野の花・野の豚の自己研究に根ざす、社会的な共生の道を探求する発言・2015年7月1日から

野の花・野の豚の自己研究に根ざす、社会的な共生の道を探求する発言・2015年7月1日から

2005.11.12
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 以下は辰の春産のコメントへの応答という形で書いたものですが、字数が多くてコメントには収まらなかったので、ここに貼り付けたものです。大雑把な考察です。


辰の春さんへ
>昭和20年2月14日、近衛文麿は参内して昭和天皇に
>もう戦争継続は難しい、戦争を終結させるべきだと奏上した。これに対し、天皇は「もう一戦戦果を挙げてから」とこれを退けた。この時点では皇室の存続が不明確であったからである。その後、東京初め各地の大空襲、
>沖縄戦、広島・長崎の原爆投下、ソ連の参戦と多くの国民を死に追いやった。国民の命よりも皇室の存続を優先したのである。>

昭和天皇と近衛のその会話は、よく取り上げられますね。そのほか戦争の初期の目覚しい戦果に、研究した甲斐があったと喜んでいた発言とかもあります。ともかく当時の天皇は、政府の人形ではなく、その政策決定に主体的にかかわっていますね。戦争を避けようとした形跡もあるにはあると思いますが。最終的には開戦を受け入れ、自らもどうしたら戦争に勝てるのかということを、当時の政府首脳と研究しているのだと思います。

 ともあれ昭和天皇にはあの戦争に対し直接的な責任がありますし、その戦争の中で天皇制がどのような役割を果たしたかといったことも含めて、ことを主体的に見つめ直す責任があったと思います。これは法律的な問題ではなく、彼の実存的な問題です。彼にはそれを果たす力がなかったとは思いますが、それは事実としてある責任とは関係のないことです。今の天皇家の人々にも、そうしたことに対する、あるいは天皇制の存在に対する、それが人間の精神に、有益な影響を与えているものかどうかといったことに対する、主体的な考察をする責任があります。これも法律的にできるできないの問題ではなく、実存的には回避できないこととしてあります。
もしそれが法律的にできないというのであれば、それは法が有害なものを含んでいるからです。単純に言えば、民主主義や、基本的な人権の精神と、天皇制はまったく相容れません。天皇とされる人々などには、言論の自由やその他の基本的人権が認められていない。それでも戦前の憲法と比べれば、比べようがないほどにまともな憲法なのだと思いますが。ともかく天皇家の人々を人間的に扱うためにも、天皇制は廃止されたほうがいいはずです。
 実存的な責任とは、たとえば自らその責任を果たさないと、その人は自らの生をその分だけむなしくせざるを得ない、というようなことです。





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Last updated  2005.11.12 21:12:21
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