アインス宗谷の雑記ノート

アインス宗谷の雑記ノート

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

アインス宗谷

アインス宗谷

Comments

sugi-g@ Re:リーズナブルダウト~静かなる検事記録~(01/15) このドラマ観てました。 懐かしいですね~…
jiyma21 @ Re:南海南紀直通急行「きのくに」(05/22) こんにちは。南海「きのくに」、懐かしい…
赤いスイートピー@ Re:リーズナブルダウト~静かなる検事記録~(01/15) 私、見てました。マーリーマトリンの美し…
モリゾー@ Re:「こんなステキなニッポンが」よみがえる鉄路の誇り(01/25) はじめまして、モリゾーと言います。 以…
ペット総合サイト @ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
2009.04.26
XML
テーマ: 鉄道(25340)
カテゴリ: 鉄道雑感
阪神なんば線が開業、近鉄と阪神の相互直通運転が開始されて、1ヶ月以上経ちました。

開業初日から、尼崎での車両の増解結の不手際などで、ダイヤが乱れたりしていましたが、それも落ち着き、近鉄車が阪神線を、阪神車が近鉄線を走る姿は、日常の風景になっています。

私にとって、小さい頃から聞かされていた、阪神と近鉄の相互直通運転、それだけに、想いも強いので、ここでまた、グダグダと書かせてもらいます。

鶴橋にて
(近鉄鶴橋にて 近鉄大阪線の列車と並走する阪神1000系)

ある鉄道会社の車両が、別の会社の線路に乗り入れることは、別に珍しいことでは、ありません。

事実、首都圏では、JRと大手私鉄7社が、東京メトロや都営地下鉄に乗り入れていて、小田急-東京地下鉄-JRや、京急-都営地下鉄-京成など、地下鉄を挟んでの乗り入れも珍しくありません。

相互直通運転という点では、遅れている感の関西ですが、それでも、大阪、京都、神戸の各市営地下鉄は、私鉄との相互乗り入れを行っていますし、神戸市では、神戸高速鉄道を介し、阪急と阪神、山陽電鉄が乗り入れを行っています。

名古屋市営地下鉄も名鉄と、福岡市営地下鉄はJRと、こちらも乗り入れを行っています。


こう見てくると気づくのは、都市圏の相互直通運転というのは、地下鉄などを介しているということ。



かつては、近鉄京都線と京阪が、丹波橋で同じ駅を使用し、相互直通運転を行っていましたが、これは、1968年までの話で、40年も前のこと。


さて、阪神電鉄といえば、プロ野球、阪神タイガースのオーナー会社として、鉄道に興味がない人でも、全国的にその存在が知られた有名企業ですが、大手私鉄としては、その営業距離は最も短く、44kmほど。
路線は、大阪梅田-神戸元町間32.1kmの本線と、今回、開業した新線区間を含む、大阪難波-尼崎間10.1kmのなんば線、武庫川-武庫川団地前間僅か1.7kmの武庫川線の3路線。

長さ約53kmの青函トンネルの延長よりも、阪神の営業路線は、短いということ。

ただ、今回、近鉄奈良線に乗り入れることで、大阪難波-近鉄奈良間32.8kmと、神戸高速を介し、山陽電鉄まで乗り入れる元町-山陽姫路間59.7kmの計92.5km、自社路線の2倍以上の他社線区間を阪神電車が走ることになり、それは、日本の私鉄としては、決して短い距離ではありません。

乗り入れ先の近鉄が、営業距離500kmを越える私鉄日本一の規模であるのが対照的ですが、阪神三宮の案内板に、「難波・奈良・名古屋・伊勢志摩方面」とあるのには、この大手最小規模の阪神電鉄の想いが見えて、面白く感じます。


一方の近鉄も、人気観光都市の神戸や固定的な集客力のある甲子園へのアクセスが向上することに大きな期待を賭けているのも事実。

今回の乗り入れは、阪神と近鉄が40年以上に渡って構想してきただけに、単に路線が繋がったという以上の想いが、両社にあるようです。


厳しい経営環境が続く中、始まった阪神と近鉄の相互直通運転。

尼崎での車両の増解結や桜川駅の近鉄用の折り返し線設備など、他にはない、ここ独特の直通運転の設備やシステムがあり、それぞれが興味深いですが、利用者にとっても、使いやすい運用をめざしていってほしいと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.04.26 12:14:39
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: