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前回ご紹介したセミナーで、もう一つ興味深いデータがありました。■一般的な「顧客満足度」を高めることは企業の業績を高めるには貢献しない。■「顧客満足」には「理性的満足」と「感情的満足」があり、後者の満足でなければ、意味がない。というものです。具体的には、こういうことです。「あなたは、○○というサービス(あるいは○○という会社、○○という製品)に満足していますか」という質問に「5:大変満足している」と答えた人と、「3:どちらともいえない」と答えた人では、解約率やら一人当たりの購入金額やら購買頻度やら、という企業業績に直結するデータに殆ど有意な差が見られない。ところが、「5:大変満足している」という顧客を「理性的に満足」している顧客と「感情的に満足」している顧客に分けると、「感情的に満足」している顧客は、解約率やら一人当たりの購入金額やら購買頻度が他の顧客に比べてダントツに高い、ということです。興味深いことに、この傾向は、産業財であろうが消費財であろうが、モノであろうがサービスであろうが変わらないそうです。顧客を「機能面の優位性」で満足させても(つまり理性的に満足させても)、その人はやはり「機能面で有意なほかのサービス」に簡単に乗り換えてしまう。(「私は○○という製品が他社製品よりも安いので『5:大変満足しています』と、回答します」という顧客は、△△というもっと安い製品が出れば、それほどのこだわり無く、△△という製品に乗り換えてしまう、ということでしょう。)ところが、「感情的に満足」している顧客を浮気させることは非常に難しい、ということです。「感情的に満足」している顧客かどうかは、どうすればわかるか?「○○の製品を、知人に紹介したくなる」「○○のロゴのついたシャツを着てもよい」等、いろいろな聞き方があるようですが、そのセミナーの会社によれば、極め付けの質問は、「○○の製品が無い生活は考えられない」という質問にYesと答えてもらえるかどうか、だそうです。確かに、月に30回スターバックスに通う人は、「スターバックスの無い生活は考えられない」ですね。強いブランド=熱狂的な支持者のいるブランド、ということがいえるのかもしれません。上記調査結果のような傾向が、業種に関係なく見られるというのは興味深いですね。産業財だろうが消費財だろうが、メーカーだろうが金融だろうがその他サービス業だろうが・・。ということは、(前回の話とかぶりますが)「自分自身」を製品・サービスに見立てても同じようなことが言えるということかと思います。「感情的に満足」させるような仕事をする。そもそも仕事の「顧客」を意識する。「顧客」の「感情」にフォーカスする。そうするといろいろと仕事上の改善のヒントがいろいろ出てくるのでしょうね。
2006/12/09
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少し前に参加したセミナーで聞いて、とても印象に残った言葉です。その言葉とは、■顧客にとっては「感情」こそが「真実」であるリッツ・カールトンホテルのCEO、サイモン・クーパー氏の言葉だそうです。リッツ・カールトンは、徹底した顧客志向で知られているホテルですね。サービスについて様々な”伝説”がありますね。(具体的なエピソードが思い出せず、ネットでもすぐに見つけることが出来ませんでした。代わりに、本を紹介しておきます。)上記の言葉は、このリッツ・カールトンのサービスの魂を一言で表現したものだと思います。要するに、顧客が『快適なサービス・応対が受けられなかった』と感じたら、その顧客にとっては、『快適なサービス・応対が受けられなかった』という以外の真実は無いということですね。サービスを提供する側にとっては、「ちゃんとしたサービスをすることを心がけている」とか「これこれこういうサービスをした」とか「マニュアルどおりの対応をした」とか「99%の顧客が、このサービスで、満足する」とか、ということが「真実」かもしれないが、そんなことは顧客にとっては何の意味も無い。ということになります。徹底的な顧客志向、という点でも非常に印象深い言葉ですが、もう一つ印象的なのは最後は「感情」を最上位に持ってきている点です。「他社よりも早いサービス」とか「他社よりも多い種類のサービス」とか、という「頭で理解する」指標ではなく、「感情」こそが最も大切にすべきことである、という。この点は、自分も仕事をしていて多くの場合忘れてしまいがちなポイントだな、と反省しました。(自分のやっていることが「正しい」「正しくない」という点で仕事を検証することがあっても、この仕事が、仕事の受益者を「嬉しく」するか「幸せに」するか「感動」させるか、という検証はほとんどしてこなかったなぁ、と・・・・)そんなことに気がつかせてくれる言葉でした。
2006/12/07
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