《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2013年03月11日
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カテゴリ: 昭和歌謡40年代

いつでも君は

作詩:星野哲郎 作曲:米山正夫

こころとこころの 細道に

あなたの小さな 親切が

ぽとんと落ちて きらりと燃える

ろうそくの火が 燃えて広がる

一本が十本に 十本が百本に

百本が千本に ふえてゆく

いつでもいつでも いつでも君は

夢みる夢みる 夢みる星よ

なみだはみんなで わけあって

小さくしようよ お互いに

この手で街を 明るくしよう

友情の手で 花を植えよう

一本が十本に 十本が百本に

百本が千本に なるんだね

植えよう植えよう 友情の花

咲かそう咲かそう 友情の花

うれしいときには よろこびを

みんなに廻して ふやそうよ

小さなままで 終わらせないで

乾杯のうた 廻しあおうよ

一本が十本に 十本が百本に

百本が千本に ふえてゆく

小さな小さな 乾杯のうた

大きく大きく 大きくなれ

子どもの頃からなぜか口ずさんでいた歌です。

当時ちょっとだけはやった、「ジェンカ」というフォークダンスのリズムです。

歌手は水前寺清子。

昭和39年に『涙を抱いた渡り鳥」でデビュー、41年『いっぽんどっこの唄』がミリオンセールス、43年『三百六十五歩のマーチ』で再びミリオンセールを記録し、同年NHK紅白歌合戦の赤組司会を務めて、国民的スターとして定着します(紅白22回連続出場、司会4回)。

45年には、TBS石井ふく子プロデューサーにくどかれ、ドラマ『ありがとう』(最高視聴率56.3%)に主演して、役者としても人気者になります。

『いつでも君は』は『ありがとう』に先立つ42年の東京12チャンネル(現テレビ東京)のドラマ主題歌で、水前寺清子も出演していました。

といっても、レギュラーなのにチョイ役で、あまり記憶に残っていません。

というか、このドラマの内容自体が、僕の記憶に残っていないのです。

記録を見ると、国鉄特急「さくら」の食堂車が舞台となっていますが、この頃も“鉄っちゃん”はいたのでしょうか。

見ていた記憶はあるのですが、たぶん出演者の中の寺田農が『青春とはなんだ』でやっていた不良役がカッコよくて、彼が好きで見ていたような気もします。

ちなみに寺田農はこのドラマの主役の高橋紀子と、後に結婚しています(そして2006年離婚、2011年35歳年下女性と再婚、尾代あけみに婚約不履行で訴えられているのはサンデージャポンでお馴染み)。

この頃のドラマは、ヒューマニズムが基本で、とても清々しいものだったと思います。

原作者が松山善三ですので、人間の正しい生き方を描いたものだったのは間違いない。

きっと感動を呼ぶ物語だったのでしょう。

でも記憶に残ったのは、断然この歌の方でした。

ヒットチャートには上がらなかったと思います。

あの頃はテレビ局の垣根が高く、他局ドラマの主題歌を流すなどと言うことはことは絶対タブーで、歌謡番組で歌われることは皆無でした。

しかし曲の評価は高く、第1回日本作詩大賞を受賞した曲でありました(第2回は川内康範『花と蝶(歌:森進一)』。

その作詞は、演歌の大御所「星野哲郎」。

水前寺清子という芸名の名付け親でもあり、愛称のチータも星野哲郎の命名でした。

水前寺の他にも、北島三郎、都はるみの曲を引き受けていたので、当時のトップ作詞家といえます。

この詞が大好きでした。

僕はまだ小学6年生で、心は純真無垢でした。

星野哲郎は、日本人の心を綴り続けた作家でした。

『いつでも君は』のフレーズも、日本人の心に気持ちよく響きます。

小さな親切を広げるという発想は、最近不愉快な思いにさせる、個人主義の独善的な中国人や韓国人を見ると、案外日本人独特の精神なのかもしれません。

キリスト教やイスラム教のような、一神教の人たちにも理解しがたい感覚かもしれません。

2年前の「東日本大震災」後の、日本人の冷静な対応、助け合いの精神は世界中に感動を与えました。

日本人の感覚では当たり前の行動が、外国人には驚異に映ったようです。

(その後の行政の、ていたらくはひどいものですが)

震災後、日本中が復興を願い、義損活動を始めました。

有名人も街頭に立ち、その中のひとりに水前寺清子もいました。

そして歌ったのが『いつでも君は』だったのです。

二度と聞けないかもしれないあの歌にめぐり合い、とっても嬉しかったと同時に、なんて今の心象にぴったり寄り添っている歌なのだろうと感動しました。

2年前のあの日、何があったのか、何を見たのか、何を感じ、何を願い、何を誓ったか、僕たちは忘れてはなりません。

ろうそく一本の火が、心のともし火が、いつか何万何十万何百万と広がって行くのです。

そして、広がった良心の火は、けっして消してはいけません。

燃やし続けることが、生き残っている僕らの使命だと思います。

3月11日を境に、それまでもやもやしていた、理想と現実の溝が、すっと消えていくのを感じました。

残された人生を、正しい態度で生きて行かなければならないと、ガツンと思い知らされたのでした。

この日の思いは、一生忘れずにいます。






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最終更新日  2013年07月21日 09時34分00秒
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