墨田区の建築家 「気まぐれブログ」
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今日、東京都心では37.1度だった。気温が、体温より高いと逃げ場の無い恐怖感にとらわれる。外気温が高いとエアコンの効きも悪くなる。一般的なエアコンはヒートポンプという熱交換方式で室温を下げている。ヒートポンプは、気温の低いところから気温の高いところに温度をくみ上げる様をイメージしてもらうとわかり易い。つまり夏の場合は、室内から外気に温度をくみ上げていることになる。適度な温度差なら良いのだが、外気温が高すぎると、水をすごく高いところにくみ上げる場合ポンプの能力が足りなくなってしまうように、ヒートポンプの能力が足りなくなり、充分に冷えなくなってしまう。また、外気温が高い場合は、窓や外壁の温度が高くなる事で、不快感が増すのである。人の快適感は、気温、湿度、気流、平均輻射温度、着衣量、代謝量の6要素に影響されることは以前も書いたが、この中で、重要なのが、平均輻射温度である。どんなに気温を冷やしてもじりじりと暑い思いをした経験があると思う。真夏の車の中なんかが顕著な例である。エアコンをガンガン効かせても屋根の鉄板が焼けることから輻射温度が下がらないため不快なのだ。平均輻射温度を下げる有効な手段は、屋根と壁の断熱をしっかりする事。窓の断熱効果を上げることだ。昨今、高価な省エネ機器が沢山出ているが、外壁と窓をしっかり断熱することで、高価な省エネ機器を導入するよりも満足できる効果が得られるのである。こういうことは、エアコンメーカーも、住宅メーカーも、電気会社も言ってくれないので、世間には余り知られていない。利益の大きい太陽熱発電などの機器を売る事には必死だが、それ以外の簡単な方法をもっと知らせるべきなのだが、売る側の利益につながらないためか余り知らされていないようである。ちなみに、快適感が更に高いのは、壁そのものを冷やす壁冷暖房で、最高の心地良さが体感できる。かなや設計
2010年08月17日
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