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林沖

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石月賢一@ Re:また、関係ない話ですが(11/04) S君、情報ありがとう。 ガチャピンにはい…
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2024.09.23
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カテゴリ: 西忍寺道場
昨日の稽古日誌を書きます。
昨日の柿崎のお天気は雨。
私の地元の見附市はそれほど強い雨は降りませんでしたが、道場に行く途中、柏崎市内から柿崎にかけての海沿いの国道線、ものすごい雨でした。
車のワイパーを高速で回しても、前が見えないくらいの豪雨でした。
幸い、柿崎の山の方に入っていくと雨は小ぶりになりました。

今回のメンバーはいつもの4人。
N師範、O大師兄、S君と私。

最初は太極拳対練。雨のため道場に到着するのが遅れたので、基本は省いた。)

行気から打擠。

この時、貼粘勁を使うと相手はフラフラになる。
続いて相手の上段突きをポン勁で受ける。

肘の動きに合わせて重心を後ろにもっていく。
その重心を前足にもっていく過程で、肘を斜め前に切り上げると、必然的に掌に勁が昇る。
相手は釣り上げられてのけぞる。
ここで少し遊んで、相手の腕と接触したままポン勁を波状に繰り返す。
こうすると、相手は重心が浮いたまま、頭を振られてフラフラになる。

次は琵琶勢。
これは、相手の右中段突きを右前腕で受け流す。
この時、肘を返す動作に、重心の前後移動を加えると、相手重心を操作されて身動きができなくなる。
そのまま同じ手で首筋に手刀を打ち込む。あるいは顎をかちあげる。


こうすると、相手は態勢を立て直して左上段突き。
こちらは、それを挟んで受け、続いて肘関節をひっくり返して極める。
化勁を使うと関節技が極まってしまうので使わない。

相手に充分踏ん張らせておく。肘関節もしっかりと曲げて腕全体を固めてもらう。
このとき、相手はこちらの打撃技に対して完全に無防備になるので、こちらは軽く相手にビンタをいれる。こうすると、いやでも相手の意識は自分の肘から自分の顔に行く。


しかし、これだとカンタンに極まってしまうので、これもやめて、左手で相手の手首を軽く握り、相手の肘をこちらのお腹に密着させ、お腹で肘関節を返す。
これは、カンタンに極まる。
しかし、これでは面白くないので、次の手を考えようと思う。

次は左右搬攔。
相手の右中段突きを上からネットをかぶせるように押さえ受ける。
続いて相手の左上段突き。
これを立円単推手の要領で自分の後下方に流す。
相手はこれで完全に下に崩されるので、その手と肩を軽く押す。
相手は吹っ飛ぶ。

これは、前足の重心を後ろ足に移す過程で手に勁が昇ってくるので、その勁を柔らかく使って、全身を使って相手を崩す。
肘の動きに重心移動が付いていく感じが大切だ。

次は提手上勢。
相手の右上段突きを左手で上に受け流しながら踏み込んで、右手の指先で相手の脇腹を刺す。
相手の突きを受け流したあとの前腕は空間に浮かんでいる。
この前腕を浮かべることができれば、相手は上方に釣り上げられたまま身動きができなくなる。

相手は身動きができないので、こちらは、相手の右わき腹、正面、左わき腹と順番に刺して遊んだ。
次は浮きを解除してあげると、相手は左中段突き。
これに対しては半身になりながら懐に迎え入れる。
こうすると相手は前につんのめり、顎をこちらの目の前に突き出す形になる。
そこを目がけて、右手背で顎を突きあげる。
相手はのけぞって倒れる。

次は雲手。
相手の右中段突きを、右手で雲がたなびくように右へ受け流す。
この時、肘の動きに合わせて螺旋状に勁を発動させると、相手は釣り上げられたまま身動きができなくなる。次に踏み込んで、相手の右わきにこちらの肩を下から密着させ、右手で相手の右肘を軽く押さえると、相手身動きができなくなる。

これでは面白くないので、右手で相手の右突きを受け流し、相手の動作を封じ込めるとき、わざとそこで勁を止めて相手が自由に動けるようにしてあげる。
こうすると、相手はすかさず左上段突き。

これを左前腕を垂直に立てるように受けると、また相手の重心は浮き上がる。
そこで右手刀を相手の左わき腹に食い込ませるように打つ。
相手はもんどりうって吹っ飛ぶ。

次は抱虎帰山。
相手の右中段突きを右手で押さえる。
この時、右肘の動きに合わせて重心を左足から右足に移動させる。
この時、自動的に勁が右手に上がってきて相手の肘を押さえる。
こうすると、相手は身動きができなくなる。

勁を解除してあげると、相手は左上段突き。
こちらは、これに合わせて左穿掌で相手の目に突きこむ。
相手はこれをさけるためにのけぞる。
そのすきに相手の腰を右手で抱え、左手で相手の手首を軽く掴んで前方に押す。
手の動作に合わせて重心を垂直に落とす。
これで相手は仰向けにひっくり返る。

手の動作と重心の垂直落下が同時にいかないとこの技はかからない。

以上で午前の稽古は終わり。

今日も太極拳教室は休みなので、午後からの稽古にも参加した。

昼食タイムが終わって、稽古再開。

まず、八卦掌の用法。
相手が右上段突き。
こちらは右掌っを外旋させて受け、すかさず左跳手で跳ね上げそのまま相手の横に歩を進めて右掌で相手の胸を推す。
相手は身体は左にひねられながら仰向けにひっくり返る。
相手の胸を推す掌は柔らかくしておき、肘を下方にしっかりと落とすこと。
左手は相手の右腕を下に落とし、少し右に振ること。
これらが同時に行われると、相手は体を捻られながら仰向け倒されることになる。
はたから見れば、掌で真っ直ぐ押しているのに、その場でひっくり返されて倒されてように見えるだろう。このへんが八卦掌の曲者たるゆえんだ。

