全28件 (28件中 1-28件目)
1
あと、一週間ほどで、声楽の先生の教室の発表会です。昨年、初めて、先生の伴奏をさせていただいたそのステージは、いつものコンサートのお店とは違い、音楽がもっとも美しい形でお客さんに届くように作られている気がします。去年は、10年の歳月を経て、そのステージに「戻った」気がした私。学生の頃に、闇雲に弾いた記憶。社会に出て、友人の作り上げた舞台で、ピアノを担当して、自分と乖離して空中を漂う空気になった記憶。その後、歩いた道。その場に「戻った」私は、笑い方を忘れ、仏頂面が板につき、そのステージに立つための衣装を考える元気すら無く。出番までの待ち時間は、ひたすらにゲーム機を握り締め。「こういう舞台に上がる日は、仏頂面で、人嫌いのオーラを駄々漏れにしていても許されるだろう」と思いながら、弾く瞬間だけはピアノにすがりつくようにして、ただその場に在りました。先生の歌声がホールを「鳴らした」その後、自然にわきあがったアンコールの拍手。まさかそんな拍手が、発表会であがるなんて想像もしていなかった先生のあわてた様子。今年は、「念のためアンコールの用意もしましょう」なんて言いながら、練習を重ねてきました。うちの教室での発表会で、私の出せる強弱の範囲を最大限にまで出した私は、足りない実力を補う練習をして、今日の練習にうかがいました。ホールで、フルコンのピアノで、最大限まで試した強弱だと言うのに、それでもまだ足りないように思えた今日の練習。ソプラノ生声一本で、グランドピアノをやっつけるほどの先生の腕前。(笑)あー、まだ足りなかったらしい。(笑)人生修行も強弱も。(笑)それでも「間」の感覚は、ぴったり合うところもあったんですが。欲する音に、手が間に合わないような感覚。…これが、実力者の伴奏をする苦悩です。(号泣)実力のない方の伴奏をするときの苦悩と、どっちがいいかと問われたら、実力者の伴奏の苦悩を選びますけれど。ソロ演奏の表現力全部を出しても足りないって、どういうことなのよ。ついでにタイミングとサダメの英才教育を受けて、ホールでの練習すらはさんでいるって言うのに、まだ足りないってどういう話よ!!「伴奏の美学として、黒子でありたいと思っていたんですが。黒子って大変。ソロ以上の苦労です。」とぼやきながら、先生渾身の中華料理をモリモリと平らげ。「tea*さんが歴代の伴奏者と一番違うのは、その食欲と、食に対する感性」との絶賛を受けています。そこか!といつもがっくりします。(笑)先生のおっしゃることには、「結局、その姿勢は、音楽にも共通するわけで。食いしん坊っていうのは褒め言葉なのよ」なんですけど。「伴奏は黒子ではない。伴奏者のあなたが、私を育てている」と言い続けるその人は、持ち前の明るさで、あたしに朝を用意してくれた人でもあります。会うたびに、どんどん丁寧になり、私の負担を減らし、私を喜ばせようと全力を注ぐその人こそ、結局、ホンモノってことです。ホンモノから、発表会の日に対してお願いがあるの、と指令が下りました。な、ななななんでしょうか…。←怯えきっている。「あたしの出番前に、あたしの目の届くところにいてちょうだい。去年は、出番前にtea*さんがいない!!ってあたし、慌てちゃったの」はああああああああ?????あたしのような、お見苦しいはみ出しっ子は、控え室で(DS握って)控えているのがお似合い、と控え室に(DS握って)こもっていただけですけど。ちなみに、控え室は先生の控え室のお隣ですけど。「控え室をノックしてあなたを探すような真似をしてごめんなさいね。申し訳ないんだけど、わかるところにいて」…宇宙人の指令は、凡人のあたいの想像を軽く超えるものでございました。「気分を害させたらごめんなさい。でもお願い」…気分を害させられるようなことではないかと思うのですけれど。結局、こういうところに出るのは、すべてこの宇宙人のお人柄でございましたとさ。
2010年07月30日
コメント(4)
ジャズバーにお勤めしていた頃、なぜかわかりませんが、クラシックの表現力ばかりが上達した時期がありました。今思えば、腑に落ちる。(涙)ジャズバーを追われた後、全くできなかったはずのアドリブができるようになった時期もありました。今思えば、腑に落ちすぎる。(号泣)アドリブ。好きに弾けばいい、というその領域は、普通は形になってからギャラを頂くのが正当でしょう。アドリブが生まれるまえに、ギャラを頂くことになったあたしが歩いた道は、始まりからウラハラ街道でした。今は、遊びでしかアドリブしないし、できなくたって知ったこっちゃないし、変だろうがなんだろうが、遊びなんだから、頭に負担のかからない範囲でしか絶対にしない。見かたによっては、ワガママ爆裂のこの姿勢を貫いてほぼ1年。クラシックの曲を練習しているときに、ギャースカワーワー騒ぐことが格段に減りました。よかった。社会的に適応できるレベルまで復活したな。←そういうことにさせてやってください。ということで、クラシックの曲選びをしている今、割と前向きで落ち着いています。あれ弾こうかな、これ弾こうかな、が、こんなに前向きにできるようになるとは、まさに奇跡だ。you tubeを徘徊したり、往年の大ピアニストの演奏を聴いたり、といういろいろと刺激的☆な作業も、さほどイヤではございません。頭がちょっとおかしかったらしいシューマンの曲を弾いてみるか、とか(大丈夫か?)やっぱり憧れのスクリャービンにいっとくか、とか、しつこいけれどラフマニノフにするかとか。そんな曲選びの作業を、目を輝かせて聞き入るチョー伸び盛りのオトナの生徒さんが脇にいてくれたり、まぁ、状況は常に恵まれているのが私の不思議なサダメ。自分の役割とキャラクターはいつもしょっぱいけれど、状況は恵まれている。10年前のコンサートで弾いた美しい小曲も掘り起こしてみました。あの時、欲した音が今なら少し出せる。ウラハラ街道経由だからこそ、出せる。でも、出すために、まだまだつながなくてはいけない心と頭があって、その作業は決して楽ではないけれど。まぁ、答えがどう出るかわからないままに動き、批判され続けていた時期よりは、その作業に自信が持てるようになってきました。発表会後、「発表会で感動した曲があったから、家族そろって3人で、ピアノで音を拾ってメロディラインを考えてみたんです。」って言われたりもしまして。へーそういう楽しみ方もあるんだー?って感じでした。バンド好きのパパと、ピアノやったことないママと、おサルアンパンマンと3人でなんて、かっこよすぎじゃないですか。(笑)感動したと言う曲、バタフライを、小さなおサルアンパンマン(←おサルの真似が上手で、アンパンマンを発表会に弾いた生徒)に教えて欲しいといわれまして。アンパンの次はバタフライか・・・とは思いましたが、とりあえず、小さな指でバタフライのメロディを辿らせる。バンド好きのパパ向けに楽譜をコピーする。・・・いっちょまえの顔をして、その楽譜に見入るアンパン・・・。←略しすぎ。アンパンマンのマーチを教える前にはできなかったことが、確かにできるようになっていました。
2010年07月30日
コメント(4)
発表会前、どうしたって、そのプリンセスっぷりがかわいくなくて、怒れちゃって怒れちゃって困った女の子がいました。小さなお花のような女の子ですが、「かわいいかわいい」で来ているからか、「おうち練習では泣いて弾かず」「リハーサルでは、先生が横にいてくれなくちゃ弾けないでしょと怒り」「さ、レッスン、となったら本を読みふける」…おんどりゃーっ!!「自分がやるところは全部逃げてるでしょ!何それ!!それじゃ、何も進歩しないでしょ!」と、ガッツンと怒ったのですが、昨日のレッスンでは「久しぶり!」と、いきなり私の腰元に抱きつく…。(笑)…そして、「次、何の曲やるの?」と楽譜を開いてピアノの前にいる…。(笑)発表会の曲ではなくて、久しぶりのテキストを開いてみると、いろんなことを忘れていたり、わかっていなかったことがあったり。…ああ、まだよくわかっていなかったのね。わからせていなかったのね。と、なんとなくこちらの心もほぐれ、気づくといつもよりも熱心に二人で長時間ピアノに向かっていました。お迎えにきてくれたお母さんをちょっと待たせてしまったので、「すごく長く頑張ってくれたので、お待たせしてすみません」と謝ると、「まぁ、そうなの!!偉いね!!」…と娘を褒める。(笑)…もしもし?こんなとき、「先生、お時間延長していただいて、ありがとうございます」と言われたいのは、あたしだけでしょうか?(笑)いいんだ。ここんちはいつも、こういうときのパズルは、こういう風になってるんだから、と思ったけれど、心の中ではちょっとブツブツ。(笑)このブツブツはあくまでも、あたしのために。(笑)最後の時間には、発表会で燃えまくっていた大人の生徒さん。燃えすぎて、自分の心も焦げてしまい、あまりうまくいかなかったところなどがクローズアップされすぎて。そんな気持ちを、悪いほうへとダメ押しする、にわか評論家の登場で、ド鬱の真っ最中まで落とされて。電車に飛び込んでしまいたいとか、他の生徒さんには会いたくないとか、にわか評論家のメールは開くこともできないどころか、携帯ぶん投げたいようないろいろな感情もあったようですが、その全ての感情が、まさにドンピシャでわかる☆私としては、爆笑しっぱなし。本当にわかるからこそ、一緒に笑う。そんなあたしを複雑な眼差しで見つめながらも、「ここで笑ってもらえて、あたしも助かります…」とビミョーなオトナの生徒さん。こういうときは、その感情がわからない人の慰めでもなく、わかる人の怯えた反応でもなく、通り過ぎた季節を笑い飛ばすように、傷ついている本人よりも高らかに笑う存在も必要、と少しだけ思いました。「電車に飛び込むとか、車であの壁に激突するとかね、考えてみてるのよね。地球がぱっくり割れて自分だけ飲み込んでくれとかね。それも、できれば絶対に痛くないようにねって思うんだよね。」呆気にとられる生徒さん、でもうっすら笑ってる。「手首なんかね、そんな軽く切ってるような場合じゃなくてね、骨までゴリゴリするくらいにざっくりじゃなくっちゃ、この胸の痛みは止まんないわってなもんでね、そんなの考えただけでめんどくさくてね」先生、それは、もはやリストカットではなく切断でしょ?と合いの手をはさむくらいの余裕も出てきて。「だけど、そういう気分の後に来るのよ。間違えようが何しようが、誰がなんと言おうが、あたしはベストを尽くしたから、知ったこっちゃねえ、これがあたしの音楽だって言うときがね。さぁ、次は何を弾く?」まだ焦げてるあたしのハッタリは、彼女の気持ちを新しい楽譜に向けました。「ああ、シベリウスなんて初めて!シベリウスに胸キュンです!」電車に飛び込むよりは、シベリウスの練習のほうが、きっといい。ほんとはそれすら、わかんないんだけど。だって、あたしもまだまだ焦げているから。(笑)心細げなオトナの生徒さん。ここまで彼女を追い詰めた、にわか評論家をうっかり紹介してしまったのは、あたしの責任なので、そちらの処分はあたしに任せとけ。悪気のない、一生懸命なだけのにわか評論家。憎むにはいい人過ぎる。かといって巻き込まれたら、こっちの人生、根こそぎ奪っても気づかないタイプ。(笑)お前は、彼女の努力なんか一音たりともわかってないんだから、黙ってすっこんでろ!というのを、自制心をもって、お上品に伝えられるように。すっかり干からびた脳みそをカラカラと振りながら考えているところです。(笑)
