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垣根涼介は41歳だから、あっしの世代とは違いがある作家だ しかし、クルマ、都会、そしてミステリーとハードボイルド、魅力的な作品が多く、ついつい読んでしまう作家だ その垣根の作品に、スバル車が登場するので、取り上げてみる
まず、 『ギャングスター・レッスン』 では、主人公のアキが2001年製スバル・レガシイB4RSKに乗っている これが450馬力の、モンスター・レガシィとなっている
『ヒートアイランド』 から登場する桃井は、1997年製スバル・インプレッサWRXのSTiヴァージョンに乗っている このクルマは、フルチューンの600馬力となっている
垣根が、 自分のサイト で面白いことを述べているので、抜粋してコピーする
CAR & LIFE(登場人物とクルマ)
さて、クルマはその乗っている人間の『人となり』を現すと、よく申します。
少なくとも、ぼくにはそう見えます。
クルマに特に興味のない人間でも、その車種へのチョイスに、その本人の志向性や、こう見られたい自分、あるいは生きてきた背景が無意識に滲んでいるような気がします。
たとえば同じファミリーカーに乗るオトーサンでも、「カローラ」に乗る人と「ヴィッツ」に乗る人とでは、やはり微妙にそのカラーが違いますよね。「プリウス」を選ぶようなヒトなら、さらにその違いは際立つでしょう。もっと知的といえばいいか。時代に対するセンスがいいというか。
その職種や生きている業界によっても、これまたクルマの傾向が違ってきます。これはぼくの経験からも言えるのですが、土建業は不動産屋には、いわゆるはったりの利くクルマが明らかに多い。メルセデス、セルシオ、クラウンなど、どう見ても自分の押し出しのひとつのツールとして乗っている人種が多いですね。
あるいはコンピューターやネット関係も含めた技術職に就いている人間には、「スバル」含有率が高いようです。それもレガシイならワゴンではなくB4であったり、あるいはインプレッサでもWRXであったりする。トヨタだとアルテッツァ、ニッサンだと、スカイラインでもクーペやR系ではなく、GTセダンを好む。渋め好みというか。
ちなみに付き合いのある編集者のC(男)さんは、昔はローバーの114でしたが、今はミニ・クーパーに乗っています。鉄色のボンネットとルーフに白いラインが走っているやつ。その色のチョイスはいいとしても、うーむ、やはり、その本人の雰囲気どおり、やはり『軽い』というか、多少『女の子』っぽいというか。
そういうわけで、ぼくは初対面の人間と話をしているとき、もう少しその相手のことを知りたいと思うと、「ところでクルマ、何乗ってます?」と必ず質問します。そして返ってくる車種の答えで、その人物にたいする不足分の情報量を補おうとします。その本人の、性格付けをしようとします。かなり乱暴なやり方ですが、でもこれ、あとあと考えてみれば、意外に当たっているんですよ。
ちなみに、ぼくが道を走っていて、(こいつ趣味が悪いな、運転のセンスねえな、マナーを知らなねえな)と思うクルマは、だいたいトヨタならマークII、ホンダならオデッセイ、ステップワゴンなどに集中しております。いわく、信号でもたつく。前触れもなくいきなり右折する。ストップ&ゴーのメリハリがない。狭い十字路にも恐れを知らず突っ込んでくる。ようは、運転の仕方に知性とイメージングがまったく感じられない。時おり運転しながら「おんどりゃーっ、ぶっ殺すぞ!」とわめいております。大きなお世話ですけど。
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