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林沖

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S君 .@ また、関係ない話ですが 応募というか挑戦してみますか? https:/…
2024.08.20
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カテゴリ: エッセイ
昔、何かが始まった。
この始まりを一としよう。
始まりと同時に終わりも始まった。
つまり始まりと終わりは、ひとつのものだから、これを一としよう。

天はその一を得て、大気を絶妙なバランスで作り上げた。
地はその一を得て、万物が安定して生きれるように、どこまでも広がった。
神はその一を得て、人間たちを見えないところから導いた。
谷はその一を得て、川を水で満たし、そこで生きるものたちの命を育んだ。
君主はその一を得て、天下を正しく治めた。



天が清らかでなければ、裂けてしまうだろう。
地が安定しなければ、爆発するだろう。
神が人から見えてしまえば、何もしなくなるだろう。
谷が満ちることがなければ、全て枯れはててしまうだろう。
君主が正しくなければ、国は滅んでしまうだろう。

どんなものでも、その一を失くせば、滅びつくしてしまうだろう。

だから貴い地位にいる者は、低い地位にいたときの自分を忘れてはならない。
高いものは、下に支えているものがあって成り立つからだ。

君主は、自分のことを「孤」(孤児)とか、「寡」(徳の少ない者)とか、「不穀」(居そうろう)とか言う。

あ、そうそう、日本のサムライが自分のことを「拙者」(拙い者)とか言っていた。
あれと同じだ。



ゆえに一を得たならば、そこに数を加え、二、三、四と加えるのではなく、どこまで行っても一のままにしておく。

地位や名誉を手に入れ、その身を宝石で着飾ったとしても、その宝石が、もともと石ころだったことを忘れてはならない。





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Last updated  2024.08.20 15:16:49
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