2010年07月29日
コメント(0)
発表会でのみなさんの成長ぶりに感動した人が多いようで、「うちのお父さんも、ピアノ習いたいとか言い出したんですよ」なんて話もチラホラ。(笑)「だから、仕事帰りに教室に寄ってくればいいんじゃないって言ったんですよ。お父さんのお小遣いから月謝、たんまり取って下さいね。」そんな素敵な話。実現することは、実はあまりないのも経験済みですが(笑)無いよりはいいお話であります。「あのオトナの生徒さんが、毎年上達するのを聞いていたら、あたしも弾きたくなってきたんです」というお母様も昨日はいました。姉のレッスン中、小さな妹とピアノを習いたくなったお母さんが、教室のソファで楽譜に見入るなんていう光景は、美しいことこの上ないじゃありませんか。妹自身は「発表会で弾いた曲、省略したところをもっと完璧にしたい」と言い出す始末。まだまだ楽譜はスラスラ読めないけれど、楽譜を開く。この曲、あの曲?と選ぶときに、恐怖感やコンプレックスがない、ということ。小さなことだけど、あたしがかなえるにはとても大きすぎる願いでした。これ以上の何かを形にしろ、と言われてもあたしにはできないです♪発表会で大曲に取り組んだ方たちは、通常のテキストの曲が簡単になっていて、楽譜を読むのにゆとりがあるようです。これも、あたしがずっと願ってきた小さくて大きなこと。こういうものが形になるころ、トラウマの殿堂ジャズ喫茶(あくまでも、私が働いていた場所ではないのがポイントですが)で、ウソ笑いでもあるけれど、けらけらと会話をつなぐ私になってきました。遠くて暗い夜。たった一杯のジンジャーエールと引き換えに、私の人生の全てを叩き壊してくれた酔いどれトランペッターに。ちょっと前までは「ありがとうございます。潮時を教えてくれて」なんて言いそうになっていたけれど。その気持ちは徐々に姿を変えて、そのトランペッターの料理店で、無言でご飯を食べてやろうかになってきて。今、もう一度会うことがあったら。「で、あなたのライブのご予定は?あたしがお金を払って、行列に並んででも聞きたいようなトランペットなんですよね」とか言いそうな、腐れゾンビ一名。バッテンマスクでも、ガムテープでも、自分の口にあてがっておきたい腐れゾンビ一名。あたしのジャズの先生だと、あたしが信じてきた別のトランペットとボーカルの前では。ツバ吐かないように祈りたい。(笑)バンド仲間から「あのトランペットは、ノリがちょっとジャズじゃないから」と言われる人と、楽器の弾けないボーカルに、「ジャズって何?」と問い続けたアタシが間違っていたのだと言うのなら。それはあたしの責任でもあるけれど、あたし一人だけの責任でもないんじゃないかと、あたしは思うのです。
2010年07月28日
コメント(8)
思えば、何度かの洪水に見舞われたり(←横からの雨が柱をつたって部屋にたまる)トイレが逆流したり、とにかく水難事故の多い教室ではありました。今回は、トイレに入ってギクッ!!壁紙に奇妙な水ぶくれ?そして地味に細い滝。…トイレの壁に水難でした。不動産やさんに電話をしました。「便器に対して、どのあたりですか?」と問われていたんだと思うんですが「電気」と聞こえる。「電気??」ととんちんかんな返事をしながら報告。後で「ああ、便器か」と思いましたが、この際、便器とは関係ないところに滝なので。しかし、さっさと業者さんをよこしてくれる辺り、前の倒産した不動産やさんよりも頼れる…。状況によっては天井に穴を開けるだのなんだのとご説明を頂きましたが、爽やかにポカーン。あたしの責任じゃなさそうなので、あとはお任せいたします。ええもう、なんでも結構ですから、滝を止めてください。滝問題と並行して、教室にはこれまたふんわりとしたかわいい新人さん。前歯の無い感じ。よく日に焼けた感じ。昼寝後のぼんやりした感じ。ちょっと自信なさげな感じ。…かわいい。(笑)数週間前に入ってくれた男の子が、とてつもなくきちんと練習してくれていたり、全然知らない少年(それもよそのピアノ教室帰り)がなぜか教室にいてピアノを弾いていたり(←何故だったんだろう)「少年日和」な時間帯があったかと思えば、滝な時間もありましたが。長年の課題だった「おうち練習」というものに対して、なんか灯りの見えたような日でもありました。ドレミを覚えるのに1年かかった小さな女の子が、いきなり「うまれかわった」とつぶやく。それ、どういうこと?空耳??と問い直す私に、彼女は答えるだけの言葉を持っていない幼さなんだけど、確かに「うまれかわった」ようにピアノを弾いているし。へんなの。(笑)とてつもなく平和な時間が月曜から始まるのならば、あたしはもう少しくらいは安心するかもしれないと思いながら。謎の滝。なぜか大嫌いだった教室のトイレ。何度も見舞われた洪水。何もかも忘れてしまったかのように振舞う自分と、途切れ途切れの地獄の記憶。このままの低空飛行なら、あまり誰かに噛み付くことも無く、静かに時を重ねていけそうな気もしました。あたしが提案することは、いつも、提案するときにはわかってもらえなくて。幼い理論は、誰からも攻撃されても仕方なかったんだろうけれど。攻撃してくる相手の大切なものを、あたしも大切に扱うってことは、そんなに簡単じゃなかった。分かってもらえるころには、もうあたしが参りきっているんだけど。それでも、ここまで来てはいるから。一日ずつ過ごしていけそうな気もしました。
2010年07月27日
コメント(4)
日曜は、義弟と旦那とドライブに。お隣の県まで魚を買い込みに・・・という目的が、義弟の体調不良もあって、お隣の県でラーメン食べて、まっすぐ帰る、になりました。夜はうまい魚を買って帰るから!という話が宙に浮かないように、駅前のデパートに寄って魚を買いました。海辺で買うよりは高くついちゃうけれど、やっぱりセレブデパートには良いものがあるんじゃない?ということで、パートタイムセレブ気分。←意味不明。最近、日曜はこの駅前デパートに、というパターンが続いたため、あたしの「セレブデパートリハビリ」は妙に順調。(笑)結局、リハビリなんてものは、慣れこそ全て、なのかもしれません。あとは、コンサートとライブハウスに・・・慣れなくてよろしい。もうやめとけ。(爆)出る側のときに、ビクビクしなくなってきたんだから、そこでじっと粘れよあたし。買い物を終えて、早めに乾杯。DVDを流しながら、昼寝。・・・それこそ極楽ですから。とにかく発表会が無事に終わったことで、今までにない安らぎに満たされている私。そこに、これまたいいタイミングでクソババアちゃんから愛くるしいメール。「先生は、ちょっとかわいめの服が似合うと思うの。この間のサロペット、かわいかったのに、もう着ないの?」しかしそれに対して、「あんたのピアノ、うまいけど、練習不足が惜しいって言ってた人がいたよ」とメールするあたり。この人格破綻者め!!(笑)そしたらもー、「どうして先生そういうこと言うの。そういうところが大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い」というメールが・・・来るわなぁ。来て当然だわなぁ。でも、なんかいい。この感じ。そんな週末の小さな出来事を反芻しながら、月曜朝、車を走らせていると、地味に「ふーーーー、疲れたなぁ。ここまで」という涙がジワリ。サングラスの奥で涙を垂れ流すなんて、久しぶり。・・・泣ける自分もちょっとうれしくて、何気に車線変更・・・。そこでヒヤリです。ええ、死角にすっぽりおさまった隣の車に体当たりか?という展開。キャーごめんなさい。何もなくてよかったけど、ごめんなさいごめんなさい。迷惑かけた車に向かって、見えているか見えていないかはさておき、ごめんなさいのポーズをとり続けました。ああー、早く忘れてーーーー。←そっちか。・・・そして、センチメンタルな涙はさっさと引っ込み。こんな風に、毎日が過ぎていくことこそがリハビリなんだろうなと思ったりもしましたが。物思いにふけるのは、おうちの中にいたしましょうと思いましたとさ。
2010年07月26日
コメント(4)
暑い暑い土曜の午後。歯に衣着せないところが、魅力でもある親御さんが発表会での私の演奏を評して。「タダで聴いて、儲けちゃったわーって思った」と。(笑)二胡とのステージでも同じ感想だったそうで「タダ聴きラッキー」という表現が、なかなかおもしろいなあと思いました。ま、このコンサートに関しては、未だにいろいろ思いはあるけれど。(笑)タダだから許されるという領域に、片足突っ込んでいた自覚が、未だにキツいトラウマだったりもするけれど。それが褒め言葉であることくらいは、認められるへそ曲がりなら、まだまだ治癒の見込みがあると言ってもいいかもしれません。・・・何の治癒?今回の曲は、浅田真央ちゃんも使ったラフマニノフの「鐘」でしたが、いいホールで、よいピアノで、自分の耳が痛むことも心配せずに、ドカーンと放った大砲のような音が、お客さんにとって不快でなかったら、まぁいいのではないかと。たとえ、その音量は教室で練習を積むにはでかすぎて、まさにぶっつけ本番であったとしても。「体の中を振動が通り抜けて鳥肌たった」そういえば、楽器店の営業さんにも、ねだられるままに教室で弾いて聞かせたところ、「この上なく音色が澄み切っていましたが??」と。発表会当日よりも、音の粒立ちが良かったせいもあるかもしれないけど。「今、このくらいの曲は、さほど苦労せずに弾けるの。ほらもう、逝っちゃってるから」「ああ・・・」で、会話が成立する今。タダ聴き儲け、という表現は、ギャラトラウマで道からはずれたあたしに、ひとつの節目をくれたと思います。・・・11月くらいに、ちっちゃな発表会を企画中。今回の発表会に漏れたひと中心に。(笑)やっぱり、年間、3回くらいは発表会をたちあげないと、あたしが飽きちゃう人生に。・・・「僕ね、今度の発表会ではエリーゼのためにを弾きたいの」と言った、味わい深い少年の「ああ、もうレッスン終わっちゃうの?エリーゼを習いたかったのに!」という言葉。そういうものが、あたしは好き。発表会で「先生、ごめんね、間違えちゃった」と言った生徒の親御さんに、その言葉を、褒め言葉として伝えたところ「なんてこと言うの?自分の問題でしょ。ごめんじゃないの」と説教してましたけど。思わず、噛み付いてしまいましたけど。「この感覚こそ、今の社会に欠けている感覚だとあたしは思うんですよ?この発表会をまわした人間に対して、間違えてごめんね、ということは、言われたあたしにとってはとてもうれしい言葉です。会社のボスに対して部下が、ボス、失敗してごめんなさい、という感覚が本質的にあれば、ボスはきっと言う。ばかやろうめ、お前にそんな難しい仕事をさせたオレが悪いんだと。そういう風に人がまわっていけないことが、何かを狂わせていると思うんです。」暑い午後。アタシに戻ってきた暑苦しさ。(笑)ココから先は、そっと進もう。アタシが焼け焦げてしまわないように。(笑)
2010年07月24日
コメント(6)
この数年の発表会自体の変化はすさまじいものでした。(笑)3月に終えたばかりの「大人中心、あとは選抜チームとあたしが勝手に決めた勢いのある子ども達」の発表会よりも、今回の「ピヨピヨさんからオトナまで満遍なく」な発表会のほうが、全体的に整ってまとまっている印象がありました。3月に初出演を果たしたばかりの生徒の親御さんも同意見。「3月のときより、あの子もこの子も、めちゃくちゃうまくなってる!」というところが一致するのはうれしいことで。ついでに「真似事の上手そうな弾き方」ってヤツと「危ういけれど、ほんとの自分の気持ちから出る演奏」ってヤツの違いを追求することが、あたしのこだわりでしたが。「ほんとの自分の気持ち」の演奏が、未熟だった時期から、育ち始めた時期に入ったんじゃないかと。そして、「ここからも長いだろうけど、理解者は増えるだろう」という実感もありますが。…ほら、まだアタシ、すねてるから。(笑)多分、「うわー、先生嫌な感じ」っていうのもブンブン出して、ストレス解消していくと思います。昨日は年長のひよこちゃんのレッスンで、「とうとう、笑いながら何度も弾かせるコツをつかんだかもしれない」という一瞬があったのもつかの間。「それでいいのよひよこちゃん!」と叫んだつもりが、妹の名前だった・・・。ひよこちゃんに、厳しく教えられた妹の名前・・・。生徒でもないのに、「あたちの名前もおぼえろ」と言わんばかりにしゃしゃりでてくる小さいヤツの名前を叫んでしまいました。・・・あわてて言い直すと、今度はひよこちゃんの名前と妹の名前が混ざる有様。・・・こんなバカな脳みそ嫌い。けらけら笑い転げるみんなの中で、いつもよりはすねていなかったけど、どちらかというとしょんぼりしていました。だって、いやなんだもん。いやなものはいや。仕方ないでしょ。・・・なんていう、完璧に退化した脳みそを抱えながら、もう一方では、恐怖の越後屋も開店しており。とにかく「稼ぐ」ということに関して、奇妙キテレツなほどにご執心でもあります。最近、DSやめちゃったからねー。なんか代わりになるもんが欲しいんでしょ。(笑)「夏休み中もどんどんレッスンに来い」とかって話を、サクサクとこなした上に、「大手楽器店の営業さんを生徒としてしょっぴいてしまう」有様。昔も生徒だったけど、復活させてしまった。おほほほほほほほほ。・・・数年に渡る地獄の散歩。ある意味、強烈に無敵な感じで自由なキャラを確立している自分は、自分でもおっかねーと思います。ここまで来たくはなかったけれど、来てしまったから歩いていく。感謝に満ちて歩いていくなら、この上なくキレイにまとまるお話ですが、残念ながら、まだまだ強烈な憎悪ちゃんは元気いっぱい。でもむしろ、あたしはこの憎悪というパワーを歓迎しています。
2010年07月24日
コメント(2)
発表会はもはや、うちの教室にとっては「ライブ」的な扱いとなっています。多分、よその教室よりは発表会も多いし、スタンスが「ライブ」寄りになってしまうのは、あたしの歩いてきた道ゆえかもしれません。発表会後こそ、伸びる時期、とばかりに、どんどん課題を渡し、コツコツと生徒がそれをこなす横で月刊ピアノなどという雑誌をめくる。「練習するのも本人だから、間違ったときだけ声をかけて、後は放置」いいわけでもありますが、ヨタコラと弾いている曲をこれまた真剣に聴くのも、なかなか厳しい。恒例の「床をドスンと蹴る病」やら「生徒がヨタコラMAXになると、なぜかあたしがフラッシュバックにお見舞いされる病」などからの逃避でもありますが。とにかく「自分をお大事に」することでバランスをとっています。生徒や親御さんたちが「全体にみんなうまくなった」などの感想を言ってくれています。良かった。「聴いていてとても楽しかった」とか言われると、素直に良かったなと思います。昼間は、バセドウの病院と、皮膚科へ。気になっていた指先の湿疹ついでに、胸元に「まるでハートに矢が刺さったケロイドのように」ポツリとついたコイン状のシミみたいなものも診ていただきました。結果はカビ。(笑)汗を好む菌のシワザで、くろなまずとかいうらしいです。ガーン。そういや、梅雨時にいきなりできたな。カビ・・・と言われ、素直に凹んだアタシに優しい皮膚科のお医者さん。怖かったり、嫌なものだったりするわけじゃないからね、安心してとたくさん励まされました。ついでに「薬、間違えないでね」…うっかり病がバレているのか?とうっすら心配になるあたりが神経病んでいますが、これも「壊れキャラ」としてははずせないポイント。素直に心配して、素直に凹んで、素直に安心しておきました。カビっていうのが、なんかツボなの。ちょっとダサくてヒットなの。(笑)小さいころから、お医者さんとは仲良くなる気質なので、病院めぐりで軽口たたいて元気になり、レッスンをこなし・・・。以前問い合わせを頂いた方から、あらためて入室の申し込みもあったりして。そうやって、暑い夏の午後が過ぎていきました。
2010年07月22日
コメント(4)
新しいホールの評判が良かったので、冷房費の払い込みと一緒に来年の「海の日発表会」の予約も済ませてきてしまいました。どのくらいの負荷が自分にかかるのか、ある程度、読めたというのもあります。発表会と言う任務における、具体的なミス…としては「うっかり一人だけ足台を片付けかけた…けど、なんとか気づいて戻せた」と、「会場のメインスイッチを切り忘れた」だけでした。40名程度の発表会。でも、準備を考えると、このミスだけで済んだなんて、我ながら「これが精一杯だよ」と自分を褒めたくなります。(笑)足台のミスは、おもしろいもので、リハーサル時に「足台よろしくね」と言ってきた子のときだけ、自分のメモを読み違えた、という大きいのか小さいのかわからないミス。(笑)メインスイッチは…。当日は、その存在を知り得なかった(予約の段階での、滝のような説明の中にはあったらしいけれど)という流れだったので、来年忘れなきゃいいでしょ、という反省すらしないサル状態。見えないところでの失礼やミスは、それこそ数え切れないほどあると思うけれど。パー子にしては、本年度はこれで精一杯でした。ごめんなさい蒸し暑い外の空気を感じながら、ホール内で予約手続きをする時間。耳は勝手に「それどういうこと?」と、噛みつきたくなるような関係のない雑談を拾い上げたりもするのですが。(笑)即、意識がそれを放り出す。付随する苦い思い出と一緒に。それは瞬間の作業で、さらりとこれが行えるようになっている自分は、どうしても頼もしく思えたりするのです。(笑)実際、こういうことも激減しているわけだし。回を重ねるごとに、調律師さんや写真屋さんのサービスが良くなる、というのも大きな救い。ただでさえ、お安いお仕事だろうに、そっと割引されている領収書を見ると、なんともいえない気持ちになります。仕上げが早くなっていたりもするし。発表会の写真が翌日に配れるなんてね、ありえないような気もするんですよ。(笑)全体の集合写真を見てみると、トップバッターをきっちりこなしてくれたおちびさんが「赤ちゃんじゃん!」というあどけない顔をしていたり、発見が色々ありました。「増えましたよね、生徒さん」という写真屋さんの言葉にも、「減ってはいないなぁ」と思わざるを得ない瞬間。「頑張って来年も増やしますか」と、軽口を叩きながら「でもイヤだぁ」と言っていたり、とっても自由に過ごしながら。…毎年のことながら、あたしの個人演奏の写真、もうちょっとかわいく撮ってよ、とも思ったり。その鬼気迫るような、張り詰めたような緊張感が、なんともドラマチックでもあるんですけど、我ながら少々キモくて怖い。2500円のロングドレス(←バラしてしまった)は思っていた以上に、かっこよいラインであったりもしたのですが。二の腕は、稽古はじめの相撲取りくらいにはなっていたのですが。とにかく怖いんです。(笑)発表会を終えて、発表会で見えた課題を生徒達に早速つきつける暑い午後。練習不足を努力で補うのが相変わらずつらい横綱には、一冊の楽譜を渡しました。「あ、これならおもしろくて頑張れるかもしれない」と弾き始める横顔。「あ、これを弾くと、頭の中が、なんともいえなくごっちゃになる!使っていない脳を使っているけど。」と叫びだす横顔。「ね、難しいもんだよね」という短い一言で全てが伝わるこの時間を、昔ほど嫌いではなくなっている私がいました。発表会というイベントが過ぎ、司会をつとめてくれた旦那、いまや熱心な観客となってくれている義両親との距離が、確かに近づいたことも感じました。今日も暑いだろう午後。生徒達と、発表会の思い出話をしながら、時が光のようにすぎていけばいいのに、と思ったりしています。
