ライフキャリア総研★主筆の部屋
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金婚式祝いに旅行をプレゼントして以来、老親を連れての正月旅行が毎年恒例になっています。いままでは温泉地中心でしたが、老いてなお活動的な老親には物足りない様子。そこで、今年は京都旅行を提案したところ、「せっかくだから奈良にも行きたい」「桂離宮の拝観を申し込む!」と、意気盛んなこと!まあ、回れるだけ回ってみようと、7時3分発?の「のぞみ」で東京駅を出発し、10時発の近鉄特急で奈良へ。観光タクシーをフンパツしたら、ガイド役の運転手さんが勉強熱心な方で、寺院建築から仏像まで幅広い蘊蓄に基づく解説がおもしろいこと!11時から15時半までかけて、法隆寺、中宮寺と唐招提寺をじっくり拝観しました。土産物をゆっくり選ぶ暇が無かったけれども、どうにかお守りだけは買えました。法隆寺のお守りは、裏に「夢」と書かれていました。夢殿にちなんだものでしょう。一生のうちに、人間はいろいろな夢を見ます。かなう夢もあれば、かなわない夢もある。夢を追い続ける人もいれば、夢を諦めなければならない人もいる。でも、人生、何が起こるか分からないからこそ、暗闇を照らし続けるかのような、小さな夢の灯りが必要なのかもしれません。最近、居眠りばかりしている79歳の父。口をへの字にした顔をしているから、あまりいい夢を見ていないのでしょう。でも、旅行中、夢中になって仏像や寺院建築、庭園を見て回り、お気に入りの構図を見つけては、カメラのシャッターを切る姿は、とても楽しそうでした。「また、来年も行きたい」と、父。ふだんは「いつまで生きられるかわからない」とか「もうすぐお迎えが来る」とばかり言っているのに、「行きたい」は「生きたい」に通じるんだなあと思うと、うれしくなりました。今回の旅では、自分で拝観を申し込んだ桂離宮が一番のお気に入りだったようです。来年は修学院離宮を目指すとのこと。「行き甲斐」が「生き甲斐」になればいいなあ。
2012年01月07日