あけやんの徒然日記

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あけやん2515

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2010年07月06日
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 今年の3月くらいに和歌山県有田川町へ行った際に同町の図書館へ行きましたが、そこのスペースに変わった車が置かれていました。スポーツカーもあったのですが、根っから商用車好きな私にとっては以下の写真の車が目にとまりました。

SN3J0322.jpgSN3J0323.jpg

 まずは、ミゼット(ダイハツ)です。軽の三輪トラックですが、その昔、日本の道路事情からこの三輪トラックが飛ぶように売れたそうです。そりゃそうでしょう、幅1295mm長さ2900mm(写真のMP型の場合)と小さいものの、取り回しの良さは狭い道路が多かった(今でも十分狭いところはありますが)当時にあってはすばらしい車だったんでしょうね。もちろん、当時は車を持つこと自体がすごいことだったそうですから、ミゼットはあこがれの的だったと思います。

 ミゼットは1957年から製造され、当初はバイクに荷台(というよりもリアカーかな)を付けたような形で、ハンドルも自転車やバイクのようなバーハンドルだったのですが、その後写真のMP型のようにキャビンがついて、ハンドルも丸形(昔は朝顔型とよばれたそうですが)になりました。大村昆さんのCMでも有名だったそうですね。

 そんなミゼットも道路状況がよくなったり、より積載の大きなトラックに取って代わられてしまい1972年に生産終了してしまいましたが、ユーモラスな形状から今でも大切に乗っている方もおられるようです。

 ミゼットのような三輪トラックが衰退した原因の一つとして、「安定性の悪さ」があろうかと思います。元々自転車やバイクの延長でつくられたとも考えられる三輪トラックは、狭い道での取り回しの良さやタイヤ1本分経費が浮くというところは秀でているものの、どうしても「前輪が一つ」という安定性の悪さだけはどうしようもなく、メーカーも四輪のトラックを生産するようになってきました。そんな中で登場したのが次の写真のミニカトラック(三菱)です。


SN3J0326.jpg

SN3J0327.jpg


 ミニカトラックは軽乗用車のミニカの後ろ半分をトラックにしたもので、昔はこのようなバージョンが軽自動車だけでなく、小型車にもありました。例えば、クラウン(トヨタ)のような高級車の後ろ半分をトラックにしたマスターラインとか、つい10年くらい前まで製造されていたサニートラック(B120サニーの後ろ半分をトラック化)など、積載量は1t未満ですがなかなか個性的な車がありました。

 ところで、このミニカトラックも先のミゼットもドアの形状が特徴的です。すなわち、今の車ならドアの取っ手をボンネット側に開きますが、この2台はボンネットと反対側に開く「前開き」という方式をとっています。おそらく、ドアのヒンジ(蝶番)を取り付ける位置の関係かもしれませんが、前開きの場合はドアをしっかりと閉めていないと走行中にドアが開いてしまうようなことがあったようですよ。

 常々私は「車は動いてナンボ」だと思っているのですが、こうして保存している車をみていると、車の歴史とかその当時の生活に思いをはせることができて、それはそれでいいのかなと思ったりもします。






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最終更新日  2010年07月06日 22時46分16秒
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