思い出したくなかったよ」
若問はすべて父が招いた災いだと憎しみを募らせたが、格心微はもう過去のことだとなだめた。
「これからは私と幸せに暮らせばいいわ」
「諦められない、那戦だけは必ず殺す！」
「はお！たとえ死んでもあなたと離れない」
しかし若問は格心微には生きて欲しいと願っていた。

そこへ筑俊(ﾁｸｼｭﾝ)が駆けつけ、各部族からお悔やみ状が届いていると報告する。
どうやら霍擎雲が皇北霜の訃報を砂漠に広めたらしい。
那戦は面目を保つためにも夫人の亡骸を引き取って葬儀を行い、喪に服して埋葬する必要があった。
すると筑俊が雲芳(ｳﾝﾎｳ)閣にまだ廉幻(ﾚﾝｹﾞﾝ)と夜佩(ﾖﾊｲ)が残っていると耳打ちする。
那戦は早速、二人を呼びつけ、雲沛の使者として天都から夫人の亡骸を引き取るよう命じた。

格心微は那戦の策略だと疑ったが、案の定、莽流(ﾓｳﾘｭｳ)から雲沛が出兵し、５日後に到着すると密書が届く。
天都でも霍擎雲が沙曲から報告を聞いていた。
「那戦が欲しいのは那延興(ﾅｴﾝｺｳ)の首、彼に多くの犠牲を払わせた、この危機は私が救う」

その夜、目を覚ました皇北霜は自分が天都にいると知った。
「なぜ普通の女子のように私のことだけ考えて食事の支度をして待っていないのだ？」
霍擎雲は自分に内緒で復讐しようとしたことを揶揄したが、皇北霜は霍擎雲が普通ではないからだと笑った。
そこへ沙曲が駆けつけ、嬉しい報告が届く。
「廉幻と夜佩が来ました」

廉幻と夜佩は皇北霜と再会、３人は抱き合って喜んだ。
「娜袖(ﾅｼｭｳ)は生きていると信じていました！」
「全て終わったら必ず迎えに行くわ！」
すると霍擎雲は２人に空の棺を持って帰るよう頼んだ。
「必ず那戦に棺を開けさせてくれ」

那戦は皇北霜の棺を前に呆然と立ちすくんだ。
しかし棺の中に入っていたのは亡骸ではなく霍擎雲の文と先主の玉佩。
…当時の話は容豁に聞いた、父・那啓達(ﾅｹｲﾀﾂ)の勅書もある
天下に知らしめたくなくば雲沛城主夫人の訃報を告示した上で、汾天に潜入した兵を撤退させよ…
那戦は思わず文を破って棺の中に捨てた。
廉幻の話ではすでに夫人は埋葬され亡骸を確認できず、墓碑に礼拝してきたという。

那戦はかつて回廊で那啓達と容若の話を立ち聞きしていた。
当時、病床の那啓達は時期が来たら自分の勅書を出し、息子に城主を継がせてやって欲しいと容若に頼んでいる。
しかし自分が聞き耳を立てていると気づき、容若は″那延興の背中に梅の花のあざがある″と咄嗟に嘘をついたのだ。
「老ぼれ２人に騙されたか！」
那戦はひとまず霍擎雲の要求に応じて汾天に潜入した兵を引き上げ、周辺に配置させろと命じた。

汾天から雲沛が撤退した。
安堵した若問と格心微だったが、皇北霜が死んだと聞いて困惑する。
一方、霍擎雲は皇北霜に自分の本当の身分を明かした。
「私は雲沛先主・那啓達の息子・那延興だ」
「那延興でも霍擎雲でもいい、私が好きなのはあなたよ」
「氷刺(ﾋｮｳｼ)府へ戻ろう、贈り物がある」

その夜、雪の舞う氷刺府の涼亭で霍擎雲は皇北霜に結婚を申し込んだ。
「本当は半月くらい時間をかけて盛大な婚儀を準備すべきだが、もう待てない
　不測の事態が起きて君を失うのが怖い、霜R、私に嫁いでくれるかい？今すぐに」
こうして２人は風と月と雪を証人として拝礼の儀を済ませた。
…父親、母親、この人は霍擎雲、私の夫よ…
…父親、母親、霜Rを必ず幸せにします、一生守り離れません…
紆余曲折を経てついに結ばれた２人。
しばし誰にも邪魔されず、幸せな時を過ごした。