2010年07月21日
コメント(4)
トップバッターが急な発熱、点滴により欠席という非常事態でした。しかし、地獄経由のアタシは「あらそう。だったら、次の子に話しておかなくちゃ」で終わり。…つ、つえー。(笑)次の子は、一番のチビさんだから、どう頼むか頭で組み立て、以上。…ただ、親御さんサイドは「ギリギリまで出させてあげたい」気持ちだったらしく。…あー、体調が悪いときは、逆に子どもも「出たい!」って気持ちが勝ったりするし、点滴しながら「出たがってる」らしい様子がご両親の実況から伝わってくる…。ので、「どっちでもいいようにしてあります!」←ほんとか?…今回は、地獄をかいくぐりすぎて、すっかり平穏無事な態度が身についたあたくしとしては、本番前にステージ裏の切り盛りを全部やってくれた調律師さんとも仲良くおしゃべりしていたし、ステージ裏でごそごそしている本番最中も「ああ、いろんな思い出がかけめぐるわ」ってな感じで、生徒の演奏そっちのけ。←ちゃんと聴け!…言い訳ですが、本番はあくまでも本人のものなので、本気で聴きすぎたら、こっちが参る。(笑)ざっと聴いて「あ、大丈夫そうね」で終わり。一人だけ、途中で白紙のピンチに陥った少年には、やむを得ず駆け寄り、小さく耳打ち。それも…。「適当に終わっていいから」何それ!?適当なの、あたしじゃん!だけど、その言葉の直後、何のスイッチが入ったのか、彼はきちんと弾ききりました。やるぅー。とにかく全体のレベルがちょうど良く整っていて、誰もが静かに終えて、静かに帰りました。記念品を渡すとき、前代未聞の反抗期を終えた子ちゃんから「間違えちゃった。先生ごめんね」と言われて、もー、きりきり舞ってましたが、その瞬間はちょっと感無量でした。「ごめんね、どころじゃないよ」っていうかね、そういう感覚、ありがとうっていうかね。そういう感覚がこの世にあるんだね?っていうかね。小5でね。なんちゅー立派さんだ。あんたの一言で、今回は大成功。以上。(笑)しかし、人数多いと疲れるなぁと言うか、飽きるなぁと言うか。←こらこら。当日夜の打ち上げのときに、初出演の大人の生徒さんは「すごくあっという間で、全然飽きなかった!」と言ってましたが、ワタクシ、その場に存在していることに少々飽きてしまう長さで、個人的には「未だ回復には至らず」ってところだなとも思いました。(笑)そのうち、飽きなくなるかもしれないけど、わかりません。飽きた状態で突撃した自分の出番…。記憶に一切ないのですが、弾く前に、ドレスをあっちゃこっちゃいじったりしていたらしく。(笑)いや、そういうところは指摘していただかないと、絶対にわからないので、大助かりでした。弾いているときは、これまた奇妙キテレツに冷静で「あー、表現したいままに手がついてくるけど、弾き込み自体は足りてないから、音の粒立ちがイマイチね」と思ってました。だからと言って後悔するわけでもなく、「次回は、もう少しだけ弾き込むか」と思っておりました。チョー嫌なやつ誰これ。
2010年07月20日
コメント(4)
本番は明日なので、今日はもう何もしないのです。プログラム持ったし、記念品も足台も車の中。もやもやもぞもぞする時間帯に、いくつか電話も入りましたが。うちの生徒さんちからの電話は、ここのところ、奇妙キテレツなくらいにいい感じなので、平和で平穏無事。きっと今頃、みんな衣装を確かめたり、練習したり、ワーワーキャーキャーしているんでしょう。ずっと発表会に参加してくださっている別の教室への電話も終えちゃったし。この間、その教室の先生には「9月には発表会やらないんですか?」なんて言われちゃったけど。「今年は会場も変わったし、人数も多いし、まだ7月の準備すらままならないのに、それどころではない!」とほぼ叫んでいるにも関わらず、「9月にはうちの娘の演奏がいい具合に仕上がる時期だから、場を踏ませていただければ」って、こっちサイドから聞くとお嬢様のために、発表会を開けって話?になっちゃうんですけど、そう受け取るあたしがそんなに嫌なやつっていうこともない気がします。だって、去年の9月、その先生、発表会の日付を間違えてドタキャン。(号泣)ああ、あのときの心臓のひっくり返り具合ときたら!!まだひっくり返ってるらしくて、今日、電話が生徒から来るだけでビクビク。(笑)あの9月のドタキャン地獄はすごかった。合計4名様の欠席は、どんな事情であれ痛かった。「日付間違い」「友達と遊びに行った」「気が乗らなかった」「仕上がりが間に合わなかった」そのどれもが破壊的な痛みを伴いました。私にとってだけですが。(笑)あのときに比べたら、今日はおりこうさんなアタシ。爪を塗ったり、本を読んだり、アイロンかけたり、チャーハン作ったり、風呂洗ったり、洗濯物干したり、ネット徘徊したり。義母には、彼女がずっと欲しがっていた(ように感じる)ロングドレスを譲ったし。(笑)ジャズバーのオーナーにもらったはいいけれど、1ミリも好みにかぶさってこなかったドレスだけど、義母は大のお気に入り。前回、あげたときには「腰が入らない!」と叫んでいたのもすっかり忘れ、「そんなことあったかいや?」なぜか今回は「ぴったりはけた!」とご満悦。めちゃくちゃ苦しがっても当然なゴムの強さなのに、絶対に「ぴったり!」と言いはってました。基本、冬物のドレスだし。いっぱい着込んだらキツイから!と、これまたキツイ鬼嫁はドレスを取り上げ、ゴムを直す。(笑)ペースメーカーを入れた体に苦しすぎないようにって話だってばさ!!最近、マキシロング丈のワンピースに夢中なあたいとしては、義母のこのドレスへの思いも、なんとなく共感できなくもない。←また読みがはずれてるかもしれませんけどー。(笑)少しウエストが緩んだドレスは、床すれすれの長さ。なんか、これだけでうれしくなるのよねー、なんです。(笑)もうあと数時間したら、ちょっとハイボールでも飲んで、今日を早めに終えるとしよう。どう転んだって、明日は来ちゃうし、何かは起こるわけだから。それが本番と言うものだから。
2010年07月18日
コメント(0)
「やる気」「意欲」・・・というものは、説得では生まれない、と悟り果てて以来、発表会前のレッスンは、とにかくいろんな生徒達の感情をミックスさせています。リハーサルと称して、とにかくありとあらゆる人の前で演奏してもらい、気持ちを高め・・・。慣れ親しんだアタシがガーガーとがなりたてるよりも、前後の生徒に聞いてもらったり、前後の生徒の演奏を聴くことで、それぞれの生徒が自分の足りないところに自分で気づく・・・。・・・アタシはとっても楽チンだし、ちょこっと彼らの背中を押すだけでいいので、ほんとに助かっています。今日で発表会前のレッスンは終了。明日はそれぞれに調整し、あさって本番。最後の生徒だった保育士さんの生徒さんは、ありったけのよそ行きをぶら下げて登場。その中でももっともフォーマル度の高いワンピースを私が勝手に選んで、「これ、これにして!!」「自分ではこれはずうずうしいかなと思っちゃったけど・・・。先生が言うなら、これにします」ああ、権力って蜜の味がする。たのしーーーーーーい♪♪レッスンの最後には、あたしもリハーサルです。その生徒さんの前でラフマニノフをじゃじゃーんと弾く。弾き終えて顔を見ると・・・。泣いてる。(笑)「二度もあの世に逝って来ると、さすがにうまくなるね」と無理やりな結論付け。迷いの無いフォルテを手に入れた私としては、これをいかに簡単に生徒達に教えていくか、ということを考えるだけでいい。あさってはきっとなんとか過ぎていく。そう思いながら、本日もハイボールで一日を〆め、ぐっすらこんと眠ることにします。昨日の声楽の先生との練習では、またもや「どこまでうまくなる気ですか!!」なソプラノを浴びました。奥行きを増した「落葉松」と「禁じられた歌」の披露は、8月8日。マラソン大会のように、少し先にいつも目標がある毎日を、笑い転げながら過ごすようになってきました。
2010年07月17日
コメント(4)