次に太極拳の野馬分鬃。
相手が右中段突き。
こちらは含胸抜背で相手の攻撃が当たらないようにしながら、ぎりぎりまで引き付けて右手で受け流す。
このとき右肘が外側から自分の正中線にむけて、下をえぐるように移動する。この動きに合わせて右足から左足に重心を移す。次に右肘が正中線から右後方に移動する。肘は内旋し、掌は相手の右手を後方に誘導する。この時、肘の動きに合わせて左足から右足に重心を移動させる。

この手足の一連の動きで、勁はこちらの体を螺旋状に移動し、こちらの右腰に蓄積される。
この時点で相手の右肘は何の抵抗感もなく引き伸ばされ、一本の棒のようになっている。
重心は引き出され身動きはできない。

次に相手の棒になった腕を壊さないように水平に移動させる。
この時右腰にあった勁は前方に発動し、相手の体は吹っ飛ぶ。
重心の移動は、あくまでも水平でなければならない。
腰は捻らない。こちらの重心は水平に移動しかつ、相手の腕と平行に移動しなければならない。
腰をひねったり、後ろ足で踏ん張ったりすれば、相手も踏ん張ってしまい飛ばすことはできない。

次は柔術。

相手が両手でこちらの両手を掴む。
その場で肘を返し、指先を相手の顔に向ける。
合気は使わない。
しかし、相手は少しのけぞる。
続いて、左右の手でボールをもっている形を作る。
その時、相手は捻り倒される。

これは速くやると相手が途中で手を離す。
遅くやると、なんとなく相手は手を離さない。
速くやっても手が離れないような工夫が必要だ。
今後の課題としよう。

船底の応用。
小手先だけで技をかける。
相手が左手でこちらの右手首を掴む。
こちらは自分の膝の上に自分の手首を浮かべている。
つかまれたまま、肘を正中線上に持ってくる。
この時重心は右足から左足に移動する。
次に肘で船底を削るように横に振る。
これと同時に相手の手首を返す。

相手は親指、手首、肘、肩を同時に決められて、頭から床に突っ込むように崩れる。
こちらは、右手首で相手の左親指を前は下方に圧迫したまま、左手で相手の左手首を掴む。
そのまま両手で相手の手首を下方に圧迫すると、相手は床に押し付けられて身動きができなくなる。
そこで相手のアバラに左蹴足を入れる。
重心の移動は足を動かさずに行い、手首の位置も動かさない。
これによって技は鋭く小さく極まる。

次にこの技がくるとわかっていて、相手が手首を強力に固めて返すことができないようにした場合。
2回ほど、技をかけようとして、相手が手首を掌屈気味に抑えつけてきたとき、こちらは肘を正中線上に船底の逆をなぞるようにもってくる。
この時、重心は右足から左足に移動する。この左足から勁を外旋させて自分の体内で移動させ、右手首も外旋させる。
この外旋の動きが相手の体を巻き込んで、投げ落とす。
相手は渦に巻き込まれるようにひっくり返る。
これも足を移動させず、重心の移動だけで相手を投げる。
肘の動きに重心移動を合わせるのがコツだ。

ここで先生から缶入りサイダーの差し入れがあった。

「お~い、どうかね冷たいもんでも飲みなさい。」

こ、これは懐かしい!三ツ矢サイダーだ。
みんなでおいしくぐびぐびいただきました。

次に突きに合気をかける技。
相手の上段突きにこちらは下から掬い上げるように受け、相手の腕を棒のようにする。
その棒で相手を押し込んで歩いて行き、ひっくり返す。

これは前回、相手がこちらの押す力に抵抗して、自分の突いた手を左右に振ってみたり、肘を曲げて伸びないように頑張ったり、あちこちに逃げ回ったりすることで技がかからなかった。

今回は妻の提言どおり、相手の正中線ではなく、相手の肩に向けて押すようにした。
こうすると不思議なことに、こちらは相手の手首を、ほんのわずかな力ではさんでいるだけで、強くも推さないのに相手の腕は棒状になり、相手は自らの腕に押し込まれて後ろへ下がっていく。
これは、すごい!
こちらの力感もなく、相手の抵抗感もない。
ほとんど力みなく、相手を押すことができた。

妻には感謝している。

次は、相手が抵抗して踏みとどまった場合。(実際に合気がかかると踏みとどまれないが…。」
こちらは左半身になり、相手の右肩との間に、相手の右肘を屈曲させて落とし込む。
相手は右半身にされて下に崩れる。
そこへ両手で軽く相手の右腕を前方に押す。このときもこちらは左半身を崩さない。
こうすると相手はひっくり返る。
これもほとんど相手の手を掴んでいない。掴まないで触っているだけでひっくりかえるのが面白い。

ここでまた先生が登場。

「お~い、そろそろもう3時になるぞ。うちのほうは何時でもいいんだけどね。石月さんなんか帰ったらもう5時半だろ?5時半って言えばもう結構暗くなるからさ。」

今3時10分前。

「先生、3時までやらせてください。」と私。

「おう、そうか、無理すんなよ。O君なんか10時前にきて稽古してんだからさ、O君、疲れたろう?」

「はい、先生、もうくたくたです。」とOさん。

「そうだろ?これ以上やるとケガするぞ。」

「わかりました。ではこれで終わりにします。」

ということで、今日の稽古は終わりにした。

雨がかなりひどい状態が続き、一時はどうなるかと思ったが、午後になっておだやかになってきたので、よかった。

今日も充実した稽古ができました。
みなさん、お疲れ様でした。





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Last updated  2024.09.23 15:21:11
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