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このところよく雨が降る。一昨日の晩から翌日の朝にかけては特に酷く、我が家の「簡易雨量計」(只の円筒形のゴミ箱)に18cmも雨水が溜まっていた。昨日の夕方から今日の朝も、5~6cm溜まった。 大雨が降ると虫達は何処かに避難してしまうのか、陽が射して来ても暫くは姿を見せない。しかし、今日の早朝、日本シャクナゲの葉上に緑色のコガネムシの類が居るのを見付けた。雨の降っている間も此処に居たらしく水滴だらけ。 バッタ、トンボの他に、このコガネムシの類も実は苦手である。我が家の「大害虫」ネキリムシの親だから、普段は見付け次第あの世に行って貰うことになっているので観察する機会がないし、また、基本的に余り興味を感じない虫なのである。しかし、今は、ネタ切れに近い状態、一応写真を撮ることにした。 この辺りにいる緑色のコガネムシの類には、大きく分けてカナブン属、コガネムシ属、サクラコガネ属(Anomala=スジコガネ属:ドウガネブイブイ類)など何通りかの候補がある。図鑑を引っ張り出して調べてみると、此奴はどうやらアオドウガネの様である。アオドウガネ.幼虫はネキリムシ、成虫は我が家ではクリやコナラの葉を食害する(2008/08/31) カナブン類は樹液に集まり、体が平たく、背側から見ると輪郭が角ばっているので直ぐに分かる。小楯板の形も独特である。コガネムシとドウガネブイブイの仲間は形がよく似ていており、樹液には集まらず、木の葉っぱを食べる点でも共通している。図鑑の検索表に拠れば、両者の決定的な形態的相違は、コガネムシ属には前胸腹板に突起があり、サクラコガネ属には無いことなのだが、写真からは腹側にある腹板はよく見えない。鞘翅の下から長毛が沢山出ている(2008/08/31) しかし、この際、全体的なコガネムシ属とサクラコガネ属の区別をする必要はない。この辺りに居るのはコガネムシ、ドウガネブイブイ、アオドウガネの3種であろう。これらの区別が付けばよい。 ドウガネブイブイやアオドウガネには、腹節の両側に長い毛の束があるが、コガネムシではこれが明確でない。写真には鞘翅の下から長毛が沢山出ているのが見えるから、これはドウガネブイブイの仲間である。水滴だらけのアオドウガネ.元気がない(2008/08/31) ドウガネブイブイは普通は銅色をしているが緑色の個体もある。これとアオドウガネは、図鑑の検索表に拠れば、上翅(鞘翅)の側縁隆起が前者では第2腹節中央より後には達しないことで区別できる。2番目の写真で明らかな様に、側縁の隆起は翅端にまで達している。・・・と言うことで、これはアオドウガネである。目出度しメデタシ。アオドウガネの顔.複眼が白っぽい.白内障??(2008/08/31) 何分にもアオドウガネは我が家の「大害虫」である。撮影が終わり次第あの世へ行って貰うつもりだったのだが、このアオドウガネ、写真でも感じられる様に、まるで元気がない。一寸触ったら下の草むらの中に落ちて、ヨタヨタ歩いている。 どうやらもう寿命が無い様である。わざわざ殺すこともあるまい。その儘放って置くことにした。
2008.08.31
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どうもこのところまた雨模様が続き、写真を撮る機会に乏しい。其処で、余り面白くない写真だが、イトカメムシの超接写を掲載することにした。イトカメムシの出演はこれで3回目、余り同じ役者を出したくないのだが・・・。 小雨の降る日にクチナシの葉裏でジッとして居た。始めはその儘撮ろうとしたのだが、葉裏ではストロボの光が届き難いし、立った儘の姿勢では10枚撮っても全て極端なピンぼけにしかならない。逃げられるかも知れないが、植木鋏を持って来てそ~と枝を切り、ベランダのテーブルに載せて撮ることにした。カメムシ君、初めは些か驚いた様でソワソワしていたが、幸いなことに直ぐに落ち着いた。気温の低いせいもあろう。 なお、イトカメムシの全体像は既に紹介済みなので、ここでは体の一部分を超接写したものだけを掲載する。イトカメムシの頭胸部.妙な凸凹が多い中脚の後から鉤状の突起が出ているピクセル50%.写真横幅は約3.2mm(2008/08/24) 100mmのマクロレンズにケンコーのクローズアップレンズNo.5とNo.3をねじ込み、最大倍率で撮影。原画面の横幅は約12mm、掲載写真の内、ピクセル50%表示の横幅は約3.2mm、ピクセル等倍の横幅は約1.6mmとなる。 撮れた写真を見ると、思ったより面白くない。体表に毛が無く、細かい構造も少ないので、全体的にツルッとした感じである。それでも、何のためにあるのか分からない凸凹がかなりある。特に中脚の後から、妙な鉤型の突起が出ているのが気になる。横から見ると小楯板の突起が目立つ.頭部はツルッとしているピクセル50%(2008/08/24) 横から見ると、小楯板にある棘が目立つ。もう少し棘が沢山あれば先日のハリカメムシの幼虫の様に面白い絵になるのだが、1本だけでは何となく奇妙な感じがするだけ。 長くて細い口器が良く見える。如何にもカメムシらしい。中脚の後に見える突起は後脚基節の一部? 右方が頭ピクセル等倍.写真の横幅は約1.6mm(2008/08/24) 真上から見ると(1番目の写真)、中肢と後肢の間に体側から鉤状の突起が出ている。普通の等倍接写で見たときには臭線開口部の構造かと思ったが、超接写(上)をしてみると後肢基節にある突起の様に見える。これも何のための突起なのか良く分からない。この写真からは、臭線開口部が何処にあるのか些か判断に苦しむ。もう少し裏側から撮る必要があろう。イトカメムシの顔.チョビ髭がある.ピクセル等倍眼を入れた頭部の幅は約0.5mm(2008/08/24) 正面から顔を見ると、吻の先端に毛がチョボチョボと生えている。口吻を差し込む前にこれで何かを判別するのだろうか。妙に鼻筋が通っているのが何となくおかしい。 このカメムシ君、横から見ても前から見てもやや表情に欠けるところがあるが、斜めから見るとアフリカの羚羊(ガゼル)の様な結構可愛い顔をしている(下)。ハチばかりでなく、カメムシも斜め前から撮った方が写真写りが宜しいらしい。カメムシも斜め前から見るのが可愛いピクセル50%(2008/08/24) しかしながら、こう言う極端に脚の長い宙に浮いた様な生き物を超接写するのは容易でないことが分かった。空中を漂う虫を撮る様なものである。やはり、虫の卵とかキジラミの幼虫の様な葉にくっ付いているものでないと、焦点合わせに四苦八苦することになる。
2008.08.29
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昨日は久しぶりに晴天になった。ところが、残念ながら朝から所用が有って、写真を撮る時間は殆ど無かった。それでも、まだ庭の草木がビシャビシャに濡れている朝8時前にカノコガを数枚撮った。 何時もなら、少なくとも背面、横、前と3方向から撮るのだが、どうしても前から撮れる位置に留まってくれない。とうとう、時間切れになってしまった。カノコガ.ストロボで撮影(2008/08/27) そこで、今日は少し趣向を変えて、ストロボと自然光の両方を出してみることにした。ストロボで撮ると(上)、構造色と思われる青く光る部分が目立つ。 自然光の方(下)は、決して逆光ではないのだが、全体をかなり明るくしないと細部が見えない。翅の黒い部分は真っ黒に近いが、所々青っぽくなっているところもある。全体に何となく、ボワーとしているのは、少しブレているからである。本来ならば没にするところだが、これ1枚しかないので御勘弁願いたい。同じく、自然光で撮影(2008/08/27) 翅の半透明の部分は、ストロボでは裏の葉っぱの色がそのまま映っているが、自然光の方は真っ白に近い。ストロボでは光線が一方からしか来ないのに対し、自然光では色々な方向から光が来るからであろう。 随分違って見えるものである。こう言う部分に、こんな大きな差が出るとは思わなかった。自然光とストロボを併用(2008/08/27) 横から撮った写真は、日中シンクロで、自然光とストロボの両方が生きている。ごく自然な感じだが、ストロボの反射で青く光る部分が多い。 今回は顔写真が撮れなかったので、ストロボで撮った翅の拡大写真を出すことにした(下)。本来細部拡大用として撮ってはいないので、余り解像力が高くない。それでも、鱗粉単位で青い構造色が出ているが分かる。また、翅の半透明の部分にも白い鱗粉の様なものが見える。自然光で撮った場合、これが光を乱反射して白く見えるのであろう。カノコガの前翅を部分拡大(2008/08/27) カノコガはかつては独立のカノコガ科に入れられていたが、現在ではヒトリガ科カノコガ亜科に属すとされている。北海道から九州まで産し、極く普通種だが、沖縄や小笠原などの島嶼部には棲息しないらしい。 図鑑には「幼虫はツメクサ、スギナ、スイバ、ギシギシ、タンポポなどの雑草を食」すとある。なお、「晶子のお庭は虫づくし」に拠れば、新鮮な葉は食べず、萎れた葉を好む様である。
2008.08.28
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前回、涼しくなってから庭に現れた虫を羅列した中に「カスミカメムシの1種」が入っていたが、今日はそのカスミカメを紹介する。オオクロセダカカスミカメ、体長約4.0mm強の小さなカメムシである。オオクロセダカカスミカメ.体長4mm強ヒメセダカカスミカメと似るが、ヒメセダカの小楯板の先端は淡色(2008/08/22) カスミカメムシと言っても、余り馴染みがないのではないかと思われる。しかし、カスミカメムシ類はそれだけで1科を成しているばかりでなく、日本産カメムシ約700余種の半数以上を占める大家族なのである。ただ、種類は多くても、殆どは体長5mm以下で、一般の眼に触れる機会は少ない。このオオクロセダカカスミカメも、肉眼で一見したところでは、毛虫の糞としか思えない様な外見である。オオクロセダカカスミカメの中後脛節は黄褐色の部分が多いヒメセダカにも黄褐色の部分があるがずっと狭い(2008/08/22) しかし、寸詰まりの「毛虫の糞」の様なカスミカメは比較的少数で、体形としてはこの辺りにも多い(但し、我が家で見たことはない)ウスモンミドリカスミカメや、昨年紹介したヨモギヒョウタンカスミカメの様な形が一番多く、中には、イネの大害虫として有名なイネホソミドリカスミカメ(アカヒゲホソミドリカスミカメ)の様に細長い種類も居る。ツユクサの茎を歩くオオクロセダカカスミカメ時々口吻を刺したりしていた(2008/08/22) カスミカメムシには、型こそ小さいが、斑点米を生じさせたりする「悪い虫」がかなり居る。其処で、このオオクロセダカカスミカメはどうかと思い、「"オオクロセダカカスミカメ" (防除|駆除)」で検索してみたが、有意なヒットは一つも無かった。 初めに見付けたときはクリスマスローズの葉上に居た。しかし、その後の行動を見ると、目当てはその直ぐ横に生えているツユクサの様である。こんなものの汁を吸って栄養になるのかと些か心配になるが、調べてみると、専らツユクサに寄生する種類の様である。害虫扱いされていないのも当然であった。カスミカメムシはかつてはメクラカメムシと呼ばれ単眼を持たない(この写真では倍率が不足か?)単眼が無いのをもっとよく見たい方はこちら(2008/08/22) 実を言うと、初めに見たときはオオクロセダカカスミカメではなくヒメセダカカスミカメだと思った。と言うのは、外見がよく似ているだけでなく、1ヶ月程前に、町の少し奥の方にある草原にヒメセダカが沢山居るのを見付けたからである。 危うくまた誤認するところであったが、「日本原色カメムシ図鑑(第1巻)」に載っているヒメセダカカスミカメの写真は、実はオオクロセダカカスミカメの誤りである。第2巻に訂正が出ている。専門家でも間違えるのだから、素人が間違えそうになるのも致し方ないと言える。オマケにもう1枚.ツユクサの葉上で(2008/08/22) カスミカメ君、せっかく涼しくなって活動を始めたのに、このところ毎日冷たい雨でまた姿が見えない。天気が回復すればまた出て来ると思うが、その直ぐ横に居たシマバエ科の未記載種やその他の綺麗なハエ達も一緒に姿を現して欲しいものである(そりゃ~無理と言うもんだ)。
2008.08.25
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御盆を過ぎたら、まるで北海道であるかの様に、朝晩急に涼しくなって来た。それと同時に色々な虫が現れ始めた。特に昨日は、黄と赤と黒のハッとするほど綺麗なハエ(多分ミバエ科)、別のWeblogで掲載したシマバエ科の未記載種(Steganopsis sp.)、橙色の綺麗なハエ(多分ショウジョウバエ科)、カスミカメムシの1種、それと今日紹介するハリカメムシの若齢幼虫(多分2齢)を見付けた。 但し、ミバエらしきハエは撮影する間も無く逃げ去り、シマバエ科の未記載種は1枚撮ったと思ったのだが、シャッターの走る前に飛び去って葉っぱしか写っていないし、ショウジョウバエは1枚横から撮っただけで逃げられてしまった。 先日はハリカメムシをホソハリカメムシと間違える大失態を演じてしまったが、その誤りであることを知らせてくれたのがハリカメムシの終齢幼虫であった。この終齢幼虫は、また別の機会に紹介することにして、今日は、もっと小さい、多分2齢の幼虫を紹介する。タデの花にいるハリカメムシの幼虫.体長2.5mmで多分2齢体中棘だらけ(2008/08/22) カメムシの卵や幼虫に関しては「図説 カメムシの卵と幼虫」と言う書籍があり、カメムシ上科に属すかなり多くの幼虫の正体を知ることが出来るのだが、ヘリカメムシ科、カスミカメムシ科、サシガメ科、ハナカメムシ科その他に付いては触れられていない。だから、この幼虫が何齢なのか正確には分からないのだが、体長僅か2.5mm、大きさから判断して2齢であろう。斜め前から見たハリカメムシの2齢幼虫.中々カッコイイ(2008/08/22) ハリカメムシの幼虫は成虫よりもずっと特徴的な格好をしている。終齢幼虫も中々厳ついが(何れ掲載の予定だが、その前に見たい方はこちら)、この2齢幼虫の方がもっと凸凹が多く、形の面白さという点では、終齢を凌駕している。真横から見たハリカメムシの2齢幼虫奇妙な形の触角が目立つ(2008/08/22) 先ず、触角の形が奇妙キテレツである。この軍配の様な構造は終齢幼虫になっても変わらない。何故、こんな格好をしているのか、何か特別な機能があるのか・・・、まァ、虫に訊いてみなければ分からないだろう。タデの花軸を歩くハリカメムシの2齢幼虫(2008/08/22) お尻にある棘もスゴイ。側方に3対、背側の腹背盤(臭線盤とも言う、幼虫はこれの両端から匂いを出す)からも2対棘が出ている。更に頭部に1対、胸部にも1対の棘がある。そのまま食べたら、棘が刺さってかなり痛そうである。 お尻をカマキリの若齢幼虫の様に反り返らせているところが中々可愛いが、これも「寄らば刺すぞ!!」との意思表示なのかも知れない。 終齢幼虫の腹部にも棘はあるが、これと較べればずっと温和しい。なお、ヘリカメムシ科の若齢幼虫には、これ程見事ではないが、棘のあるお尻を反り返らせる種類が多い。正面から見たハリカメムシの2齢幼虫(2008/08/22) この幼虫が付いているのはタデ(種は調べていない。高さ30cm程の小型のタデ)の花である。タデという植物は、花弁が散りも萎れもしない間に種子が出来てしまうらしいので、多分、タデの子実が目当てなのであろう。昨年紹介したツヤマルシラホシカメムシもこのタデに来ていた。今年も来ているところをみると、やはりタデが好物らしい。 このWeblogを始めてから、庭に来る虫を1種類でも多くする為に除草を止めてしまった。庭仕事をサボる良い口実が出来た訳だが、御蔭でハリカメムシもツヤマルシラホシカメムシもやって来た。草取りをサボった成果と言える。
2008.08.23
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このところ少し涼しくなり、我が家の庭にも多少は虫達が姿を現し始めた。しかし、ダイミョウセセリ、イチモンジセセリ、キチョウなど、既に掲載済みの虫ばかりで、新顔は現れない。 花の方は、デュランタ・タカラズカが咲き始めたが、虫はやって来ず、開店休業と言ったところ。 そんな中、周りの御宅にかなり遅れてフヨウが咲き始めた。一輪だけ咲いたフヨウの花(2008/08/21) このフヨウ、家を改造したとき庭に植えた木から生じた実生で、親の方はとっくのとうに枯れてしまった。親に似ず、こちらは矢鱈に繁茂したので植木鉢に移したのだが、フヨウは根が高温になると駄目らしく、その後はまるで成長せず、花の着き方も景気が宜しくない。 花色は、昔は薄い桃色だったような気がする。しかし、今では真っ白と言ってよい花を着ける。フヨウの花柱と雄蕊(2008/08/21) 実のところ、余り好きな花ではない。その余り好きではない花を掲載するのには、些か訳がある。 昨年掲載したオオハナアブのところで、その体に着いていた触発機雷の様な形をした白い「物体」をダニの卵ではないかと書いた。しかし、これは大誤りで、フヨウ、或いは、その他のHibiscus属の花粉だったのである。 オオハナアブを掲載した約2週間後、フヨウに訪花していたチャバネセセリの写真を撮ったところ、このチャバネセセリの体中に「触発機雷型」が着いていた。写真にはフヨウの雄蕊も写っていて、雄蕊に着いている花粉が正にこの「触発機雷」であることが判明したのである。下の写真は、フヨウの花から飛び出して、ウメの葉に留まったチャバネセセリ。体中花粉まみれのチャバネセセリ.昨年秋撮影(2007/10/05) 直ぐにことのことを掲載しようと思ったのだが、フヨウは一日花、しかもそれが最後の花で、チャンとしたフヨウの写真が撮れなかった。そこで、次の年、即ち、今年フヨウが咲いたら訂正を兼ねて、フヨウの花粉を掲載することにしていたのである。 なお、先日ハナアブを研究されている市毛氏からも、オオハナアブに着いている「触発機雷」は花粉であることを御指摘いただいた。記して御礼申し上げる。フヨウの雄蕊.丸い玉が花粉(2008/08/21) しかしながら、大きな花粉である。直径0.16~0.18mm、こんなに大きな花粉があるとは全く想像だにしなかった。 上の写真では球形に見えるが、これをピクセル等倍表示にすれば、トゲトゲのある「触発機雷」型であることが分かる。しかし、全体的に非常に低コントラストであり、見やすくする為にコントラストを無理矢理上げると、酷く荒れてしまう。其処で、「超接写システム」で撮影することにした(下の写真)が、「超接写システム」を使っても、やはり無理にコントラストを上げざろうをえないので、かなり荒れた感じになってしまったのは致し方ない。フヨウの花粉.直径0.16~0.18mmと非常に大型「超接写システム」で撮影.コントラストを無理に上げているので荒れた感じになっている。調子も全体が黄色で少し変(2008/08/21) 花粉ばかりでは些か不公平かもしれないので、雌蕊の先、柱頭の写真も撮ってみた。拡大すると、まるで1個の花の様にも見える。先が5個に分かれているのは、心皮が5つあるからであろう。 これも超接写システムで撮ろうかと思ったが、何だかノッペラボウみたいで、撮っても仕方がない感じがしたので撮らなかった。フヨウの柱頭.5つに別れ毛が生えている表面の細かい構造はよく見えない(2008/08/21) 此処暫く、我が家の庭は夏枯れ状態で、更新をサボり気味であった。もう少しすれば、秋の訪れと共に更新頻度も高まるであろう。
2008.08.21
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今日はミバエの1種を紹介する。ミバエ科ハマダラミバエ亜科のハススジハマダラミバエ(Anomoia)属の仲間である。体長は約5mmと撮り易い大きさ。クチジロハススジハマダラミバエ?この属では翅の先端付近に半欠けの輪があるミバエ類の雌はお尻が管状に飛び出す(2008/07/18) ミバエの多くは、ハエとしては珍しく翅に独特の模様を持つ。写真のミバエは、クロハスジハマダラミバエ(Anomoia permunda)と非常に良く似た模様を持つが、体色が異なる。 Anomoia属は、九大の目録に拠ると、日本産11種で、本州に記録があるのはクロハスジ(「ハマダラミバエ」を省く、以下同じ)、クチジロハススジ、チャイロハススジ、ツマモンハススジ、オスグロハススジの5種だけである。この内、クロハスジ、チャイロハススジ、ツマモンハススジは圖鑑その他に情報があり、写真のミバエとは異なる様である。残るはクチジロかオスグロの2種、これならば種まで落ちるかも知れない。正面からみたクチジロハススジハマダラミバエ(?)(2008/07/18) 其処で、例によって双翅目の掲示板「一寸の蠅にも五分の大和魂」に御伺いを立ててみた。すると早速、以前御世話になった市毛氏より「第1前縁室に透明な部分が見えるので,クチジロハススジハマダラミバエA. leucochilaの可能性があります」との御回答を賜った。 実は、写真を見るとこのミバエの口の辺りは白いので、これはクチジロではないか、と冗談半分に考えていたのだが、正に瓢箪から駒が出たと言うところ。 しかし、市毛氏は「・・・の可能性があります」とされているので、表題には疑問符を付け「クチジロハススジハマダラミバエ?」としておいた。眼が妙に見えるのはストロボの反射(2008/07/18) ところで、注意深い読者はこのハススジハマダラミバエ類の和名が少しおかしいことに気が付かれたに違いない。と言うのは、クロハスジハマダラミバエでは「クロハスジ・・・」と「ス」が1文字しか入っていないのに対し、その他の種では「・・・ハススジ・・・」と2文字入っているからである。「ハスジ」ならば「八筋」、「ハススジ」ならば「斜筋」だろうから意味が全然違ってしまう。 この点も先の掲示板で御伺いを立てたのだが、「ここらへんは歴史的な経緯を知っている専門家に聞かないと難しそうです」との御回答であった。まァ、和名は大した権威が無いので、何方でも宜しい様な気もするが・・・。少し下側から見ると口の周りが白っぽいのが分かる(2008/07/18) ところが、このクロハスジハマダラミバエは学名の方も少しおかしいのである。日本のサイトや文献ではAnomoia permundaとなっているが、外国のサイトを調べるとA. purmundaとしている所が多い。また、A. permundaはA. purmundaの誤記としているサイトもあれば、別種の様に書いている所もある。 其処で、これに関しても御伺いを立てた。市毛氏からも御回答を賜ったが、以前「ショウジョウバエの1種」で御世話になったアノニモミイア氏より詳細な御回答があり、それに拠るとpermundaかpurmundaかは文献により様々であり、何とも判断のしようがない状態の様である。オマケにもう1枚(2008/07/18) 今日は和名と学名の混乱についての話になってしまった。和名は兎も角、権威があるはずの学名にも混乱があることを知っていただければ幸いである。
2008.08.18
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イトカメムシは既に昨年の秋掲載したが、この時は虫が撮影の途中で行方不明になってしまい、充分撮影することが出来なかった。今回は、ゆっくり撮影出来たので、もう一度掲載することにする。 体長は7mm前後と決して小さくはない。しかし、何分にも体の幅が0.5mmにも達しないので、翅が光を反射でもしない限り、中々目に付かない虫である。葉の上に留まったヒトスジシマカよりも、ずっと目立たない。イトカメムシの成虫。ユスラウメの葉上に居た(2008/08/09) イトカメムシはイトカメムシ科に属し、この仲間は日本にはたった4種しか棲息していない。しかし、イトカメムシは決して珍しい虫ではなく、注意していると彼方此方で見ることが出来る。触角を振り上げジッとたたずんでいる(2008/08/09) 前回はコナラの葉裏に居たが、今回はユスラウメの葉上に居た。葉っぱの上で、写真に示した様な格好をして、微動だにすることなく、一日中たたずんでいた。 以前は植食性とされていた様だが、今では捕食性の強いカメムシとされている。葉の上で一日中微動だにしないと言うのは、カマキリの幼虫と同じ行動である。正面から見たイトカメムシ.妙な顔をしている(2008/08/09) 次の日には、もうユスラウメの葉上には居なかった。しかし、同じ個体か否かは分からないが、フヨウの葉裏にまたイトカメムシを見付けた。フヨウには僅かだが、ワタアブラムシ(ワタムシのワタではなく、繊維植物のワタ)が寄生している。この辺りでは、真夏には珍しいアブラムシである。これを狙ってやって来たのかも知れない。斜め前から(2008/08/09) 写真を拡大してみると(下の写真)、背中にかなり鋭い棘があり、また中肢と後肢の間の体側側にも妙な棘状の構造がある。「日本原色カメムシ図鑑」のヒメイトカメムシの項を見ると、小楯板の「基部に針状の突起がある」と書かれているので、種は異なるが、前者はこれであろう。しかし、この小楯板の突起がイトカメムシ科の全種にあるのかは、調べてみたが分からなかった。上の写真の部分拡大.背中と体側に妙な突起がある(2008/08/09) カメムシ成虫の臭線開口部は中肢と後肢の間の体側側にある。ここから臭い匂いを出す。恐らく上の写真に見える妙な棘状構造は、臭線の開口部を囲む突起であろう。クヌギカメムシ科は全種が臭線の開口部に針状突起を持つが、イトカメムシ科も開口部に特別な構造を持つのかも知れない。
2008.08.14
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先日、何かネタはないかとコナラの葉裏を調べていたら、翅端まで3mm位の細長い真っ白な虫を見付けた。 始めはアブラムシの有翅虫だと思った。しかし、データをコムピュータに移して詳細を見てみると、触角が数珠状で25節位もある。こんなアブラムシは居ない。アブラムシの触角は、最大6節である。 また、全体の形を見ると、少しチャタテムシにも似ている。しかし、顔はチャタテムシの漫画顔でなくて中々凛々しいし、胸部の構造も違う。 ・・・また、謎の虫が現れた様である。シロコナカゲロウ.翅端まで約2.7mm触角は数珠状、大きな黒い眼が印象的(2008/08/07) しかし、チャタテムシの中にもこう言う「真面目?!」な顔があるかも知れないので、一応調べてみた。チャタテムシの仲間で、触角が20節以上あるのは、コチャタテ亜目のセマガリチャタテ科、ビロウドチャタテ科、コチャタテ科の3科のみで、日本産は全部で7種しか居ないらしい。外国のサイトも含めて調べてみると、みな漫画顔をしており、この謎の虫には該当しない。 他に可能性のあるのは脈翅目(アミメカゲロウ目)である。しかし、こんな白粉を帯び、翅端まで2.7mmと小さく、且つ、翅脈が単純な虫が脈翅目に属すとは思えない。横から見ると、翅脈が単純であるのが分かる何か食べている様にも見える(2008/08/07) ・・・と言うことで、目(分類学の階層である目:Order)が分からないと言う最悪の事態に陥ってしまった。 目の検索をするべきなのだが、先ず、少しインチキをして、これまで何回か御世話になっている「裏庭観察記」のその他の虫に該当するページでこの謎の虫を探してみた。 終わりの方から参照して行くと・・・、有った!!! 「シロコナカゲロウ」と書かれている。其処で、図鑑の脈翅目(アミメカゲロウ目)の検索表を見てみると、扁翅亜目(アミメカゲロウ亜目)の先頭に、「1.翅や胴体は白粉でおおわれる。翅脈疎で、前縁域に1~2本の横脈があるのみ。きわめて小型で開帳10mm以下(コナカゲロウ科)。日本産5種」と有るではないか!! やはり、アミメカゲロウ目の検索表を引いてみるべきであった。上の写真の部分拡大.ピクセル等倍口の辺りに見えるのが口器なのか餌なのか調べようと思い超接写システムを持ち出したが、ストロボが故障して撮影出来ず(2008/08/07) コナカゲロウ科に属すのは明らかとしても、本当にシロコナカゲロウか否か、少し不安である。そこで色々検索してみると、千葉大の中にNeuroptera(脈翅目)と言うサイトがあり、此処にコナカゲロウ科4種の写真が載っていた。シロコナカゲロウ以外の3種は、余り白くはなく写真の虫に該当するとは思えない。その他にも日本産が1~2種残っているが、まァ、此処ではシロコナカゲロウとしておこう。前から見ても、口器なのか餌なのかやはり分からないなお、コナカゲロウ類は捕食性.ピクセル等倍(2008/08/07) 脈翅目と言うのは、余り得意にしない目である。この辺りで目に付く種類は極く限られており、クサカゲロウ数種とウスバカゲロウ類(アリジゴクの成虫)位なものである。他にラクダムシ科、センブリ科、ヘビトンボ科、カマキリモドキ科、ツノトンボ科等が属すが、ツノトンボ以外は図鑑で知っているだけで実物を見たことはない。 それにしても、こんな白粉を吹いた小さな虫が脈翅目に属すとは夢にも思わなかった。イヤハヤ、虫の世界には、色々と意外なことが有りますな!!
2008.08.11
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今年は昨年と違って時々夕立がやって来る。御蔭で空にしてある蹲踞(つくばい)に雨水が溜まってボウフラが湧いてしまったので、その水を汲み出していたら、足許で茶色い1cm位の虫が飛んだ。良く見ると、ハリカメムシの類である。ハリカメムシ.体長9.0mm(2008/08/09) ハリカメムシはヘリカメムシ科に属し、ヒメハリカメムシやホソハリカメムシとよく似ている。しかし、ヒメハリカメムシは8mm以下と小型で、触角第1節が頭幅とほぼ同じ(短い)なので容易に区別が付く。ホソハリカメムシはハリカメムシによく似ているが、やや小さく、且つ、ハリカメムシよりも細長くて、肩の棘がより水平方向を向いている。また、ハリカメムシには触角第1節の外側に細い黒条があるが、ホソハリカメムシはこれを欠く。横から見たハリカメムシ.肩の棘が目立つ(2008/08/09) ヘリカメムシ科には、ハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシが所属するが、「ヘリカメムシ」と言うカメムシは居ない。また、ホソヘリカメムシ科にはホソヘリカメムシが居るが、ヒメヘリカメムシ科にはヒメヘリカメムシ」の和名を持つカメムシは居ない。アカヘリカメムシはヘリカメムシ科ではなく、ヒメヘリカメムシ科に属し、この科にはアカヒメヘリカメムシと言うのも居る・・・。 カメムシの和名は、もう少し整理が出来ないものだろうか。何時も頭がこんがらがって、図鑑で名称を一々確認しないと安心が出来ない。正面から見ると肩の棘は水平より少し上を向いている(2008/08/09) このハリカメムシ、1km程奥にある草原の方に行けばかなり普通に居るが、これまで我が家では余り見たことの無いカメムシである。実は、数日前にも一寸見かけたので、或いは、我が家が気に入って棲み着いているのかも知れない。上の写真の部分拡大.赤い単眼がよく見える(2008/08/09) ハリカメムシはイネ科やタデ科植物に寄生する。しかし、ホソハリカメムシとは異なり、大した悪者ではないらしい。我が家では、雑草として生えているタデ類の子実を吸汁している様である。雑草だから、特に吸汁されて困る様なことはなく、そのまま放って置くことにした。立派な触角がカッコイイ(2008/08/09) 今日は、他にツヤマルシラホシカメムシの幼虫とイトカメムシも見付けてしまった。やはり、今年はカメムシの当たり年の様である。追記:本稿の表題は、始め「ホソハリカメムシ」となっていたが、ハリカメムシの誤りであったので、本分を含めて訂正した。 体長9mmと小型であったのと触角第1節の外側に明確な黒条が認められなかったので、ホソハリカメムシだと早合点してしまった。ところが、今日、タデの花穂上に脱皮直後の幼虫を見付けた。写真に撮ってみたところ、これはホソハリカメムシではなくハリカメムシの幼虫であった。そこで、本稿のカメムシもハリカメムシではなかったかと思い、詳しく調べた結果、ハリカメムシとの結論に達した。 ホソハリカメムシはもう少し細長く、色が薄い。また、肩の棘は殆ど水平を向く。触角第1節外側の黒条は、此処で掲載した写真では不明瞭だが、原画を拡大して見ると、それらしきものが認められた(2008/08/13)。
2008.08.09
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我が家の庭は、相変わらず「夏枯れ」状態である。其処でまたゾロ昨年の写真を引っ張り出すことになる。ヒメトラハナムグリ、この辺り(東京都世田谷区)では珍しい方に入る虫である。 珍しい方に入るのに何故掲載しなかったのか、些か不可解である。もっと良い写真を撮るまで待とうと思っていたのかも知れない。ニワナナカマドにやって来たヒメトラハナムグリ(2007/06/09) 昨年の6月上旬、ニワナナカマドの花が満開のときに我が家にやって来た。一昨年は見ていないし、今年も見ていないから、数年に一度の来訪なのかも知れない。花の中を花粉まみれになって歩くヒメトラ(2007/06/09) この辺りに棲息するハナムグリとしては、他にシロテンハナムグリと既に掲載済みのコアオハナムグリが居る。シロテンハナムグリは、名前は「ハナムグリ」でも、花にやって来たのを見たことが無い。昔は、町の奥の方に沢山生えているクヌギの樹液などに、オオスズメバチやクワガタ類と一緒に集っていたが、今はどうなっているのだろうか? 非常に敏感な甲虫で、クワガタを落とす為にクヌギの幹を蹴ると、クワガタやカナブンは落ちて来るが、シロテンは落下の途中で翅を開いて飛んで逃げてしまう。花の中に潜ってしまうので写真が撮り難い(2007/06/09) このヒメトラハナムグリも敏感で、刺激しない様に注意して撮らないと、直ぐに逃げられてしまう。飛ぶときはかなりの羽音を立てるし、黒と茶色の段々模様だから、ハチと間違える人が居るらしい。 それ故、ハチに擬態しているという人も居る。しかし、ハチと昔から仲の良い私には、これをハチと間違えることなど考えられない。「擬人的解釈」と思う所以である。花粉で本来の模様がよく見えない(2007/06/09) しかし、毎日暑い。暑さには東南アジアで慣れているはずなのだが、最近は暑期(3~5月)に行くことが少ないので、体が鈍ったのかも知れない。少し、炎天下でも歩いて体を鍛え直すか!!
2008.08.07
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夏になってから、まるで新顔の虫が現れない。最後に撮った写真は7月20日のクサギカメムシの初齢幼虫で、それから昨日まで15日間、実に1枚も撮っていない。我ながら一寸信じがたい。 今日、16日目になって撮ったのも、虫ではなくハエトリグモである。チャイロアサヒハエトリ、体長6~7mm、ハエトリグモとしては中位の大きさである。チャイロアサヒハエトリ.体長7mm程度(2008/08/05) 今日の朝、ベランダの椅子で一服していた時に、クリスマスローズの葉上に現れた。ハエトリグモと言うのは、体長が小さい割りに厚みがあり、しかも、チョコマカ歩き回ってはピョンピョン跳び跳ねるので、写真を撮る方にとっては、何方かと言えば、厭な相手である。今回もシッカリ撮る前に、幹が何本も叢生しているデュランタの根元に飛び移られて見失ってしまった。だから、余り写真が良くない。普段ならば没にするのだが、毎回古い写真ばかりを出すのも気が引けるので、この際あえて掲載することにした次第。ハエトリらしく前中眼が大きい(2008/08/05) 撮る方にとって厭な相手でも、ただ、眺めている分には、ハエトリグモは中々可愛い生き物である。写真を撮るときには厄介な行動であるチョコマカ歩いたり、ピョンと飛んだりするのが何とも言えず愛らしい。地色が白っぽいので眼の位置が良く分かる右上から前中眼、前側眼、後中眼(小さい点)、後側眼(2008/08/05) その愛らしいハエトリグモが、この夏は何故か少ない。最普通種のネコハエトリですら殆ど見かけない。家の中に何時も居る筈のアダンソンハエトリも極く僅かである。その代わりに、我が家では珍しいチャイロアサヒハエトリが現れた。チョウやセミの出現も年によってムラがある様に、ハエトリグモの消長も毎年異なるのであろう。
2008.08.05
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少し前のことになるが、ゲッケイジュの葉裏を調べていたら、妙な物を見付けた。ある種の長い触手を持つイソギンチャクの様な代物である。 コナジラミの蛹殻であろう。コナジラミ類(双翅目=カメムシ目、同翅亜目=ヨコバイ亜目、腹吻群、コナジラミ上科、コナジラミ科)は、成虫の形態にあまり変化が見られないので、蛹殻の形態で分類される。幼虫と大して変わらない平凡な蛹殻を作るカタバミコナジラミの様な種類もあるが、中には非常に「芸術的」なものを作る連中も居る。この蛹殻はかなり特徴的なので圖鑑やInternetで調べてみたが、残念ながら、蛹殻の主は分からなかった。 早速写真を普段の方法で撮影した。しかし、中々繊細な構造をしているので、この被写体を使って接写システム(少し大袈裟だが・・・)の比較をしてみることにした。 なお、蛹殻の透明な中央部分の長径は約0.64mmである。コナジラミの蛹殻.中央部分の長径は約0.64mm普段使用しているシステムで等倍接写.ピクセル等倍アンシャープなし(2008/07/12) 最初は、普段使っているシステムで等倍撮影したもの。かなり厚さがあるので絞りはF16にしてある。ピクセル等倍なので、これ以上は拡大出来ないし、アンシャープをかけても効果はあまり期待できない(現像段階では少しアンシャープをかけている。以下同じ)。上のカメラにテレラプラス×2を付けて撮影.ピクセル75%アンシャープなし(2008/07/12) 次は、これにテレコンヴァーター(テレプラス)×2を付け、やはりF16に設定し最大倍率で撮影したもの。ピクセル75%で表示してある。この写真も最終的な段階でアンシャープをかけていない。ピクセル75%なので効果は薄いが、かければもう少し鮮鋭な像になる。 この2枚の写真を撮ったカメラのCCDは、3872×2592≒1千万ピクセルである。別のカメラでマクロレンズにクローズアップレンズのNo.5とNo.3を付けて撮影.ピクセル50%アンシャープなし(2008/07/12) 3枚目の写真では、4672×3104≒1千450万ピクセルのカメラを使用した。クローズアップレンズのNo.5とNo.3の2枚をマクロレンズの前にねじ込んで、最大倍率で撮影。絞りはF11だが、上の写真とはカメラが違うのでF値の表示方法が異なり、上の写真と同じ実効絞りに換算すればF22となる。ストロボ・ディフューザーを使っているので、前の2枚とは少し見え方が異なる。表示はピクセル50%で、上の写真と同じく、最終的な段階でアンシャープをかけていないが、かければもっと鮮鋭な画像になる。上の写真にアンシャープを少しかけたもの(2008/07/12) これにアンシャープを少しかけたのが上の写真である。当然のことながら、少し鮮鋭になっている。2番目の写真の部分拡大.ピクセル等倍、アンシャープなし(2008/07/12) 上の写真は2番目の写真(テレプラス使用)をピクセル等倍にしたもの、下は3番目のピクセル等倍表示である。何れも、最終段階でのアンシャープはかけていない。ピクセル等倍でも、下の写真の方が明らかに鮮鋭である。3番目の写真の部分拡大.ピクセル等倍、アンシャープなし(2008/07/12) 写真の鮮鋭度は、焦点が正しく合っているか、絞りを幾つに設定しているか、鮮鋭化処理(アンシャープ)をどの程度かけているか等で大きく異なり、システム間の比較は中々難しい。しかし、3番目のシステム、即ち、クローズアップレンズのNo.5とNo.3を併用し、1千450万ピクセルのカメラで撮影したものが、他をかなり引き離して鮮鋭であると言えるであろう。
2008.08.04
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どうも我が家の様な周囲を舗装道路やコンクリートで囲まれた小さ庭は、真夏になると温度が上がり過ぎて虫達も逃げ出してしまう様である。昨年の今頃何を掲載したかを見てみると、やはりネタ切れになったり、ハダニやコナジラミなど、無理に探して見付けた生き物が多い。 今年はどうかと言うと、実は今ネタ切れ状態である。我が家の庭で虫達が一番多いのは、どうも6月らしい。6月の写真ならば、未掲載のものが少なからずある。そこで、画像データの整理も兼ねて、以前撮った写真を出すことにした。 ・・・と言う訳で、今日紹介するのは昨年の6月に撮ったツヤヒラタアブの1種である。ツヤヒラタアブの1種.ヤブミョウガの花粉を舐めている(2007/06/28) 体長約5.5mm、ヒラタアブ類としてはかなり小さい方に属す。必ず翅を畳んで留まるので、肉眼的にはコハナバチの仲間と見間違え易い。ナミホシヒラタアブやキタヒメヒラタアブなどに少し似ているが、これらヒラタアブ族のヒラタアブ類は体にかなり毛があるのに対し、このツヤヒラタアブ族に属すアブは体毛が少なく、名前の通りツヤツヤしている。横から見たツヤヒラタアブの1種.体毛が少なくツヤがある(2007/06/28) ツヤヒラタアブ属(Melanostoma)には6種以上が属す。例によって、情報が不足していて種は分からない。Internetで検索すると、顔面の地が白いものが多いが、写真のアブは地が白くない。「ツヤヒラタアブの1種」とするしか手がない様である。中々敏感で真っ正面から撮れなかった.顔面の地の色は光っていてよく分からない(2007/06/28) このツヤヒラタアブ、昨年の6月には屡々我が家の庭に現れたのだが、今年は一度も見なかった。今年は全体的にヒラタアブ類が少ない様に思う。アブラムシが例年よりも少ないのかも知れない。それはそれで結構なことである。花粉を舐めるツヤヒラタアブの1種.どうもアブ類の口器は美しくない(2007/06/28) アブが留まっているのは、ヤブミョウガの花。今年は今頃になって漸く咲き始めたが、昨年は6月にもう咲いていたと言うことになる。随分年によって違うものである。
2008.08.03
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