発表会直前に親子連弾になったおうちの演奏を聴きました。お母様は必死気味。(笑)お嬢様はご満悦。(笑)でも、バージョンアップした演奏はとても素敵でした。いくつか直す点もありましたが、強調したのは「お母さんは楽譜どおりでなくてもいいんです。難しかったら省略するとか、そういうのでもいいんです。あくまでも主役はお嬢さん。だから、お嬢さんが弾きやすいことだけ考えてください」という点でした。すると、必死すぎたお母さんの表情が即ゆるみ・・・。「あ、そうだ。先生の言うとおりだ・・・。ほんとにそのとおりだ」ステージの立ち方は・・・。「お嬢さんが真ん中に来るように!」ステージへの登場は・・・。「お嬢さんが先!!」主役は自分ではない!という場面で、無駄足踏んで、出すぎたり転んだり張り切りすぎたりしてた私にとっては、朝飯前の朝寝前くらいにビシバシと指示が出せたのが幸いでした。ちょっと、あたし、決まってるぅ?←バカ。得意分野も残っているのねワタシ。という地味な喜びを、シベリアくらいの遠さで感じた一日でした。しかし、この日は、朝から一人で真っ青になっていました。「みんながおしゃれ魂爆発させてるのに、あたし、発表会の洋服のこと忘れてた!!」いや、着ようと思っていた洋服はあったんです。しかし、改めて着て見ると、「まだまだ自信ない」というタイプの「スタイルべっぴんワンピース」(←声楽の先生に頂いた)でございまして。やっぱり、美意識過剰病の末期患者にとっては、ハードル高すぎる。こんなハードル高いお洋服で、雑用ひょこひょここなせっこないし、写真だって怖いし、演奏の際にはお着替えなんて無ーーーーーーー理ーーーーーーーー!!この洋服を着ているだけで、電池消耗しちゃう!!ということで、本番前のナーバスさんお得意の「買い物依存症」にお助け舟を頂きまして、「電池切れずに雑用とお着替えと演奏をこなせるだろう洋服」を、信じられないお値段(←安いほう)でゲット。黒いロングドレス。それと、いろんな醜いものを隠せる上に涼しげな白いレースのブラウス。二枚重ねの着用もアリ。ロングドレスのみもアリ。家に戻って、嫌がる旦那にTVを観させない勢いで、ファッションショーにつき合わせました。するとこれまた厳しい評論。一応オッケーは出たのです。けれど、決して値段は言うな!←生徒のご家庭の張り切りぶりに対して失礼だから。(笑)演奏のときはブラウスを脱ぎ捨てて、二の腕丸出しも可。しかし、あくまでもそれは「ピアノを弾く場面限定」…つまり、一般社会レベル的には、ケイコ不足の相撲取りの二の腕っつー話。
2010年07月16日
コメント(2)
本番前、最終週のレッスンは、もちろん発表曲の追い込みで過ぎていくのですが、意外なアドバイスを求めていた人たちが多いのかもしれない・・・という展開です。それは・・・おしゃれ魂!!!「この靴はステージでどうなんでしょう?」「洋服は?」あわわわわわわわわわっ!!!(笑)そこまでアドバイス必要とは!!必死で靴の履き方、歩き方を指示するワタシ。床にはいつくばって、この靴はこういう風に履くとつっかけみたいにならないのよ!と教える。小さな足元に手を添えていると、上から王女様の御言葉。「それ、違うよ。そういう風に履くんじゃないよ」「…この形のミュールが売り出されたときは、この履き方も提案されていたんですってば!!」床にはいつくばる下僕のアタシも負けていません。←この強さがあたしをここまで追い詰めた?この光景、客観的には絶対にへんてこりんだと思うんだけどなー。横からおねえさまも「あたしの靴はどうなの?」…この場に無い靴のことまでわかりませんけど?「洋服と靴、持ってくればよかったのに」とお母様。よほど不安だったのか、「今度、洋服と靴、持ってきていいですか?」・・・レッスンは今日が最終日ですね。「あ、じゃあ、予約入れます?洋服もってレッスンに来ます?発表会後のレッスンを先に回す形にすれば月謝も変わりませんし」土壇場でカネ勘定する強さが、ワタシの中にもあったのか・・・。感無量です。ええ、ケチと思われてもいいんです。だって、洋服持参で、ハイその靴で弾いてごらん、なんつってたら、さわやかに30分は経ちます。そこは、「仕事の範疇」です。アタシの場合。ええもうそういう感じでいいんです。嫌な人ですがいいんです。…これからは、「洋服が気になるなら、今度のレッスンのときに持ってきてくださいね」って言えばいいんでしょ?最終週だけど。(笑)そこまで気がまわらないのはプロ意識が足りないのかもしれないけど。まわんないんだもん!!仕方ないでしょ!!(笑)←キレてる。とにかく今年は「洋服でも特別な日を演出したい」というご家庭が多いので、いつもよりも華美になりそうな発表会。クタクタのワタシに愛しいクソババアちゃんから喝が入りました。「先生、弾くときだけでも、ちゃんとしたドレスに着替えてよ!!約束だからね!!」ええええええええーーーーーっ。ケイコ不足の相撲取りの二の腕に何を言うんだ。幸いこの日は、マキシ丈のロングワンピースだったオレ様。羽織ったニットを脱ぎ捨てて、どうじゃ!こんな二の腕さらせるか!とふんぞり返る。「前から見たのと、横から見たのは、わりと大丈夫。でも後ろはダメ。」中2の生徒がこれまた厳しい発言。「…背中がでかいってことね!」「そういうこと♪」…とクソババアちゃんも便乗。←もうクソババアって呼ばなくなっちゃったけど。(笑)わかったわかった。とにかくみんなのおしゃれ魂も担当するよ。…ということで、大人の生徒さんには「次回のレッスンに、候補の洋服、みんな持ってきて!」と叫び散らし、一日の業務を終えました。手元には、かわいいかわいいクソババアちゃん渾身の上海土産。限定品のフランス館の香水があります。(笑)「すぐ売り切れちゃうらしいけど、あたしが運よく早く入れたから買えた!」優しい香りは、発表会当日のお守りにするとしますか。(笑)
2010年07月15日
コメント(6)
パワーの源、ジャガー王子のレッスンで、パワーが溢れすぎて、こちらが全く着いていけず…。次の時間の女の子と、ワーワーと盛り上がる王子を「止める術がない!!」この感覚こそ、「途方に暮れる」だわーと思いながら、元気ハツラツなちびさんたちを眺めました。小学校低学年。その体力のすごさ・・・。「大好きな絨毯」に寝そべり、ピクニックごっこ。クッションを投げるのは、やーめーてー!!「このまま明日まで泊まっていく」「先生、夕飯作って」…。「この先、ここに通うのうんざり」って思っているなんて、チョー大間違いな読みをした先週のアタシをやっつけたい!!王子!!!どこまで居座る気だ!!!!しかし、憑き物が落ちたように、急にレッスンに移れた王子様。そして、確かにやっぱり先週よりも進歩。…練習はしていないらしいけれど。理解が進んでる。(笑)お母様が迎えに来る頃には、披露できる部分が増えているという快挙を成し遂げ、一応、仕事もこなした!という気分になれたワタクシ。はーーーーーーー。そんなアタシに、ちょっとお世辞くさい、ウソっぽいお母様のレポート。「パパに、ピアノ教室楽しい、絨毯がいいって言ってるときに、先生もかわいーんだーって言ってたんです」…あと100回くらい、大音響で、その最後の部分を繰り返してくださいます??とは言えなかったので、自分で勝手にその後「かわいい・・・かわいいだって・・・かわいい・・・」を脳内で繰り返しておきました。すさまじい「かわいい呪文」のパワー。全てを一言でふっ飛ばします。その後のレッスンで、いつもよりも笑顔が多発していたとしたら、それは全て、この呪文のせいです。それも、やっぱり男子の「かわいい」・・・。若い男子の「かわいい」・・・・。←若すぎませんか?いや、それこそ、おじいさまでもかまいませんが。おじいさまたちは、ほら、ストライクゾーンが宇宙レベルだったりするから。家にもどって、晩酌をしているときも、エコーがかかる呪文でしたが。・・・もしかして、幻覚だったかな。(爆)
2010年07月14日
コメント(2)
発表会本番一週間前…二つの出演申し込みがございました。(笑)お一人は「娘と連弾で出るのは可能ですか?」というお母様。連弾譜も添えられた楽譜で練習していたら、母娘意見一致で「連弾で出ちゃう?」になったらしく。…「こんなギリギリになってすみませんが」と連発していらっしゃいましたが、あたしはむしろ大歓迎でした。というのも、先週、娘さんのレッスンで、雲行きが怪しかった。(笑)後の時間の自分よりも小さい子と、リハーサルをした後がいけなかった。「トイレ借りていいですか」と言った後、トイレから帰ってきて、なぜか目を拭く娘ちゃん。(笑)考えすぎの可能性は無限大なアタクシのことではありますが、なんとなく「ん?」な感じ。…というか、泣くのもありえる!な、状況だったのです。「自分よりも小さな子が、この間の練習よりもぐぐぐっとうまくなっている!」それまでは「もう出来てる弾けている」で天下とったくらいの気分のおちびちゃんが、これほど明らかに「次の子がうまくなってる」と分かったとき。泣いちゃったりしますよね?あたしは、こういうときは今でも泣きます。ええ、もうギャーギャーキーキー泣きます。泣いてないかもしれないけど、泣いたかもしれない、と気になっていた話もお母様にすると・・・。「あ、次の子がすごくうまかったって言ってました」・・・。涙の可能性は減っておらず。(笑)そこで、「ママと連弾で出る」という気持ちになったことを考えると、私は「連弾で出れば」というほうが好きだから、と伝え、出演決定。お母様も今度のレッスンには一緒に来てね、です。お母様は、「そういうことだとしたら、どっちがいいのかな」とちょっと迷っていたけれど、ステージで地獄と魔界と鬼と悪魔と魔女を見たあたし的には「そこ、フォローつきでお願いします」と言いたいです。人生の初舞台。←大げさそこに、そんな小さな体で、丸腰で立たす事もなくね?です。確かに人生これから、そんなことはたくさんあるんです。だからって、しょっぱなから、大人も腰抜かすような大舞台に仕組まなくてもよくね?なんです。だから、「あたしがそっちのほうが好きだから」で片付ける。←投げやり。もう一人は、小さなご本人からの痛々しいまでの出演希望。(笑)教室に入って1週間さん。(笑)お友達も発表会に出るとわかると出たくなる。ああ、そういうもんだ、そういうお年頃だ。一生、そんな気分はあったりするもんだ。ただ、1週間では出なくなるだけのことだ。以前の私なら、切り捨てたかもしれない感情。(笑)だけど、この子は「独学ちゃん」で、小さいのに、いろいろ自分で試して弾けるようになっているレパートリーがあるらしい。それを一生懸命訴えてくるのです。「あたしね、ねこふんじゃったならすごく上手に弾けるの」ああ、痛い。胸が痛いような気がする。ついつい「弾いてごらん」と言っちゃった。ああこの口が憎い。(笑)聞いてみると、独学ねこふんじゃった、は、割と独創的な仕上がりざます。今から直せない。(笑)このまま舞台にも上げられない。しかし何もいえない。目の前には無垢なまなざし・・・。「あたしね、子犬のマーチも弾けるの」「ひ、弾いてごらん」←ヤケクソ。聞いてみると、こちらは片手ながら、正しく弾けてる!こっちだ、これならいける!と一気に伴奏をつけさせる。ソだけだけど。ちょっとアタシが鬼になってるけど。(笑)瞬時に両手弾きとなった子犬ちゃん。「あたしね、ばんそうもつけて子犬のマーチ弾けるの」←ぜんそうとばんそうを間違えております。「弾いてごらん!!!!」←元気になった。独創前奏つき、かつ、伴奏もソだけながらとっついた子犬のマーチは、一応、それらしい感じ。ここまで来ちゃったら、ママに相談する?という話にせざるを得ず。一応、「でも時間が合わなくて出れなかったら悲しくて泣いちゃうかな」とブツブツフォローしながら、「こんな付け焼刃もありかな」と思ったりもしました。日程が合ったら、補習レッスンに来てもらうとするか。←そこはきっちりレッスン代も頂くつもりらしい越後屋ドタキャンよりはドタ出のほうが、ちょっとだけハッピー。ちなみにハートを打ち砕かれまくったドタキャン対策として、「発表会費の納入はお早めに!」とシステムをちょっと変えたワタクシ。発表会よりもある程度は前に「出るか出ないか」を迷っていただかないと、あたしの心がもたないことを、心が事切れた後に学習した模様です。我ながら、学習が遅い。(笑)
2010年07月13日
コメント(2)
アイロンがけ、縫い物、選挙、駅前に食材の買出しなど、バタバタなのか、のらりくらりなのか分からない感じで過ごしました。人出もまばらな午前中の駅前は、うっすら雨交じりで穏やかな時間。ブラブラと散歩しながら、目当てのお店がランチ開店するのを待ちました。狭い土蔵を改築した店は、急な階段、真っ暗な店内。そして、狭い狭いステージが中2階にあるのです。なんか、遠い遠い昔に、あの狭いステージで、なんか弾いたような気がするけど、思い出しもしない!(笑)同じ系列店でやっぱり狭いステージでぎゅう詰めで、なんか弾いたような気もするけど、思い出しもしない。(笑)←思い出してるじゃん・・・。とにかくナンのおいしい店なので、おいしく食べてとっとと帰ろうとすると、狭いステージに機材を持ち込む若者の姿。ランチもライブ?そういう姿を見ると、やっぱり自分の姿と重なりはするのです。(笑)「演奏する人なんだー」の注目を、お客さん目線でする側となった今、逆に客観的に昔を思い出すのです。視線が集まってくることを無意識に感じながら、楽譜開いたりしてたんだろうなとか。何弾くんだろ、とか思われるんだなとか。そしてつながって、危険信号点滅時代にさかのぼ・・・。・・・ああ、こりゃいけない。こりゃ、リハビリにはきつすぎる。(笑)ま、タイミングも良かったので、あえて「演奏前に退散」(笑)会計しながら、あ、ギターが置いてある、って目の隅で確認。ギターをつかんで若者は中二階のステージに戻っていく。そこから始まる時間は、演奏者におまかせして(笑)あたしは、アイロンがけと縫い物の時間に戻りました。帰りがけのコンビニで、珍しく文庫本を購入。「心がオトナになれないまま肉体だけ歳をとった5歳児の大人」を論ずる本。読みながら、うーーーーん、書き手の思いが深すぎて、重くて読めねえ!!と放り出して縫い物したり、また読んでみたり。(笑)こういうところでの飽きっぽさは、今のあたしには大切なことだと思っているので、読みたくなくなったら放り出す。縫い物する。気まぐれにピアノを弾く。ピアノも放り出してアイロンかける。休日らしい行動と、いつもと変わらないリハビリデイズな感覚と。…それでも、信じられないほど笑い声が溢れていた日曜日だったような気がします。そして月曜の朝。…日曜日に放り出していた「プログラムの順番決め」はほぼ白紙のまま。あいつの後にこいつだと、こういう風に演奏がお客さんの耳に届く・・・かもしれない。こいつの前があいつだと、弾く側はあんな気分になる・・・かもしれない。そういうぐちゃぐちゃなパズルが、せめて弾き手と聞き手にスムーズなように並べなくちゃならない。仕上がり具合は未だ過渡期ではあるけれど。さすがに今日は済ませてから仕事に入らないとまずいっす。(笑)
2010年07月12日
コメント(4)
10時から、ほぼノンストップでレッスンの予定でした。発表会前、リハーサルを繰り返す教室は、「お辞儀を覚えりゃ曲を忘れる」などの力の抜けるハプニングも続出。あーーーーー。誰に似たのかしら。(涙)ジタバタ時間を過ごしていると、教室周りを徘徊する謎の自転車少年の脚が見えました。生徒ではない。しかし、明らかに、教室を狙ってる。(笑)ガラス越しに脚の主を覗き見ると…。甥っ子じゃん!!中2の少年が、教室に何の用?!彼が帰った後も、未だにその目的の全ては不明ですが、遊びに来ちゃったもんは追い返すわけにもいかないというか、「おかまいは何もしませんが」と冷たくあしらいつつ、リハーサルでは拍手隊員として酷使したりしておきました。30分の空き時間に一緒にコンビニ弁当とおにぎりでご飯を食べていった甥っ子。彼がいてくれることで、孤独ではなかった昼ごはん。(笑)そんな時間ができると、距離をおいてしまった友人との時間がふとよみがえったり。彼女が悲しんでくれていることも伝わってきていた悲鳴のようなメールも、いつもよりも素直に反芻できたり。かといって、またあの日々を鮮やかにする勇気もなかったりするんだけど。ま、これもなりゆきで。濃くて濃くて、もう、何もわからなくなるほどの土曜日でしたが、突然に空いた夕刻。隣町から電車を乗り継いで教室に来ている小さな兄妹に、「近くの駅まで車で送る?」と聞くと、大喜び。そして、子どもらしく、とってもかわいくずうずうしく、「できたら、少し離れたお街の駅まで」とリクエスト。(笑)ぽけーっと孤独に過ごす空き時間よりも、小さなドライブに出かけるほうが楽しいだろう、ということになりました。街の景色は、いつか見た地獄の景色とは違う。でも、どこでもそれは点滅する。点滅しても大丈夫な今。アタシは弱りすぎると、点滅に飲み込まれてしまうけれど。それすら気づかないで点滅の国でジタバタするけど。今は、点滅の国にはいなくて。反抗期明け少女のレッスンで、お母様が、涙をこらえきれない表情でつぶやいていました。「あまりにもうまく弾けないから、先生に補習してもらう?って聞いたの。そしたら、今はダメ、自分でやらなくちゃいけないところだからって言って弾くの。それがあまりにもイライラするピアノで…。こんな調子で全員の演奏を聴いてたら、先生、参っちゃうね。」人が代わってくれない場所で、自分でやらなくちゃいけないことがある。それを知ることが、オトナになるということならば、彼女はきっと、もう立派な大人になったんだなと思ったりもしました。
2010年07月10日
コメント(2)
「坊主でなけりゃ、なんでもいい」というあたしの究極のリクエストに応え、美容師さんは、左右アンバランスなすばらしく不思議なショートカットを製作してくれました。頼むほうも、受けて立つほうも、相当な気がします。「いやー、うれしいなー」といいながら、ジョキジョキ切り始められました。実験?発表会やらなんやら、いろいろとあるから、社交界みたいな人が集まる場でも大丈夫なようにしてね、とは言ったつもりですが、「そういうところでフツーだと浮くでしょ」…ああ、とある社交界的ステージでは、浮くかもしれない。フツーだと…。ま、あとは野となれ山となれ気分は、今に始まったことじゃないし、右耳まわりが少年のように「耳にかかる毛がない状態になろうと、左耳は隠れていようと「東方神起だーーーーー」くらいのコメントをはさみつつ、経過を見守りました。おかげさまで、前髪は右短く左が長く、もみ上げも左右非対称、脳天は雷あたったの?くらいの弾けぶりでございます。…しかし、非常にスタイリングが楽です。何しろ、始めから「対称性」を喪失しているので、どこをどう引っ張ろうが流そうが、どうってことがないわけです。まるで、あたしの中身みたい。(号泣)右耳サイドから見ると、森昌子。左サイドから見ると、東方神起。潔いショートっぷりに「宝塚?」と失言すると「こら!ずうずうしい!」と叱られましたが、いいじゃん。別に髪の毛だけの話だし。ここまで髪が変わると、またもや、洋服とのバランスを考えるのがむずかしくなるので…という言い訳で、お安めの若い子洋服屋で、少々買い物。なんとなく敬遠してたけれど、どこかでは気になりすぎていたマキシロングワンピースも試着して購入。ベルトまでついているのにTシャツ並みに値下がりしてて、洋服やさんもほんと大変だろうなと思いつつ。接客してくれた若いお嬢さんが、とてもいい感じ。自分の言葉をフォローする気配り、言いにくいこともずばりと言う感じが、すがすがしくて頼りになりました。一旦、家に帰り、マキシロングワンピースに着替えて、教室へ。時折、ガラスに映るロングスカートとショートカットの組み合わせが、声楽の先生のミニチュアのようなことに気づいてしまいました。影響を受けやすいのはわかっていたけど、ここまでか!(笑)ロングスカートの柄は、義母のパジャマの柄とそっくりなことにも気づいてしまい。ますますビックリ!(笑)そして、いきなり古い生徒のお母様が、「先生がよければこちらにもう一度通わせようかと」と寄って下さり、もっともっとビックリ!!スケジュールが合わなさそうでダメかもしれませんが、会えてうれしい人であるのは間違いなく!!でも、あたし、久しぶりに会ったら、森昌子だし!!!(笑)「雑誌で見た」っつってたし。(←気持ちいいほど、ドブスにうつってた)一日がこんなに濃くて、どうするんだ?!(笑)家に戻って、故郷に行ってきた義父母と宴会。「あたしの兄さんが、お前のこと、いい嫁さんもらったなっていってた」と義母。まーじーでーすーかーーーーーーー。陰謀ですかーーーーー。←危険思想。だって、去年の夏に一度お会いしただけだし、ろくすっぽしゃべらず、仏頂面してた私が、いい嫁なわけないし。(笑)ちょっと壊れてるし、ネジ飛んでるし、もーワケわからんなのに、「いい嫁」って何?(笑)必死で記憶の糸を手繰り寄せると、あ、そういえば、餃子の話したのでした。義母のお兄さんが満州で覚えてきた餃子の話。ただそれだけで、いい嫁…。(笑)いい人は、義母のお兄様だと思われます。
2010年07月09日
コメント(2)
ピアノ教室における「おうち練習」と言う課題は、掘っても掘っても答えのみつからないような、とっても当たり前のようなめんどくさい問題ですが。発表会が近づき、あと一歩の一押しが「自分ではできない人」の後押しは、家庭か教室か…というところで、ちょっとした押し問答のようなものがありました。(笑)「教室がない日は、親御さん?」と思っていたけど、そうでもないらしいので、教室で尽くせる限りの手は尽くしながら本日まで。おうちで、ちょっとだけ「練習したら?」と言ってもらえたら十分だろう?というところまで、教え込んであったはずのかわいい小さな女の子。おめ、かわいこぶりっこして、練習さぼってやがるな?という一点がとうとう見えた!!(笑)ここでようやく見えちゃった。…から、本人にズバリ。(笑)「ママに練習しろって言われたらママがおっかないって泣いて、教室でリハーサルごっこしたら、先生が横にいてくんなくちゃ弾けないって怒って、レッスンになったらセーラームーンの本読んでるって言うのは、あんたがめんどくさいから練習するのをなまけてるんじゃないか!!」を、それこそシベリア寒波並みの冷たさで。(笑)さすがに言い過ぎたかしら?ということで、保身のために、お母様にもご報告。(笑)で、小さな押し問答発生。「家で弾けって先生が言ってください」って、お母さんたら思ってる?パーなのに、そういうところの回転は速すぎて(←そしてよく間違える)困っちゃうあたしなので、即、言い方を切り替えて。「この子、十分に力があるけど、小さい子気分のまま、練習しないで遊んでいたいのかもしれませんね。じゃ、私もこれから少々きつめに言いますね。」「はいっ!!はいっ!!ありがとうございます!!!」…パズルがかみ合っちまった!!(笑)「力があるって言っていただけてうれしいです。厳しくしていただけたらうれしいです!」か、かみ合っちまった。少々、先生のやり方がずるいんじゃね?という噂はスルーでお願いいたします。うーーーーん。でも、ここまで来ると、やっぱりもうひとつ分かっちゃうなぁ。泣いてまでやらせるのは、違うかもしれない、というところで、親御さんが立ち止まってしまう気持ちも。向いていないんじゃないか、とか思うんでしょうかね。だとしたらやっぱり、「なくかもしれないけど、おうちで10回弾かせてください」とか、わかりやすく言うべきなんでしょうかね。…むーーーーーー。むーずーかーしーい。けど。とにかく「あとは練習が足りてないだけですね。一週間引き締めときます」と、からりと言い放って帰った別の親御さんの頼もしい背中に、「あとはお任せしますーーー」と言ったあたしは、もっとずるい。(笑)
2010年07月08日
コメント(2)
昨日、王子様の「これが続くのか」の表情を「うんざり」と読みましたのは、私の間違いでございましたとな。(笑)王子のお母様の報告がほんとならば、昨日のレッスン後も「あのねーピアノ、すごーく楽しいんだ!」とパパに言ってたとか。「そうか、何が楽しいんだ?」とたずねたパパに対して。「あのねー、じゅうたんがふかふかですごーくいいんだよー」絨毯か!!!!!!!!絨毯にねそべって「これが続くのか」とつぶやいていたのは、一応「すごーく楽しい絨毯が続くのか」ってハナシだったのね。だったら、「うんざりでしょ」とあたしが言ったときに、否定してくれたっていいじゃない。(笑)でもね、なんとなくなんですけどね、あのときの表情は「すごーく楽しい」とかじゃなくて、なんかもっと長い時間を感じさせるものっていうのか、楽じゃないけど続くよ、みたいな、ちょっと大人な表情に見えたんだよなー。ま、読み間違いは多いアタシのこと。結果的にいい間違いでよかった。(笑)読み間違い、というパズルはとても危険だと思う…なんつーことをボヤボヤ考えていましたらば、駐車場でこじれちゃう友人からのメール。(笑)「心に余裕ができたから、このままではいけないと思えるようにもなったし、教室にお邪魔したいと思うようになりました。もちろん、あなたの気持ちが向いたらです」これを、この美しい文章のままに受け取れる人間でありたかったけれど、道中、立派過ぎるほど立派な異常行動を経由している上に、危険人物呼ばわりされた身としては、「危険なら近寄らなければいいじゃないっ!」「駐車場が恋しくなった?」…的な素敵な反応が真っ先に浮かびました。はー、今が昼間でよかった。夜だったら、また眠れなくなっちゃうな。ごめんね。もう、あなたの苦労を助ける余裕がないんだ、ということを、落ち着いたところで送るとします。
2010年07月07日
コメント(2)
ノビノビと遊びたいように遊びながら、徐々にピアノと仲良くなっている様子も伺える小2の王子様。「お、この行動には、まだ無意味に取り掛かって、今、何をしてるんだ僕?となって、その後、やり直しているわー」などと、のんびりこちらも観察モード。変化の様子から、この子が自分の考えを育てて、ピアノを弾けるようになっていくかな、という流れも見え始めました。いや、そう見えても、ここからまたいろいろ道草があるのもわかっちゃいますが。(涙)その道草を追いかけて、あの曲の楽譜をよこせといわれれば、ハイハイとご用意して、マンネリに陥ったら、「いやだよねー」と相槌をうって、うまくいってご機嫌になったら、褒め称えて…。わしは、スナックのママか!!←相変わらずの指導スタイル。肝心要の「興味の芽」と「問題解決の方法」を手に入れた王子様でもあります。そこで、彼が何を感じたのかわかりませんが、今までの「もっとここに来たい!」とか「ずっといたい!」モードがさらりと消えました。次の時間の女の子と遊びまくるのも楽しんでいた前回。ところが今回は、床に寝そべって、「ああ、これが続いていくんだね」とポツリ。さほどうれしくもなさそうに。(笑)次の時間の女の子も、すかさず相槌。「そう、火曜日がきたら、いつもこれが続くの。火曜日のたびに」なんともいえない二人の会話を、ニヤニヤしながら聞き、「うんざりでしょ。」と口を挟んでおきました。誰も否定はいたしません。(笑)君達もサービス精神が乏しいのう。でも、胡散臭いお世辞を聞いているよりは、このなんともいえない空気が好きでもあります。そして、義務を終えたかのようにさっさと教室を後にした王子。その横顔が、うちの旦那によく似ていまして。(笑)家で報告すると、旦那もニヤニヤ。「はー、うんざりって表情が、なんともいえずに似ていたよ。その子と飲みたくなっちゃったんじゃない?」と言うと、これまた、否定はされませんでした。(笑)
2010年07月07日
コメント(2)
やや不安ながらも、迎えたお二人の新人さん、そのご家族は、暖かく丁寧な方々で安心しました。「こちらの主観ばかりで済みませんが、私が教えやすくて!!」だけを連発していたような体験レッスンでした。本人に「学びたい」という意欲があり、学ぶということの基礎が学校などで身についている。これ以上に、楽なお相手はないわけです。あとは、彼らの意欲がこわれないように、情報を伝えていくだけ。伝える順番だけに気を配ればよい、という、ある意味、慣れ親しんだ作業。「学ぶ」姿勢がない相手に、「学ぼうとしないと学べない」ということをわからせることにかける労力は、未熟な私には無限大に感じられるものでもありました。お二人とも、生徒として通ってくれることになり…。とにかく、ホッとしました。この先始まるそれぞれのドラマは、またこれからのお話になるわけで。お二人目の生徒さんに至っては、お母様まで意欲満タン。「あたしも習ったら、弾けるようになるのかしら?」と、ピアノ歴3年で、現役保育士として活躍する生徒に尋ねていらっしゃいました。うちの教室は、「生徒をデモンストレーターとして、鬼のように使う」という非情な特徴もあり(笑)、運悪く?運良く?新しい生徒の前後にいる生徒達は「さ、先輩、弾いてみたら?」とアタシにハッパをかけられてしまいます。テレながら披露する古株さんの顔を見るときに、「ああ、人はこれほどまでにパフォーマンスすることが好きなんだな」と思ったりもします。あたしが失った…と、自分で決めているけれど、理性的には確実に失っているけれど、本能的にはきっとまだまだどこかにうごめいているジャイアン魂。これを殺すことは、教育ではない、と私は思います。この部分のすり合わせは、「弾く仕事」を、未だ続ける私にとって、どこかで自分を切り裂くような思いのある作業でもありますが。他人に華を持たせる、ということに対して、多分、達観の域には達していないんでしょう。(笑)達していないから、何かが切り裂かれて、一日が終わる。それだけのこと。それでも、以前よりは、素直に「ああ、うまくなったね!」と言えるようになってきていますが、生徒が伸びることは、なんだか恐ろしいことだったりもするんです。(笑)この辺りを共感してくださる相槌は、声楽の先生にお願いせねば。(笑)昨日は、友人力と言うものに恵まれた一日でもありました。「発表会、手伝いましょうか」という暖かいお申し出を、思いがけないところから頂きました。「あたしがあたしが病」の末期症状に見舞われながら(笑)毎日をやりくりしている私は、的確に誰かにお手伝いを依頼することすらできないような有様で。結局、発表会では、いつも、気づかないうちに誰かが何かをしてくれて終わる、なんて体たらくなので、何をしていただくことになるかもわかんないかもしれませんが。その言葉がうれしい。第二回目の大破に立ち会ってくれた、激ウマ生徒も「お手伝いしたーい。受付憧れ!」なんてメールやら「プログラムは?」なんてメールでハッパかけてくれたりもしてきました。ずいぶん長い間、発表会に妙な形で(主観)ご参加いただいている別の教室の先生からは、「去年までの、奇妙なあたしへの扱いはどちらへ?」な、丁寧な電話を頂いたり。あああ、いつもより早めに、発表会を頭の中で組み立てますかね、という気になったとかならないとか。(笑)とっとと準備しやがれ!このぐうたら教師!
2010年07月06日
コメント(2)
どう転んでも「おいしいものには、ありつき続ける」というサダメの星に生まれたらしく、高級和牛ステーキでリバースモードに入った後の週末も…。土曜夜は「居酒屋自宅」にて、義母渾身のさっぱりとした肴をつつきながら、宴会。日曜は、昼には旦那シェフの和風雑炊、夜にも旦那シェフの酢豚と根曲がりダケの具沢山味噌汁。月曜昼は、義両親と海鮮丼定食…。四方八方から空き缶やトイレットペーパーや小石や生卵が飛んできたとしても仕方があるまい。胃のほうは、元気に復活。これだけ食べられれば、問題ないはずです。(笑)最近、仕事があまり怖くなくなったような気がするのですが、その分、買い物なんかも大丈夫。怖かろうがなんだろうが、仕事をし、買い物にも出ていたけれど、怖くないに越したことはない。全く知らない人も、やや大丈夫。やっぱり少し不安ではありますが。(笑)ただ、ジャズバーのオーナーと、駐車場の件でこちらがすっかりイヤになってしまった友人が怖い。(笑)バッタリ会ったら、泡でも吹くんじゃないか?という気分です。なんだそれ。彼女達は彼女達で、優しく正しい人だったけど、恐怖で人を矯正しようという意識の強さが、まっすぐ私に向かったときのこちらの記憶が優先されるのかもしれません。あちらにも言い分があるのは百も承知だけど。寂しいことだけれど、人生には「許せない人」として、金庫の奥にしまってしまうか或いは、忘れ去ってしまう人も必要なのかもしれないなと思ったりしています。そういう人が存在してくれると、逆に大丈夫な相手にゆとりが持てるような。勝手な言い草かもしれないけれど、結局、自分を守っていくことで、何かを回さなくてはならない限り、そういう象徴も必要なのかもしれません。今日は新人さん二人がお見えの予定です。やや不安ながら、埋まっていくスケジュールに、駐車場をアテにする友人の入る枠がどんどんなくなっていく流れを見たりしてもいます。
2010年07月05日
コメント(2)
親御さんというのは、多かれ少なかれ、お子様の状態に関して、さまざまな方面へと「完璧たらん」という方が多く。完璧に、おうち練習にはノータッチとか。完璧に、おうち練習にのめりこむとか。…いう方もいらっしゃいます。適度が難しい、というのは分かる。しかし、100かゼロかが、ここに出ると、キツイ。(笑)こうなりゃ、親御さんまで巻き込まざるを得なくなるわけで。(笑)おうち練習するとなったら、お子様が泣こうがわめこうが壊れようが…なチームの方々が、このごろ「もうこれ以上は無理、と思って、そのまま連れて来ました」な流れ。…始めから、「それ以上」なんて、こちらは望んでおりませんでしたのことよ?その辺りで、親御さんが「さじを投げてくれる」から「私の仕事が成り立つ」っていうこともあるんですけどね…。「さじ投げずに、ピアノ教え込んでくださるとしたら」…あたしの商売あがったりですってば。昨日は、女医さんのお母様が「家での練習があまりに惨憺たる感じなので、さじ投げてしまいました」とおっしゃいました。女医さんだけに「さじ投げて」が似合う。(笑)「さじ投げていただくところまで積み重ねがあったから、あたしはとても楽に教えられました」と答えると、笑顔。いいですねー。こんな方程式がようやく成り立つとはねー。どんだけ回り道するんだ。頑張らせてくださる方面の完璧傾向の方々と、スムーズにキャッチボールが成り立つにつれて、おもしろい現象。大人の生徒さんたちが、「そこまで練習できなかった!」とか「なるほど」とか、「あたしが間違って練習してました」とか、そりゃそうでしょうよ、だから習いに来てくださってるんでしょうよ、という発言も増えました。大人の生徒さんって、頑張り屋さんが多いけど、「そこ頑張ったら、生まれたときから弾けてる人の領域ですよ?」でも頑張っちゃうんでしょうね。気持ちは痛いほどわかるけど。(笑)…教師と生徒の関係性が、何か「裏返った」と見た。(笑)裏返るにあたり、五臓六腑がひんめくられるような思いをしたことだけは記憶に新しい変人としては、ここまで裏返りたくはなかった!!という叫びが、脳内でこだましておりますが、裏返っちゃったんだから仕方ない…。例外なく「それは、そちらがやりすぎです」ということが、この世にはある、というところで、ようやく迷いってヤツを吹っ切り始めた私としては、ひんめくられ中のゴタゴタの悲しみ、苦しみよりは、今のほうが楽です。昨日は、親御さんを震撼させるほどの強烈反抗期がすっぱりと裏返っちまったお嬢様のレッスン。こちらは、ノータッチ組。「ピアノは遊びだから、無理して練習させちゃいけないと思って」って、いつもおっしゃってました。かといってゼロになると、こちらと生徒のココロの戦争が激化する、というところに想像力を働かせていただけると、ハッピーでした。みるみるうちに上達するのは、「ここのピアノを弾いているから?」「ここのピアノの音色がいいから?」と親御さん。弾けばうまくなるんです。ピアノってヤツは!!!!!!(ココロで絶叫)確か、去年はこの人に「バカな子扱い」を受けていた変人教師ではありますが、こういうときに、知らん顔をするくらいの社会性は復活したらしく。(笑)軽く親御さんの言葉を無視し続けていたのですが、なんとか何かを伝えてくださりたかったんでしょうけど。「ここまで他人に、素を見せることのない子だから、あたしは先生の前でこの子があんなに反抗しているのが情けなくて恥ずかしかったけど、それは先生に、この子がココロを開いているから、と思って預けていたんです!!」と、それもはや必死の懺悔?っていう勢い。色々、スルーすることにばかり長けてしまったアタシとしては、感動もスルー。(笑)多分、親御さんが教師に伝える言葉としては最上級の言葉を伝えようとしてたんだと思うんですけど、「もう、先生のこの子との距離感は母親並み!」的な発言を全力で、あの手この手で叫ぶ。「バカな子扱い」なバカ時代を経由すると、ちっともうれしくないんだけど、うれしくない私が悪いわけではないと思います。うれしくないもんは、うれしくないの。ただそれだけなの。しかし、よっぽどアタシの実力が足りてなかったんだね、と思うと、素直に悲しい。悲しさも、割とスルーなので、それがハッピー。いやしかし、この世で一番恐ろしいもんは「人間の負けん気だ」と思います。実家でポツリとそうつぶやくと、母が「まったくだ」と言ってました。あたしも知らないところで、人の負けん気をあおってしまう傾向があるんだと思うんですけどね。ピアノ教室では、先生のほうが生徒よりピアノ弾ける、とか、親御さんよりピアノの教え方がうまいこともある、とか、そういう、めちゃくちゃ基本的なこと。もちょっと分かっていてくださる方が増えたら、少しは楽になるのかな。←また変なところで悩み始めたぞー。(笑)
2010年07月04日
コメント(2)
2週間ぶりの声楽の先生との合わせは、「このまま、どこまですばらしくなってしまうおつもりですか?」…といいたくなるような歌声を聞かせていただくことになりました。もともと努力家の方が、この2週間に詰め込んだことの多さ…。半音移調した楽譜を業者に頼んで作ってくださってあった、ということが、先生の本気度を示していました。今までは、私に頼んでいた移調が、思いのほか私の重責になっていたか?と思うと、即、それを業者に出す行動力と気遣い。この先生が、いかに本物であるか、ということを物語るものでした。決して安くはない移調楽譜の作成も「あなたには違うところで、もっとお手伝いしていただかなくてはいけないから」と、私の荷を軽くするためにしてしまう方。この方と出会って以来、私が見てきた景色は恐ろしいものでしたが(笑)こういう方とお近づきになる代償なのかもしれません。複雑ですが。(笑)信じられないほど幅の広がった表現力を歌でも示してくださった直後。先生お手製のランチは…5人前の高級和牛ステーキ(一人分)とカニクリームコロッケと…。ぺろりと平らげられるおいしさでしたが、夜にその代償が!!(笑)レッスン中、あまりのセレブ扱いに驚いた胃袋が、和牛の脂を消化できなくなる事態。5人分の消化酵素は持ち合わせていないため、もったいないけど、吐かざるを得なくなり。つやつやとした脂がいかに良質なものかは、そんな瞬間にも分かりましたけれど、ええもう、胃が限界でした。(笑)晩酌はお休みにして、あとは眠って消化です。しかし、本日、あたしは教室のレッスンで、「反抗期のみなさん、どんどんかかってらっしゃい!」な心境に至り。嘔吐気味でも、面倒な人たちの相手が、朝飯前。(笑)先生とのランチ中も、ギャグ連発の落ち着きぶり。そして、先日、「あんなの素敵な親子だったのに、何か失礼をして、嫌われちゃったかな」と心配していたお宅からも、きちんとレッスンの申し込みの連絡がいただけて。ありゃまぁ、どんどん仕事が楽になる。やるべきことに集中するだけでよくなる。その集中こそが、いまだ難しいのではありますが、しなくてよい苦労が、どかんと減ったのも事実でした。
2010年07月02日
コメント(0)
先日の風邪以来、喘息治療用の飲み薬を飲んでいて、これがなんとなく、バセドウだったときの感覚を思い出させる副作用があったりします。つまり、ハラハラソワソワザワザワ、そして眠りにくい感じ。(笑)で、お医者さんに行って、その話をして、喘息はそんなに緊急事態でもないから、長期の治療をせず、いざ発作、というときのための吸入薬だけ常備で、という流れになりました。実ははじめからそれを狙っていて、吸入薬だけ頂くつもりだったんですが、ほんとに優しいお医者さんなので、「僕、治療したいのビーム」全開で。(笑)ありがたかったので、1週間半くらいだけ飲み薬を飲み、経過を報告。そして、こちらの思惑通りにおさまりました。しめしめ(笑)とにかく副作用がドカンと出やすい体質なので、薬を飲むときは、けっこう真剣です。(笑)せっかく、薬のおかげで、いつも以上にハラハラソワソワしたので、これは「ワクワクだ!」と勘違いしてみようとしたのですが、それは無理でした。(笑)昔はこんな心境のときは、ますます忙しくしたものです…。←バカ。寝る間も惜しんじゃっても平気だったものです。←若かった。今は、「ハラハラしても寝るぞ!」に変わりました。(笑)声楽練習も近づいてきており、発表会も近づいてきており、ハラハラ材料には事欠きませんが、できることしかできないし、後は静かに当日を生き抜くだけよね、というのは、いつもの感覚。後は、無駄な恐怖を忘れるだけの時間が欲しい。それにかかる時間は、あたしにはわからないけれど。
2010年07月01日
コメント(2)
全28件 (28件中 1-28件目)
1